はてなキーワード: 世襲制とは
指導者や官僚機構に関して言えば、資本主義でも共産主義でもその選別方法が違うだけで機構に大きな違いがあるわけではない。
あるいみ凡人が率いる資本主義より、スティーブ・ジョブズが率いる共産主義のほうがイノベーションは起きるだろう。
資本主義というのは、指導者の選別方法が共産主義と違うだけ。(イノベーションで見た場合)
たとえ資本主義でも、日本がやっているみたいに国が資本を特定個人(企業)に注入するという方式では実質共産主義と変わらない。
指導者の選別を、市場に任せず 世襲制や国が選んでる段階で共産主義と早々大差はないし、日本が社会主義と言われる一要因だし
アメリカでも何でも富が偏在してしまい、世襲制による影響のほうが自由経済より強くなってしまえば資本主義でも実質的な封建制度に立ち戻る。
日本では経営力よりも、理念とか執念というか。創業者一族や固定した上層部が牛耳ってる企業が存続の可能性が高いだろう。
その後に続くのが売り上げや資本力。逆に一代で起こしたようなとこは大概駄目。
となると、トヨタ、東宝、読売新聞社とか、こういった企業だろう。
ここにしぶとそうなのがたくさん載ってるよ。やばそうなのもあるけどw
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8C%E6%97%8F%E7%B5%8C%E5%96%B6
書いてて思ったが、世襲制の政治家の立場とすごくよく似てるな。
http://dshocker.hatenablog.com/entry/2013/12/23/173929
これを見て正直かなり驚きました。
天皇制を廃止すること自体に関しては私はきちんとした知識も無いので明言はできません。
ですから、天皇家の方々が「廃止をしたい」とおっしゃるならば廃止も考えるべきであると思います。
「国民の奴隷」という表現はいかがなものだろうかと思いました。
確かに陛下は激務をこなされて体調もかなり優れないご様子です。
それでも私達国民に向けてきちんと言葉をお選びになって発言されていると思います。
この方が天皇家の人々や陛下を心配されているのは伝わってきましたが、その表現はやめて欲しかったです。
また、このような世襲制の方々は日本以外にもたくさんいらっしゃいます。
右翼的だと思われがちですが、私自身は現在の天皇陛下のような方が日本の象徴であることを誇りに思っています。
http://hamusoku.com/archives/8067863.html
DQNネームの歴史を塗り替える衝撃のDQNネームが爆誕wwwwwwwwwwwwwww
TLに流れてきたので何気なく覗いたらすごいことになってた。
なんというか、なんにもいえないこの感じ。伝わってますか?
ねらーの方々の反応が正常な反応だと思いました。釣りだと良いんですが。
こういうDQNネーム(巷ではキラキラネームとオブラートに包まれてますが)は、
一体全体どういう流れで生まれて、どうして無くならないのでしょうか。
いつの時代から生まれたのかは定かではないですし特定もできないですが、
社会問題として取り上げられた「悪魔ちゃん」の頃から顕著に表れてきたんでしょうか?
正直いつごろなの分からないですけど、結局悪魔ちゃんってどうなったんですかね?
まあそういう「悪魔ちゃん」みたいな「他にはない」という点で名前が決められてるように感じます。
そういう意味ではゆとり世代が親になり始めた頃から増加し始めたと言えるかもしれません。
まあ上記の「オンリーワン」感でつける親も少なからず居ると思うのですが、
「かわいい」「かっこいい」という単純な(わかりやすい)理由でつける親も多いのではないでしょうか。
ファッション性というか、まあいわゆる親の自己満足の世界の話ですが。
そういう事を考えていくとDQNネームをつけてしまう親も得てしてDQNだと思いますが、
そのヤンキー性で、自分の子どもを私有化しようという気持ちがあるように感じます。
マーキングというか、ヤンキーの縄張り争いなどと似たようなものですね。
「我が子」だから「自分」の子どもだからと言って「親の勝手だ」というのはカンタンです。
ヤンキーというのは基本的に世襲制ですので、よほどのことがない限り周りの親族や友人も
DQNネーム歓迎ムードだから「さすがにその名前はヤバくねwwww」という風に止める人物は皆無かと推測できます。
いや「さすがにその名前はヤバくねwwww」と賛成する人のほうが多いかもしれませんが。
子どもの立場に立って考えてみると「たまったもんじゃない」というのが本音でしょうが、
子どもというのはつまり、自分な訳です。世襲してきて次世代に受け継ぐまさにその瞬間な訳です。
その時に脳裏をよぎるのは「俺と同じように生きて欲しい」というような親心で
似たようなDQNネームをつけてしまうというサイクルが出来上がってしまっているのかもしれません。
ブラック企業であるような「俺にも出来るんだからお前らにも出来る」のような恐ろしい考えと言えますが、
そこに愛情がある分劣悪な環境に落ちていくスパイラルではないので安心出来るでしょう。
http://d.hatena.ne.jp/m0612/20100414/p1
を読んだ。2年前の記事なのね。
書きたいことがある。テキトーに。だけどぼくの生き方に関わる話だ。
ぼくはここに書かれている内容のことは読めるし、納得できているつもりだ。
小学6年生のときから毎日毎日、朝から晩までインターネットして、
ついでに人と話したりセックスしたり受験を受けてみたり心折れたりして、今年で26歳。そしてインターネット。
もうなんとなくわかる。冒頭のブログの内容は簡単に言うと、「役に立つか立たないかで物事の価値判断をするな」っちゅうことですわな。簡単に言うとね。
たぶん読めているはずなのだ。文章を。 文責者が。 おおよそ。 意図するように。
その証拠として「なんの役に立つんですか?」という言葉をかなり注意深く意識的に使わないようにしている。その暴力性を思って。
そして実際(役に立たないからといって価値がないわけではない)とか(役に立たないかどうかをぼくが判断できるほどぼくは賢くない)とかそんなことを考えてる。
しかし、とても基本的な問題がある。
これはぼくがインターネットに触れるはるか前から存在する原初の問題だ。
ぼくは「なんの役に立つんですか?」という言葉、思想の暴力性を知っているが、わかってない。
子どもの将来を親が決めてしまうだなんて、あまり歓迎すべきことではないのかもしれませんね。
「そのほうがより役に立つから」なんて言って、子どもの可能性を狭めているかもしれませんね。
それはわかりますよね。
自分の言動をふりかえってみる。
ぼくは最も親しい気のおけない友人や恋人にさえ「今日何を為したか」を若干の優越感をもって伝えられるけど、
「今日何をしなかったのか」は暗い気持ちで黙っている。
ぼくは無職で実家ぐらしで一人でいるほうが気が楽なので、基本的にほぼ毎日朝から晩までインターネットをしている。
たまには身の回りの整理など、と思い立って今日は部屋の掃除と洗車をしたのだ。
で、幸運にもぼくによくしてくれる人が「今日はなにしていたの?」とあらん限りの優しさで、ほんとに何気なくぼくに尋ねる。
「今日は掃除をしていたんだよ」少しはにかんでぼくは伝える。今日はたまたまそういう日だった。
いつもは?
いつもは、同じように「今日はなにしていたの?」と訊かれても「なにもしていなかった」と答えるだけ。
ほんとはずっとこのイスの上に座ってキーボードとマウスで任意の動作をして不特定多数の情報を閲覧していたのだ。
しかしぼくに言わせればそれは「なにもしていない」。
暗たんとした気持ちで、すいませんという気持ちで、しぼり出すように、言う。
なんでだろう?
誰もぼくの可能性を狭めたりはしないが、ぼくはぼくが役に立たない存在であることを許さないようだ。
誰かに向かって「なんの役に立つんですか?」とは言わないけども、
自分に対しては「なんのために生きているんだ?」とは何度も何度も
何度も何度も
何度も何度もなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんども
どもなんども
なんどもなんどもななんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんども
どもなんども
なんどもなんどもな
なんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんども問うた。
基本的な問題。
なぜぼくは自分に対して「なんの役に立つんですか?」という暴力を振るうのだろうか。
わかっているのだ。ブログの例に取り上げられていたような、「学問」とか「研究」とかいう箔がついていれば役に立つかわからなくてもまだ寛容でいられる。
ぼくみたいなぼんくらがただずっとネットをしているだけなのと、そのような勉学を同列に扱えるはずもないことは。だからこれはブログの内容に沿った話をしているようで、実はぜんぜん関係ない話をしているだろうことも。
魚にも利き手があるというのがわかったという話とぼくが毎日ネットをしているという話。
前者ならアカデミックでない庶民には役に立つか立たないかもわからない話だ。しかし、後者はどうだ?それを「役に立たない」と断ずるにいささかもやぶさかではないか?
タバコはどうだ?役に立つか?ギャンブルはどうだ?役に立つか?
ぼくはタバコを吸う誰かだってギャンブルにハマる誰かだって役に立たないとは思わないし、消え去るべきだとも思えないし、役に立たないとしても別にいいんじゃないのって思うけど、
ぼくはぼくが何もしていないとか役に立たないということを申し訳なく思っていて、同時に「役に立つことという単一の価値観に縛られるべきではない」と頭で思考するぼくもいて、その二つの考えの間でうねうね漂っているんです。
そもそも、これは役に立つとか立たないとかいう次元をまたいだ総合的な問題ですよね。
実際、子どもの将来を小さいうちから決めてしまう親だっているわけじゃないですか、世界のどこかには。
もし、親が石油王だったら子どもにも跡を継いでもらおうとするじゃないですか。
世襲制がまだ残っているお家柄ならわりとそうなるじゃないですか。
でもそれって、世襲することが役に立つとか立たないとかいう単純な問題じゃないですよね。
世間の目もある、経済状況も鑑みないとね、親のエゴって可能性もある。
女優だか歌手だかになれなかったお母さんが、叶えられなかった夢を娘に一方的に託す、みたいな事例もあった気がする。なかったっけ?
こんな話はいくらでもありふれていて、庶民のぼくらにもそう関係ない話ではないと思う。
親は実際、ぼくみたいな能無しを飼えるほど、世間の目を気にしないわけでもないし、経済的に恵まれているわけでもない。
はぁ…書いている内に「ほんとうに言いたかったこと」に説得力がなくなってきた。
ぼくは最初
「役に立たないことが悪いわけではないのに、自分は悪いことをしているような気になってしまっていて、いつから刻み込まれたかわからんその呪詛からどうやったら解き放たれるのか教えてほしい」。
ひいては
「あなたも役に立たないからといってウジウジしないでいいんだよ。あなたは悪くないんだ」。
と書きたかったけど、もうただ自分がクズなだけに思えてきた。あなたが悪くないとかわかったようなことを言ってしまうところやった。呪詛じゃなくて相応の罰。
こんなことを書いているのも、少しでも誰かの役に立とうと思った結果だった。そしてまたぼくはいつものイスに座ってキーボードとマウスを操って「何もしていない」。
冒頭のブログはぜんぜん関係なかった。ぼくはダメ人間だった。それだけ。
もう飽きたしこの辺で…。
女性だけ限定されて、男性はそれ以外から好き勝手選ぶって矛盾しているだろう。
あるいはある程度量を調節する必要があるなら、阿弥陀で決めても良いかもしれない。
いずれにしても男女で分ける意味はないよな。
別に移民でつれてきても問題はないしな。シンガポールなんて、外部からどんどん人を呼び寄せて国が成立している。
この程度で必須というなら、警察も役人も必須だから、世襲制ってことになる。
もし必須ならなおさら、無理に適性のない人間を訓練するのはおかしいだろう。
それこそ適正のある人なら、男女国籍問わず探して、高い給料で雇うべきだ。
現状、子育ては潰しが利かない、金にならない、適性ないのに無理やり育てさせられて、やりたい仕事も出来ない。育てられる子供も虐待される、では誰も得しないだろう。
ってことは、そもそもあらゆる職業を、インドのカーストみたいに世襲制にして、四の五の言わずに子供の頃から訓練したほうが効率的だよな?
なぜそうしない?
結局、「四の五の言わず訓練すれば!!」といって訓練するより、最初から向いてる仕事を探してさせたほうが効率いい。
競輪選手の才能持っていても、子育て屋、左官屋にしかなれないのは効率的か?
まぁ、自分探しってのは向いてる仕事が分からない人間のすることだから、そりゃ家の仕事を継ぐなり何なりすりゃいいさ。
でも明らかに向いてない仕事と分かっているのに、それを無理やりさせるのは、無茶な話だろ。
しかもカーストなら男も含めて色々な仕事が細分化されているが、男女は二種類しかない上、女性のみ仕事が限られるってのも矛盾した話だ。
わたしは、創業してから数年の、こんどの決算で初めて消費税払うよ~なちいさな会社の一事務員。
いわゆるIT系とやらで現社長がみんなを引っ張って創業したらしく、
それぞれの人と社長は、創業前にそれなりに一緒にお仕事した経緯があって
ある程度思い出話ができちゃうくらいの関係。らしい。
わたしは創業2年目から雇われたので、詳しいことはよく知らないけど
そんな前提でできあがってるので、みんな仲いいな~というか、
ちょっとユルいな~とか、思ったりしながら働いてる。
さて、仲良しのユル会社にもちゃんと不況の波は襲ってきたけれど
少なくともリストラしてないし、解雇もしてないし、減給もしてない。
1カ月以上の空き人員も出てない(数週間待機は、2~3名あった)。
当たり前だけれどサービス残業もない。
賞与は直近の冬にいつもよりか1カ月分だけマイナスだったけれど出たし、
去年の夏とか、その前とか、普通に出てた。
最高!!って訳じゃないけれど、最低ではないし、
中の上な塩梅なんじゃないの?と思ってた。
だけど、いわゆる技術職さん達はここにきて、なぜだかもんのすごい不満タラタラ。
気に入らないこと、その1。
社長が個別の営業をしてくれなくなった。
経営ばっかりに時間を割いて営業をおろそかにしてるなんてけしからん。
人員枠をもらってくるための取引先さんのエライ人へネゴ打ちに奔走してるので、
取引先の予算持ちさんとのパイプを作ってるのはあたりまえじゃないのだろうか。
つか、経営者が経営してばっかりいるって不満が意味不明なんですけど。。
気に入らないこと、その2。
給料もっと上げてほしい。
下見たらキリがないけれどもっともらってもっと楽な会社だってある。
いまのうちの社員はそういう会社にだっていけるかもしれないのに、大事にされてない。
えーと、わたしが業務上うっかり知る限り、
あなたたちの年収は、世の平均年収として出されてる数字よりか、だいぶ上だと思いますが。
そこそこ満足してるわたしの3倍もらってて、わたしの半分の残業で、まだ欲しいか。
「もっともらってもっと楽な会社」、行けば?
残業だって、遅い時だって20時には出られてるじゃん。
それだって月2~3日だし(そりゃないほうがいいけど)、休日出勤ないし(なくて当り前だけど)。
要は、かまってくれないちやほやしてくれない楽させてくれないって言ってて、
と本気でほざいてたんだけど、それが部長(経営側)の人間だった。
ちなみに、減給なしと書いたけれど、ほんとは唯一、社長だけ報酬2割カットしました。
会社を黒字で残すこと
(=世襲制にしないつもりだから、今一緒に働いてるうちの誰かが引き継ぐときにいい形で残してやりたい)
みんなの給料を守ること
満点ではないけれど、がんばってくださってる社長だと思う。
それでもないがしろにされてるとキャンキャン吠える人たち。
昨日今日の付き合いでなく、これまで何年も仲良く(してやって)きたんだから
仲良しなりにもっと待遇良くしてくれていいはずだ、と言う。・・・え?
そんなにヤなら、やめちゃうといいよー。うん。
すごく有能だから、すごく給料高くて楽なところに行ける(かもしれない)人材なんでしょ?
わたしは社長ではなく、あなたたちに愛想つきたんで、今月いっぱいで辞めます。
あなたたちが行けるかもしれない会社ってやつかもしれません。
それがね、ここの会社であなたたちに苦労しながらがんばってるのを見てくださってた
取引先経由での紹介なんですよー。
社長がね、気にしないで是非にってむしろ積極的に口くれたのが泣けました。
いい加減アホらしくなってきたな。外国人の人権享有主体性の議論は知ってるって言ってるだろ。マクリーンも森川キャサリンも先に言及してるだろ。
言及されてるのは↓であって、この枝ではない。
http://anond.hatelabo.jp/20100120142232
そうだよ。個々の人権の性質に応じて差を設けることは憲法が認めているんだよ。参政権はその最たるものだよ。一切合財一緒にしろなんて、少なくとも日本国憲法上の「法の下の平等」は要求していない。
だから、参政権についてはそう言ってるだろ。
外国人にも保障されている権利について、差別することが許されるのか?という趣旨で指摘したんだが。
第1項と組み合わせて読めよ。「国民の中において」世襲制の特権階級は認めない主旨だよ。「華族その他の」という文言を見れば、外国人が国民よりも権利を制限されることを「貴族の制度」に含めるなんて予定していないことは明白だよ。
外国人にも保障される人権に関して、実質的に国民が特権階級となるなら、それは貴族制度だろうに。
だから、それは何によって権威付けられるの? 憲法上の明文規定をひっくり返すほどの権威を、誰が認めてるの? 世界精神とかヘーゲルみたいなことは言わないでくれよ頼むから。
ひっくり返すも何も、憲法の条文は全て個人の尊厳が根底にあるんだろうに。
個人の尊厳が根底にあることを認めないなら、立憲的意味の憲法でなくなる。
学部程度の教科書なら、書かれているはずのこと。
いい加減アホらしくなってきたな。外国人の人権享有主体性の議論は知ってるって言ってるだろ。マクリーンも森川キャサリンも先に言及してるだろ。
そうだよ。個々の人権の性質に応じて差を設けることは憲法が認めているんだよ。参政権はその最たるものだよ。一切合財一緒にしろなんて、少なくとも日本国憲法上の「法の下の平等」は要求していない。
あと、14条には2項もあるよな。
第1項と組み合わせて読めよ。「国民の中において」世襲制の特権階級は認めない主旨だよ。「華族その他の」という文言を見れば、外国人が国民よりも権利を制限されることを「貴族の制度」に含めるなんて予定していないことは明白だよ。
だから、それは何によって権威付けられるの? 憲法上の明文規定をひっくり返すほどの権威を、誰が認めてるの? 世界精神とかヘーゲルみたいなことは言わないでくれよ頼むから。
国政を担う者が地域の利権代表に堕してしまうのが多選の弊害であり、世襲は多選の一形態に過ぎない。本来ならば多選を規制すべきであるのだが、国替えはしたくないので、世襲を規制する事で多選禁止の骨を抜こうという狙いであろう。と、同時に、選挙が終わったら世襲禁止も骨抜きにするという展開までありえる。非世襲議員と言えども、地盤を固めた後は自分の直系子孫に世襲をしたいと考えるであろう。そういう人情に訴えかけて黙らせれば済む。
中央省庁の幹部人事を一元管理する内閣人事局構想は、政治が中央省庁の幹部人事に介入するという事である。課長級くらいまでは省庁内の純粋培養で恥を晒さないように教育する必要があるだろうが、それ以上は、政治任命によってでしか上がれないという制度を作り、官僚を政治家が使えるようにするという構想である。と、同時に、働いてくれた官僚には、相応の身の振り先を用意しなければならない。それは、当然、自身が政治家になるという事である。政治家が官僚よりも上になるというのであれば、官僚から政治家へと進むのが、当然の進路となるし、どこの馬の骨ともわからない政治家に使われるくらいならば、事務次官まで勤め上げた官僚出身の議員に使われた方がマシとなる。
その為には、落下傘候補を定期的に押し込める選挙区を作らなければならない。多選規制は、その為の手段である。内閣が変わる度、大臣が変わる度に、議員候補が生まれてしまうのだから、それを押し込める先を作らなければならない。死ぬ前に一度でいいから大臣になりたいと、無責任なポストのばら撒きをやめさせる効果も期待できる。
世襲を制限するのでは、引退する議員の後釜にしか落下傘候補を押し込めないという事になるし、議員の秘書への地盤の譲渡は世襲ではないという理屈で、後釜に押し込む事すらできなくなりかねない。これでは、官僚の身の振り先は今まで通り天下り先という事になり、国家の為に働く官僚は出てこない。省庁の傘下に天下り先を作り、そこに天下る為に、省利庁益の為にしか働かなくなるのである。埋蔵金を削り、天下り先を削るならば、その代りとなる場所を作らなければならない。
知事よりも少ない支持しか得ていない人が首相になるという事に矛盾を感じないという現実把握能力の欠落を問題にしなければならないのであろうか。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2009042700865
民主党は27日、国会議員の「3親等以内」が同一選挙区で連続して立候補することを禁止する方針を打ち出した。政治改革に積極的な姿勢をアピールし、西松建設の違法献金事件で傷付いた党の清新な印象を回復するのが狙い。同党は次期衆院選のマニフェスト(政権公約)に盛り込む方針で、企業・団体献金の全面禁止と併せて衆院選の争点にしたい考えだ。
民主党の鳩山由紀夫幹事長は27日の政治改革推進本部(岡田克也本部長)の総会で、「4世のわたしが言うのだから間違いない。まっとうな政治をしつらえていくためには、自らを律する制限が必要だ」と訴え、実現への決意を強調した。
3親等以内の場合、配偶者や子どもはもちろん、おいやめい、ひ孫も含まれる。これらの親族は地盤(後援会組織)、看板(知名度)、かばん(資金力)を引き継くことが多く、選挙戦でも有利とされるだけに、公平性を確保する観点から制限は当然との判断だ。
ただ、世襲制限は党の内規で定め、現職議員や、既に公認を受けている衆院選候補は対象としない。一方、「政治資金の世襲」を制限するため、国会議員が引退・死亡した場合、資金管理団体を引き継ぐことを禁じる政治資金規正法改正案を今国会に提出する方向だ。
今回の世襲制限に対して、総会では一部から「なぜ3親等なのか。法の下では平等だ」と、調整を急ぐ執行部の姿勢を疑問視する意見も出た。しかし、党内は「自民党との違いを示す分かりやすいテーマが必要」との声が大勢。民主党が明確な方針を打ち出せば、世襲制限に抵抗が強い自民党との「対立軸」になり、反転攻勢に打って出やすいとの思惑も働いた。(了)