はてなキーワード: 胃がんとは
義父は趣味で家庭菜園やってて、毎年この時期になると芋とかかぼちゃとか山のように送ってきてたんだ。
ここ数年はもう歳で畑やめるから、今年で最後だからってのが続いて、やめるやめる詐欺かよって思ってた。
そしたら去年胃がんになって、本当にやめたらしい。
じゃあもう送ってくるぶん考えて買い控えなくていいな!と、好きな品種の芋を買ったら
わざわざ買ったのを送ってきた。
しかも分量が相変わらずおかしくて、夫婦2人だけなのに10㎏の芋とか大振りのカボチャ箱に入るだけとか
ありがたいんだけどね。
ありがたいんだけど、あたしゃ荷物の隙間に無理やり詰めてくる姑さんの炊き込みご飯のほうが楽しみだったんだよ。
どこでも買える小袋のお菓子が隙間に紛れ込んでるのを「わざわざこんなの送らなくても」って言いながら、ああ食べさせたいんだなってニヨニヨしたかったんだよ。
義兄がクソで、尻拭いに多くもないだろう老後の蓄え吐き出して心細かっただろうに
わざわざ買ってまで送ってこないでよ。
帰るから!あたしだけでも顔見に帰るから!夫も孫(息子)も連れてけないけど、あたしが顔見たいんだよ。
ほんとに道悪くなる前に帰ろう。
(http://anond.hatelabo.jp/20160102221820)
そこで、また自分なりの勉強のコツも見つかったので書いていきたいと思います。
①言葉の羅列系はゴロあわせ(2周目以降の暗記)
徳川歴代将軍とか、日本総理大臣を全部とか、そういう暗記が詰まったときは、ゴロあわせと決めてました。
織田信長、豊臣秀吉、この2人はどういう風に対比できるのかをまとめた表みたいなのがあったりするじゃないですか。
「鳴かぬなら、殺してしまおう、ホトトギス」といったのは織田信長、「鳴かぬなら、鳴かせてみせよう、ホトトギス」と言ったのが豊臣秀吉。
これを覚えようという場合は、「豊臣秀吉は、懐でぞうりをあっためて主人のゴキゲンとったエピソードとかあるから、殺してしまおうは無いな」とか、あるいは「織田信長は物凄く残酷だったらしいから、殺してしまおうだろう」というような。
これのいいところは、片方覚えれば自動的にもう片方も覚えられることです。
たとえば、「大動脈弁閉鎖不全(AR)は、速脈かつ大脈」一方で、「大動脈弁狭窄症(AS)は、遅脈かつ小脈」というのがあったりします。
僕は、この覚え方としては。ASのほうは覚えずに、ARだけ覚えました。
A「R」→「R」apid(速いって意味の英語)→速脈→速いかつ大きいだな→速脈かつ大脈。→ってことは、ASはその逆だから、遅脈かつ小脈か。
これはイメージ的な覚え方してるので正確には理屈で考えてないですが。片方覚えれば、一気に記憶量が2倍とかに膨れるのがこの系統のいいところですね。
③1つの大きな事象を覚える系は、エピソードで覚える(2周目以降の暗記)
たとえば、「第二次世界大戦」を覚えることになりました。
色々な事象が入り組んでいて、正確に暗記するのは難しく、膨大な量です。
こういう場合は、まず、その時のエピソードなんかを探すといいと思います。
戦争中の小説なんかを見て、「フンフン、防空壕でB-29っていう爆撃機の空襲に備えたり、疎開したりしたのか、飯もあんまりなかったんだな、どっかの島で戦って壮絶な死にそうな戦いもあったのか」っていう体験談とかとかを見たとします。
すると、「日本は外国から燃料を買えなかったり、そのため最後の方は特攻隊みたいな、操縦の技術が低くても勝負できるようなものだったらしい」とか、ある程度歴史の横の軸を覚えることができるかと思います。その部分を軸にすれば覚えやすい。
医学の場合は、「喘息。wheeze(呼気性)って聴診音聞こえる。肩で息をしていたり、呼吸とまったりもする。アスピリン喘息は女性に多く、鼻茸なんかが特徴的。運動誘発性喘息には~~~」というような、羅列が並ぶけど。これは覚えにくい。
なので、実際に問題とかで、「7歳の男児、学校で運動していたところ、突然呼吸困難を訴え、救急車で運ばれてきた。来院時の酸素化は88%(普通は98%以上)。胸部聴診上、呼気性の喘息を認める。このときの検査、治療として正しいのはどれか?」みたいな問題があったら。覚えていないところを、マーカーでぬる。で、この症例のイメージを持って、喘息の細かな事象の羅列を覚えていく。
理屈ではない暗記を効率的に覚えられるので、エピソード系で暗記っていう風にする。
④覚えにくく小さい散発的なものは、無理やりなイメージやひっかかりで暗記(2周目以降の暗記で、捨て所な細かい知識)
どうしようもない、散発的な知識って奴がある。
