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2010-01-27

強くなりたい新大学生が本当に読むべき本100冊

この時期になると大学生向けに読むべき100冊みたいなリストが出回る。

あんなリストを真に受ける人も少ないだろうが……はっきり言って悲しくなるくらいお粗末だ。

ずらっと並べられた古典名著。あまりに埃の被ったラインナップにがっかりする。

こういった学問には「原書病」とでも言うべき、くだらない風習が根強く残っている。

原典や本文を極度に重視するのは不健全だ。それ自体は面白いとしても、その後発展と整理を経て洗練されている。

歴史的興味以外であえて出発点に戻る価値はすごく小さい。そんなところに本当の「教養」は存在しない。

難解で時代遅れな文章と格闘したって、趣味以上のものにはならないし、考える力は湧いてこない。絶対誤読するし。

そこで本当に頭を強くしたい人が読むべき書籍リストというものを作った。

これは単なる学問という空気に浸ってみたい人が読むものじゃなくて、日常に根ざした本物の力を分けてくれるものだ。

この100冊さえ読めば考える素材に困らないだけでなく、コミュニケーションの強者にもなれる。

飲み会で古臭い古典の話をしたって煙たがれるだけだが、この100冊をネタにすればそんなことにはならないし、

黙考はずいぶんと深くなるし、ブログネタに応用すれば必ず一目置かれる。

選んだのは現代的で網羅的、そして極めて平易なもの。どの分野にも精通できるように色んなジャンルのものを配置した。

この100冊を大学生活のうちに読み切れば、必ずや一生の財産になるだろう。

ここに挙げられた本が、現代最新型にアップデートされた真の「教養」だ!

