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2023-03-02

anond:20230302232755

どっちにしろ肉体焼かないといけないしね

もちろん直葬なんで誰も人を呼ばないし自分旦那だけで終わらせる予定

あと遺骨はクソ遠い田舎の山の中に墓あるからよろしくとか言われたけど一番安いプラン委託散骨予定

手元に残したくないし田舎の墓にも行きたくないから散骨が一番マシかな、と

anond:20230302231654

仲間イエーイ

親のためにに体力と時間を費やす気になれなかったわ

死んだら一応直葬だけど最低限の葬儀だけはするつもりなんで、それだけで感謝してほしい

2023-02-22

子供介護させる人がいることにビビる

俺の親やその周り「ボケたらこの金で老人ホームぶちこんで、あと直葬よろしく

俺と俺の周り「子供迷惑かけないよう今から老人ホーム代ためなきゃ」

って感じだから

介護のために子供産むのマジで意味がわからないんだよな

てか親の介護したくないし子供介護もさせたくない

介護なんか絶対に身内でやるべきじゃない

2023-01-17

anond:20230117143038

世間はどうか知らないけど、自分の墓は欲しくないし、先祖代々の墓にも入りたくはない。

実家が不便な場所にあって、金も時間もかかる墓参り友達にも子どもにもさせたくないって考えがある。

から自分が死んだら直葬葬儀もせずそのまま散骨して欲しい。

2022-12-18

anond:20221218165024

親族の中に一人でも、立派な葬式をしないとバチが当たるとか、

文句をつける人がいるかどうかが一番の問題なんよ。

いまでも、直葬なんてあり得ないと思ってる人多いし。

anond:20220523002520

生活保護を受けていた叔父が亡くなった時は福祉葬でお金からなかったと思う。

ものすごく狭い部屋に安置されてほぼ直葬だったけど、そんなに悪い雰囲気ではなかったな。

2022-12-16

anond:20221216214934

そうだね、自治体直葬してくれる。

遺骨はゴミ処理場にまとめて処分するよ。

2022-07-20

直葬式っていらないよな

生き返りの儀式だったら要るけど

葬式したとこで何にもならないじゃん

時間と金と神経が減るだけじゃん

2022-06-14

人が死んだ後の手続き(抜けてるかも)

病院高齢者が死んだ場合

病院で死亡診断書をもらう

精算や遺留品の引き取りはまた後かな。

葬儀屋に連絡

直葬でも遺体の運搬なり保管は依頼せねばならない。

保険会社へ連絡

いつすべきなんだろうか(ちゃん生命保険へ加入していたという例には遭遇したことがない)

役所へ行く

死亡診断書の左側を記入して死亡届として出す。火葬場の予約を取って葬儀屋へ伝える。

都会では葬儀屋がやってくれるらしいが、田舎親族が行く。

安置と火葬

通夜葬式をしたいのならする親族を呼んだり来客の相手スーパーめんどい。会場を手配したり料理屋を手配したりもめんどい葬儀屋丸投げでもいいのかね)。

死んでから24時待って火葬、骨上げ。

役所へ行く(2回目)

健康保険証を返還する(死んでるのはわかってるのに返還届が要る。高額療養費の申請などが必要なら一緒に。特に国保食事代は言わないと返してくれない)。

葬祭費をもらう申請をする(相続人代表だと名乗り出るだとか後から文句を言わないと制約するだとかちゃんと葬儀執行したんだとかたくさん書類を書く)。

介護保険証を返す(差し出すだけだが保険料の還付があるかも(後述))。

支給年金申請の準備をする(戸籍(除籍)謄本とか住民票をもらう)。

固定資産税などの納税管理人と今後の納付方法を届け出る(固定資産税は届け出ないと自治体勝手身辺調査して親族に納付書が送り付けられる。登記の名義自体法務局手続きを踏まないと変更できない)。税関係は滞納などあったらどうなるんだろうか…

介護保険料・後期高齢国保)などの還付先口座を申し出る(介護保険はたいてい誰でもいいが、後期高齢親族範囲が厳しく決まっている)。

水道名義変更や支払い口座など必要ならこの機会に変更を。

公共料金など

電気ガス電話ネット必要なら名義変更と支払方法の変更を。

支給年金請求

役所で準備はしてくれるが、請求自体自分でする。年金機構へ郵送か年金事務所へ(出向くのは現実的じゃないな)。

葬儀屋の支払い

直葬でも17万くらいしてなかったかな。内容によって違うだろうけど。

ていうかさ

役所関係のうんぬん、めんどくさすぎやろ。マイナンバーでどないかならんのか。

追記)できれば死ぬ直前に

家の中の現金をかき集め、預金を調べつくして、親族なり誰かの口座へこっそり移しておければ理想か。

死んでから銀行口座を動かすのはスーパーめんどい役所で生まれから死ぬまでの戸籍を用意しろって言われたりする。故人が気軽に本籍を移動しまくっていたりしたらもう悲惨。あちこち役所へ行って全部追いかけていかないといけない)。

