はてなキーワード: らーめんとは
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ちょっと古びた住宅街。パッと見では日本かと思ったが、看板の文字が中国語。
標識に「育徳路」「新吉路」と書いてある。その交差点が初期地点だ。
とりあえず大きな建物が見えるほうに進んでみる。
大通りに出た。これが「樹考路」というらしい。
すぐ近くの店名に「香港」と付く店が2軒、「台中」と付く店も2軒。
この街が香港/台中なのか、それとも香港/台中に本店があるチェーンだったりするのか。
香港の道は「〜〜街」とか「〜〜道」という名前が多いかもしれない。
「〜〜路」が多いのは圧倒的に台中だ。というわけで台中市に絞ろう。
道の名前だけがヒントなので意外に手間取ったが、何とか「樹考路」を見つけた。
誤差は14.1m。5000ptだった。
わりと広い道の交差点。信号機のそばにアメリカ国旗が掲げられている。
国道番号として「201A」と「2」が書いてある。もう少し進むと高速道路番号「95」。
最北東部まで辿っていくと国道2号線と並走するようなところがあった。
その周辺を探ってみると「201A」も発見。
201A号線と2号線が交差する「ノリッジウォック」のあたりで解答ボタン。
誤差は144.5m。5000ptだった。
南北に真っ直ぐに伸びた閑静な並木道。どこまでも森の中という感じ。
なにかの建物(表札などはない)の門前が初期地点だが、その他に建物があるようには思えない。
とりあえず北に向かって進んでみよう。
最初の標識。出たぞ、キリル文字だ。「БОРОДИНСКОЕ」かな。
他の地名と照らし合わせて解読してみよう。
Бは「B」、Рが「R」、ゴルァの口が「D」、Иが「I」、Нが「N」、Сが「S」か。
というか「КОНДИНСКОЕ」という地名を見つけた。
これの読みが「コンジンスコエ」なので、БОРОДИНСКОЕは「ボロジンスコエ」と読むのだろう。
この「〜〜スコエ」という地名は他にも見られる。なにか「〜〜山」とか「〜〜川」みたいな意味なのかもしれない。
そしてロシアの中南部あたりに集中している気がするのでボロジンスコエもそのあたりにあるかもしれない。
でもそれ以上は分からん。
ロシア広すぎんよー。
北に進みまくっても何もなかったので出発点に戻って南へ行く。
あっさり小さな町(というか村?)があった。
その町の入口の看板に「ATTENTION! ZONE OF THE BORDER CONTROL!」と英語で書いてある。
ロシア国旗が掲げられているのでやはりロシアなんだろうと思うが。
Border Controlというのは国境かなにかだろうか。国境付近?
ここらへんで諦めてロシア最南部、オムスクのあたりで解答ボタンを押した。
うーん、ぜんぜん違った。
国境というのは合っていたが、南ではなく西、フィンランドとの国境付近だ。
サンクトペテルブルグの北西に「ボロジンスコエ」という町はあった。
残念。誤差は2675.1km。832ptだった。
ロシア広すぎんよー。
けっこう大きめの街。看板が多くて助かる。言語は英語っぽくない。
「MERCAMA'S DOMINICANA」という店があったのでドミニカなのかな。
道路標識があったが色褪せていてほぼ読めない。
大きな橋があった。やはり色褪せていて読みづらいが「REGRESA PRO…」と書かれた標識が見える。橋の名前だったらいいけど。
なんか大きめの胸像みたいなものが見えるな。「DR. JOSE FRANCISCO PEÑA GOMEZ」と書かれている。あとで調べてみるか。
うーん、だいぶ探したが案内標識のたぐいがない。街の名前がわからない。
看板の上のほうにちょろっと「SANTO DOMINGO ESTE」と書いてるんだよな。やはりドミニカなのか。
あと「SAN VICENTE DE PAUL」というのが道の名前らしい。
でもサント・ドミンゴ・エステ(サント・ドミンゴとは違う地区らしい?)に絞って探したけどそれらしい道や橋は見つからない…
諦めてサント・ドミンゴ・エステの真ん中で解答ボタンを押した。
誤差3.8km。4987pt。意外と惜しい。でもストビューの印象と地図がぜんぜん違うな。
「José Francisco Peña Gómez」さんはドミニカ共和国の有名な政治家で元サント・ドミンゴ市長だったらしい。
大通りに出てみる。なんか急に日本語で「ねぎらーめん」って書いてある店があるぞ。
あと「づぼらや」の写真。日本人の店なのか。「Negi Ramen Trang」とアルファベットで書いてある。
なんとなく東南アジアっぽいな。
ここのストリートビューは歩道視点なんだが。自転車で走ってる?
