はてなキーワード: 割引運賃とは
日々の買い物も航空会社提携のクレジットカードで決済し、特典航空券のためにこつこつと「マイル」を貯める、航空会社の「ステータス」を維持するために、高い年会費を払ってカードを持つ──あなたの周りにも一人や二人、こういう人がいるのではないだろうか。
米ヴァンダービルト大学ロースクール教授のガネッシュ・シタラマンは、マイレージプログラムの進化が航空会社を「片手間に飛行機を飛ばす金融機関のような存在」に変貌させたと語る。
米デルタ航空は9月、マイレージプログラム「スカイマイル」のサービスに変更を加えると発表した。これまでの利用金額と飛行距離の組み合わせに応じたステータス(上級会員資格)の付与から、利用金額のみに基づいた付与に切り替え、ステータス取得に必要な利用金額を引き上げる。
つまり、スカイマイルは「頻繁に飛行機を利用する人」ではなく「大金を使う人」のプログラムとなるのだ。この変更による衝撃はあまりにも大きく、大手旅行ニュースサイト「ザ・ポイント・ガイ」のある記者が「航空会社のステータスを追い求めるのはもうやめる」と宣言したほどだ。
事情通でさえマイレージゲームに嫌気がさしているのだ。何かがおかしくなっているのは明らかだ。実際、マイレージプログラムは米航空業界にはびこる深刻な腐敗の兆候と言える。航空会社に腹を立てるのは至極当然のことだが、最終的な責任は米国議会にある。
1930年代後半から70年代にかけて、米連邦政府は航空会社を公益事業として規制していた。米民間航空委員会(CAB)が、どの航空会社がどの路線を運航するかを決め、運賃の設定も管理した。CABは、利用者にとって公正で、航空会社に適正な利益をもたらす運賃設定を目指した。だが、1978年、議会は航空業界の規制を緩和し、最終的にCABを廃止する包括的な法案を可決した。
規制から解き放たれた航空各社は、市場を獲得するための新戦略を考案した。特に積極的だったのがアメリカン航空だ。航空規制緩和法の成立に先がけ、同社は残りわずかな座席を売り切るための割引運賃「スーパーセーバー」を設けた。これで直前に予約する利用者の運賃は安くなり、アメリカンの収益は拡大した。全席が埋まっていようがいまいが飛行機は離陸するからだ。
だが、この割引運賃は、高額の航空券を前もって購入する傾向のあるビジネス客の機嫌を損ねた。そこで1981年、アメリカンはマイレージサービス「AAdvantageプログラム」を開発し、ビジネス客に追加の特典を用意した。他の航空会社もこれに追随する。
マイレージプログラムは当初、11杯目のコーヒーが無料になるカフェのポイントカードのように単純な仕組みだった。しかし、3つの大きな変化に伴い、現在のようなシステムへと変貌を遂げた。
まず1987年、アメリカン航空が米銀大手シティバンクと提携し、マイレージに交換可能なポイントを付与する共同ブランドのクレジットカードを発行した。次に90年代、航空各社は運賃種別を乱立させ、それぞれ異なる価格を設定した。運賃体系が複雑化するなか、3つ目の変化が訪れた。ヴァージン・アメリカが、飛行距離よりも運賃種別に基づく利用額のほうが収益にとって重要だと気づいたのだ。そこで2007年、獲得したマイレージではなく利用額に応じた見返りがあるロイヤルティプログラムを導入した。
この3つの変化が航空業界を根本から変革した。マイレージサービスは肥大化してこんにちのようなポイントシステムになった。そして航空会社は、片手間に飛行機を飛ばす金融機関のような存在に変貌した。
現在の仕組みはこうだ。航空会社は無からポイントを生み出し、共同ブランドのクレジットカードを発行する銀行に実際のお金で売る。銀行はカード所有者に利用額に応じてポイントを付与し、銀行とクレジットカード会社はいずれもカードの利用手数料で収益を得る。カード所有者はポイントをマイレージのほか、航空会社独自のオンライン通販(EC)サイトで販売される商品やサービスに交換できる。
