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はてなキーワード: ゲルとは

2024-10-03

ゲル政権の集合写真やばすぎワロチ 理系オタクの集合写真かよ

仕事ができれば見た目とかどうでもいいとかそういう思想

さすがに見た目にも気を使えよ

中身のヤバさが外見に現れてるとしか思えないんだよな

2024-10-02

維新が石破内閣を評して「敵前逃亡内閣」といっていたけど

そこは「逃ゲル内閣」のほうが受けると思う。

2024-10-01

anond:20241001194739

「石破さんのゲルというあだ名は失礼だという人がいるけど、そんなことはない。本人もゲルと呼ばれて喜んでる」みたいなポストをみかけたから、どんな人がゲルというニックネーム非難してるんだろうとXを検索してみたけど、喜んでゲル呼びしてる人らしか見つからなかった。

2024-09-30

https://anond.hatelabo.jp/20240930202150三四郎はすぐ床へはいった。三四郎勉強家というよりむしろ※(「彳+低のつくり」、第3水準1-84-31)徊家なので、わりあい書物を読まない。その代りある掬すべき情景にあうと、何べんもこれを頭の中で新たにして喜んでいる。そのほうが命に奥行があるような気がする。きょうも、いつもなら、神秘講義最中に、ぱっと電燈がつくところなどを繰り返してうれしがるはずだが、母の手紙があるので、まず、それから片づけ始めた。

 手紙には新蔵が蜂蜜をくれたから、焼酎を混ぜて、毎晩杯に一杯ずつ飲んでいるとある。新蔵は家の小作人で、毎年冬になると年貢米を二十俵ずつ持ってくる。いたって正直者だが、癇癪が強いので、時々女房を薪でなぐることがある。――三四郎は床の中で新蔵が蜂を飼い出した昔の事まで思い浮かべた。それは五年ほどまえである。裏の椎の木に蜜蜂が二、三百匹ぶら下がっていたのを見つけてすぐ籾漏斗に酒を吹きかけて、ことごとく生捕にした。それからこれを箱へ入れて、出入りのできるような穴をあけて、日当りのいい石の上に据えてやった。すると蜂がだんだんふえてくる。箱が一つでは足りなくなる。二つにする。また足りなくなる。三つにする。というふうにふやしていった結果、今ではなんでも六箱か七箱ある。そのうちの一箱を年に一度ずつ石からおろして蜂のために蜜を切り取るといっていた。毎年夏休みに帰るたびに蜜をあげましょうと言わないことはないが、ついに持ってきたためしがなかった。が、今年は物覚えが急によくなって、年来の約束を履行したものであろう。

 平太郎おやじ石塔を建てたから見にきてくれろと頼みにきたとある。行ってみると、木も草もはえていない庭の赤土のまん中に、御影石でできていたそうである。平太郎はその御影石が自慢なのだと書いてある。山から切り出すのに幾日とかかかって、それから石屋に頼んだら十円取られた。百姓や何かにはわからないが、あなたのとこの若旦那大学校はいっているくらいだから、石の善悪はきっとわかる。今度手紙のついでに聞いてみてくれ、そうして十円もかけておやじのためにこしらえてやった石塔をほめてもらってくれと言うんだそうだ。――三四郎はひとりでくすくす笑い出した。千駄木の石門よりよほど激しい。

 大学制服を着た写真をよこせとある三四郎はいつか撮ってやろうと思いながら、次へ移ると、案のごとく三輪田のお光さんが出てきた。――このあいだお光さんのおっかさんが来て、三四郎さんも近々大学卒業なさることだが、卒業したら家の娘をもらってくれまいかという相談であった。お光さんは器量もよし気質も優しいし、家に田地もだいぶあるし、その上家と家との今までの関係もあることだから、そうしたら双方ともつごうがよいだろうと書いて、そのあとへ但し書がつけてある。――お光さんもうれしがるだろう。――東京の者は気心が知れないから私はいやじゃ。

 三四郎手紙を巻き返して、封に入れて、枕元へ置いたまま目を眠った。鼠が急に天井であばれだしたが、やがて静まった。

 三四郎には三つの世界ができた。一つは遠くにある。与次郎のいわゆる明治十五年以前の香がする。すべてが平穏である代りにすべてが寝ぼけている。もっとも帰るに世話はいらない。もどろうとすれば、すぐにもどれる。ただいざとならない以上はもどる気がしない。いわば立退場のようなものである三四郎は脱ぎ棄てた過去を、この立退場の中へ封じ込めた。なつかしい母さえここに葬ったかと思うと、急にもったいなくなる。そこで手紙が来た時だけは、しばらくこの世界に※(「彳+低のつくり」、第3水準1-84-31)徊して旧歓をあたためる。

