はてなキーワード: 反社会的勢力とは
ある暴力事件がテロだろうがテロじゃなかろうが個人的にはどうでもいいのだが、やけにこだわっている人を見かけるので不思議に思っている
こだわる理由があるとすれば何なのだろうかと考えたところ、ひょっとしたらと思う仮説が組みあがったので自身の考えをメモとして残すためにここに記すことにする
反社会的勢力への反感が強まったことをよしとしている第三者がいるとする
すると反社会的勢力への反感が強まったことをよしとするのは、暴力行使者=テロリストの思惑通りになったとも解釈できる
それは「テロリストの思惑通りになるのは良くないことだ」というスタンスと衝突する
このとき、この衝突を解消するためには大きく分けてふたつの方法がある
①は自身の主義信条の変更を迫られるため人によっては大きな負荷になるだろう
その一方で②はただ言葉遊びとして事件の認識をずらすだけなので大きなストレスにはならない
よって、「この暴力事件はテロではない」と主張する人の一部にはこのように自身の心の負荷を減らすことが目的の人がいる……のかもしれない
当たり前の話だが、テロだろうがテロじゃなかろうが暴力で意見を通すのはよくないこと
選挙直前に安倍首相が銃撃され、お亡くなりになられるという痛ましい事件があった
しかしながら、マスメディアは容疑者の犯行の背景の核心である統一教会と政治家の癒着を報道をせずあるべき選挙を歪めた
関係の特に深かった自民党は多数当選、大きな問題になっているはずだが、未だに統一教会との関係を清算する、統括するという言葉は出ていない
そもそも、インターネットメディアに触れられないものからすればだまし討ちで同様の報道下で当選した議員たちは本当に国民の信任を得たと言えるのか?
我々日本国民は明白な反社会団体である統一教会と最大与党である自民党の癒着を許すのか?
統一教会に関わった議員全員に有権者である我々に説明する明確な義務がある
我々はニュースを日常的に見ているが実際に行動を起こすことができる人は少ない
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「そういうことが言われている団体であるということは認識をしておりました」
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「本当に皆様には我々自民党に対して大変大きな力をいただいていることを改めて感謝を申し上げたいと思います」
自民党に対して大変大きな力をいただいているというのはどういった意味ですか?
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「反社会的勢力と認定されれば関係を断つがそうではないのでお付き合いしていくつもり」
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そもそも宗教と政治の関係は、宗教が政治に何かを命じて従わせる、みたいな形はさほど多くない。大金を献金して言う事を聞かせる、という感じでもない(献金が無いわけじゃないが)。
政治家にとって最も大事なのは選挙である。選挙に落ちたらただの人なのだからこれは仕方がない。
選挙活動はとにかく人手がかかる。そしてこの人手はお金では雇えない。お金で雇っていいなら金持ちほど選挙が有利になってしまうのでこれも仕方がない。
選挙には大量の「無償で協力してくれるボランティア」が必要だ。
選挙ボランティアはそんなに簡単には集まらない。集まっても特定の政治思想に偏った活動家などばかりだとやりにくい。
自身が例えばリベラルに振り切ったような候補者ならともかく、大抵の候補者は中道寄りの主張なのだから、特定の政治主張を通すために協力するという人は使いづらいのだ。
特に自民党。彼らは保守と言いつつ政策はリベラルだったりする(要は基本的に選挙に勝てる政策を選んでいるので見栄えが良い政策は取り入れてしまう。これがリベラル政党が日本で勝ちにくい理由の一つだがさておく)。
つまり、政治的主張にあまりこだわりが無く、自分の選挙活動に貢献してくれるボランティアというのが選挙の時にはとにかくありがたい。
思い当たるだろうが、カルトの信者と言うのはこれに当たる。カルトの信者は宗教指導者の話に従って善意で選挙を手伝う。
「この人に協力することが宗教の目的である世界平和に貢献するのだ」なんてことを言われているわけなので。特定の政治主張をする必要もない。あくまで末端の彼らが信じているのはカルト宗教のきれいなところ、世界平和だとかそういう話で、それに反対する政治家なんてそうはいない。
かくして政治家とカルト信者の距離は「健全に」縮まる。困った時に助けてくれる人を邪険にできる人なんてそういるわけじゃないんだ。
カルトも別に政治家に「これをしてくれ」と明にいうわけじゃない。
政治家の手伝いをするという事は、選挙期間以外でも政治の近くにいるという事だ。
カルト信者は「うちの宗教はこんな理念なんです」「世界がこうなったら素晴らしいですよね」「あなたがやろうとしていることはきっと世界をよくします」という奇麗な部分を政治家にささやく。
これを何度も聞いた政治家は、この人たちは善意で手伝ってくれるし自分の政治理念に共感してくれる。彼らの(きれいな部分の)理念を正しいと思う人もいるだろう。
だったらちょっとくらい顔を出して応援したりメッセージを出したりしてあげようか、と思うのも不思議じゃない。
また彼らの「美しい」理念を少し取り込んであげよう、と考えるかもしれない。例えば「こどもをよりよく育てるには家庭が大事ですよね」なんてメッセージ、正面から否定できるだろうか。
こうなってくると政治家側から「全てのカルト」を拒否するのは難しい。外形的には単なる善意の選挙協力者なのだし、こうした人たちをすべて排除すれば自分が落選するだけだ。
反社会的勢力のように明確にNGだと定義されている団体ならともかく、新興宗教だからと言って直ちに反社会的なカルトだと決まったわけでもない。
そしてお世話になれば少しは恩返しをしたくなるのが人情。近くでよさそうな事をささやかされ続ければそれが自分の理念であるように感じてしまうのが人間であり、政治家も例外ではない。
本来は、近づいてきたボランティアがどんな宗教団体に属していてそれが反社会的活動を行うような団体なのかを個別に審査しないといけないのだ。が、これはかなり難しい。そもそもカルトの認定機関なようなものは存在しない。もちろん、統一教会みたいな有名どころのカルトであれば協力している政治家は言い訳できないが、彼らも名前を変えて近づいてきたりするから十分な知識が無いとうっかり協力を受けてしまう可能性もある。なかなか質が悪いのである。
というわけで政治(選挙)と宗教と言うのはそんなに簡単に切り離せるものではない。つまるところどちらも明確な線引きのしづらい人間の活動なので。
なにか出来ることがあるとすれば、ある宗教が反社会的なカルトかどうかを調べて周知する機能、やはりある程度は報道に期待したいところではあるのだが。