はてなキーワード: 二馬力とは
人生計画どうしよう、どうすればいい?
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→そもそも結婚しなくていいや!
↓
→(稼げない)マジお金ない
→(稼げる)仕事に打ち込みすぎて婚期逃した
↓
稼げるようになって、結婚した。
→(お互い少し稼ぐ)自分が仕事を辞めたら暮らしてけないからやっぱり出産できない
→(お互いたくさん稼ぐ)たくさん稼ぐ仕事辞めたらお金とやりがいがもったいない ←イマココ
→(相手がたくさん稼ぐ)自分の仕事はそこそこにしといて、子育て楽しいハッピー
→(自分がたくさん稼ぐ)もしものことを考えるとうっかり子育てに突入できない
↓
それはともかくこどもほしい
→(家庭に使える時間短い)こども育てる時間あるからこどもつくろう
→(家庭に使える時間長い)こども育てる時間ないからこどもはやめよう
つまり、下記を確保することによりキャリアを維持して裕福な生活をしてそしてこどもも得られる。
いや。お前ができるかどうか、やりたいかどうかではなくて、まず現実的にどうすべきかを考えろよ。
・旦那の稼ぎは自分的にも不十分な上に激務だから、嫁にも二馬力で働いて欲しいと思っている
・でも嫁にそのまま「働け」と言っても家事育児で無理とか返しそうだから、嫁実家を頼る案を提示してきた
・でも嫁実家は駅から遠く通勤に不便なので、送迎が必須になるだろうと考えた
旦那はきちんと論理的に考えた上で嫁に現実的な提案をしてきている。
そこで感情を爆発させて「ヤダヤダ!やりたくない!私のしたい事以外何にもやりたくなーい!」とか言ったって何も解決しない。
それとも、何も告げられないまま「仕事だから」と勝手にあれこれ決められて引越しした方がいいっての?
旦那だって激務だって事がわかってるなら異動先の近くに住みたいだろうに、あえてそれを引っ込めて提案してくれている。
わざわざ居心地の悪いだろう嫁の実家のそばに住もうと自分から提案してくれるなんて、いい旦那さんじゃん。
お前がよほど日々の家事育児だけでゲンナリしているかが、ハタから見ていても察せられる程なんだろうな。
旦那は家族全体の事を見ていて、それに対し、お前は自分の事しか見ていない。
テメエの都合ばかり主張してないで、少しは旦那の気持ちも汲んでやれ。
アメリカは日本よりは女性が社会進出してるけど、結局社会全体がマッチョだから男女共に有能じゃなきゃ生き残れないよ。適材適所とか互助の概念が薄いから逆の意味で日本よりシビア。簡単に首になるし。カナダのほうがその点はましっぽい。
欧州はそもそも仕事がない。ただええかげんなので所得低くてよけりゃ男女差は少ない方だし、育児も仕事もーというのはできると思う。というかそれが当然。北欧はマシだとか聞く(というか働いていないと白い目で見られるらしい)けど実際のところはどうなんだろうね。
発展途上国は女性もみんな働いてるけど、全体的に所得が低くて二馬力じゃないとやってけないから働いてる。ただ貧富の差が激しいので富裕層に食い込めればメイドを雇えばよく、女性もそこそこ社会に出ている感じ。まー戦前の日本と同じだな。
くだらない悩みだとは思うんだけど、人妻、あるいは結婚間近の女性に愚痴られることというと、お金の話。
自分がほにゃららを我慢してるのに、旦那は車を買ったとか、酒とタバコをやめないとか、月にほんのちょっとしか貯金もできないとか、その手の話。
第三者的には、マイナスになって借金してるわけじゃないし、普通に暮らして余るんなら、そんな思いつめずに落ち着いて話し合えばいいじゃないかって思うんだけどね。
