はてなキーワード: 基地局とは
https://note.com/kei_aikawa/n/ncd5f0fe1d28a
「注目社長情報館」という奇妙なサイトがあります。全くやる気を感じられず何のために運営しているのかもわからないが、分野横断的にいろいろな社長たちのインタビューを行っている。しかし名だたる社長たちを眺めていると、奇妙な符合があることに気づくでしょう。「あれ、こいつ昔捕まってなかった?」「この会社業務停止命令食らってた気がするけど……」
『社長』という言葉にどんなイメージがありますか?常に戦いの先頭に立っている人、他の誰より苦労をしている人、他の誰より大きな
chuumoku-shachou.com
なぜかサイトが消えてしまったみたいなのでバックアップを置いておきます。たぶん著作権法違反だと思うので、権利者の方は名乗り出てくださっていいですよ!
https://archive.ph/https://chuumoku-shachou.com/*
https://mega.nz/file/cfMlhLhK#W2ePOlZ4d8m3htCUJD1tEGfaJLE1ogahR-1gi8vZdi0
そう、このブログは過去の悪行をGoogle上位から流し去るべく構築された、逆SEOブログなのです。普通のSEOは望む情報を上位に誘導するのに対し、これは望まない情報を下位に誘導するので逆SEOと呼ばれています。
注目社長情報館の運営元は巧妙に隠蔽されていましたが、生活保護受給者が唯一たくさん持っている暇にあかして調べてみた結果、実際は薮崎真哉氏が代表取締役社長を務める株式会社ジールコミュニケーションズによって運営されていることが明らかになりました。
目次
「注目社長情報館」はジールコミュニケーションズによる逆SEOブログ
西原良三 青山メインランド代表取締役社長・芸能事務所アービングオーナー
龍前篤司税理士
「注目社長情報館」はジールコミュニケーションズによる逆SEOブログ
調査は次の手順で行いました。
①注目社長情報館におけるGoogle AnalyticsのUAIDから、同一主体が注目社長情報館の他にも宗教や企業向けの逆SEOブログをいくつか運営している(いた)ことが判明しました。
②それらがどのサーバーに置かれているかを確かめると、今は削除済みのある一つのブログを設立する際に生じたと思われるミスの痕跡を発見しました。逆SEOブログ群は現在は標準的なレンタルサーバーに紛れて置かれていますが、そのブログだけは開始当初、19年の5月ごろに一瞬だけzeal-c.jpやzeal-security.jpといったジールコミュニケーションズ関連サイトでほぼ占められているサーバーに置かれていた形跡がありました。
③ジールコミュニケーションズ社の事業内容を見ると風評被害対策や逆SEOが含まれており、この時点で99%黒だろうと考え、実際にジールコミュニケーションズ社の代表番号に問い合わせました。
(女性)お電話ありがとうございます。ジールコミュニケーションズでございます。
――お世話になっております、相川と申します。注目社長情報館の担当の方にお繋ぎいただけますでしょうか?
(女性)相川様。えー、注目、たん、もう一度担当者あてのお名前、
(女性)少々お待ちください。
(保留音)
(男性)お電話代わりましたジールコミュニケーションズのKと申します。
――お世話になっております、相川と申します。注目社長情報館の担当の方でよろしかったでしょうか?
(男性)えーとそうですね、私が担当ではないんですけど、そちらのサイト自体の担当というものは今いなくてですね……。
――あーわかりました。注目社長情報館の情報を更新していただくことって可能でしょうか?
――更新です。
(男性)あ、更新ですか。なるほどなるほど。今ご契約いただいてて、って感じですかね?
――えーと、いや、御社が注目社長情報館を運営しているかどうかの確認を取りたかっただけなんで。
(男性)あー! そうだったんですね! わかりましたちょっと弊社のほうから、そういうサイトをちょっと担当している者がいらし、いる、いますので、そこからまた再度ご連絡という形でもよろしいですかね?
