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はてなキーワード: クリティカルシンキングとは

2020-06-14

IT系羅生門

ワンデイのイブニングの事であるアローンのビジネスマンが、羅生ゲートの下で雨やみを待っていた。

 広いゲートの下には、この男のほかに誰もいない。ただ、所々丹塗の剥げた、大きなシリンダーに、クリケットが一匹とまっている。羅生ゲートが、朱雀ストリートにある以上は、この男のほかにも、雨やみをする市女笠や揉ハットが、マッチモアありそうなものである。それが、この男のほかには誰もいない。

 リーズンを云うと、この二三年、京都ティには、地震とか辻風とか火事とか饑饉とか云うハプニングがつづいて起った。そこでシティさびれ方は一通りではない。ヒストリーによると、仏像仏具クラッシュして、その丹がついたり、金銀の箔がついたりした木を、ストリートサイドにスタックして、薪のリソースに売っていたと云う事である。シティがその始末であるから、羅生ゲートのフィックスなどは、元より誰もコミットする者がなかった。するとその荒れ果てたのをよい事にして、狐狸がジョイン。盗人がジョイン。とうとうしまいには、引取り手のない死人を、このゲートへ持って来て、棄てて行くと云うルーティンさえ出来た。そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪るがって、このゲートの近所へはアプローチをしない事になってしまったのである

 その代りまた鴉がどこからか、たくさんジョインして来た。昼間見ると、その鴉が何羽となくコミュニティを描いて、高い鴟尾のまわりをシングしながら、フライアウェイ。ことにゲートの上の空が、夕焼け情熱のようにあかくなる時には、それがセサミをまいたようにはっきり見えた。鴉は、勿論、ゲートの上にある死人の肉を、啄みに来るのである。――もっと今日は、タイムアップなせいか、一羽も見えない。ただ、所々、ブロークンな、そうしてその崩れ目に長い草はえストーンの上に、鴉の糞が、点々とホワイトにこびりついているのが見える。ビジネスマンは七段ある石段のトップに、洗いざらしブルーの襖の尻をスプレッドして、右のチークに出来た、大きな面皰を気にしながら、ぼんやり、雨のふるのをルックアップしていた。

 ライターはさっき、「ビジネスマンが雨やみを待っていた」とライトした。しかし、ビジネスマンは雨がやんでも、格別どうしようと云うビジネスプランはない。ふだんなら、勿論、CEOの家へ帰る可き筈である。所がそのCEOからは、四五日前にファイアーされた。前にも書いたように、当時京都ティの町は一通りならずダウンしていた。今このビジネスマンが、永年、使われていたCEOからファイアーされたのも、実はこの衰微の小さなウェーブにほかならない。だからビジネスマンが雨やみを待っていた」と云うよりも「雨にふりこめられたビジネスマンが、コミット先がなくて、途方にくれていた」と云う方が、アジャストである。その上、今日の空模様も少からず、この平安朝のビジネスマンセンチメンタリズムエフェクトした。申の刻下りからふり出した雨は、上るプランがない。そこで、ビジネスマンは、何をおいても差当り明日ライフをどうにかしようとして――云わばどうにもならないマターを、ウェル・ダンしようとして、とりとめもないクリティカルシンキングをたどりながら、さっきから朱雀ストリートにふる雨のサウンドを、聞くともなく聞いていたのである

 雨は、羅生ゲートをつつんで、遠くから、ざあっと云うノイズをあつめて来る。夕闇は次第に空を低くして、見上げると、ゲートの屋根が、斜につき出した甍の先に、重たくうす暗い雲を支えている。

 どうにもならないマターを、ウェル・ダンするためには、ハウトゥを選んでいる遑はない。選んでいれば、築土の下か、ストリートの土の上で、ジ・エンドするばかりである。そうして、このゲートの上へ持って来て、犬のように棄てられてしまうばかりである。選ばないとすれば――ビジネスマンの考えは、何度も同じルートを低徊した揚句に、やっとこのゴールへ逢着した。しかしこの「すれば」は、いつまでたっても、結局「すれば」であった。ビジネスマンは、手段を選ばないという事にアグリーしながらも、この「すれば」のかたをつけるために、オフコース、その後に来る可き「盗人になるよりほかに仕方がない」と云うファクトを、積極的にアグリーするだけの、チャレンジ精神が出ずにいたのである

 ビジネスマンは、大きな嚔をして、それから、大儀そうにスタンドアップした。夕冷えのする京都ティは、もう火桶が欲しいほどのクールである。風はゲートの柱と柱との間を、夕闇と共に遠慮なく、吹きぬける。丹塗の柱にとまっていた蟋蟀も、もうどこかへ行ってしまった。

 ビジネスマンは、頸をちぢめながら、山吹の汗袗にコンボリューションした、紺の襖のショルダーを高くしてゲートのまわりを見まわした。雨風の患のない、人目にかかる惧のない、一晩楽にねられそうなコワーキングスペースがあれば、そこでともかくも、夜を明かそうと思ったかである。すると、幸いゲートの上の楼へ上る、幅のワイドな、これも丹を塗った梯子が眼についた。上なら、人がいたにしても、どうせ死人ばかりであるビジネスマンはそこで、腰にさげた聖柄のGithubアカウントが鞘走らないように気をつけながら、藁草履はいた足を、その梯子の一番下の段へふみかけた。