化粧品と車の優先順位とか、酒タバコに月にいくらかけるかっての問題って、収入が一定以上あればわりとどうでもよい問題。
「私がドモホルンリンクルをやめて頑張ってるのに旦那はCR-Z買って」
とか言われても、旦那は旦那で妥協してCR-Zだったんだろうなと、前はインテグラだったし。
ドモホルンリンクルをやめるのがどれほどの苦痛なのかもよくわからない。
愛の力で擦り合せができるのか、甚だ疑問だ。
ぜんぜん違うジャンルのものを天秤に乗せて比べる方法が思い浮かばない。
しかし、この手の悩みも、倍ほど稼げば、大体はなくなるんだよね。
収入がないと、擦り合せなきゃいけない項目が増えてくる。
車と化粧品の優先順位とか、食費と煙草代の優先順位とか、自分の中にある理想の予算編成と相手の中の理想の予算編成が、がっつり合わないと喧嘩になる。
片方が鳩山家出身とかではなくて、二人共平均的な家庭の育ちであっても、だ。
多少合わなくったって、十分以上に収入があればたいしたことはない。
(相手が)思ったよりも重きを置く項目もあれば、予想より重きを置かない項目もあったりして、トータルでそんなに家計を圧迫することはそうない。
で、倍稼ぐには、男が頑張ったほうがいい。
「私がほとんど稼いでないから(お金がなくとも)旦那のワガママを聞かざるを得ないし」
と言う人もいれば
「私のほうが稼いでいるのに旦那は」
という人もいて、足りなければ二馬力で、という解決は難しい。
第1回
http://anond.hatelabo.jp/20121203123633
鈴木:ひどいこと言うんだもん、色々(笑)。『もののけ(姫)』のときもねえ……。『もののけ』どうだったって聞いたら、「レイアウトがダメになった」って(笑)。
庵野:ダメでしたね。よく宮さん(宮崎駿)、このレイアウト通したなというくらいダメでしたね。
庵野:いやー、ダメでしたね、レイアウトはかなりね。レイアウトが世界一の人だと思ってるんで。
庵野:ええ。あの空間の取り方のなさっていうのは、ちょっと、あれは歳取ったのかなって思っちゃいました。
鈴木:すごくフラットになっちゃったんだ。だからすごいのはお話のほうで、画のほうはどっちかっていうと結構サラッとしてるっていう。
庵野:サラッとしてます。あれが『(崖の上の)ポニョ』でまた粘りが出ててよかったなっていう。
鈴木:『ポニョ』の前にね、宮さん、ディズニー・チャンネル見まくったんだよね。そしたら「動きすぎだ」って最初言ってたのが、途中から「いや、動き過ぎだと思ってたけどそうじゃない、動くことに意味はある」って。それで突然「世界は動いてるんだから、やっぱり動かすべきだ」って。それをテーマにやりはじめた『ポニョ』はどうでした? なんて今頃聞くのもあれなんだけど(笑)。
鈴木:いまでも。
庵野:うん、いまでも長いと思いますね。お母さんが宗介を置いて車で行っちゃうじゃないですか。それで二人っきりになるあたりからは、あんまりノレない感じですね。それまではすごいよかったですね。
鈴木:えっ。
庵野:お母さんがいいです、もう。
鈴木:お母さんが。
庵野:いや、それがいいですよね。いままで宮さんになかったものじゃないですか。
鈴木:そうしたら宮さんがね、「あれは勝也がやってて俺じゃないから」って(笑)。
庵野:そうそうそうそう、それがいいんですよ。いままでの宮さんにはできなかったこと。
庵野:いいですよね。線だけでそれ出すんですよ。
庵野:宮さんが手を入れてないってのがまた良かったんですね。
庵野:あれにまた入れ直したらもうブチ壊しだったのを、それをグッと抑えてるのが大人になったというか――
庵野:歳を取ったというか。
鈴木:僕ね、すごい覚えてるのは、スタジオ……あれは(スタジオ・)グラビトン?
鈴木:あの、もりやまゆうじ(森山雄治)がいて。そこで初めて(鈴木が庵野に)会ったの覚えてるんですよ。
鈴木:あ、そっか。
庵野:桜田にあった、フリーのアニメーターが寄り集まってるスタジオ界隈ですね。
鈴木:あのとき自己紹介されたの覚えてるんだよ、俺。順番がちょっとぐちゃぐちゃなんですけどね。ただ、当時もりやまゆうじっていう人と一緒に押井守の原作で漫画をやってたんですよ、『とどのつまり』っていう。それで、そこのスタジオに漫画の原稿取るっていうんで1ヵ月に一回行って。押井守が原作を書いて、彼が画を描いてたんですけど。そこで(庵野が)登場して、あの「住所不定なんです」って。
庵野:ええ、家なかったです。
鈴木:えっ、そんななってんの、もう。
鈴木:あ、なってんの。そうなんだ。
庵野:ええ、23、4。24くらいだったと思いますね。『(風の谷の)ナウシカ』のあとですもんね。
鈴木:そうだよね。
庵野:ええ。大阪のアパート引き払って、とにかくカバンだけ持って――
庵野:ええ、宮さんのとこ行って。で、家はないのかって言われてありませんって。そのときは高校時代の友達のところに荷物だけ置かせてもらって。トップクラフトで寝てましたね、寝泊まりは。
鈴木:ああ、あそこで寝てたんですか。あの応接で?
庵野:いえ、応接なんかで寝ないですよ。机の下ですよ。机の下か、隙間。壁と動画机の隙間が60センチぐらいあって。そこで寝てましたね。
鈴木:とにかく『ナウシカ』始まったときに、やらせろっつって。当時トップクラフトってところで『ナウシカ』作ってたんですけど、現れて。なんか原画持って来たんだよね。
鈴木:それで宮さんが気に入って。その画を見て、多分ここがいいだろうっていうんで巨神兵を。
庵野:いきなりですよね。めちゃくちゃです。ズブの素人ですよ(笑)。
鈴木:それで粘りのある画面を描いてくれるだろうって。
庵野:いやあ。
鈴木:でも描いてくれたじゃない。
庵野:まあ出来てよかったですけど。でもよく任せましたよね。
鈴木:宮さんの独特の勘だよね。あまり給料払えなかったよね、多分。
庵野:いえいえ! あれは貰えましたよ。
鈴木:あ、本当?
庵野:それまで安かったですから。『(超時空要塞)マクロス』のテレビは大学のときのアルバイトでやったんですけど、1カット1800円でしたから。
庵野:ええ。まあテレビシリーズですから、そんなもんです。1800円です。
鈴木:はあ。でも、あの巨神兵は凄かったよね。粘っこいでしょ。だってあれだけやるのに、あれ秒数どれくらいあったの。
庵野:長いのが十何秒ですか。普通6秒か8秒で、でも伸びてやっぱり10秒になってたと思いますね。
鈴木:それをどのぐらいの期間でやってたんですか。
鈴木:ああ、でも当時だとそれぐらい、それでもすごいよね。
庵野:んー、まあ巨神兵については一個悔しいのは、中(動画の中割り)を7枚にするべきだったと思いますね。宮さんはあのとき「中5でいいんだ!」って言ってて。でも中5は速いんじゃないですか……って。でも中7にすると枚数が増える上に尺も延びるから間に合わないって、中5でいいって。そして影も2色つけなくていい、1色でいいって。「ええっ~!」というやつですね。あのときは影は2色……まあ、それでも2色は許してくれたんですけど、「3色つけたら殺す」という風にメモがありますよね。
鈴木:やっぱり影を付けたくない人なんですよ。
庵野:ええ、でも大きさはやっぱり影で出せるものがあるじゃないですか。
庵野:いや、記号だからこそ、ですね。でも色々教えてもらったのは、本当に板野一郎と宮崎駿、この二人ですね。アニメの技術だけじゃなく、作り方みたいなものも横で見てて。だから僕の師匠はこのふたりですね。実際色々教えてくれましたからね、手取り足取り。
