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2024-03-05

道がわからないおじいさんを最寄り駅まで送った

帰り道、乗り換えのために電車を降りたら、おじいさんがなにか助けを求める感じでなにかしゃべっているようだった。

自分ノイズキャンセリングイヤホンをしているので何を言っているかはわからなかったが、一応イヤホンを外した。

どうやらA駅まで行きたいらしい。そのためには、15分ほど乗り換えのために歩く必要がある。

夜だったし、相手高齢だったため、道順を話しても行けないだろうと考え、乗り換え先まで送っていくことにした。

自分の向かう先もA駅だったが、駅まで送り届けたら別の車両に乗りたいと思ったのでそのことは黙っていた。

乗り換え前の駅を降りるところで、切符が見つからないようだった。

駅員さんがどこの駅から乗ってきたか聞いても、行き先のA駅と答え、怒っている。

自分もA駅が行き先であることを伝えたりと少しだけフォローをするも、ついさっきそこで会った人なのでほぼ何もわからない。

自分がそこであって道案内するつもりであることを伝えたので、駅員さんは配慮してくれたようで、改札は出られた。

駅員さんとまともなやり取りを構築できていなかったのをみて、危ない人かもとすこし警戒することにした。

それでも弱ったおじいさんだ。荷物を持ち、傘をおじいさんにさし、腕に捕まらせながら、駅まで歩いた。

なんとなく雑談みたいなことをしながら、特に問題も起きなかった。

ここで自分は帰るつもりだったが、先程の駅員さんとのやり取りを見ていたので、一人で乗せると切符を無くすだろうと予想した。

案の定切符を買うことも時間がかかりそうだったので、切符代はこちらが持ち、切符を渡す。

改札を入ったあとに、切符を預かった。しかし、同じ駅まで付き合うのだから自分の行き先が同じ駅であることを伝える。

すると気分が悪いと怒られた。わざわざ遠回りして手助けしてくれる人と思っていたら、帰り道のついでに手助けしている人だったのだから、まぁそうだろう。

謝罪をしつつ、自分性格も悪いし性根も腐っているから、隠してたと話した。自分の行き先を伝えないことで途中で離脱しようと思っていたのだから自分の都合で相手とって都合の悪いことをしたし、それをやりきれなかったのだから仕方がない。

おじいさんが不快感を伝えたあと、自分不快なら去ると伝えるが、カッとなっただけでもう怒りは収まったようだった。

そのあとは無事最寄り駅まで送り届けた。

途中、おじいさんの家で飲もうと何度も誘われたが、断った。

それでも別れ際は何度もお礼を言ってくれた。おじいさんにとって、そこまで悪いことではなかったようだ。

自分はなぜ、こんなことをしたのだろうかと考えた。

人助けのいいところは、人助けをしなかった罪悪感を持たずにすむことかもなぁと思った。

人助けしたからってあまり気分になるわけでもないし、より面倒なことに巻き込まれていってもおかしくない。

見ず知らずの人を助けるのが倫理的に正しいのだとしたら、倫理は都合のいい人を作りたいだけの倫理的ではないものに思えてくる。

経験としては面白いものだったと言えるかもしれない。

年配の方を助けることはあまりないので、案内する側は事前に道順を想定していないと安全な道を通れないとか、つかまりやすいように腕を出してあげることが大切だとか、意外と捕まる力は強かったなとか、日常ではできない経験だった。

自分にとってプラスのことかどうかで考えたらスルーしたほうがいいようなことだったが、繰り返しの日常の中に非日常フラグが立ったことが一番大きな価値かもしれない。そしてそれは、なくても構わないものだった。あったらあったで面白がれればいい。

赤の他人でも眼の前でスルーすると罪悪感を感じるように教育されているのは、悪いことではないと思うけど難儀なものだ。

2023-12-29

anond:20231229050124

>人に嫌われる才能が有り余りすぎてどこに行っても孤立

>仮に結婚してもモラハラにつかまりがち…

 

障害特性ではなく増田個性だと思う

発達障害特性木嶋佳苗と中身が全部逆

字は汚いことが多い(バランスが変だったり、書くのすら難しかったり)

料理マルチタスクから微妙(作れても片付けが出来ない)

人に嫌われる才能が有り余りすぎてどこに行っても孤立

仮に結婚してもモラハラにつかまりがち…

2023-10-28

死ねどすスプレーを買った友人と縁を切った話

その日は仕事終わりに旧友と新宿で会う約束をしていた。旧友に会うのは久しぶりで千葉から都内に向かう彼女を待たせまい絶対に定時であがると、前日から”Hi”だか”Helloからだかはじまる、アメリカ人メールを日付が変わる日まで返信していた。結局、別件で上司につかまり仕事は終わらず、約束時間は1時間過ぎ去り旧友に謝罪LINEをいれ、それでも普段就業時間を考えれば相当早い時間仕事を終えた。新宿に到着すると、可憐若草色のワンピースを来た彼女ルミネエストに待っていた。遅れてごめんねと謝る私に気にしないでと彼女はいい、こう言い放った。

死ねどすスプレー買っていい?」

なにそれ。容姿は整っているが放たれる言葉はずいぶん物騒だ。話を聞けば最近流行りのお清めスプレー効果があるとかないとか、最近アルファベットアイコンに変わったSNSでよく見かけていた気がする。いわく、職場看護師をしている彼女は、上司患者に腹が立つため、気休めにでもそれを買いたいのだという。ルミネエスからルミネ1に移動し、キラキラしているコスメショップの中に、それはあった。私が思い浮かべていたお清めスプレーだけでなく、他にもいろいろ種類があるらしい。縁切りとか、氣とか、恋とか。恋人のいる彼女は恋以外の3種類を買っていた。外回り仕事をしている私はその日足が限界を迎え、時間時間だったのもあり、カフェに入った。

上司がむかつく、患者がむかつく、最近歳を感じる、結婚の話。20代半ばの女が集まれ愚痴悪口だ、どんなに綺麗事を言ってもこれが現実。でも時には毒を吐かなきゃやってられない。

