はてなキーワード: ミュージシャンとは
絵師界隈は「どう描くか」の技術論的な部分ばかり切り取られる。
技巧的に優れている絵を描ける人が神絵師であり、何を書くかは特に重要ではない。
最近流行りのアニメの二次創作がTwitterで大量に流れてくるのは、
だから技巧を学習して一瞬で絵を描き上げるAIに対して根本的に嫌悪感を示している。
技巧で簡単に上回られたら自らの存在意義がなくなってしまうからだ。
(もちろん絵師にも描きたいものを描いている派はいる。自分のオリジナルキャラクターや特殊性癖、ニッチなキャラ。しかし彼らはオリジナリティでは評価されない)
一方でミュージシャンは「何を弾くか」の方が重要視されているように見受けられる。
技巧的な部分で評価されるミュージシャンもいるが、たいていは個性的で心に響く新曲を作った人が評価される。
TwitterやYouTubeで大きく評価されているのは新曲やアレンジで、上手に弾いてみたは評価されにくい。
ミュージシャンと絵師とでは所謂メシが食える・食えないの閾値が違うんだと思うよ。
ミュージシャン、曲をつくる人ってアマチュアとプロの差がほとんどないと言ってもいいくらい技術的には近接してるじゃない?
でもプロとしてメシを食える、お金稼げる人って限られてるよね。
ほとんどのミュージシャンは音楽制作で飯を食うことは出来ない。
対してイラストレーターって、そこそこ技術があったらお金が稼げるんだよな。
もちろん小遣い稼ぎ程度か生活できるか、はたまた家が買えるほどかっていうのは別の話だけど、
それでもイラストレーターはお金が稼ぎやすい、ミュージシャンと比べたら。
仕事とプライベートは関係ないとか、キャラと声優は別物とか、現実を受け入れないオタクがあーだこーだ理屈捏ねてるけど
大御所だろうと人気だろうと、不倫声優は一言で言って「プロ意識に欠ける」んだよな
これがやらかしたミュージシャンなら単独ライブ中止やフェス不参加、漫画家なら連載打ち止め・展開中のメディア全部白紙に戻したり
あくまでも「本人」や「本人の作品」が一旦業界から干される訳だが(例えに出したけど前科ありクリエイターを擁護する気なし)
ただでさえマイナーじゃなくて人気の声優だから、オーデションとか大して苦労しないでネームバリュー目当てで採用されてるのに
人気声優はあらゆる原作キャラの声を現在進行形で担ってるぶん死ぬほどタチが悪い。
こいつの仕事に関わってる人々、作品やキャラのファンに迷惑掛けすぎだろ。ほんと迷惑だな~~~
こいつが頭海綿体のまま声担当やってたせいで
今後ゲーム内のイベやシナリオ参加・描き下ろしイラスト・別クラスでの実装が二度と望めなくなった2次元キャラが、一体いくつの作品、何人のキャラが犠牲になるんだ。
20年ぐらい前まではミュージシャンやイラストレーターのオフィシャルサイトにはBBSが存在し、
20年ぐらい前まではミュージシャンやイラストレーターのオフィシャルサイトにはBBSが存在し、
突出した才能はスタンダードになり得ない、という話なんだよな。ミュージシャンで突出した人が現れても、必ずしも音楽シーンを作るわけではないように。
自分は両方やってるんですが(たまにお金貰えるけど専業は無理なレベル)2つの村でAIが話題になるたび結構反応が違うのが面白いです。
簡単に言うと、絵師の人達はAIに対して厳しめで、ミュージシャンの人達はゆるめ。
絵師の中では、反対派はもちろんたとえAI肯定派の人達も「補助ツールとしてなら」「AIオンリーやちょっと手を加えた程度の場合は明記するべき」「学習される側の権利は守るべき」くらいの立場の人が多い印象です(もちろん全部完璧に正論です)
ミュージシャンの場合、上のような「条件」も「まあそんな気にしなくて良くね?」と思ってる人がそこそこ多い。