鈴木:いや、ジブリ、西ジブリって作ったでしょ? だからいまトヨタのなかで若い人、22人やってるわけですよ。そういうとこ行って、ちょっと特別講義を……。
鈴木:みんな喜ぶよね。でも喋るだけじゃなくて、実際のね、なんかやってくれるといいんじゃないかって。
庵野:昔、宮さんが塾を二馬力でやってたときに、一回行きましたね。でも宮さんって自分が好きか、こいつはいけるっていう人じゃないと教えないじゃないですか。
庵野:依怙贔屓と、やっぱり自分の下駄が欲しいので。自分の役に立ちそうな奴しか労力を使わないですよね。
庵野:僕が『ナウシカ』のときに色々教えてもらったのはそれだなあって。巨神兵をこいつにやらせとけば、自分はそれを直す手間の分、ほかのことやれるっていう。それだと思いますね。
鈴木:でも、だってアレやってくれるだけですごいホッとするんだもん。
鈴木:でも、ラストシーンは『ナウシカ』よかったんですかね、あれで。
鈴木:宮さんの最初の案は、とにかく王蟲が突進してきて、そこへ降り立つナウシカ、それでいきなりエンドマーク。それて王蟲の突進は止まると。……これは困ったんですよ。
庵野:いやー、引かれないと困るでしょうね。
鈴木:だから延々、僕ね、それこそ最後のほうコンテが出来たとき、高畑さんとふたりで阿佐ヶ谷の喫茶店で8時間ぐらい、色々話したんですよ。これで行くのか行かないのかって(笑)。それでとにかく現状はいまある案。2つ目がナウシカが死んで、伝説の人になる。で、3つ目がね、死んだあと甦るっていう。それで最後さ、高畑さんがね、「鈴木さんどれが好きですか」って(笑)。
内藤:好き嫌いになるんですか。
鈴木:そりゃやっぱ甦ったらいいんじゃないですかねえって。じゃあ、つってふたりで宮さんのとこに言いに行くんですよね。いやー、判断が早くて。「ふたりで決めたんでしょ、じゃあそうします」って。考えないんだよね。
庵野:あのとき見せてもらったのは、巨神兵と王蟲が戦うのは、見たかったですね。
庵野:あれかっこよかったですよね。まあ巨神兵は大変でした。僕は全然描けなかったと思いますよ、あのコンテのままだったら。
鈴木:でも――
庵野:まあ、宮さんだったら出来たんですね。『ナウシカ』の途中で、最初に面接でお会いしたときにはすごく緊張したんですけど、段々それが解けてただのオヤジになっていったんで。普段アニメ作ると、宮さんってフィルターかけちゃうじゃないですか。
庵野:ええ、いい人っぽく。
庵野:『ナウシカ』の打ち上げのときに言ってたんですよ宮さんが、「人間滅びてもいいじゃん」っていうの。
庵野:『ナウシカ』の打ち上げのときに、最後のほうの相当宮さんも飲んでたときに、スタッフのアニメーターの若い女の子がひとり食って掛かってて。「人間が滅びてしまうじゃないですか、そんなの作っていいんですか」みたいなことを言ったときに「人間なんてね、滅びたっていいんだよ!! とにかくこの惑星に生き物が残ってれば、人間という種なんていなくなっても全然いいんだ!」っていうのを怒鳴ってるのを僕は横で聞いてて、この人すごいとそのとき思ったんですね。クリエイターとして宮さんが好きになった瞬間でしたね。人そのものに執着してないってのが根っこにあって、あれはすごくいいですよね。
鈴木:「もしかしたら私達そのものが汚れかも知れない」、いやー、もうそのセリフ読んだときにね、ああこの人、人間よりあっちのほうが好きなんだって。
庵野:『ナウシカ』の7巻は宮さんの最高傑作だと思いますね。まあ巨神兵のくだりは別にしてですね、宮さんの持ってるテーマ性っていうのが、あれに、すごくこう――
鈴木:集約されてる?
庵野:集約されてるっていうか、もう原液のまま出してるわけですよね。本当に、本当はすごくアレな人なんですけど。
鈴木:あの、負の部分っていうのか。
庵野:それがストレートに7巻には出ててよかったですね。『ナウシカ』の漫画にも色々出てますけども、7巻は特にそれが凝縮していていいですね。
庵野:あれは……『ラピュタ』のころだったと思いますけど。吉祥寺で言った覚えがあります、最初にね。
鈴木:あれはだけど俺、宮さんに真剣に庵野がやるならいいんじゃないですかって。俺はこう説得したんですよ、宮さんを。「3部作にしたらどうだ」って。そうするとね、多分2本目は、宮さんが書いてるように、ある種、殺戮の映画だと。第2部はそういうことでいうと、さあ、このあとどうなるんだろうという、そういう映画を作ればいいわけだから、庵野がやれば絶対面白くなると。で、その締め括りをね、宮さんが第3部でやったらいいんじゃないかって。いい説得でしょ。
庵野:僕がやりたいのは7巻ですけどね。
庵野:ええ。
鈴木:未完だもんね、一応、あれで。
庵野:まあ、あのあとも語りたいです。
鈴木:いやかくね、宮崎駿に関して語らせたら一言も二言も、一家言も二家言もあるっていう。
庵野:2ヵ月半くらいですかね。
鈴木:そしたらさっきの、もりやまゆうじのところに居たってことなのね。そしてしばらく経ったら、また『火垂るの墓』のときに現れたんだよね。
庵野:ええ、そうですね、就職活動ですね、仕事がなかったんで。宮さんのとこ行ってなんか仕事ないですかって。『トトロ』のオープニングをやるか、高畑さんのほうでなんか戦艦を描くのがいないっていうんで、じゃあそっちをやるかどっちだって。宮さんは前にやったんで僕は高畑さんと仕事しときたいですって。
鈴木:そうだよね、覚えてる。それで戦艦にイルミネーションと――
庵野:ええ、イルミネーションと花火の。実際には重巡ですけどね、戦艦じゃないですね。
鈴木:で、やってもらったら、なんかのときに話したら、よく覚えてるんだけど「二人のこともよくわかったんで」って(笑)。
内藤:そうなんですか。それでひたすらそれを、超えるために。
庵野:超えよう超えようと。
内藤:それで超えたときに人はどうするんですかね。なんか達成しちゃうじゃないですか。
鈴木:はっきりしてる。
鈴木:……そうだよね。
内藤:鈴木さんは仮想的とは違うんですけど、高畑さんの話をするときに――昨日もそうなんですけど――毎回高畑さんの話するときに、その当時の怒りが込み上げてくるみたいで……。
鈴木:いや、そりゃ色々ね。高畑さんって……曖昧じゃないからね。昔、押井守と雑誌で対談したときに、押井守が『赤毛のアン』の第1話、これが僕がアニメーションをやるときに非常に大きな影響を与えられた。簡単に言うと、30分の話を30分でやっていた。こんなことテレビのシリーズでやっていいのか。それで勇気づけられた思い出がある。そこに描かれていたのは日常を描くっていうことで……って言った瞬間、高畑さんがね(語気を強めて)「あなたが使ってるその『日常』っていうのはどういう意味なんですか」って言ったのよ。そしたら押井さんがね、黙りこくったんだよね。
鈴木:仮想的ではないんだけど、ねえ。
鈴木:うーん、甦るんだよね。
鈴木:宮さんにとっての仮想敵は? わかりやすいよね、高畑勲だよね、やっぱりね。
庵野:ずうっとそうですよね。
鈴木:そう。いまだに毎日喋ってて、誇張すれば半分は高畑さんの話だもの。
鈴木:高畑さんがいるから作ってる。高畑さんが作ろうとするから作る。おまけに高畑さんに作ってもらいたい。それが変わってないもんね。この期におよんでね、画コンテ描きながらね、「こういう画コンテ描いたらパクさん(高畑)に叱られる」って(笑)。なんちゅー純粋な人だろうと、そこは。
庵野:何回も挑戦してますよね、高畑さんを超えようと。そのたびに思い知ってるような気がします。
鈴木:やっぱり宮さんはね、高畑さんという大きな存在に包まれてる、と自分で思ってるんだよね。面白いんだよ。
??:(聞き取れず)
鈴木:やっぱり、ありますよね。まったく宮さんは宮さんの道行け、だから俺は勝手に行く、じゃないんですよね。やっぱり宮さんという人と一緒に作って来たわけでしょ。それで作ってきた人が、こうやって世間から認められて。それでいま作ってるものに対して、誰よりも関心が深い。誰よりもその内容を見返して、内容を把握して、それを自分のなかで整理しようとする。気を許すわけにはいかないよね。それが自分にある種の緊張をもたらしてるのは確か。それは高畑さんすごいですよね。だからそういう人が、誰かがいるから俺もやるみたいなことは大きいですよね。だから押井守もそうだったね。もし宮さんがいなかったら、宮さんみたいな映画作りたかったって。同時代に宮さんがいるから、俺はこんな変な映画作るんだと。自分で言ってましたけど、「変な映画」って(笑)。
庵野:いいですね。
庵野:あ、見ました見ました。
鈴木:どうだった。
鈴木:そうなんだ。「かな?」。
庵野:かな、と。
(以下に続く)
20代後半。周りが結婚し始めた。
正直、なんで20代で結婚なんてなんでわざわざするんだってずっと思っていた。まあ、自分も漠然とは将来的に誰かと将来結婚するんだろうとは思ってる一方で、なるべく長く独身期間が取れるようにして30代後半くらいで結婚した方がお得だろうと。
でも、この前結婚した友人(25歳女性)と話してて、なんか納得したんだけど、長期的に条件(っていうと見も蓋もないけど。自分にあった相手という意味で)の良い相手と結婚したかったら、やはり早くに決断した方が良いのかもしれないと思い出した。
というのも、(たぶん不景気なのとかも関係あるんだろうけど)昔より相対的に「ほんわりタイプ(或いはスイーツ)で料理上手な専業主婦」系より「それなりに賢くて家事そこそこで正社員」系の人気が上がってるわけですよね。
キャリア系相手だと、互いに結婚における生活や金銭の変動が少ないから、割とそこに関してはハードル低く結婚できちゃうみたいで、周りでもそういう感じで結婚してる人が多い。二馬力状態で子供とか考えると、早めの方が良かったりするって聞いたから(女性の方が重要な役職に就いてからだと影響が大きすぎるので)そこら辺も関係してるのかも。(まあ、キャリア系でも高望みしたり機会がなかったりで、そのまま結婚しない路線で行っちゃってる人もいるけど、本人の稼ぎも上がってるし逆に理想が高くなってて、拗らせてる人が多いという気がする)
そして、そんな感じだと子供が大学卒業前に第一線から外れるような35以降ってまずターゲットとして考えられてないらしい。自分で稼いでるから、金に目も眩みにくい。「別に若くても二人で稼げば年収7、800万超えるし。。35って、男性は若いつもりだけど、みんな腹も出てるし立派なおっさんだよねえ…」だと。
結局、市場競争的な話で、男も女も、「中身」「経済力」「家事能力」あたりの要素は同じなんだよな。
で、キャリア系女子は「稼ぎはそこそこでも良いから、家事とか育児とかシェアできる、対等な人が良い」って思ってて、専業主婦系は「稼ぎは重要。頼れる優しい人が良い」って思ってる。
そうすると、自分みたいに『ある程度自分の生活を根本から覆されずにいたいなー。家事は苦にならない』というタイプは、年とって腹が出て年収が若干上がった状態になるよりかは、今の段階で仕事をしながら、ちゃんと自炊生活を続けて家事能力付けて、(たまたま今のご時世で人気が高まってる)ちゃんと稼げる女性と協力しながら生活していった方が良いのかな、と思った。このまま年とっても、人気出る可能性があるのは専業主婦志望系だけで、それは自分のニーズと違うし、その頃にはキャリア系は売り切れてるし。(いても、若いうちに結婚できなかった拗らせ系が多そう) 5年間独身生活が伸びるより、今のうちにちゃんと自分のニーズと合った女性と結婚した方が良いかな、と。
結婚って生活も絡んでるから、恋愛以上に「自分が相手の望む価値を提供できるか」が重要なんだろうな。
自分が「そこそこの稼ぎでそこそこの家事能力で非スイーツ」を求めるなら、こちらは「そこそこの稼ぎとそこそこの家事能力」が提供できないと駄目。
自分が「若くて可愛い子。当然、朝ご飯は和食で!部屋も綺麗にしてね!子供のおむつとか替えないよ!」と求めるなら、こちらは「それなりの年収」が提供出来なきゃ駄目。
自分が若さを求めるなら、自分も相手からそこまでは離れていない方が確率は高い。(なんだかんだ言っても、数歳違い程度までの結婚が周りを見ても多い)
それに競争率が加わる感じ。
今は、たまたま不景気で、キャリア系は人気があるから、そこを諦めれば相対的に美人などをゲットできる可能性は上がるかも知れない。
或いは、常に不動の人気を誇る「若くて可愛い」という条件を外せば、あんまり年収高くなくても完璧に美味しいご飯を作れる子がゲットできるかも知れない。
或いは、自分が相手以上に家事能力満点で子育てもしちゃうぜ!って感じで家事能力の条件を外せるなら、ちゃんと稼げる子を見つけやすい。
以上が、
「可愛くて、ちゃんと正社員で金稼いできて、ご飯作ってくれて、部屋も綺麗にしてくれる20代女子と、36くらいになったら結婚するんだー」みたいな夢物語語ってた自分の考え直した結果でした。実際36になる前に気付いて良かったと思う。なってからじゃ取り替えしつかない。
今の彼女(部屋ちらかってるけど正社員で顔そこそこ。気は合う)とも、あんまり現実的に結婚考えてなかったんだけど、意外と自分には今の生活の延長みたいに暮らせそうで、向いてるのかもなと思ったりした。
二馬力だと女性がしんどいと思うのは、家事負担がほとんど自分にくるであろうことを予想しているからじゃないか。
高校1年ぐらいに腐り始め、そのまま腐として学生時代を送り、無難に就職し、齢24でも愛方すら居ない自分。
主観でも客観でも比喩でもなく、直喩でブサイクであります。鏡なんて見ませんよ。ええ。
身長を150cmと未だに高校生に間違えられる。足も短く太いし、胸だってBです。胸の脂肪にすら愛想つかれたわ。
センスも最悪。働き出しても服は大学の頃と変わらない始末です。
とにかく大人の女としての魅力が足りてない。足りてないというか無いです。ファンタの果汁程度に0パーセントです。
もちろん、街で声を掛けられる事も無いですし、コンパのお誘いなんかも来るはずが無い。
平穏無事に趣味と仕事で一生を終えたい。たぶんそれじゃ普通の人からしたら不満足なんだろうけど、
私のような青春の欠落した人間が、家庭的な幸せが得られるはずがないから諦めています。
そりゃ、望むだけ無駄ですから。
話は変わって、
名刺交換した程度で、話したのもせいぜい10分から15分ぐらい。しかも仕事の話だけです。
次の日、職場のメールにその男性からプライベートのメールが届き、
今度食事に行きませんか?
……はぁ。さいですか。
私に興味があるなんて貴方はどんな蓼食う虫なんでしょうか。
あなたが恋をしているのは私が公務員だからですか?
と、そんな理由を邪推している。
試しにその人に会ってみて、
ってつぶやいてみようかしら。
向こうの反応を見てみたい。
女性公務員だからって結婚後も仕事を続けるなんて誰が決めたのかしらって、
そのままずるずると私という不良債権を抱えてもらおうかしら(笑)
とりあえず世の男性は、二馬力理論に頼る男を女が選ぶはずがないということを覚えてくれ。
そして、美人ほど素直に育ちブスほどひねくれて育つというのも覚えてくれ。
どちらも私が実証する。