「アメリカン・コミックス」を含む日記 RSS

はてなキーワード: アメリカン・コミックスとは

2018-11-01

しがないキャラクターデザイナーですが(追追記あり)

最近萌え絵騒動に対して思うこと。

自分は某全年齢作品キャラクターデザインに関わっているデザイナーです。

最初に書いておきますが、自分萌え絵否定派ではないです。むしろ日本発明した文化だとすら思います。ただ、ゾーニングはきっちりすべきだと思っています

児童書キズナアイを取り上げて、これは萌え絵か、いや少女漫画か、だとか色々話題ですね。議論に上がる絵柄は萌え絵と称されることが多いですが、「萌え」の基準に対しては、時代とともに変わり、また個々の定義にも差があり議論が平行するので言及しません。

ただ、それらの絵には一つの共通項があります。それは、「男性に対して「媚び」を含んだキャラクターかどうか」の一点です。

「媚びた絵」を否定しているわけではありません。ただ、客観的に見て、そういった要素が見受けられるアートスタイル一種だということです。

例えば、清純派なのにエロい格好をしている。これは、明らかに矛盾しています

現実だと、性格が淑やかな女性が、大きく胸のはみ出る服を着ることはないです。(いたとしたら、その女性の本性はとんだ肉食系です。) ロリ巨乳なども矛盾ひとつでしょうか。男性に媚びたキャラというのはつまり、「男性目線で好ましい部分だけを組み合わせたキャラクター」のことです。

露出度が高ければエロなので媚びているのか?というとそれは違います

例えば、アメリカン・コミックスヒロイン達を筆頭に、攻殻機動隊草薙素子ルパン三世峰不二子ヴァンパイアシリーズモリガン。強く自立した女性は、セクシーな格好をしていてもそれは自信の表れであると捉えられます。少なくとも、自信がなくオドオドして従順キャラクターは、上記はいないですね。

女性に好かれるセクシー女性キャラというのは、得てして他人に媚びず、肉体的にも精神的にも男性に勝る強さを持ったキャラクターが多いです。現実でも、セクシードレスを着た女性を思い浮かべてみると、ハリウッドスターのような女優、もしくはスタイル抜群でスクールカースト上位の女性ではないでしょうか。

でも、そういった女性に、日本男性は近寄りがたさを感じてしまうのも理解できます

そこで、「セクシーだけど、順従で清純」というある意味キメラ的な、都合の良い所だけを合わせたキャラクターが生まれていき、今日日、「痴女のような格好をした清純派美少女」という存在が、日本中に溢れているわけです。

キャラクター作りには、まず性格があり、顔があり、体系があり、髪型があり、服装がありますキャラが着ている服は、本来、本人の性格を反映している筈なのです。

多くの矛盾を含んだ「男に都合の良い女」というキャラ作り…こう書いてみると、いかにもフェミニストが嫌がりそうなキャラ作りではあります

個人的には男性に都合の良い女性キャラクターはいてもいいと思います。(ファンタジーですし)。それに、女性に都合のいい男性キャラも当然星の数ほどいますしね。

でも、ゾーニングもされず世の中がそればっかりになると、ファンタジー現実混同しはじめる人がいるのはわかるかと思います

あくまファンタジーから。そういった共通認識を前提として、今まで創作世界を楽しんでいたのですが、あまり裾野が広がりすぎるとその前提が届かない人たちが出てくる、そしておそらくそれは、男女共に幸せなことではないだろうと思います

現実女性漫画で読んだほど、男性に都合は良くなかった。そう感じて女性を恨んでしまうのは、元々女性に対するハードルが、フィクション世界で高められてしまったのも一因としてあると思っています特にインターネット育ちの次世代については、注意深く見守る必要があるのではないでしょうか。女性場合は…どうなんでしょう。一昔前は王子様を待ってる…なんて言われ方もしましたが…。

長々と書きましたが、キャラクターを作る際、イラストを描く際、注意している点は山ほどあります。それは、自分が扱う作品公共の場に出るからです。なにをどう描いたら性的に見えるか。これにはかなりわかりやすルールがありますし、おそらく皆さんもなんとなく感覚理解しているのではないかと思います

