「原書」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 原書とは

2024-03-24

時間が経ったのでとある本の出版中止について

Q.そもそも『あの子トランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブーム悲劇』の何がアカンかったの?

A.タイトルも内容も可燃性が高すぎた。特に内容は原書米国問題しされており、差別偏見を齎すのでは?と指摘されており、所謂エセ科学本と同じ扱いを受けていた。

パッと燃えタイトルの話

 『あの子トランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブーム悲劇』、この本のタイトルを読んだ際に何を我々を思うのだろうか。

 現在先進国に済む我々はこのようなサイトを見ている時点でSNS漬けである

 そして、SNS漬けであるがゆえに、こう思った人は少なくはないだろう。

「は?性転換ブームなんて来てないんじゃが」

 コレがまずX(旧Twitter)で本書が盛大に燃えた一つの要因であろうと私は考えている。

 なにせ、薄っぺらタイトルテンプレ小説みたいな事を言っていて現実とのたまっているにもかかわらず、そのような事を我々が認識できる現実範囲内ではほぼ観測できないのである

 それに、トランスジェンダーについてはツイフェミ諸氏であるとか、昨今の教育だとかで非常にデリケートかつナイーブセンセーショナル単語となっており、ツイ廃と呼ばれるような人間は非常にその単語について敏感であった。

 タイトルにどこで、どう話されたか書いていないため「身近で起きたのか?そんな事ないよな?」が「デマだ!嘘八百書きやがって」に変わり、内容を知らないままに刊行中止運動に参加した方はそれなりにいただろう。

 せめてタイトル米国だとかアメリカだとか、この本が執筆される国の名前程度は入れるべきであった。

 少なくとも、それで「遠い場所でおきた出来事から」でタイトルだけを見た人間刊行中止運動に参加することはなかっただろう。

アカンことだらけの本の内容

 おそらく、米国情報網を貼っていた正しい辞書通りの意味フェミニストや、セラピストトランスジェンダーの方々は、この本について最大限に警戒していたと思われる。

 それくらいにこの本の内容は駄目なのである

 内容を簡単に言えばカウンセラートランスジェンダーの会話の盗み聞きであったり、トランスジェンダーの子に絶縁された親へのインタビューである

 大問題である盗み聞きはもうこの時点でアウトとして、トランスジェンダーの子に絶縁された親へのインタビューについてははっきり言ってエモーショナル・コア、共産主義無神論者日本アニメゲーム、ファーリー(要するにケモ)などへの偏見ヘイト責任転嫁が見受けられるトンデモインタビューがたくさん載っている上、トランスジェンダーの子供本人へのインタビュー記事は一件がほんのちょっぴりしかないのである

 簡単に言えば平等、生きやすさの表現一種であるトランスジェンダーを掲げるこの本は偏見憎悪に満ち溢れた不平等な内容にほかならない。

 さらには本書には海外掲示板ログURLが注役として記載されていたり、どの章も結局トランスジェンダーへの拒否と拒絶に執着していたり、トランスジェンダー感染するとかい小学生いじめ並の主張も書かれており、本当にコレ出版社刊行を許したの?となる。

 その上で、内容の順番自体保守派伝統的な家族観への誘導に溢れており、読んだ人間を反トランスジェンダーへと誘導する悪意に満ち溢れている。

 正直に言って、文芸ノンフィクションとして刊行すれば、きっとあのとき以上の大炎上が起こることは想像にかたくない。

この本の刊行中止は焚書なのか

 この本の刊行中止は所謂エセ科学本の一冊が水際で刊行中止になったのと同じ事であり、欺瞞憎悪偏見に満ちた書籍が一冊KADOKAWAからこの世に産み落とされることがなくなっただけである

 これが私がこの件について出した答えだ。

 出版社はどの本を出版するか選び、あるいは拒絶することが出来る。

 拒絶された本は他の出版社へ持っていってもいいし、個人印刷なりデータなりで販売することが出来るし、KADOKAWA版権関係ちゃんとするなら普通に自由にしていいよ、ただしウチからは出さない」程度の扱いだろう。

 つまりこの本の刊行のチャンスは失われておらず、決して消されたわけではない。

 なので焚書となったわけではないと私は考えている。

 なのでそのうち「某社で出版拒否問題作!」みたいな帯を装着して書店に並ぶ未来存在するのかもしれない。

 この本がなぜ出版中止になったのか、その疑問を持っている方はその未来を待つか、一足先に英語版を読んでみるのもいいだろう。

反応がちょいちょい来たので追記

・今更なんでこんなの書いたの?

