はてなキーワード: 彦星とは
「クリスマスに現金をねだる娘」を見て思い出したけど、子どもって意外と空気を読むところがあるものだ。
幼稚園の頃、七夕が近づくとみんなで短冊に願い事を書くのだが、「ピアノが上手になりたい」のような普通のお願い事以外にも「セーラームーンになりたい」というようなありえない夢を書く子も多かった。(歳がばれる)
一方で、月に一回の誕生パーティーでも誕生月の子供たちが前に出て将来の夢を話すのだが、その場では現実的な夢を話すと言うのが暗黙の了解になっていた。
一度、ある年少さんの子が「仮面ライダーになりたい」と言って、会場が大爆笑に包まれた事がある。
当時の私は、七夕にはみんな似たような事を書いているのに、お誕生日の子を笑いものにしているのを不思議に思っていた。
今考えると、みんな非現実的だとわかっていたからこそ、同じように非現実的な存在の彦星と織姫には叶わない夢を託し、自分のキャリアプランはそれはそれとして考えていたんだろう。かなりシビアだ。
クリスマスのプレゼントも、枕元におけるそこそこの価値のものをお願いするという暗黙の了解があったと思う。
素直に「現金が欲しい」と言えるお子さんはいい環境で育てられたのだろうし、かわいらしい話だけど、現金をもらえるなら現金でと思っている子どもは実は意外と多いんじゃないだろうか。
「アホかww」と笑われつつも、そのまま久々に嫁ちゃんとセックスできた。
何度か拒否られてからレスになったんだけど、男って自信を失うと堂々と誘えなくなるのだと思う。しばらく低姿勢で誘ってしまい、拒否られに拍車をかけた。
反省した俺はこの数カ月、身体を鍛えてきて弛んだ身体を少し引き締め、嫁ちゃんの話をよく聞き、でもアホな回答して笑いとるのを意識的にしてきた。
短冊にセックスしたいって書かなくて良かった。書かなくてもできた。
夫婦だからセックスする、というのもよく考えたらやはりおかしい。相手の気持ちやコンディションは変化する。自分の容姿もコンディションも変わってる。その変容に合わせて、コミュニケーションの一環としてセックスを位置づけるべきなのだと今回わかった。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 113 | 21815 | 193.1 | 36 |
01 | 56 | 10831 | 193.4 | 29 |
02 | 26 | 4202 | 161.6 | 47.5 |
03 | 20 | 1790 | 89.5 | 53 |
04 | 18 | 2434 | 135.2 | 52 |
05 | 23 | 1633 | 71.0 | 24 |
06 | 25 | 1777 | 71.1 | 49 |
07 | 19 | 2689 | 141.5 | 75 |
08 | 50 | 6094 | 121.9 | 44 |
09 | 60 | 5506 | 91.8 | 39 |
10 | 74 | 8048 | 108.8 | 49.5 |
11 | 74 | 13114 | 177.2 | 40 |
12 | 106 | 10170 | 95.9 | 42.5 |
13 | 115 | 8665 | 75.3 | 42 |
14 | 121 | 14603 | 120.7 | 39 |
15 | 91 | 8369 | 92.0 | 31 |
16 | 109 | 8214 | 75.4 | 36 |
17 | 116 | 15207 | 131.1 | 37 |
18 | 95 | 11516 | 121.2 | 58 |
19 | 101 | 9041 | 89.5 | 37 |
20 | 87 | 9333 | 107.3 | 45 |
21 | 145 | 11289 | 77.9 | 43 |
22 | 151 | 18974 | 125.7 | 46 |
23 | 110 | 11388 | 103.5 | 42 |
1日 | 1905 | 216702 | 113.8 | 42 |