航空会社にとってこれはうまみが大きい。ポイントが交換されるまで(あるいは忘れ去られた場合には永遠に)、ポイントによるコストが発生しない。この仕組みがロイヤルティプログラムを実入りの大きいものにしている。
消費者は現在、デルタ航空が提携するアメリカン・エキスプレスのクレジットカードだけで米国の国内総生産(GDP)の1%近くを利用している。
英紙「フィナンシャル・タイムズ」が2020年に分析したところ、ウォール街の金融機関は大手航空会社のマイレージプログラムを、会社そのものよりも高く評価していることが判明した。たとえば、ユナイテッド航空の「マイレージプラス」プログラムは220億ドルと評価されたが、当時の同社の時価総額は106億ドルにとどまる。
この連休で東京から北海道へ行く際に予約サイトのAgoda経由で航空券を買ったのだが、かなり疑問の残る手配のされ方だったので詳しい人がいたら色々教えてほしい。
購入時にAgodaで入力した情報と航空会社に渡っていた情報が異なっており、航空券を発券する間でどこかの誰かが2万円を払ってくれてるっぽいのだ。
航空券比較サイトのスカイスキャナーで安い航空券を探して2番目に安かったAgodaを選んだ。一番安かったKiwi.comはクレジットの不正利用があったとか、eチケットが届かないまま勝手にキャンセルされたとかといった口コミが散見されてさすがに手を出せなかった。
https://anond.hatelabo.jp/20210807214138
なお、日程が決まったのが出発の1週間前という連休の航空券を押さえるにはかなり厳しいタイミングだったので、航空会社の公式サイトから購入するとLCCでも1万5千円くらいから、フルサービスの航空会社だと安くても2万5千円からといった値段だった。
そのKiwiとほぼ同水準の1万2千円で売り出していたのがAgodaで、スカイスキャナーでの口コミはKiwiよりも星の数が少なかった。とはいえ国内のホテルを予約するのに以前Agodaを使ったことはあったし、ネットの口コミでも「(客の都合による)キャンセル対応や問い合わせがダメ」という内容はあっても「航空券が手配されなかった」という話はなかったので思い切ってAgodaで購入した。
ちなみに「本当にAgodaで航空券を押さえていいのか」と悩んでいるうちに、Agoda内での値段は数千円単位で上下していた。一度だいぶ値上がりして再考しようと様子見していたら再び値段が下がって購入を決心した。
Agodaからはすぐに予約が確定するわけではなく、「航空券を発券中」「24時間以内に連絡する」と連絡が来た。航空券が確定するまで宿の手配などは保留していたので若干やきもきしたが、結果的には予約した日の深夜には「予約確定」として航空会社の予約番号が記載されたeチケットが送られてきた。
チェックイン用のQRコードを確保するのと、そもそもちゃんと航空券が確保されているのか確認するのに航空会社で予約を確認した。
そこで判明したのが①連絡先のメールアドレスも電話番号も自分のものではない②しかもメールアドレスはGmailのドメイン、電話番号も携帯の番号でどちらもAgodaのものでもなさそう③航空会社の決済情報では正規の割引運賃の額が支払われている④そのクレジットカードの情報も自分のものではないカード番号のもの――という事実。(国内線なので本来は不要なはずだが)パスポート情報まで渡していたのになぜか年齢が1歳ずれてもいた。
自分がAgodaに払ったのは1万2千円で、航空会社の決済情報に残っていた支払額は3万2千円。差額の2万円はいったい誰が払っているのだ????
一瞬、「3万2千円で買ったのか??」「もしかして二重請求される??」とかなり不安になった。
正規の割引運賃で予約されている(ことになっている)ので座席指定もできるし、空きさえあれば同じ路線の別の便に変更もできる。でも予約を変更したところで、その差額はいったい誰が払う(あるいは払い戻しを受ける)のだ????
さすがに予約を変更するのは怖かったので座席を指定するだけにとどめたが、正直めちゃくちゃ不安だった。
結局、当日はちゃんと乗れたし結果的にはよいのだけど、航空券手配の裏側があまりに不透明で次も使いたいとは思えない。
ふつうの格安航空券は代理店が一括購入して安く仕入れたものに利益分を上乗せして売るというのが一般的だと思うのだが、今回の手配の仕方はそういう感じでもなさそうだ。
口コミでは航空会社のチェックインカウンターで「国際線扱いになっている」と言われたという話もあったが、私が予約したのはスカイマークで今は国際線もないし、コードシェアもしていない。
AgodaはBooking.comやOpenTableを運営しているBooking Holdingsの一部門で、Booking Holdingsはニューヨーク証券取引所にも上場している。クレカや個人情報の不正利用はないと信じたいが、しばらくは警戒するつもりだ。
https://www.bookingholdings.com/
業界関係者などでこうした航空券手配の仕組みやAgodaの業界での評判などを知っている人がいたら教えてほしい。
今のところ「自分である程度対応できる安めの国内ホテルなら使ってもいいけど、海外のホテルや航空券は手を出せないな」と思っている。
実は去年、国内旅行しまくった。一番ペース多い時で月2回くらい。
感染者も東京都で200人/日とかで、デルタ株なんてのもなかったから、今考えると感染リスクもかなり低かった。
5月あたりは航空会社もソーシャルディスタンスを徹底してて、真ん中の席は予約不可。ガラ空きで快適に移動できた。混雑が嫌な増田としては非常に嬉しい。
あとは航空券の株優もかなり暴落してて(JAL・ANAの株優が1000円で買えた時もあった)、直前に旅行のスケジュールを立ててもかなり安く行けた。
いつでもキャンセルできる施策もあった。最安の割引運賃で予約してもキャンセル料が掛からず、かつてないほどにフレキシブルに旅行を計画できたし、突発旅行もしやすかった。
また、政策もよかった。
「五輪やってるんだから旅行していいだろう!」なんて逆ギレではなく、GOTOトラベルで旅行が奨励されていた。
これも高級ホテルがリーズナブルに宿泊でき、ワンランク上の旅行が手軽に楽しめた。
なぜか現金よりICカードの方が5円高かった(普通はICカードの方が安いか同額)ので問い合わせたら設定ミスだったことならあるよ。
ちなみに、道を間違えられたことはない(できて間もない路線で、本来曲がるひとつ前の交差点で「ここだっけ」みたいなことはあったけどちゃんと正しい交差点で曲がった)
運賃のミス、特に取り過ぎは大事(上限運賃を超えると法律的にまずいとか)なので、気づいたら指摘するとめっちゃ感謝される。
これはどうでもいいトラブルだけど、ICカード決済の車上装置が不具合を起こして使えなくなって、営業所経由の路線だったので営業所のバス停で降ろされて車両交換になったことがある。
距離制運賃なので、乗ったバス停が記録されてないことには運賃が引けず、それぞれの乗客が降りるときにバス停を申告しないといけなくて煩わしかった。
事故による突発迂回、自分は遭遇してないけど、親が乗った時に起きたことはある。
レアな出来事じゃなくて「あるある」だと、アナウンスのボタンを運転手さんが押し忘れてズレることはたまにある。逆に、押し過ぎて1つ先のバス停のアナウンスが流れるというよく分からないことも1回だけあった。
個人的に大好きな話は「10円ボタン連打」。運賃箱についてる、運転手さんが押すと10円が出てくるボタン。
お客さんが両替方式を知らずに入れ過ぎたときに使われることが多いが、割引運賃の設定を間違えられて通常運賃(半額の2人と打たれた?)が引かれてしまった際には実際にお世話になったことがある。13連打。
目撃した中で一番多かったのは33連打ぐらいだった。枚数から言うと初乗り運賃区間で500円玉を突っ込んだ人だと思う。
幼稚園児の頃は親に同伴でバスに乗るのが日常だったし、高校進学したら通学で使わざるを得ない地域だったので、こういうエピソードはかなり蓄えていると思う。
ご存知の通り、東京の朝のラッシュはひどいものがある。鉄道各社は、ラッシュを緩和するために輸送力を増強するための設備投資をしている。それだけの投資をしているのに、朝ラッシュ時に電車に乗る人たちのほとんどは定期券を利用している。これまた皆さんご存知の通り、定期券の割引はバカにならない。輸送力増強のための経費を負担させている張本人たちが、その経費を賄えるのかどうかわからないような割引運賃で乗ってる。それでも、通勤・通学客に「感謝」なんて求められないし、乗車拒否もされないし、一週間前に事前予約しなさいなんて言われない。車椅子使ってる人には平気でそんなこと言うし、それを費用の面から正当化してるのに。
費用の問題じゃないんだよ。車いすユーザーを単純にどうにでもしていい存在と認識してるからなんだよ。どうにでもしていい存在かどうかの判断は恣意的にされる。多くの人にとって他人事ならどうにでもしていいとされるし、多くの人にとって自分ごとならどうにでもしていいとはされない。数の問題なんだな。
8/15-16の一泊二日で羽田から飛行機に乗って本州外への旅行を考えていたんだけど、深夜に鬱々と考えて関東からは歓迎されないだろうなとキャンセルボタンを押した。
割引運賃じゃないと嫌とかはないから飛行機は直前に取ろうと思っていてまだ取っておらず、キャンセル料はなし。
宿の方もキャンセル料がかかるのは3日前からなので、キャンセル料はなし。
でも、朝起きて天気のいい外を見ていたら思うのは「やっぱり行きたかった」ばかり。
家族のいない中年の一人旅だし、露天風呂付き客室に個室食で他の旅行客との接触もないようにとか考えて予約取ったんだけどさ。
公共交通機関を使って行かざるを得ない限りはやっぱり良くないかなと思って。
モヤモヤするけど、これで良かったんだよな。