はてなキーワード: ストロングとは
8.6%ストロングじゃなかったっけ?
ファミマで売ってる100円で細長いのが数枚入ってるビーフジャーキー。
ポプテピピックを見ながら、このビーフジャーキーとストロングゼロでやる、やはりこれだね。
俺の恩師、酒好きの先生は「いいか、増田。いい酒を飲め。いい酒とは値段ではなく、付加の多さだ。」と語った。
ポプテピピックは安い。
ビーフジャーキーも安い。
ストロングゼロも安い。
そして全てが強いのだ。
1本では簡単に折れる矢も、3本まとめれば頑強になる。
越えたのだ。先生のいい酒を。
強い酒だ。
強い酒を飲め。強い酒とは度数ではなく、付加の多さだ。
私は勝ったのだ。
強さを持って証明したのだ。
…
翌朝、目が覚めると、ポプテピピックの内容を全て忘れているのに、自分はTwitterで「デスクリムゾンだ、これ!」「こーろーすーぞー」「スペリオルドラゴンやめろや」「ジョージ!?」「せっかくだから俺は赤の扉を選ぶぜ。」「ピッピカチュウ」「新コーナー」「まるで実写みたいだ」とつぶやき自分にネタバレをかましてくる。
センセイの話によると、こういうことらしい。
だがタバコがポピュラーになりすぎると病気の人間が増え、保険料が増えてしまって本末転倒。
だから教育メディアを通して、タバコのネガティブな側面を認知させることでそれを抑制。
そこで禁煙法を制定。
紆余曲折を経て、最終的に二択を強いるわけだ。
「税金をうんとかけてでも吸いたいか? それとも吸うのをやめるか?」
問答無用で受け入れざるを得ないってことらしい。
「そうやって喫煙家と嫌煙家を対立させ、程よく“議論が深まった”ら、タバコの重税を落としどころとして提示するってわけ」
つまり政府にとって禁煙法の目的はタバコの根絶ではなく、喫煙に関する問題意識の植え付けと、税金徴収の大義名分を手にいれることだった。
「道理で禁煙法が制定されても、センセイたちは割と冷静だったんですね。政府の思惑を理解していたから」
「政府だって、あの市長みたいな輩ばっかりというわけでもないからね。タバコを簡単にクビにできるほど、私たちの国は金も心も豊かではないことくらい分かっている」
「でも、それって……つまり嫌煙家を煽り立てて、その実は喫煙家を飼い殺しにしたってことですよね。税金をたくさん手にいれるために」
「悪い言い方をするなら、そういうことだ。だが私たちはそれで納得せざるを得ない。様々な人間が一つの社会で生きている以上、各々が自分の望むものを享受するには、多少のことは甘受しなければならないからな」
「不服じゃないと言ったら嘘になるが、政府を責める気はねえぞ。社会を動かすのは名分だが、支えるのは実利だ。それを両立させる必要があったから、ヤツらは自分の仕事を遂行しただけ」
タバコによって不健康な人間を増やさず、その上でタバコで多く儲ける。
何だか矛盾しているような気もするが、その矛盾を成立させるのが彼らの仕事なのだろう。
しかし、俺は理屈の上では理解できても、何だかモヤモヤが拭えないでいた。
「じゃあ、市長の前で俺たちが言ったことって、大した理屈じゃないってことですか」
「一応の筋は通ってはいたんだが、まあそうなるな。身も蓋もないこと言うと、禁煙法が上手くいかなかったのだってタバコがポピュラーな嗜好品だったからなのが大きな要因だし」
「今でこそ縮小しちゃいるが、一昔前はこの町で人口の半分以上が親しんでいたもんな。そこまで普及したものを、ちょっとやそっとのことで無くせるわけがねえ」
「そうなんですか。てっきり俺は、あの抗争はセンセイたちが裏で色々と根回ししたからだと思ってました」
俺が冗談めかしてそう言うと、さっきまで笑いに包まれていたカフェはいきなり静かになった。
「……マスダ、そういうことは思っても口にするもんじゃないぞ」
「そうだ。本当に俺たちがそんなことしてたらタダでは済まない。お互いに」
「……まあ、他の理由を挙げますと、組合や協会などの強大な組織があったのも大きいですな。同じ理由で、餅やストロング系飲料とかも結局は合法化されましたし。この調子だと、マリファナもいずれ合法化するかも」
「ははは、さすがにそれはないだろ」
「それにしても、そうやって害悪なものを容認することが結果として是になるなら、いずれ課金ゲームのガチャとかも税金がかけられるだけで残り続けるんでしょうか」
「もう、かかってるよ。近々、値上げするんじゃないかな」
「マジすか……」
「マスダはもう少し、自身の情報アンテナを強化したほうがいい」
『物事には善悪だとか好悪だとかでは単純に語れない。そういうケースが多くある』
センセイが以前に言っていたことだが、俺がその意味を正しく理解する日は、もう少し先になりそうだ。
誰がタバコを吸ってる?