たとえば、「尿路結石では、シュウ酸カルシウム結石の場合は顕微鏡で四角形の結石が見えるし、シスチン結石の場合は顕微鏡で六角形の結石が見えます」っていうのがあるんですが。
これは出るかどうかも怪しいし、覚えにくい。尿路結石は5種類くらいあって、どれがどれなのか混乱しやすいんですよ。
これはもう割り切って。「『シ』ュウ酸『カ』ルシウム→『シ』『カ』クケイ→四角形」、「『シス』チン→『シ』ック『ス』→six→六→六角形」
問題自体、でるかどうかも分からず、でもこれ一発で答えさせる問題も過去にでている。しかもこんな覚え方実際本番で思い出せるかも怪しい。
でも、割り切って、覚えてればいいな~くらいで流します。
「毛細血管拡張性失調症(ataxia telangiectasia)って病気は、T細胞の障害で、IaA,IaEが下がる」みたいなのも、覚えにくさが半端無いんですが。
「『a』taxia 『t』elaniectasia」→「知らないけど、IgAとT細胞は下がるんでしょ」くらいで、IgEの低下はバッサリ切って覚えてました。
覚えられないし、散発的だけど、覚えるってのは非効率ですが。ある程度納得感を持って切らなきゃいけない部分も多いので、バッサリ切るためにこういう覚え方してます。テスト期間中くらいなら持つでしょ。
こうきたら、こうだ。っていう暗記を作ってしまう。
当然、思い出せる確率は低くなるが、そういうものだからしょうがない。
たとえば、四国の位置を覚える場合、全部覚えなくてもいい。3つ分かれば、もう1つは自動的に消去法なわけです。
⑥覚えにくい、頭に入りにくいならいいかえてみる(2周目以降の暗記)
「麻疹になると、T細胞(免疫系)が下がりますよ」みたいなことを書いてあっても、なんのこっちゃですが。
「麻疹になったときに、肺炎になると、相当ヤバイですよ!だって免疫下がってますから防御できないんですよ!麻疹はT細胞を弱らせるんですよ!」みたいな感じで言ってもらうと覚えやすい。自分で言い換えやるわけです。
「青森の林檎生産量は468000トン、長野は162000トン、山形52000トン」みたいな暗記は難しいですが。
「全国800000トンの生産の内、半分以上が青森、長野は青森の3分の1くらい、山形は長野のさらに3分の1くらい」という風な記憶でもほぼ正解選択肢が選べることに気づけば、かなり暗記しやすい。というか、元の数値を暗記する手間が省ける。もちろん、このために間違うこともあるでしょうが、9割方大丈夫でしょう。
とにかく、頭に入らないな、覚えにくいなって思ったら言い換えたりしてみる。ダメなら次の機会にまた言い換えたり結びつけたりする。
医学の場合だと、「年齢調節したガンの死亡部位では、男は1位肺がん、2位胃がん、3位大腸癌。一方女は、1位大腸癌、2位乳がん、3位肺がん」これを覚えるの結構キツイんですが。
「大まかに、男は上から、女は下から。+男はタバコ吸うから肺がん一位」→「ちょっとまてよ、乳と肺ってどっちが前だよ!」→「もし肺が2位で乳が3位ならそういう疑問持ってなかったはず、ってことは、乳が2位なはず」
このくらいの言い換えでいいと思います。途中で頭をひねろうとしたっていう体験も記憶に組み込んでいますが、こういう試行錯誤したからこうなってるはずだみたいな暗記も強いです。体験に基づく暗記は体で覚える系になって、かなり思い出しやすいし確信が持てる。
⑦なんの合理性もない理屈を無理やりつける(2周目以降の暗記)
「豊臣秀吉と、織田信長、どっちが先だっけ?」→「『お』と『と』では、五十音で『お』が早いから、織田信長でしょ。」
「咽頭結核熱はどのくらい学校休むんだっけ?」→「咽頭結核ね「ツー」だから、症状が消失して『2(ツー)』日でしょ。」
もうなんの合理性もないんですが、こういう引き出しで覚えるw
NATROMと言います。それなりの規模の病院の勤務医です。臨床医を20年ぐらいやっています。多くの医師と働く機会がありましたが、その中でも臨床医としてもっとも優れていると私が思っている先生は、現在、病床がない診療所の院長をしています。仮に山田先生としましょう。
大学病院や総合病院にも優れた先生、尊敬できる先生はたくさんいます。特定の専門分野に限れば、おそらく日本でも有数の医学者と言えるような。でも、臨床の場で、診断がついていない患者さんがかかるプライマリケアの現場では、優れているとは言い難いのです。
たとえば、胃がんの診療に力を入れ、そこら中から胃がんの患者さんが紹介されてくる、胃がんの治療では日本で一番というような医師がいたとしましょう。その医師は、「胃のあたりがなんとなく不快」と訴える患者さんに対して、必ずしも正しい診療ができるでしょうか?