老若男女、赤ちゃんからお父さんお母さんお爺ちゃんおばあちゃんまで、誰に見せても大丈夫。誰が通るかわからない道には、表現にもそれなりのマナーがあると、自分は思います

追記

読んでいただいてありがとうございます。頂いたコメントに関して、補足していこうと思います

まず、最初にも書きましたが「萌え」の定義は人それぞれですので、萌えという言葉のことは忘れてここではただの「絵柄」というふうにお考え下さい。

ゾーニング対象に関して。

これに関しては短文でまとめられるものではありません。箇条書きすると以下のようになります。(何か忘れていたらすみません。ご指摘下さい)

・そのキャラクターは、特定カテゴリに属する誰かの心を傷付けるもの

・過剰に性的描写はあるか(特定部位の肉体描写のしつこさ、視線誘導)

現実乖離した(異性に対して誤解を招くような)価値観を広めているか

3つ目は、先日話題になったAVの技など「真似するユーザーが増えると他者への害となる」というようなものです。が、該当作品が少数かつ、誰しもがわかるようにフィクションであれば問題なかったりします。市場全体の価値観の偏りや社会傾向が問題点になり、一番難しい部分です。

キズナアイに関して気になっている方が多いようだったので個人的に思うことを書きます。(全ての動画を見たわけではないのでデザイン面だけの話です)

デザインは、概ね問題ないとは思いますが脇の下は空きすぎですので、詰める必要があると思います。「写真集」表紙イラストを見ますと、サイドの胸の膨らみが出ていますが、服の構造的にもかなり変形的で、「胸を見せたい」という意図を感じます。ここは胸の膨らみ全体を覆うように(セーラームーンの肩の2連リングが無いバージョン想像して下さい)した方がもっと幅広い層に受け入れられるのではないかと思います

絵が伝える性的な要素というのはデザインもですが、色も大きく関係します。そしてイラストも構図によって見え方をいくらでも変えられるので、「このキャラからOK/NG」という単純な話ではないのが難しいところです。

他にも、何か質問疑問があればできる限りお答えしたいと思いますので聞いてください。

追記コメントを読んで思い出したのですが、「脇が開いている方が3D制御をしやすいから」という話。

誰が言い出したことかは知りませんが、アホらしいというのが正直な感想です。破綻するとしたらそれはモデラースキル不足です。確かに、ヒラヒラした物がついていない方が簡単に作れますが、素肌である必要はありません。3D的な作り易さを優先するならば何よりまず、腕を組んだときなどにダイレクトにめり込む胸を無くすべきです。動かし易さを考えてデザインをすることは悪いことではありませんが、解消方法比較的容易な脇は必要以上に開き、3D的に問題の温床となる大きな胸はそのまま、というのはよくわかりません。なにより、デザインの「言い訳」を3D仕様のせいにされて論点デザインのものからズラされるのは、3D悪用されているようで気分がいいものではありません。

これ以上の追記記事を分けますね。

つづき↓

anond:20181102124018

2018-06-21

anond:20180621101658

商業的なものから基本NG通達にしてるんだろうがw

スタン・リーが関わったもの以外をアメリカン・コミックスとして流通させると途端に市場が壊れるくらいにはゴミ創作は溢れてて市場に出るチャンスを伺ってる訳だからコンテンツホルダーはそれを制御したくてしょうがないんだよ。

