はてなキーワード: 存在価値とは
4月初日とかGW明けに利用急増してるらしい退職代行だけど、賛否両論あるよね。
XのTL見てて思うのは、なんでみんなサービス自体に「あり」か「なし」かっていう視点で論じてるんだろうね。
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昔自分が使ったことがあるのは、大学時代の飲食店のバイトでした。
飲食店らしく普通にブラックで、週5日/24~30時間勤務が当たり前。シフトを減らそうとしても半強制的に出勤させられ、シフト提出してない時間に入れられることも。
その時は自分から「辞めたい」って2年半働く中で2回伝えたことがあるけど、なんやかんや言いくるめられて辞めさせてもらえなかった。
就活が迫って、選考対策とかしないといけないのにシフトに拘束される毎日。
精神科に行くと躁鬱の傾向が見られるって脳の検査で診断を受けました。
あんなに自分を縛っていたバイトから解放された時は、正直実感がなかったです。
それ以降、人生が好転して就活もでき、今は第一志望の企業で働いています。仕事は充実していてとても楽しいです。
働いていた時から友人に「ブラックだよね」、辞めたと伝えたら「本当に辞められて良かったね」と言われたバ先からなんとか逃げ出せたのも、退職代行のおかげ。
自分は退職代行サービスに救ってもらった身なので、このサービスに存在価値は本当にあると思います。
一方で、新卒が初日から使ったり5月病を理由に使うのは、あまりよくないとは思うんです。
当たり前だけど辞めることは正当な権利で、それ自体は何も悪く無いと思います。
けれど、特に新卒の場合、多分会社に「辞めます」の相談もしてないんじゃ無いかな?
本当にそこが自分に合わない会社なのかどうか、判断する能力がないうちから辞めても、その後どこなら合うのかわからなくないですか?
「石の上にも3年」は古いかもしれないけど、ある程度は耐える能力も必要だと思うんです。
ってここまで書いた内容は散々議論されたであろう話。
残念ながら世の中にはまだまだブラック企業が存在してる以上、退職代行サービスはあって然るべきだけど、使い方は考えないといけないよね。って言えば済む話じゃないですか?
タチが悪いのは、YouTuberとかは「退職は当たり前の時代!」みたいな感じで退職代行使う人を応援してること。
時代の流れ的に「最低でも3年働け」っていうと炎上しそうだし、リスクマネジメントは完璧だと思う。
けど、言っちゃ悪いけど入社してすぐ退職代行使うような弱い人はそれを真に受けちゃうと思うんです。
そして、当たり前だけど退職代行を推奨するYouTuberは私たちの人生の責任をとってくれません。
入社初日で退職代行使っていいのなんて、給与条件が入社前に聞いていたのと違ったり、社宅って言われてボロアパートに共同生活させられたり、事務職の募集なのに工場で勤務させられたりとか、それくらい酷い会社じゃないと良くないと思います。そんな会社存在するわけないんですけどね。
自分の人生を自分で責任取るためにも、ある程度耐える力を養いつつ、マジでやばいところからは逃げ出すための手段として、退職代行とはうまく付き合えればいいと思うし、そのためにもこのサービスを0か100かで論じてるのが本当にナンセンスだなと思います。
最後に2つ。
辞めるっていう決断をしたんだったら、ちゃんとしたところに頼まないと後で大変なことになると思います。
ちょっと高くても弁護士か労働組合が運営してる所のやつ使って、確実に辞めましょう。
俺もバイト辞める時は「こんなちゃんとしたところで辞められるくらいお前らはブラッククソ店だよ!」とバ先に中指立てる気持ちで辞めました。
次に、新卒のみんなへ。
俺も新卒です。正直社会の厳しさを知らないので、上の文章はまだまだ楽観的かもしれないです。
けど、ちょっと辛くても頑張って成果出せれば、それもいい思い出に変わると思うんです。
やりがい搾取って思うかもしれないけど、全く努力なしに成功なんてあり得ないと思ってます。
1ヶ月経ってそろそろ週5で働くしんどさを感じ始めてるけど、一緒に頑張ろう。
この数ヶ月で、X(Twitter)のフォロー/フォロワが数人突然ご成婚したらしい。
元々同棲してたって人については遅かれ早かれなのでいいのだが、何の予告も匂わせもなく突然ご報告する人は本当にびっくりしてしまう。
自分は所詮赤の他人でしかないし、たかがSNSで10年以上やり取りしてるぐらいの関係性でしかないので何を況んやなのは百も承知しているが、それでもやっぱりびっくりしてしまうし何とも言えない感情が刺激される。
「女性声優のご報告」に騒ぐオタクの気持ちなんて微塵もわからないと思っていた自分が、SNSの知り合いのご報告であわてふためくのだから笑えてしまう。あまりに驚いたので「結婚したのか、俺以外のヤツと…」とリプライしそうになった。
しかしここまで驚くというのは逆に言うと、大変失礼ではあるがそういう興味関心すら全く無いものだと思っていたということに他ならないのだからやっぱり失礼な話である。大変申し訳ない。しかし二郎系飯と酒と買った同人誌の画像ぐらいしか上げない人から異性の匂いを嗅ぎ取れとか無理にも程がある。
ならば徐々に匂わせていればいいのか?という話なのかというとそれはそれで驚く気がするけどまだショックは小さいかもしれない。いや知らんけど。
かといって恋人できましたってご報告するのもそれはそれで痛々しく見えてしまうし自分がその立場でも絶対やらんと思う。
するとじゃあやっぱり、突然ご報告するのが最適解だということか?
いやわかるけどやっぱり急にご報告するの止めてくれ~~!!!!!!!!!!
しかし祝う気持ちは確かにあるのになんでショックを受けるのかというのを改めて冷静に考えてみると、自分が勝手に一方的に仲間だと思って勝手に裏切られたと思ってるとかいうアレなんだろうか。よくわからない。
結婚なんてしたい人がすればいいんだよと思ってはいるのだけど、やはり心の何処かで結婚できる人=「赤の他人に存在価値を認められた人」「親以外の他人にも愛された人」みたいな意識はある。
結婚していても真っ当でない奴は勿論いるが、独身者のそれよりは表に出てきにくい気がするんだよな。そこはさすが他人からの見た目を上手く装えるとでも言うのか。
SNSなんて10年もやるもんじゃないわ、本当に。ただ趣味の合うオタク同士でわいわいやりたかっただけなのに、時間の経過が見たくも無い格差を見せつける。
大学のとき固体地球物理学をやってたんだけど、研究をするにあたって観測・測定データがとても大事。
それで、たとえば大地震が起きたとき、地元の大学がデータを収集して、全世界に公開するかというと、それはしてなかった。
火山噴火のときも、それまで集めた平常時のデータと噴火時のデータを全世界に公開すれば研究は進むけど、それも直ちにはしてなかった。
なにをするかというと、そのデータを用いて、それを収集した人が論文を書く。
それで、論文を書き尽くして「もう、このデータから書ける論文はないかな」となったところで公開する。
最初から公開した方が研究は進むけど、それだとデータを収集した普通の学者が食べていけなくなる。
指導教官に「データを公開した方が良いと思うんだけど、しょうがないですかね」と言ったら
「公開した方がいいね。データの下処理を色んな人がやってくれるんなら、その方がありがたい。そこから考察するから」
と答えた。
普通の学者がデータを公開すると、こうしたデキる学者が先に論文書いてしまうので、存在価値がピンチになってしまう。
「AIの学習ズルい」と言ってる人たちは、普通の学者の主張に近いと思う。
デキる学者はAIが真似できるようなところで勝負してないんだと思う。
そもそも普通の学者に存在価値があるのかというと、これは難しい問題。
ここがAIで置き換えられるなら、それでもいいじゃんと言う気はする。