――いちおう確認取れたので折り返しは無くて大丈夫です。それでは失礼します。
以下では、「注目社長情報館」で紹介されていた社長らの過去を紹介します。基本的に記事のタイトルに個人名が入っていた場合は個人と所属組織双方について書き、タイトルが社名のみの場合は会社についてのみ書きました。また、財界誌系はソースとして今回排除したので一部こちらで紹介していない場合があります。見出しには現在の肩書きを記載したつもりですが、誤りがあるかもしれません。順不同。
earth music&ecologyなどを展開するストライプインターナショナルをセクハラでクビになった石川康晴氏。「このLINE、内緒だよ」「1時半に15分だけ、抜けてくる? 話、する? 危険かな?」といったメッセージは、自分がもはや20代ではないことに気づいていないおじさんの悲哀を感じさせ風情があります。
水谷佑毅氏が代表を務める株式会社DYMは、タイ全裸事件が未だに語り草ですね。
上中康司氏は22年3月に週刊文春に選挙買収を報じられています。
AKB48創設者の一人であり、株式会社グラッシーズの代表取締役である芝幸太郎氏は13年、週刊新潮に暴力団員との写真を報道されています。
三輪芳弘氏が代表を務める興和は、20年に日本一般医薬品連合会のロゴマークを無断で使用したとして裁判を起こされ負けています。
スーパーホテルは労働者の実態があるにもかかわらず業務委託として働かされていたとして、支配人らによって20年に訴訟を提起されています。
青汁王子として有名な三崎優太氏が当時社長であったファビウス株式会社(旧株式会社メディアハーツ)は19年に脱税で検挙されています。
西原良三 青山メインランド代表取締役社長・芸能事務所アービングオーナー
投資用マンション販売を手掛ける「青山メインランド」代表で芸能事務所・「アービング」のオーナーでもある西原良三氏は、18年に枕営業を告発され、揉み消しを図ったら逆に恐喝されておおごとになってしまったようです。
水島徹氏が代表を務めるLTTバイオファーマは、日経新聞に「今から10年前の2011年、買収子会社が引き起こした経済事件などの影響で東証マザーズより上場廃止となった」と評されています。
柳瀬健一氏が社長を務め、「みんなで大家さん」を展開する都市綜研インベストファンド株式会社は12年に不適切会計により行政処分を受けています。
ジェイフロンティアの中村篤弘氏は酵素サプリと称する食品について20年に消費者庁から景表法違反(優良誤認)で課徴金を食らっています。
ジプソフィラの寺島清太氏は酵素サプリと称する食品について20年に消費者庁から景表法違反(優良誤認)で課徴金を食らっています。仲がいいですね。
大湊基晴氏が代表を務めるクラフテックジャパンは、ソフトバンクの無線基地局の定期検査で不正を行っていると文春に報じられています。
菊池博文氏が代表理事を務める全国人材支援事業協同組合は、20年に所得隠しを国税に指摘されています。
セレクトショップ「LOVE's(ラブズ)」を運営するフジトラスト代表の加藤摩希子氏は17年に偽のエルメスのバッグを売ったとして逮捕されています。
讃光工業株式会社常務の白井名留氏は19年に「採用してあげるからもっと話そう」などと誘い強制わいせつで逮捕されています。
ネットハウジングとネット建設の代表である弓削佳央氏は16年に脱税で摘発されています。
田中工業代表の田中亮圭氏は、21年に入札妨害容疑で逮捕されています。
全国に免税店を展開するアレキサンダーアンドサン社長の鄒積人氏は12年に一億円以上の脱税で逮捕されています。
五十嵐雅樹園長が運営する中道山保育園(中道山こども園)は、ずさんな会計を行い19年に新潟市から改善勧告を受けています。
亀田龍幸氏が代表を務める尾道輸送センターは16年に過労防止措置を著しく遵守していなかったとして30日間の業務停止命令を受けました。
コウノメソッドの提唱者である名古屋フォレストクリニックの河野和彦氏は16年に信用毀損により3ヶ月の医業停止処分を受けています。
大阪弁護士会の曽根英雄弁護士は21年に刑事事件の期限徒過により戒告処分を受けています。
第一東京弁護士会の能登豊和弁護士は20年に事件放置、連絡報告せず、虚偽説明により戒告処分を受けています。
東京弁護士会の高瀬孝司弁護士は、依頼者と直接会わずに過払い金請求を受任したとして18年に戒告されています。
龍前篤司税理士
龍前税理士事務所代表・龍前篤司税理士は理由不明ながら17年に一年間の業務停止命令を受けています。
森田康平税理士事務所代表・森田康平税理士は18年に故意による不真正税務書類の作成により9ヶ月の業務停止命令を受けています。
いかがでしたか? 現代の日本社会はうっかり一度や二度犯罪を犯したくらいなら十分に再起可能(少なくとも業者に金を積んで逆SEO対策をできる程度には)だということがわかって安心ですね!