実際にレッサー創作であふれてる日本ラノベ漫画市場現在進行形でなろう作品に埋め尽くされておるやろが。

そういうことやぞ。

2015-10-11

まったくもって正義とは程遠いんだけど、それとなく廻る世界の終わり

アメリカン・コミックスウォッチメンってのがあって、映画にもなってる。

長く冗長で無駄に大味なセックスシーンとか暴力描写とかアメコミ再現度は高いんだが、おすすめはしない。

その中に、ロールシャッハってキャラクターが出てきて、白黒ハッキリ付けたがる。絶対妥協しない。悪を許したりグレーな領域を認めたりしない。

杓子定規というのとはちょっと違って、Justiceという単語がぴったりな、盲目で剣を持ち天秤で判断する正義女神グロテスク表現に見える。

パチンコ、という遊びがある。まあギャンブルだ。スロットもそうだな。

法の下の平等や、実態としての賭博規制などを鑑みると、そこにあるのは不正義だな。正しくない。

射幸心煽り勤労意欲を削ぎ、経済に影響を及ぼすので、ギャンブルは悪いことだとされている。

ただ、公営ギャンブルという存在を見ても分かる通り、お上管理する賭博は良しとされている。

昭和時代までは、競輪競馬競艇オートレースは、地方自治体を潤すお財布だった。

意識している人が少なくなるようにイメージ操作してるが、宝くじギャンブルには違いない。

刑法が取り締まるギャンブルもそのものズバリ賭博及び富くじに関する罪」だ。富くじ宝くじと同じだな。

ズルいとか癒着だって言いたいわけじゃない。ガス抜きの話だ。

どうやったって一定数そういうのをしたがるヤツがいるなら、お上コントロールしてやるのが一番効率が良い。

変に潜らず目に見えるところでやるなら、パチンコみたいに、民間委託するのも、まあコントロール範囲内だ。

繰り返しになるが、これは不正義だ。まったくもって正しくはない。

じゃあこれが正義、つまり法律が正しく運用されて、かつ、ある程度吸収できるような方策を考えると、手詰まりになったりする。

まりパチンコパチスロに慣れたジャンキーを吸収できる公営ギャンブル設立できるかという問題だ。公営カジノが一番近いがやはり違う。

あの客層をそっくり収容できる娯楽施設が、まだ世の中に存在しない。

何度もパチンコ危機を乗り越えて存続している一つの大きな要因だ。

ただ、この世界もそろそろ終わりになってる。何度も繰り返しになるが、いままでが不正義で、正しくなかった。

ドヤ街日雇い集めてその中で完結させる、日雇い払いの賃金を酒や焼き鳥で消費させて次の日に回す、働けなくなったらホームレスになって、働けないほど体が悪いからからず冬を越せずに死ぬ。つまりはそういうスラム日本にもあった。他所の国のスラム比較すれば健全なのかもしれないが。

本来正しくは生活保護を受けて、健康文化的生活が送れることが保障されている人たちだ。

この国が整備しているシステムが正しく運用されていれば、乞食存在しない。

浮浪者も、餓死者も、それを望まない人たちはそうならないように文面では既になってる。

そして正しく運用されていないという不正義が問題視される程度には、日本先進国となり、社会的成熟してきつつある。

苛烈な正しさは、見える範囲の綺麗さと見えない部分への皺寄せという形をとることが多いが、シワを隠せる領域が減ってきている。

見えないところに追いやってそれとなく回していた不正義が許されなくなり、破綻しないようにさらに外側にシワを寄せようとしている。

東京イベントに向けて、都内は綺麗になっていき、そのシワを吸収するべく既に受け皿ができていくように見える。見えない人もいるだろうけど。

でもきっと、そういう外出しした不正義も、糾弾されていくんだろうな。

例えばフィリピーナネット越しに英語教師にするのは、日本に連れてきた移民低賃金で働かせるより問題になりにくい。

同一労働に対して低賃金払っていることには変わりないけれども。

さら苛烈不正義を先に糾弾すべきというのは方法論として正しいし酷い現場はまだまだある。

海外仕事出す先が高賃金化でどんどん移動してるというのも、不正義だとはみなされにくい。

結局何が言いたいかというと、盲目のまま正義を無条件に実行すると、そこには正義けが残るんじゃないかってこと。

理念への純粋性は美しいけど、たいてい現場の泥臭さが勝ってきた。

でも、純粋性が優先される世界がそこまで来ている気がする。

ものすごく卑近な例で言えば、シリア難民を救うために、とりあえず日本人シリア人とで子作りして、それから在留許可を求めるという手段難民申請よりもずっと現実的だし少子化対策にもなる。もちろん足元を見た人身売買だし、偽装としない為に子供を産むことになるし、当然に非人道的だろう。