なんでそうなるかって言うと、音楽の場合そこら辺の意識(美意識?)がガバガバな作り方が良くも悪くももう既に市民権を得ちゃってるからだと思います。
AIによる作曲はまだそこまで強くない(簡単なBGM程度や補助ならいけるけどかっこいい曲がパッと出てくるのはまだあまり実現してない)ですが、補助としては強力ですし使ってる人はいますしそれをいちいち明記しません。
それにAI以外でも「一から自分でやるのに比べてすごく簡単に作れちゃうやり方」がもうありますし多くの人が使ってます。
あ、最近この手の議論でよくボカロが例えに出てるのを見ますけど、ボカロとAIはわりと距離遠いと思います。あれはもう全然簡単ではなくて、普通にめちゃくちゃ技術が必要な打ち込みツールです。パッとできるものでは全くない。歌えるなら歌う方が簡単なレベルです。
「簡単度合い」で言えば例えば一例をあげればサンプリングなんかは近いです。凝った加工をする人もいますが、切り取ってデータを貼って繰り返すだけの場合も多いです。それならボカロの100倍簡単。かつてこの手法自体批判されていた時代もありましたが、今となってはあまり聞きません。
権利的な話でいっても、大手から出す人はさすがに許可取ってますが、インディーズなら無許可で既存の曲からサンプリングして使っちゃってる(ぶっちゃけバレなきゃセーフだよな的な空気がある)人は海外含め沢山いますし、たとえ権利が多少気になる場合でも今は月額で登録できる素材サイト(spliceやLoopcloudというサイトが有名)があるのでそれを使ってる人が大勢います。
そんでその素材もまあ権利的にはクリアってことになってますが「これ明らかにあれじゃん笑」みたいなのがいっぱいあります。イラストで例えるなら「画風の真似」をしてる素材みたいな(著名な演奏家や作曲者が本人シグネチャーとして自作素材を売ってる場合もありますけどね)
音楽を作ったことがない人は、海外のミュージシャンが素材サイトのアプリを利用してペタペタ素材を貼りながら高速で曲を作ってく動画をyoutubeで探して見てみるといいと思います。
ごくシンプルなヒップホップなら5分で、あとはラップ乗せてね〜ってトラックが一個作れますし、それを何も明記せず平気で販売してますし、買う側(ラッパー)も聴く側(リスナー)も気にしていません。
またイラストで例えるなら、線画素材に色を塗って(というより買った線画に合う"色素材"みたいなものもあって貼れちゃうみたいなイメージ)そのまま何も言わずに売るような感じです(絵師さん的な常識からするとビックリですよね)
AIとは違いますしAIよりかはまだ覚える作業はいっぱいありますけど、やっぱり上で書いたように「すごい簡単に作れちゃう」点では近い。一から全部自分でやるのと比べたら。
もちろんそういう便利ツールを全く使わない人からフル活用する人までグラデーションはあります。ですが、少なくとも、何度も書いてるように「フル活用しても何も明記しなくていい」でほぼ決着してるような空気なのはイラスト界とだいぶ違うかなと。良くも悪くも全て横一線です。
他にも演奏のパクり合い文化だったりとか色々あるんですけど、長くなったのでここら辺で。
一方の絵師さん達は、まあ主張はいっぱいTwitterに上がってるので切り上げますが、マッチョだなって思うくらいとにかく色々ちゃんとしてますね。これは悪い意味ではもちろんなく。いやまあ最近は二次創作でfanboxでどうこうみたいなのでモメてたりするのでスネに傷がある人もいるのかもしれませんが…まあ一般的な絵師さんはもうちゃんとしてます。悪い意味ではもちろんなく(2回目)
音楽は上のようなうねりの中で沢山素晴らしい進化を遂げましたが、損してる人達も沢山いますからね。サンプリングされすぎて共有財産みたいになっちゃった昔のミュージシャンが、功績に見合った対価を貰えてなかったりね。まあそれでも自分はミュージシャン側のノリが嫌いではないのですけど。