はてなキーワード: 斥候とは
A.自衛隊が別世界で戦うのは同じですが、常時接続してるため、
物資や人員の相互移動が可能であり、地球側への影響も大きくなります。
Q.なんで自衛隊が異世界に進出してるの? /門を壊せばよくない?
A.門を壊すだけでは、再度門を開いて攻め込まれる恐れがあるからです。
それを防ぐとともに虐殺の首謀者に責任を取らせるために進出が行われました。
Q.なんで1話の主人公が偉そうに仕切ってたの?/主人公はどういう活躍をしたの?
A.官庁街が襲われて警察の指揮系統も混乱していて、対処が現場任せになってたから。
そこで現場の警察官と協力して避難誘導と敵の足止めに成功したことが功績に。
A.現実の自衛隊にもオタクはいて戦闘ヘリに萌え絵をペイントしたりしてます。
Q.あれ、○○って間違ってない?
A.初出から期間が経っていること等もあり、作中の状況や法関係などで現在との齟齬もみられるようです。
Q.どういう経緯で世に出た作品なの?
A.Web小説(2006~2009) →単行本化(2010~ 実質・原作版) →漫画化 →文庫化 →アニメ化(いまここ)
Q.アウトブレイク・カンパニーのパクリ?
A.上記参照。アウトブレイク・カンパニー(2011年12月~)よりも前の作品です。
Q.これの原作に興味あるけど、文庫本や漫画のどれから買うのがオススメですか?
A.無料公開中の漫画第1話を読んで買いたいと思ったらまず漫画を買って
さらに興味が出たら後書きや挿し絵がある文庫本を買うのがオススメ。
また最新刊が欲しければ、挿し絵、後書きが含まれていない単行本を買いましょう。
Q.どうして旧式兵器ばかりなの?10式戦車が観たい!89式小銃が観たい!
A.門に何が起こるか予測出来ないため、最悪の場合の放棄を想定して旧式装備を主に持ち込んでいます。
中には威力などで旧式装備の方が有効な場合や、逆に欠陥から持ち込みを断念した旧式装備もあります。
Q.なんで大群でいきなり突入したの?/防疫はどうなってるの?
A.事前に斥候(せっこう)による偵察が行われており、また銀座事件の捕虜への調査も実施されています。
A.アニメではまだ不明ですが、原作では戦闘による自衛官のPTSDについての明示はありません。
無いという記述がないこと、特地にカウンセリング担当が配置されていること等から各自で脳内補完してください
A.日本語は通じません。銀座事件での捕虜から言語の解析が行われ、 伊丹が練習に使っていた辞書が作られました。
Q.これからどんどん攻め込んでいくの?/補給線とか大丈夫なの?
A.特地に送れる人員や資材などの関係から、自衛隊では特地を占領しながら進むことができません。
よって、米国のシーンにあるように、門という要点を確保して背後にある日本を守りつつ、
・「数人の斥候を出してじっくり構えるべき」派と「速攻で門の周りを制圧して拠点にすべき」派が議論を重ねて後者が勝った(その議論ができる程度の時間の差があった)
・予言者的な存在が向こうの世界の不鮮明な映像を見せてくれたが、その映像に出てくるのは鎧もつけていない民間人であったので侮った、まさか自分たちに優る超文明だとは思わなかった(門を開いたのはその予言者)
ファンタジーでなくても「全ての登場人物に十分な余裕があり熟慮を重ねた行動しかしない」ような作品なんて存在しないが。
愚かな皇帝を戴く臣下の苦悩を描くもよし、悲惨な境遇から玉砕覚悟の侵略を行わざるを得ない悲劇を描くもよし、何とでも書けるものだよ。
コウモリお前は黙ってさいとーと黙って戦って負けとけや10;近づいてくんなや10;言いたい事あるんやったらはっきり言えや10;おおつねもコウモリもネチネチネチネチ見えへんとこで攻撃してきやがって10;正々堂々と戦えや10;根性無さすぎやろ10;あほちゃうか— アンビバレント女々 (@mememememiti) 2015, 2月 5
だからオタクきらいやねん10;ほんまきっしょいわ10;オタクきらいになりたないからしっかりしてくれや10;そういう時にすぐ逃げるから子供の時おちょくられるんやろうが— アンビバレント女々 (@mememememiti) 2015, 2月 5
コウモリじゃなくて嫁とおぼしき人物がブクマってのも闇がある— 斥候隊 (@6haruu) 2015, 2月 4
歯磨き粉も黙っとけよ10;女にはあんまし言いたないから。10;阪大行きたい人とか書いてエゴサーチ避けてるとかちょっと性格悪いんちゃいますか?10;悪口書かんんといてな。心の中で言うて下さいね。むかついてまうからね(^^)10;実はいつも読んでるよ。10;ステインクリア(๑•̀ㅂ•́)و✧— アンビバレント女々 (@mememememiti) 2015, 2月 5
いがみ合いぐらいしかお前らのとりえないやろが。
コウモリお前は黙ってさいとーと黙って戦って負けとけや10;近づいてくんなや10;言いたい事あるんやったらはっきり言えや10;おおつねもコウモリもネチネチネチネチ見えへんとこで攻撃してきやがって10;正々堂々と戦えや10;根性無さすぎやろ10;あほちゃうか— アンビバレント女々 (@mememememiti) 2015, 2月 5
だからオタクきらいやねん10;ほんまきっしょいわ10;オタクきらいになりたないからしっかりしてくれや10;そういう時にすぐ逃げるから子供の時おちょくられるんやろうが— アンビバレント女々 (@mememememiti) 2015, 2月 5
コウモリじゃなくて嫁とおぼしき人物がブクマってのも闇がある— 斥候隊 (@6haruu) 2015, 2月 4
いがみ合いぐらいしかお前らのとりえないやろが。
斥候(せっこう patrol)または戦闘斥候(せんとうせっこう combat patrol)は、本隊の移動に先駆けてその前衛に配置され、進行方面の状況を偵察しつつ敵を警戒する任務をいう。
基本的に偵察、攻撃、追跡の三つの意味がある。偵察は地形や敵などに関する情報の収集活動であり、攻撃は敵部隊を撃滅するための作戦行動であり、追跡は後退する敵部隊に向かって移動することである。(wikipedia引用)
@bulldra 誰が猫にチンコロしたんですか?
名義上のカレ、無視。
あー昨夜はポンポンでも痛くてネットなんて見る余裕なかったんだなーと思ってたんですけど、一夜明けてもカナちゃんからメンション飛んでこないの、、、。アタシ嫌われちゃったカナ、、、
山田(みぃあ)ねこ @meerkat_hatena · 2 時間
まったく…(´-ω-`) 聞かれて簡単に口を割るくらいなら、とっくに公開謝罪をしてるでしょう。
折からトルメキアの王都トラスから戦線の崩壊に業を煮やしたヴ王がシュワに向けて自ら出陣していた。彼もまた墓所を狙っていたのである。敗走した生き残りの兄皇子たちもまた、国境警備を命じられたものの、ヴ王の目を盗んでシュワに向かう。そして偶然ナウシカは兄皇子たちの斥候部隊と遭遇する。嬉々として彼らを撃滅する巨神兵を制止したナウシカは、彼を立派な人になるようにさとし、エフタル語で無垢を意味するオーマと名づける。
名を与えられた巨神兵は急速に知能を発達させ、自らを調停者と称する。ナウシカは巨神兵についての伝承に疑問を抱く。巨神兵とは単なる兵器ではなかったのではないだろうか?
一方難民終結地は一瞬即発の危機状態にあった。クシャナによる、ナウシカを追ってシュワに行く為の船を貸してほしい、との要請が火種になり皇帝と僧会という重石がとれ権力の真空状態にあった土鬼難民の間に、侵略者トルメキア軍への憎悪がクシャナを標的として再燃する。クシャナももはやかつてのような攻撃性は失ったものの、自体を平和的に打開する手を打つでもなく、「所詮血塗られた道か・・・」と呆然とすべての終わりを待っているだけであり、
チャルカもまた圧制者たる僧会への民衆の憎悪をなだめるのに手一杯で後手に回ってしまう。しかしユパがクシャナを殺到する兵の刃から身を持って庇ったその瞬間、マニの僧正の霊が彼の体を借りて再臨し、人々の憎悪は打ち消され、衝突は回避される。「そなたには王道こそふさわしい」と言い残しユパは死に、「友達になろう」と差し出されたチククの手をようやくクシャナはとる。
ナウシカとオーマは兄皇子たちの艦隊に合流するが、ナウシカの身体はオーマの発する「毒の光」によって衰弱しきっていた。テレパシーで伝わったユパとほぼ同時に、彼女の旅にずっと同伴してきたキツネリスのテトも死に、テトを埋葬する為ナウシカはオーマとともに艦隊を離れる。ナウシカを逃がすまいとする兄皇子たちはオーマの「裁定」により艦隊から引き離され、身一つでナウシカに伴わなければならなくなる。
テトを埋葬するために降りたオアシスでナウシカは奇妙な牧人に救われ、彼の庭園の館で治療を受ける。彼女の身体はみるみる回復し、とうに滅びたはずの動植物をヒドラの農夫が世話するこの館で、彼女はくつろぐと同時に記憶をなくしていく。しかし同じように記憶をなくし、かつての権力への妄執から解き放たれて別人のようになった兄皇子たちの奏でる、「火の七日間」以前の古典音楽の調べが呼び覚ました「青き清浄の地」のイメージとともに、彼女は忘却から醒め脱出をはかるが、牧人に制止される。
目覚めた彼女は牧人のテレパシーによる誘惑をもはや受け付けず、牧人に真実を語ることを求める。しかし牧人は、二百年ほど前にこの庭を訪れた「そなたに良く似た少年」のことを語る。彼はやがて人類を救いたいと書き置いて、ヒドラを連れて脱出し、初代神聖皇帝になった。「そなたのしようとしていることはもうなんども人間が繰り返してきたことなんだよ」。
くじけそうになるナウシカのもとにセルムがテレパシーで救援に駆けつける。しかし、牧人もまた一種のヒドラであることを指摘するセルムの前でも、彼(彼女)の奏然たる様は揺らぐことはなく、逆にセルムを問い詰める。「青き清浄の地」に今の人間は適応できずに死んでしまう。そのことを森の人は知っておきながら何故それを希望と偽るのか、と。
しかし、問答をきっかけにナウシカは一気に自体の真相に肉薄する。実は「腐海」の地球環境浄化機能は、自然にできたものではなく人為の所産である。そして腐海の周辺の汚染された環境に対する人間の耐性もまた、人為的な改良の所産である。つまり産業文明末期、「火の七日間」の前後に巨大な地球環境復元プロジェクトが組まれ、そのために「腐海」という人工の生態系が創造され、プロジェクトの期間中、「腐海」が副産物として生成する毒物に耐えて生延びていけるように人間も改造されたのだと。
そしてこの庭は復元された環境の中に開放されるべきものたち、農作物や家畜、文学や芸術を保存したタイムカプセルのようなものなのだと。
「この庭にあるもの以外に次の世に伝える価値のあるものを人間は造れなかったのだ・・・」つぶやく牧人にナウシカは「何故墓所には伝えるに値しない技が遺され死の影を吐き出しているのですか?」と問う。答えない牧人に「沈黙もまた答えです」と言い放ち、牧人ももはや彼女を止めようとせず、「そなたのためにこの庭はいつも開けておこう」と別れを告げる。そしてナウシカは館を脱出し、ガンシップで追ってきた風の谷の従者たち、蟲使いの若者たちと合流する。すでにオーマは、病んだ彼女を置いて一人シュワに出発していた。ナウシカたちはシュワに急行する。
シュワにはすでにヴ王の軍勢が到着し、制圧を完了していたが、墓所の門は閉ざされたままあらゆる攻撃を跳ね返し、逆に激しく反撃してくる。そこに到着したオーマは裁定を申し入れ、墓所に対して門を開くように通告し攻撃を加える。これにさしもの墓所も損壊するが、反撃でオーマは傷つき倒れ、シュワの市街ともどもヴ王の軍も全滅する。辛くも生き残ったヴ王とその忠実な道化の前に、門は其の新しい王を迎えるためついに開かれる。
ヴ王に遅れてナウシカも到着し、ともに墓所最深部、主の前に立つ。主はその表面に旧世界の知を記した古文字を浮かび上がらせた巨大な肉塊である。そこから人々(浄化計画を設計した旧世界の科学者達?)の幻影が立ち現れ、「腐海の尽きる日」「青き清浄の地」の復活を予告し、其の準備として用意された技術の貯蔵庫である墓所を守るように要請する。しかしナウシカはそれを拒絶し、「真実をかたれっ」と迫る。
幻影はかき消え主は新たに道化の口を通し、お前は人類を滅ぼそうとするのか、と責めるが、ナウシカは未来と引き換えに現在を犠牲するプロジェクトをあくまで拒絶、かろうじて生きていたオーマを呼び出し、主を攻撃させて破壊する。断末魔の主の反撃からナウシカを庇ったのはヴ王であった。オーマは母の名を呼びながら絶命し、その死を哀しむナウシカはオーマとともに解体する墓所の中に沈もうとするところをアスベルに救われて脱出する。
救出されたヴ王はクシャナに看取られ、彼女に王位とトルメキア再建の責務を託して死ぬ。クシャナは「わたしは王にはならぬ すでに新しい王を持っている だが帰ろう!! 王道を開くために」と、ユパとヴ王の遺志に従うことを決意する。
ナウシカは青き衣のものとして民衆の歓呼に迎えらる。彼女は自分の知りえた真実については黙して語らず、人々を欺き続けることに決める。ただ秘密をセルム、森の人とのみ分け合って。
後日談としてナウシカはその後土鬼の地にとどまり、チククの成人まで風の谷にもどらなかったこと、また一説には森の人の元に去ったとも伝えられていること、そして後に「トルメキア中興の祖」とたたえられたクシャナは生涯王位につかず代王にとどまり、以後トルメキアは「王を持たぬ国」になったこと、が記されてこの長い物語は終わる。
「三菱太陽光発電システムで電気使用料金が安くなるイオンテックでございます。今回、10名様まで格安で提供できるモニターを募集しておりまして、是非、お見積りをさせていただきたく…」
などと誘って家の情報を聞き出したり、家の中に入る約束をとりつけようとしたりする、あやしげな電話が来たよヽ(´ー`)ノ
こっちは何も言っていないのに、「お客さまがいらっしゃる時間帯は何時ごろですか?」としつこく聞いてた。もしかして、あんたは空き巣の斥候役かい?
電話で光熱費などの情報を未契約事業者様に提供する場合、情報一件につき、事前に1万円を指定口座に振り込んでいただきます。家で私との面会を求める場合は、10分まで2万円を事前に振り込んでいただきます。家の外で面会する場合は10分5万円です。よろしいですか? よろしければあなたの本名と会社名と電話番号をお教えください。お教えいただいた電話に、振込み先を連絡させていただきます。
山際にだいだらぼっちのような入道雲が沸いていて、それが流れてきたのだった。
バタ、バタ、バタ。数粒の斥候が、乾いた大地に降り注ぐ。
パタ、パタ、パタタ。薄暗くなった空に、落雷もどんどん近づいてくる。
パタタ、パタ、パタタ。どこからともなく雨のにおいが立ち込め始めた。
一転して一粒も雨が降らなくなった曇天の下を、冷たい吹き降ろしの風が通り抜けていく。
ああ、いけないいけない。大変よろしくない。不穏な気配に、いそいそと用意にとりかかり、間もなくしてからだった。
衝撃で家財が細かな音を立てる。大きな柱や梁などは、みしりみしりと小さく軋んで、まるで家全体が震え上がったような錯覚にとらわれる。
急いで洗濯物を取り込んだ軒先から恐る恐る外の様子を伺ってみると、遠く山の向こう側から、いよいよ本隊が攻めこんでくるところだった。
上空から長く垂れ下がった篠突くカーテンが、ゆらゆらと風に煽られながら、破竹の勢いで迫ってくる。
やっと来た。そう認識するが早かったか打たれたが早かったか、大粒の雨粒群は瞬く間に辺りを覆い尽くすと、空を切りありとあらゆる物々を打ち鳴らし始めた。
さながら滝のような降り様である。空気は刹那に潤いを満たし、庭先はたちまち浅い海へと変貌していく。屋根に連なる雨樋からは濁濁と水が溢れ始める始末だ。
一瞬のうちに、山間の古民家は荒波に揉まれる船舶の如き状態に陥ってしまった。
冷たい風はびゅうびゅうと吹き荒び、屋根を持ち上げ雨戸を叩いては、僅かな隙間からうなり声を上げて入り込んでくる。
駆け抜ける紫雷は、どうにも虫の居所が悪いらしい。閃光を迸らせては癇癪を爆発させたかのような怒号を響かせ、ビリビリと辺りを振動させている。
予想外に激しい夕立だった。一人住まいであるために戸締りにあちこち走りまわらなければならなかった私は、すべての戸をきっちし閉め終えたことを確認してから、再び縁側に戻った。
閉じた雨戸をそっと開く。勢いよく吹きこんできた風雨に顔をしかめながらも、荒れ狂う灰色の海原を見上げてみる。
ふと、どうしていつも猛々しい様子に見惚れてしまうのだろうかと不思議に思った。
煽られて大きくしなった杉の木や、ころころと方向を変える雨粒、思い出したように瞬いては轟音を響かせる紫雷などから、どうしてこんなにも目が離せなくなってしまうのだろう。
ドキドキともワクワクとも違う静かな興奮が、泉のように噴きだしてこんこんと滲み出してくるのである。陶酔と微かな狂気。焚き火を見ていると似たような感覚に陥ることがあるように思う。
圧倒されるだけじゃなく、呑み込まれそうになってしまうのだ。呑み込まれて、夕立や海と、水と、一緒になってしまえる気さえするくらいだ。
それは、生物が皆、水に抱かれて産まれてきたからなのだろうか。身体が細胞が遺伝子が、遠い太古の記憶を伝えているからなのだろうか。
あるいは私という生命の半分以上が水によって生成されているからなのかもしれない。夕立や海原には同化するために、炎のゆらめきには霧散するために、惹きつけられてしまうのかもしれない。
開けた雨戸の隙間から、雨は容赦なく降りかかってくる。世界は最早、水一色に染まっている。天も地も、二つをつなぐ空さえも雨が満たし、むっとするほど濃密なにおいで満ち溢れかけている。
深く冷たい深層を流れていたにおいだ。ぐるりぐるりと地球をめぐって、こうして再び空と海との循環を繰り返している。
生命の血液として。あるいは生命そのものとして。延々と続く循環を繰り返し続けている、そういうもののにおい。
ぱしゃりと庭先の浅瀬で何かが撥ねた音が聞こえた。見れば、無数の波紋に下に、小さな魚影がちらりちらりと見え隠れしている。
分厚い雲の向こう側では鯨が尾びれを打ち鳴らしているようだ。轟音に誘われて、何百何万ものものどもが嘶き、咆哮を上げ、囀りながら、威風堂々たる行進を続けている。
生命として廻るために。
山間の集落には、いよいよ潮のにおいが満ち始めている。