その手段を取れないがために、どんどん人は死ぬんだけれども。

この例は極端だから、この例なら文字通り死ぬほうがマシだったりするだろう。それがほんとにマシかは本人にしか解らないけれども。

でもきっと、正しければ多少の人死はやむを得ないというのは、すぐそこだと思う。

浮浪者テントを張れなければ死ぬが、収容施設に入らない人間死ぬのは自業自得だと思う人間多数派になった時、対象浮浪者から高齢者になり無職者になり、いずれ低所得者になるんじゃないかと、今から自分は怯えている。

2010-09-08

大人向けアメコミとKIM625ら表現規制反対派の欺瞞的問いについて 

KIM625 マンガ, アニメ, 文化 アメリカにはなぜ大人向けコミックが無いのか、なぜ日本にはあるのか。 2010/09/08

http://b.hatena.ne.jp/KIM625/20100908#bookmark-24688694

はてな表現規制反対派の重鎮KIM625のこの問い、一見素朴なギモンに思えるが違うんだよね。

表現規制反対派の間では、出来合いの答えがある。

コミックスコードによる規制のため子供向けのものしか許されなかった」という答えがそれだ。

そして日本もそうならないように規制をしてはならないと続く。

KIM625の問いはこの答えを念頭においたものだろう。だが、この表現規制批判派史観はどこまで正しいのか?


田中秀臣氏がブログで調べ続けているようにアメリカン・コミックスの不人気の主犯がコミックスコードだという説は実証的に否定されつつあるという。

コミックスコード主犯説はもはや定説ではない。


それ以前の問題がある。大人向けコミックがないというのは果たして事実なのか?

実際には、MADアート・スピーゲルマン映画にもなったロバート・クラム作品やアメリカン・スプレンダーのような先鋭的な大人向け作品の流れが、ほそぼそとながら、六十年代から続いていた。

アンダーグラウンドコミックスと呼ばれるこれらの流れは、80年代頃からスピーゲルマンが自らの父の体験と緻密な調査を元にアウシュビッツの悲劇を描いた「マウス」などのヒットにより日のあたるところに現れ、スーパーヒーローなどの商業コミックスに対向するものとして「オルタナティヴコミックス」と呼ばれるジャンルが成立する。


一方の商業コミックスだんだんと大人向け路線になり八十年代には映画化したウォッチメンなどの大人向け作品がヒット、90年代には大手コミックス社からスーパーヒーローにとらわれないやや文芸路線のmature reader向作品レーベルVertigoが現れるなどの流れが起きる。

この流れとオルタナティヴコミックスの二つの流れ、そしてスーパーヒーローなどの旧来型の流れは、未だ別々に流れているが、だんだんと中間的作品も現れ、現在ではかなり曖昧な区別しかなくなっている。


では、"旧来型"のアメコミ子供向けというのは事実なのだろうか?成熟した真っ当な大人向けと見なされていないのはたしかに事実だろう。

だが、それと実際の年齢層は別の問題だ。

なんと”アメコミ”の主要な読者はずっと昔から「男の子」ではなく「キモオタ」なのだ。

むしろコミックス業界は将来の投資のため子供コミックスを手に取らせる方策を考えているくらいだ。

田中秀臣氏推薦の『戦争はいかにマンガを変えるか』から引用しよう。

この極度にマニア層に依存した構造市場から、書店での一般読者の獲得から、書店での一般読者の獲得と映画展開などによるライセンスビジネスによって突破口を開いたのが現在グラフィックノベルブームに沸くアメリカコミックス界であるわけだが、以上からわかるようにそれ以前からすでにコミックブックは子供向けのものなどではなくなっていた。

(ながいので中略)

つまり当のアメリカ人にとってすら「コミックブック=子供向け」という神話の影響が強すぎるために、実際に子供に読まれているマンガが「マンガ」としては見えなくなってしまっているのである。(p38-39)

なお、此処でいうマンガと見なされていないが「実際に子供に読まれているマンガ」は日本マンガをさしているのではなく、ディズニーニコロデオンなどのアニメや名作文学コミカライズなどを指している。小田切氏の意見によると、ジャンプなどのマンガアメリカ市場で競合しているのはスーパーヒーローなどではなくこちらだろうと述べている。

小田切氏に従うなら、「アメリカにはなぜ大人向けコミックが無いのか、なぜ日本にはあるのか。」ではなく「アメリカにはなぜ子供向けコミックが衰退したのか、なぜ日本にでは盛況なのか。」と問うべきだ。

なぜこうも転倒した問いになるか。

それは何でも規制反対に結び付けたいという心性があるんではあにか?