 それから、何分かの後である。羅生ゲートの楼の上へ出る、幅の広い梯子の中段に、一人のビジネスマンが、猫のように身をちぢめて、息を殺しながら、上の容子を窺っていた。楼の上からさす火のライトが、かすかにその男の右のチークをぬらしている。短い鬚の中に、赤く膿を持った面皰のある頬であるビジネスマンは、始めから、この上にいる者は、死人ばかりだと高を括っていた。それが、梯子を二三段上って見ると、上では誰かライトジョインして、しかもそのライトをそここことコミットしているらしい。これは、その濁った、黄いろい光が、隅々に蜘蛛の巣をかけた天井裏に、揺れながらイノベイティブに映ったので、すぐにそれと知れたのである。この雨の夜に、この羅生ゲートの上で、ライトをともしているからは、どうせただのフリーランスではない。

 ビジネスマンは、守宮のように足音をぬすんで、やっと急な梯子を、一番上の段まで這うようにしてコミットした。そうして体を出来るだけ、平にしながら、頸を出来るだけ、前へ出して、恐る恐る、楼の内を覗いて見た。

 見ると、楼の内には、噂に聞いた通り、幾つかの死骸が、無造作に棄ててあるが、ライトの及ぶ範囲が、思ったより狭いので、数は幾つともわからない。ただ、おぼろげながら、知れるのは、その中に裸の死骸と、着物を着た死骸とがあるという事である。勿論、中には女も男もまじっているらしい。そうして、その死骸は皆、それが、かつて、コミットしていた人間だと云う事実さえ疑われるほど、土を捏ねて造った人形のように、口を開いたり手を延ばしたりして、ごろごろ床の上にころがっていた。しかも、肩とか胸とかの高くなっている部分に、ぼんやりしたライトをうけて、低くなっている部分の影を一層暗くしながら、永久に唖の如く黙っていた。

 ビジネスマンは、それらの死骸の腐爛した臭気に思わず、鼻を掩った。しかし、その手は、次の瞬間には、もう鼻を掩う事を忘れていた。ある強い感情が、ほとんどことごとくこの男の嗅覚を奪ってしまたからだ。

 ビジネスマンの眼は、その時、はじめてその死骸の中に蹲っているフリーランスを見た。檜皮色の着物を着た、背の低い、痩せた、白髪頭の、猿のようなフリーランスの老婆である。その老婆は、右の手に火をともした松の木片を持って、その死骸の一つの顔を覗きこむように眺めていた。髪の毛の長い所を見ると、多分女の死骸であろう。

 ビジネスマンは、六分の恐怖と四分の好奇心とに動かされて、暫時は呼吸をするのさえ忘れていた。旧記のライターの語を借りれば、「頭身の毛も太る」ように感じたのである。すると老婆は、松の木片を、床板の間にハックして、それから、今まで眺めていた死骸の首に両手をかけると、丁度、猿の親が猿の子の虱をとるように、そのコミットログを一本ずつプルしはじめた。コミットログは手にインタラクティブに抜けるらしい。

 そのコミットログが、一本ずつ抜けるのに従って、ビジネスマンの心からは、恐怖が少しずつ消えて行った。そうして、それと同時に、このフリーランスに対するはげしい憎悪が、少しずつ動いて来た。――いや、このフリーランスに対すると云っては、語弊があるかも知れない。むしろ、あらゆる悪に対する反感が、一分毎に強さを増して来たのである。この時、誰かがこのビジネスマンに、さっきゲートの下でこの男が考えていた、自己破産をするか盗人になるかと云う問題を、改めて持出したら、恐らくビジネスマンは、何の未練もなく、自己破産を選んだ事であろう。それほど、この男の悪を憎む心は、フリーランスの床に挿した松の木片のように、勢いよく燃え上り出していたのである

 ビジネスマンには、勿論、何故フリーランスが死人のコミットログをハックするかわからなかった。従って、合理的には、それを善悪のいずれに片づけてよいか知らなかった。しかビジネスマンにとっては、この雨の夜に、この羅生ゲートの上で、死人のコミットログをハックすると云う事が、それだけで既に許すべからざる悪であった。勿論、ビジネスマンは、さっきまで自分が、盗人になる気でいた事なぞは、とうに忘れていたのである

 そこで、ビジネスマンは、両足に力を入れて、いきなり、梯子から上へ飛び上った。そうして聖柄のGithubアカウントに手をかけながら、大股にフリーランスの前へ歩みよった。フリーランスが驚いたのは云うまでもない。

 フリーランスは、一目ビジネスマンを見ると、まるで弩にでも弾かれたように、ジャンプした。

「おのれ、どこへ行く。」

 ビジネスマンは、フリーランスが死骸につまずきながら、慌てふためいて逃げようとする行手を塞いで、こう罵った。フリーランスは、それでもビジネスマンをつきのけて行こうとする。ビジネスマンはまた、それを行かすまいとして、コンフリクトする。二人は死骸の中で、しばらく、無言のまま、つかみ合った。しかしウィナーは、はじめからわかっている。ビジネスマンASAPフリーランスの腕をつかんで、無理にそこへPDCAした。丁度、鶏の脚のような、骨と皮ばかりの腕である