 第二の世界のうちには、苔のはえ煉瓦造りがある。片すみから片すみを見渡すと、向こうの人の顔がよくわからないほどに広い閲覧室がある。梯子をかけなければ、手の届きかねるまで高く積み重ねた書物がある。手ずれ、指の垢で、黒くなっている。金文字で光っている。羊皮、牛皮、二百年前の紙、それからすべての上に積もった塵がある。この塵は二、三十年かかってようやく積もった尊いである。静かな明日に打ち勝つほどの静かな塵である

 第二の世界に動く人の影を見ると、たいてい不精な髭をはやしている。ある者は空を見て歩いている。ある者は俯向いて歩いている。服装は必ずきたない。生計はきっと貧乏である。そうして晏如としている。電車に取り巻かれながら、太平空気を、通天に呼吸してはばからない。このなかに入る者は、現世を知らないから不幸で、火宅をのがれるからいである。広田先生はこの内にいる。野々宮君もこの内にいる。三四郎はこの内の空気をほぼ解しえた所にいる。出れば出られる。しかしせっかく解しかけた趣味を思いきって捨てるのも残念だ。

 第三の世界はさんとして春のごとくうごいている。電燈がある。銀匙がある。歓声がある。笑語がある。泡立つシャンパンの杯がある。そうしてすべての上の冠として美しい女性がある。三四郎はその女性の一人に口をきいた。一人を二へん見た。この世界三四郎にとって最も深厚な世界である。この世界は鼻の先にある。ただ近づき難い。近づき難い点において、天外の稲妻一般である三四郎は遠くからこの世界をながめて、不思議に思う。自分がこの世界のどこかへはいらなければ、その世界のどこかに欠陥ができるような気がする。自分はこの世界のどこかの主人公であるべき資格を有しているらしい。それにもかかわらず、円満の発達をこいねがうべきはずのこの世界がかえってみずからを束縛して、自分自由に出入すべき通路をふさいでいる。三四郎にはこれが不思議であった。

 三四郎は床のなかで、この三つの世界を並べて、互いに比較してみた。次にこの三つの世界をかき混ぜて、そのなかからつの結果を得た。――要するに、国から母を呼び寄せて、美しい細君を迎えて、そうして身を学問にゆだねるにこしたことはない。

 結果はすこぶる平凡である。けれどもこの結果に到着するまえにいろいろ考えたのだから思索の労力を打算して、結論価値上下やす思索自身からみると、それほど平凡ではなかった。

 ただこうすると広い第三の世界を眇たる一個の細君で代表させることになる。美しい女性はたくさんある。美しい女性翻訳するといろいろになる。――三四郎広田先生にならって、翻訳という字を使ってみた。――いやしくも人格上の言葉翻訳のできるかぎりは、その翻訳から生ずる感化の範囲を広くして、自己個性を全からしむるために、なるべく多くの美しい女性接触しなければならない。細君一人を知って甘んずるのは、進んで自己の発達を不完全にするようなものである

 三四郎論理をここまで延長してみて、少し広田さんにかぶれたなと思った。実際のところは、これほど痛切に不足を感じていなかったかである

 翌日学校へ出ると講義は例によってつまらないが、室内の空気は依然として俗を離れているので、午後三時までのあいだに、すっかり第二の世界の人となりおおせて、さも偉人のような態度をもって、追分交番の前まで来ると、ばったり与次郎出会った。

「アハハハ。アハハハ

 偉人の態度はこれがためにまったくくずれた。交番巡査さえ薄笑いをしている。

「なんだ」

「なんだもないものだ。もう少し普通人間らしく歩くがいい。まるでロマンチックアイロニーだ」

 三四郎にはこの洋語意味がよくわからなかった。しかたがないから、

「家はあったか」と聞いた。

「その事で今君の所へ行ったんだ――あすいよいよ引っ越す。手伝いに来てくれ」

「どこへ越す」

西片町十番地への三号。九時までに向こうへ行って掃除をしてね。待っててくれ。あとから行くから。いいか、九時までだぜ。への三号だよ。失敬」

 与次郎は急いで行き過ぎた。三四郎も急いで下宿へ帰った。その晩取って返して、図書館ロマンチックアイロニーという句を調べてみたら、ドイツのシュレーゲルが唱えだした言葉で、なんでも天才というものは、目的努力もなく、終日ぶらぶらぶらついていなくってはだめだという説だと書いてあった。三四郎はようやく安心して、下宿へ帰って、すぐ寝た。

