「近距離無線通信」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 近距離無線通信とは

2022-09-15

グローバル企業中の人だけれどCOCOAはやって良かったと思うよ

成功たか?失敗したか?」と問われれば「失敗の側面が多すぎたよね」と言わざる得ないけど「では成功の側面とは何か?」と問われれば「良くも悪くも前例が出来たことに尽きる」と強く主張したい。
日本前例尊重社会であって前例が無いということだけで物凄く腰が重くなってしまうのは知られた通りで、その中で先進的なCOCOA実施できたこ自体が快挙だと評価したい。
あっもちろん快挙って嫌味で言ってるからね?

日本社会が無理にでもやらなきゃならなかったほどコロナウイルスという疫病は世間へ大きな衝撃を与えたのだと思うのだけれど、COCOAという前例は今後似たようなシステム運用される際にほぼ間違いなく官民の話の中で引き合いに出され、そして良かった部分と悪かった部分が精査されていくだろう(改善されるとは言ってない)。

次にCOCOAのようなシステム運用されるのは疫病なのか他の自然災害なのかわからないけれど、例えば近距離無線通信を用いたアプリケーションという形でなくとも長距離無線通信を用いて複数基地局情報統合し、電波送受信の時間と共に交差地点から国民がどの地点に居たのか?というのは推測できるし、これを緊急時の特例法として自然災害時の捜索に用いることは可能だ。
特に今後運用が広がっていく5G通信以降では従来型4G通信以前よりも測位精度を上げやすくなっていくだろう。
行方不明者が東西南北の何処か?がわかるだけでもローラー捜索する方角が決められ、電力喪失通信機能が失われてもザックリと無駄を75%削減できるという数字の大きさは理解やすいはず。

このような一歩間違えればプライバシー侵害してしまいそうな制度であれ我々はすでにCOCOAという前例を知っているので、ある種の契約運用制限が法的に担保されるならば協力しようという人は少なくないのではないか
特に若い世代が多いインターネットでは(官民双方の運用実態はどうであれ)COCOAの仕組み自体は絶賛される傾向にあるので、災害時に限って携帯電話端末による個人測位制度をはじめますと言われればインターネットユーザー間では絶賛される可能性が高い。

携帯電話端末による個人測位の道は出来つつあり、あとはどうやって権力暴走を食い止めるか、そして官民問わずがどうやって運用していくかに掛かっている。
「上手く行くわけがない」「面倒くさい」「知らない」という声がCOCOA運用を阻害したが、そのようなことが今後は起きないことを願いたい。
そして同時に中抜き構造によって開発の現場ボロボロにならないようにしてくれと強く訴えていきたい。

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん