はてなキーワード: 葉鍵とは
エロゲが当時最先端だったかどうかは個人的には判断つきませんが、テキストが文学的とかそういう意味で目新しいことをやってる作品には出会った記憶はないかなぁ。
その媒体でしかできない表現をするという意味においては、ゲーム特有の「ゲームオーバーになれば繰り返しプレイする」という特性から、映画や小説ではやりにくいであろう「繰り返しプレイすることで、プレイヤーの視点で積み上がる記憶」というのを利用した作品は数多くあるので、そういうことを捉えて最先端と言っている方がいるのではないかと予想してみる(とくに10年前らへんはそういうのが流行ったように思う)
この手法の開祖的なものはおそらく「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(1996)」らへんになってくるのかな(1997-2007位が守備範囲なので間違ってるかも)
葉鍵や型月が槍玉に上がりそうな話題と時代だけど、実際のところ売り上げと最先端だったかどうかとは関係ないと思うので。
Leafに関しては「痕(1996)」なんかで上記のゲーム特有のプレイヤー視点による演出をやってるので、そういう意味では新しかったのだけれど(でもそれってそれ以前に弟切草(1992)があるしなぁ)
その他にエロゲ特有の目新しい手法というと、あと記憶にあるのはLiarsoftのForest(2006)くらいのものかなぁ。
これはエロゲ特有のフォーマットである下部ウィンドウに表示される文章と、それに合わせて実際に再生される音声を異なるものにする事で、ある人物が実際にしゃべっている事と内心考えている事を同時に表現するというような手法だったり、ウィンドウ幅を意識して単語の途中で改行がかからないようにするといった手法だったり、エロゲのフォーマットを最大限使った表現を試みたものかと。
エロゲ(ビジュアルノベル)の枠というのは特殊なフォーマットで、映像と文章と音が存在していて、しかしながら字幕映画とも小説とも異なる(字幕映画にはない地の文があり、小説にない絵と音がある)という事を最大限に活かそうという、表現手法の発明への挑戦みたいな事じゃないかと。(あまり文章上手くないので僕の説明だといまいち伝わらないかも/だれかこの辺綺麗に説明できる人おらんか・・・)
一部では評価されたものの、それがメインストリームであったわけでもないし、また、エロゲ支持層がこのへんの作品を取り上げて「エロゲはオタクの最先端だった!」と言ってるわけでも無いと思うので、本論にはそぐわない話になってしまったかも。
テキストでエクストリーム試みたというよりは、エロゲ界隈のクリエイターの先鋭はエロゲのフォーマット自体を研究していたように思う。
ハイエンド系が持て囃された時代はあったがそれが最先端だったことはないだろ。
つうかハイエンド系とエロゲを比較してる時点でお前は何かを勘違いしている。
「ハイエンド系」って言葉が何を指すのかがよく分かってない奴らが塊魂の如く取り込みまくった無数のジャンル全部をまとめてごったまぜにして「よく分からないけど超すごい何か」を脳内に買ってに作り上げてる匂いがしてしょうがないんだが。
そもそも「何を持って最先端としているのか」がお前の文章の中では曖昧なんだよね。
物語のピーキーさを持って最先端とするならエロゲは昔あった小説の焼き直しだらけだから最先端どころか単なる黄泉返りだし、表現方法においても単なる紙芝居だからトーキー映画に完全に負けてる。
CG技術に関しては下は素人にすら負け上は海外ゲームにフルボッコ。
あえて何か最先端だった所を上げるとすると「消費者の間で何か大きなブームが起きる際の種火や中心」としてなんだが、これに関してはかなりいい線いってた時期がある。
葉鍵全盛期とか型月全盛期とか呼ばれるアレな。
でもまあそれぐらいじゃないかなと思う。
ただこう考えると「お前の言うハイエンド系」が何を指してるのかわからないんだけど少なくとも「俺の知ってるハイエンド系」が消費ブームの火付け役として最前線走ってたことは無いと思うんだよね。
あと作り手の側で最前線だった事も無いと思う、だってそれもまた既に他で使われている技術を数年や10年遅れで追いかけなおしてるだけだからね。
今は月ことTYPE-MOONの一人勝ちのような気がしている。
鍵ことKeyに関しては何年かに一本出すか出さないかの割合になってしまってるし絵師も殆ど完全変更したしシナリオもだーまえ以外見かけない。
葉(Leaf、アクアプラス含む)についてはToHeart2を某曲芸商法よろしく毎年似たようなタイトルで発売するに留まっている。ホワルバ?知らんがな
元々は「葉鍵」だったけど、後に月が入って「葉鍵月」になったが、これが拙かったんじゃないかと思う。
月は厳密に言えばエロゲーではないし、どちらかといえば同人ゲーの延長だった。
プロフェッショナルとなったのは皮肉にも葉鍵の衰退による月の一人勝ちになってからだ。
とはいえ、先日ようやく鍵も本腰を入れたようで新作タイトルを発表したが、焼け石に水にしかならないと思ってる。
アニメ会社でいう京都アニメーション一強時代は既に過去のものになっている、と言う所に業界は変遷してしまっている現状だ。
月が一人抜けといっても全体のトップクラスであってナンバーワンではないのだ。
その程度のレベルの戦いでしかなくなっているから、葉は論外として鍵が過去の栄光で戦おうなんてものは世迷言でしかなくなってしまっている、と言う事である。
葉鍵月板も泣いているぞ!
もう誰にも相手にされなくなってしまったのだ。
老兵はただ消え去るのみである。
やる夫スレは読んでみると意外と面白いものが多く、ここ1年ぐらい結構ハマっている。
内容の質も非常に高く、10年前の葉鍵SSブームを見ているようである。
色々と読み込んだので、お気に入りの作品とその感想をまとめてみることにした。
あらすじ:
ある日、一大決心して翠星石に告白しようとする。その矢先、翠星石が同級生の上条当麻に告白され、付き合い始めるところを目撃してしまう。
やる夫の友人、やらない夫とLはやる夫をいつものカフェに連れていき、慰めようとする。
そこには同じく幼なじみの上条当麻に彼女ができたことを知って意気消沈している同級生、美樹さやかの姿があった。
---------------
感想:
フラれたもの同士が結託して付き合いだした二人を邪魔しようとしているうちに仲良くなって……という、わりと定番の筋書きなのだが、それゆえに素直なストーリーで読みやすい。
さらに登場人物が皆好感の持てるキャラクターなので非常にさわやかな読後感を味わえる。
やる夫スレの定番ヒロインである翠星石でなく、比較的新顔の美樹さやかをヒロインに起用しているところもポイントが高い。
美樹さやかの性格はほぼ原作に近く、普段は活発で明るい性格なのだが悩み事に対してはうじうじと考えてしまうタイプ。
これが意外とやる夫とマッチしていて、この二人の掛け合いは見ていて好感が持てた。
---------------
なし
あらすじ:
会社員のやる夫は、いつものように先輩社員の伊藤誠とランチを食べにファミレスへ入っていった。
電話の相手は妹のフェイト。父、やらない夫の訃報を知らせる電話だった。
葬儀を済ませて仕事に復帰したその日の夜、やる夫は自宅の玄関先で自分を待つフェイトを発見する。
家出をしてきたのでしばらく泊めてほしいとのこと。
---------------
感想:
義理の妹と一つ屋根の下で同居、と聞いて萌えやエロのようなジャンルを想像されるかもしれないが、そういう描写は一切ない。
幼い頃に亡くした実母・キル子への想いや、険悪な継母・水銀燈との生活を思い浮かべながら、他人とも友達とも恋人とも、もちろん実の妹とも違うフェイトとの接し方について悩むやる夫の姿は非常に大人びていて、多くのスレで見られるようなお調子者のやる夫の面影は見当たらない。
また、先輩社員の伊藤誠は一見原作と同様の性格に見えるが非常に常識人で、義妹と同居することになったやる夫に的確なアドバイスを与えたりもしている。
(性的な意味でなく)大人な内容の作品なので好き嫌いの分かれる作品だが、興味があれば是非読んでほしい。
---------------
なし
あらすじ:
米国地方都市、パーソク市の名家ニュー速デ家の跡取り、やる夫は幼なじみの翠星石に振られてから落ち込んだ毎日を過ごしていた。
学校をサボって公園で時間を潰していると、謎の少年、蒼星石と出会う。
蒼星石は怪物に追われていた。巻き込まれるように追い詰められるやる夫。
絶体絶命のそのとき、蒼星石の持つカバンが開いていることに気づく。
---------------
感想:
本作は3部構成になっている。本編「やる夫は剣を抜いたようです」と、その外伝「剣はやらない夫を選ぶようです」は時系列の大半が重なっており(全てではない)、やる夫視点の話とやらない夫視点の話がそれぞれ描かれる。
「剣はやらない夫を選ぶようです」は完結後、すぐに本編の終盤にリンクし、最終章の「やる夫は剣を――」につながっていく。
数あるやる夫スレの中でもかなりの大長編で、全90話にもわたる超大作である。これに番外編等を加えると100話に達するだろう。
オープニングの説明にある通りアーサー王伝説を下敷きにしており、アーサー王伝説から多数の英雄が登場するが、それ以外の神話などからも多数のエピソードを取り入れている。
Fate シリーズに似たような雰囲気があり、スレ内でも作者が Fate 風に解説をするなど関連する部分も多いが、作風としてはどちらかというと「うしおととら」や「からくりサーカス」といった、藤田和日郎の作品に近い。
多数のキャラクターが登場するものの、それぞれの登場人物にしっかりとした個性があり、彼らの織り成す大小さまざまなエピソードはどれも味わい深い。
特に夜神月と水銀燈は読者の想像を超えて活躍し、話を盛り上げてくれた。
本編も面白いが、私としては外伝「剣はやらない夫を選ぶようです」を特に推したい。
何の力も持たない一般人やらない夫が、ストーリーが進むにつれ強くなっていき、それにつれて最初はやらない夫を主人として認めなかった「知性ある剣」オルナ(朝倉涼子)が徐々に彼を主人として認めていく展開は、王道ながら非常に盛り上がる。
エピソードも名作が多い。特に「東横桃子」編は素晴らしかった。細かい説明は省略するが、是非ここまでは見てほしい。
難点としては、まずひたすら長いことが挙げられる(1話10分で読むとしても15時間以上かかる)。
長すぎてとても読む気がしない、というのであればまずは本編6話まで(夜神月+水銀燈編)、12話まで(ヌケド+でっていう編)、の2回に区切って読むことをおすすめする。
もう一つは、やる夫編とやらない夫編が非常に複雑にからみあっており、読む順番が難しいということにある。
おすすめとしては、上記リンク先のまとめサイトで各話の最後に「スレ内投下順」と書かれたリンクがある場合はそれに従って読み進めることである。
やる夫編、やらない夫編を行き来することになるが、結果として理解の助けになるだろう。
---------------
あらすじ:
フリーターや契約社員として生計を立てているやる夫は、次の仕事を探していた。
なかなか仕事が見つからず苦労している中やる夫が転職サイトで発見したのは、AV女優のマネージャー募集という求人広告だった。
やる夫は、初音ミクを始めとしたAV女優達を通じて、仕事とは何か、生き方とは何かについて考えていく。
---------------
感想:
http://blog.livedoor.jp/nyusokudeyaruo/archives/1569171.html
AV女優というタイトルに釣られがちだが、内容は仕事や生き方などをテーマにしたかなりシリアスな話。
AV女優として働く女性達はそれぞれ異なる理由でこの道に飛び込む。明確な目的意識を持って飛び込むもの、借金の返済のため仕方なく働くものなどその背景は様々。
始めは目標があったにも関わらず、仕事をしていくうちに少しづつ堕落していく女性なども描かれ、登場人物の心情変化が丁寧に描かれている。
---------------
タイトルに出てきたホメオパスについて、何で嫌われているのか、言及されて無いな。
ついでに言うと、あれは砂糖玉を薄めてるんじゃないの。
そうすれば抵抗力が付くんじゃないかって事で。
そして、それで十分であるとして、それ以外の医療、つまりは機械医療を放棄しているのが問題なんだ。
そういった事でおきている問題の積み重ねによって、叩かれるに至っている。
村上隆が叩かれてるのは、
村上隆が表現しようとしているオタク像、オタクのエネルギーって奴を現代のオタクは持ち合わせていないから共感できないという事。
岡田斗司夫に「発想が古臭い、とにかく顔がブサイクすぎる」と94年に言われているほど当時ですら過去のオタク像を表現している。
国内に向けて、「これがオタクですよ」って言っても「それは30年も昔のオタクで既に絶滅している」と即否定されるんだから、
海外に向けて、「This is..., the "OTAKU"!」と言ってウケを取る。
国内のオタクからすると、海外にオタクとはそういうもんだという認識をもたれるのが嫌なんだ。
日本に来る外人が、「Where is a ninja?」、「Where is a samurai?」と聞いてきても困るだろ。
同じように、アキバであんな30年前のオタクを探されても出てこない。
あれは、パソコン通信や、雑誌の投稿欄、コミケの変質といった状況で生まれたもの。
今の、インターネットや、ニコ同、同人誌卸の存在といった状況には生まれえない。
当時の彼らの欲してやまなかったもの全てに最初から手が届くんだから。
うーん、言うのは簡単だけど結構難しいかもよ。と思ってしまう。
そもそも東方フィーバーは結構色んな要素があって今に至っていると思うし。
○二次創作そのものを考える場合
・原作、キャラクター、音楽などすべてにおいて二次創作OKを出すという事は
その作品に関わるクリエイターやスポンサーがみんなOKを出さないと難しくないか?
・その結果、大きなスポンサーや優秀なクリエイターが離れてはしまわないか?
・二次創作を認めることで企業側の公式グッズの販売で利益を見込める割合が落ちてしまい、
○東方そのものを考える場合
・そもそも東方がブームを維持しているのは、単に同人界に「次が来ない」からではないか?
・東方ブームの前にも葉鍵や月だとかそれ以前にも様々な「鉄板(後述)」があったけど
なかなかその次の鉄板が来ないからとりあえず東方に乗っているって状況ではないか?
・東方はたまたま神主の個人企業主としてのいい感じの緩さで儲けを重視することなく、
「皆の衆、勝手にやってくれい」って感じで居られるが、企業にそれができるか?
ちょっとでも何か色気を見せたと単に「必死だな」とか叩かれて崩れるのが目に見えてしまわないか?
・どんな業界でも(しかし、同人やネット界隈では特にその傾向が顕著なんだけど)、
1つずば抜けて大ヒットしてしまうととにかく誰も彼もがそこに追随してしまって
とにかく「そのネタ」でさえあればピンでもキリでもすべらない状態が生まれる。
(ニコ動が特に判り易いかも。初音ミクとかフタエノとかIKZOとかの鉄板ぷりと言ったら)
東方はたまたまその「鉄板」になれただけで、別にどんなものでも二次創作を認めただけで
鉄板になれるとは限らないのではないか?
とか色々思ったけどとりあえずここまで。
いちゃこきシーンってわざわざ「エロシーン」にする必要なくない?
朝チュンでもいちゃいちゃできるじゃん。
具体的な描写あったほうがよりニヤニヤしねえ?
ちなみに他の増田も漠然とはイメージして語ってるとは思うが、エロシーン要るいらない議論の対象となってるのって、とりあえず完全ヌキゲー見たいなのはとりあえず別で、葉鍵(leafはちょっと違うのも多いけど)系のメーカーの作品だろう。
そんで、特に、ToHeartや鍵のはいらないんじゃないかと言ってんだろ?
俺は逆に葉鍵のもういんどみるやオーガストみたいにエロも手厚くすべきだと思うわけよ。
もちろん、文章がしつこいとか描写がへたくそとかの問題もできる限り改善した上で。
エロシーン複数回にすればベッドヤクザ問題も多少解決できそうだし。
ところでふと思ったが、エロゲーにエロシーンがある裏の理由は「ポルノメディアであることで、ストーリーへの評価が甘くなる」ってのがあるような気もしてきた。
何これポルノメディアの分際でなかなかストーリーいいじゃんみたいななるのやもしれん。
「俺、エロゲー好きだよ」と言う男に、好きな作品や作家を聞いて葉鍵の名前があがってくるとげんなりする。心底がっかりする。葉鍵は私も大好きだし、素晴らしいメーカーだと思うけども、臆面も無くKanon・ToHeartの名を挙げる人のほとんどが、それ以外のエロゲーをやっていないんだもの。それどころか、そのメーカーさんの最近の作品もやっていない。せめて「フルアニ」ぐらいやってから言ってもらえませんかね。
要するに「エロゲーを理解する心の広い俺」を演出するために、いちばんてっとり早くて優等生な回答なんですよね。Key・Leafは。あと、オーガストもこのカテゴリに入る。
確かに男性に人気のエロゲメーカーとして鉄板なことは間違いないけど、本当にエロゲーが好きならもっとたくさんの名前が挙がってもいいと思う。もっとやれよ!純愛泣きゲ以外も!最近のも!「君望」「D.C.」「みずいろ」「Fate」のコンボはもう飽きました。
1度だけ「今宵も召しませ♥アリステイル」という回答が返ってきて、土下座せんばかりに感動したことがあります。あ…この人、本当にロリコンだ…と思ったよ。
二次創作のガイドラインに、「プログラムでの使用禁止」(つまり初音ミクの絵を使ったゲームの禁止)と明記されてるのに、なぜ作るんだろう?
最初に権利関係を確認するのは当然だろうと思うんだけどなぁ。
それに作った本人が連絡しなくても、それをみた第三者が通報すれば、当然通告されると思うよ。そういう偽善者というかお節介というか、自分がダメだったから他人もダメにしてやれ、という考えの人は多いから。
それから葉鍵は、営利目的でない場合には別にゲームを作ろうが問題なかったはず。ショップ委託はグレーゾーンだったから、下手に問い合わせて薮蛇になるのを避けてた、というのはあったと思うけど。
http://members3.jcom.home.ne.jp/3448142801/
■重要なお知らせ■
クリプトン様より通告を頂まして、
頒布再開につきましては完全に未定となります。
申し訳ありません。
EJIN研究所 江神号
※尚、画像自体は残しても大丈夫だと思いますので
そのままの形で残しておくことにしました。
こんなヤツらいたんだなぁ…と苦笑してやってください。
初音ミクゲーを作ってる他の同人ゲームサークルは、戦々恐々としてんだろうけども
後先考えず「うちのサークルのは大丈夫でしょうか?」とかクリプトン社に問い合わせしまくるのは勘弁。
この文面だけ見るとクリプトン側が一方的に「初音ミクの二次創作パトロール中に貴サークルを発見しましたので、即刻発売を取りやめたし!」とか言ってきたようによめたんだけど、
ええっと、半ばパニックになった僕の文章がいたらなかったこともあり、
一部で誤解が生じているようですので、簡単に経緯を説明しておきます。
今回の頒布停止につきましては、こちらからお伺いのアプローチした、
というわけではなく、クリプトン様のほうから頒布停止通告のメールを頂きまして、
それに合わせて対応させていただいた形です。
2月8日のガイドラインQ&A追加に伴い許諾申請をお願いしておりますが、
これにつきましては頒布停止後の動きです。
言葉が足らず、誤解を招いてしまったようで申し訳ございません。
そもそもタイトルに「初音ミク」ってそのまんま使うのはどう考えても死亡フラグだったし、未練たらたらでこんな文面をサイトトップに掲載すんのもどうかと思った。
粘着とかに通報されまくったのはお気の毒。。。
こっからは別のサークル宛の話なんだけど、葉鍵の二次創作で同人ゲームを作ってた奴らだって、いちいちリーフとかkeyに伺いたててなかったろ?
「戦え!俺の柏木初音」とかいうタイトルでリリースしなかったろ?
っていうか公式団体に「二次創作作っていいですか?んでメ○ンブックスとか○らのあなで売っていいですか?」とか聞かないでくれ><、あの渡辺製作所だってそんな愚行してなかったハズだ。
そんな事聞かれたらどこだって「NG」を出すしかないじゃない。
いいか、クリプトンとかに問い合わせるのは考え直してくれ。
(あずまきよひこ氏の話も参考に。)
とまあ12月24日にあんな長文「リトルバスターズ!18禁化に寄せて」を書いたわけだが、殿はこんなちっぽけな俺の遥か彼方、斜め上5万kmくらいを突き抜けてくれたよ。いちおネタばれね。
とりあえずタイトルで吹いた。素晴らしすぎる。ある意味18禁化をネタにしたというか、これまでのKeyの「エロはいらないよね」的路線に対するアンチテーゼというか、ある意味あの「筋肉筋肉ー!」とかいうカオスなゲームにこれ以上ないくらい相応しいタイトルだと思うのですよ。というか性的な意味よりも、真人が「俺の筋肉が、エクスタシーに達したああああ!」とか言っている姿しか思い描けないくらいです。謙吾はエクスタシー大統領な。取ってつけたような18禁化ではなく、かつてない状況でエロを発揮せよと前回書いたわけですが、このタイトルをつけるということはKeyは(というか多分、殿は)本気ですよ!?
佐々美と佳奈多が来ましたね。佳奈多だけで9000円出すよ俺。マジで。城桐央の真骨頂を見せて欲しいです。そして真面目な意味でも、あの虚構世界でこの二人の位置づけって?という謎は散々考察されたネタなわけで、今回その一端が見えるかもしれないというのはかなり注目に値します。その他の追加要素は……あまり期待しすぎるとよろしくないので、生暖かく待つとしましょう。
※12.25追記:すいません、ネタばれなのでやってないけどこれからやるつもりの人は読まないでください。書くの忘れてた……そういえば正式発表されたんですかね?これでデマだったら涙目。
最初この情報を知った時の感想は「へー、そうなんだ」でした。んで葉鍵板やら各種ブログやらを見て回って、あまりのウブな反応っぷりに吹きました。「リトバスにエロはいらないだろう……」「友情の物語が崩れる」「ショックです」などなど。う、ウブすぎる……。その割に「エロエロなアフターもの、FDなら良かったのに」という意見は多い。なんという解離。というか、未だに智代アフターがトラウマなのでしょうか。兎にも角にも、実にウブな「リトバス大好き!俺のリトバスを汚さないで><」というご意見の数々に大変、心温まる今日この頃です。
感情的な「エロはやめて」的言説は置いておくとして、エロを入れると「リトバスの構造的に不味い」という説は考察してみたいところです。これはつまり「リトバスは虚構世界をループする中で理樹(と鈴)が成長していくお話だから、構造上、全ルートを理樹(と鈴)は体験しているという前提が成り立つ」ため、単なるマルチエンディングと違い、トゥルーエンドの理樹きゅんは「みんなと致した」末の理樹きゅんになってしまうということです。しかも、回避策として浮かぶ「バッドエンドえろえろ作戦(別名:ナギー夢現エンド方式)」ですら解決できないのが厳しいところ。だって理樹きゅんの繰り返しの中にはバッドエンドも含まれているわけだからね(いくつかのバッドエンドにおいて、次の世界を示唆する言葉は散見されます)。小毬発狂エンドや美鳥バッドエンドでのえろえろは容易に思いつくだけに惜しい。実に惜しい。しかし本当にそうだろうか。本当に「不味い」のか? 実は、全然不味くないんじゃないか? なぜキスはよくてエロはだめなのか。ラストでヒロインたちはキスの話をしているじゃないですか。そもそも「みんなと致した」末のトゥルーが不味いなら、各ルートそれぞれ、恋愛関係になっている時点で不味いし、その時点で「不潔です><」とか批判しないといけないわけです。事実、そういう批判もあるはずです。でも、その構造は受け入れておきながら、いざエロが絡むとなったとたん「不潔です><」は無いでしょう。
個別ルートで純愛を語りながら、それらを渡り歩く美少女ゲームに必須のスキルを、とある偉い人は「解離」と呼びました。リトバスも最初からエロありだったら、この解離スキルを使いこなした歴戦のユーザーはエロ部分を含めて「面白かった」と言うでしょう。「Keyにエロはいらない」というお決まりの言葉は当然出るでしょうが、それはもうお約束みたいなものです。ところが、一度「エロなし」の物語を見てしまった僕らは、いざ「エロあり」になった瞬間、解離がうまく機能させられなくなってしまっています。何を今さら的なウブな反応は、ひょっとするとこの部分にあるのかも知れません。ToHeart2の場合と違って、明確に「共に様々な困難を乗り越えてラストに至った理樹きゅん」との記憶を持つだけに、この解離は困難を極めるというのが正直なところなのでしょう。
だが待ってほしい。逆に考えるんだ。だからこそリトバスのエロはかつてないほどに興味深く、Key史上でも類を見ない独特な魅力を放つ可能性を秘めています。そもそもエロとは禁忌であればあるほど魅力を増すもの。Keyのエロは予てより「予定調和的」で「不必要なもの」としての位置を占めてしまっていたがために「必要のないもの」として処理されてきました。当然です。エロゲーというフォーマットだからエロがあって当たり前。ここから「ずらす」ために麻枝准はAIRを作ったわけです。ナギーの「バッドエンドでのみエロ」はエロゲーのかつての機能からすれば奇形だったわけですし、観鈴ルート→AIRルートに至って完全にエロゲーとしての梯子の数々を外しまくったのも、Keyがエロゲー屋さんであるという前提があったからこそ機能しました。翻って、CLANNADで完全にエロなしとなったKeyは、リトバスもエロなしになって「もうKeyはそっちなんだね」という印象を刷り込むことに成功しました。そこでエロ。そりゃあみんなびっくりするよ。リトバスは元々エロでもいけるように作っているのですが、ユーザーとしては「エロなしで当たり前」なのがリトバスです。「エロなしで当たり前」のはずの物語でポルノグラフィーが展開するという禁忌。遣り様によっては、Keyの新しい世界が見えるかも知れません。そもそもリトバスは実験色の強い作品であり、今後の「ポスト麻枝時代」を築くための礎という位置付けがなされているのは容易に想像がつくというもの。どんどんやってほしい。なんでも試してほしい。それを受け入れるだけの余剰が、あのリトバスという途方もないゲームには含まれていると私は信じています。