 あくる日は約束から天長節にもかかわらず、例刻に起きて、学校へ行くつもりで西片町十番地へはいって、への三号を調べてみると、妙に細い通りの中ほどにある。古い家だ。

 玄関の代りに西洋間が一つ突き出していて、それと鉤の手に座敷がある。座敷のうしろ茶の間で、茶の間の向こうが勝手下女部屋と順に並んでいる。ほかに二階がある。ただし何畳だかわからない。

 三四郎掃除を頼まれたのだが、べつに掃除をする必要もないと認めた。むろんきれいじゃない。しかし何といって、取って捨てべきものも見当らない。しいて捨てれば畳建具ぐらいなものだと考えながら、雨戸だけをあけて、座敷の椽側へ腰をかけて庭をながめていた。

 大きな百日紅がある。しかしこれは根が隣にあるので、幹の半分以上が横に杉垣から、こっちの領分おかしているだけである。大きな桜がある。これはたしかに垣根の中にはえている。その代り枝が半分往来へ逃げ出して、もう少しすると電話妨害になる。菊が一株ある。けれども寒菊とみえて、いっこう咲いていない。このほかにはなんにもない。気の毒なような庭である。ただ土だけは平らで、肌理が細かではなはだ美しい。三四郎は土を見ていた。じっさい土を見るようにできた庭である

 そのうち高等学校天長節の式の始まるベルが鳴りだした。三四郎ベルを聞きながら九時がきたんだろうと考えた。何もしないでいても悪いから、桜の枯葉でも掃こうかしらんとようやく気がついた時、また箒がないということを考えだした。また椽側へ腰をかけた。かけて二分もしたかと思うと、庭木戸がすうとあいた。そうして思いもよらぬ池の女が庭の中にあらわれた。

 二方は生垣で仕切ってある。四角な庭は十坪に足りない。三四郎はこの狭い囲いの中に立った池の女を見るやいなや、たちまち悟った。――花は必ず剪って、瓶裏にながむべきものである

 この時三四郎の腰は椽側を離れた。女は折戸を離れた。

「失礼でございますが……」

 女はこの句を冒頭に置いて会釈した。腰から上を例のとおり前へ浮かしたが、顔はけっして下げない。会釈しながら、三四郎を見つめている。女の咽喉が正面から見ると長く延びた。同時にその目が三四郎の眸に映った。

 二、三日まえ三四郎美学教師からグルーズの絵を見せてもらった。その時美学教師が、この人のかいた女の肖像はことごとくヴォラプチュアスな表情に富んでいると説明した。ヴォラプチュアス! 池の女のこの時の目つきを形容するにはこれよりほかに言葉がない。何か訴えている。艶なるあるものを訴えている。そうしてまさしく官能に訴えている。けれども官能の骨をとおして髄に徹する訴え方である。甘いものに堪えうる程度をこえて、激しい刺激と変ずる訴え方である。甘いといわんよりは苦痛である。卑しくこびるのとはむろん違う。見られるもののほうがぜひこびたくなるほどに残酷な目つきであるしかもこの女にグルーズの絵と似たところは一つもない。目はグルーズのより半分も小さい。

広田さんのお移転になるのは、こちらでございましょうか」

「はあ、ここです」

 女の声と調子に比べると、三四郎の答はすこぶるぶっきらぼうである三四郎も気がついている。けれどもほかに言いようがなかった。

「まだお移りにならないんでございますか」女の言葉ははっきりしている。普通のようにあとを濁さない。

「まだ来ません。もう来るでしょう」

 女はしばしためらった。手に大きな籃をさげている。女の着物は例によって、わからない。ただいつものように光らないだけが目についた。地がなんだかぶつぶつしている。それに縞だか模様だかある。その模様がいかにもでたらめである

 上から桜の葉が時々落ちてくる。その一つが籃の蓋の上に乗った。乗ったと思ううちに吹かれていった。風が女を包んだ。女は秋の中に立っている。

あなたは……」

 風が隣へ越した時分、女が三四郎に聞いた。

掃除に頼まれて来たのです」と言ったが、現に腰をかけてぽかんとしていたところを見られたのだから三四郎自分おかしくなった。すると女も笑いながら、

「じゃ私も少しお待ち申しましょうか」と言った。その言い方が三四郎に許諾を求めるように聞こえたので、三四郎は大いに愉快であった。そこで「ああ」と答えた。三四郎の了見では、「ああ、お待ちなさい」を略したつもりである。女はそれでもまだ立っている。三四郎はしかたがないから、

あなたは……」と向こうで聞いたようなことをこっちからも聞いた。すると、女は籃を椽の上へ置いて、帯の間から、一枚の名刺を出して、三四郎にくれた。

 名刺には里見美禰子とあった。本郷真砂町から谷を越すとすぐ向こうである三四郎がこの名刺をながめているあいだに、女は椽に腰をおろした。

あなたにはお目にかかりましたな」と名刺を袂へ入れた三四郎が顔をあげた。

「はあ。いつか病院で……」と言って女もこっちを向いた。

「まだある」

それから池の端で……」と女はすぐ言った。よく覚えている。三四郎はそれで言う事がなくなった。女は最後に、

「どうも失礼いたしました」と句切りをつけたので、三四郎は、

「いいえ」と答えた。すこぶる簡潔である。二人は桜の枝を見ていた。梢に虫の食ったような葉がわずかばかり残っている。引っ越し荷物はなかなかやってこない。

「なにか先生に御用なんですか」

 三四郎は突然こう聞いた。高い桜の枯枝を余念なくながめていた女は、急に三四郎の方を振りむく。あらびっくりした、ひどいわ、という顔つきであった。しかし答は尋常である

「私もお手伝いに頼まれました」

 三四郎はこの時はじめて気がついて見ると、女の腰をかけている椽に砂がいっぱいたまっている。

「砂でたいへんだ。着物がよごれます

「ええ」と左右をながめたぎりである。腰を上げない。しばらく椽を見回した目を、三四郎に移すやいなや、

掃除はもうなすったんですか」と聞いた。笑っている。三四郎はその笑いのなかに慣れやすいあるものを認めた。

「まだやらんです」

「お手伝いをして、いっしょに始めましょうか」

 三四郎はすぐに立った。女は動かない。腰をかけたまま、箒やはたきのありかを聞く。三四郎は、ただてぶらで来たのだから、どこにもない、なんなら通りへ行って買ってこようかと聞くと、それはむだだから、隣で借りるほうがよかろうと言う。三四郎はすぐ隣へ行った。さっそく箒とはたきと、それからバケツ雑巾まで借りて急いで帰ってくると、女は依然としてもとの所へ腰をかけて、高い桜の枝をながめていた。

「あって……」と一口言っただけである

 三四郎は箒を肩へかついで、バケツを右の手へぶら下げて「ええありました」とあたりまえのことを答えた。

 女は白足袋のまま砂だらけの椽側へ上がった。歩くと細い足のあとができる。袂から白い前だれを出して帯の上から締めた。その前だれの縁がレースのようにかがってある。掃除をするにはもったいないほどきれいなである。女は箒を取った。

「いったんはき出しましょう」と言いながら、袖の裏から右の手を出して、ぶらつく袂を肩の上へかついだ。きれいな手が二の腕まで出た。かついだ袂の端からは美しい襦袢の袖が見える。茫然として立っていた三四郎は、突然バケツを鳴らして勝手口へ回った。

 美禰子が掃くあとを、三四郎雑巾をかける。三四郎が畳をたたくあいだに、美禰子が障子をはたく。どうかこうか掃除がひととおり済んだ時は二人ともだいぶ親しくなった。

 三四郎バケツの水を取り換えに台所へ行ったあとで、美禰子がはたきと箒を持って二階へ上がった。

ちょっと来てください」と上から三四郎を呼ぶ。

「なんですか」とバケツをさげた三四郎梯子段の下から言う。女は暗い所に立っている。前だれだけがまっ白だ。三四郎バケツをさげたまま二、三段上がった。女はじっとしている。三四郎はまた二段上がった。薄暗い所で美禰子の顔と三四郎の顔が一尺ばかりの距離に来た。

「なんですか」

「なんだか暗くってわからないの」

「なぜ」

「なぜでも」

 三四郎は追窮する気がなくなった。美禰子のそばをすり抜けて上へ出た。バケツを暗い椽側へ置いて戸をあける。なるほど桟のぐあいがよくわからない。そのうち美禰子も上がってきた。

「まだあからなくって」

 美禰子は反対の側へ行った。

「こっちです」

 三四郎は黙って、美禰子の方へ近寄った。もう少しで美禰子の手に自分の手が触れる所で、バケツに蹴つまずいた。大きな音がする。ようやくのことで戸を一枚あけると、強い日がまともにさし込んだ。まぼしいくらいである。二人は顔を見合わせて思わず笑い出した。

 裏の窓もあける。窓には竹の格子がついている。家主の庭が見える。鶏を飼っている。美禰子は例のごとく掃き出した。三四郎は四つ這いになって、あとから拭き出した。美禰子は箒を両手で持ったまま、三四郎の姿を見て、

「まあ」と言った。

 やがて、箒を畳の上へなげ出して、裏の窓の所へ行って、立ったまま外面をながめている。そのうち三四郎も拭き終った。ぬれ雑巾バケツの中へぼちゃんとたたきこんで、美禰子のそばへ来て並んだ。

「何を見ているんです」

「あててごらんなさい」

「鶏ですか」

「いいえ」

「あの大きな木ですか」

「いいえ」

「じゃ何を見ているんです。ぼくにはわからない」

「私さっきからあの白い雲を見ておりますの」

 なるほど白い雲が大きな空を渡っている。空はかぎりなく晴れて、どこまでも青く澄んでいる上を、綿の光ったような濃い雲がしきりに飛んで行く。風の力が激しいと見えて、雲の端が吹き散らされると、青い地がすいて見えるほどに薄くなる。あるいは吹き散らされながら、塊まって、白く柔かな針を集めたように、ささくれだつ。美禰子はそのかたまりを指さして言った。

駝鳥の襟巻に似ているでしょう」

 三四郎ボーアという言葉を知らなかった。それで知らないと言った。美禰子はまた、

「まあ」と言ったが、すぐ丁寧にボーア説明してくれた。その時三四郎は、

「うん、あれなら知っとる」と言った。そうして、あの白い雲はみんな雪の粉で、下から見てあのくらいに動く以上は、颶風以上の速度でなくてはならないと、このあいだ野々宮さんから聞いたとおりを教えた。美禰子は、

「あらそう」と言いながら三四郎を見たが、

「雪じゃつまらないわね」と否定を許さぬような調子であった。

「なぜです」

「なぜでも、雲は雲でなくっちゃいけないわ。こうして遠くからながめているかいがないじゃありませんか」

「そうですか」

「そうですかって、あなたは雪でもかまわなくって」

あなたは高い所を見るのが好きのようですな」

「ええ」

 美禰子は竹の格子の中から、まだ空をながめている。白い雲はあとから、あとから、飛んで来る。

 ところへ遠くから荷車の音が聞こえる。今静かな横町を曲がって、こっちへ近づいて来るのが地響きでよくわかる。三四郎は「来た」と言った。美禰子は「早いのね」と言ったままじっとしている。車の音の動くのが、白い雲の動くのに関係でもあるように耳をすましている。車はおちついた秋の中を容赦なく近づいて来る。やがて門の前へ来てとまった。

 三四郎は美禰子を捨てて二階を駆け降りた。三四郎玄関へ出るのと、与次郎が門をはいるのとが同時同刻であった。

「早いな」と与次郎がまず声をかけた。

「おそいな」と三四郎が答えた。美禰子とは反対である

「おそいって、荷物を一度に出したんだからしかたがない。それにぼく一人だから。あとは下女車屋ばかりでどうすることもできない」

先生は」

先生学校

 二人が話を始めているうちに、車屋荷物おろし始めた。下女はいって来た。台所の方を下女車屋に頼んで、与次郎三四郎書物西洋間へ入れる。書物がたくさんある。並べるのは一仕事だ。

里見お嬢さんは、まだ来ていないか

「来ている」

「どこに」

「二階にいる」

「二階に何をしている」

「何をしているか、二階にいる」

冗談じゃない」

 与次郎は本を一冊持ったまま、廊下伝いに梯子段の下まで行って、例のとおりの声で、

里見さん、里見さん。書物をかたづけるからちょっと手伝ってください」と言う。

「ただ今参ります

 箒とはたきを持って、美禰子は静かに降りて来た。

「何をしていたんです」と下から与次郎がせきたてるように聞く。

「二階のお掃除」と上から返事があった。

 降りるのを待ちかねて、与次郎は美禰子を西洋間の戸口の所へ連れて来た。車力のおろし書物がいっぱい積んである三四郎がその中へ、向こうむきにしゃがんで、しきりに何か読み始めている。

「まあたいへんね。これをどうするの」と美禰子が言った時、三四郎はしゃがみながら振り返った。にやにや笑っている。

「たいへんもなにもありゃしない。これを部屋の中へ入れて、片づけるんです。いまに先生も帰って来て手伝うはずだからわけはない。――君、しゃがんで本なんぞ読みだしちゃ困る。あとで借りていってゆっくり読むがいい」と与次郎が小言を言う。

 美禰子と三四郎が戸口で本をそろえると、それを与次郎が受け取って部屋の中の書棚へ並べるという役割ができた。

「そう乱暴に、出しちゃ困る。まだこの続きが一冊あるはずだ」と与次郎が青い平たい本を振り

2024-09-28

ゲルが勝ったので今後の日本がしばらく強めの不景気になる前提で投資したいんだけど

株を売り浴びせとくのは資金的に無理なのと長期投資にしたいんで

国内投資信託アメリカ投資信託に買い替えとくぐらいができることの関の山って感じかなあ

国内現物は換金して他国のものに変えといて不況になったら買い戻すと。でも自分の住んでる家とかでそんなことできないしなあ

自民党政権運営どうするつもりなん?

派閥

今回でまじで使い物にならなくなった

ここにゲルがたたみかけて裏金を少しでも厳格規制したら

おカネでつながる保守の絆もなくなる

どうやってまとまるつもりなんだ?

自民党は良くも悪くも守備範囲が広いのがウリ(天皇侮辱する教団と仲がいい「保守政党」って自民党じゃなければギャグ

だったのに

派閥が消えるとカネで繋がってた選挙互助会野合というのも壊れてしま

ホントにどうなるんだ?

2024-09-27

安倍ちゃん、ガースー、キッシーとこれまできてるわけだけど、次のあだ名は何になるの?

ゲルはなんか嫌だな。可愛くない。

決選投票時の霞が関雰囲気

投票前「やっぱりサナエか、仕事戻ろ」

開票時「え、ゲル!?、おーっ!」

から滅びた

岸田文雄

https://twitter.com/kishida230/status/1839562139696312439

本日自民党総裁選挙の結果、新総裁石破茂さんとなりました。

石破新総裁のもと、自民党は一致団結して政治の責任を果たし、国民共感を得られる政治を実現しなければなりません。

私も一兵卒となって自民党を支えて参ります

ありがとうございました。

リプライをみて、高市支持者の行儀の悪さが敗因という説に説得力があると思いました。

リプ欄むごい。そりゃ高市さん負けるわ





石破支持に回ったそうで。最後最後までカスでしたね。自民党を終わらせたかったんですか?民意を見てください。これがあなた方が招いた結果です。さよなら自民党

石破総裁のうちは自民党には投票しません

自民党、終了です。これから日本保守党応援します。

嘘つき野郎💢党員票の多い方に入れるって言ったのに入れてないじゃん💢嘘つきの文雄

石破総理日本終了と、Twitterトレンドになりましたよ。

早く解散しないからとんでもない結果を招いた

自民党の終わり石破さんが総裁首相だなんて最悪最悪最悪‼️高市さんを総裁にすべきだった自民党は見る目ない早く解散して終わらせましょう国民生活はたまらない‼️国会議員国籍開示は必須だどれだけ偽ってることか

最低から最悪への政権交代😮‍💨次の総裁選も高市早苗さんを支援します。日本を諦めるわけにはいかないんです。

お前は次の選挙落選だよ石破では国民共感を得られる訳がないだろう高市さんじゃなかったか自民党は終わりだよ

石破さんでは選挙は勝てないでしょうね😅

申し訳ないが党員をやめようかと思っています。#自民党員やめる

自民党終了の序章です。

私は自民党からバイバイします👋

貴方最後最後まで自民党保守岩盤支持層裏切りました。

石破を選ぶとは…もう自民党には何の魅力も感じない。党員をやめる。

日本終了。国を壊して何が楽しいんですか?あんたらに税金は払いたくありません

自民了解しろ

いえ、退役してください

最後最後まで国民を苦しめるとは

支えてもらわなくてけっこうです。もうこれを期に引っ込んでて下さい。

辞める間際まで。。。絶対に許さんからな😡💢

高市さんならなんとか腐った自民党国民が期待し支持しようとしてたのに石破を選んでわざわざ自滅の道を選ぶとは、、次の総選挙では自民党惨敗ですそれくらい解らないのですか?

あなた自民党を弱体化させて、本日自民党終焉が決まりました。国民はおろか党員の声も聞かず最悪の総裁を選んだあなた方は次の衆議院選挙で、その愚かさを思い知るでしょうね。

ゲル首相誕生!♯自民党死亡の日庶民をナメたらどうなるか、先ず次の選挙首相応援演説を受けた方に判断してもらおうか( ´艸`)

今度の選挙自民党は終わります!残念です!自民党日本台無しになります!

私は自民党員です!日本終了ですね!岸田元総理→「石破新総裁のもと、自民党は一致団結して政治の責任を果たし、国民共感を得られる政治を実現しなければなりません」私→自民党議員の方達に失望しました!きっと国民共感を得られず総選挙で結果がわかるでしょう(;゚д゚)残念です

自民党から人は離れるでしょうね。これから移民政策のせいで自衛必要になるでしょう。大増税来ると思いますが、税金対策はしっかりしていきたいと思います。岸田さんはよくやった部分もあり、やらなかった部分もあります。良い部分と悪い部分を足したらかなりマイナスでした。特に国内

情け無い自民党議員たち‼️

麻生さんは拍手して無い、しかも顔が険しいね。それなのに貴方ヘラヘラして拍手とは、どんだけ危機感が無いのだか。これをみれば自民党は内部崩壊確実でしょう。もう終わってますね。

自民党って私利私欲の塊だったな。次の選挙で思い知らせてあげますよ👊

日本自民党が復活出来るかの最後のチャンスをあんたら自民党台無しにした。何が石破だよ。未来永劫、自民党はもう支持しない。

じぃさんたち、絶対石破さんに入れましたよね?高市さんは女性から…って理由で😇

自民党リベラルだと理解したので、私は二度と自民党には入れません。

黙れ!反日!!😡

これで少なくとも保守層は自民党から離れるでしょうね🤔🏢

これで次の選挙は大負けですね。

あ~あ。やっちまったなぁ!

元岸田総理長い間お疲れ様でした。そして図々しく最後最後まで国民を苦しめ、外人に優しくあなたへの恨みは一生忘れません。自民党の終わりを願います

自民党保守と名乗るな

今回の総裁選で、安倍さんが凶弾に倒れた時と同じ顔に見てました。

自民党…終了…結局、自民党員って本当に馬鹿しかいなかったって事ですね。次の選挙絶対自民党投票しない。

最低から最悪へ政権交代😮‍💨次の総裁選でも高市早苗さんを応援します。日本を諦めるわけにはいきません。

冷飯食わされ続けたゲルが泣くまで待ったホトトギスになり

キングメーカーになろうとしてセクシーに沈んだガースー

石破憎しだけで場当たり的に動いた結果力を失った麻生現在の心境を想像すると

メシウマが止まらない

 

日本始まったな

先週買ったもの

・AC6のプラモ

ナイトフォールとスティールヘイズ×2と武器セット

スコープドッグプラモ

本体拡張セット3-5

バルキリープラモ

VF-22S シュトゥルムボーゲルⅡ ガムリン

今週買ったもの

ガンプラ

ライトニングバスターガンダム

フィギュアーツ

真骨彫イーヴィルティガとオートバジンベータスパークアーマーセット

・METAL ROBOT魂

シラヌイアカツキ

明日届くもの

フィギュアーツ

シールケと真骨彫バロン

・30MS

アーム&レッグのブラウン






こんなに買ってるのにどれから手をつけていいのかわかんなくてほとんど放ったらかしになってる

総理ゲルって

結局ジジイじゃん

まだまだ腐った日本は続くぞ

anond:20240927154037

むごい話だよな。

麻生のおやびんの支持に従ったんだろうけど

ゲルの一発過半数を阻止するために貸した議員早苗に突っ込んだんやな

あーあ。ゲルかよ

こりゃ立民は終わりだな。次の選挙負けるわ。

合唱

一方で維新の会ガッツポーズだろ

経済保守の票が流れる

2024-09-20

anond:20240920151708

ソフトならワンデイで素材がシリコンハイドロゲルのを選ぶといい

アキュビューならオアシスがその素材

付け外しが下手だと目を痛めてる可能性があるから特に外すとき練習をとにかくする

最初は4時間くらいから徐々にならす

異物感が強いならBCが合ってない可能性があるから同じ素材でBCが違う別製品にする。結構製品との相性あるよ

2024-09-19

ひきミートおじさんのワイは一足はやくお昼にしたやで

今日の昼餉はワンパンきのクリパスタ

その一部始終をくまなくご紹介していくやで

まず舞茸を焼いてくやで

1/2株…はもったいないから1/4株を手で割いてフライパンで乾煎りするやで

1株78円やったけど大事に使うで

フライ返しで押さえつけるとピィーゆうて菌糸生命体が泣き叫ぶけど慈悲はないやで

ワイの昼餉になるんやで

だいぶ水分が抜けてペシャンコになり焦げ目が見えたらオリーブ油

…は高いから切らしてるんやったわ

サラダ油を少しなじませて軽く塩ふって下味つけたら皿に避けとくやで

もちろんあとでパスタ盛る皿やで 洗い物減らしたいやんな

さっきまで炒ってたフライパンに水350mlを計って入れるやで

このデジタルスケールはアリエクで売ってた安くて正確らしいやつやで

なんやようガジェットブログとかでも見かけるやつやわ

長年つかっとるから天板がバコーン外れたか接着剤でつけなおした気がするが

元々雑に二本線状に貼られた両面テープで固定されてただけやったで

ともかく水に顆粒コンソメ小さじ1半と塩をひとつまみ入れて沸かすやで

ひとつまみは3本指やけど麺を多めにするからつまんだ上にも少し塩が乗ってるくらいの多めにしたわ

ほんで沸いたらスパゲッティ本来100gやけど120gにして投入やで

おなペコやからしゃーないな

このスパゲッティドラッグストアで一番安いBerrakとか書いてある海外のやつやで

フライパン楽天クーポン使って1500円くらいで買った北陸アルミの28cmの深型のやつや

落としたら即変形するくらい薄いけどその分軽くてコートも丈夫でツルッツルなんでおすすめやで

こいつの何がええってスパゲッティがそのまんまギリ収まることやな

折ったりひねりながら入れたりせんで済むのは偉いわ公式みつけたわこいつやね

とにかくぐつぐつ煮込んでくわけや、水分量で判断するから時間なんてはからんで

その間に牛乳90ml、バター…風味のマーガリン10gカップに計量しとくやで

めんどいからマーガリンカップの縁にへばりつかせてスケールで計100gや

これが生クリーム100mlの代わりになるって寸法や

生クリームなんて高いもん買わへんし余らしても困るから

そしたら麺を菜箸で適度につつきながら茹だり待ちやな

ギリ収まるゆうても茹だってきたところを均等にバラしてやらなあかんでな

少ない水で茹でるワンパンやる時はこのヒト手間が大事やで

水が減ってきたらエセ生クリームの素を投入や

カップの縁のマーガリンも菜箸でつまみあげたパスタでぐりぐり拭くで

ついでにテーブルコショーも2振りしたらまぜまぜや

クリームが仕上がってくのを待つ間に洗い物するで

菌糸生物を抑圧したフライ返しとパスタと擦りあいっこした計量カップコンソメ計ったあと柄の部分でマーガリン掬った小さじの連中の罪を濯ぐんよ

水分が減ってもうちょいで完成って頃に舞茸を戻してなじませとくやで

クリームサラサラ過ぎずデロッデロのゲルにならない中間を狙うんや

粘度は高いけどかろうじて液状なうちに火を止めて皿にドカン

トング使って回しながら綺麗に盛るなんて自分用にはせーへんよ

洗い物ふえるしな

でも上手くできたか今日は菜箸やなくておフォークを使っていただきます

!!

ますぎうま太郎やで~~~これは奇跡一品

100円かかってるかどうか怪しいのにめっちゃグルメやん

記録して人類に貢献したろとか思って書いとったら完食からもう1時間経ってたで

さっき皿洗ったついでに歯も磨いて完璧

さあゲームするやで

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