上部消化管内視鏡の検査をして患者さんが胃がんでなかったら、熱意や興味が乏しくなるというか、診療に力が入らなくなるのではないでしょうか。というかそもそも、その患者さんに上部消化管内視鏡が本当に必要なのかどうか、「胃がんの名医」は正しく判断できましょうか。「とにかく胃がんかどうか知りたい」「胃がんを見落としたくない」ことを優先して、過剰な検査をする傾向はないでしょうか。
プライマリケアの現場で、上腹部不快感の患者さんに対して、上部消化管内視鏡の検査を行うべきかどうかというのは、実はかなり難しいのです。「最近体重が減ってきている。最近便が黒い。そういや親父は胃がんだった」という60歳男性で、眼瞼結膜に貧血が認められたら、これはもう絶対的に上部消化管内視鏡の検査の適応です。
それでは、「食欲はある。1年前にも同じような症状で胃カメラをしたけど胃炎と言われた。そのときはなんか薬を飲んだらよくなった」という30歳の男性ならどうでしょう。私だったら、胃がんの可能性は否定できないもののきわめて低いとご説明し、患者さんが強く希望しなければ検査はしません。実際は、この両極端の間の患者さんがいくらでもやってきます。
プライマリケアの現場では上腹部不快感に限らずありとあらゆる症状の患者さんが来ますので、ありとあらゆる病気の可能性を考えなければなりません。しかしそれは、ありとあらゆる検査をしなければならないということではなく、病気の可能性・重篤度と検査の侵襲性・コストを天秤にかけて、検査の必要性を評価しなければなりません。
検査をする決断よりも、検査をしない決断のほうが難しいのです。最初に言及した山田先生は、きちんと根拠を持って、検査しないという決断をしておられました。大学病院ではこうした臨床方針はあまり教えてもらえませんでした(今では違うと思いますが)。見落としがないよう、広く検査を行うことが許容されていました。「なぜこの検査をしない」と怒られることはありましたが、「なぜこの検査をした」と怒られることはあまりありませんでした。
私もプライマリケアの外来に出ています。山田先生を目標として診療をしていますが、いつでも検査ができるという環境の中にいるせいか、おそらくは検査過剰となっています。正直、見落としが怖いのです。正しい診療を行っても、一定の割合で誤診は生じます。それを咎めると、責任回避のために患者さんの利益にならない過剰な検査が行われるようになります。というか、今現在、そうなっています。
ときに、山田先生から患者さんを紹介されることがあります。入院依頼であったり、検査依頼であったりします。山田先生にも誤診はあります。CTもMRIもない、採血結果も即日出ない環境で診療しているから当然です。誤診があるといっても、私の知る限りでは、山田先生が致命的な誤診をしたことは一度もありません。結果的に山田先生の見立てが間違っていたとして、それは私のほうが腕がいいからではなく、検査をしたからです。そしてその検査が必要だと判断して紹介してきたのは、山田先生です。
山田先生はとびぬけて優秀な事例であり、一般化はできません。とんでもなくヤブな開業医もいます。ただ、それを言ったら、総合病院にもとんでもなくヤブな勤務医もいます。平均するならば、プライマリケアに限れば、開業医のほうが勤務医よりもレベルが高いと思います。私も含めて、多くの医師が山田先生レベルの診療ができるようになるのが理想です。不十分ではありますが、いろいろな努力もなされています。医療の不確実性や、総合病院と診療所の役割分担について、ご理解のほど、よろしくお願いします。