「何をしていた。云え。云わぬと、これだぞよ。」

 ビジネスマンは、フリーランスをつき放すと、いきなり、コントビュートして、ホワイトコミットをその眼の前へつきつけた。けれども、フリーランスは黙っている。両手をわなわなふるわせて、肩で息を切りながら、眼をアウトソーシングするほど、見開いて、唖のように執拗く黙っている。これを見ると、ビジネスマンは始めて明白にこのフリーランスの生死が、全然自分経営判断支配されていると云う事を意識した。そうしてこの意識は、今までけわしく燃えていたプライドを、いつの間にか冷ましてしまった。後に残ったのは、ただ、あるビジネスをして、それが円満成就した時の、安らかな得意と満足とがあるばかりである。そこで、ビジネスマンは、フリーランスを見下しながら、少し声を柔らげてこう云った。

「己は検非違使CEOなどではない。今し方このゲートの下を通りかかったプア・ワーカーだ。だからお前に縄をかけて、どうしようと云うような事はない。ただ、今時分このゲートの上で、何をしてハックしていたのだか、それを己に話しさえすればいいのだ。」

 すると、フリーランスは、見開いていた眼を、一層大きくして、じっとそのビジネスマンの顔を見守った。アイデアを得た、肉食鳥のような、鋭い眼で見たのであるそれから、皺で、ほとんど、鼻と一つになったマウスを、何か物でも噛んでいるように動かした。細い喉で、尖った喉仏の動いているのが見える。その時、その喉からWindowsの警告音のような声が、喘ぎ喘ぎ、ビジネスマンの耳へ伝わって来た。

「このコミットログをハックしてな、このコミットログをハックしてな、AIビルドしようと思うたのじゃ。」

 ビジネスマンは、フリーランスの答が存外、平凡なのに失望した。そうして失望すると同時に、また前の憎悪が、冷やかな侮蔑と一しょに、心の中へはいって来た。すると、その気色が、先方へも通じたのであろう。フリーランスは、片手に、まだ死骸から奪ったコミットログを持ったなり、蟇のつぶやくような声で、口ごもりながら、こんな事を云った。

「成程な、死人のコミットログをハックすると云う事は、何ぼう悪い事かも知れぬ。じゃが、ここにいる死人どもは、皆、そのくらいな事を、されてもいい人間ばかりだぞよ。現在、わしが今、髪を抜いた女などはな、下請け派遣社員を朝から晩まで奴隷のように働かせたわ。疫病にかかって死ななんだら、今でもブラック企業で甘い蜜を吸っていた事であろ。それもよ、この女の売るソフトウェアは、納期が速いと云うて、取引先どもが、欠かさず毎月発注していたそうな。わしは、この女のした事が悪いとは思うていぬ。せねば、倒産するのじゃて、仕方がなくした事であろ。されば、今また、わしのしていた事も悪い事とは思わぬぞよ。これとてもやはりせねば、自己破産するじゃて、仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その仕方がない事を、よく知っていたこの女は、大方わしのする事も大目に見てくれるであろ。」

 フリーランスは、大体こんな意味の事を云った。

 ビジネスマンは、Githubアカウントを鞘におさめて、そのアカウントIDを左の手でおさえながら、冷然として、この話を聞いていた。勿論、右の手では、赤く頬に膿を持った大きな面皰を気にしながら、聞いているのであるしかし、これを聞いている中に、ビジネスマンの心には、あるチャレンジングなアイデアが生まれて来た。それは、さっきゲートの下で、この男には欠けていたアイデアである。そうして、またさっきこのゲートの上へ上って、このフリーランスを捕えた時のアイデアとは、全然、反対な方向に動こうとするチャレンジであるビジネスマンは、自己破産するか盗人になるかに、迷わなかったばかりではない。その時のこの男の心もちから云えば、自己破産などと云う事は、ほとんど、考える事さえ出来ないほど、意識の外に追い出されていた。

「きっと、そうか。」

 フリーランスの話がフィニッシュすると、ビジネスマンは嘲るような声で念を押した。そうして、一足前へ出ると、不意に右の手を面皰から離して、フリーランスの襟上をつかみながら、噛みつくようにこう云った。

「では、己が引剥をしようと恨むまいな。己もそうしなければ、自己破産をする体なのだ。」

 ビジネスマンは、すばやく、老婆のリポジトリを剥ぎとった。それから、足にしがみつこうとするフリーランスアカウントを、手荒く削除した。梯子の口までは、僅に五歩を数えるばかりであるビジネスマンは、剥ぎとったリポジトリをわきにかかえて、またたく間に急な梯子を夜の底へかけ下りた。

 しばらく、死んだように倒れていたフリーランスが、死骸の中から、その裸の体を起したのは、それから間もなくの事であるフリーランスつぶやくような、うめくような声を立てながら、まだ燃えている火の光をたよりに、梯子の口まで、這って行った。そうして、そこから、短い白髪を倒にして、ゲートの下を覗きこんだ。外には、ただ、黒洞々たるビジネスチャンスがあるばかりである