 「今更」になったタイミングなので言いたいこと言ってスッキリたかたか

産経から出るよ

 しらんかった・・・そんなこと・・・

ニューヨーク・タイムズが支持してるで

 あそこジェンダー関係でなんかやらかしてなかったっけ・・・そもそも最近の主張がものっそい偏ってるのでそこの支持の時点でお察し

2024-02-29

anond:20240229183547

そんなことは言ってない。

たとえば江戸時代手品のやり方の本がいろいろ出てたんだが、こんなもの電子化されてない。

江戸時代手品のやり方自体現代に書いた本ならあるかもしれんが、原文に触れるのにはそれとは別の読書体験価値があるだろう。

んでネットと紙のどっちつかずなんてやり方してたら寿命は有限なんだからそういう原書体験があまりできずに死ぬことになる。

2024-01-30

先週流れてた『ポワロと私』

単行本は3000円近くもするからkindle原書を515円で買って

ポワロ専用翻訳GPT作って読んだ


以上

2024-01-05

anond:20240105025045

2万字なら、2時間話すくらいの分量だから余裕でいける。

2週間で1年分の学費(=100万以上するでしょ)を稼ぐと思ったらやる気出ない?

・まずは5日でその本を読む。文字認識しないと言うことだけど、Google翻訳アプリダメ無料OCRツールは試した?原書読むより入力するほうが早いなら、最悪手打ち入力して翻訳にかけたら?

・1日で論文構成を考える。ここはChatGPTと相談しながらできるでしょ。

・その翌日、Word音声認識を使ってガーっとしゃべっていく。とにかくしゃべる。

・できた文を直し、切り張り切りはりして、整える。ここに2日かける。

時間が余ったら先行研究とかざっとネットで見る。それをちょいちょい引用・追加していく。(ちゃんとそれを残す=アピールポイント

やれたら自信になると思うよ。そして社会人になると、2万字くらいのレポートは1週間ももらえないんだよね。

2023-12-21

anond:20231221180034

日本語祖語は偏堡(Pianpu)文化紀元前2700年頃の遼西地区東部もしくはマンチュリア南部遼河流域に起源があり、

紀元前1500年頃に朝鮮半島北部中央部ゴングウィリ(Gonggwiri)式土器を介して朝鮮半島南部の無文(Mumun)文化形成し、

この頃に磨製石器を伴う稲作など灌漑農耕が山東半島から遼東半島経由で朝鮮半島南部へと広がり、

紀元前9世紀に九州北部へと広がり弥生文化形成に至って、日本列島在来の「縄文語」系統を(北海道を除いてほぼ)やがて駆逐した、とされます(Miyamoto., 2022)。

一方、朝鮮語祖語もマンチュリア南部とその周辺に起源があり、現在北京付近位置した、いわゆる戦国の七雄の一国である燕の東方への拡大に圧迫されて朝鮮半島へと移動し、

その考古学指標紀元前5世紀頃の粘土土器(rolled rim vessel、Jeomtodae)文化になり、やがて朝鮮半島から日本語系統駆逐した、と指摘されています(Miyamoto., 2022)。

まりマンチュリア南部とその周辺から、まず紀元前二千年紀半ばに日本語系統朝鮮半島へと到来し、その後で九州北部に広がったのに対して、朝鮮語系統紀元前千年紀半ばに朝鮮半島へ到来した、というわけです。





参考文献:

Cooke NP. et al.(2021): Ancient genomics reveals tripartite origins of Japanese populations. Science Advances, 7, 38, eabh2419.

doi.org/10.1126/sciadv.abh2419

Gakuhari T. et al.(2020): Ancient Jomon genome sequence analysis sheds light on migration patterns of early East Asian populations. Communications Biology, 3, 437.

doi.org/10.1038/s42003-020-01162-2

Gelabert P. et al.(2022): Northeastern Asian and Jomon-related genetic structure in the Three Kingdoms period of Gimhae, Korea. Current Biology, 32, 15, 3232–3244.E6.

