はてなキーワード: 流しそうめんとは
って書くと大げさだけど。
知らない?
いや、知らなくてもいいんだけど。
1年くらい前にamazon englishがどこがで紹介されてて、1ヶ月無料サービスしてたんで入会したのよ。
お試しとして。
そんでそのまま忘れてたわけ。
そしたら、昨日届いたカードの明細見てみたら、「¥800 Audible/amzn」ってあるじゃない。
audibleってサービスは知ってたけど、使ったことはないわけ。
でも、よくよく考えたら、amazon englishの会費は毎月800円なのよ。
そしたらあっさり全額返金。
サービス使ってないんで当たり前だと思うが。
そんで思ったの。
amazonプレミアムとか、audibleとか、アマゾン以外のhuluとかdaznとか
この手のウェブ系のサービスは、1ヶ月間無料体験をうたってるところが多いわけ。
それはいいんだけど、1ヶ月経つと静かに課金してくるのよ。特にお知らせもなくね。
と言うか、最初にカード番号を入力させること自体が、それを狙ってるとしか思えないわけ。
大変なことがわかったのだけど、わたしがうんこを漏らす理由はアレルギーによるものかもしれない。
今まで漏らすときと言えばたいてい急な便意に襲われてトイレまでたどり着けないパターンで、その10割がほぼ液体だ。
液体だからこそこらえがきかないし、一度溢れ出し始めればズボンの色を染め上げるまで止まることはない。
しかし、そうした突然の便意に襲われるのはほぼ外食からの帰り道だということは経験から分かっていた。
だから大抵の場合、食後にパチンコ屋で暇をつぶして小一時間ほどで便意に襲われなければ帰るという生活を送っている。
それがたまたま人と一緒だったり車で移動中だったり知人宅に招かれて家を出てしばらくしてから便意に襲われたりと、そうした偶然がいくつか重なってしまうと惨事にまみれてみまわれてしまうのだ。
さて、事故に至る状況はこの程度にしておいてここから本題に入りたい。
増田を卒業できるかもしれないということは、つまりこの突然襲いかかる便意の原因を突き詰めることができたかもしれないということだ。
そしてその原因とは、生のネギ、もしくは玉ねぎにあるかもしれないのだ。
辛味が強いと口臭が気になるが、口臭を気にしてくるような相手もいないのでお構いなしである。
ところが、どうもやつらを口にしたあとは、ほぼ間違いなく約1時間ほどで強烈な便意に襲われることが最近分かってきた。
うんこを頻繁にもらしたことがある人間なら分かってもらえると思うのだが、いい大人になったというのに人前で限界まで括約筋を締め付けていると、自分が大人になり損ねているみたいでとても惨めな気持ちになってくるのだ。
さらにわたしが初めて人前でうんこをもらしたのは、初恋の人の目の前だった。
小学生のころ、同級生数人と連れ立って出かけた夏祭りのことだ。
友人宅で食事を終えたあと、皆で出かけていったおまつり会場で悲劇は起こった。
初恋の人の目の前ということもありながら、あの年頃だと尚更お腹が痛いという理由では皆のもとを離れることはできなかったのだ。
もう帰ろうと幾度なく提案してみたが、その願いが受け入れられることはなかった。
その場では何がおきたのか全く記憶にないのだが、翌日初恋の相手から電話をもらったのを覚えている。
「君がうんちを漏らしただなんて勘違いしてごめんね。変なことを言ってしまったことを謝ります。」
向こうから進んでなかったことにしてくれようとしたのだ。
それを聞きながら受話器を手で覆い隠しながら泣いたことだけは昨日のことのように記憶に刻まれている。
思えばあの時の昼食は薬味たっぷりで楽しんだ流しそうめんだった。
便意が括約筋をこじ開けようとする時、決まってその時の記憶の扉もこじ開けられてしまう。
小学生のあの頃から、結局なにも成長できていないままこんな歳になってしまったのだ。
突然の腹痛に襲われる度に、そんな惨めさを噛みしめる人生だった。
しかし、今回これで原因がわかればわたしはこの悪魔から逃れることができるかもしれない。
しかもそれがアレルギーという本人の意思とは別の生理現象であり、自分がいくら大人になろうとも原因さえわからなければ防ぎようのないものだというではないか。
アレルギーが見つかったことによるショックよりも、気をつけてさえいればこれからの人生でもうあんな思いを二度としなくても済むかもしれないという喜びが全身を駆け巡っていくのがわかった。
これで1時間程度の後に激しい腹痛に襲われることになったならば、それはわたしの人生の新たな始まりの知らせであり、増田の卒業を知らせる鐘の音となるだろう。
余談だが、初恋の人に対する好きという気持ちを捨てることができず、小学校の卒業式に思い切って告白をしたのだ。
彼女は僕の言葉を聞き終えると蔑んだ目で口元を歪めながらこういった。
そこまで言うと、ハッとした顔で「どっちにしてもごめんね。無理だわ。」といってそそくさとその場を離れていってしまった。
もしこれであの時の勝手大便がアレルギーのものだと証明できたのであれば、わたしはそのことを彼女に伝えようと思っている。
君に愛を告げた人間は、便意を予測できない赤ん坊のように未熟な人間だったのではなく、自覚することが難しいアレルギーを持った至ってどこにでもいる少年だったのだと。
これ以上彼女の人生においてわたしが汚物汚点であってほしくないのだ。
もう誰かの鼻つまみ者になるのは沢山だ。
私すごいこと思いついちゃった!
駅そばとかで、
とても迷うときないかしら?
そういう時にミックス麺とかあったらいいんじゃないかしら!!!
それぞれの麺が入ってるお行儀いいのじゃなくって、
先人の人たちが誰一人として、
やってないと言うことは、
ミックス麺って、
とんでもなく美味しくないか、
とんでもなく成立しないのかもね。
でもきっと、試した人はいると思うわ。
案外上手くいかないものね。
蕎麦の聖域は侵してはならないのかしら。
流しそうめんならぬ、
私はありだと思うんだけどなあ、ミックス麺!
あ!!!
うどんの粉と蕎麦の粉を混ぜて麺をうったらいいんじゃない!!!
話変わるけど、
あんまりミックスされてない感じがするのがたまにあるんだけど。
たぶん、それは気のせいね。
まあいいかと思って食べてたら、
店員さん、違う人が注文したアジフライ定食を間違えて持ってきちゃったみたい。
私、気付かず食べちゃってたし。
フライ違いで紛らわしいかったんだけど、
なんかどうもおかしいと思ったら、
それやっぱり1種類しかなかったわ。
もう食べちゃったしこれでいいわ、って言ったものの
食べ損なっちゃいました。
あーあ、恋したいな。
すいすいすいようび~
今日も頑張ろう!
どうしよう、ささいな喧嘩の末、今晩、今後を話し合うことになった・・・
これは、今晩中に結婚するか別れるか結論出せってことだわ、悩む・・・
急な仕事のトラブルで、終わり次第、朝までに行くとは言ってみたものの、もう時間がない。
今の彼女はネットでの出会いだけど、おっとりしてて素朴で気立ての良い子を選んだ。
料理もつくってくれるし、おいしい。女子大出身で男性経験2人とのこと、もう1年半になる。
一つ目は、見た目。
まず、胴長で、胸がない。
胸フェチかつ足フェチの俺には、浮気せずにこの子と添い遂げられる自信があまりない。
部屋着で気を抜いてる訳じゃなくて、オフィスでもデートでもださい。
服だけを考えると、隣を歩くのが少し辛い時がある。
最後に老化。肌のくすみやしわも出てきてるし、口元に黒い産毛も。だけど、ケアしようとしない。
次に天然すぎるところ。
外でジッパー下がっててパンツみせちゃうくらいなら、たまにならまあ許そう。
トイレのうんこ流してないのは、、、水に流そう。女性のを見るのは意外とショックだよ。
病気とか、基本的なアドバイスも聞かない。その病気は皮膚科で治ると言っても聞かない。
細かいことは色々あるけど、人としての違和感を感じる瞬間が時折ある。
ちょっとメンヘラかなって観察してたけど、アスペルガーのような傾向があるのがわかるくらい。
ただし、異常なほどの泣き虫で、軽く注意しただけで、こもって泣き出す。
暴れたりはしないし、泣くときも迷惑にならないように泣くことを意識している様子。
相手は強烈に結婚したがっているようだ。
俺もそんなにたいした人間でもないし、性格も良いほうではない。
だけど、相手は一途というか、尊敬して、誠実に想っててくれているようだ。
ただし、それも結婚するまでの擬態ではない、とまでは言い切れない。
教えてください、結婚をすべきか、別れて別な相手を探すべきか。
全部受け入れろと言う人が居るけど、メシマズなら矯正するし、太ったりしたら一緒に運動するよね。
おとなしい性格の割に、相手にアドバイスしてもほとんど聞いてもらえないんだよ。何を話しても泣くだけで終わりだよ。
今回は、見た目から入らずに、性格と雰囲気だけで選んだからこうなった。
迷ってるくらいなら結婚しないほうがよいのだろうか。
【追記】
ありがとう、指摘されて気付いたけど、無意識に結婚しない方向で考えてますね。
ただ、手放すと、これ以上気の合う良い人は現れないかもって恐怖心もある。
結婚はしたい、0~2年以内で。だらだらと付き合うのは相手に悪いとは常に考えてる。
相手選びで消去法や加点法は最悪だ、だけど、自分の直感に従うと人生狂うことが多かったので、基準はほしい。
愛してるかというとイエスなんだが、頭の中で合唱団が第九を歌い出すような愛の感動もない。
一応ぼかしておくと、AKBでも、ももクロでもなく、地下アイドルから人気が出て武道館をやれるステージのグループだ。
過去はよくあった接触イベントも、人気の高まりからか減りつつある。
(というと、おおよそ絞れると思うが)
ふとネットでその女性アイドル名をググり、気がついたらYoutubeの公式・非公式問わずライブ動画を繰り返し見まくっていた。
すぐにアルバムを買って、何度も何度も聞いた。
やがて女性アイドルには「接触」イベントがあり、相手から「認知」されることもあると知った。
もちろんその前から、AKBの握手会なるものがあるのは知っていたけれど、それで「認知」なんて馬鹿じゃないのと思っていた。
私は10年ぐらいジャニヲタをやっている。
ジャニーズからしたら認知なんてものは基本的にありえない。(いや、追っかけとかオリキとかっていうのは置いといて)
ついでに言うと目が合ったっていうのもありえないと思っている。
けれどコンサートに行って自分の担当であるメンバーに手を振ってもらえたらとても嬉しい。
規定に反しない、Twitterで叩かれないようにと考え、それでもどうにか目立つように作ったうちわを振り、タイミング見計らって、名前をコールして手を振る。
そこで向こうが手を振ってくれる。
私にだけではなく、私の周辺のファンに向かって、あくまでもサービスの一環として。
ところが女性アイドルの現場では、この現象を「レス」と呼んでいた。
いやいやただのファンサービスだろ、と思っていた。その当時は。
もちろんCDやチケット代というお金が発生しているものに対するサービスのはずなのに、それを超えての「レス」と感じられる反応が返ってくるのだ。
驚くことにメンバーはTwitterでリプをくれるファンを認知していた。
初めて接触イベントに参加した時、当日の朝にメンバーに「こんな服装で行くよ!」とリプを送った。推しの色を身につけたのだ。
私としては、「あなたの事がこんなに好きです」という気持ちを表すための行動だった。
ジャニヲタの時には手作りうちわを作ったりメンバーカラーのものを身につけたりするのと一緒だった。
ところが、いざ接触の時、メンバーは「ツイッターでリプくれたね!」と言ってくれたのだ。
嬉しかった。
と同時に、「ファンである自分がアイドル本人に認識された」という、信じられない出来事に震えるしかなかった。
しかも結構しゃべれる。ドルヲタさんからしたら短いかもしれないけれど、ジャニヲタ接触イベントで流しそうめんかってぐらいに高速はがしされたことがあるので、あんなにちゃんとまともな会話ができるなんて信じられない。
その後も2回ほど接触イベントに行ったが、ツイッター認知というか、私のリプで覚えてくれたという感じだった。
だがもはや私は、それだけで満足する体ではなくなってしまった。
次の目標は、私が名乗らずとも推しの方から私の名前を呼んでもらって、認知されることだ。
「認知」された後、次は何を目指すのだろう。
「認知」されても、それは覚えてもらっただけだ。
ツイッターは他のファンの動向も丸わかりだから、私の推しにめちゃくちゃレスもらった会話のレポがいくつも読めたり、認知もらってる人たちがすぐ見える。
それに対して、どうして私はああなれないのだろう、と悲しくなる。
現場を増やして、接触に参加して、「認知」されても、次はこの嫉妬のループが続くんじゃないだろうか。
最初は、ただ好きなだけのはずだった。
私だけの「レス」が欲しいって思うようになったんだろう。
これが沼なのか。闇なのか。もう既に病みなのか。
* 「スプーンねじきり」 - 本人曰く「スプーン曲げは難しいから。」
* 「ビールをジョッキで3杯一気飲みした後30回転しても目が回らない男」
* 「ペットボトルで空を飛ぶ」 - エアを詰めた業務用ペットボトル数本を背中に背負って噴射し、キリモミしながら空を飛ぶ[1]。
* 「エアバッグで空を飛ぶ」 - ハンドルの上に座り、エアバッグを膨らませて空を飛ぶ。「ハンドルでナニしちゃう男」として紹介された。
* 「0cm読書」
* 「手んぷら」
* 「ドライアイス食い」
* 「指ドリル・指ペンチ 」
* 「小指1本突きダンボール穴あけ」
* 「扇風機舌止め」
* 「三歳児の服を着る」
* 「爆裂ゴム手袋鼻息割り」 - 医療用ゴム手袋を頭から被り、鼻息で膨らませて割る。失敗する事も多い。
* 「高熱たこ焼き串いらず」 - たこ焼きを指でひっくり返す。
* 「高熱おしぼりヒラリハラリ」 - 次々と投げられる沸騰した湯に浸したおしぼりをかわし続ける。
* 「360°敵だらけ」 - 360°から放たれる枕を『マトリックス』の様に華麗にかわす。
* 「本気(マジ)キックネバーギブアップ」 - キックを受けても痛がらず、逆にキックを打つ人の方が疲れる(らしい)。
* 「熱々流しそうめんハシいらず 〜次の人ごめんなさい〜」
* 「ドキドキメジャー寸止メジャー」 - メジャーを巻く時に水が入った風船ぎりぎり目の前で止める。
* 「かんしゃく玉ホッピングヒョヒョイのヒョイ」 - かんしゃく玉を潰さずにスタートからゴールまで行く。
* 「鋼鉄レバーギブアップ」 - 空手経験者のレバーブローを我慢する。
* 「高卒電話帳破り」 - 電話帳を破る。本来は「高卒」でなく「高速」であったが、滑舌が悪い為に聞き間違えられた。
* 「ラベラーヌンチャク高速貼り」 - ラベラー(値札貼り)2つを紐で繋いだものをヌンチャクのように振り回しながら牛乳パックにバーコードを張っていく。
* 「高速わんこ飲み」
* 「高速目覚まし止め」
* 「高速ほえすた祭り」
* 「高速大工さん」 - すばやく釘を打ち、板の上を銀色にする。
* 「高速真っ黒」 - ホワイトボードを水性ペンで全てを真っ黒にする。
* 「高速チラシはさみ」
* 「高速踊る大交差点」 - 全方向から来るミニ四駆を欠かさず受け止める。
* 「トイレットペーパー高速巻取り(上級者編)」
* 「高速ねんど潰し」 - ねんどを1分以内で潰してシートをねんどだらけにする。
* 「スプーンねじきり」 - 本人曰く「スプーン曲げは難しいから。」
* 「ビールをジョッキで3杯一気飲みした後30回転しても目が回らない男」
* 「ペットボトルで空を飛ぶ」 - エアを詰めた業務用ペットボトル数本を背中に背負って噴射し、キリモミしながら空を飛ぶ[1]。
* 「エアバッグで空を飛ぶ」 - ハンドルの上に座り、エアバッグを膨らませて空を飛ぶ。「ハンドルでナニしちゃう男」として紹介された。
* 「0cm読書」
* 「手んぷら」
* 「ドライアイス食い」
* 「指ドリル・指ペンチ 」
* 「小指1本突きダンボール穴あけ」
* 「扇風機舌止め」
* 「三歳児の服を着る」
* 「爆裂ゴム手袋鼻息割り」 - 医療用ゴム手袋を頭から被り、鼻息で膨らませて割る。失敗する事も多い。
* 「高熱たこ焼き串いらず」 - たこ焼きを指でひっくり返す。
* 「高熱おしぼりヒラリハラリ」 - 次々と投げられる沸騰した湯に浸したおしぼりをかわし続ける。
* 「360°敵だらけ」 - 360°から放たれる枕を『マトリックス』の様に華麗にかわす。
* 「本気(マジ)キックネバーギブアップ」 - キックを受けても痛がらず、逆にキックを打つ人の方が疲れる(らしい)。