2022-02-15

anond:20220215115614

親族がいても、直葬という形にはできなかったのか。

葬儀個人を偽名にして執り行う事も可能らしいけど、それは回りくどいかな。

誰もが拒絶したい人が亡くなった時、たまたま天涯孤独ではなかったからといって親族が尻拭いさせられるのは嫌だよね。

2021-08-24

母親が亡くなりました

これは過去記事から続いています

最終章ではありますがまだやるべきことが残っているので第1篇となるでしょう。


以前に語ったとおり、母親病気で自活が不可能となり父親による老老介護を受けた後に精神病棟に入りました。その後は体調不良のたびに転院を繰り返し、最後実家からほど近い病院で息を引き取りました。最期を看取ることはできませんでした。そもそも職場から2時間近くかかりますし一報があった時点ですでに危篤状態でした。

その少し前から体調不良が続きいつ旅立ってもおかしくない状態でした。でもコロナにより面会はかなりの制限がついていたので、病院からほど近い父でも最期を看取ることは難しかったのとこと。特に第5波の現在ではまともに病院に入れることすら怪しいのですが。


母親に関しての良い記憶殆どありません。私が子供の頃から彼女の周囲はストレス負の感情が渦巻いていました。あらゆることに怒鳴り散らし厄介事を量産します。隣人、宅配業者や取引先とのトラブル枚挙にいとまがありません。家族の中にあっても暴力暴言は絶えず、幼いときから母親嫌悪と畏怖の対象でした。常に誰かしらを敵に回すことでしか自分を保てず、最後は泣きわめいて八つ当たりを繰り返す人でした。機械音痴だったのが救いでしょう。彼女スマホPCどころか自身ケータイ電話すらもっていませんでした。仮にスマホを扱えたとしたらツイッターやらでどんなことを書いたかわかりません。


そんな母も亡くなりました。

一番最後家族が聞いた言葉は「来てくれてありがとう」だったそうです。数すくない面会の中で唯一話せたのはそれだけだったとか。そもそも4月以降の入院生活の多くで彼女は心を閉ざしていたようです。閉鎖病棟という空間が耐えられなかったのかもしれません。彼女自身介護状態になってから父への依存マックスになっていたこともあり、父に会えず家族の顔を見れない寂しさが彼女内向的にしていったのでしょう。だから面会時に言葉を話したことに周りの看護師が驚いた、と聞きます。おしゃべりだった母親がおとなしく心を閉ざすということはよほど病院生活が心を折るに充分だったに違いありません。

父はそれを後悔しているようです。

葬儀直葬でした。リーズナブルで早いというそれだけの理由でしたがコロナ禍では最善の方法だと思います母親の親戚縁者数名と私の家族だけで執り行いました。

葬式自体は何度か経験があるものの、直葬は初めてです。住職もなく火葬場に直接集まって遺体を焼いて納骨するだけというもので、移動時間を除けば1時間半で終わりました。


従来型のように通夜告別式を執り行うことが悪いとは思いません。故人を悼む人の多さや気持ちの整理をつけるために必要儀式もありますから

しかしこれから葬儀直葬が主流になると確信しました。

高くとも50万せず、極めて簡易的でスピーディ。遺族の負担が本当に少ないのです。

なぜ喪主大勢の人の前で挨拶をしなければならないのか。多くの時間お金をかけて悲しみと疲れをふくらませる必要があるのか。ほとんど交流のない親戚や会社の人々に頭を下げなければいけないのか。お坊さんの固いお話。。。

それらをすべて省くだけでここまで楽になれるのかと感動しました。いままでの葬式は何だったのでしょう。

コロナは多くのものを奪いましたが、葬式に対する考えを改める機会をくれたことだけはメリットと受け取っています

さて、旅立ちのあと家族と合流していくつかわかったことがあります

母親はいくつか不動産を持っているのですが、その一つが少々どころかかなり厄介な物件だということ。保険嫌いだったのにいくつか保険に入っていたこと。預貯金はそこそこあるのですが、額よりその中身についてここで書くことが憚られるものであること。デパートの預け金が結構な額になること。そして、母親が成人後に殆ど健康診断等を受けていなかったということ。

母親病院を嫌っているのはわかっていましたが、健康診断のものをまともにしていないのは驚きです。歯もぼろぼろだったので長く歯医者にも行っていなかったのでしょう。

思えば母親の数々の病気は、去年の夏に倒れてからようやくわかったものですばかりです。糖尿病やガンなど、本当は健康診断で発覚するものばかりです。少なくとも献血でいいからしておけばなんらかの予兆を見て取れたかもしれません。

恐らく長いあい健康上の不安を抱えていたと思います。でもそれを認めずに騙し騙し過ごしていた結果がこれです。

さら病気がわかっても頑なに医者を信用せずかなり説得が難しかったと聞きます

旅立ってからも人柄がわかってしまうのは苦々しいかぎりです。

自分家族崩壊寸前だった記憶が強いがために、幸せ家族という存在が実感できないのが本音です。配偶者実家にお邪魔したときリビング家族との写真が所狭しに飾ってあったのはかなり印象的でした。そうやって家族記念写真を撮って飾っておく習慣が失われた家庭でしたから。実家で目につく写真といえば、唯一仏間くらいにしかありません。本当は以前にもありましたが引越しの際に殆どなくなってしまいました。


今一番不甲斐ないのは、遺産や死後の手続きの諸々を実家家族に任せっきりだということでしょうか。でも多くがオートメーション化されているのでかなり手続き簡単とのこと。いい時代ですね。

遺産の整理がついたら第2編を書くかもしれません。

2021-05-31

人が死んだ現場にいるのって

やばい想像以上に疲れる。ほぼ何もしていないのに。

(死亡確認に立ち会って葬儀業者を呼んで直葬の手配をしただけ)

あと、あのにおいは何なんだ…

そんなに時間は経っていないはずなのに。

2021-03-16

anond:20210316174811

火葬されるまでの期間を早めるというのは

直葬するということですが

2021-01-14

anond:20210114171220

聞きかじった話だからあやふやだけど、仏教目的ひとつが「見送った人の心を整える」だったような。

自分も去年家族を見送った(因みに家族葬)けど、心が千々に乱れそうになる度にその事を思い出して正気に戻れた。

上のお坊様増田投稿を読んで改めて自分も救われた。

投稿してくれて元増田とお坊様増田、有難うございます

そして増田は心を整えるためのお葬式がかえって傷を深めるのは本末転倒なので

とにかく温かくして、美味しいものを食べて、ご両親共々少しでも元気になってほしい。

増田判断は正しかったと思う。親戚一同感染リスクを避けられて本当によかった。

そもそもコロナで亡くなった人を棺すら開けられないまま直葬したら信心足りないなんて理屈おかしいんだし。

でもどうしても気になるなら、四十九日法要の報告がてら親戚に直筆の手紙を書くのはおすすめ

弔意に感謝して、でもお葬式平時のように出来なくて申し訳なかったと。

年寄りには直筆の手紙が一番効く。

そこまでして尚文句言う親戚はもうしょうがない。

とにかくお疲れ様でした。

一日も早く増田とご両親が心穏やかに過ごせるようになりますように。

2020-10-21

anond:20201021190639

最近アマゾン棺桶買って直葬ってのを見たな…

そういう選択肢もあるのかって思った

葬式に関しては、生きている関係者が、納得さえしていれば、形式にこだわりらなくてもいいんじゃないかな

初七日は、葬式とまとめてやるってのもよく聞くし

2020-10-05

葬儀屋

葬儀屋いい!」って言ったら、「直葬でいい」って言う。

直葬いい!」って言ったら、「葬儀屋無難」って言う。

ブコメでしょうか、いいえ、だれでも。

2020-08-05

葬式が熱い!!

うちの例で悪いけど母親が5年前に亡くなったんだ。

そこそこ親戚が多くそこそこの規模の葬式やら通夜やら告別式やらその他諸々を開催したんだが、これがマジで手間と金がかかるうえに神経が摩耗する。

遠方から来る親戚のホテルの用意とかよく知らない親戚との会話とか、その後の宴会やら送迎やら本当に大変だった。

しか費用全部こっち持ちな。

よく知らねー奴が通夜の後大笑いしながら酒飲んでるのみてマジで腹が立ったよ。

マジでこんなのもうごめんだと思ってたら先日父親が亡くなった。

持病持ちだった為死因にコロナ関係なかったが、「このコロナの状況だと、、、」とか言っておけば葬式しないいい理由になるんだよ。

もう俺しか家族はいいから俺の独断直葬して先日納骨まで済ませたんだけど、これがマジで金も手間も殆どからない。

市区町村によっては助成金も出るからマジでお得。

坊さんもキツいらしく何かと葬式的なものを開催しろと言ってくるが、コロナがねーって言っておけば全てスルー出来るこの状況逃すべきではない!

親戚付き合いとか面倒な身内がいる人達はこの時期に葬式をやっておくべきだと思う。

そりゃ盛大に葬式して香典たらふくもらいたい人は勝手にやればいいけど、これから不景気確定の日本葬式に金かけるほど余裕がある家庭は多くない。

本当に普通に葬式やる何十分の一位しか金がかからいから一度調べてみるといい。

自分じゃ何もしない癖にウダウダ口だけ出してくるクソうざい身内がいる人もいるとは思うが、とりあえず直葬して骨にして納骨しちゃえば後は適当墓参りしてくださいねーでスルー出来ると思う。

骨になってからまでウダウダいう人はそう多くない。

しがらみが多い人ほど、この時期に葬式をするべきだと思う。

そもそも葬式なんて生きてる人が納得する為の儀式みたいなもんだから当人が納得してれば何でもよしだと思う!

から仕事を奪ったコロナは憎いが、この葬式の件だけは感謝してる。

父ちゃん、母ちゃん俺頑張ったよ、達者でな!

葬式が熱い!!

うちの例で悪いけど母親が5年前に亡くなったんだ。

そこそこ親戚が多くそこそこの規模の葬式やら通夜やら告別式やらその他諸々を開催したんだが、これがマジで手間と金がかかるうえに神経が摩耗する。

遠方から来る親戚のホテルの用意とかよく知らない親戚との会話とか、その後の宴会やら送迎やら本当に大変だった。

しか費用全部こっち持ちな。

よく知らねー奴が通夜の後大笑いしながら酒飲んでるのみてマジで腹が立ったよ。

マジでこんなのもうごめんだと思ってたら先日父親が亡くなった。

持病持ちだった為死因にコロナ関係なかったが、「このコロナの状況だと、、、」とか言っておけば葬式しないいい理由になるんだよ。

もう俺しか家族はいいから俺の独断直葬して先日納骨まで済ませたんだけど、これがマジで金も手間も殆どからない。

市区町村によっては助成金も出るからマジでお得。

坊さんもキツいらしく何かと葬式的なものを開催しろと言ってくるが、コロナがねーって言っておけば全てスルー出来るこの状況逃すべきではない!

親戚付き合いとか面倒な身内がいる人達はこの時期に葬式をやっておくべきだと思う。

そりゃ盛大に葬式して香典たらふくもらいたい人は勝手にやればいいけど、これから不景気確定の日本葬式に金かけるほど余裕がある家庭は多くない。

本当に普通に葬式やる何十分の一位しか金がかからいから一度調べてみるといい。

自分じゃ何もしない癖にウダウダ口だけ出してくるクソうざい身内がいる人もいるとは思うが、とりあえず直葬して骨にして納骨しちゃえば後は適当墓参りしてくださいねーでスルー出来ると思う。

骨になってからまでウダウダいう人はそう多くない。

しがらみが多い人ほど、この時期に葬式をするべきだと思う。

そもそも葬式なんて生きてる人が納得する為の儀式みたいなもんだから当人が納得してれば何でもよしだと思う!

から仕事を奪ったコロナは憎いが、この葬式の件だけは感謝してる。

父ちゃん、母ちゃん俺頑張ったよ、達者でな!

2020-08-04

今だとかなりお得に葬式出来るぞ!

うちの例で悪いけど母親が5年前に亡くなったんだ。

そこそこ親戚が多くそこそこの規模の葬式やら通夜やら告別式やらその他諸々を開催したんだが、これがマジで手間と金がかかるうえに神経が摩耗する。

遠方から来る親戚のホテルの用意とかよく知らない親戚との会話とか、その後の宴会やら送迎やら本当に大変だった。

しか費用全部こっち持ちな。

よく知らねー奴が通夜の後大笑いしながら酒飲んでるのみてマジで腹が立ったよ。

マジでこんなのもうごめんだと思ってたら先日父親が亡くなった。

持病持ちだった為死因にコロナ関係なかったが、「このコロナの状況だと、、、」とか言っておけば葬式しないいい理由になるんだよ。

もう俺しか家族はいいから俺の独断直葬して先日納骨まで済ませたんだけど、これがマジで金も手間も殆どからない。

市区町村によっては助成金も出るからマジでお得。

坊さんもキツいらしく何かと葬式的なものを開催しろと言ってくるが、コロナがねーって言っておけば全てスルー出来るこの状況逃すべきではない!

親戚付き合いとか面倒な身内がいる人達はこの時期に葬式をやっておくべきだと思う。

そりゃ盛大に葬式して香典たらふくもらいたい人は勝手にやればいいけど、これから不景気確定の日本葬式に金かけるほど余裕がある家庭は多くない。

本当に普通に葬式やる何十分の一位しか金がかからいから一度調べてみるといい。

自分じゃ何もしない癖にウダウダ口だけ出してくるクソうざい身内がいる人もいるとは思うが、とりあえず直葬して骨にして納骨しちゃえば後は適当墓参りしてくださいねーでスルー出来ると思う。

骨になってからまでウダウダいう人はそう多くない。

しがらみが多い人ほど、この時期に葬式をするべきだと思う。

そもそも葬式なんて生きてる人が納得する為の儀式みたいなもんだから当人が納得してれば何でもよしだと思う!

から仕事を奪ったコロナは憎いが、この葬式の件だけは感謝してる。

父ちゃん、母ちゃん俺頑張ったよ、達者でな!

葬式するとマジでお得だから、今すぐ死ね

タイトルは少し煽ったけど、真面目に今葬式すると本当にお得なんだよ!

うちの例で悪いけど母親が5年前に亡くなったんだ。

そこそこ親戚が多くそこそこの規模の葬式やら通夜やら告別式やらその他諸々を開催したんだが、これがマジで手間と金がかかるうえに神経が摩耗する。

遠方から来る親戚のホテルの用意とかよく知らない親戚との会話とか、その後の宴会やら送迎やら本当に大変だった。

しか費用全部こっち持ちな。

よく知らねー奴が通夜の後大笑いしながら酒飲んでるのみてマジで腹が立ったよ。

マジでこんなのもうごめんだと思ってたら先日父親が亡くなった。

持病持ちだった為死因にコロナ関係なかったが、「このコロナの状況だと、、、」とか言っておけば葬式しないいい理由になるんだよ。

もう俺しか家族はいいから俺の独断直葬して先日納骨まで済ませたんだけど、これがマジで金も手間も殆どからない。

市区町村によっては助成金も出るからマジでお得。

坊さんもキツいらしく何かと葬式的なものを開催しろと言ってくるが、コロナがねーって言っておけば全てスルー出来るこの状況逃すべきではない!

親戚付き合いとか面倒な身内がいる人達はこの時期に葬式をやっておくべきだと思う。

そりゃ盛大に葬式して香典たらふくもらいたい人は勝手にやればいいけど、これから不景気確定の日本葬式に金かけるほど余裕がある家庭は多くない。

本当に普通に葬式やる何十分の一位しか金がかからいから一度調べてみるといい。

自分じゃ何もしない癖にウダウダ口だけ出してくるクソうざい身内がいる人もいるとは思うが、とりあえず直葬して骨にして納骨しちゃえば後は適当墓参りしてくださいねーでスルー出来ると思う。

骨になってからまでウダウダいう人はそう多くない。

しがらみが多い人ほど、この時期に葬式をするべきだと思う。

そもそも葬式なんて生きてる人が納得する為の儀式みたいなもんだから当人が納得してれば何でもよしだと思う!

から仕事を奪ったコロナは憎いが、この葬式の件だけは感謝してる。

父ちゃん、母ちゃん俺頑張ったよ、達者でな!

2020-07-28

父が死んで良かった

実家燃えてなくなった。

母の話によると父はタバコの吸い殻をダンボールにためていたらしい。なぜ父はそんなことをしていたのかは分からないし、なぜ母もそれを危険視しなかったのかはわからないが、とにかくそのせいで燃えた。

僕の昔住んでいた田舎実家はそうやってなくなった。次に見た時には簡単に整地されており、何を入れているかはわからないが小さな物置だけが建てられていてぽつんと建っていた。整地するためにお金が足りないということで僕も30万円を母に渡していた。

その後、父と母と、一緒に住んでいた次男一時的市営住宅のようなところに住んだ。向かいの家ではうさぎ放し飼いにされていた。しかしボロすぎて辛かったらしく、最終的に家を買った。今もそこに住んでいる。その家は2階建てで部屋もたくさんある広々とした家だが、前の住人が物置で首を吊って亡くなったため1千万円弱で購入できたらしい。

父はぶっ壊れていた。

僕が小さい頃の記憶を思い出してみると、父と一緒にファミコンの難しいステージ試行錯誤しながら一緒に攻略したり、将棋で対戦したりしていた。父の仕事場が家から歩いていける距離にあったため、小さな僕はたまに仕事場まで歩いていき、父が仕事が終わった時に一緒に原付きに乗せてもらって家まで帰ったりしたこともあった。

しかし父は脳に異常があった。その関係で度々入院したり、手術を行ったりしていた。何度も仕事を辞め、何度も新しい仕事をしていた。

そのためうちは母がメインで働いている。働きに出ている母のかわりに家事はおじいちゃんがメインで行っていた。食事洗濯や、子ども病気になった時に病院に連れて行ったり、雪で学校へ行けそうにない時は車で送って行ったり。

父は特に前頭葉に異常があり、理性を保てずふとした拍子に豹変することがあった。僕らがゲームをしていたら急に部屋に入ってきて怒り出したり、部屋で普通に過ごしていただけなのにちょっとした発言で急に説教をはじめたりしだした。

一時期はおじいちゃんが目の敵にされていて、おじいちゃんのやることなすこと全てに文句をつけて自分のやり方を強要したり嫌がらせをしたりしていた。ある日次男は父に「殺いたる!」と言われながら追いかけ回されてトイレに閉じこもって避難したりしていたこともある。僕もある日「ボケてるんじゃないの?」と父にいったらそれは禁句だったらしく、急に後ろから思い切り殴られ、しばらくの間耳が内出血した状態で過ごしていたことがあった。

あとは理性が効かないためパチンコにもハマっていた。生活費ほとんど持ち出してしまたこともあるらしい。そのため家族は色々と対策をしていたようだ。とにかく数え上げればきりがない。家族みんなが何度もひどい目にあっていた。いつ何で発狂するかわからない父と過ごす毎日地獄だった。僕は本当に父のことが大嫌いだった。

中学高校の頃は僕も思春期を迎え、なぜ僕だけそんな境遇なのかと自分人生を呪った。特に僕は人と接するのが不得意だったこともあり、なぜみんな日々学校あんなに楽しそうにすごしているのに僕は何もうまくいかないのだろうかと感じていた。そして僕はきっと父親のせいでこんな風になってしまったのだろうから全てが父のせいだと思っていた。

高校で1日が終わったあと、僕は毎日夕方遅くまで部室でだらだらとすごしていた。やることがあったわけではないが家で父と顔を合わせたくなかったからなんとかむりやり時間を潰していた。そうして父がご飯を食べ終えて2階の自分の部屋に閉じこもるあたりの時刻に帰宅するようになっていた。たしかそのあたりでは父に話しかけられても全て無視するようになっていたと思う。正直、早く父がこの世から消えてほしいと思っていた。

進学は田舎から遠い関東大学を目指した。高校での人間関係は何一つうまくいかないし、家に帰っても狂った父親が家にいることが耐えられなかった。とにかく全てを捨てて新たな地で心機一転新しい生活をはじめたかった。

結局僕は関東大学合格し、そっちで一人暮らしをはじめた。自分以外誰もいない家。好きなことを好きなだけでき、誰からも急に理不尽文句を言われることが決してない、人生ではじめての心から落ち着け空間だった。

外での人間関係が決して完璧にうまくいくわけではなく苦悩も多くしていたが、それでも大学サークルに入ってみんなと普段から活動し、その中でいつも遊べる友達も出来てそれなりに充実はしていた。

そんな4年間を過ごし色々なことを経験する中で、僕の心も徐々に溶けていった。

色んな失敗をした。失敗をする中でなぜ僕はこうもうまく行かないんだろう? と考えた。一生このままで生きていかなければならないのだろうかと思った。そんな人生に何の意味があるのだろうかと思った。何もないのであれば死んだほうが良いのではないかとも思った。何かある度にすぐ父のせいだ、と思った。しかし、父のせいにすることは何の意味もないことにある日気づいた。たとえ本当に父のせいだったとしても、この先幸せになりたいのであれば、僕自信が変わっていくしかないのではないかということに、運良くたまたま気づくことが出来た。

それに気づいてからは父のことが頭によぎることがなくなった。自分にとって重要なことは、今後自分がどうしていくか、ということだけとなった。過去は何も関係ない。ただひたすら未来を描いて進むことだけが重要なこと。ひたすら考えて、考えて、考えるようになった。

そうやって過ごしているうちに、いつの間にか父のことを許していた。正確には、父に対しての興味を一切失った自分がいた。

僕は性格的に、一つのことに極端に集中してしまう傾向がある。大切な物は愛おしい。しか自分に全く関わらないものには興味が無い。ちゃんと考えて話している人の言葉は気になる。しか思考停止で人を傷つけるだけの言葉には全く興味が無い。嫌悪ではない。そんな人は世の中にたくさんいることが当たり前だからどうでもよすぎて興味が持てない。だから父のことも興味が持てない。しかし形はどうあれ、許すことも興味を失うことも同列だったため、僕の中で父のことは全てが解決した。

その後の父

僕は自分普段生活のことばかりを優先して考えていて、あまり実家にも帰らなかった。たまに帰った時やたまたまから電話が来た時に話をするのだが、父は窃盗もするようになっていた。窃盗と言っても数千円を盗むくらいだったらしいが。

とはいえ特に意外性はなかったし、その後どうなったのかなども興味はなかった。しかし一緒に住んでいる母としては大問題だった。家族が盗みを繰り返すのを放置してはおけない。

結局そのあたりから、母は自分が不在の時は時々父を介護施設に入れるようになった。もちろんはたから見れば早くそうしとけばよかったじゃん、みたいな話だろうと思う。事実母も父と離れる時間が増えることで精神的にはかなり楽になっていたのではないかと思う。

しかし、施設費用はそんな安いものではない。時々だけとはいえそれなりの費用がかかる。家のローンに加え、介護費用。そのころ母はもう60近かったがとにかく定年まで働かねばと嘆いていた。

そしてなんだかんだで月日が過ぎ、父はどこかの溝に落ちて負傷してしまったらしく、自分で体を動かせなくなってしまった。完全な要介護者となった。

僕はといえば、そんな話を聞いても全く興味が持てず、帰省したときにも特に会いに行こうとは思えなかった。というかそういった発想すら出てこなかった。もう僕の中では全てが終わったことだったため、このままもう二度と会わなくても別にいいと思っていた。会ったほうがいいんじゃないかと兄弟に言われたりすることもあったが断っていた。

終わりが近づく

それから数年が経った2019年年末ちょっと前に母から連絡が来た。父がもうそろそろ長くないとの話だった。丁度正月前後に亡くなるかもしれないということだったため、喪服などを購入して準備をした。

しかし、年末近くになり、再度連絡が来た。どうも結局峠を超えて今のところ問題ないということだった。

年末になり、実家帰省した。正月はだいたいいつも帰省し、子どもたちを妹の子どもたちと遊ばせたりしている。

さすがに状況が状況だったため、自然と父のところへ行く流れとなった。僕は別に行かなくてもいいと思っていたが、妻が子どもたちと父を合わせてあげたいという事を言っていたため、それもまあ子どもたちにとって何かの意味があるだろうと思い、特に拒否もせず行くことにした。

母と僕の兄弟とその家族でそれぞれ数台の車に乗り、大人数でぞろぞろと介護施設へ行った。

部屋に入るとベッドに横たわっている父がいた。父はもう当然自分では動けない状態で、しゃべることもできないため、うー、うー、とずっと唸ったりしていた。目が合うような気もするが特に変わった反応もなく、何を考えているのかは分からないし、そもそも何かを考えることが出来ているのかもわからない。結構多い人数で来たためぐるっとみんなでベッドを囲み、ぎゅうぎゅう詰めとなる。みんなで父の様子を見て、きっと大勢来ているから父もびっくりしているだろう、とか、喜んでいるときの声だわ、みたいな話をしていた。

父はたしかの子たちを見たことがなかっただろうと思うので、子どもをそれぞれ抱きかかえて父の目線の先に連れて行った。特に反応もなく、自分の孫だと分かっているのだろうか、分かっていないのだろうかもよく分からなかった。

そんなこんなでそこで少し過ごし、写真を撮ったりして帰ることになった。

最後大人たちがうちの子に「早く元気になってね」と言ってあげて、と促した。7歳の長男と5歳の次男がそれぞれ父に、まだ幼い可愛らしい声で「早くおもちゃ買ってね」「早く元気になってね」と一生懸命伝えた。すると突然、父が今までと違うかなり大きな声であー、あー、と言った。みんなびっくりしていた。一応子どもたちの言葉は伝わったのだろうか。詳しくはわからないがそれっぽかった。

父が死んだ

それから半年ほど経った。コロナ流行し、緊急事態宣言が発令されて終了した頃。2020年6月29日、朝起きたら妹からLINEで父が3時頃に亡くなったという連絡が来ていた。月曜日

妹に電話してみたところ、コロナのこともあるし別に来なくてもいいよ、ということを母が言っているとのことだったため、僕は葬儀には行かないことにした。僕も正直葬儀には興味が無いし、それよりも子どもたちに学校に行かせたり普段生活をおくらせてあげたかった。

しかし妻が不安になって再度母に連絡をとってみたところ、そんなことは言っていないらしく、来いと言われた。一体なんなんだ。

とはいえコロナのこともあるし、妻もちょっと体調的にウロウロできる状況ではないため、僕一人だけ行くことにした。

葬儀は7/1。朝からだったため前日に仕事を終えたあと実家に帰った。弟や甥っ子たちも実家に来ていた。大切な父……というわけでもなかったため、みんな普通に過ごしており明日告別式ということも忘れそうだった。

次の日、起きて甥っ子たちはフォーナイトをしたり、みんなでだらだらと朝ごはんを食べたりしていた。そうこうしているうちに時間になり、葬儀場へ向かう。

葬儀

葬儀場は宿泊できる部屋があり、実家にいなかったメンバーはそこにいた。しばらくすると大阪のおじちゃんとおばちゃんがきた。それぞれ父の兄弟で、夏休み冬休みには僕の兄弟と同じくらいの子どもたちをつれて実家に遊びに来ていた。大勢マリオカートをして遊んだりしていた。おじちゃんはいつも海につれていってもらっていたし、おばちゃんは逆に夏休み大阪に泊まらせてもらっていたため二人とも馴染み深い。

おじちゃんによると、父は子どもの頃に事故で頭をうったという。当時は額あたりの怪我治療前頭葉があるため、簡単はいじれず、医師にも難しかったという。誰もしっかりとした治療はできなかったらしい。その後父は元気にスポーツをしたりしていたらしいが、大人になって障害が出始めたのはもしかしたらそのあたりが原因だったのかも、という話をしてくれた。とはいえ母も僕の夜泣きが原因だったのでは、と言っていたりするので何が原因かはよくわからず、おじちゃんの話も懐疑的だった。

しばらくして葬儀が始まった。みんなが部屋に集まる。何もよくわからない状態だったが言われるがままに並んで椅子に座った。部屋が暗くなる。導師さんが念仏を唱え、みんなで繰り返す。

その後も式が進行し、導師さんが話を始めたりした。誰なのかもよくわからないし、何を話していたかももう忘れてしまった。

導師さんの話が終わると、今度は親族代表ということでおじちゃんが話をすることになった。おじちゃんは前に出てきたのだが、マイク全然違うところで話をし始めた。式場のスタッフを見るとあわてておじちゃんのところに駆け寄ってマイクのところに連れて行こうとするところだった。おじちゃんはいわれるがままにマイクのところまで行ったのだが、なぜかマイクを背にしてマイクがない状態で話し始めたので再度スタッフ誘導したのがおかしかった。

おじちゃんはおじぎをしたあと、先程のように事故の話をし始めた。頭をうち、前頭葉があるため治療もできず、でもスポーツをしたりしていた、ということ。

そのあと、父が大勢の人に迷惑をかけるようになってしまたこと、そして、その父のことを母が最後まで面倒を見てくれたことを話した。すると突然、何か急にこみ上げてきたものがあったらしくウッと声を止めて泣き始めた。それを見て母も泣いた。なんとなく空気が変わった。

元々そんな雰囲気はなかったためびっくりした。僕はもらい泣きもしなかったし悲しくもなかった。ただ、みんな何かしらそれぞれ思うところがあるのだなと思った。おじちゃんからすれば身内がとんでもない状態になってしまって、父が元々赤の他人である母にひどい仕打ちをたくさんしてしまたことに申し訳ないという気持ちが非常に大きいのだろう。

母は実際にひどいめにたくさんあい、この年までずっと働き詰めで大変な思いを今もしている。しかし、お見合い結婚だったとはいえ、楽しく幸せな時期も経験し、僕らがまだ生きて経験したことのない年数を父と一緒に過ごしてきた。詳しいことはわからないが、そこには本人にしかからない無数の思いがあるのだろう。自分と妻も一緒に生きてきているが、子どもたちはそこであった多くのことを何も知らない。当たり前のことなのだが、不思議なことだ。

そして、ここにそれぞれの思いを抱えた色々な人が集まったことも不思議に感じた。みんな何を思ってここにいるのか。僕には分からないが、何かを思っている。

その後告別式は終わり、父の棺にみんなで草花を詰めた。父の顔は処理を施されてつやつやしており、蝋人形のようだった。

その後棺を閉じ、それを男たちで車へ運んだ。そしてみんながそれぞれの車で焼却場の方へ向かう。

焼却場は僕が今まで行ったことがあるような汚い場所ではなく、きれいな施設だった。コロナの影響で焼却場には15人だけが入れるということらしい。父に近い15人が部屋に入る。部屋の中にある等間隔に並んだ足のマークの上にそれぞれが立った。

次に、父が入った棺が焼却する空間に納められた。スタッフボタン類をアルコール消毒したあと、閉じるボタンを押した。機械により扉が閉じられる。

そしてどのボタンを押すと焼却が始まるかの説明を受け、準備が出来たら押すように説明があった。しかし誰も反応しないため僕が母に押しなよと促した。しかし、どうも嫌だったらしく、いやいやという手振りをしたので僕が押した。

その後は1,2時間ほど時間がかかるということで休憩の時間となった。密をさけるため、どの部屋も人数制限があり適当バラけることとなった。弁当が用意されていたためそれを食べて過ごした。

しばらくするとスタッフから声がかかったためみんなで部屋に集まった。中央には棺の台を収めるスペースがあり、今は空いている。そのそばに長い箸がたくさんあり、それぞれがその箸を手にした。

しばらくして台が運ばれてきた。まだ熱く、気をつけるよう注意があった。その上には骨が置かれている。葬儀は何度か経験したことがあるため特に新たになにか思うということはなかった。そういえば昔妻が飼っていたうさぎを看取ったのだが、その時に焼却されて出てきた骨を見た時はとても悲しくて泣きそうになった。

スタッフ説明されながら、足から順に骨を入れ物に詰めていく。みんなで行ったり来たりしながらそれぞれ骨を詰めていった。思ったよりもポロポロともろい。頭の方になると、大きすぎるため箸で割って詰めていく。頭には手術の跡の金具がついていたりした。それも母が詰めていた。

そして一通り詰め終わり、葬儀の全ての工程が終わりとなった。皆それぞれ準備をし、帰宅した。僕も一度実家に帰って着替えをして荷物を整理し、車で帰路についた。

思うこと

僕は仕事もあったし、あまり車で長距離移動をするのは事故死ぬ可能性もあるし好きではない。そのためとにかく早く全てを終わらせたいと思っていた。なんとか生きて帰ってくることができたが、かなり疲れ果てていた。とにかくいつ始まるのか分からなかった大変な出来事が一つ終わり安堵した。

父が亡くなったが、母は元々次男と一緒に住んでいる。近くには妹の家族もおり、しょっちゅう甥っ子や姪っ子たちと遊んだりしている。三男もわりと話が好きで母によく電話をかけているらしい。僕は離れていて長期休み以外は音沙汰も無いが、それでも母はみんなのおかげで楽しく暮らしているように見えるため特に心配はしていない。

父がいなくなったことで母は父の介護費用を払う必要がなくなった。だいぶ生活も楽になるのではないかと思う。僕は本当に良かったなと思っている。

昔「家、ついて行ってイイですか?」という番組を見ている時に、一人の若い女性の家に行く回があった。

その女性の家には父親がいるのだが、要介護のため自分では動けない。女性はその父親介護をしていた。自分では動けないため、あらゆる事を補助してあげなければならない。朝起きてから、昼食、夕食、風呂トイレ、あらゆることだ。もちろん生活のため仕事もしている。ヘルパーさんがいたのかもしれないが、それでも何もなく普通生活をしている僕らには想像できないレベルの大変な毎日であることは間違いない。

女性はまだ若く、色々なことがしたい年頃だろう。彼氏を作ってデートをしたり、友達ショッピングに行ったり。インドア派であればゲームをしたり、ゲームキャラにハマって腐女子をしたり、好きなアイドルライブにも行ったりしていたのかもしれない。しかし、全て介護のためできない。ただひたすら介護をしなければならない。夢もあったのかもしれない。でももう諦めてしまったのかもしれない。

父のため仕方がない、と思いながらも、女性毎日どれだけ苦しいか想像をするだけでも苦しくなる。

その父はどう思うだろうか。自分の娘が自分介護のために全てを犠牲にし、尽くしてくれている。ありがたいと思うだろうか? 僕だったら死にたいと思う。一生懸命育てた自分娘。さなから育てながら思うことは、この子楽しいことも辛いことも含め色んな事を経験し、苦悩しながらもそれでもたくさんの素晴らしいことを経験しながら歩んでいき、やりたいことをやって自分未来を掴んで幸せになってくれればいいなということ。どんな未来でも自分が進みたい方向に進んでいってほしい。

しかしその全ての未来自分の手で摘み取ってしまう事になったとしたら。耐えられる自信はない。すぐに死に、失いかけていた大切な未来を与えてあげたいと思う。若い娘がそのような境遇さらされて多くの時間を失ってしまうことは世界にとっても大きな損失だ。

でも、死ぬということは難しい。自分死ぬ覚悟ができるものかどうかは全くわからない。さら介護されている状態自分死ぬこと自体そもそもできない場合もあるだろう。

この世には安楽死必要だと思う。死にたくても死ねない人を助ける制度必要綺麗事だけでは救われない人達がいる。その人達が救われる世界になってくれればいいと思う。しかしどうすればそういう世界にできるのかは壮大すぎて僕にはわからない。とにかく僕にはこうやって苦しむ人達がいるということを文字にして発することしか出来ない。

とにかく、その一つとして父が死んで本当に良かったと思う。

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