はてなキーワード: リベサヨとは
※増田より、救急車が出るレベルだという補足がありました。それであれば、その風習は何らかの改善か、廃止も必要だと思います。以下は「怪我や暴力は無かったけど、怖かったし理不尽だった」筆者の高校の話と、大学生になってからの解釈です。
(ここから)
予防接種が痛かった、とか獅子舞に噛まれて怖かった、に近い話。
※最下部に「体育会系」と何が違うのか、如何ににメジャーなイベントか、を追記しました。
https://anond.hatelabo.jp/20180527212910
私も埼玉県の某校で同様の体験をしており、体験直後には増田と同じことを思いました。
が、これが「興奮した当事者」と「何も知らない部外者」によって考察なく語られることに危険を感じたので書きます。
※筆者はこの風習を肯定的に評価していますが、「ネトウヨ」「セクハラ」「体育会系」は嫌悪しております。あしからず。
⇒誰しもドッキリの直後には怒りを覚える。筆者の義憤は間違っていない。
⇒しかし仕掛ける側は、このお化け屋敷は安全で、後々は楽しい思い出になることを知っている。
⇒経験者の大半は、この風習は負の連鎖ではなく、正の連鎖と思ってる。だから続いている。
⇒1週間、おそくとも1年後には、この筆者も仕掛ける側を楽しんでいる。それでいい。
◎お化け屋敷は巧妙にコントロールされている
⇒こういうのが苦手な子は、事前に中学校の先生から高校の先生に申し送りが言っていて、個別にネタバレがされているか、当日こっそり欠席している。
⇒主催側(応援団、生徒会等)にも、「N組の●●君にはやらないで」や、「M組の彼はお兄さんから聞いてるからサクラができる」という情報が回っている。
⇒数年に一度、これらのセーフティーネットから漏れる子もいる。そこについては心から謝罪し、救済を行わなければならない。
⇒この風習の隠れたカリキュラムは「お化け屋敷は陳腐な作り物で、お化けはいない」と学習することだ。
⇒一方、カルトや軍隊やブラック企業のやってることは、実際の存在が見えない「お化け(敵国、弱い自分、無収入の恐怖)を倒せ」であり、アトラクションを本物と騙し続けることだ。
⇒(ちなみに表のカリキュラムは極限状態の共有による仲間意識の醸成と集団への歓迎だ。ここは軍隊と共通している)
⇒これを体験した大半の生徒たちは、次に出会った「お化け」に対して、「ただのお化け屋敷かも?」と疑うことができる。
⇒この感覚は、カルトやブラック企業の洗脳に対する強力なワクチンである。
⇒ワクチンなので、副反応が出てしまう生徒もいる。ここに対する振る舞いは、確かに難しい。
⇒なので、いわゆるリベ・サヨの人は少しこの風習に対して寛容になってほしい。
⇒風習の最中に、感情が「恐怖」から「怒り」に遷移した時点で彼は被害者ではない。ことに、みんな気付いた?
⇒(まあ強いて言えば、大きい声出させられ晒されたことは被害といえなくもないが・・・)
⇒彼の、恐怖を感じるかもしれない同級生や将来の後輩のための義憤は間違いではない。
⇒が、果たして半年後も同じ感想だろうか。いまの感情のままネットで突っ走るのが正解か。
◎部外者は黙っていてほしい
⇒客観的に見れば明らかに蛮習であることは2,3年生もOBOGも先生も、みんな分かっている。
⇒なんなら地域の人も割と知ってる。
⇒が、その上でなお、それにプラスの価値を感じているから続いている。
◎まとめ
・これは、「安全に」「犯罪性がなく」「コントロールされた」極限状態を未成年のうちに体験させるイベントだ。
・このイベントはワクチンであり、ブラック企業の研修やカルトの洗脳を「鼻で笑いながら脱出できる」耐性を獲得できる。
・一見、軍隊的なものであるが、しかし実は強烈な皮肉として機能しているので、リベサヨは少し冷静に。
・この隠れたカリキュラムに気づけるのは、体験した者だけで、しかもしばらく時間をおかなければいけない。
◎その他
・これを体験したのは各県の名門校出身の証明だから、大学とか社会に出たときには共通の話題になるよ。
・むかしは1週間これをやる、って感じだったから、実はかなり現代風にライトにはなってきてるよ。
・大学で「異様な飲み会」とかに出くわしたとき、雰囲気に飲まれて被害者になってるのは、これを体験してない人たちだよ。
・「こんな体験しなくても、口で説明すればいいじゃん」という人とは議論をする気はないよ。そう賢くないのが人間だと思うよ。
・お祭りなどのコントロールされた汚れ、がこの世から減ってると思う。それで、カルトやブラック企業など、ホントの汚れに出会ったとき、逃げ出せるのかな。
(追記部分)
・「体育会系」の関係は、「上下関係が、法・正義・実力よりも優先される理不尽な世界」が、在学中はもちろん、卒業後も延々強要されるものです。
・この「異常な風習」は、入学後の1日(1週間)だけの通過イベントで、その後の関係性は1~3年生までフラットに「同窓生」です。
⇒なぜなら、仲間を迎え入れるための儀式・儀礼であり、上下関係を植え付けることが目的ではないからです。
・「バンカラ 応援歌」等で検索してください。NHKは映像が出てこないので、地元放送局か何かのをご参考に。(https://youtu.be/3MUCktbO0uQ)