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はてなキーワード: 竜王戦とは

2024-04-21

神にホムラをがなんか微妙

フェルマーの最終定理を扱ったマンガだが、なんか微妙

数学を題材にしているものの、ぼんやりした「天才」のイメージでハッタリをかますばっかりで、数学であることの意味をあまり感じない。

自身文系なので、もし具体的な数学の話をされても全く分からない。それでも、今は専門的な話をしてるんだな……ということぐらいはたぶん分かる、と思う。神にホムラをには、今のところそれがほとんどない。

いきなり専門的な話をしても読者がついて来れないから、それっぽい天才描写で引き付けておいて、徐々にアクセルを踏んでいく、という予定なのかもしれないが、ここから多少なりとも具体的な数学の話を展開できるようになるとは、ちょっと考えにくいかな。

同じ「天才もの」でも、たとえば龍と苺なんかは、勝ち負けがはっきりした競技であることと、竜王戦三段リーグみたいな競技の外側のルール文化描写にページを割けることが、説得力を増してたんだな。

2024-03-02

龍と苺って漫画

暴力女の中二病「苺」主人公でまあ問題児なわけなんだがスクールカウンセラー爺さんが将棋させてみたらまぁ覚えがいい。

そして喧嘩上等!な気質をもってる彼女が色んな将棋プロ喧嘩売りに行く。

そこで勝っちゃったりコテンパンに負けて悔しがったりする中でアマチュアのまま竜王戦に挑む権利を獲得してしまう。

そして彼女竜王への道がスタートするのだが………

この将棋漫画主人公はド天才で作中でも頭がおかしい扱いされていて、とても現実的ではない非現実的キャラ設定だ。

もう現実藤井聡太がいるのでコイツを超えるために生まれモンスターだと言ってもいい。

しかしその反面作品将棋への真摯さは素晴らしいものがあり、

主人公人間的成長や、よくある奨励会などのリアル描写はもちろんキャラバックボーンなど個性豊かで見逃せないものがあるのだが、

とにかく真面目に1話1話コツコツと将棋対決を描いているのが印象的な漫画であり有名な3月のライオンなどは遥かに凌ぐほどの将棋描写が描かれる。

故に地味に見えがちだが明らかに派手な戦法をとる主人公に読者はどう転がるのか分からない、おそらく将棋が分からなくても試合の内容にハラハラする、そんなゲームが描かれ、駆け抜けてきた作品だった。

そう、だった。

最新話までは。

龍と苺は既にクライマックスの形相(*様相)であり、もう来週にも終わるのではないかという読者の予想を完全に超えており、今週号はなんというか…その…感想をすることを躊躇うというか…今まで見てきた真摯将棋漫画ってなんだっけって言うか…

ただ分かるのは、龍と苺の作者へのこの胸のドキドキ、ワクワク、ハラハラ主人公に感じていたもの同義であるのではないかということだ。

作者は苺なのだ。前作も似たようにぶっ飛び主人公だったし、まあ作者がぶっ飛んでるのだ。

とんでもない手を漫画というルールの枠内で使ってくる。漫画であればいいのだから

地方法はまだ見えない、見えないが実際に今週号のあと今までに無かったくらいに龍と苺の感想SNSで溢れている。

今週号の葬送のフリーレンはとっても面白くて先週から続き漫画家としての器量が垣間見える、安定してどっしりとした作品だという評価も出始めているが、そんな人たちも二言目にはこう言う。

「それで今週号の龍と苺は何事だ?」「作者は大丈夫か?」「何を見ているのか分からない」「作者は最終回という重さに勝つのか負けるのか」

まるで苺への反応と同じだ。

世間は作者が今何を食べているのか知りたがっている。

乗るしかない、このビッグウェーブに

先週号までの全話無料公開は今日までです。このタイミング、やりやがったな。間に合わないなら買ってね。

追記

作者のブログ読んだらまだクライマックスじゃないとかクライマックス空気出してみたとか言いよってコノヤローやりやがったな!受けて立つ!

2024-02-22

「ばんおう」って面白い

個人的感想だが、主人公が強いのに共感できるってのが一周回って新鮮だからなんだよね

ジャンプ作品の多くがこういった主人公を取り上げると、まず間違いなく吸血鬼としての矜持とか定命との軋轢とかをあげたり、吸血鬼らしい能力葛藤を描いちゃうんだ

そして大抵は主人公容姿や強さだけが取り柄で、それ以外に引き立てるものがなくなる

どっちかというとそういう場合は周囲の人が面白くなっていくんだよね

そんな中でばんおうの月山って、凄く応援したくなる逸材なんだよ

自身がとてつもなく強いのはわかりきっているけど、その強さへの見方も変わってくる

序盤は「長く生きてきたから強くなった」

中盤は「とにかく天才的に努力型だった」

終盤は「ただただ強い…」

と余計な情報がそぎ落とされてきて、時間という資産を食ってきた道楽から純粋強者へと勝ち上がってしまった

それでいて終始将棋への熱とプロへの羨望が尽きないという異常事態

けれど他のプロ将棋指しと比べて、たった一度しか舞台に上がれないという絶対的制限が、月山無双薄氷の上にあることを忘れさせない

そこがこの作品面白いところなんだよね

月山主人公だし竜王戦という舞台なんだから最後まで勝ち上がるのは当然の結末なわけだ

けど、ぶっちゃけ俺はここまで強いとは思っていなかった

勝つなんて当たり前なのに、なんで勝ってるんだろうと終始思わせる

けれど竜王対峙したことには一切の違和感がない

そして「こいつは竜王並の本物の強者なんだ」って誰の目にも可視化されてる

素人チャンピオン対峙するという誰にでも描ける筋書きだし最初から強いことなんてわかりきっているのに、シリーズをとおして成長と挫折を繰り返して強者として認知されていくのが、なんかすごい構成力だなって感心した

これがなろう系で同じ設定でやったとしたら、間違いなく月山性格ねじ曲がっていて無自覚強者だったよね

プロを次々と蹴散らしながら「人間なんてこんなものか」や「まあ100年後にまた自分を忘れたころに遊んでやるか」みたいなセリフが飛んでいるのが目に見える

吸血鬼ってつまらない物語にすることが簡単キャラなんだよ

本当、構成力とキャラが立ちすぎているよな

2024-01-17

anond:20240117131939

いやまあAI研究から離脱した棋士はいるけどね?

たとえば藤井聡太とか伊藤匠とかさ、序盤にあん時間使わないじゃん?

あれって要するに序盤の定跡を暗記してるわけでしょ?

ほんでその定跡は強いAIから導きだされてるわけじゃないの?

このあいだの渡辺明の出てる動画とか、序盤研究を語るやつとか知らない?

象徴なのは今年度の竜王戦第4局だけどね、「飛車位置記憶違いを起こし、取り返しがつかなくなった(https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/20231120-OYT8T50044/)」ってすげー解説だと思わない?

要するに暗記ミスって話じゃん。将棋は暗記。少なくとも序盤はそう

それがレーティング2位なんだから

中継の解説とかもさ、AI評価値見て終盤で「あれれ」とか、「この手は見えませんね」とか解説しちゃってんじゃん

王座戦第4局の逆転もさ、しばらくして永瀬拓矢も気づいたわけだけど、解説AIで気づいた話しぶりだったじゃん

でもそれをド素人のさ、駒の動かし方もわからんようなやつがしたり顔で「逆転した」とか言うわけ

意味わかんねーだろ

こっちはさ、プロに一流の、おれの知らない将棋の手の意味を教えてほしいわけ

それがさ、プロじゃなくてAIに教えてもらってんだよ

そしたら評価値があればいいじゃん、ってなっちゃうだろ

ほんで評価値にも質があるわけでさ。いい質の評価値出すやつが欲しくなんだろ

いまさらAIは弱くならないわけで。

そしたらAIをどう取り込むか、どううまく付きあっていくかが大事になるだろ?

別に「こうしないといけない」とかじゃなくてさ、AIに主導権握られて、それでしか研究でも評価配信でもコントロールできないって大丈夫か?って心配になってんだよ。こっちはさ

2023-10-28

将棋界のゾルラーク

https://anond.hatelabo.jp/20231027224113

将棋にはゾルラーク的なものがいっぱいある。猛威を振るったけど対策研究されて下火になった、あるいは陳腐化した戦法たち。

横歩取り3三角 / 横歩取り8五飛

横歩取り戦法で一時期猛威を振るった後手番の戦法。先手番が3四飛車で歩を取った後に、3三角として飛車を2筋に戻りにくくする戦法。

飛車が序盤から高いところで動くので空中戦法とも。90年代後半から2000年代タイトル戦でよく指された戦法。

佐藤天彦はこの戦法で名人になったと言っても過言ではない。

後に先手番の対策が進んで、後手番が不利になったこともあり横歩取り自体が下火になった。

居飛車穴熊

穴熊自体江戸時代からある古い戦法だけど、居飛車穴熊は意外と新しくプロが使うようになったのは1970年代

振り飛車側の振り飛車穴熊美濃囲いに対して更に硬さで対抗する戦法。

渡辺明はこの戦法と上記横歩取り戦法で若くして竜王になった。

振り飛車側も下記の藤井システムを始めとする対抗策を開発したが、それでも長いこと主流戦法だった。

振り飛車自体が指されなくなったことに加え、将棋の質自体が玉の硬さから盤面のバランスや広さが主流となったことにより下火に。

藤井システム

四間飛車の戦法。藤井システム藤井藤井九段から藤井聡太ではない。そもそも藤井聡太が生まれる前の戦法。

四間飛車本来玉を早い段階で美濃囲いなどに囲って戦うものだったけど、居飛車穴熊戦法に対抗するために四間飛車から居玉のまま美濃囲いの形に進み、角筋を使って居飛車穴熊妨害する構想。

開発者藤井猛の竜王3連覇原動力ともなったが、居飛車側の対策が進んで使われなくなった。

ゴキゲン中飛車

後手番が角道を明けたまま飛車を序盤に5筋に振る戦法。開発者近藤正和七段がいつもニコニコごきげんだったからこの名前に。

それまで振り飛車といえば角道を止めて戦うのが当たり前だったが、序盤から角交換も厭わない攻撃的な戦法で革命的だった。

この戦法の恩恵を最も受けたのは久保利明九段で、先手番の石田流とあわせてタイトル戦や順位戦での活躍原動力となった。

これも居飛車側が超速▲3七銀や超急戦など対策を開発、トップ棋士振り飛車党減少もあり下火に。

そもそも振り飛車自体ゾルラークになりつつある。

 

ちなみにこれらの戦法は、羽生会長が全盛期によく指していた。一方で藤井八冠は公式戦ではほぼ指したことがない。

AI以降の将棋ゾルラーク的な戦法開発というよりも、以下の序盤から終盤にかけて間違えないかという方向になっているので、

もうこういう画期的な戦法や新手は出てこないだろう。藤井聡太が藤井と名の付いた新手を出すことはおそらく無い。

余談だけど将棋界のクヴァールは升田幸三だと思う。

追記

藤井八冠は公式戦ではほぼ指したことがない」なんて書いたけど、対抗型の居飛車穴熊は指していて負け無しだった。

あとこれらの戦法はプロの棋戦ではゾルラークだけど、女流アマチュアではまだまだ主流戦法。

将棋ウォーズじゃゴキ中も居飛車穴熊ガンガン指されてる。アマチュアプロほど精密じゃなくて穴だらけだからね。

ただ横歩取りはあまりない。理由は難しいから。24は知らん。

2023-10-18

あなたへおすすめ人身事故当該列車 通過 ってなんだよ

おかしいだろ…!

今日見た動画

・ルイボスチャンネルダイエット動画

・NewJeansのMV数本

17歳ドライバー危険運転終身刑

クレアさんのスイカゲーム

竜王戦第2局前夜祭

カメラを見るフクロウ

池澤春菜ボイスサンプル

だぞ

人身事故要素ゼロだろうが

クソがよ

2023-08-14

anond:20230814215637

いや、伊藤六段はぶっちゃけ今一番可能性の高い棋士だと思う。

舞台竜王戦だし、藤井八冠をいきなり撃破はありえる。

2023-07-17

竜王戦の挑決、羽生vs伊藤ほとんど全員が望んでいるが

そういう時の結果が永瀬稲葉なんだよなぁ。そして稲葉が挑戦して連敗しちゃうんだ

2023-06-03

渡辺三浦の件なんてもう結論は出てるだろ

三浦不正をしているという告発をしたのは渡辺とは別の棋士

渡辺相談を受けて「不正可能性が高い」と判断した

竜王戦まで詳しい調査をしている時間はない

・もし三浦竜王になったあとに不正が発覚したらそれは冤罪よりも恐ろしいスキャンダルになる

竜王戦を守りスポンサーを守るのは当時の竜王である渡辺義務である

という状況で「疑わしきは罰せずでこのままいこう」と思える奴おる?

かに不正可能性が高い」という判断結果的には過ちだったわけで、

集団心理疑心暗鬼になって三浦を追い詰めた棋士たちは大いに反省すべきだが、

少なくとも「渡辺が負けると思ったか冤罪を吹っかけた」みたいなこと言ってる奴らはそれ以下のカスでしょ。

2023-02-07

anond:20230206113700

この件のはてなの反応、支離滅裂すぎて面白くなってくるよね。

そんなら全棋士をやるべきで羽生さんだけ抽出したのはどうして、どんな意図があって、という話になる。

ツイートでは羽生善治に続けて渡辺明の賞金総額も出してるんだけど???

https://twitter.com/mtmtlife/status/1621656188680286208

ついでに藤井聡太の対局料も挙げてるね。

https://twitter.com/mtmtlife/status/1621731061490409474

「どんな意図があって」って、そりゃ、ちょうど数日前に昨年の年間獲得賞金が発表されて、藤井聡太が1億円を達成して、羽生善治の史上最速&史上最年少記録を抜いたからでは???

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202302030001165.html

大本ツイートを見るだけで、それがツリーになっていることもわかったはずだし、「羽生善治」でググるだけで、藤井聡太羽生善治の賞金に関する記録を抜いたこともわかる。

この程度の手間すらかけずに人を批判するの、「その指止めよう」案件すぎない?

将棋ファンライターにまでなって連盟とも繋がりがある人が下世話な金の話だけでツイートすることの残念さ。将棋ライターで名がある人だからこそお願いしただろうにこの返しの残念さ。

「下世話な金の話」って、プロ選手の獲得した賞金額が下世話な話なんですか? だったらもう高額賞金かけてタイトル戦やるのやめれば? 竜王戦の優勝賞金が4,400万円とかいう額なんだから金額も含めてエンターテイメントの一部でしょ? そりゃ子供養育費とかだったらゲスすぎるけど、プロ勝負を見て獲得賞金を気にするのはごくごく普通の楽しみ方。それをことさら批判するのは異常。

どのジャンルもそうだと思うけど、公式からあかん言われたら、すみませんってまずは下げるのが基本だと思うのよ・・後は当人同士クローズオチつけたらいい訳で。世界中見てる中で足掻いて燃料投下がまずいんよ

公式である日本将棋連盟様が獲得賞金額公表してらっしゃるんですよね~~~~~~~~~~~~~~~~。

オラッ公式様が出してる下世話なカネのランキングやぞ!>https://www.shogi.or.jp/news/2023/02/202210.html

アニメで考えてみよう! アニメ公式サイトと声優配偶者、どっちが「公式」かな? 考えるまでもない事実だよね!

2023-02-06

anond:20230206135814

将棋界なんてメディアに盛り上げてもらって新聞社を筆頭にスポンサーに金出してもらってようやく成立してるんだけどね。

興行うってチケットが膨大に売れる世界じゃなし、グッズなんてほそぼそとしたもんだし、権利ビジネスが成立するわけでもない。

連盟の会費ビジネスでもないし、茶道華道のように大量の弟子お金納めてくれるわけでもない。

まり将棋界が食っていけるも行けないも、メディアライター次第なわけ。

竜王戦の就位式なんて、やたら“賞金額が最高”を強調するけど、あれ読売新聞に“朝日名人戦より格上の棋戦”つくりましょう”と口説き落として成立したんだよな。

まりメディアライターに頼り切りなのが将棋界だよ。

あのライターあの世界では実績あるし、協会が切ることはまずないね

2023-01-20

anond:20230120132248

クライマックスシリーズはほんと下らんよな

アメリカみたいなチーム数ならわかるけど、参加枠多すぎだわ

 

かに天皇杯とか将棋竜王戦みたいにプロ以外にも門戸ひろげて、

プロの上位6チーム+社会人トップ1チーム+大学トップ1チームで8チームトーナメントとかのが面白そう

 

利益分配の問題あるから難しいんだろうけど

2023-01-08

anond:20230108011433

プロ将棋界の2023年は、藤井聡太王将羽生善治九段が挑戦する第72期王将戦挑戦手合七番勝負事実上の開幕を迎える。

1/3に上州将棋祭りやってたし順位戦竜王戦トーナメントも始まってるのだが。

何が事実上の開幕だよ。お前が考えてるのは藤井羽生のことだけでプロ将棋界には何一つ興味ないだろ。

2022-10-31

将棋以外で「将棋」がトップニュース

藤井くん竜王戦まっただ中でも全然ニュースにならんのに、

マスク不着用で敗戦とか、将棋本質関係ないことでニュース

あげく、韓国ハロウィンで「将棋」だおし。

将棋もっとがんばれ。

2022-07-10

anond:20220706180150

この体力論にはいろいろ反証も考えられるけど、まず思いつくのが、村山聖よりも大変なはずがねーだろ、ってのね。

ネフローゼ患って、竜王戦挑戦者になって、順位戦A級在位のまま村山聖は死んだけど、別に、A級になれとか、竜王戦挑戦者になってみろやとかまでは要求していないので。

三段リーグ突破して見ろと言う、たったその程度のことなんで。

それに「体力不足生理でまともなタスクが果たせない」のであれば、それはなんだってそうなんじゃないの?

そんな人に国民の生き死にの決定を下さなければならない政治家が務まるの?

会社の存亡にかかわる判断をしなければならない重役が務まるの?

将棋に関して言えば、しょせんはゲームなので、体力も含めての能力だよ。障碍者手帳持っているようなガチ弱者村山聖だって、香落ちのハンデをもらえたわけじゃないんだし。

2022-07-09

anond:20220706175540

日本将棋連盟から分裂する形でLSPAが結成された。これは従来の女流棋士たちが運営に不満を持ち起ち上げた独自組織である

従って現在女流棋士には、日本将棋連盟所属女流棋士と、LSPA所属女流棋士がいる。米長会長の時に、すったもんだがあって分裂したのだが、今はLSPA所属女流棋士も、日本将棋連盟主催する女流棋戦には参加できることになっている。

里見香奈は、女流四冠なのだが、年収は1500万円くらいだ。正棋士事実上現在は=男性棋士)ならば四冠ならば年収は1億越えてもおかしくはないので、差がありますね、とは言えるが、タイトルを持っていない正棋士比較すれば菅井竜也八段(A級棋士竜王戦1組、昨年度銀河戦優勝者王位獲得経験あり)と同程度の年収である

里見香奈いかに強かろうとも、日本将棋連盟の正棋士と比べれば棋力では40位から50位相当くらいなので、棋力でソートするのであれば、女性優遇されていると言える。里見香奈がもし男だったら、女流棋戦には当然、参加できないので、年収600万円程度だっただろう。

その女流棋戦も、日本将棋連盟主催すればこそ、スポンサーを見つけることが出来るのであり、日本将棋連盟ブランドは、男性棋士たちの棋力に負うているので、女流棋士男性棋士経済的にも寄生している構造自体はある。

LSPAが独自で開催している棋戦では優勝賞金がせいぜい50万円とかそれくらいである。誰が見るのか、と言う話だ。

2022-01-08

anond:20220107143631

俺、一応藤井聡太には勝てるが・・・

まあ、今は卓上論でしかないが、数式的な考え方で「将棋」という

システム上で藤井聡太氏を完封する方程式確立してる。

ただ自分アマチュア大会とか出る気は毛頭ないし、

興味も無い。

自分が知ってる限り、そういう「闇の」戦士は数人知っているが、

こういうニュースを見ると、「ああ、表の業界で頑張っておられますなあ、皆さん」としか思わんのだが・・・

口だけじゃあれだから、一応言っておきたいが、

これ、作り話だと思ってた親友と対戦したら100勝0負で、

そいつは「アマチュア竜王戦?そんなレベルじゃないだろ、お前。お前は出るなよ。世界にはバランスっていうのがある。お前なら分かるだろ?ったく」と言い、笑った。

そういう世界ですよ

2022-01-07

経験から1ヶ月!Pythonで観る将ライフを向上させた話(将棋編)

まとめ

プログラミング経験から1ヶ月ほどで、将棋評価値の新たな方法でのグラフ化を行うPythonツールを作った。

https://github.com/k-the-p/notherscore

この記事は2本立てです。結果のグラフ将棋よりプログラミングに興味がある方はもう一方のプログラムから読むことをおすすめします。

未経験から1ヶ月!Pythonで観る将ライフを向上させた話(プログラム編)

何をしたか評価値に対する思い)

一局全体において、AIの示す第1候補手と第2候補手の評価値の差をグラフ化するツールを作った。

評価値は強力で便利なものだ。それを否定できる人はいないでしょう。しか評価値が絶対に正しいものかといと、それは怪しい。単にAIが今も強くなり続けていることは多かれ少なかれ現在ソフトが間違っていることを意味するし、そこまで極端なことを言わなくても、評価値はそもそもAIのための数字であって、それを人間将棋にどれだけ活かせるのかという問題もある。

こうした考えは、私が振り飛車であるということが影響しているのかもしれない。AI飛車を振った瞬間に、相居飛車戦であれば若干形勢を損ねているぐらいの評価値を出すのだが、いくらなんでもそれはないだろうと思う。そうした思いを抱えている中で、もう一つの記事でも紹介した藤森哲也先生の「AIの一手は最強の一手なんです。確かにプラス1000点になるけど一手間違えた瞬間にマイナス何百点になるような綱渡りの手。それよりもアマチュアの皆さんにはプラス数百点で得は少ないけど安全な道、最善の一手を学んで欲しい」(大意)という言葉や、佐藤天彦先生振り飛車転向以降のインタビューを読むにつけ、「それをAIを使って調べてみると面白いんじゃないか?」と思うようになりました。

なのでプログラミングを覚えるところからやってみた。その辺りはもう片方の記事で詳しく書いたので、以下では分析してわかったことを書いてみます

藤井井上

まずは、1995年に行われた藤井猛六段-井上慶太六段戦(段位はいずれも当時)、有名な藤井システムの第一号局を見ながらグラフ見方確認しましょう(以下全て使用エンジンは水匠4、1手10局面)。

https://imgur.com/a/CdNYiqK

このグラフを見ると、30手ごろから井上六段のグラフが下方向に向かって大きく傾いているのが見て取れます。30手ごろと言えば、まさに桂馬が跳ねて角道を開ける、藤井システムが炸裂した瞬間とも言える場面ですが、評価自体はやや藤井有利程度で、すぐに大きく開いているわけではありません。

しかしこの局面グラフが下に振れているということは、井上六段は「一手間違えると大きく不利になる局面」に連続して立ち向かわなければならなかったということがわかります。結果として井上六段は徐々に不利に陥っていきます

他方の藤井六段のグラフ中央から大きく離れることがなく、一見すると「何を指しても大勢に影響はない」ように見えますが、不安定藤井システムの将棋においてそうした均衡を保つのにこそ超絶的な技量研究必要とされることは言うまでもありません。

力戦派を定式化する

佐藤康光山崎隆之糸谷哲郎はい、今期A級へんt…力戦派三羽烏ですね。「力戦派」の定義って今まで定量的分析されたことが無かったと思うのですが(見れば分かるので)、今回分析してみてそれができそうだな、と思いました。ここで3枚のグラフを見てみましょう。

https://imgur.com/a/37PvzLI

それぞれの共通点があることがわかりましたか? ここでは序中盤に着目してみましょう。どれも評価自体は互角なのに、力戦派の方だけグラフが振れているのがわかるでしょうか。これを言葉で言うと、「相手は何を指してもいいのに序盤から自分だけ綱渡りしながらも互角を保っている人」ということになります

自分で言うのもなんですがこれ、けっこう面白い知見ではないでしょうか。言われてみれば確かにそうだけど、というのが数字で表せるということは、「山崎糸谷佐藤康光みたいな将棋を指すAI」という可能性が決して夢物語ではないことを意味しています。だいたい互角の手の中で、綱渡りの手を選ぶようにすればいいわけですから(上手くいくかは知りませんが)。

最先端居飛車党はどんな戦いをしているか

では、正統派(3人の先生申し訳ありません)の将棋はどんなグラフを描くのだろうか?

https://imgur.com/a/KoeBDEL

1枚目は棋聖戦第2局の藤井渡辺戦ですが、これはある意味でとても典型的藤井四冠のグラフです。自分だけ選択肢が多い状態にしながら、相手だけを間違えたら危ない状態に置く。その後に行われた棋聖戦第3局のグラフ(2枚目)を見ると、渡辺三冠藤井四冠と同じ方針をとって食らいつこうとしているのがわかります。3枚目の王位戦挑戦者決定リーグ戦における藤井豊島戦も、藤井四冠の方だけグラフが落ち着いているのが目に付きます。4枚目の竜王戦第4局豊島藤井戦は、豊島竜王藤井四冠のお株を奪うような指し回しをしていましたが、最終的には崩れてしまった。この指し方はそれだけ難しいということでしょう。

自分だけ選択肢を残しながら相手に難しい必然手を指さざるを得ない状況にさせるということは、藤井四冠からすると相手の反応を予測やすく、相手からすれば最善手を見つけるのみならず藤井四冠の多様なありうる応手を調べなければならないということを意味します。言葉にすれば簡単ですが、これはまさに超絶技巧でしょう。単にAI評価値が右肩上がりになるのを眺めているだけでは分からない、藤井四冠の強さを示すことが出来たと思います

ここではいちいちグラフを示しませんが、振り飛車グラフは、評価値はもちろん若干悪いのですが、中盤で居飛車側のグラフけが振れる傾向にあるように思いました。すなわち、中盤になると振り飛車まったり指せるのに対して、居飛車党は間違えると形勢を損ねやすくなるということです。これが、AI評価しないのに反して、人間同士ではまだまだ振り飛車が有力であるつの理由であると私は思いますし、これは多くの振り飛車党の先生が言っている「評価値は若干悪くてもねじり合いになれば美濃囲いが固くて有利」という見解にも一致します。

データ観る将のすすめ

私は評価値だけを見て悪手だの名局だの言う傾向には嫌気がさしていましたが、今回は自分で作った愛着もともなって、ろくに指し手の意味も考えずに多数の対局をグラフだけ眺めて面白がる、という行為につい耽溺してしまいました。

あなたもぜひ楽しんでみては、というには導入のハードルが高いのですが、きっとここまで読んでくださった方には価値があるのではないかと思うので、暇な方はトライしてみてください。ただ、導入方法についての質問にはお答えできません。これは意地悪でも手抜きでもなくて、単に人に教えられるだけの知識を私が持っていないからです。頑張ってください。

最後

私は現在仕事Twitterフォロワー募集しています

30歳無職よろしくお願いいたします。

https://twitter.com/k_the_p

2021-05-31

これが趣味ですと言いづらい

程度が様々あるのは理解しているので好きならそれでいいじゃんという気持ちもあるんだけど、ひとつの事に熱中してる人を見ると私の趣味ってなんだろうって思ってしまう。

読書が好きだ。増田やなろうに書くのも好き。

漫画も読む。落書き程度の絵を描くのも好き。

アニメを見るし、映画も見る。YouTubeも。

ドラマはそんなに好きじゃないけど。

ポケモンが好きだ。でも竜王戦とかは興味ない。

手の込んだ食事お菓子作るのも好きだ。

流行りの服も古着着物も好き。化粧も好き。

スポーツ筋トレもそれなりにやる。

散歩カフェ巡りも好きだし写真を撮るのもやる。

古いやつだけど一眼レフだって持っている。

ソシャゲもまあまあやるし、2.5も見る。

ロックライブも行くことがある。

美術館水族館動物園博物館の類だって

パス買ったりするくらいには好きだ。

※外出系はコロナ基準。今はちゃん自粛してる。

こういう言い方をすると「多趣味だね」と言われる。

広く浅くいろんなもの触ってみてるのは本当だけど多趣味かと言われるとなんか違うような気がしてしまう。

ひとつの事にずーっと熱中してる人。

たとえばバイクや車とか、ネトゲひとつタイトルだけ極めてるとか、ハンドメイド通販してるとか、そういうひとつの事を長くできる人。

そういう人たちが凄いなあって、羨ましいなあって思っている。

2021-02-24

富田四段対西山女流三冠 第34期竜王戦6組ランキング

西山強え。最終盤は二転三転してるようだけど、ゴリゴリ攻めて勝ち切った。

持ち時間長い方が適性あるのかね。三段リーグはパッとしないけど公式戦の機会が多いから、そっち優先するのは自然だよな。

なんにせよ強かった。こういう終盤は見ていて楽しい

2021-02-08

渡辺棋王対糸谷八段(第46期棋王第一局)

解説の人も全員途中まで先手持ちだったのに後手が逆転した。糸谷強い。

▲97角が攻めながら壁解消の味のいい手なんだけど、角が結局最後まで使えなかった辺りが先手の誤算らしい。

2chに▲77步とキズを消すのではなく▲85步と無理やり角道開けて先手優勢と手持ちのソフトが喋ってるって人がいて、タダで桂馬を呼び込んで勝つとかすごいなーと思ってたら渡辺は指せなかった。

ソフトと観戦していると人間の手と人外の手の区別が悪い意味でつかなくなると思うんだけど、それ楽しいのかなと疑問に思う。

ただし先手の優勢が吹っ飛んだ後も綾はいくつかあったようなので、その辺は渡辺が悲観しすぎてしまったのかもしれない。

糸谷渡辺竜王戦は糸谷の一勝四敗、一勝も渡辺中合い忘れに助けられただけで、内容的には完敗だったように思う。

劣勢から決め手を与えず逆転ってのは糸谷にとって幸先がいい。今シリーズは糸谷いけるかもしれない。

でもあの序盤は作戦負けはどうなんだろうか。ちゃんと準備してるのかと無駄心配になる。

あと、一手損角換わりは登場しないっぽい。

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