はてなキーワード: つんとは
最近同ジャンルの人でマシュマロを置いている人が多いので、自分も置こうかどうか迷っている。
というのは、交流苦手で、公言はしていないが苦手も多いのでTwitterは壁うちで、ジャンル者にははフォローをいただいても一律フォロー返しをしていない。
もともと自萌え気質なので感想があってもなくてもどんどんネタは浮かぶし毎日なにかしら書いている。
それなりに人口はいるので、壁打ち垢からでもふぁぼやリツイートはある程度伸びるので、ハートが増えるのを眺めたり、リツイートコメントを読んでスクショ取ったりなどしてこっそり励みにしている。
ですが
オフでイベント参加となると別で、やはり交流ゼロで行くのは本当に覚悟がいる。
先日のイベントは病んで申し込みをしなかった。
交流はメリットもあるが、一般社会よりかなり高い確率で変な人に当たってしまうリスクがあるので一切しないことにしたのは自分だ。
匿名フォームは、万一焼きマシュマロをもらってしまったらと思うと怖くてとてもじゃないが置けない。
リプの感想も嬉しいけど返信にこまる。あと、的外れなことを言う人もたまにいるのでそれと話をするのも疲れる。交流欲がチラチラ見える人だと、対応により高度のテクニックを要するので(できないわけではないが)一律感想を受けるフォームは置かない。
同人誌の最後には感想いただけると嬉しいみたいなことは書くことにしている。感想不要ではないということは公言しておいたほうがいいと思っているので。
でもここまですると当然感想なんてゼロなわけで、ゼロよりはあったほうがいいけど、まあ無くても書けるけど、
感想一個ももらわないまま次のイベントとか、とてもじゃないけど怖くて行けない。
交流怖いし変な感想に傷つきやすいけど、ジャンルでの自分の居場所がちゃんとあるかどうかを一個でも感想を頂くことによって確認し、安心して次のイベントを目指したい。
矛盾してるな、とは思うけど。
そこでマシュマロですよ。
別に同人誌がバカ売れしなくてもいいんだけど、ちょっとくらいはリアクション欲しいな。
またイベント前に病むんだろうな。
本はどんどんできてしまうから、自分用一冊とかにしてもいいけど、イベント出て勝負しないと何も得られない気もするし。
同人活動とはなんだったっけ?
放送開始30周年記念としてYouTubeで公開されたのを知って観ている。もうそんなに経つんだね。
前年に放送してた「魔神英雄伝ワタル」より世間の評価は低いのかも知れない。でも自分の中では特別な作品だ。
当時11歳で小学生だった。クラスで隣の席の子は、登場キャラの「ラビ」が大好きで、下敷きなどのグッズを持ち歩き、絵もうまく、よく見せてくれた。
ガンダムの事で頭がいっぱいだった自分が、初めて異性を好きになり、それが初恋というものだと知るのはもう少しあと。
その子とは別々の中学校へ進んだが、短い期間だか文通をし、そのままになってしまった。
30年という月日は、人をすっかり中年にしてしまう。娘も高校生になり、自分には責務ある仕事に忙殺される毎日だが、スクリーンの中の世界は、あの頃のままだった。
アイス売りに暗雲たちこめ、ジメジメとした嫌な暑さがまとまわりついてきた。
そんな俺たちの状況なんて弟は露知らず。
というより興味もないだろう。
今のあいつにとっての急務は、もっと捉えどころのない“何か”だ。
少なくとも、タケモトさんの家で麦茶を飲むことが、そこに含まれているとは思えない。
「この部屋、寒くない? タケモトさん」
「カロリーを消費していないからだろ。エネルギー使いながらだと、これくらいが丁度いいんだよ」
タケモトさんは大人であり社会人でもあるが、そんな彼も長期休暇をとっていた。
「むしろ門前払いしなかっただけありがたかったと思え。こっちはやることがあるってのに」
弟のことはそっちのけで、タケモトさんはデスクワークに勤しんでいた。
この様子だと暇つぶしには付き合ってくれそうもない。
アテが外れた弟は、冷房のききすぎた部屋で冷やかすのが精一杯だった。
「この社会は誰かが休んでいるときも、誰かは働いてなきゃダメなんだよ」
つまり働く人がいない場合、そのシワ寄せは休んでいる人にくるってことだ。
「タケモトさんの働いている所、人手不足ってやつ?」
「そういうわけじゃねえが……いや、無能や怠け者を数に含めないなら、人手不足と表現してもいいか」
少し間をためて、噛みしめるようにタケモトさんは答える。
その無能や怠け者のことを思い出していたのだろう。
「休みなのに休めないなんて大変だね」
「別に休もうと思えば休める。オレがやらないなら、他の奴がやるだけだ」
「えー、じゃあ、やらなくていいじゃん」
「ガキのお前には分からねえかもしれんが、“休む”ってのと“何もしない”ってのは違うんだよ」
「“休む”と、“何もしない”……」
実のところ、俺がさっき言っていたことと大して変わらないのだが。
まあ身近な人間より、そこら辺の誰かが言っていることの方が響く年頃なのだろう。
「それは大人だったら分かること?」
それは遠回しに、「お前は無能・怠け者の予備軍だ」と言われているように弟は感じた。
「ガキは無敵だ。時間をドブに捨てても肥やしになってくれる。だが“大人の時間の無駄”は“正真正銘の無駄”だ。何の意味もない」
そして、続く言葉に弟は体を震わせる。
単に冷房のせいで体温が低下しただけなのだが、弟はタケモトさんの言ったことに身震いしたと錯覚した。
そもそもタケモトさんの家を訪ねたのはそれを聞くためだったはずだが、弟は今になって思い出したらしい、
「“やりたいこと”をやればいいんじゃないか? ないのなら見つける」
「“やりたいこと”って?」
「そういうのは自分で探すもんだろうが」
タケモトさんは露骨に舌打ちをした。
無理もないだろう。
片手間にするような話じゃないし、それにつけても弟の対応は手に余る。
「じゃあ……“やるべきこと”をやっとけ。そうしていれば、やりたいこともいずれ見えてくる」
それでも仕方なく、投げやり気味にタケモトさんは答えた。
「“やるべきこと”……」
「それぐらいは、さすがに分かるだろ」
「……宿題だ!」
「そうだ、宿題をやれ」
こんだけ理屈をこねておいて、結局は大人が子供によく言う、自明の理である。
「宿題という気がかりを失くしておけば、じっくり考える時間もできる!」
「そうだ、後顧の憂いを絶つんだ」
だが弟にとっては青天の霹靂といってもよかった。
捉え方が適切かどうかなんて、さして重要ではない。
歴史の偉人たちの言葉を借りるように、同じくタケモトさんの言葉を都合よく解釈したまでだ。
「善は急げ。宿題は己の宿る場所にある。マイホーム、ゴーホーム。さっさと家に帰れ」
「うん、ありがとう! タケモトさん!」
粗雑に囃し立てられながらも、弟は勢い良くタケモトさん宅を去った。
「……ま、やりたいことが見つかった時には、既にやれなくなってる……なんてこともあるがな」
弟が出て行ったのを見送ると、タケモトさんは意地悪そうに呟いた。
内心、だいぶ苛立っていたらしい。