看板に「ASIAN DELIGHT」「THAI TASTE」って書いてある。
標識に「Trang City Hall」とある。やはり「Trang」という街なのでは。
まっすぐ南北に走る広めの道から「ねぎらーめん」を探す…おお、見つけた。
解答ボタンを押す。誤差は5.7m。5000ptだった。
本当はラーメンショップに行きたいのだが、近所にラーメンショップがないので、仕方がなく家系に通っていた時期がある。店の名前を仮に「ますだ家」としておこう。家系って神奈川近辺の人以外にはなじみがないかもしれない。簡単に言うと、ラーメンショップのようなとんこつ醤油味で少々パンチがない普通のらーめんを想像してもらうとだいたいあっている。表札に「全力で営業中」とか書いてあるような店内にスカしたジャズとかかかっててちちょっと落ち着かない感じ。テレビつけておいてくれたほうが落ち着くんだけどね。
週に2度ほど通って、ネギチャーシュー大盛りとご飯大盛りを頼んで、先に大盛りごはんを緑色の漬物でかっこんで、ラーメンが届いたらご飯大盛りおかわり。ラーメンの上にのった海苔をごはんにまいてばくばく。ラーメンずずず。ぱくぱく。ごはんごきゅごきゅずずごくぎゅぎゅぎゅ。とするのが習慣になってた。
ところがである。
ある日、店に行ったら「おまたせしました!『ます郎』はじめました!」とポスターが張ってあるわけ。なにそれ。とりあえず『ます郎大盛り』とごはん大盛りを頼んでみた。そしたら店主が「にんにくのせますか?」と。わけがわからん。にんにくツボは各テーブルに置いてある。いつも大さじ3杯ぐらいトッピングしてますがな。まあいいか。「うん」と答えたら、店主がものすごく悲しそうな目をして「あの。なにか好みはないのですか?」と。いや全部普通でいいっす。と答えたらうつむき加減で調理をし始めた。大盛りごはんが出てきたのでみどり色の漬物で大盛りごはんをいかっこむ。そしたら大盛りラーメンが届く。すかさず大盛りごはんをおかわり。店主が一瞬フリーズしたような気がしたが、フリーズしたのはこっちの方だったのかもしれぬ。ラーメンに海苔がのってない。なんてこったい。2杯めの大盛りごはんをどう食べればいいんだろう。仕方がない。2杯めも緑色の漬物で食べるしかない。緑色の漬物でごはんをもそもそとたべる。じゃまな野菜をどけてらーめんずずず。なんかパンチがない味だ。にんにく大さじ3杯追加。ずず。もそもそ。ずず。もそもそ。海苔がないとこんなに気持ちが下がるんだな。にんにく大さじ3杯追加。ずず。もそもそ。
いつもより食べるのに時間がかかった気がしたがまずくはなかった。海苔が乗っていればもっとよかった。
その後、二郎というラーメン屋があることを知り、『ます郎』は ますだ家が二郎を真似たらーめんで、二郎インスパイヤ系愛好者の間で「脅威の再現力を誇る」と評判になっていたことを知った。そうなんだ。いたって普通のらーめんだったけどな。緑色の漬物があって、らーめんに海苔がのっていたら二郎に行くこともあるかもしれない。
フィッシャーズとか、すしらーめんとか、ハイサイ探偵団とか、(助っ人を含めて)男が集団でわちゃわちゃやってるYouTuberを見ると、いいなーっておもってしまう。結局、男の子は仲間うちで秘密基地を作って喜んでたあの日から精神構造は何も変わってなくて、仲間とつるんで楽しいことしてるのが一番幸せなんだろうな。
大人になると都会に引っ越したりして昔の仲間との縁は切れるし、働くと常に競争だから殺伐としてて仲間なんてできないし、結婚したら奥さんと子供の面倒みながら食わせるために稼ぐのに精一杯だしで、結局子供の頃の楽しかった思い出だけがノスタルジーとしてたまによぎるだけ。芋虫が葉っぱを一心に食べてる時、ふと一瞬、頭をもたげて何かを思い出すような仕草をする時みたいに、ごくたまにユーチューバーを見てノスタルジックな情景にかられるだけ。
はかないね。