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はてなキーワード: 保守政党とは

2014-02-10

知事選田母神氏躍進 本当に嘆くべきは自民党

 都知事選で話題になった20代の田母神氏の得票率。これを嘆くべきは左翼ではなく自民党保守派だ。

 言うまでもなく田母神氏は愛国民族主義者だ。その主張は日本人には心地よいのは確かだ。しかし彼の主張に共感して良いのは中学生くらいまで。精々18歳になったら卒業するようなものだ。社会性が身に付くようになれば、独りよがり自分勝手は通らない事がわかり現実的な身の振り方を知る。それが出来ないのは日本人幼児化が進行しているということだ。

 後5年、10年後、自民党は彼ら幼児的な連中によって苦しめられるだろう。現在の米共和党のように。アメリカ反知性主義者によって支持されるティーパーティー運動は、共和党を内部から蝕み大衆政党としての存在を脅かされている。彼らは保守政党に対して『もっと右に!』と要求現実離れさせる。

 自民党中道右派でなければならない。ギリギリ右寄りだったブッシュの後に勃興したティーパーティーのように、安倍氏の後にそれに飽き足らない田母神支持層は日本版ティーパーティー化する恐れがある。

 田母神支持層はネトウヨとの親和性が高い。情報リテラシーが低く(本人は高いと思っているが)プロパガンダに煽られやすい彼らが政治活動に自らのアイデンティティーを求めようとしている。ネトウヨティーパーティー化はすでに進行している。あとは巧く煽動するだけだ。

 アメリカには盤石な米民主党がある。しか日本にはそれが無い。当分期待できないだろう。自民党が蝕まれてしまえば、戦前の二の舞、つまり反知性主義者による愛国運動に国政が牛耳られる事も不思議は無いのである

 この選挙結果を本当に警戒するべきは自民党、そして一般国民のものである

追記:たくさんのコメント感謝します。お礼とあとがきを別記事に書きました。

http://anond.hatelabo.jp/20140211161430

2014-01-24

保守」の意味

保守」っていうけど、それは、既成構造擁護革新をしないという意味なんだろう。決して、日本古来の文化伝統歴史を知っているわけではない。

例えば靖国神社というのも、国家のために国民戦争死ぬことを肯定するプロパガンダで、明治時代につくられて昭和時代に強調された思想にすぎない。これは決して、日本古来の文化思想ではない。日本史最近である明治時代以降のプロパガンダ

例えば自民党というのも、既成の社会構造を死守する政党

保守政党」というのは、明治時代以降の資本家中心の社会構造を維持しようとする政党

それと、日本農業は、敗戦までは大地主中心の農業で、旗本みたいな武士地主だし、民間地主というのもつまり資産家。戦後農地改革小作農原則としてなくしたから、戦後には農家地主だと思っていい。それで、この農家という地主も既成構造恩恵を受けてきたわけで、だから自民党の支持層。

戦前戦後も、日本の政治の特色として、こうした企業地主のような資産家を中心にした政策とその意思決定が進められてきたことがある。

いま、「ネトウヨ」だのといって、そのなかには自民党を支持するデマゴーグ連呼しているのもいる。けれど、かりにいま貧困なのだったら、それは既成の社会構造によって虐げられているのだから自民党を支持するのは論理的破綻している(損だ)。騙されている、釣られているのか。それとも、ただ気分的にスカッとして面白おかしければいいのか。たぶん後者

いまの政党政治団体には、おそらく、日本古来の文化伝統歴史を真にわかっているのは、ほぼ皆無だと思う。

理解するためには、いま流布されている「日本とはこういうもの」というステレオタイプ(=プロパガンダデマゴーグ)を捨てないといけない。全国各地で互いにとんでもなく相違している文化習俗言語や食や生活習慣や行事などなど)も知っているべきだし、神道日本仏教儒教という日本の三大宗教文化慣習にも造詣が深くなければならない。三大宗教文化慣習については、それが絶妙な形で社会統治構造封建社会)を実現してきたことも知らないといけない。言語や食など、明治時代以降に没個性化されたものであって、江戸時代以前には日本国の各地域物理的・文化的にかなり隔絶されていて、おそらく言葉も通じないことが多かっただろうし、料理もかなりの相違があって互いにびっくらこくレベルだったはずだ。

ところが、いまの政治家や、あるいは一般国民にしても、そうした本当の姿を知らないし、学校でも教えてくれないし、教科書にも載っていないと思う。

自分自身の(自国の)本当の姿を知らないままで、いまの自分自身を制御できるのかも疑わしいし、ましてや将来へ進むことができるのだろうか。昭和時代まではおそらく、欧米を(戦後特に米国を)追っかけるだけでよかったから、つまり真似するだけで済んだから自分自身を知らないままでもやってこられたのだろう。

2014-01-12

最近、まわりの友人や知人から中国韓国に対する反感を聞いていて驚く。

私がいわゆる保守ネット右翼だったのは10年前だった。

そのときは、公に人にそんな事を言えるような状況ではなかった。

しかし、10年後の今、人々はどんどん反中反韓になってきている。

これはネットが普及した事とも関係がとてもあると考える。

私は大学に行って、色々なモノの見方を学んだ。

専攻は法学ながらも、国際関係も曲がりなりにも学んだつもりだ。

その事からみて、やはり隣国の中国韓国ともに今のような状態が続く事は望ましくはない。

そして、気になるのは、第二次大戦日中戦争期を昨日のように語る人がこの三カ国に多い事だ。

もし、それを語れるならば、少なくとも75歳以上でなければならない。

しかし、戦争経験もない我々戦後生まれの一般市民がなぜあの戦争を、東アジアを語るときに使うのだろうか。

アメリカを語るときに我々は太平洋戦争<あるいは大東亜戦争>をここまで強烈に持ちだすだろうか。

イギリスを語るときにマレー戦争を持ちだすだろうか。

私は、東アジア政治の共通の戦略として、内政運営のため、国民の目を他国に向ける、敵を作るというモノがあると思っている。

これは中国韓国でよく話題に上がるが、ここ最近日本もそのような傾向にあるのではないか。

少なくとも、私には、安倍首相が、自身の政治目標である憲法改正に向けてコレをテコにしようといているのではないか、と心配している。

また、改正憲法案を見るところ、政府の行動の幅が大きすぎる。

まり政府が今まで解釈を積み重ねてきたものを、その時の政府方針次第でいかようにも動かせるように私には見受けられるのだ。

肯定的に見よう。

もし、憲法が改正されたとして、今のような穏健保守派の自民党政権未来永劫続けばよい。

そうすれば、自民党解釈のつまり穏健保守派的憲法解釈のまま、憲法運用される期待が持てる。

しかし、そうはならない。

ここで、もっと最悪の場合を考えてみよう。

日中韓の緊張がこのまま維持されるとする。

そこで、自民党が少しでも中韓妥協したとしよう。

そして、それが国際関係、また外交的文脈で正しかったとしよう。

しかし、国民は納得するだろうか<ワシントン海軍軍縮条約を想起せよ>。

このように、中韓に対する反感が根付きつつある日本で、自民党政権を維持し続ける事ができるだろうか。

景気は消費税増税と共に悪くなるだろう。

企業も生き残りに必死になり、リストラも増えるかもしれない<もちろん大企業正社員はこの限りではないが、リーマンショックの時を思えばおのずとわかるだろう。また戦前の若手将校たちは大企業財閥をも自身達の敵とした>。

懸念事項である社会保障費の維持も難しくなり、近い将来には薄くなるだろう<つまりは、若年層に負担が増加するという事である>。

この時、自民党より保守色の強い保守政権ができる可能性を我々はどれほど想像できるだろうか。

そして、その強硬派保守政党が改正憲法の下でどのようなことを行うだろうか。

私は自身が愛国者であると自認している。

愛国者であれば、日本が他国と戦火を交えこの美しい自然伝統ある歴史文化破壊され、また日本国民戦争によってその尊い命をなくしていくことに深い悲しみを持たざるを得ないだろう。

その意味から、私は、現在行う全ての事は、将来の国家百年の計と、及び自身の子孫の事を深く慎重に考えたうえで全て行動するべきだと強く確信するものである確信する。

2013-05-02

http://anond.hatelabo.jp/20130502202951

保守政党明治節を無くそうとするとは考えにくいけどなあ

まあ文化の日憲法記念日が入れ替わる可能性はあるかもしれないけど

2012-12-08

自民党改憲草案リベラルの敗北

自民党改憲草案が酷すぎだから全て廃棄しろとか言っているのが、人権のことなど何も考えていないことが分かる。この自民草案は、非常にいい面があるが、それを全く無視している。十四条と四十四条に、障害の有無と太字である十四条人権の項目での障害者差別を明確に禁止したものを「憲法において」明記したもの。四十四条は、議員及び選挙人資格での障害者差別を「憲法において」明記したもの。この障害者人権の項目を憲法で明記した草案は、実にいいものだ。


障害者人権が今まで歴史的にどう扱われてきたのかに全く無知な者たちが、この自民草案罵倒している。そういう障害者差別の者たちが、自民草案を批判しながら、「人権を守れ」など言っている笑止千万の図。しかし、自民党がここまで障害者問題に踏み込んだ憲法を出しているのは、「リベラル」に対する強烈な皮肉だ。そう言えば、安倍総裁が、障害者活躍できる社会にすると何度も言っているのを聞いたことがある。これに「リベラル」の者たちよ、何か異論があるのか?障害者活躍するのが許せないとか?本音では、「障害者ゴミクズが!」と思っている「リベラル」が、自民草案罵倒しているのか?安倍総裁難病下痢とか言って叩いていた差別主義者の本音が見える。安倍総裁難病になった自身の経験から障害者問題にも関心を持ったのか。


リベラルの敗北について、簡単に。結局、日本リベラルが衰退したことに原因がある。記者クラブでの党首討論の時に、朝日の星が共産党社民党リベラル衰退の責任を言っていたが、その通りだ。


人権概念発祥地である欧州左派を見てみると、日本左派左派ではなく、何か意味が分からない物体にでもなっている。国防軍反対と言うが、そもそも、欧州左派は軍自体を否定したり、軍自体をなくせとは言っていない。そうではなく、軍の運用をしっかりとしろと言っている。もう少し進めてみようか。ネットde真実左派気取りのお馬鹿さんが言う「徴兵制を言う右翼!」などの妄言は、毎度のこと爆笑だ。


フランス徴兵制を廃止したのは保守シラクであって、保守議員たちが中心になって徴兵制を廃止した。徴兵制の廃止に反対したのは、フランス社会党であり共産党であった。イタリアでも、徴兵制の廃止に反対したのは、共産党と緑の者たちだった。徴兵制左派が存続を求めるものであり、保守派が廃止を訴えるものである。これがなぜか。徴兵制職業軍人よりも平等性があり、国民皆兵制度による国民兵士たちによる国の横暴を止める理想を見てきたから。


http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20121208120311

oguogu 312ますアメリカでも徴兵制を復活させるべきと言っているのはリベラル民主党議員だね。貧乏の子供だけが戦場に行くのは不可しいか徴兵制金持ちの子供も行かせろと。 2012/12/08


欧州左派は、軍隊自体をなくせと言わず、軍の運用面で批判する。フランス社会党与党になれるのも、現実的に軍隊運用できる力があるからだ。軍隊の復活を唱える現実路線で欧州左派になぜ力があるのかを学び、軍隊リベラル政策の併用を図ることができれば、日本リベラル勢力も大きくなるだろう。


日本リベラル経済音痴なことも非常に大きい。欧州左派リフレ政策を唱えて戦っているにも関わらずに、日本では左派リフレ政策に意味が分からないトンデモを言って批判している。安倍総裁が言っているリフレ政策を実現すれば、必ず経済はよくなる。そうなると、左派が言っている貧困層も救われることになる。左派は口先では貧困対策を言っているが、先細りする経済政策しか言わない。


松尾匡も言っているが、松尾匡に足りないのは「欧州左翼はこんなに「防衛右翼」」という視点だ。


欧州左翼はこんなに「金融右翼」だぞ~(笑)

http://matsuo-tadasu.ptu.jp/essay__121124.html


結局、日本では、保守派リベラル政策にさえも手を突っ込んで、支配している(歴代自民党でも保守の岸内閣での国民皆保険国民年金最低賃金法など象徴的)。社民党北朝鮮拉致でっち上げと言っていたし、共産党火炎瓶事件を起こした政党でもある。おまけに、世界左派軍隊への姿勢経済政策等でも違いすぎる。社民党共産党は、欧州社会党を「極右」と言い、共産党にさえも「極右」と言うのか。ガラパゴス左派であり、日本しか存在できない左派こそが、偏狭ナショナリズムだ。


今、現実的に尖閣中国が迫ってきている。今まで左派が言ってきた「そんなことはありえない」が、現実になった。こういうことが起こるのが、現実世界だ。北朝鮮中国核兵器日本に絶対に飛んでこないと言うことも、できない。それが現実世界だ。こういうことまで想定して考えるのが、欧州左派だ。意味が分からないユートピアを唱えるのでは意味がないことを、欧州左派はしっかりと理解している。もし核兵器日本に落とされれば、憲法草案がどうのどころではない。


あと気になるのは、自民草案を批判している者たちが「教科書にこう書いてある!」と言っていることだ。そうか、そんなレベルなのかと思ってしまう。中学高校の教科書記述はあまりに一辺倒で学説など載っていないに等しいのに、そんなもの金科玉条のように言っているのか。


この自民草案は、十一条基本的人権記述しているので、意味が分から罵倒しているのはネットde真実なのだが。今回の自民党圧勝の見込みは、株価が上昇したその効果から経済政策での安倍自民党さら追い風を吹かせた。経済政策でも、リベラルの完全な敗北だ。いくらリベラル気取りがどう言おうが、市場は正直だ。リベラルが敗北したから、自民党憲法を作ったらこうなりましたよという話だな。まぁ、社民党共産党憲法を作ったら、大企業への意味が分からない制限をして経済を思いっきり衰退させ貧困層が激増し、外交音痴等を憲法に明記して、さらトンデモになりそうではあるが。


自民党憲法草案が許せない!だからネット自民党罵倒してやる!あーーすっきりした!おしまい!」これが、馬鹿だと言っている。言っていることが分かるか?なぜ、欧州では左派国民的支持が今でも集まっているのか?これを学びなさいと言っている。国防軍程度で極右と言うのなら、欧州左派極右ですよと言っている。現実路線の左派がない限り衰退するのは、世界を見渡せば、常識だと言うのに。


ネット罵倒して満足するのではなく、欧州左派のような政党日本で作る声を上げればいい。しかし、それを言えば、日本では「自民党以上の極右政党」扱いされる。結局、左派日本で育たないのは、日本左派自体が招いたものからリベラルの敗北によって、憲法改正を実現できる政党自民党に一番ある状態になってるということ。罵倒では何も生まれないよ。躍進している欧州左派に学べば?とりあえず、憲法9条絶対固持とか言ってる時点でもうダメだが。憲法改正を絶対にするなって、それが極右だろ。日本では改憲派保守になっている。日本では保守政党革新政党なのか?

2011-03-28

自民党にお灸をすえる意味民主

いものの中からマシな物を選ぶのが間接民主制だった。

無能とわかっていた政党・人物をおふざけ気分でトップに据えた代償は

国民が血で払うことになる。


保守政党議員無意味なプチタカ派発言をするたび「ナチス」呼ばわりする風潮があったが

本当のナチスと言うのは社会全体の流れ・状況のことだ。


閉塞的な気分のところに

「我々が政権をとればすべてがうまくいく」

「すべての福祉や手当てが増えて財政は回復する」

という者達が現れて

話が旨すぎるのはわかっていたのに乗ってしまった。

これこそがナチス的状況だった。


与党にお灸をすえるらしき筈の投票

次々に国難と混乱を呼び込んだあげくに

日本列島にとんでもない六つ並びの灸をすえた。

誰も反省しない。

2010-01-21

児童ポルノ法改正強行派は従軍慰安婦団体のダミー

http://anond.hatelabo.jp/20100106183133

その辺をまとめているのがこのサイトだな。

ポルノ・買春問題研究会」と「ECPATストップ子ども買春の会」についての参考資料集

http://kgsk.nobody.jp/

こんなのに協力している保守政党保守メディアの存在意義って何だ?

おい自民産経読売

お前らに言ってるんだよ。

2009-09-20

河野太郎自民党総裁

http://www.youtube.com/watch?v=2xpD65P7kTE

河野太郎でございます。

ようやくこの場に立つことができました。

両院議員総会で私は、党の推薦人を10人に引き下げるべきだ、そういう動議を出させていただきました。今あの場にもう一度戻れるならば、党の推薦人を撤廃しろ、そういう動議を出したいと思っております。石破さんや小野寺さんのことを考えてみても、議論をする前に推薦人を20人集める、その能力がこの国の未来をつくる能力や、新しい自由民主党をつくり直す能力とは何の関係もないということが明確になったわけであります。この総裁選のやり方で、自由民主党オバマトニー・ブレアといった新しいリーダーを作り出すことが本当に出来るのかということを、我々はきちんと問い直さなければならないと思っています。

今私たちは、何のためにこの自由民主党総裁選挙をやっているのか。自由民主党が、きちんとこの党を建て直して、日本の国に健全二大政党という政治システムをつくることができなければ、21世紀日本を前進させることが出来ない。だから、この国の将来のことを考えて、我々は新しい自由民主党リーダーを選ぼうとしているわけであります。にもかかわらず、にもかかわらず、私利私欲のために、自分既得権を温存しようというために動いている人間が党内にいるというのは甚だ遺憾であります。だから我々は総選挙に敗北し、だから国民の皆様から今の自由民主党ではだめだ、そう言われた。あの8月30日総選挙の敗北から1ヶ月も経っていないのに、もう熱さを忘れ、かつての自由民主党と同じことをやろうとしている。それでは、この党の存在意義はありません。

私は、これまでの自由民主党のなにかを、少しでも変えようという気はありません。まったく新しい政党を一からつくり直す、そのために総裁をやらせていただきたいと思っております。

キーワードは二つであります。ひとつは、リーダーシップ世代交代であります。いつまでも古い政治のやり方をひきずっている人間がこの党を牛耳っていることに対する国民の皆様の怒りが、8月30日投票の結果であります。党のリーダーシップ世代交代をきっちりとやり遂げる。それが私の使命だと思っております。挙党体制とか、みんな一丸となって、いい言葉ではありますが、それを免罪符にして誤った考えを党内に残すことはできません。それでは、この自由民主党を変えることはできませんし、そんな挙党体制ならこの党の存在意義はありません。明確にに世代交代をする。それが私の使命だと思っています。

もうひとつは、これまで自民を蝕んできた派閥政治からの脱却であります。かつて何度も派閥解消という号令がかけられて参りました。もうそうした建前はいりません。人間社会的動物ですから、群れるなと言っても群れるでしょう。一人で飯を食うよりも大勢で飯を食う、それが人間であります。人が集まるのは自由ですし、人が集まって勉強するのも自由であります。問題は、そのまったくプライベート人間の集まりが、あたかも党の公式機関であるかのごとく、人事権を行使し、政治資金を左右し、党の候補者選定に介入をした、そこが問題であります。人事や政治資金候補者の選定といった党の運営は、党のリーダーシップが行います。そこに党の公式機関ではない人の集まりが関与することはありません。それを明確に、私は、しておきたいと思っております。好きな人間と集まって勉強するのは自由です。自己研鑽を積むのも、それは国会議員として当然のことであります。それは大いにやっていただきたい。しかし、党は党の意思決定を党で行っていく。それを明確にしてまいりたいと思っております。

自由民主党。かつてはこの国に自由主義資本主義、あるいはアメリカとの信頼関係に基づいてアジア太平洋平和を守る、共産主義と対峙し社会党をはじめとする野党勢力と対抗する。かつての自由民主党には大きな旗がありました。

冷戦が終結し、我々はその戦いに勝ちました。今、国会の中で、かつて自由民主党が唱えていた自由主義資本主義といった我々の考え方に反対をする政党は、一割以下になりました。圧倒的な勝利を収めたが故に、我が自由民主党は、一体自由民主党が何を目指す政党なのか、その再定義をしなければならなくなったわけであります。残念ながら、その再定義をしないまま、今日を迎えてしまいました。この数年間、自由民主党とは何なのか、自由民主党政権与党である、それしか答えられない政党になってしまいました。しかし、野党になったいま、自由民主党とは政権与党であるとは、もはや我々は、言えなくなりました。自由民主党は、もう一度健全保守政党を標榜する、きちんとした旗を立て直さなければなりません。

我々は、この国の経済を発展させることによって、一人ひとりの国民の豊かさを増やしていく。無駄のない効率的な小さい政府を作り上げ、そして、非効率な政府の頚木からこの国の経済を解き放ち、健全で公平な競争環境を作り上げることによって、この国の経済をしっかりと発展させ、発展した経済の果実を社会保障として、国民の皆様の安心感を得るために使う。それが私は健全保守主義を標榜する政党のあり方だと思っています。

国民の皆様に、競い合ってください、競争してください、切磋琢磨してください、そしてこの国の経済を引っ張ってください、そうお願いをするためには、失敗してもきちんと受け止めるセーフティネットが必要です。挑戦してください、失敗したらそれで終わりです、そんな世の中では誰もリスクを取ろうとはしません。挑戦して、失敗しても、また、意志がある限りきちんとスタートラインに戻ってくることができる、そういう社会をつくるからこそ、切磋琢磨してこの国の経済を発展させていく、そういう国民気概が生まれてくる。それをつくりだすのが、保守主義としての、保守主義を標榜する政党としての自由民主党であります。

そうした結党の本来目指していた精神に立ち返り、わが自由民主党経済プラス成長させ、小さい政府をつくり、一人ひとりの国民の皆様の豊かさを増やしていく。そういう政党であるという旗をきちんと立てて、この国をそういう国にして行きたい、それに賛同していただける国民の皆様に党員になっていただいて、そして、一人ひとりの党員の皆さん、あるいは一人ひとりの党員の皆さんの支持を受けて当選された地方議員の皆さん、そうした方と一緒になってこの自由民主党の政策をつくっていく、そういう政党にして参りたいと思っています。

残念ながら、これまでの自由民主党近代政党というよりも部族連合でありました。これまでの自由民主党の党員の皆さんは、どちらかといえば、自由民主党所属の国会議員、あるいは地方議員の熱烈な支援者でありました。もちろんそういう方も大切であります。しかし、新しい自由民主党は、我々が新しく立てるその旗のもとに集まり、その新しい政党が目指す日本という国を一緒になって作っていく、自由民主党与党であっても野党であってもその理想を掲げる限り一緒になって自由民主党と新しい日本を作っていく、そういう党員の集まりに私はして参りたいと思っております。利害関係に結びついていた部族連合の時代は終わりにして、きちんと政治哲学、この国の将来のビジョン、その旗の下に、その旗に賛同をする、そうした国民の皆様が集まる自由民主党として新しく生まれ変わる、その自由民主党リーダーとしてこの政党を引っ張りながら、健全二大政党制をこの国の政治システムの中にしっかりと位置づけられる。そういう自由民主党にして参りたいと思っております。

ぜひ、河野太郎とともに徹底的にこの党を新しくつくり直す、その運動に賛同をしていただきたい。改めて国民の皆さん、そして全国の自民党の党員の皆さんにお願いを申し上げたいと思っております。8月の28日には、二大政党のもうひとつの軸たり得る自由民主党の最初の一歩を踏み出せるように、しっかりと頑張って参りたいと思います。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

2009-09-10

ネット保守保守では無いのではないかと考える

保守と言うのを旧来の日本の伝統を重んじる人たちと言う解釈で考えた場合、ネット上における保守、特にネトウヨなんかの場合

ネットにおける保守暴力的で相手に対して敬うという精神が感じられない。

と言う感じを本来の保守的な人は抱いてるんじゃないかと思うんだけどどうなんだろ?

さらに付け加えると保守政党とされる自民党も実態は利権保持ありきと言う感じで

その利権を手放したくないがゆえに総選挙において相手を中傷する様なビラや動画を思いつくのかな?

と言う気もした。

2009-08-13

いや、民主党が分裂するかどうかが当面のポイントなんじゃないか

自民党より右と左の振り方が激しい議員を抱えている民主党をこのまま維持出来るかどうかってとこが短期的なポイントでしょう。

これをうまくまわせる事が出来ればそういう事になるかと思うけど

ちょっとでも亀裂が入ればおそらく自民党右派はそこで切り崩しにかかって保守政党を作り上げることを狙うだろうし、

積極的に亀裂を入れようと動き回るんじゃないかなぁ。

僕は、まだまだこのごたごたは総選挙後も落ち着かないんじゃないかと思ってる。

http://anond.hatelabo.jp/20090813011138

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