新大学生が本当に読むべき100冊

存在論的、郵便的東浩紀

動物化するポストモダン東浩紀

ゲーム的リアリズムの誕生東浩紀

アナーキズム浅羽通明

ナショナリズム浅羽通明

右翼左翼浅羽通明

構造と力浅田彰

『逃走論』 浅田彰

『反芸術アンパン赤瀬川原平

東京ミキサー計画』 赤瀬川原平

ギャルギャル男文化人類学荒井悠介

ディズニー魔法有馬哲夫

テヅカ・イズ・デッド伊藤剛

マンガは変わる伊藤剛

ヤンキー文化論序説』 五十嵐太郎

オカルト帝国1970年代日本を読む』 一柳廣孝

『寝ながら学べる構造主義内田樹

ゼロ年代の想像力宇野常寛

『二〇世紀の批評を読む』 大谷能生

『ぼくたちの洗脳社会岡田斗司夫

オタクはすでに死んでいる岡田斗司夫

アメリカン・コミックス大全』 小野耕世

教養としての〈まんが・アニメ〉大塚英志

おたく精神史』 大塚英志

サンデーマガジン大野

キャラクターとは何か』 小田切博

『よいこの君主論』 架神恭介

『完全教マニュアル』 架神恭介

映画は撮ったことがない』 神山健治

『ポケットは80年代がいっぱい』 香山リカ

戦前少年犯罪管賀江留郎

スペイン宇宙食菊地成孔

東京大学のアルバート・テイラー』 菊地成孔

おまえが若者を語るな!』 後藤和智

封建主義者かく語りき』 呉智英

賢者の誘惑』 呉智英

『現代マンガの全体像』 呉智英

『定本日本の喜劇人小林信彦

カノッサの屈辱小山薫堂

お厚いのがお好き?小山薫堂

虚人のすすめ』 康芳夫

『生き延びるためのラカン斎藤環

ニッポンの思想』 佐々木敦

『シミュレーショニズム』 椹木野衣

ロックミュージック進化論渋谷陽一

日本の10大新宗教島田裕巳

ヒーロー正義白倉伸一郎

『箆棒な人々』 竹熊健太郎

『定本気分は歌謡曲近田春夫

完全自殺マニュアル鶴見済

洗脳原論』 苫米地英人

スピリチュアリズム苫米地英人

苫米地英人宇宙を語る』 苫米地英人

『青いムーブメント外山恒一

マンガ哲学する』 永井均

チベットモーツァルト中沢新一

ベストセラー構造中島梓

嫌オタク流中原昌也

『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書西寺郷太

前衛の道』 根本敬

『花咲く乙女のキンピラゴボウ橋本治

アーキテクチャ生態系濱野智史

タイアップ歌謡史』 速水健朗

自分探しが止まらない』 速水健朗

教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書ばるぼら

NYLON100% 80年代渋谷発ポップ・カルチャーの源流』 ばるぼら

ロマンポルノと実録やくざ映画樋口尚文

70年代日本の超大作映画樋口尚文

アダルトビデオ革命史』 藤木TDC

ワンダゾーン』 福本博文

『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』 ブルボン小林

ゲームホニャララブルボン小林

電波男本田透

喪男の哲学史本田透

世界電波男本田透

セカイ系とは何か』 前島賢

映画の見方がわかる本』 町山智浩

ブレードランナーの未来世紀町山智浩

『なぜ宇宙人地球に来ない?』 松尾貴史

貧乏人の逆襲!』 松本哉

サブカルチャー神話解体宮台真司

『14歳からの社会学宮台真司

『定本アニメーションギャグ世界森卓也

放送禁止歌森達也

職業欄はエスパー森達也

趣都の誕生森川嘉一郎

『興行師たちの映画史柳下毅一郎

殺人マニア宣言』 柳下毅一郎

『新教養主義宣言』 山形浩生

『たかがバロウズ本。』 山形浩生

訳者解説』 山形浩生

『超クソゲー箭本進一

戦後SFマンガ史』 米沢嘉博

戦後少女マンガ史』 米沢嘉博

戦後ギャグマンガ史』 米沢嘉博

漫画原論』 四方田犬彦

日本映画史100年』 四方田犬彦

日本文学ふいんき語り』 米光一成

恋愛小説ふいんき語り』 米光一成

2009-11-08

オタク腐女子関係の覚え書き

整頓はそのうち。

腐女子関係はもうちょっとかかりそうなのでとりあえずアニメ漫画オタク全体の話。

以下いろいろ分かったら徐々に書き足す。

読んだ本とか

コミュニケーション不全症候群中島梓 筑摩書房 1995

『「おたく」の精神史ー一九八〇年代論ー』大塚英志 講談社 2004

『異文化コミュニケーションオタク国家日本の危機ー』島田裕巳ほか 日本評論社 1991

天使王国ー「おたく」の倫理のためにー』浅羽通明 JICC出版局 1991


webのあれそれ

たけくまメモ』 http://takekuma.cocolog-nifty.com/

やおい少女の来し方行く末』 http://www.hmt.u-toyama.ac.jp/Socio/lab/sotsuron/98/yamane/


これから調べること

宮崎勤

ビーダーマイヤー朝

コミケの隆盛の話

同人誌」という言葉意味の変遷の話

受けが男である必要性


今のところ分かったこと

2009-11-02

http://anond.hatelabo.jp/20091101081731

「書きたいことがあるから作家になるのはいいけど、作家になりたいから小説を書くのならやめろ。

いや、書いてもいいんだけど人に見せるのをやめろ」

by中島梓




口ばっかし一丁前に動かしてるくらいなら働けよ。

金が欲しいんだろ。

2009-06-28

作品世界抱きしめたいのに!

社会人になって十数年。

学生の頃は物語が中心で、その他は、本当に「そのほか」でした。

今は現実の生活がいっぱいで、休みの日も考えるのは仕事のことで、こんな不況でもやることがいっぱいあってむしろやることはずっと増えていて、幸せなのだと思います。わたしが仕事をすればするほど、会社の人のためになっているのが実感できる、錯覚でもそう思えています。

でも、時折とても切なくなります。追憶ノスタルジーに生きていくのだと中学生高校生小学生の頃にわけのわからないままに確信して

やはり今日もその通りだと思っています。わたしは鶴田謙二が好きです。他にも好きなものはありますが、今は心にぴったりします。

でも、休日に本を開いてみても、あせりのきもちばかりが先にたって、彼の世界に浸りたいのに、なぜか、焦燥感ばかりです。

学生の頃はそれにくらべればとてもよかった。わたしの視線の先は、必ず何かの作品物語の色をもっていて、それが当たり前でした。

就職に当たって、それらをうっとうしくも思いました。実践的な思考や行動に障害が出ることが多かったので。

子供を生むことなく死ぬかもしれないわたしが、最後に見るのはリアル世界でしょうか物語世界でしょうか。幸せなら良いのでしょうか。中島梓さんのようにただ本人が幸せならそれでよいのでしょうか。死んだあとにわたしのことを不幸だと言う人が多かったとして、それを死んだ私は、寂しく思うことがあるのでしょうか。

2009-05-14

http://anond.hatelabo.jp/20090514155750

OK。長々とつきあってくれてありがとう。君の主張は理解できたと思う。

「全てのカラスは白い」というエントリに対して

元増田が「見たことないわ。白い事にしたいんじゃないの。叩きたいが為に」と返した。

そこへ横増田

「ホシガラスを知ってるか。あれは白いんだぞ」

と返したわけだ。

さて、誰がそこでホシガラスの話をしたいのだろう?

それなら元増田の反論がそもそもおかしい。反証としては「白くないカラスが(少なくとも一羽)存在する」で必要十分だった。ここで全否定するからおかしなことになる。それに元増田が本当にホシガラスを知ってなお「白いカラスなんて見たことない」と言っているのかどうかは本人以外(あの文章からは)わからない。したがってホシガラスの例を指摘する意味はある。

余談ながら個人的になぜ今更栗本薫なんぞを引っ張ってくるんだ?