採用サイトによれば「仕事が楽しいと、人生が楽しい。」とのことですが、ジールコミュニケーションズの皆さん、人生楽しいですか?
なお、この文章はパブリックドメインとして配布します。コピペしてご自分の名義としてKindleで販売するなり、5chに転載して深掘りするなりご自由にどうぞ。私がこの文章に対してWantedly社のようにDMCA等で著作権を主張することは決してありませんので、安心してご転載ください。
自分だったら梨泰院の事故で生き残れるか?と考えたが、何度シミュレーションしても詰む。
生き残る方法が思いつかない。誰か教えてくれ。
神の視点で上から見ていたら危ないと気付いただろうが、人混みの中ではせいぜい数メートル先までしか見えない。
しかも今回は、途中までは混雑が比較的少なく人が流入してしまい、道の途中で混雑が増し、気付いた時には引き返せなかったという。
あの道に入る時点では、他の道だって同じように混んでいたはずで、どのルートが正解なのか事前に予測するのは難しい。
混んでるかどうかに関係なく、細い道を避けようとする手もある。
ただ自分が行きたくなくても流れに飲まれたら連れていかれてしまう。広い道だと思っていたら途中で細くなってしまうことも。
仮にみんなが細い道を通らなくなったとして、その分広い道や広場での人口密度が上がる。今度はこちらで雪崩が起きるかも。
どこかをふさいだら違うところが噴き出す。
壁をよじ登ったり2階の人に助けてもらった人もいたが、運よく壁側にいられるか、登れるような突起があるか、あの密度の中でよじ登れるか?よほどの幸運と体力がなければ死ぬ可能性がはるかに高い。
しかも今回の事故でみんな「壁に逃げれば良いんだ」と学習したなら、むしろ次同じようなケースあったら、今度は壁側に殺到してしまい圧死の確率が上がるかも。
結局、人口密度が高すぎる場所に降り立った時点で個人の頑張りではどうしようもなく、死んでしまう。
じゃあそもそも梨泰院が危ないと察知して行かなければ良かったじゃんとなるが、これも結果論。
電車を降りた瞬間に「危険度」を察知してそのまま乗り過ごせれば助かるだろうが、
ホームの様子だけであの細い道の危険性を察知できるエスパーはいない。
今回梨泰院の駅から出てくる人の流れを見ても、駅から出口までは隅田川の花火や品川駅レベルの”よくある混雑の状況”であり、
今後の人生であの程度の混雑には遭遇してしまうだろうし、それを全部回避して生きるのは現実的ではない。
もちろん警備が交通整理をしていたらかなり確率は違っただろうが、実際に警備がいたとしてあの事故を100%防げたか?というと疑問。
密集した人の流れを整えて緩和する効果はあるだろうが、そもそも人が集まる前に防がなくてはどうしようもない。
仮にあの細い道を通行止めにしたり一方通行にして対策しても、他の通路で事故が起こったかも。
しかも「梨泰院エリア全体」の人口密度を下げたとしても、今回のような「局所的な人口密度」まで読み切ることは非常に厳しい。
(〇万人の人出というのは分かっても、各通路ごとの密度は把握できない)
もちろんエリア全体の人口密度を下げたら、各通路の密度も下がり事故確率は大きく下がるとは思うが…
どっかの路地で突発的に起こりうる雪崩まで防げるんだっけ?というと、防げなそうな気がしている
仮に発生確率30%を1%ぐらいまでに下げたとしても、0には出来なくない?(警備が頑張っても防げないケースがあるのでは?)
※例えば2m×10mの細い通路(20㎡)でたった200人詰まらせれば、今回と同じケースが出来てしまう。
どれだけ頑張ってもそれぐらいの事故は起こりそうじゃない?
局所的な人口密度はおそらく警察でも補足しようがないので、唯一可能性があるとしたらこれかなと。
GPSやキャリアの基地局単位で人口密度が一定以上になったら、「警戒エリア」にする
→警戒エリア内にいるスマホは強制的にbluetoothをON。受信する端末数が〇百台を超えたら「危険アラート」を鳴らす。(緊急地震速報みたいに)
→その場だけでなく、300m先まで「危険アラート」を鳴らし、その通路に人が入らないようにする
→さらに5km先まで違う音の「警戒アラート」を鳴らし、これ以上そのエリアに人が入らないようにする
みたいな。
※GPSやキャリアの基地局単位では最後細かい所まで追えなそうなので、アラートを鳴らすのはあくまでも端末同士での通信を想定
ただうまく動くかは未知数。
アラートの基準が緩いと、ちょっとしたイベントや混雑でもなりまくって機能しない。
基準が厳しいと、bluetoothが検知しきれずアラート鳴らない。とか全然あり得る。
ループして記憶をなくしてもう一回ハロウィンをやり直したとして、どうやったら助かったの?
みんな、どうやって生き残る?
CCNAぜんぜん役に立つぞ。騙されんな
ただ未経験だと『未経験の場合はネットワークの基礎がわかっているか確認させてね』or『客先が何故か要件にしてるから取ってね』以上の意味はたぶんない
運が良ければ構築の部隊に入れて貰えるかもだが、監視じゃないかな?基本的に回されんの
通信キャリア周りの仕事(基地局とか工事とかその他いろいろ)は無くならないが
企業内のネットワークエンジニア(?)の専任の仕事は減ってくると思う
無線だし統合管理あるしAWS ネットワーク周りはけっこう開発エンジニアが兼任して整えたりなので
CCNA取りつつ、情シス(パソコン先生)やるか、クラウドサポート(AWS、Azure、Google Workspace、kintone、Salesforce、その他いろいろ)おやりよ
「成功したか?失敗したか?」と問われれば「失敗の側面が多すぎたよね」と言わざる得ないけど「では成功の側面とは何か?」と問われれば「良くも悪くも前例が出来たことに尽きる」と強く主張したい。
日本は前例尊重社会であって前例が無いということだけで物凄く腰が重くなってしまうのは知られた通りで、その中で先進的なCOCOAを実施できたこと自体が快挙だと評価したい。
あっもちろん快挙って嫌味で言ってるからね?
日本社会が無理にでもやらなきゃならなかったほどコロナウイルスという疫病は世間へ大きな衝撃を与えたのだと思うのだけれど、COCOAという前例は今後似たようなシステムが運用される際にほぼ間違いなく官民の話の中で引き合いに出され、そして良かった部分と悪かった部分が精査されていくだろう(改善されるとは言ってない)。
次にCOCOAのようなシステムが運用されるのは疫病なのか他の自然災害なのかわからないけれど、例えば近距離無線通信を用いたアプリケーションという形でなくとも長距離無線通信を用いて複数基地局の情報を統合し、電波送受信の時間と共に交差地点から国民がどの地点に居たのか?というのは推測できるし、これを緊急時の特例法として自然災害時の捜索に用いることは可能だ。
特に今後運用が広がっていく5G通信以降では従来型4G通信以前よりも測位精度を上げやすくなっていくだろう。
行方不明者が東西南北の何処か?がわかるだけでもローラー捜索する方角が決められ、電力喪失で通信機能が失われてもザックリと無駄を75%削減できるという数字の大きさは理解しやすいはず。
このような一歩間違えればプライバシーを侵害してしまいそうな制度であれ我々はすでにCOCOAという前例を知っているので、ある種の契約と運用制限が法的に担保されるならば協力しようという人は少なくないのではないか?
特に若い世代が多いインターネットでは(官民双方の運用の実態はどうであれ)COCOAの仕組み自体は絶賛される傾向にあるので、災害時に限って携帯電話端末による個人測位制度をはじめますと言われればインターネットユーザー間では絶賛される可能性が高い。
携帯電話端末による個人測位の道は出来つつあり、あとはどうやって権力の暴走を食い止めるか、そして官民問わずがどうやって運用していくかに掛かっている。
「上手く行くわけがない」「面倒くさい」「知らない」という声がCOCOAの運用を阻害したが、そのようなことが今後は起きないことを願いたい。
そして同時に中抜き構造によって開発の現場がボロボロにならないようにしてくれと強く訴えていきたい。
鼻にむず痒さを感じ、ティシューを2枚取る
ティシューで包み込むように鼻を覆い、紙の上から右の小鼻を右手の人差し指で抑える
少し湿った音が発せられ、同時に微かな爽快感を感じる
同じように呼気の排出を2度繰り返す
ティシューで鼻の下を拭いつつ、二つに折り畳みながら鼻から離す
だが、まだむず痒い
ただし、先ほど感じたむず痒さではなく、なにかサワサワとくすぐられるような感触がする
軽く鼻から息を吸い込む
変わらずまだむず痒い
一昨日の夜、鼻毛カッターで鼻腔の外側に近い鼻毛を根こそぎ短くカットして以来の鼻の鏡像を見る
よく観察すると右側の鼻腔から毛が出ている
たった70時間ほどでここまで伸びるのかと感心するほど、鼻腔の外へ毛が伸びている
毛抜きを持ち、その飛び出た毛の先端付近を掴む
引き抜くために指先に力を込め引っ張る
時間差で抜き損なった痛みだけを感じる
右目をじんわりと涙が濡らす
再度、鏡を覗きながら鼻下を伸ばし、飛び出た毛の先端から5mmほどの部分を毛抜きで掴む
軽くひっぱり、毛抜きでしっかりと把持できていることを確認する
少し息を整える
先程の未遂で残された痛みを反芻し、同じ失敗をしないようにと脳内でシミュレートする
落ち着いた呼吸のおかげか、心は驚くほど落ち着いている
これは確実に成功裡に終えるだろう自信が湧き上がる
毛抜きを挟む指先に力を込め、一気に引き抜く
「ブッ」という音を追いかけるように、鼻の奥に鋭い痛みが走る
毛抜きの先端を見るとしっかりと把持された一本の毛が確認できる
そして、やはり鼻の奥にはじんわりとした痛みが残る
計測すると23mm
きっと彼は一昨日に見舞われた非道な大虐殺の生き残りなのだろう
仲間をいたずらに傷つけられた怨嗟を「むず痒くする」という唯一の対抗策で表明したのだろう
23mmを白いコピー紙の上に置き、スマートフォンで記念に撮影をする
メッセージアプリを開き、最上段に固定表示された妻のアカウント指定する
背を押した23mmは電子の海に漕ぎ出し、幾つかの基地局を経て妻のスマートフォンへ向かうのだろう
この現代社会を構成する大切な通信インフラを構築するために、日夜研究を続けた研究者の助けを借りてきっとたどり着くのだろう
『長いね』
確かに長いが、まだまだこんなモノじゃないと少し感情が波たち、23mmをティシューに包みゴミ箱へと埋葬する
窓の外を見やると、真夏の空色から幾分か白さを増した秋の空が広がる
近隣の幼稚園から運動会の演目である太鼓の音が風に乗って流れてくる
太鼓を叩く彼らにもいつかはきっと23mmがやってくるだろう
ただただ、楽しみだ
5Gは安全だよ!っていうのも実はウソなんだけどあんまり理解されてない。
まず5Gには2種類あってミリ波帯を使うmmWaveっていうのと5GHz帯を使うSub6っていうのがある。
Sub6は置いといてmmWaveってのは波長が短いのでたくさんの情報を載せられる。
例えば1つの波が1mmだったとして1cmなら10個の波を送れるから一度に大量の情報を送れそうでしょ?
