はてなキーワード: 違法行為とは
普段は閑静な港町で、聞こえてくるのは船の汽笛か週末夜の暴走族くらいなものだった。
暴走族は数は多いけど一度去って行けばおしまいだ。熟睡中に起こされるとイラッとは来るが、それで終わってくれる。
しかし、有象無象の爆音バイクはどうしようもない。通報しても次から次へと湧いてくるし、一体どうしたら対処できるんだ…。
それだけならいざ知らず、このGWは報道のヘリが海上をひたすら何時間も旋回している。
「この人だかりをご覧ください!」の図を撮りたいのだろうが、その図のために多くの周辺住民が犠牲になっているんだが…。
災害の報道とかであればともかく、民衆を煽るための報道目的でこんな迷惑掛けられたらたまったものではない。
あと、政府が無能だからとか何とか抜かしてそうやって観光地へのこのこやって来る連中。
お前らのせいでこっちは大迷惑なんだよ!なんで素直にステイホームしているこっちが外に出てるヤツらに迷惑掛けられないといけないんだよ!
てめーらがやって来なけりゃ報道のヘリだって飛ばねーんだよ!!
それ、「いじめはいじめられる方にも問題がある」って言うのと同じだからな。騒音条例あるから立派な違法行為なんだよ。
なんでこっちが制約受けないといけないんだよ。近所の工事とかじゃなくて連中がやってるのは違法行為だぞ?
「今の若い人って…」そんなことを言い出したら「この老害はまた説教を始めるのか?」とか思われそうだけど、ちょっと違う。
今の若い人って昭和の時代と比較するとよほどストレスが多いのだろうと思う。
昔は良くも悪くも発散する機会は多かった。夜の校舎窓ガラス壊して回るようなことが身近にあったしね。
その分、割を食う人もいたわけだけど、それぞれである程度のバランスは保ってたように思える。
しかし今はどうだろう?
何かすればすぐ晒されて不特定多数に誹謗中傷や嫌がらせを受けるから、法的にあるいはモラルに反する大胆なストレス発散はリスクが大きすぎてできない。
これは表面だけ見れば健全な社会への進化途上ともとれるが、一方で個々人の内面は強く抑圧された不健全なものになりつつあるのではないか?
一応断っておくが、ちょっと道を踏み外して違法行為やモラルに反した言動でストレスを解放すればいいじゃんってことではない。
それらが封じられた若者に別の何かが必要な時代になっていると言いたい。
もちろん、若者といっても千差万別十人十色なので、自分で何かしら趣味を見つけたり友人と遊んだりして抑圧を無視できる人もいるだろう。
だけど昔からしたら全体的にストレスの材料は増えてるとしか思えないから、それをどこかで発散させてやりたいよな。
まあ、ストレス増大は若者に限った話ではないんだけどね。社会の発展と同時に様々な仕組みやそれに伴う感情も複雑化してるからどうしたってストレスは増える。
恋愛工学の話ではなくて、これさえ押さえておけば間違いなく好印象を得られるし少なくとも嫌われることはないよってコツがある。
それを地道に繰り返していけば、人たらしになることもそんなには難しくない。(自分は一時期仕事上で頑張ったけど、頑張りすぎて心身のバランスを崩したので今は手の届く範囲だけに抑えてます。)
ただ、なぜか人に説明してみてもわからない人にはどうしても理解してもらえないのがこの話。
それが、「相手が大事に考えているものを大事にする」というもの。
巷を賑わせてるあの話を例にすると、相手のことを「かわいい」とか「スタイルがいい」とかって褒めることは、相手を褒めているようで自分の好みを主張しているだけなんですよね。
もし相手が容姿にコンプレックスを抱いているとしたら、それは相手を傷つける言葉になりかねない。
その時点で、「相手を大事にしたい」っていう気持ちはそこには存在しなくて、ただ単に「相手を自分好みに支配したい」っていう気持ちだけなんです。
じゃあ「大事する」ってなんだという話をすると、ここで盛大な勘違いが生じます。
