男女平等は大事だとよく言われているんだが、男女平等ってよく考えると意味がわからない言葉だ。
例えば、同一労働同一賃金というのは「同じ労働をしているなら給料は平等に支払われるべきだ」という考え方だ。
法の下の平等は「すべての人は国民として取り扱うんだから、特定の個人や集団を狙い撃ちした法律は作っちゃいけない」という考え方だと思う。
つまり「平等に扱う対象には、その点に於いて差分があってはならない」ということでもある。
翻って男女平等だ。「男と女を同一のものとしては取り扱えない」ということには納得してもらえると思う。つまり「そもそも差分があるのだからこの二者を平等に扱うということはできない」ということでもある。
当然世の中にはテクノロジーがあるので、「男と女の間の同一に扱えない部分はテクノロジーや人々の思考が社会的に進歩することでカバーできる」ということは言える。ただ、それでもどうしようもない部分はある。もはや生物的な特徴の違いと言ってもいいだろう。
「男と女を全く差分がないように扱える日は来ない」ということでもある。当然分野によっては来るだろうが、それはその分野に於いて「性別が問題にならない」ということでもある。