俺たちが吸ってる
それはタバコだよな?
俺たちは愛煙家
誰がタバコを吸ってる?
俺たちがタバコ吸ってる
タバコ 誰が吸う?
タバコ 俺が吸う
タバコ 誰が好き?
タバコ 俺が好き
タバコ 誰が吸う?
タバコ 俺が吸う
ここ数日、増田文学を読み進めていくと必ずといっていいほど「ストロング・ゼロ」が現れる。
検索してみると、どうやらお酒のようだということは分かったが、酒を飲まない自分にはそれがいったいどんな酒なのかが分からない。
文脈からすると安い酒のようだ。しかし、それが値段の割に美味な酒なのか、それとも値段相応の貧相な酒なのかによって、意味合いは大きく異なるであろう。
そのニュアンスさえ掴めれば、自分もストロング・ゼロ文学を書いて、1000ブクマくらい軽く集められる自信はあるんだけど、もう完全に流れに乗り遅れてしまった。
さっさとブーム終わんねーかな。
私は40代、地方の小さな会社でシステムエンジニアをしている。
就職氷河期だったため就職は厳しいと言われていたが、小学生の頃にあった第一次パソコンブームに引っかかってたおかげでプログラムはまぁまぁできたのが強かった。
とはいえ、ニッチな領域に食い込んでいるおかげでなんとか生きながらえている程度の会社である。
社員数は20名もいない状態だから、部長といっても名ばかりで年齢相応の肩書きが付いただけだ。
妻のたっての希望で35年ローンでマイホームを購入したはいいものの、来年、上の子が中学に進学するのもあって家計が厳しい。
子供が大学に進学するとなったら、学費のためのローンが必要だろう。
残業しても残業代は付かない状態なので長時間頑張ったところで給料があがるわけでもない。
残業していた時間と休日をコンビニのバイトに充てることにした。
コンビニで私に業務を教えてくれることになったのは、フリーターをやっているという20歳の軽そうだがイケメンの男の子だった。
会社ではそれなりに仕事ができる扱いを受けていた私だがコンビニバイトの仕事はきつかった。
できの悪いオッサンという誰もが避けたい人間にも係らず、バイト先のイケメンは優しく根気良く一緒に仕事をしてくれていた。
レジだけでなく、品出し、掃除があるぐらいまでは想定内だった。
(品出しにはテクニックがあるのだというのはコンビニ店長のブログで知っていた)
しかし、公共料金、宅急便の受付、店頭受取サービスとなってくるとキャパを超えた。
何が入っているのか知らないが箱だけでかくて異様に軽いAmazonのダンボールには虚無でも詰まっているのだろうかと思ったものだ。
体力としては厳しいのに仕事と寝るしかない生活に我慢できず、家に帰ればビールを飲みながらアマゾンプライムビデオを見る日々となった。
だんだん会社でもコンビニでもイライラしている時間が多くなっていった。
そんなのとき、気にして声を掛けてくれたのもイケメンバイトだった。
「フルタイムの仕事してコンビニのバイトまでなんて、俺なら耐えられないッスよ」
「最近イライラしてるみたいですけど、ストレス溜まってるんじゃないッスか?」
「これ、すごいッスよ」
気遣いのできるイケメン…彼が教えてくれたのは、ストロング・ゼロ。
これは本当に凄かった。
飲んでいる間はストレスが消えていくのだ。
まあ、他の大抵のものも一緒に消えていくのだが。
ビールだった晩酌がストロング・ゼロに切り替わったのは必然だった。
酒量も増えていった。
俺には何もない。
つまり何でも持っているということだ。
俺は宇宙だ。