よくあるのは、例えば相手の趣味などに対して「お前を大事に思うからこそ、その趣味は良くないから止めるべきだ。」というやつ。
趣味以外にも、仕事、友好関係、家族関係、居住地域なんかにも置き換えられます。
実は、これを相手に押し付けることも、相手の構成要素を無視した支配でしか無いんです。
なぜなら、大事にしたい相手というのは、今現在、相手の周囲にあるもの全てによって成り立っているからです。
相手が大事に考えていることを相手から奪ってしまえば、それはもはや大事に思う相手ではなくなってしまうということです。
相手に合わせて、嫌いなものさえ好きだと嘘をついてしまうことです。
「大事にする」ということは、何も好きになるということではありません。
相手がその大事なものを、大事にしているのだという事実を受け入れるということです。
つまり、「自分はそれが好きではないけど、それを大事に思っているあなたを受け入れますよ。」ということ。
嫌いなものに無理に付き合う必要もなければ、自分が嫌いだからって相手から取り上げる必要もないのです。
でも、例えば相手が好きなものが明らかに「悪いもの」だったらどうしたらよいでしょう。
ほどほどを過ぎた飲酒や喫煙、薬物や違法行為、反社会的勢力との付き合いなどです。
もちろんそんな人間との縁は切るのが正解です。しかし、事情によっては切ることのできない関係もあります。
ここで考えるべきことは、「好き嫌い」と「良い悪い」は尺度が垂直に交わるもので、比較できるものではないということです。
わかりやすく言うと、「好き嫌い」が縦軸、「良い悪い」が横軸のマトリクスがあると考えて見て下さい。
好き嫌いは個人の嗜好性でしかありません。ちょっとしたきっかけで変化するし、自分の努力で変えることができるものです。
それに対して、「良い悪い」は割と普遍的なもので、時代の価値観や科学的根拠によって左右されますが、自分の努力とは無関係に評価されるものです。
「好き嫌い」に関しては、自分の価値観を押し付けることなく、相手の「好き嫌い」をそのまま受け入れつつ、歩み寄ることを続けていれば関係が悪化することはありません。
しかし、「良い悪い」、特に「悪い」に関しては、相手の存在そのものを脅かす要素となり得るので、今はそれを受け入れつつも、将来的には少しずつでも排除していくことが必要になってきます。
忘れてはいけないことは、今現在の相手は、相手が大事に思う全てで成り立っているという事実です。
それを「悪いから」「嫌いだから」という理由で無理に奪ってしまえば、相手は相手ではなくなってしまうかもしれないのだということを忘れてはいけないのです。
つまり、「相手が大事に考えているものを大事にする」ということは次のようなことになると言えます。
・お互いが「好き」で「良い」と思える部分を最大化する
・相手に対して「嫌い」で「良い」と思える部分を否定せず受け入れる
・「悪い」に属する部分をまずはそのまま受け入れて、どうしてそれが必要なのか、なくしていくにはどうしたらよいかを時間をかけて解決していく。
これに尽きるのだと思います。
そのためには、何よりもまず、自分の「好き嫌い」を押し付ける前に相手の「好き嫌い」を知るほうが先です。
そんなこともせずに、自分の好き嫌いを突然押し付けてくるような人間とは、長い信頼関係を築き上げることは無理だと思ってよいです。
しかしながら、好き嫌いを主張してくる人間ほど、相手に対して人たらしを発揮しやすいのも事実です。
つまるところ、その人にうま味があれば搾取される側に回ってもらって、旨味がなければ一切の付き合いを断つことも容易だと言えます。
ここまでわかりやすい話だと思うのだけど、何故か一定数全く理解してもらえないこの話。
これが理解できると自分が無理しなくてよくなるし、相手が自己犠牲の状態にあったりも割とすぐ見極められるので、理解できた方はぜひご活用下さい。
↓一部質問に答える形で書きました。