よく5Gは低遅延って言ってるけどあれは周波数帯の話では無い。電波の遅延は変わらない。
でも超低遅延にするにはmmWaveが必要。この辺に興味あるならググってくれ。(多分出ない)
mmWaveの特徴はなんといっても指向性が強いというところ。
アンテナを向けた方向にしか飛んでいかない。1cmズレたら受信できないレベル。全然使い物にならない。
なので昔は電波塔の間とかビル間とかそういうとこで使われてたし未だに使ってる。
後は距離が離れるとすぐに弱くなる。基本的に波長が短いとあんまり飛ばない。
逆に波長が長いラジオとかは凄い飛ぶ。九州で朝鮮半島のラジオが聴けたりするよね。
この使いにくいmmWaveをどうにか使えるようにしたのがIntelとかQualcommっていう会社で
なんとmmWaveの電波を1秒間の間にいろんな方向に向けて照射して、通信できる方向を探索するという技術を開発した。
通信できる方向が決まればそこに固定するし、通信できてないことが分かればまたすぐに探索を始める。
レーダーの向きを変えているようなイメージ。位相差を変えることでそれを実現してるんだけど詳しく知りたかったらググってほしい。(出てこないけど)
とにかくこの技術のおかげでmmWaveでも1cmズレとか気にせずに使えるようになった。
普通ならmmWaveはアンテナの間に物体があると電波が通らないんだけど、探索機能のおかげで反射波を使って通信できる方向を探し出したりしてくれるようになった。
てことで残るのが距離による影響。アンテナの近くじゃないと使えないとかだと使い物にならない。
そこで5Gでやった手法が
「電波を強くする」
物理で殴る的なアレ。
そりゃ電波強くしたら届くよね、という話。
ところが電波を強くしたら人体に影響がある、というのは電子レンジでみんなが知っている通り。
これは周波数帯は関係なくて電子レンジは2.4GHzだけど出力が強いので猫とか入れたら死ぬ。
ただ、せいぜいSub6レベルの周波数帯なら指向性が無いので全方向に出力されてて単位面積あたりのエネルギーが低い。
水圧強いけど全方向なら痛くないってのと同じ。
ところがmmWaveは指向性が強いので一点集中で放水してるようなもんで結構怖い。
普通にチョコレートぐらい溶けるんじゃ無いかなぁという気分。いや、溶けないだろうけど。
そんな恐ろしいモノがなぜ許可されてるかっていうと、mmWaveには探索機能があるから、なんだよね。
探索機能があるので、仮に人体に照射されても通信ができてないから次の瞬間には別の方向にビームを発射してる。
なので人体に照射される時間が短いから問題ないでしょ、という理屈。
この辺の説明だけ聞くと
「ホントかそれ?」
って思うと思う。俺も思う。
このあたりについてエビデンスを調べたことないんだけど、人体実験やるわけにもいかんし難しいだろうなぁ。
電波出力としては電子レンジとか兵器とかと比べたら無茶苦茶小さいので多分大丈夫だろうなぁ、という気はする。
ただ、昔の規制と比べると緩くなってるから「ホントか?」とも思う。この辺が微妙なところ。
mmWaveの通信時は人体への影響が少ない(だって避けて通信してるから)し、基地局から照射される電波は5Gスマホ持ってるかどうかは関係ない。
そもそもmmWave対応のスマホはほとんど無いし、mmWave対応の基地局もそんなにない。
マップを見るとあるっぽいけど、せいぜい半径200mぐらいしか飛ばないし使えるかどうか微妙なんだよね。
個人的に思うのはmmWaveはHome5G的な固定回線的に使って、移動体に使うのはそもそも無理筋なんじゃないか、と思う。
まぁそうすると「mmWaveを使って超低遅延」とかが無理になっちゃうので言わないだろうね。
「5Gで自動運転!」とかもこの辺をあてにしてるらしいし。自動運転に5Gなんぞいらんと思うけど。