こう思うのは邪推だろうか?

lisagasu 日本の名作少女漫画は繊細すぎてウケない予感…トワイライトが売れてるなら、乙女ゲームコミカライズとかのがいいんじゃ?なんにしても少年漫画以上の市場になるイメージがないんだけど 2010/09/08

24年組が受けてないというかそもそも今まで翻訳が出てなかった(出版予定)のは事実だが、従来のオルタナティヴコミックスのファン層には注目されてるようだ。

http://oharakay.com/archives/2189

2010-01-28

[]最高に弱まった無職が薦める百冊より少なめの本

http://anond.hatelabo.jp/20100127001517

さらにヴァージョンアップさせるとこうなる。

差し替え
  1. 『私とハルマゲドン竹熊健太郎
  2. 『檻の中のダンス鶴見済
  3. 『翔太と猫のインサイト夏休み永井均
  4. 『アストモモンガ橋本治
  5. 因果鉄道の旅』根本敬
  6. 超芸術トマソン赤瀬川原平
  7. 自転車旅行主義』 香山リカ
  8. 天使王国浅羽通明
追加
  1. 『立志・苦学・出世受験生社会史』竹内洋
  2. 1968年スガ秀実
  3. 日本の思想』丸山眞男
  4. 現代詩の鑑賞101』大岡信
  5. 『「知」の欺瞞』アラン・ソーカル
  6. アナロジーの罠』ジャック・ブーヴレス
  7. 『「世間」とは何か』阿部 謹也
  8. 『一九七二』坪内祐三
  9. ストリートの思想』毛利嘉孝
  10. 数学ガール結城浩
  11. 虚数情緒吉田
  12. 『無産大衆神髄』矢部史郎山の手
  13. スカートの中の劇場上野千鶴子
  14. 日本文学史序説』加藤周一
  15. リベラリズムの存在証明稲葉振一郎
  16. 自我起源真木悠介
  17. 『知恵の樹』ウンベルト・マトゥラーナフランシスコバレーラ
  18. イスラーム思想史井筒俊彦
  19. トンデモ本世界と学会
  20. 自殺直前日記山田花子
  21. 東京いい店やれる店』ホイチョイ・プロダクションズ
  22. マクロ経済学スティグリッツ
  23. ミクロ経済学スティグリッツ
  24. 社会学』ギデンズ
  25. 文学とは何か』イーグルトン
  26. 日本史山川出版社
  27. 世界史山川出版社
  28. 『辞典・哲学の木』
  29. 岩波文庫解説総目録
  30. 社会学文献事典』
  31. 『BOOKMAPPLUS』
  32. 学問がわかる500冊』
  33. 『「テクノ歌謡ディスクガイド
  34. ミニコミ魂』串田努
  35. 山崎浩一世紀末ブックファイル山崎浩一
  36. 『いかにして問題を解くか』G. ポリア
  37. ゲーデルエッシャーバッハ - あるいは不思議の環』ダグラス・ホフスタッター
  38. 四次元冒険』ルディ・ラッカー
  39. 論理学をつくる』戸田山和久
  40. 倫理問題101問』マーティン コーエン
  41. 想像博物館荒俣宏
  42. 魔法使いの丘』ソーサリー
  43. 『変体少女文字の研究山根一眞
  44. 『グラモフォン フィルム タイプライター』キットラー
  45. フラジャイル松岡正剛
  46. アメリカン・コミックス大全』 小野耕世
  47. 東京大学ノイズ文化論」講義宮沢章夫
  48. 文学賞メッタ斬り!大森望豊崎由美
  49. ライトノベル「超」入門新城カズマ
  50. 現代思想1997年5月号『特集・ストリートカルチャー
  51. ユリイカ2007年6月号『特集・腐女子マンガ大系』
  52. モダンガール論』斎藤美奈子
  53. 『今月のフェミ的』あくまで実践 獣フェミニスト集団FROG
  54. 利己的な遺伝子リチャード・ドーキンス
  55. 『100台のコンピュータスタパ斉藤船田戦闘機
  56. 死刑全書』マルタン・モネスティエ
  57. エロスの涙』バタイユ
  58. 流行人類学クロニクル武田徹
  59. プログラムはなぜ動くのか』矢沢久雄
  60. エミュレータのしくみ』某吉
残しておく本
  1. ゲーム的リアリズムの誕生東浩紀
  2. 『逃走論』 浅田彰
  3. 『寝ながら学べる構造主義内田樹
  4. ゼロ年代の想像力宇野常寛
  5. 『ぼくたちの洗脳社会岡田斗司夫
  6. おたく精神史』 大塚英志
  7. 『よいこの君主論』 架神恭介
  8. 戦前少年犯罪管賀江留郎
  9. おまえが若者を語るな!』 後藤和智
  10. 『現代マンガの全体像』 呉智英
  11. カノッサの屈辱小山薫堂
  12. 『生き延びるためのラカン斎藤環
  13. ニッポンの思想』 佐々木敦
  14. 洗脳原論』 苫米地英人
  15. 『青いムーブメント外山恒一
  16. チベットモーツァルト中沢新一
  17. 自分探しが止まらない』 速水健朗
  18. 教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書ばるぼら
  19. 電波男本田透
  20. 貧乏人の逆襲!』 松本哉
  21. サブカルチャー神話解体宮台真司
  22. 趣都の誕生森川嘉一郎
  23. 『たかがバロウズ本。』 山形浩生
  24. 『超クソゲー箭本進一
  25. 日本映画史100年』 四方田犬彦
  26. 『シミュレーショニズム』 椹木野衣
  27. 恋愛小説ふいんき語り』 米光一成
  28. 戦後ギャグマンガ史』 米沢嘉博
  29. 日本の10大新宗教島田裕巳
  30. 『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』 ブルボン小林
  31. 映画の見方がわかる本』 町山智浩
  32. アダルトビデオ革命史』 藤木TDC

2010-01-27

強くなりたい新大学生が本当に読むべき本100冊

この時期になると大学生向けに読むべき100冊みたいなリストが出回る。

あんなリストを真に受ける人も少ないだろうが……はっきり言って悲しくなるくらいお粗末だ。

ずらっと並べられた古典名著。あまりに埃の被ったラインナップにがっかりする。

こういった学問には「原書病」とでも言うべき、くだらない風習が根強く残っている。

原典や本文を極度に重視するのは不健全だ。それ自体は面白いとしても、その後発展と整理を経て洗練されている。

歴史的興味以外であえて出発点に戻る価値はすごく小さい。そんなところに本当の「教養」は存在しない。

難解で時代遅れな文章と格闘したって、趣味以上のものにはならないし、考える力は湧いてこない。絶対誤読するし。

そこで本当に頭を強くしたい人が読むべき書籍リストというものを作った。

これは単なる学問という空気に浸ってみたい人が読むものじゃなくて、日常に根ざした本物の力を分けてくれるものだ。

この100冊さえ読めば考える素材に困らないだけでなく、コミュニケーションの強者にもなれる。

飲み会で古臭い古典の話をしたって煙たがれるだけだが、この100冊をネタにすればそんなことにはならないし、

黙考はずいぶんと深くなるし、ブログネタに応用すれば必ず一目置かれる。

選んだのは現代的で網羅的、そして極めて平易なもの。どの分野にも精通できるように色んなジャンルのものを配置した。

この100冊を大学生活のうちに読み切れば、必ずや一生の財産になるだろう。

ここに挙げられた本が、現代最新型にアップデートされた真の「教養」だ!

新大学生が本当に読むべき100冊

存在論的、郵便的東浩紀

動物化するポストモダン東浩紀

ゲーム的リアリズムの誕生東浩紀

アナーキズム浅羽通明

ナショナリズム浅羽通明

右翼左翼浅羽通明

構造と力浅田彰

『逃走論』 浅田彰

『反芸術アンパン赤瀬川原平

東京ミキサー計画』 赤瀬川原平

ギャルギャル男文化人類学荒井悠介

ディズニー魔法有馬哲夫

テヅカ・イズ・デッド伊藤剛

マンガは変わる伊藤剛

ヤンキー文化論序説』 五十嵐太郎

オカルト帝国1970年代日本を読む』 一柳廣孝

『寝ながら学べる構造主義内田樹

ゼロ年代の想像力宇野常寛

『二〇世紀の批評を読む』 大谷能生

『ぼくたちの洗脳社会岡田斗司夫

オタクはすでに死んでいる岡田斗司夫

アメリカン・コミックス大全』 小野耕世

教養としての〈まんが・アニメ〉大塚英志

おたく精神史』 大塚英志

サンデーマガジン大野

キャラクターとは何か』 小田切博

『よいこの君主論』 架神恭介

『完全教マニュアル』 架神恭介

映画は撮ったことがない』 神山健治

『ポケットは80年代がいっぱい』 香山リカ

戦前少年犯罪管賀江留郎

スペイン宇宙食菊地成孔

東京大学のアルバート・テイラー』 菊地成孔

おまえが若者を語るな!』 後藤和智

封建主義者かく語りき』 呉智英

賢者の誘惑』 呉智英

『現代マンガの全体像』 呉智英

『定本日本の喜劇人小林信彦

カノッサの屈辱小山薫堂

お厚いのがお好き?小山薫堂

虚人のすすめ』 康芳夫

『生き延びるためのラカン斎藤環

ニッポンの思想』 佐々木敦

『シミュレーショニズム』 椹木野衣

ロックミュージック進化論渋谷陽一

日本の10大新宗教島田裕巳

ヒーロー正義白倉伸一郎

『箆棒な人々』 竹熊健太郎

『定本気分は歌謡曲近田春夫

完全自殺マニュアル鶴見済

洗脳原論』 苫米地英人

スピリチュアリズム苫米地英人

苫米地英人宇宙を語る』 苫米地英人

『青いムーブメント外山恒一

マンガ哲学する』 永井均

チベットモーツァルト中沢新一

ベストセラー構造中島梓

嫌オタク流中原昌也

『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書西寺郷太

前衛の道』 根本敬

『花咲く乙女のキンピラゴボウ橋本治

アーキテクチャ生態系濱野智史

タイアップ歌謡史』 速水健朗

自分探しが止まらない』 速水健朗

教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書ばるぼら

NYLON100% 80年代渋谷発ポップ・カルチャーの源流』 ばるぼら

ロマンポルノと実録やくざ映画樋口尚文

70年代日本の超大作映画樋口尚文

アダルトビデオ革命史』 藤木TDC

ワンダゾーン』 福本博文

『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』 ブルボン小林

ゲームホニャララブルボン小林

電波男本田透

喪男の哲学史本田透

世界電波男本田透

セカイ系とは何か』 前島賢

映画の見方がわかる本』 町山智浩

ブレードランナーの未来世紀町山智浩

『なぜ宇宙人地球に来ない?』 松尾貴史

貧乏人の逆襲!』 松本哉

サブカルチャー神話解体宮台真司

『14歳からの社会学宮台真司

『定本アニメーションギャグ世界森卓也

放送禁止歌森達也

職業欄はエスパー森達也

趣都の誕生森川嘉一郎

『興行師たちの映画史柳下毅一郎

殺人マニア宣言』 柳下毅一郎

『新教養主義宣言』 山形浩生

『たかがバロウズ本。』 山形浩生

訳者解説』 山形浩生

『超クソゲー箭本進一

戦後SFマンガ史』 米沢嘉博

戦後少女マンガ史』 米沢嘉博

戦後ギャグマンガ史』 米沢嘉博

漫画原論』 四方田犬彦

日本映画史100年』 四方田犬彦

日本文学ふいんき語り』 米光一成

恋愛小説ふいんき語り』 米光一成

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん