はてなキーワード: 同一労働同一賃金とは
男女平等は大事だとよく言われているんだが、男女平等ってよく考えると意味がわからない言葉だ。
例えば、同一労働同一賃金というのは「同じ労働をしているなら給料は平等に支払われるべきだ」という考え方だ。
法の下の平等は「すべての人は国民として取り扱うんだから、特定の個人や集団を狙い撃ちした法律は作っちゃいけない」という考え方だと思う。
つまり「平等に扱う対象には、その点に於いて差分があってはならない」ということでもある。
翻って男女平等だ。「男と女を同一のものとしては取り扱えない」ということには納得してもらえると思う。つまり「そもそも差分があるのだからこの二者を平等に扱うということはできない」ということでもある。
当然世の中にはテクノロジーがあるので、「男と女の間の同一に扱えない部分はテクノロジーや人々の思考が社会的に進歩することでカバーできる」ということは言える。ただ、それでもどうしようもない部分はある。もはや生物的な特徴の違いと言ってもいいだろう。
「男と女を全く差分がないように扱える日は来ない」ということでもある。当然分野によっては来るだろうが、それはその分野に於いて「性別が問題にならない」ということでもある。
リベラルの分裂は既に安倍政権であった。安倍政権の外交・安保等は全く支持しないが経済・金融政策は支持するというリベラルが登場した。
既存リベラルからすれば彼らはエセリベラルなのかもしれないけど。
この動きは菅政権でも見られることになるだろう。
肝は中小企業対策。既によく言われているように菅氏はデービッド・アトキンソンを信奉している。
アトキンソンは中小企業が多すぎるのが生産性が低い原因だとしているので中小にとっては厳しい時代が来ることが予想される。
ただし中小企業経営者は自民支持層なので自民もこの件で分裂することが予想され一筋縄にはいかないだろう。
一方、リベラルも敵は大企業であり中小企業は味方につけたいというのがこれまでの一般的な考え。
しかしながら男性の育休義務化について「大企業なら可能だろうが中小は困難」などという反対意見が出て来るように
これに対しては補助金などの優遇策をというのが従来の考えだろうが
「育休も取得させることができない会社は今後淘汰されればいい」という考えも出てくる。
同様のことは最低賃金の引上げなどについても言える。
つまり、菅政権の目指す方向と、リベラルの一部の目指す方向が一致することになるだろう。
もちろん一致しないリベラルも多数いることが予想されるから、アベノミクスに対する態度と同じくリベラルが分裂するだろう。
そして極め付きは「完全なる同一労働同一賃金」。
知ってる人は知ってるだろうけれど同一労働同一賃金の考えには、同一企業内の正規・非正規間の格差を無くすだけでなく
同じ仕事をしている労働者の格差を無くすというのもある。レーン=メイドナー・モデル。
これが適用されれば、賃金を払えない非効率な企業は淘汰されざるを得ない。
菅首相の目指す方向にも合致してるし、格差是正を目指すリベラルの考えにも合致している。
どうする?どうなる?
「同一労働同一賃金」がそもそも、エタヒニンと限りなく近い発想だと思うわ。
皮革や死体の処理をやらせておいて、こいつらはこんな汚れた仕事をやってるから差別されて当然ですよーって言ってるのと同じじゃん。
同一労働じゃないから同一賃金じゃなくていいって理屈、そもそも分からないんだけどね。
陸上選手と水泳選手は労働内容が違うけど、陸上選手が年収1億で水泳選手が年収100万円でいいかっていうとそんな事ないじゃん。
生活していけないレベルの低賃金は、労働内容に関わらず否定すべきだし
元々多くの仕事はボーナス込みの額面年収でやっと生活が立ち行くようになってるんだから
アルバイトだろうとフルタイムで働く場合にはそれに相当する給与を寄越せって至極真っ当な主張じゃん。
あと大学の正規事務職員は基本的にルーチンワークだから上に従ってるだけでよくて
人間関係が狭くてつまらない反面仕事は楽で高度な能力は求められないけど、
研究室の教授付き秘書のアルバイトは研究費の書類作成から専門用語含む英語のコミュニケーションから力仕事まで求められるし
大企業や官僚から世界各国の学生までと多種多様でめんどくさい人間関係に苛まれる反面
新しい専門分野の知識の一端にも触れられて面白い……って感じだから
どちらかというと正規と非正規で求められる責任や能力が逆の印象なんだよなあ…
それまでは非正規雇用で40万とかだったけど、
正社員になったら一気に跳ね上がった。
すごく嬉しいんだけど、仕事内容はそこまで変わっていない。
単純に雇用形態が変わって増えただけ。
今までそれでこき使われてきた自分、
ふざけるなと言いたい。
査定の時に頑張ったねー感謝してるよとか言われて40万もらって、
その裏では悠々と100万単位でもらってる連中がいたのだ。
そして、今回自分は運よく正規になれたけどなれなかった人もいる。
その人たちはこの先も正社員よりはるかに少ない収入で働かされるのだ。
何が同一労働同一賃金だ。
ぬるま湯につかった正社員様よりよほど優秀なのに収入は天と地ほども差がある。
そんなことを思って、今は嬉しさと理不尽さの怒りでぐちゃぐちゃしている。
〜4月〜
僕「りょ!」
(僕は固定残業制で働いており、去年の平均残業時間は固定残業の上限と同等だったので、この時点では給料に変更はない)
〜6月〜
国「同一労働同一賃金やぞ! 協定対象派遣労働者の賃金の対象に時間外、休日及び深夜の労働に係る手当等が含まれないことを踏まえ、固定残業代についても協定対象派遣労働者の賃金の対象とすることは適当ではない。やで」
派遣元「ふーん、じゃあ固定残業やーめた! 普通に働いた分だけ払うよ! 去年同じだけ残業したら給料変わらないからヨシ!」
うーん
やっぱ理屈を書くと筋が通っているように聞こえるなあ……
むしろなんか俺が自分に不利な情報を隠して喋ってたような気さえしてきた