doi.org/10.1016/j.cub.2022.06.004

Harris EE.著(2016)、水谷淳訳『ゲノム革命 ヒト起源真実』(早川書房原書刊行2015年

Huang X. et al.(2022): Genomic Insights Into the Demographic History of the Southern Chinese. Frontiers in Ecology and Evolution, 10:853391.

doi.org/10.3389/fevo.2022.853391

Kanzawa-Kiriyama H. et al.(2019): Late Jomon male and female genome sequences from the Funadomari site in Hokkaido, Japan. Anthropological Science, 127, 2, 83–108.

doi.org/10.1537/ase.190415

Lee DN. et al.(2022): Genomic detection of a secondary family burial in a single jar coffin in early Medieval Korea. American Journal of Biological Anthropology, 179, 4, 585–597.

doi.org/10.1002/ajpa.24650

Mafessoni F. et al.(2020): A high-coverage Neandertal genome from Chagyrskaya Cave. PNAS, 117, 26, 15132–15136.

doi.org/10.1073/pnas.2004944117

Mao X. et al.(2021): The deep population history of northern East Asia from the Late Pleistocene to the Holocene. Cell, 184, 12, 3256–3266.E13.

doi.org/10.1016/j.cell.2021.04.040

Miyamoto K.(2022): The emergence of ‘Transeurasian’ language families in Northeast Asia as viewed from archaeological evidence. Evolutionary Human Sciences, 4, e3.

doi.org/10.1017/ehs.2021.49

Mizuno F. et al.(2021): Population dynamics in the Japanese Archipelago since the Pleistocene revealed by the complete mitochondrial genome sequences. Scientific Reports, 11, 12018.

doi.org/10.1038/s41598-021-91357-2

Ning C. et al.(2020): Ancient genomes from northern China suggest links between subsistence changes and human migration. Nature Communications, 11, 2700.

doi.org/10.1038/s41467-020-16557-2

Petr M. et al.(2020): The evolutionary history of Neanderthal and Denisovan Y chromosomes. Science, 369, 6511, 1653–1656.

doi.org/10.1126/science.abb6460

Robbeets M. et al.(2021): Triangulation supports agricultural spread of the Transeurasian languages. Nature, 599, 7886, 616–621.

doi.org/10.1038/s41586-021-04108-8

Sato T. et al.(2021): Whole-Genome Sequencing of a 900-Year-Old Human Skeleton Supports Two Past Migration Events from the Russian Far East to Northern Japan. Genome Biology and Evolution, 13, 9, evab192.

doi.org/10.1093/gbe/evab192

Scally A. et al.(2012): Insights into hominid evolution from the gorilla genome sequence. Nature, 483, 7388, 169–175.

doi.org/10.1038/nature10842

Sikora M. et al.(2019): The population history of northeastern Siberia since the Pleistocene. Nature, 570, 7760, 182–188.

doi.org/10.1038/s41586-019-1279-z

Tian Z. et al.(2022): Triangulation fails when neither linguistic, genetic, nor archaeological data support the Transeurasian narrativea. bioRxiv.

doi.org/10.1101/2022.06.09.495471

Vallini L. et al.(2022): Genetics and Material Culture Support Repeated Expansions into Paleolithic Eurasia from a Population Hub Out of Africa. Genome Biology and Evolution, 14, 4, evac045.

doi.org/10.1093/gbe/evac045

Wang CC. et al.(2021): Genomic insights into the formation of human populations in East Asia. Nature, 591, 7850, 413–419.

doi.org/10.1038/s41586-021-03336-2

Wang K. et al.(2023): Middle Holocene Siberian genomes reveal highly connected gene pools throughout North Asia. Current Biology, 33, 3, 423–433.E5.

doi.org/10.1016/j.cub.2022.11.062

Watanabe Y, and Ohashi J.(2023): Modern Japanese ancestry-derived variants reveal the formation process of the current Japanese regional gradations. iScience, 26, 3, 106130.

doi.org/10.1016/j.isci.2023.106130

安達登、神澤秀明、藤井元人、清家章(2021)「磯間岩陰遺跡土人骨のDNA分析」清家章編『磯間岩陰遺跡研究分析考察』P105-118

大西秀之(2019)「アイヌ民族文化形成における異系統集団の混淆―二重波モデル理解するための民族史事例の検討」『パレオアジア文化史学人類集団拡散と定着にともなう文化・行動変化の文化人類学的モデル構築2018年研究報告書(PaleoAsia Project Series 21)』P11-16

神澤秀明、角田恒雄、安達登、篠田謙一(2021a)「佐賀県唐津市大友遺跡第5次調査出土弥生人骨の核DNA分析」『国立歴史民俗博物館研究報告』第228集P385-393

神澤秀明、角田恒雄、安達登、篠田謙一(2021b)「鳥取県鳥取市青谷上寺遺跡出土弥生後期人骨の核DNA分析」『国立歴史民俗博物館研究報告』第228集P295-307

神澤秀明、角田恒雄、安達登、篠田謙一(2021c)「香川県高松市茶臼山古墳出土古墳前期人骨の核DNA分析」『国立歴史民俗博物館研究報告』第228集P369-373

神澤秀明、角田恒雄、安達登、篠田謙一、斎藤成也(2021d)「島根県出雲市猪目洞窟遺跡土人骨の核DNA分析」『国立歴史民俗博物館研究報告』第228集P329-340

国武貞克(2021)「中央アジア西部における初期後期旧石器時代(IUP期)石器群の追求と日本列島到来の可能性」『パレオアジア文化史学アジアにおけるホモ・サピエンス定着プロセス地理的編年的枠組みの構築2020年研究報告書(PaleoAsia Project Series 32)』P11-20

上峯篤史(2020)「存否問題のムコウ」『Communication of the Paleo Perspective』第2巻P24-25

佐藤宏之(2013)「日本列島の成立と狩猟採集社会」『岩波講座 日本歴史  第1巻 原始・古代1』P27-62

篠田謙一(2019)『日本人になった祖先たち DNAが解明する多元的構造』(NHK出版

篠田謙一、神澤秀明、角田恒雄、安達登(2019)「西北九州弥生人遺伝的な特徴―佐世保市本山岩陰遺跡土人骨の核ゲノム解析―」『Anthropological Science (Japanese Series)』119巻1号P25-43

doi.org/10.1537/asj.1904231

瀬川拓郎(2019)「アイヌ文化縄文文化関係はあるか」北條芳隆編『考古学講義』第2刷(筑摩書房、第1刷の刊行2019年)P85-102

高宮広土(2014)「奄美沖縄諸島へのヒトの移動」印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(臨川書店)第3章「日本へ」第5節P182-197

松波雅俊(2020)「ゲノム検証する沖縄人の由来」斎藤成也編著『最新DNA研究が解き明かす。 日本人の誕生』第2刷(秀和システム)第5章

水ノ江和同(2022)『縄文人は海を越えたか 言葉文化圏』(朝日新聞出版

山田康弘(2015)『つくられた縄文時代 日本文化原像を探る』(新潮社

2023-12-11

批判派は出版というもの大袈裟に捉えすぎだと思う

『あの子トランスジェンダーになっているSNSで伝染する性転換ブーム悲劇』の発売中止騒動周り。

私はトランスについていわゆるアライ(理解者・支持者)というのか過去にもトランス擁護増田を書いたりしているけど本の出版はまったくの自由だと思っている。

事実誤認デマトンデモ出版ダメだと批判する人たちは本屋に足を運んでいるのだろうか?

本屋にはそんな本が普通に並んでいるしオカルト本も詐欺みたいな本もあるし新聞の一面にはそれらの広告も堂々と載っている。

ヘイトというならわかりやすい例は嫌韓嫌中本。

韓国籍中国籍の人やその血縁日本におそらくトランスの人よりたくさんいるというのに。

まり出版ってそういうもの

審査されエビデンスもあり素晴らしく正しいもの出版されるのではなくもともと玉石混淆

様々な主張が飛び交い時に反論も本になって出版される世界

「間違っている(と私が思う)から出版してはいけない」は自由否定だ。

もちろんもし「○ね」「××を△せ」のような直接的な攻撃扇動だったら出版は難しい。

しかし件の本は原書を読んだ人の紹介を見る限りそうではなさそうだしなにより伝聞や憶測批判されている状況はあまりに恐ろしい。

2023-12-08

大物翻訳家原書を読めばいい」

共産党云々よりこっちのほうがやばい

じゃあ、てめえは翻訳家やめろや。

2023-12-05

anond:20231205234820

海外で先に出た本の翻訳本で、共著の中に有名な外人トランスヘイターがいて原書で既にバチボコ炎上した後らしい

2023-11-23

会社内や知人と話す際、

俺はベルクソン引用する。

フランス哲学者であるアンリベルクソン曰く—」という風に。

それで事態はたいてい丸く収まるし、おおよそ納得してくれる。

休日にはスタバに通い、ベルクソン原書を読んでいる。

今日も午前はスタバへ行き、トールで二時間粘った。

手にしたのはアンリベルクソン時間自由』の原書

英語なので内容はよく分からないが、おそらく良いことを言っているのだろう。

俺はベルクソン人類で一番頭が良いと思っている。

から、彼の言説は正しいのだ。

2023-09-30

原書を読まずに

YouTube解説動画でわかった気になるのは、AVを観てセックスした気になるのと同じである

2023-09-27

友人「ドストエフスキーも読んでないような人に読書語ってほしくないんだよね」

ワイ「原書で読んでからイキれや」

友人「ファルコンパンチ!」

 

ワイが悪いんか?

2023-08-09

anond:20230808215552

50才男だけど18までは凄い読んでた

小学校のころ一夏で200冊は読んだくらい

大学入ってさっぱりやめた

おっさんになってから原書ハリーポッターとかアシモフ読んだら昔みたいにワクワクした

引退してジジイになったらもっと読みたい

2023-07-16

君たちはどう生きるか」は「君たちはどう生きるか」なのか ネタバレあり

一回観ただけなので、細かいところ間違ってたらごめんなさい。ようするに君たちはどう生きるかを読めと言われている気がするので、みんなで読もう!

2023-07-11

訳者はできるだけ作者に近い年齢の人にやってほしいな…

年寄り臭さが滲み出している訳だと興ざめししまう……

原書読めってことか…

2023-05-31

anond:20230530012214

訳本を読む前から評価しようがないよなこれ。なんにせよ原書読んで自分理解を持たないと判断しようがない。

2023-05-30

anond:20230530173714

ちらっとぐぐってみたが

https://book.asahi.com/jinbun/article/14833752

翻訳書はたいてい原書タイトルのまま出版されるが、たまにまったく違うものに変更されることがある。「翻訳家が題名をこんなふうに訳した理由理解できない」という書評を見かけることもあるけれど、タイトル100%出版社によって決められるのです。

正直言って、私も内心「どうしてこんなタイトルにしたんだろう」とぼやきたくなるときがある。でも、タイトルの決定に翻訳家の意見が反映されることはほとんどない。翻訳家が「イマイチだと思います」なんて言っても、1グラムの重みもない。

出版社ではマーケティング部の意見が最も強いという。ボランティアではなく、売るために本を作っているのだから当然だ。タイトルを見て腰を抜かすこともあるけれど、著者と日本出版社の許諾を受けて変更しているのだから翻訳家が気に入っていなくても何の問題もない。

だそうで。

anond:20230530012214

いや、それは『責任ある射精を』でも同じじゃね?

責任あるセックスを』じゃない時点で原書も大概だわ

かに射精責任』と『責任ある射精を』では受け取る印象が全然変わってしまますね。

射精責任』だと自慰行為による射精ですら責任を負わなきゃならんのかという気分になってしまます

邦題射精責任』が訳者村井理子によって歪められている可能

村井理子

@Riko_Murai

男性は、ほんのわずかに気持ちいいことのために、本当に女性人生危険晒すのでしょうか? ええ。晒します。そんなことは毎日起きています。道端に咲くタンポポぐらい、ありとあらゆる場所にある話です。

――ガブリエルブレア

射精責任 - 太田出版 https://ohtabooks.com/publish/2023/07/19181958.html

@OHTABOOKS_PR

より

ohtabooks.com

射精責任 - 太田出版

全米騒然! ニューヨークタイムズベストセラー選出 世界9カ国で翻訳 刊行からSNS話題沸騰!! 男性は、ほんのわずかに気持ちいいことのために、本当に女性...著『射精責任作品案内。/ISBN:97847783187892023年7月19日搬入発売。

午前11:47 · 2023年5月29日

村井理子

@Riko_Murai

本書で議論されているのは、「望まない妊娠責任100%男性にある」という点です。中絶の原因となる〈望まない妊娠〉という点が非常に重要なのです。避妊責任アンバランスさにも言及がありますので、よろしければお読み下さい。

午後6:17 · 2023年5月29日

ふじさわ📚編集者

@FUJISAWA0417

📚全米ベストセラー🏆日本でもTLを騒がせ続けてきた話題作『射精責任』、いよいよ予約開始です👏営業に「売れる未来が見えない…」と後ろ指刺されながらも、ヘルジャパンをぶっ壊すために版権取っちゃったので😇皆さんの力で日本でもベストセラーにしてくださいませ🙏予約だ👉

ふじさわ📚編集者

@FUJISAWA0417

Amazon売れ筋ランキング(全体)、2桁台、来た!すごい!!みんなの力で!!『射精責任』をベストセラーにしてくれ!!!日本を変えよう!!!!!私たちの肉体的、精神的痛みに、NOと言おう!!初版刷って少しでも安くこの本を広めよう!引き続きよろしくお願いしま!!!

ふじさわ📚編集者

@FUJISAWA0417

男は絶対責任を負わないぞという社会に対するミラーリングワードです。女はすでにしっかり責任を取ってるし、そこから逃れらないって話も書いてあります。7月刊行予定で頑張ってます。読んでね。



パンチのあるタイトルと、強烈な目次と、上記のような思想訳者編集者という素敵な組み合わせで話題になっている『射精責任』(邦題)ですが、どうも訳者村井理子氏が恣意的な訳し方しているようです。

Munehiko Matsuyama /松山宗彦ポーカー翻訳

@donkeydragonfly

タイトルインパクト訳者村井さんの百人組手上等の構えで話題沸騰中の「射精責任」だが、原題をそのまま訳すと「責任ある射精」となる。この二つ、微妙ながら大事ニュアンスの違いがあるように思えるのだが。

💫T.Katsumi🏳️‍🌈📢

@tkatsumi06j

そのまま訳すなら、

責任ある射精を」でしょうか。

原作者にどう伝えているのかは気になるところです。「逆翻訳してこう伝わります」と伝えたのかどうか。出版翻訳ではそこまでして著者と密に確認したりしないのかもですけれど、なにしろ書店に並ぶ本の表紙ですから。副題の訳も気になっています


モーリーン@読書ノート作る人

@maureen_kanae1

この原書”Ejaculate Responsibly”をポチった。タイトル動詞から名詞に変わるだけで印象がガラッと変わる。

原書責任を持って射精しなさい」

名詞の方が責任所在を探すニュアンスが強いな。タイトル大事

モーリーン@読書ノート作る人

@maureen_kanae1

翻訳者さんにとってこれは火を見るより明らかなことであるはずだから、『射精責任』という題名にするまでの決定プロセス意図を知りたい。

原題の方が男性側を咎めるような、諭すようなニュアンスがあるからかなあ。


かに射精責任』と『責任ある射精を』では受け取る印象が全然変わってしまますね。

射精責任』だと自慰行為による射精ですら責任を負わなきゃならんのかという気分になってしまます

この分だと本書の中身も意訳だらけになって、訳者村井理子氏による利己的な内容に(リコだけに)書き換えられているかもしれません。

しかしたら原書グローバルな視点で書かれている良書なのかもしれませんが、日本特有ミサンドリーベースのラディカルフミニズムによって原書作者のガブリエル・スタンリーブレアさんの思惑とは違う方向性に歪められてしまっている可能性が否定できません。

今のところ、ツイッター上で本書を絶賛しているのは(発売もしてないのに)、いかにも男性への憎悪毎日生きづらそうなミサンドリストばかりの印象でした。

そういった層にリーチをかけるために意図的にこういう訳し方したのでしょうか?自分が一から書いたわけでもないのに、海の向こうの人が書いた原書をダシに男性攻撃を煽るのは村井理子氏の翻訳家としての、そして太田出版出版社としての理念を疑います

発売は7月だそうです。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん