はてなキーワード: 懸賞とは
「ご縁がありますように」はそんなに心象良くないぞ。
たぶんそういうアカウント持ってる人ははてな匿名も見ないと思うけど……
それで、サービス認知向上と意見収集のために定期的にTwitterで懸賞(RTした中から抽選でアマギフみたいなよくあるやつ)を担当することがあった。
どうせ抽選ツールを使うので引用RTやリプライの内容で結果が変わることなんてないんだが、サービスの反響チェックとして寄せられたコメントには一応目を通していた。
その時に、普段からサービスを利用してるユーザーとただの懸賞アカウントを一発で見分ける鍵になったのが、「ご縁がありますように」という独特の文言だ。
彼ら懸賞アカウントは謎の験担ぎをしがちで、「ご縁がありますように」という文言を必ずといっていいほどツイートの末尾に添えている。
あくまで運営者の気持ちとしてはだが、明らかにサービスを利用する気のない懸賞アカウントより、日頃からサービスに親しんでいて有用な意見を寄せてくれるユーザーに還元したいものだ。(機械抽選だから結果には関与できないけども)
なので、群がるようにリプライに並ぶ「ご縁がありますように」という定型文を見るとどうしても「あぁ…」と名状しがたい気持ちになってしまう。
中にはそんな運営の心を知ってか知らずか、サービスの利用者にうまく擬態しようとするアカウントもいる。
大体運営アカウントの過去2〜3ツイートから単語を拾って、「新しく追加された◯◯という機能、とても楽しく使っています!」など書いてあるのだ。これには「おっ?」と思う。しかしそんなアカウントさえ、末尾には「なので、ご縁がありますように」と書いてあるのだ。「あぁ…」だ。
案の定、ホームを見に行くといろんな懸賞ツイートに対して「◯◯楽しく使ってます!」と独自の文言を用意している。
そこまで文言をチューニングする手間をかけておいて、なぜ彼らは「ご縁がありますように」をつけてしまうのだろうか。
ものすごく精巧に人間に化けた狐や狸に尻尾が生えているのを見たような気分である。化けるなら最後まで化け通してくれ。
自分のところは恣意的に当選者を選ぶようなことはしないのでこちらがどんな感情を抱こうと当たる人には当たるし当たらない人には当たらない、ただそれだけの話なのだが、
もし自分がツイート文言までちゃんと読んだ上で当選者を選んでいいなら、「ご縁がありますように」の人たちは一番に省くだろうな……と思った。そんな権限ないけども。
誠実さがどうこうってのとhesopennさんが話題になってるので
表現問題とは関係ないけど自分がこの人の過去のブコメでウケた奴を引用してみる
数学の未解決問題に『1億2000万円』の懸賞金がかけられる→内容は簡単に理解できます。数学自慢の方々挑戦してみて
https://togetter.com/li/1742307
hesopenn 2021/07/09
こんなのがトップコメになってたのを最近見つけてホントはてなって門外漢がしたり顔してそれが持て囃される場所で酷いと思ったわ
コラッツ予想に関しては現時点でテレンス・タオが「適当な確率測度の元では測度1の例について予想が殆ど正しい」事を示したのは確かだけど
これって既にコラッツ予想で分かってる結果をブラッシュアップした定理に過ぎないのよね
確率測度を設定するやり方自体は既にコラッツ予想で別の人達が進めてたのをテレンス・タオが洗練させてより予想を解決へと近付けたんだ
他にもテレンス・タオって既存の結果をブラッシュアップする事が多くてどちらかというと凄い秀才で発想力で他の数学者達より優れてる訳じゃない
例えばコラッツ予想では無いけど「特定の数列の中に10,13,16,19,22,25みたいな特定の長さの等差数列が含まれている」という類の問題が昔から研究されていて
テレンス・タオは「素数列の中に5,11,17,23,29という長さ4の等差数列があるが、もっとずっと長い任意の等差数列がある」という定理を証明したのが評価されていて
彼がフィールズ賞を取ったのもこの結果が主要な理由の一つになっている。
(もっと長い素数の等差数列として「199,409,619,829,1039,1249,1459,1669,1879,2089」とか長さ10の列があるけど、長さ100、長さ1000、幾らでも長い奴がある訳だ)
しかしこの定理についても割と似たような結果・似たような手法は既に存在していたのでテレンス・タオはやっぱり秀才として頑張った結果だって分かるんだよね。
そしてこの一連の問題の中には今のところ最終的な予想として「逆数の和が発散するような自然数の数列の中には幾らでも長い等差数列が入っている」という予想がある
例えば素数の一つ一つにある程度に数を足したり引いたりした数列(12,13,15,17,31,33,37,39,43,49,...みたいに適当に10足したり20足したり30足したりする数列)とか
こういう数列は足してく数が比較的少なければ1/12+1/13+1/15+...という逆数の和は無限大に発散していく。こういう数列は必ず長い等差数列を含む訳だ。
この予想に関しての最近の進展はテレンス・タオとは違う人達によって成し遂げられてきている。
「長さ3の数列が入っている」は証明されたし「長さ4の数列が入っている」も部分的には証明されてきた。
証明してきた人の中にはhesopennさんの言うような「一般人」だっているんだよねぇ…
別にテレンス・タオが関わらなくても解決しそうな勢いではあるんだ。
この最終的な予想はテレンス・タオが解決出来てないので一般人には無理だ…なんて賭けには分野内の数学者も昼飯一回分以上のお金も賭けたくないだろうね。
さて、なんで自分がコラッツ予想と違う上記の例を持ち出したかというとコラッツ予想の現在のテレンス・タオの結果には
上記の例で使われているようなテクニックも多分に使われているんだ。
だからコラッツ予想だって上記の例と似たようなやり方で解ける問題である可能性は結構あって「一般人」が証明する可能性は大いにあるし
自分の分野外の事象についてしたり顔で言うhesopennさんには大ウケしてしまうし
(まさかhesopennさんは数学に対して素人以上の人じゃないですよね…?)
こういうのをスターで持て囃しちゃうはてなブックマークもちょっとどうしようもねぇコミュニティだって思ったね。
数学の話題出来るからついついhesopennさんをネタに色々と書いちゃったよ。