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かなり前に12歳の、小学生の女の子に告白された。私は当時22歳の大学院生だった。
いとこに娘の勉強みてほしいと言われて、週1で家庭教師ぽいことをやっていた。
つまり彼女は「従姪」という間柄だった。家庭教師していた時間はそれなりに楽しく、休憩時間に私は覚えたての手品などを披露していた。いちいち驚いてくれることが嬉しかった。
セックスしたことある?ないのかーじゃあ童貞かーなどとからかわれたりしてた。あーはいはいって流してたけど、これくらいの年齢の女子ってそういう話好きなんですよね。コンドーム持ってる?とも聞かれた。持ってたら見せてって言われてたと思う。
月の満ち欠けなど教えてたんだけども、天の川を見たことがないという。直接は勉強に関係無いんだけど、天の川すら見たことがないなら天体に興味もわかないだろうから、一度見せようと思った。
新月の晴れた夜を選び、車で50分ほど、街から離れた空が暗い山中までドライブして光のほとんどない空き地に到着した。
顔をよせて、あれが天の川、あれが定番の夏の大三角で織姫と彦星、などと説明していると、突然キスされた。
当方キスも初めてで、いきなりのことにとまどっていると、付き合ってほしいと告白された。
その後のことはあまり覚えてないが、なんとか断って、彼女は普通にしていたように思う。
私の地元にはオリヒメサマという風習がある。年頃の娘がその年のオリヒメサマに選ばれ、6月1日に墨染山の頂上でおでこにデカデカとハンコを押す。「オリヒメサマ、この娘の体をお使いください」という目印らしいが、最近は子供や大人、観光客にも押すようになった。
オリヒメサマに選ばれた娘は、年末までオリヒメサマとして振る舞う。七夕に短冊を焚き上げて願いを本物のオリヒメサマに届けたり、8月半ばのオリヒメ祭りで彦星役と舞を踊って酒を飲み交わしたり、糸紡ぎの儀、機織の儀、衣染めの儀、灯籠流し、えびす講、松の文字下ろし、はては最近はカラオケイベントや盆踊りにまでも引っ張りだこだ。
オリヒメサマにいい加減帰ってもらうために、皆してオリヒメサマの悪口を言いながら山を登る。山を登った先では仏僧とオリヒメサマが参列者の頭に御神酒を注ぐ。年暮れだから当然凍えるように寒い。
かくしてオリヒメサマは天の彼方へと帰って行き、娘は解放される。
が、たまにオリヒメサマが帰らないことがある。
1月1日を過ぎてもオリヒメサマとしての言動が抜けなかったり、何やら奇妙なことを口走るようになって、その後半年で半分廃人のようになってしまうことが十数年に一度の頻度であったらしい。
昭和中頃までは「もらわれた」「よばわった」、あるいは「いらっしゃる」、「いごいた」など、我々はそのような娘を好き勝手に呼び、半分憐れみ、半分尊び、注目しながらも、目を背けつつ、みんなで世話をした。21世紀になって思うに、宗教的なものというよりは、年端も行かぬ若娘がまったくの別人格を無理やり与えられてチヤホヤされ、崇められ、その他全ての町人の上に立つという経験自体が精神に良くないのかもしれない。が、私は医者でも学者でもないので詳しい事はわからない。
昭和後半になって、これらの行事はどこからともなく現れた「正式名称」で呼ばれるようになり、「正しく」紹介されるようになり、行事はやんわりと修正された。もっとソフトでポップな雰囲気が欲しかったのかもしれないし、観光資源化のために必要だったのかもしれないし、何か良くないことをしているから変えなければならないという自覚が旦那衆にもあったのかもしれない。
若い衆は何も知らずに、単にイベントとしてこれら行事を楽しんでいることだろう。しかし、年寄りはあのころのディープな記憶を持っている。
最近はオリヒメサマ選びはただの美人コンテストなのかもしれない。ただのまちおこしなのかもしれない。
でも、あの頃の記憶は忘れられない。オリヒメサマを持っていることによる神秘的な高揚感。他町民への優越意識。そして、どこかいけないことをしているような共犯意識。
今の行事には、あの頃の妖しい魅力と強力な毒はない。腑抜けた、という表現がぴったりくる。でも、きっとこれでいいんだろう。我々が皆死にゆけば、この町は普通の町になる。