彼氏さんとはどう?結婚しないの?私分からないんだよね、最初から結婚前提で付き合ってたか結婚を機に別れる人がいるの」

プロポーズされたことは慎重に話さなければいけない。20代女性にとってそれは時に爆弾になるから結婚するかしないかの問いに曖昧に答えれば、迷ってると感じたのか彼女はそう答える。勘違いされたままも良くないので、プロポーズされたことを話した。

母親の知り合いがね、息子を医学部に入れたの。それで彼女ティファニーをあげたんだって。そうしたら怒ったらしいよ。私だって息子からティファニーもらったことないのに!って」

「そのお母さんすごいこと言うね…」

「そう?やっぱり母親立場からしてぽっと出の女に医学部にまで入れた息子をとられるのは嫌じゃない?」

私の彼氏医者である彼女もそれは知っている。違和感はあった。でも元来良く言えばおっとり悪く言えば鈍感な私は、こうした言葉真意気づきにくい。それでも久々に会う旧友を悪く思いたくはなかった。別れた後のラインにはまた会おうねと連絡をいれる。仕事が忙しくて疲れてるのだろう、彼女学生時代から私にマウントを取ってきたのは幼さ故で、今は違う。そう思って、ほんとうに偶然発見した彼女の裏垢をなんとなく開いた。

「だいたいどんな時でも最高の服を着ていきたいと思うんだけど今日は会いたくない人に会うのに大量の交通費必要なのでマジで大事な服を出したくない」

「すばらしくニュートラルワンピースが一着あってよかった アクセサリー類は途中までつけてって会う前にはずそ」

頭をがつんと殴られたような衝撃を受けた。見なきゃ良かったものを見てしまった罰なのか、心臓が早鐘を打ち冷や汗が流れた。深く物事を考えられず、遅くなるのに各駅の電車に乗りぼーっとしている。

私が褒めた彼女に似合ってると褒めた服も、素敵だねとアクセサリーを褒めればこれも持ってきたと見せてくれたイヤリングも、こんなことを考えていたのか。金持ちだと学生時代に散々自慢していたのに、たかだか片道数百円のお金を大量の交通費という彼女の財力も、バカバカしく思えた。会いたいと私が声をかければ、長く会う必要がない平日夜を指定してきたのも、言葉の端々にマウントをとってきたのもこういうことか。

結婚式あるなら呼んでね。ちゃんと寝てね、体に気をつけてね。またいつでも呼んでね。

こんな言葉の裏で本音は別のところに隠されていた。違和感はあったけれど、そこまで思われているとは気づかなかった。

社会人になるともう喧嘩はできない。ただただ悪意に晒されて怒りを感じないわけではないけれど、わざわざ喧嘩をする労力も、喧嘩をしてまで彼女との関係性を修復したいわけではない。もう二度と会わない。それだけ。

今朝彼女からLINEがきた。お清めスプレーを巻いて数時間で、コロナ蔓延のため病棟への立ち入りが禁止されたという。効果抜群。そう書かれていた。本当に効果抜群だ。私との縁ももう切れたのだから

それでも学生時代嫌なことがあれど良い思い出もある。泣いていた私をずっと慰めてくれたこともある。こんな別れ方はしたくなかった。でも、ここまで言われて関係性を維持するほど、お人好しではなかった。

死ねどすスプレーを買った友人と縁を切った。願わくば彼女にとって私は悪縁で、彼女幸せな道を歩めますように。

…たまには机の角に小指をぶつけてほしいけれど。

死ねどすスプレーを買った友人と縁を切った話

その日は仕事終わりに旧友と新宿で会う約束をしていた。旧友に会うのは久しぶりで千葉から都内に向かう彼女を待たせまい絶対に定時であがると、前日から”Hi”だか”Helloからだかはじまる、アメリカ人メールを日付が変わる日まで返信していた。結局、別件で上司につかまり仕事は終わらず、約束時間は1時間過ぎ去り旧友に謝罪LINEをいれ、それでも普段就業時間を考えれば相当早い時間仕事を終えた。新宿に到着すると、可憐若草色のワンピースを来た彼女ルミネエストに待っていた。遅れてごめんねと謝る私に気にしないでと彼女はいい、こう言い放った。

死ねどすスプレー買っていい?」

なにそれ。容姿は整っているが放たれる言葉はずいぶん物騒だ。話を聞けば最近流行りのお清めスプレー効果があるとかないとか、最近アルファベットアイコンに変わったSNSでよく見かけていた気がする。いわく、職場看護師をしている彼女は、上司患者に腹が立つため、気休めにでもそれを買いたいのだという。ルミネエスからルミネ1に移動し、キラキラしているコスメショップの中に、それはあった。私が思い浮かべていたお清めスプレーだけでなく、他にもいろいろ種類があるらしい。縁切りとか、氣とか、恋とか。恋人のいる彼女は恋以外の3種類を買っていた。外回り仕事をしている私はその日足が限界を迎え、時間時間だったのもあり、カフェに入った。

上司がむかつく、患者がむかつく、最近歳を感じる、結婚の話。20代半ばの女が集まれ愚痴悪口だ、どんなに綺麗事を言ってもこれが現実。でも時には毒を吐かなきゃやってられない。

彼氏さんとはどう?結婚しないの?私分からないんだよね、最初から結婚前提で付き合ってたか結婚を機に別れる人がいるの」

プロポーズされたことは慎重に話さなければいけない。20代女性にとってそれは時に爆弾になるから結婚するかしないかの問いに曖昧に答えれば、迷ってると感じたのか彼女はそう答える。勘違いされたままも良くないので、プロポーズされたことを話した。

母親の知り合いがね、息子を医学部に入れたの。それで彼女ティファニーをあげたんだって。そうしたら怒ったらしいよ。私だって息子からティファニーもらったことないのに!って」

「そのお母さんすごいこと言うね…」

「そう?やっぱり母親立場からしてぽっと出の女に医学部にまで入れた息子をとられるのは嫌じゃない?」

私の彼氏医者である彼女もそれは知っている。違和感はあった。でも元来良く言えばおっとり悪く言えば鈍感な私は、こうした言葉真意気づきにくい。それでも久々に会う旧友を悪く思いたくはなかった。別れた後のラインにはまた会おうねと連絡をいれる。仕事が忙しくて疲れてるのだろう、彼女学生時代から私にマウントを取ってきたのは幼さ故で、今は違う。そう思って、ほんとうに偶然発見した彼女の裏垢をなんとなく開いた。

「だいたいどんな時でも最高の服を着ていきたいと思うんだけど今日は会いたくない人に会うのに大量の交通費必要なのでマジで大事な服を出したくない」

「すばらしくニュートラルワンピースが一着あってよかった アクセサリー類は途中までつけてって会う前にはずそ」

頭をがつんと殴られたような衝撃を受けた。見なきゃ良かったものを見てしまった罰なのか、心臓が早鐘を打ち冷や汗が流れた。深く物事を考えられず、遅くなるのに各駅の電車に乗りぼーっとしている。

私が褒めた彼女に似合ってると褒めた服も、素敵だねとアクセサリーを褒めればこれも持ってきたと見せてくれたイヤリングも、こんなことを考えていたのか。金持ちだと学生時代に散々自慢していたのに、たかだか片道数百円のお金を大量の交通費という彼女の財力も、バカバカしく思えた。会いたいと私が声をかければ、長く会う必要がない平日夜を指定してきたのも、言葉の端々にマウントをとってきたのもこういうことか。

結婚式あるなら呼んでね。ちゃんと寝てね、体に気をつけてね。またいつでも呼んでね。

こんな言葉の裏で本音は別のところに隠されていた。違和感はあったけれど、そこまで思われているとは気づかなかった。

社会人になるともう喧嘩はできない。ただただ悪意に晒されて怒りを感じないわけではないけれど、わざわざ喧嘩をする労力も、喧嘩をしてまで彼女との関係性を修復したいわけではない。もう二度と会わない。それだけ。

今朝彼女からLINEがきた。お清めスプレーを巻いて数時間で、コロナ蔓延のため病棟への立ち入りが禁止されたという。効果抜群。そう書かれていた。本当に効果抜群だ。私との縁ももう切れたのだから

それでも学生時代嫌なことがあれど良い思い出もある。泣いていた私をずっと慰めてくれたこともある。こんな別れ方はしたくなかった。でも、ここまで言われて関係性を維持するほど、お人好しではなかった。

死ねどすスプレーを買った友人と縁を切った。願わくば彼女にとって私は悪縁で、彼女幸せな道を歩めますように。

…たまには机の角に小指をぶつけてほしいけれど。

2022-12-04

日見た夢は伝統を重んじる研修棟の夢だった

4階が長男で3階が女子、2階と1階は次男以下が住む部屋になっていた

4階に向かう螺旋階段があったけどこれが思いのほかすごく揺れる

階段には観葉植物などが置いてあり今にも落ちてしまいそう

3階に行くころには怖くて立ってられなくなり、揺れを利用して3階のてすりにつかまり調理実習をやってる女子テーブルの上に転がり込んだ

調理実習も足場の不安定場所だったのでそのままテーブルに這いつくばってしっかりした床のところまで向かってたら土井義晴先生がいた

先生すみません!と叫びながら先生料理をなぎ倒し進んでる途中で目が覚めた

おはようございます

2022-11-28

anond:20221128224356

歌上手いも字が上手いも踊るのが上手いも全部一緒だ

思った通りの音を外さず出せる、思った通りに引きたい場所にブレずに線が引ける、思った通りの動きで思った通りの場所に腕や足が動かせる

何当たり前のこと言ってるんだ?と思うかもしれないが上手い奴は100発100中くらいの精度でこれができる

なぜなら子供の頃から意識的しろ無意識的にしろ100発100中目指してやってきたか

想像して見てくれ

意識しなくても足を前に出して歩けるだろ?

なぜならハイハイを経てつかまり立ちをし、何十年か知らんが毎日歩いてきたか

ハイハイもつかまり立ちもできないのに突然歩くのは無理だし、歩けないのに走るのはもっと無理

音程が一音ずつ変わる歌を上手く歌うのは、凸凹の道を転けずにダッシュするようなもん

まじめに馬が上手くなりたいなら基礎からやるのがいいよ

2022-11-03

anond:20221102172652

熊ってやっぱメタファーとしては毛むくじゃらの男性だとおもうんですよね

しりとかだしたら一等賞ってそれかくれんぼの遊び方じゃないですよね

だと順位をつけたのはくまおじさん側の中のなにかの品評基準な感じがする

しりみえたら一等賞って採点方法だね

夕焼け小焼けは黄昏時昼と夜とが混じって世界が見えにくくなる時間帯だね

また明日リフレインかくれんぼのらしき分散配置と接触関係性をもっていた子か娘か指定がないので人間の年少者に限らず自分の愛でる対象たちの別れの様子なのかそれとも自己反復いいきかせでくまおじさん内部で反復してるのか謎がふかまります

いいないいなは自己評価自分人間でこんな楽しみを味わえるなんていいものだということとまた明日意味で中身がおおきくかわるかもしれない

一日の終わりはプライベート時間他人時間妄想したりするということはもうすでに脳内ではキャプチャーしてるということですよね

黄昏からの娘か子かのそのことの時間がもう現実妄想かわからなくなってる

僕もお家に帰ろうというのは今日ルーチンをおさめようということだよね

なにかひとしきり達成したんだ

でんぐりがえるは天地がひっくりかえる体験感覚表現だよね

黄昏時になり何かが天地逆転してもわからない感覚になってバイバイとなにかに別れを告げる

しかバイ奇数バイバイだけじゃない

いったいバイとは何なのか何をしたのか何を達成したのか

きになるとこかなって私は子供心にきいてたよ

2022-10-07

anond:20221007083747

かまりたければ暴力行為をやればいいんじゃないですか?

政治家を作るはつかまんないと思うけど。

2022-07-16

なんか夢見てた

かについていきながら移動してる

その人がジャンプして建物に飛び移る

ちょっと不安を感じながら自分ジャンプすると、つかまり損ねた

足掻くけど掴めずそのまま落下、地面におちた

おちて地面に横たわりながら、難しいと思ったんだよな、とか

でも落ちて無傷ならこれはこれで問題ないのか

などと思っていた

落下する感覚、落下中の意識を夢で感じたのが珍しい

2022-04-14

日本

17歳の時から10年以上大阪府滞在していたため、日本語が堪能。「日本での生活を通じて、人間として大切なことを学んだ。日本の歴史、文化を心から尊重している」と語り、「親日家、日本通と呼ばれることは気分がいいものではない。日本人にとっては私は外国人しか見えないかもしれないが、日本は私の第二の故郷。同じ日本人として接してほしい」と語っている[21]。 千葉真一と親交があり、千葉ハリウッド拠点を移してからは、セガールが流暢な大阪弁で「千葉先生、居てはりまっか?」などと、頻繁に千葉へ連絡している[22]。淀川長治とも日本語で対談を行い、淀川の「日本語がお上手ですね」に対してセガールは「恐れ入ります」と応えた[要出典]。初主演作品の『刑事ニコ』のオープニングシーンおよびコンベンションセンターでのシーンや、2005年公開の映画イントゥ・ザ・サン』では日本語の台詞を用いているほか、いくつかの作品では日本語の単語台詞のなかで用いている。2008年正月、『奪還 DAKKAN -アルカトラズ-』のテレビ放映時に出演し、「あけましておめでとうございます」と挨拶をしてから日本語で映画のみどころをアピールした[出典無効]。しかコメントの締めの日本語を言い間違えたあと苦笑いをし、「日本語はもう20年ほど話していなかったため、忘れてしまった」とやはり日本語で語っている[出典無効]。それでもコメディアン画家ジミー大西テレビ番組[要文献特定詳細情報]のロケーション撮影アメリカを訪れた際、たまたま現場居合わせセガールはジミーに「おう。元気か」「自分大阪はどこ?(ジミーが関西弁を話していたため)」「ウチはどこや」「新宿か。新宿のどこだ。四谷か。そうか」などと話しかけ、流暢な日本語でやり取りをしていた[要出典]。『情報プレゼンター とくダネ!』[いつ?][出典無効]に出演した際、シルヴェスター・スタローンが『ロッキー・ザ・ファイナル』の製作を発表したことについてコメントを求められ「彼は最近仕事がないから」「品のある年の取り方をして欲しい」と答えた。さらデーブ・スペクターパパラッチ問題について語り合った際は、デーブとのやり取り含め、すべて日本語だった。日本テレビコマーシャルにも多数登場し、日清食品カップうどんごんぶとCMでは日本語で演技を行い、アリナミンAの爆走する車の屋根につかまり「こう見えても、疲れまんねん」と言うCMシリーズでは娘・藤谷文子と共演した。大阪在住時に阪神タイガースファンとなり、タイガースの低迷期に朝日放送インタビューで「今年もまた負けたらしいのう。わしゃ、もう情けないわ」と大阪弁コメントしている[要出典]。

2022-04-08

妻に死んでほしいと言われて1年以上経った

もちろん自分も悪かった気持ちもあるが、当時うつ病治療中だった俺に対して妻が言った死んでほしいという言葉は非常に厳しいものがあった。が、何とか耐えた。ただ、その後1年以上経過しても意見対立があったりして少しわかまりが残ったときフラッシュバックのようにあの時言われた言葉の衝撃が蘇ってしまいしんどくなる。

まだ子なしです。たった一言でも酷いことを言われて離婚決断した人いますか?

2022-04-03

シャドウインザクラウド面白かった

クロエが上空を飛ぶ戦闘機の翼の下側につかまりながら移動して赤ちゃんを助けに行ったり、

男性乗組員らを差し置いて日本戦闘機撃破したり、最後自分達を苦しめた化物を殴り合いで倒してしまう。

華奢で童顔なクロエが、我が子を守るという強烈な動機のおかげで火事場の馬鹿力を発揮して

恐ろしい状況に迷わず立ち向かっていく様に、緊迫とユーモア絶妙調和を見た。

これはみんな見たほうがいいよ。80分ちょっとの上映時間も潔い。

2022-03-27

国士舘朝鮮学校暴力勝利できた数少ない存在

昭和48年(1973).6.11国士舘生が朝鮮学校生襲うなど大暴れ〕

東京都新宿区新宿駅ホームで、ラッシュ時の人混みの中、国士舘高校生20人と朝鮮中高級学校20人が乱闘となり、

喫茶店ガラスが割られ、突き飛ばされた老女(70)が階段から転げ落ちて2週間のケガを負った。

12日、高田馬場駅国士舘大学生20人が「朝鮮人をぶっ殺してやる」と朝鮮中高級学校生を木刀で襲い、電車ガラスを割って3人逮捕

5.12国士舘大学生2人が和光高校生数人を襲い重傷を負わせ、

5.22に国士舘高校1年生(15)が他校生に暴行を加えて木につかまってミンミンゼミマネをさせ、

6.2には国士舘大学1年生2人(18,19)が小田急線電車内で東京芸大講師(32)にからんで重傷を負わせ、

6.5には国士館大学1年生3人が小田急線電車内の吊革14本をナイフで切断して逮捕されるなど事件が続いており、

国士舘右翼的教育方針に原因があるのではないか国会でも取り上げられ大問題となった。

(少年犯罪データーベースドアより)

(注)ミンミンゼミ事件について

昭和48年6月20日朝日新聞朝刊より

川崎市中原区小杉町国鉄東横線武蔵小杉駅広場で、地元高校生三人が国士舘高校生ら二人に千円を脅し取られた事件

調べている川崎中原署は19日までに横浜市港北区国士舘高校1年A(15)を恐喝暴行の疑いで補導書類送検した。

5月22日午後4時ころ、同駅バスターミナル地元高校生十人がバスを待っていたところ、

二人が来て「お前たち態度が大きい。おれたちは国士舘だ。金を出せ」と脅し、

中原区高校生(15)ら三人から計千円を脅し取った。

近くでこれを見たC君(16)が注意したところ、二人は「生意気だ」とC君の顔を殴り、腹や背中を蹴るなど乱暴した。

さらにこれを見たD君(16)が止めに入ったところ、「やる気か、国士舘をナメるな。ミンミンゼミをやれば許してやる」と言われた。

ミンミンゼミ」とは木などにつかまりセミの鳴きまねをするもので、同署の調べでは国士舘内部で上級生が下級生のシゴキに行っているもの

(補足…D君は結局、武蔵小杉駅前の植木につかまり約十分間ミンミンゼミの鳴きまねを敢行したという。)

2022-03-18

タコピーエロ同人に期待すること

タコピーを竿役にするな。

本編に出てこないオスガキや汚いおっさんが良い。

東くんでも良いがしずかちゃんかまりちゃん命令されてやって欲しい。

大事なのは大人から見捨てられた子供を好き勝手に弄び背徳感をそそること。

それを忘れないで欲しい。

2021-12-02

上の階の人がどんな生活してるか謎

最近引っ越してきたんだけど

上の階の人が結構うるさい

もともと生活音うるさい系の人なのかわからんけど

とりあえず足音がすごい

いつも階段をすごい勢いで頻繁に登り降りしてるんだけど

室内に階段があるタイプの部屋なのかな

でも俺の部屋1Kだから多分上も1Kだと思うんだけど

俺も音楽かけたり電動ドライバー日曜大工したりするから騒音自体あんまり何も思ってないけど

謎がふかまり

2021-10-25

んな訳ない

昔々、まだWeb1.0だったころ、大河エロ小説で、某内親王が某親王妃をねっちり調教する奴があったぞ。

リョナグロかスカ(か、そのいずれか全て)が含まれてたんで、全く抜けなかったけど。大河になるくらいだからかまりゃしねぇわ。

ちなみに「海苔の宮」って書いてあった記憶

anond:20211019123054

2021-08-14

ハサウェイの最後はキルケ―部隊に罠を貼られてとっつかまりネス大佐処刑されるが外向けには父親ブライトさんが処刑したことにされるやで

3部のラスト

2021-03-22

又三郎

風の又三郎

宮沢賢治


どっどど どどうど どどうど どどう

青いくるみも吹きとばせ

すっぱいかりんも吹きとばせ

どっどど どどうど どどうど どどう

 谷川の岸に小さな学校がありました。

 教室はたった一つでしたが生徒は三年生がないだけで、あとは一年から六年までみんなありました。運動場もテニスコートのくらいでしたが、すぐうしろは栗くりの木のあるきれいな草の山でしたし、運動場のすみにはごぼごぼつめたい水を噴ふく岩穴もあったのです。

 さわやかな九月一日の朝でした。青ぞらで風がどうと鳴り、日光運動場いっぱいでした。黒い雪袴ゆきばかまをはいた二人の一年の子がどてをまわって運動場にはいって来て、まだほかにだれも来ていないのを見て、「ほう、おら一等だぞ。一等だぞ。」とかわるがわる叫びながら大よろこびで門をはいって来たのでしたが、ちょっと教室の中を見ますと、二人ふたりともまるでびっくりして棒立ちになり、それから顔を見合わせてぶるぶるふるえましたが、ひとりはとうとう泣き出してしまいました。というわけは、そのしんとした朝の教室なかにどこから来たのか、まるで顔も知らないおかしな赤い髪の子供がひとり、いちばん前の机にちゃんとすわっていたのです。そしてその机といったらまったくこの泣いた子の自分の机だったのです。

 もひとりの子ももう半分泣きかけていましたが、それでもむりやり目をりんと張って、そっちのほうをにらめていましたら、ちょうどそのとき川上から

「ちょうはあ かぐり ちょうはあ かぐり。」と高く叫ぶ声がして、それからまるで大きなからすのように、嘉助かすけがかばんをかかえてわらって運動場へかけて来ました。と思ったらすぐそのあとから太郎さたろうだの耕助こうすけだのどやどややってきました。

「なして泣いでら、うなかもたのが。」嘉助が泣かないこどもの肩をつかまえて言いました。するとその子もわあと泣いてしまいました。おかしいとおもってみんながあたりを見ると、教室の中にあの赤毛おかしな子がすまして、しゃんとすわっているのが目につきました。

 みんなはしんとなってしまいました。だんだんみんな女の子たちも集まって来ましたが、だれもなんとも言えませんでした。

 赤毛の子どもはいっこうこわがるふうもなくやっぱりちゃんとすわって、じっと黒板を見ています。すると六年生の一郎いちろうが来ました。一郎はまるでおとなのようにゆっくり大またにやってきて、みんなを見て、

「何なにした。」とききました。

 みんなははじめてがやがや声をたててその教室の中の変な子を指さしました。一郎はしばらくそっちを見ていましたが、やがて鞄かばんをしっかりかかえて、さっさと窓の下へ行きました。

 みんなもすっかり元気になってついて行きました。

「だれだ、時間にならないに教室はいってるのは。」一郎は窓へはいのぼって教室の中へ顔をつき出して言いました。

「お天気のいい時教室はいってるづど先生にうんとしからえるぞ。」窓の下の耕助が言いました。

しからえでもおら知らないよ。」嘉助が言いました。

「早ぐ出はって来こ、出はって来。」一郎が言いました。けれどもそのこどもはきょろきょろ室へやの中やみんなのほうを見るばかりで、やっぱりちゃんとひざに手をおいて腰掛けにすわっていました。

 ぜんたいその形からが実におかしいのでした。変てこなねずみいろのだぶだぶの上着を着て、白い半ずぼんをはいて、それに赤い革かわの半靴はんぐつをはいていたのです。

 それに顔といったらまるで熟したりんごのよう、ことに目はまん丸でまっくろなのでした。いっこう言葉が通じないようなので一郎も全く困ってしまいました。

あいづは外国人だな。」

学校はいるのだな。」みんなはがやがやがやがや言いました。ところが五年生の嘉助がいきなり、

「ああ三年生さはいるのだ。」と叫びましたので、

「ああそうだ。」と小さいこどもらは思いましたが、一郎はだまってくびをまげました。

 変なこどもはやはりきょろきょろこっちを見るだけ、きちんと腰掛けています

 そのとき風がどうと吹いて来て教室ガラス戸はみんながたがた鳴り、学校のうしろの山の萱かやや栗くりの木はみんな変に青じろくなってゆれ、教室のなかのこどもはなんだかにやっとわらってすこしうごいたようでした。

 すると嘉助がすぐ叫びました。

「ああわかった。あいつは風の又三郎またさぶろうだぞ。」

 そうだっとみんなもおもったときにわかにうしろのほうで五郎が、

「わあ、痛いぢゃあ。」と叫びました。

 みんなそっちへ振り向きますと、五郎が耕助に足のゆびをふまれて、まるでおこって耕助をなぐりつけていたのです。すると耕助もおこって、

「わあ、われ悪くてでひと撲はだいだなあ。」と言ってまた五郎をなぐろうとしました。

 五郎はまるで顔じゅう涙だらけにして耕助に組み付こうとしました。そこで一郎が間へはいって嘉助が耕助を押えてしまいました。

「わあい、けんかするなったら、先生ちゃん職員室に来てらぞ。」と一郎が言いながらまた教室のほうを見ましたら、一郎はにわかにまるでぽかんとしてしまいました。

 たったいままで教室にいたあの変な子が影もかたちもないのです。みんなもまるでせっかく友だちになった子うまが遠くへやられたよう、せっかく捕とった山雀やまがらに逃げられたように思いました。

 風がまたどうと吹いて来て窓ガラスをがたがた言わせ、うしろの山の萱かやをだんだん上流のほうへ青じろく波だてて行きました。

「わあ、うなだけんかしたんだがら又三郎いなぐなったな。」嘉助がおこって言いました。

 みんなもほんとうにそう思いました。五郎はじつに申しわけないと思って、足の痛いのも忘れてしょんぼり肩をすぼめて立ったのです。

「やっぱりあいつは風の又三郎だったな。」

二百十日で来たのだな。」

「靴くつはいでだたぞ。」

「服も着でだたぞ。」

「髪赤くておかしやづだったな。」

「ありゃありゃ、又三郎おれの机の上さ石かけ乗せでったぞ。」二年生の子が言いました。見るとその子の机の上にはきたない石かけが乗っていたのです。

「そうだ、ありゃ。あそごのガラスもぶっかしたぞ。」

「そだないでああいづあ休み前に嘉助石ぶっつけだのだな。」

「わあい。そだないであ。」と言っていたとき、これはまたなんというわけでしょう。先生玄関から出て来たのです。先生はぴかぴか光る呼び子を右手にもって、もう集まれのしたくをしているのでしたが、そのすぐうしろから、さっきの赤い髪の子が、まるで権現ごんげんさまの尾おっぱ持ちのようにすまし込んで、白いシャッポかぶって、先生についてすぱすぱとあるいて来たのです。

 みんなはしいんとなってしまいました。やっと一郎が「先生お早うございます。」と言いましたのでみんなもついて、

先生お早うございます。」と言っただけでした。

「みなさん。お早う。どなたも元気ですね。では並んで。」先生は呼び子をビルルと吹きました。それはすぐ谷の向こうの山へひびいてまたビルルルと低く戻もどってきました。

 すっかりやすみの前のとおりだとみんなが思いながら六年生は一人、五年生は七人、四年生は六人、一二年生は十二人、組ごとに一列に縦にならびました。

 二年は八人、一年生は四人前へならえをしてならんだのです。

 するとその間あのおかしな子は、何かおかしいのかおもしろいのか奥歯で横っちょに舌をかむようにして、じろじろみんなを見ながら先生のうしろに立っていたのです。すると先生は、高田たかださんこっちへおはいりなさいと言いながら五年生の列のところへ連れて行って、丈たけを嘉助とくらべてから嘉助とそのうしろのきよの間へ立たせました。

 みんなはふりかえってじっとそれを見ていました。

 先生はまた玄関の前に戻って、

「前へならえ。」と号令をかけました。

 みんなはもう一ぺん前へならえをしてすっかり列をつくりましたが、じつはあの変な子がどういうふうにしているのか見たくて、かわるがわるそっちをふりむいたり横目でにらんだりしたのでした。するとその子ちゃんと前へならえでもなんでも知ってるらしく平気で両腕を前へ出して、指さきを嘉助のせなかへやっと届くくらいにしていたものですから、嘉助はなんだかせなかがかゆく、くすぐったいというふうにもじもじしていました。

「直れ。」先生がまた号令をかけました。

一年から順に前へおい。」そこで一年生はあるき出し、まもなく二年生もあるき出してみんなの前をぐるっと通って、右手下駄箱げたばこのある入り口はいって行きました。四年生があるき出すとさっきの子も嘉助のあとへついて大威張りであるいて行きました。前へ行った子もときどきふりかえって見、あとの者もじっと見ていたのです。

 まもなくみんなははきもの下駄箱げたばこに入れて教室はいって、ちょうど外へならんだときのように組ごとに一列に机にすわりました。さっきの子もすまし込んで嘉助のうしろにすわりました。ところがもう大さわぎです。

「わあ、おらの机さ石かけはいってるぞ。」

「わあ、おらの机代わってるぞ。」

「キッコ、キッコ、うな通信簿持って来たが。おら忘れで来たぢゃあ。」

「わあい、さの、木ペン借せ、木ペン借せったら。」

「わあがない。ひとの雑記帳とってって。」

 そのとき先生はいって来ましたのでみんなもさわぎながらとにかく立ちあがり、一郎がいちばんしろで、

「礼。」と言いました。

 みんなはおじぎをする間はちょっとしんとなりましたが、それからまたがやがやがやがや言いました。

「しずかに、みなさん。しずかにするのです。」先生が言いました。

「しっ、悦治えつじ、やがましったら、嘉助え、喜きっこう。わあい。」と一郎がいちばんしろからまりさわぐものを一人ずつしかりました。

 みんなはしんとなりました。

 先生が言いました。

「みなさん、長い夏のお休みおもしろかったですね。みなさんは朝から水泳ぎもできたし、林の中で鷹たかにも負けないくらい高く叫んだり、またにいさんの草刈りについて上うえの野原へ行ったりしたでしょう。けれどももうきのうで休みは終わりました。これからは第二学期で秋です。むかしから秋はいちばんからだもこころもひきしまって、勉強のできる時だといってあるのです。ですから、みなさんもきょうからまたいっしょにしっかり勉強しましょう。それからこのお休みの間にみなさんのお友だちが一人ふえました。それはそこにいる高田さんです。そのかたのおとうさんはこんど会社のご用で上の野原の入り口へおいでになっていられるのです。高田さんはいままでは北海道学校におられたのですが、きょうからみなさんのお友だちになるのですから、みなさんは学校勉強ときも、また栗拾くりひろいや魚さかなとりに行くときも、高田さんをさそうようにしなければなりません。わかりましたか。わかった人は手をあげてごらんなさい。」

 すぐみんなは手をあげました。その高田とよばれた子も勢いよく手をあげましたので、ちょっと先生はわらいましたが、すぐ、

「わかりましたね、ではよし。」と言いましたので、みんなは火の消えたように一ぺんに手をおろしました。

 ところが嘉助がすぐ、

先生。」といってまた手をあげました。

はい。」先生は嘉助を指さしました。

高田さん名はなんて言うべな。」

高田三郎さぶろうさんです。」

「わあ、うまい、そりゃ、やっぱり又三郎だな。」嘉助はまるで手をたたいて机の中で踊るようにしましたので、大きなほうの子どもらはどっと笑いましたが、下の子どもらは何かこわいというふうにしいんとして三郎のほうを見ていたのです。

 先生はまた言いました。

「きょうはみなさんは通信簿宿題をもってくるのでしたね。持って来た人は机の上へ出してください。私がいま集めに行きますから。」

 みんなはばたばた鞄かばんをあけたりふろしきをといたりして、通信簿宿題を机の上に出しました。そして先生一年生のほうから順にそれを集めはじめました。そのときみんなはぎょっとしました。というわけはみんなのうしろのところにいつか一人の大人おとなが立っていたのです。その人は白いだぶだぶの麻服を着て黒いてかてかしたはんけちをネクタイの代わりに首に巻いて、手には白い扇をもって軽くじぶんの顔を扇あおぎながら少し笑ってみんなを見おろしていたのです。さあみんなはだんだんしいんとなって、まるで堅くなってしまいました。

 ところが先生別にその人を気にかけるふうもなく、順々に通信簿を集めて三郎の席まで行きますと、三郎は通信簿宿題帳もないかわりに両手をにぎりこぶしにして二つ机の上にのせていたのです。先生はだまってそこを通りすぎ、みんなのを集めてしまうとそれを両手でそろえながらまた教壇に戻りました。

「では宿題帳はこの次の土曜日に直して渡しまから、きょう持って来なかった人は、あしたきっと忘れないで持って来てください。それは悦治さんと勇治ゆうじさんと良作りょうさくさんとですね。ではきょうはここまでです。あしたかちゃんといつものとおりのしたくをしておいでなさい。それから四年生と六年生の人は、先生といっしょに教室のお掃除そうじをしましょう。ではここまで。」

 一郎が気をつけ、と言いみんなは一ぺんに立ちました。うしろ大人おとなも扇を下にさげて立ちました。

「礼。」先生もみんなも礼をしました。うしろ大人も軽く頭を下げました。それからずうっと下の組の子どもらは一目散に教室を飛び出しましたが、四年生の子どもらはまだもじもじしていました。

 すると三郎はさっきのだぶだぶの白い服の人のところへ行きました。先生も教壇をおりてその人のところへ行きました。

「いやどうもご苦労さまでございます。」その大人はていねいに先生に礼をしました。

「じきみんなとお友だちになりますから。」先生も礼を返しながら言いました。

「何ぶんどうかよろしくねがいいたします。それでは。」その人はまたていねいに礼をして目で三郎に合図すると、自分玄関のほうへまわって外へ出て待っていますと、三郎はみんなの見ている中を目をりんとはってだまって昇降口から出て行って追いつき、二人は運動場を通って川下のほうへ歩いて行きました。

 運動場を出るときの子はこっちをふりむいて、じっと学校やみんなのほうをにらむようにすると、またすたすた白服の大人おとなについて歩いて行きました。

先生、あの人は高田さんのとうさんですか。」一郎が箒ほうきをもちながら先生にききました。

「そうです。」

「なんの用で来たべ。」

「上の野原の入り口モリブデンという鉱石ができるので、それをだんだん掘るようにするためだそうです。」

「どこらあだりだべな。」

「私もまだよくわかりませんが、いつもみなさんが馬をつれて行くみちから、少し川下へ寄ったほうなようです。」

モリブデン何にするべな。」

「それは鉄とまぜたり、薬をつくったりするのだそうです。」

「そだら又三郎も掘るべが。」嘉助が言いました。

又三郎だない。高田三郎だぢゃ。」佐太郎が言いました。

又三郎又三郎だ。」嘉助が顔をまっ赤かにしてがん張りました。

「嘉助、うなも残ってらば掃除そうじしてすけろ。」一郎が言いました。

「わあい。やんたぢゃ。きょう四年生ど六年生だな。」

 嘉助は大急ぎで教室をはねだして逃げてしまいました。

 風がまた吹いて来て窓ガラスはまたがたがた鳴り、ぞうきんを入れたバケツにも小さな黒い波をたてました。

 次の日一郎はあのおかし子供が、きょうからほんとうに学校へ来て本を読んだりするかどうか早く見たいような気がして、いつもより早く嘉助をさそいました。ところが嘉助のほうは一郎よりもっとそう考えていたと見えて、とうにごはんもたべ、ふろしきに包んだ本ももって家の前へ出て一郎を待っていたのでした。二人は途中もいろいろその子のことを話しながら学校へ来ました。すると運動場には小さな子供らがもう七八人集まっていて、棒かくしをしていましたが、その子はまだ来ていませんでした。またきのうのように教室の中にいるのかと思って中をのぞいて見ましたが、教室の中はしいんとしてだれもいず、黒板の上にはきのう掃除ときぞうきんでふいた跡がかわいてぼんやり白い縞しまになっていました。

「きのうのやつまだ来てないな。」一郎が言いました。

「うん。」嘉助も言ってそこらを見まわしました。

 一郎はそこで鉄棒の下へ行って、じゃみ上がりというやり方で、無理やりに鉄棒の上にのぼり両腕をだんだん寄せて右の腕木に行くと、そこへ腰掛けてきのう三郎の行ったほうをじっと見おろして待っていました。谷川はそっちのほうへきらきら光ってながれて行き、その下の山の上のほうでは風も吹いているらしく、ときどき萱かやが白く波立っていました。

 嘉助もやっぱりその柱の下でじっとそっちを見て待っていました。ところが二人はそんなに長く待つこともありませんでした。それは突然三郎がその下手のみちから灰いろの鞄かばんを右手にかかえて走るようにして出て来たのです。

「来たぞ。」と一郎が思わず下にいる嘉助へ叫ぼうとしていますと、早くも三郎はどてをぐるっとまわって、どんどん正門をはいって来ると、

お早う。」とはっきり言いました。みんなはいっしょにそっちをふり向きましたが、一人も返事をしたものがありませんでした。

 それは返事をしないのではなくて、みんなは先生はいつでも「お早うございます。」というように習っていたのですが、お互いに「お早う。」なんて言ったことがなかったのに三郎にそう言われても、一郎や嘉助はあんまりにわかで、また勢いがいいのでとうとう臆おくしてしまって一郎も嘉助も口の中でお早うというかわりに、もにゃもにゃっと言ってしまったのでした。

 ところが三郎のほうはべつだんそれを苦にするふうもなく、二三歩また前へ進むとじっと立って、そのまっ黒な目でぐるっと運動場じゅうを見まわしました。そしてしばらくだれか遊ぶ相手がないかさがしているようでした。けれどもみんなきょろきょろ三郎のほうはみていても、やはり忙しそうに棒かくしをしたり三郎のほうへ行くものがありませんでした。三郎はちょっと具合が悪いようにそこにつっ立っていましたが、また運動場をもう一度見まわしました。

 それからぜんたいこの運動場は何間なんげんあるかというように、正門から玄関まで大またに歩数を数えながら歩きはじめました。一郎は急いで鉄棒をはねおりて嘉助とならんで、息をこらしてそれを見ていました。

 そのうち三郎は向こうの玄関の前まで行ってしまうと、こっちへ向いてしばらく暗算をするように少し首をまげて立っていました。

 みんなはやはりきろきろそっちを見ています。三郎は少し困ったように両手をうしろへ組むと向こう側の土手のほうへ職員室の前を通って歩きだしました。

 その時風がざあっと吹いて来て土手の草はざわざわ波になり、運動場のまん中でさあっと塵ちりがあがり、それが玄関の前まで行くと、きりきりとまわって小さなつむじ風になって、黄いろな塵は瓶びんをさかさまにしたような形になって屋根より高くのぼりました。

 すると嘉助が突然高く言いました。

「そうだ。やっぱりあい又三郎だぞ。あいづ何かするときっと風吹いてくるぞ。」

「うん。」一郎はどうだかわからないと思いながらもだまってそっちを見ていました。三郎はそんなことにはかまわず土手のほうへやはりすたすた歩いて行きます

 そのとき先生がいつものように呼び子をもって玄関を出て来たのです。

お早うございます。」小さな子どもらはみんな集まりました。

お早う。」先生はちらっと運動場を見まわしてから、「ではならんで。」と言いながらビルルッと笛を吹きました。

 みんなは集まってきてきのうのとおりきちんとならびました。三郎もきのう言われた所へちゃんと立っています

 先生はお日さまがまっ正面なのですこしまぶしそうにしながら号令をだんだんかけて、とうとうみんなは昇降口から教室はいりました。そして礼がすむと先生は、

「ではみなさんきょうから勉強をはじめましょう。みなさんはちゃんとお道具をもってきましたね。では一年生(と二年生)の人はお習字のお手本と硯すずりと紙を出して、二年生と四年生の人は算術帳と雑記帳と鉛筆を出して、五年生と六年生の人は国語の本を出してください。」

 さあするとあっちでもこっちでも大さわぎがはじまりました。中にも三郎のすぐ横の四年生の机の佐太郎が、いきなり手をのばして二年生のかよの鉛筆ひらりととってしまったのです。かよは佐太郎の妹でした。するとかよは、

「うわあ、兄あいな、木ペン取とてわかんないな。」と言いながら取り返そうとしますと佐太郎が、

「わあ、こいつおれのだなあ。」と言いながら鉛筆をふところの中へ入れて、あとはシナ人がおじぎするときのように両手を袖そでへ入れて、机へぴったり胸をくっつけました。するとかよは立って来て、

「兄あいな、兄なの木ペンはきのう小屋でなくしてしまったけなあ。よこせったら。」と言いながら一生けん命とり返そうとしましたが、どうしてももう佐太郎は机にくっついた大きな蟹かに化石みたいになっているので、とうとうかよは立ったまま口を大きくまげて泣きだしそうになりました。

 すると三郎は国語の本をちゃんと机にのせて困ったようにしてこれを見ていましたが、かよがとうとうぼろぼろ涙をこぼしたのを見ると、だまって右手に持っていた半分ばかりになった鉛筆を佐太郎の目の前の机に置きました。

 すると佐太郎はにわかに元気になって、むっくり起き上がりました。そして、

「くれる?」と三郎にききました。三郎はちょっとまごついたようでしたが覚悟したように、「うん。」と言いました。すると佐太郎はいきなりわらい出してふところの鉛筆をかよの小さな赤い手に持たせました。

 先生は向こうで一年の子の硯すずりに水をついでやったりしていましたし、嘉助は三郎の前ですから知りませんでしたが、一郎はこれをいちばんしろちゃんと見ていました。そしてまるでなんと言ったらいいかからない、変な気持ちがして歯をきりきり言わせました。

「では二年生のひとはお休みの前にならった引き算をもう一ぺん習ってみましょう。これを勘定してごらんなさい。」先生は黒板に25-12=の数式と書きました。二年生のこどもらはみんな一生

2020-12-03

anond:20201203185705

いたよ 

新宿の某劇場近くの花屋にいて若い子にむかっていちいちそういう顔してたよ 

こきたなセクハラおじさんが

さっさとつかまりゃいいのにっておもったけど別に犯罪じゃないのかね

あほぼほぼ浮浪者な見た目だったからそっちで「保護」されるんだろ

2020-11-08

anond:20201108141523

でも夫のものを買うのに夫本人に行かせない場合自分で行かない夫がおかしいんですよねわかまり

2020-09-11

anond:20200911073124

かべに、つかまりながら

のっそのっそ

トイレいってきた

まともにあるけない

そのひとたちは

恩返しといっていたけど

やくざかなんかなんだろうね

そして

びびりのぼくは

やくざやさんに、襲われる覚えはない。

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