はてなキーワード: チンコとは
流石にもうこの題材は通らないと思うわ。
「嘘っぱちの綺麗事を並べてその場しのぎを続ける政治家がトップに立つ」っていう小説と同じレベルだろ。
現実離れしすぎていてアホくさってなるわ。
そこまでくるならまだ「異世界転生したら『チンコからビーム出すとエルフが俺にベタぼれになるスキル <即落チンビーム>』を貰ったんだが、たまたま魔王がエルフだったので俺は魔王の旦那で実質世界を牛耳ってます」ぐらいやってくれた方がコンテンツとして価値があるでしょ
風俗嬢に説教するおじさんというのがいるらしいけど、客に説教する風俗嬢というのも確かにいる。
仕事論から人生論へと話は続き、プレイ時間のほとんどが説教で占められる。
60分を90分にしたところでチンコをいじられる時間は変わらず、説教が延びるだけ。
昔から私は口下手で、聞き役にまわることが多かった。
学生時代やってたパート先でも先輩パートタイマーから仕事論や人生論を延々と語られた。
仕事終わりに先輩の奢りで飲み屋で聞かされるなら喜んで聞いただろう。
話の内容は先輩がこれまで酷い目に逢ってきたこと、そしてこの先君も酷い目に遭うだろう、君は俺みたくなるなよという内容で、聞いていて辛かった。
先輩が“40代”で、“男性”ってところと私が“年下”だからこの関係になってしまったのだと思っていた。
そもそも来て早々にプロフィール上は51歳だけど実際は48歳という逆サバを読んでいることを明かしてきた時点でチェンジすべきだった。
しかも年齢しか見ないで指名したんだろうという突かれてほしくないポイントを突いてくる。
「うちの店40代多いけど、50代は少ないでしょ。本当の歳だと選んでもらえないんだよね。お兄さんだって48だったら呼んでなかったでしょ」
「そんなことないですよ……」
私は彼女の妊娠線を指でなぞりながら彼女の話に表向きは同調していたが、
「いずれは51歳になるんだから今からその年齢を名乗っても問題ない」
と語る嬢の謎理論には詐欺られたという思いしかなく、私のテンションはだだ下がりだった。
その後、彼女は己の仕事論について語り、仕事への向き合い方からその姿勢は性風俗業とそれ以外の業種に違いはなく、通じるものがあることや若い頃はいい加減な気持ちで働いていたこと。そしてそのような姿勢であったためにかつての雇用主から数々の罵詈雑言を浴びせられてきたこと(普通の雇用主はキャストをよいしょして気持ちよくさせるらしいが、彼女はどこの雇用主からも怒られてきたらしい)。しかし今考えばそれを言われても仕方ない。そのくらいいい加減な仕事をしていた。あのとき言われたからこそ気づけた。今の自分があるのはあの酷い言葉の数々があったからだ。だから君も上司から叱られても我慢しろ。気づかせてくれているんだ。頑張れ。と話が続いた。私は他の嬢みたくエロい話とか普通の話がしたかった。
「風俗をもっと気軽に利用してほしい。夫の相手ができない奥さんが、夫に行かせるような感じになればいい。奥さんができないことの補助として風俗を利用してほしい」
私は彼女が自腹で買ってきてくれた差し入れのミニペットボトルのお茶を飲みながらそれを聞いた。同意も否定もせず、飲んでいた。
「こういうの(差し入れ)初めてでしょ」と言われ、これは正直な話初めてだったので、そう答えると、彼女は客への思いやりが大切なのだと、客の心をつかむための手の内を客である私に明かしてくれた。
そして自分はとてもテクがあり、気の利く上玉であると自画自賛し、そこには他の嬢をくさすことも付け加えられていた。
私はこの手の話が一番嫌いだ。
その場にいない人を反論できないことをいいことに一方的にくさして、自分を良く語る人間が大嫌いだ。
(職場の上司もそのタイプだから説教を聞いていることが苦痛だ)
とはいえ今からチェンジする度胸もない私は、本音を押し殺し、「合コンのさしすせそ」でその場を合わせてしまった。
ハズレの嬢だってことはわかっていたけど、それが楽しくなってしまっている自分がいた。
けれど後になってみると、言いたいことも言えなかった自分に自己嫌悪している。
いざプレイが始まり、乳首舐めに対する私の反応の良さから嬢はずっと私の乳首を責め続けた。
しかし実際のところ玉舐めや玉噛みの方もしてほしかったので、リクエストを出してみた。だが一舐めされただけで終わってしまった。これには大変不満が残った。以前呼んだ嬢は自分の体にも玉袋があればいいのにと言うほどの玉袋好きだったが、私が袋毛の処理をしておらず、大変申し訳ないとの反省があった。そこで毛むくじゃらだった袋を舐めやすくするために痛い思いをして陰毛一本一本をピンセットで抜いたおいたのだ。抜いた毛穴からは血が滲み、肛門に近い側を抜くときは体勢がきつく苦労した。だが、それらは報われなかった。
プレイ時間の大半が嬢のお説教で占められてしまったので、短い時間で出来るだけ強い性的興奮を得るために大好きな逆ごっくんをお願いしたが、「やべえの来たな」とドン引きされてしまった。以前呼んだ嬢から「飲みたがる客は多い」と教えてもらっており、割と一般性癖なのかも思っていたのに。こちらの思いとしては、口内発射された精液を嬢が口に含んだまま、嫌がる私に無理やり口移しすることが理想なのだが、私が嫌がる前に嬢が引いてしまっては興ざめである。
さらにフェラも口内発射もNGときた。仕方ないから手で抜いてもらい、それを手で受け止めてもらい、手から口へ垂らしてもらうことにしたが、なんとも味気ない。
終わったら手についた精液を洗いに浴室へ駆けていく嬢。ベッドの上に残される私。
嬢が去り際に「疲れたでしょー」と言っていたが、私は疲れておらず、まだしたかった。その声は小さく、彼女へは届かなかった。
その後も「こんなに気持ちいいの初めてでしょ」とか「乳首責めてほしくても今まで言えてなかったんじゃない?」と言われたが
本音はNOだ。あの店にはもっとテクのある人がいるし、これまでにも乳首責めのリクエストはしてきた。
「毎回呼ぶ人を変えているのは、本当に気持ちよくしてくれる人を探してたからじゃない?」と言われたが、いろんな人としたかったからで、お気に入りを探していたわけじゃない。というかそういう情報が嬢に流れていることにビビってしまって、とにかく本音は言えなかった。
全てYESで答えた。今後呼ぶことは無いし、この場限りだし、嫌な空気にしたくなかったから。
思えば、あらゆる人間関係においてこうやって本音を言わず、我慢して、意見を言うことから逃げてきた。
今に始まったことじゃない。こんな間違いをずっと繰り返してきた。
嫌な思いを抱え込み続け、それに慣れ、そのうち自分が嫌な気持ちになっていることにすら気づかなくなっていた。
自分は平気だと、嫌な気持ちになんてなっていないんだと思い込んでいた。
けれどそれは確実に溜まり、ある日爆発する。
嫌な気持ちになった場面や言葉が、思い出そうとしているわけでもないのに次から次へと浮かび上がっては襲いかかってくる。
あのとき嫌な気持ちにさせられたのに、空気を悪くしたくないから我慢してしまった。今ならこんなふうに言い返せばよかったと思うのに。次同じことがあったら言い返してやろう。本当にできるのか?場の雰囲気、会話の流れを断ち切ってまで言えるだろうか。そもそも嫌だってことに気付けるのだろうか。後から思い返して、そこでやっと嫌なことだったと気付くくせに。
一人で勝手に不満を膨らませているだけの自滅野郎。それはわかるけど、わかったところですり減ってしまった心が回復するわけでもなし。
誰と会っても嫌になる。誰もが傷つけてくるから誰とも関わりたくない。
そうやって部屋にこもり、連絡を絶ち、周りに心配をかけてきた。
こんなこともう終わりにしたい。
そう思っている。
なのに繰り返してしまう。
周りの人たちは言ってくれた。「もっと言っていい」「本当の気持ちを話してほしい」と。
でもそれができない。我慢しすぎて、自分の本当の気持ちが何なのかさえわからないから。本音ってなに?
逆ごっくんだって本当は飲まされたいのに飲みたくないふりをして嘘をつく。どこまで本音を押し殺しているんだ。自分に失望する。
人の愚痴を聞くときは何も反論せず、相手が話したいだけ話してもらう。それを最後まで聞こうとする。
説教でそれをしてしまうと「こいつ本当にわかっているのか?話聞いているのか?」となってしまい、説教が終わらない。
違いがわかったところで、相手の話は最後まで聞かないとって思ってしまって、長々と叱られる。心の体力が削られ続ける。
削られても仕方のないことをしたのだから耐えるしかないと言い聞かせ、じっと耐える。
子供のころから母の愚痴を聞くことに堪え続けていたので、耐えて聞くことに慣れてしまったのかもしれない。
私の軽口が、母が過去に親から受けた虐待の記憶の地雷をうっかり踏んでしまい、止まらない愚痴を聞くことが多かった。
あの時も地雷を踏んだ自分が悪い、自分は酷い目に遭った母の話を聞かないといけない役目なんだって思いがあった。
聞くのを止めて、その場から逃げてしまえばいいと言う人もいるかもしれない。たしかに学生時代に相談室のカウンセラーから「お母さんにはカウンセラーがいるんだからその人に任せればいい。あなたはカウンセラーじゃないから。その役目はしなくてもいい」と言われたことがあったけれど。しかし酷い目に遭った話をしている人にそんなぞんざいな態度をとれるだろうか。俺にはできなかった。
自分でも思うけど、人との接し方を間違えていると思う。
けど愚痴を言い終えた人から感謝されたり、信頼されたり、心の深いところにある思いを明かしてもらえたりすると、この姿勢も悪くないのではと思ってしまう。人の役に立っているのではと思うと、こんな生き方も間違っていないではと思うことがあり、変えられずにいる。
聞くことが良い場面と、その逆で自分の思いを伝えないといけない場面もあるのだろう。だけど言わないといけない場面はいつだって怖くって、尻込みして言えないまま。言えなくて、苦しくなって、自滅してを繰り返してばかり。
やっぱり言えるようになりたい。生き方を変えたい。
すげえ辛い……。
何で俺こんなにカラオケって苦手なんだろうって不思議だったんだけど、人気のある歌を調べているうちにハッキリしたわ。
それは接待の場でも変わらなくて、むしろこれといった主張が存在しない恋愛ソングこそが最も接待向きで無難な歌と認識されている。
なんだよそれ。
俺は20歳も年の離れたオッサンの前で愛の告白をする気もないし、取引先の人間に好きな女性のタイプの話だってしたくもねえよ。
しかもいまや結婚≒恋愛結婚みたいな時代を生きた人間だらけでさ、恋愛の話ってそんなに興味がないと言ったら「結婚しないの?マジで?非生産的な人生だねー」って絡み方までされやがるとたき。
いやちげーよ。
俺は単にお前らと恋愛の話をしたくねえんだよ。
人をそんな状況に追い込んでおいて、自分たちはそれなりに金もらって人生あとは年金もらうだけみたいな連中のために、どうして俺が結婚の素晴らしさを歌にしなきゃならないんだ。
本当に気持ち悪い。
自分の性器が気持ちよくなって、承認欲求が満たされるんだから、個人個人からみたら最高だけど、それで幸せになるのは自分たちだけじゃねえか。
偉いって言うなら、毎日会社のトイレを掃除してくれているおばちゃんの方がよっぽど偉いと俺は思うね。
和式便所にヘッタクソなウンコの飛び散らせ方されて、実質個室一個使えなくなっていたのが、次の日の朝にはきれいに無くなっていたのを見たときは感動すら覚えたよ。
やるべきことをやるってのは、なにもチンコをマンコに突っ込んで子供を作ることだけじゃねえし、そうやって自分の子孫を残すことそのものに意味があるんじゃなくて、そうやって生まれてきた人間が何をやるかじゃないのか。
楽しくもねえトイレ掃除をしょうもねえ金でやってくれる誰かに俺たちの人生は支えられているんだよ。
あんな安っぽいお涙頂戴を自分の口から垂れ流したくなんて無いよ。
やっぱやめだ。
俺がカラオケをこんなにも嫌いなのは、世の中で有難がられている価値観がどうにも俺には合わないからだ。
そして俺にはそれに逆らうだけの力なんて無くて、なんとかくっせえ臭いのするぶっさいくな仮面をかぶって毎日心をすり減らして生きているんだって再認識させられるから、こんなにもカラオケってのが無理なんだ。
畜生……なくなってくれよ。
カラオケがじゃねえよ。