栗本でなくてもいい。任意の一例だから。腐女子集合の1インスタンスでありさえすればいい。繰り返すがtheでなくaなんだ。彼女腐女子を代表する好例と思っているわけでもない。ただ簡易に提示可能だったから引いたまでにすぎない。ついでに言うと私は彼女のまとまった著書をほとんど読んだことがない(中島梓名義の,拒食症についての論考1冊)。君はよくよくテキストを特定文脈に位置づけて読みたがる人なんだなという印象をもった。これを読解力というなら確かに私は読解力に欠ける。

記事削除するんだったら元記事改竄しても同じだと思う。

潔く鉛筆マーク押して直せばいいのに何故そんな面倒な方を選んだんだい?

記事を再編集している間に元記事に対してレスされることをおそれたから。消すのは一瞬だからその方が再編集するより元記事の露出時間は短くなると考えた。結果としては無駄な面倒だったね。

2009-04-15

「ロウ・クオリティ」の時代

今、コンテンツ産業が大きな地殻変動に見舞われている。

出版は老舗の雑誌が次々と廃刊し、テレビ視聴率低下によって広告離れが起き、音楽は久しくミリオンが生まれていない。

一方、ネット世界に目を向けてみるとニコ動youtubepixivtwitter等々、様々なサイトが盛り上がりを見せ、大きなうねりを生み出そうとしている。テレビ等の既存メディアとは対照的だ。



だがしかし、言ってしまえばネットコンテンツはどれもこれも素人の提供する予算クオリティも低い代物である。

長らく映画ファンの間では邦画がつまらない理由は「ハリウッドに比べて予算が少ないから」と言われてきた。

何故、既存メディアの提供する潤沢な予算で作られたプロコンテンツよりも、ネットコンテンツが支持されるのだろうか。

ネットコンテンツの中には、企業制作予算のかけられたコンテンツ存在するが、それらも不思議と支持されていない。何十分の一、何百分の一の予算で作られたyoutube動画の方が支持される。



この現象を紐解くために、低調な既存メディア内において、根強く支持されるコンテンツに目を向けてみよう。

そうすると人気バラエティや人気お笑い芸人に対して、「脱力」だとか「ゆるい」だとかのキーワードが頻出していることに気づく。

二つとも、元はマイナス意味を持っていた。「脱力」は「落胆」と同義だったし、「ゆるい」の場合は、例えば「ゆるキャラ」は当初は嘲りの目線が多分に含まれていた。

それがここにきて、プラス意味に転じているのだ。



ここでは「脱力」「ゆるい」を総じて『ロウ』と呼称しよう。

今、世の中で支持されているものはそのほとんどが『ロウ』なものだ。

お笑いネタ番組キッチリと構成されたコントを見せるものから、数秒の一発ギャグを次々と見せるという『ロウ』なものに変化したし、別の潮流の『すべらない話』も人がいてただ面白い話をするだけ、という『ロウ』なものだと言える。

深夜バラエティゴールデンに行って失敗するのは、『ロウ』なものから予算のかけられた『ハイ』なものになってしまったから、と言える。



そして、『ロウ』なものが何より一番溢れているのは、そう、インターネット世界だ。

素人の一個人がお金をかけずに作った動画なんて、「ロウ」としか言いようがない。

テレビよりもネットが支持される理由がここにある。



では、何故『ロウ』が人々の心を惹きつけるのだろうか。

その答えは、コンテンツ産業の中でいち早く不況に見舞われていた出版業界を見ればわかる。



出版業界では90年代半ばから「出版不況」と言われるようになったが、既に80年代には「活字離れ」と言われる現象が起きている。

活字離れ」という状況下で、それでも数百万部売れるベストセラーは、「文章力がない」「素人が書いたようだ」と書評家が酷評するという奇妙な現象が起きていた。

ここでも『ロウ』が支持されるという状況が立ち現れたのだ。



評論家中島梓は著書『ベストセラー構造』にて、「私にも書けるかもしれない、というアマチュアの親しみやすさ」が支持される要因だ、と分析した。

四半世紀経過した現在、まったく同じ分析が下されたネットのヒットコンテンツがある。『初音ミク』だ。



ネットには『ロウ』が溢れている。『ロウ』の「アマチュアの親しみやすさ」が人々を惹き付け、「私にもできるかもしれない」と思わせる。その思いは初音ミク等のソフトウェアサポートし、発表する場所はネットが与えてくれる。そうやって生まれたコンテンツを見た人がまた同じ思いに駆られ……ネットはそうやってぐるぐると回り続ける。



地デジはおそらく失敗するだろう。何故なら双方向を視聴者からのリアクションしか想定していない。ネットの双方向は、互いに作りあい刺激しあうことだ。

一億総クリエイター社会では、受信機は同時に送信機ではなくてはいけないし、コンテンツを見る場所は同時にコンテンツ発表できる場所でなくてはならないのだ。

2008-11-14

http://anond.hatelabo.jp/20081114065404

むかーし中島梓小説道場を開いて、そこで

「書きたいことがあるから作家になるのはいいけど、作家になりたいから小説を書くのならやめろ。

いや、書いてもいいんだけど人に見せるのをやめろ」

って言ってたのを思い出した。

「書くことから卒業した」でいいじゃん。

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