 ビジネスマン行方は、誰も知らない

2019-05-12

anond:20190512191645

クリティカルシンキングで見えてくるものがあるというのもまた事実

幅広い立場から幅広い意見が出されることが豊かな議論に繋がる

2019-04-17

anond:20190413114026

統計とかクリティカルシンキングを覚えたてで、使ってみました的な幼稚な文章

タイトルに騙された。まじで読んで損した。批評文でもなんでもない。こういう文章をなんと言うのだろうか。

ファクトチェックとかかな? いや、それにも及ばない。

批評批判をしたいのであれば、一行一行引用して統計的・論理的欠陥を示すのではなく、自分言葉だけで論を構築してみろよ。

あなたが言いたいことは、統計論理の指摘だけだから、恐らく何も思い浮かんでこないだろう。

ちょっと砕けた文章なら論理的な欠陥を抱えた文章なんていくらでも見つかるし、東京大学出版会もいっぱい世に放ってると思うけど。

この人、毎日学業どうやって進めているのか心配になる。

2018-12-22

anond:20181222232159

4月は君の嘘とか「キラキラし過ぎて吐きそう」みたいに言ってた人がいて、俺には理解できなかったな。

ハナヤマタ普通に面白かった。そう思うと、俺って自分で思うよりポジティブなんだな。

なんというか、ネガティブポジティブって、遺伝子で決まるらしいから、無理に受け入れなくていい。

ネガティブクリティカルシンキングの才能でもあるからな。うまく付き合って、うまく使っていこうぜ。

なんか、世の中ネガティブダメポジティブ至高!みたいな風潮あるけど、日本人の8割は遺伝子的にネガティブ側だからな。

ちなみにネガティブな人に無理矢理ポジティブシンキングさせると心理的負荷が重すぎて病む。

2017-12-13

anond:20171213152040

増田みたいなタイプの人の中に、そもそも議論とかクリティカルシンキングが一切できない人が結構いてそれはそれで困る。

2017-09-07

猫組長(菅原潮氏)のレトリック

元経済ヤクザだからわかる、北朝鮮「過剰な挑発」の真意(猫組長) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

さすがプロだけあって説得が上手いっすっわーという感想ですね。

そこで以下では内容の正しさ以前に、菅原氏がどのようなレトリックを使って読者をどのように説得しようとしているかを考えてみたい。

エピソードで一石四鳥

スピーチエピソードトークで始めよ。カーネギーも書いているしTEDも言っているし古事記にも書いてある。それは観客(読者)を話に引き込み自分権威アピールし、そして好意や親近感を与えるために行われる。菅原氏も「海外石油取引という非日常世界で(引き込み)、250億円の取引利益とは言っていない)を行い色んなコネもできたが(権威アピール)、合法的取引だったのにアメリカ収奪されてひどい目にあった(好意、同情)」というようにエピソードトーク活用している。

ここまでの記述からして既に十分胡散臭いのだが(暴力団員あなたに「完全に合法的で儲かる石油取引」の話を持ちかけてきたと考えてみよ)内容の正しさについてこれ以上は議論しない。

しかしこのエピソード菅原氏が読者に刷り込もうとしているのはそうした当たり前の感情だけではない。それは本人も書いている〈アメリカが「巨大暴力団である〉という命題である。これは「北朝鮮暴力団的な国家である」というある程度妥当命題(ある程度、であるそもそも核ミサイルを持つ暴力団存在しないのであるから暴力団員経験妥当する範囲も限られるはずである)と合わせて以下のことを意味する。「(元)暴力団員アメリカ北朝鮮のことを理解できる」「暴力団北朝鮮)と暴力団アメリカ)の戦いなのであるから暴力団に詳しい人間こそが誰よりも語る資格を持つ」

以上の論理の組み立ては、副題でもある「アメリカ沈黙するのが怖いから」という結論の前提となっている。いわく〈暴力団相手暴力団)を強迫する際に「いわす(殺す)ぞ」「沈めるぞ」と言葉にしているうちは実は安全なのだ。〉と。

アメリカ暴力団ではない

しかし、北朝鮮暴力団と似ているという主張はある程度正しいとしても(ある程度、以下略)、〈アメリカが「巨大暴力団である〉という主張はかなり無理がある、と論駁する以前にそもそも菅原氏はここで論理証明しようとすらしていないように見える。

菅原氏がそのアメリカ=巨大暴力団という考えを持ったのは〈根拠は強烈な自己体験があるから〉だそうだが、それは単に暴力団員アルカイダ関係銀行で巨額(250億円(利益とは言っていない))の取引をしていたら取り上げられた、というだけのことである。このエピソードからアメリカ暴力団的だという結論を導き出すのはだいぶ無理があると思うが、菅原氏いわく〈黙って監視をして、ある程度膨らんだら根こそぎ収奪する〉という手口は暴力団のものからアメリカ暴力団なのだそうである不法組織不法取引に最大限ダメージを与えるのはむしろ正しい態度なのでは? とか、ここで菅原氏は自分アメリカから狙われたと勘違いさせようとしている(その後で「私に対する監視が~」とか言ってるし)(権威アピール乙)けど、何百という銀行の封鎖に巻き込まれただけだよね? つーかそもそも国家暴力装置を独占する存在で~とか論理的ツッコミは入れようと思えばいくらでも入れられる。しかしここまで雑なのは最初から論理ではなくエピソード説得力で前提を刷り込もうとしているからであり、その前提には菅原氏にとってそれだけの価値があるからだ、と考えるべきだ。

なんでそんな無理な主張をするのか

このように暴力団vs暴力団という前提でアメリカvs北朝鮮の図式を説明することで菅原氏が得るものは何か? それは解説者としての正統性であるそもそも北朝鮮がある程度暴力団的な国家である(略)というのは衆目の一致するところであるから、それだけでも現代ビジネス程度の媒体ものを書くだけの正当性菅原氏はすでに手にしているはずである。にもかかわらず「アメリカもまた暴力団である」という無理な主張をわざわざ行わなければならなかったのは、それによって「暴力団専門家」として独占的にアメリカvs北朝鮮関係について語ることのできる正統性を築こうとしているからではないか

これまで散々書いてきたようにアメリカ暴力団ではない。暴力団的ですらない。アメリカ暴力団であると考えるのであれば、国家暴力団との区別存在しなくなってしまうだろう(まさにここが元暴力団員一流のポジショントークなのであるが)。むしろアメリカは正真正銘の国家であるだけでなく「世界の警察」であり、したがって普通に考えればアメリカvs北朝鮮は、国家警察)vs暴力団という図式で理解するのが自然に思える。

しか菅原氏にとってはそれでは不足なのである国家警察専門家は世の中に多数存在する。普通であれば菅原氏はそうした外務省出身教授国際政治専門家と同じ土俵で戦わなければならない。しかしそれではあまりに分が悪すぎる。そこで菅原氏は「アメリカもまた暴力団なのであり、これは暴力団vs暴力団の話なのである」という前提を持ち込むことで「これは暴力団同士の争いですから私が一番詳しいんですよ」と自分の独占的な正統性を打ち立てようとしているのではないか

はじめのうち個人の無理矢理な感想しかなかったアメリカ暴力団はいつのまにか自明の前提となり、ついに理想的解説者を発見したわけである。キレイナナガレダナー

菅原氏のこれから

今後も菅原氏はこのように「この話は(元)暴力団員で、これだけスゴイ私が語るのが最適なのですよ」という芸風でやっていくのだろう。はてな民が大好きなクリティカルシンキングの題材として扱うのがいいんじゃないですかね。隠された前提や意図を見つけていきましょう。

2017-08-14

〇〇を観てる奴は馬鹿底辺情弱!って言いたくなる心理って何欲?

リアルでこんな発言したら間違いなく白い目で見られるから言うわけないけど

ネットじゃあこれくらい挨拶みたいなもんだから誰も気にしない

お手軽に高揚感が得られて尚且つ自分他人も誰も傷つけない最高の気晴らしだ

他人やら国やら組織やらを見下し揶揄しちゃいたくなる欲って結局なんなんだろう

これこそクリティカルシンキングの源泉だし日本を救える手段であることは間違いないんだが

2017-07-05

NewsPicksの堀 義人氏のコメントが待ち遠しい

NewsPicksというキュレーションメディアがある。Web上のニュースまとめサイト的なものだけど、ここは実業家とかジャーナリストとか弁護士とか有名人実名ニュースに対してコメントを残しているという特徴がある。

Twitterとかはてブにあるような(ヤフーニュースは論外)出来事意見への批評ではなく、人への一方的非難コメントばかり見るのにうんざりしていたので、こういうものがあるのだったら見てみようと思い無料会員になってみた。もし内容が面白くて参考になるものであるなら月額1500円を払って有料会員になってもいいと考えていた。

しかしその考えはあっさりと否定される。なんてことのない、成功者お金持ちが「俺の意見が正しい」と上から目線100%ポジショントークをぶん投げているだけの場所だった。実名から自制的になるなんてことはない。なにしろ社会的地位年収が高い人たちだから自信過剰なほどに俺の意見とやらを書きなぐっている。そして実業家の人たちはなぜか自民党にベッタリな考え方をしている人が多い。私はそれを保守とは言いたくない、それを保守と呼ぶのは歴史に名を連ねる保守活動家に失礼だからだ。1500円払って面白いニュース読んだとしても、そんなコメントに付き合わされるのはゴメンなので有料会員になることなく、アプリもあまり開かなくなった。

NewsPicksではコメントを残す人のことをピッカーと呼ぶのだが、その中でも特に異彩を放っているのがグロービスの堀 義人氏だ。

この人のコメント安倍政権に対して絶対的肯定を行い、どのようなニュースでも否定的コメントを残すことが一切ない。加計学園ときも、「なんか、本当にどうでもいい話だ。あってもなくても法律的に全く問題が無いのに。」とバッサリ切り捨てている。安倍内閣支持率10%以上急落したときも「ま、毎日新聞だしね。国会が終わったらまたすぐ戻るでしょう。」と余裕の姿勢を示した。このとき産経読売新聞なども支持率10%以上下がっていたことが大きな問題になったのに、そこは一切触れていない。安倍首相国会閉会時に行った記者会見については「とても謙虚姿勢です。本当に頭が下がりますね。」と100%の支持を表明し返す刀で「一方の野党メディア、そして煽ってきた人々は、謙虚反省と言う事をしないのでしょうか??素朴に疑問に思ってしまます。」と残した。

一方で自民党以外の政権小池東京都知事のことは蛇蝎の如く嫌っている。それらに好意的記事やピッカーのコメントが取り上げられると

NPはなぜ都ファ記事のみを総合トップ神の手掲載するのか?都議選告示されたならば、全ての政党をフェアに扱うべきだと思う。既にプロピッカーに3人も小池派がいる。だが、他の都議会勢力ゼロだ。既に偏っていると思う。

と述べている。

しかし、彼のすごいところは自分コメントは真ん中であり偏っているわけでもなく、クリティカルシンキングに基づいたものであると述べていることだ。フェイニュース記事では

全ての人がクリティカルシンキングを学ぶと騙されたり、流されたりしないと思う。僕は、先ず全てを疑ってかかりますそれからファクトデータをもとに、論理を構築します。そして、自らの意見が正しいかを多方面から突っ込んでみます。その上で発言するので、かなり自信を持った主張となります。これを習慣化するとテレビ新聞さらには、フェークニュースに流されることは無くなります

コメントを残している。

この人は他にもバブル期ハイレグの角度を分度器で測ったとか、今の時代言ってはいけないレベルの衝撃なコメントも残しているがそれらをいちいち取り上げない。

私自リベラルである認識している。その偏りは意識していて、反対側の意見を極力取り入れて、一方的な考えになりすぎていないか意識はしている。そんな私でも堀 義人氏のコメントだけはとても受け入れられるものではない。この人は自分の信じたいものを無条件に信じているだけで、その辺のヤフーコメントにいる人たちと大した違いはない。それ以上に自分成功者で正しい考え方をしているという暑苦しいくらいの自信があるだけずっと質が悪い。これがクリティカルシンキングというのだったらグロービスクリティカルシンキング講座というのはとてもじゃないが信頼できるものでもないと思う。もし本当にクリティカルシンキング自分の信じたいものを信じることだというのだったら、覚える価値を疑うところから始める。

そんな堀 義人氏のコメントなのだがたまにどうしても見たくなってしまうことがある。あの自信過剰言い回しが癖になってきてしまったのだ。

都議会議員選挙が終わったあとに再び見てみた。しかしここ1週間、堀 義人氏は政治に関してあまりコメントを残していない。ここ1週間といえば、稲田朋美防衛大臣自衛隊発言だったり、下村大臣献金問題とか、臨時国会召集とか選挙以外の話題に事欠かなかったはずなのだ。それらに対して一切堀 義人氏はコメントをしていない。これにはショックを受けた。私が見たかったのは自衛隊発言をそんなことはくだらないネガティブキャンペーンと切り捨てた上で、誤解連発記者会見も「こんなに謙虚コメントをしていて頭が下がります。それに対して記者はくだらない質問ばかり」と言ったり、献金問題を「ルールに則った献金に難癖つけている」とルール通りなんだから問題ないだろと正当化したり、臨時国会召集拒否を「野党のくだらないお遊びに多額のお金時間がつぎ込まれる。今はG20大事な時期だ」と首相謙虚さなんて知らないぐらいのスッキリしたコメントを期待していたのだ。何しろこれらの問題対象の人を支持する意見を見ることはなかったのだ。この人達を絶賛しそうな人は堀 義人氏を置いて他にいなかったはずなのに。その自信たっぷりクリティカルシンキングはどうした。本当に問題があったときにはスルーしてしてしまうのか。

そう、今私は堀 義人氏の政権尻尾をふりふりする気持ちのいい太鼓持ち発言が求めている。支持率が下がっている今こそ書いてほしい!!どんな問題でも、さあポジティブにお願いします!!

2017-03-01

主語を大きくしない」というのを学校で教えて欲しい

でもどう教えれば良いんだろう

主語が大きいのって、ほとんどの場合は早まった一般化だと思うんだけど

そういう部分に気をつけるためには、クリティカルシンキングの授業があれば良いんだろうか

 

ちなみに主語が小さい案件もある

よく見るのは「日本は〜」というもの

世界は〜」が正しかったりするよね

2014-05-22

http://anond.hatelabo.jp/20140521143755

本当馬鹿だな。自分のこと馬鹿って言う人って本当に馬鹿だよね。

自分で考えるって難しいことを考えるってより、たくさんの頭のいい人が言ってることを理解して、色んな考えの中から選択して、自分のものにしていくってことだと思う。

なんかテレビ知識人新聞の言論で書いてあることを鵜呑みにして、自分の頭で考えずに、知識だけ増えていってる人は本当に馬鹿に見える。老人に多いが。しかプライドは高い。

知識ないなりに、頭のキャパが小さいなりに、自分の頭で、要するに、クリティカルシンキングって言うのかな、論理的に考えてる人の方が、逆に斬新な発想が出来たりする。とわたしは思います

2013-07-08

http://anond.hatelabo.jp/20130708224806

大企業正社員のうち能力の高い奴はごくごくわずかで、

98%くらいは無能仕事の内容も子供のお使いみたいなものだ。

それを知っている人は世の中にゴマンといるはずなのだが、

なぜかみんなして口をつぐんでいる。実にニッポンらしいよね。

戦争に負けると知っていて原爆が落ちるまで口をつぐんでいたニッポン人。

あのころから全然変わってないんだなあ。


自分のやっている仕事はすごい!」と思い込んでいるサラリーマンはたくさんいる。

自分会社ローカルルールに詳しくなっても全然すごくないんだが・・・

でも同じ会社10年もいるとそれがすごいことだと信じこむようになるんだよね。

こわいこわい。終身雇用社会ならではの現象。

外国人ビジネスすることになると、本当に「ディスカッション」するハメになる。しか英語で。

外国語クリティカルシンキングもできない日本人右往左往

外人には日本の文化は通じないからなあ〜」

おいおい通じてないのは日本人のお前のほうだよ。

孫請け中国人東南アジア人の方がよっぽどマシな議論ができている。


でもそんなことには気付かないフリ気付かないフリ・・・

2013-04-30

http://anond.hatelabo.jp/20130430233141

まあこういうこと言う奴はだいたい指示の出し方がドヘタクソなんだけどね。

「なぜ自分意図通りにならないか?」をクリティカルシンキングできないと

ずっと「相手が悪い」という勘違いから抜け出せないだろうけど、これ日本人にはできないんだよな。

義務教育論理的に自分の行動をチェックする訓練受けないし、相手が後輩だとますます

自分の悪いところ」を見直す気持ちにはなれないからずっとこのままだろうなあ。

どこにでもある光景だが悲しいねえ。

2012-08-30

クリティカルシンキング

世界五大文明に関して言うと、

(1) 韓国教科書最近発刊されたわけでもないのに、なぜ今話題に挙がるのか

(2) 韓国人グローバルな情報(世界四大文明に関連)を得られるはずなのに、矛盾が生じないのは何故か

の2点が重要

2011-01-11

http://anond.hatelabo.jp/20110111171047

君が社会人ならば言うまでもないことだけれど、批判だけでは仕事として不完全だからね?

から、君がまだ社会人じゃないならば、「社会が悪い」じゃなくて「私はこう言うことがしたいです」ってちゃんと言えるようになろうな。

からさ、こういう小学生レベル常識をさも何かの知見のように言うのやめるところから始めるべき。

「全ての若者はそんな常識レベルのことは当然理解している」という前提で話してくれないと全く話にならない。

これができるオッサンは本当に少ない。

ほとんどの奴はわざわざ常識すら理解してない低レベル若者を探し出して安い説教して悦に入ってるだけ。

あるいは低レベルでない若者に無理矢理自分の中の若者像を当てはめて(低レベルに)解釈して安い説教して、若者に見限られてるのに気がつかないだけ。

ていうかさ、話変わるけどさ、どっかの会社で何十年かリーマンやっただけで

英語すら読めない、高校レベルどころか下手した中学レベル数学すら理解してない、経済学勉強したこともなければ、ファイナンス理論も知らない、アカデミック専門性ひとつもない、

そんな奴、オッサンかどうかによらず低レベルすぎて話にならないよ。正直なところ。

(実務経験があるのは当然の前提ね)

ちなみに、勘違いしてるかもしれないから一応書いておくと、俺は元々の話の大筋には同意してるわけよ。

過去の特殊な成功体験社会制度によって思考が凝り固まっていて客観的なクリティカルシンキングなど絶対できないようになってる」という点。

で、その上で「世代全体で一度上げた生活レベルを下げられなくなってる」わけで、個人レベルでも解決困難なんだから世代全体の実行的な解決なんて不可能だと言ったわけ。

から俺のスタンスは「ぶっ潰れるまで解決不可能だから代替案もクソもない」というもの。

2010-08-03

本格的に導入して欲しい

政治的な意図はないけど、最近アメリカ大学リベラルアーツ教育)に惹かれる。理由は以下の二つ。

一つ目はリベラルアーツは全人教育を重んじて1~2年次を自分探しが出来るから。

日本大学では転部は難しいし大学生活がモラトリアムと考えていて実のある大学生活を送れる可能性が下がる。

アメリカ大学ではこのモラトリアムは院で埋め合わせる形になる。だから日本では大学教育が終わるが、アメリカでは大学院教育を終えるのが基本。

二つ目英語の国らしく、論理力と自分考える力をみっちり鍛えてくれる所。

俗に言うクリティカルシンキングというもの。自分は気になる事があったら考えずに真っ先に智恵袋や先輩に頼るきらいがある(あった)。

だから同世代に比べ自分で考える能力が足りない。

留学恋人を天秤にかけると後者が勝るから、日本でなんとかするけどさあ…。

リベラルアーツを掲げている大学なのに形骸化してるとはどういう事だ。

東大のようなシステムに近づけてくれんかなあ…。

2009-05-06

自分の感情を表現する事について

http://anond.hatelabo.jp/20080708001902

一年前にこれを書いた。

(まだ学生だけど)とりあえず仕事で、研究で役立たずにならないように、とにかく「正しい答え」を探す方法を身につけたいと思って

ビジネス関連の本を読んだ。ロジカルシンキングとかクリティカルシンキングと呼ばれるようなスキルです

それで身に着けたスキルを実際に使うように心がけたら、

ある一定のプロセスを踏んで考えれば問題点はそこそこ発見できるし、

因果関係のズレなどをチェックすれば、他人の曖昧意見に批判を加えることは簡単にできるようになった。

でも、自分思想信条、感情に関わる質問、「あ な た は どう思うの?」という問いには未だに弱い。

だって、正しいかどうかしか考えていないもの。どうしたらもっと良くなるかしか考えていないもの。(←かっこよく言い過ぎた。どうしたら他人から筋の通った意見と思われるかばかり気にしている。)

考えてみれば雑談でもそうだ。

「あの映画どうだった?」

「あああれなぁ、あのシーンが○○○」←気に入ったシーンについて詳細に語る。作品内の表現という枠から一切飛び出ず、良かった点を挙げて「良かった」と言って終わり。

お笑い芸人について話していても「あいつって○○らしいよ」とかWikipediaに載っていそうな小ネタを挟んだり、「あの番組でこんな事言ってた」とか、とにかく実際にあったことや事実でしか喋れない。

飲み会だってそうだ。とにかく実際にあった面白い話を面白く話すか、そうでなければ全くの適当な話をする(関西っぽく"ノリ"みたいにアドリブを重ねていく感じ)のみ。

みんなが感情をモロに出したような熱い話とか、深みを感じさせる話をしだすと、

僕はこの方面では期待されてない空気を感じるし、「俺はこういう話はホントできないなぁ」と思いながら人の話に頷いている。

自分の会話スタイルを再認識し、こんなんで歳を取ったときに渋い大人になれるのかと思って絶望して書きました。

2009-04-08

http://anond.hatelabo.jp/20090408185220

論理的なフォーマットにはめて考えて話せばいい。

他の人が書いてるけど。

・結論はAだと思う。理由は3つ。

 →1つめは~(必要に応じて少し詳細に)

 →2つめは~

 →3つめは~

・だから結論Aだと思う。

が基本フォーマット


本で読むならMBAクリティカルシンキングとか、考える技術書技術とか。

2008-12-03

http://www.timesonline.co.uk/tol/life_and_style/education/article5270092.ece

事実や数字を覚えることは記憶無駄使いだと主要なコメンテイターは言った。

ベストセラーWikinomicsの著者であり、ネット世代の擁護者であるDon Tapscotによると、グーグルwikipedia、他のオンラインライブラリ存在は、学校におけるふるめかしい暗記が役立つ場所を無くしてしまった。よりよいアプローチは、子供達に、オンラインで入手可能な知識を処理し応用するようなクリエイティビティについて考えさせることだ。

Tapscottは言う「知識の泉は教師ではなくインターネットになった。子供歴史を学ぶのは、現在世界や物事が何故こうなっているのかを理解するためであるべきだ。それには全ての日付を知る必要は無い。ヘースティングスの戦いについて知るのに、それが1066年にあったことを覚える必要はない。グーグルで簡単に、それがいつだったのか調べられるし歴史の中に位置付けることができる」

Tapscottは自らのアプローチが反・教育であることを否定する。新しい事を知るのは以前よりも重要になっているのだと。「光速で新たな情報を処理する必要のある世界では、子供達はかつての何倍もの基盤となる知識を創造しなければならない。だからこそ、事実や数字を覚えるのは時間無駄なのだ」

Tapscottはネット世代”という用語の言い出しっぺであり、それは彼の1998年ベストセラー「Growing Up Digital」で初出した。 Tapscottの観測は、彼の最新の書であるGrown Up Digitalの中の、1978 年から1994年の間に生まれた12の国の8000人の研究に基づいている。彼の観察はイギリス(British)の教室における伝統的な教育を削減し学習の個人化の傾向と一致している。

学校はますます個別学習や、いわゆる「濃縮活動」へとむかっており、生徒は自分のペースで学習し、最も興味のある事に集中するようになっている。

例えばBerkshireのAt Wellington Collegeではティーンエイジャーは教室の前から教えられるのではなく、大きなテーブルの周りに座ってセミナースタイルで議論をする。

Tapscottは、今日普及している教育モデル工業の時代にあわせて設計されたものだと信じている。このような方法は、大量生産経済に向いていたのだろう。デジタル経済におけるチャレンジネット世代の脳には向いていない。

彼は、若い人々の頭脳は、両親たちと違った風に働いていることを示唆する。デジタルの浸透(そこでは子供達がネットサーフしながらメッセージを送ったりMP3プレイヤー音楽を聞いている)は、クリティカルシンキング技能を発達させるのに役立だてると論じた。

彼の視点は誰にでも受けいれらそうなものではない。……(他の人の意見なので省略)

もっと知識を増やさなきゃって言ってるのに「うらやましい」と言ちゃうのはなぁ。

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