* 「熱々流しそうめんハシいらず 〜次の人ごめんなさい〜」
* 「ドキドキメジャー寸止メジャー」 - メジャーを巻く時に水が入った風船ぎりぎり目の前で止める。
* 「かんしゃく玉ホッピングヒョヒョイのヒョイ」 - かんしゃく玉を潰さずにスタートからゴールまで行く。
* 「鋼鉄レバーギブアップ」 - 空手経験者のレバーブローを我慢する。
* 「高卒電話帳破り」 - 電話帳を破る。本来は「高卒」でなく「高速」であったが、滑舌が悪い為に聞き間違えられた。
* 「ラベラーヌンチャク高速貼り」 - ラベラー(値札貼り)2つを紐で繋いだものをヌンチャクのように振り回しながら牛乳パックにバーコードを張っていく。
* 「高速わんこ飲み」
* 「高速目覚まし止め」
* 「高速ほえすた祭り」
* 「高速大工さん」 - すばやく釘を打ち、板の上を銀色にする。
* 「高速真っ黒」 - ホワイトボードを水性ペンで全てを真っ黒にする。
* 「高速チラシはさみ」
* 「高速踊る大交差点」 - 全方向から来るミニ四駆を欠かさず受け止める。
* 「トイレットペーパー高速巻取り(上級者編)」
* 「高速ねんど潰し」 - ねんどを1分以内で潰してシートをねんどだらけにする。
隣で寝ている熊を起こす。
ゆっくり揺する。動じない。少し、毛が撥ねた。力強く揺すっても、なかなか起きない。動じない。
こいつは大変困った奴である。私の部屋に転がり込んで早半年が過ぎた。特に何をするでもない。日がな一日ゴロゴロ。もう野生に戻る気は全く無いのだろう。今日も近くのローソンでおにぎり屋を大量に買って食べたようだ。散乱する”鮭”のシールが、何だか物悲しい。それでいいのか。本当に。
6畳の部屋に熊は大変邪魔である。奴が横になると座る場所が無くなるので、必然的にベッドに行かざるを得ない。仕方なくベッドに座り込んで、趣味のプラモデル作りに励む。最近、私がハマっている城作り。松山城。
しかし、奴にやられた。熊という生き物は、寝ぼけながらも左手は常に何かを狙っているのである。
「それは蜂蜜じゃない……」
私のか細い声は、届かない。グチャグチャになった松山城を片付ける気力も無く、そのまま寝床につく。
朝、目が覚めると、私の枕元に無数のプラスチックの破片が飛び散っていた。どうやら、私が眠った後も奴は暴れていたようだ。奴の左手が壁の高い所にピッタリと貼りついている。今度は接着剤を蜂蜜と間違えたのだろう。鼾をかきながら手を挙げる熊。世界中の担任は、誰も君なんか当てやしない。当てられるのは、猟師の銃口ぐらいだ。脱ぎ捨ててあった服を着直して、私はバイトへ向かう。太陽の光が眩し過ぎて、なんだか心が少し萎えてしまった。
新しい三色パンを試食するバイトに疲れ果てた私は、夜更けになって、ようやく自分の部屋に辿り着く。口の中には、まだカルボナーラの味が残っていた。ドアを開ける。奴は当然のように寝ていた。伸び過ぎた爪を丁寧にプラモデル用塗料で赤く染めている。どこかに勤める気なのだろうか。お水?川じゃない方の?まさか指名を貰える自信でも。同伴出勤なんかしようものなら、真っ先に麻酔銃で撃たれてしまうが。
塗料の臭いが充満しているせいか、頭がクラクラしてきた。やらなければいけないことは山積しているのだけど、こんな状態では何もする気が起きない。朦朧とした意識の中で、私はベッドに倒れ込み、少しずつ眠りの世界へ歩いて行った。
次の日、予定より早く新しい三色パンが食べ終わったので、珍しく夕方頃に自分の部屋に戻る。今日はクレソンだったので、口の中は少し苦い。
ドアを開けると半分に割られた竹が部屋に散乱していた。一本は壁を突き破って、隣の部屋まで突き抜けていた。いつからここにパンダが。お友達か。しかし、部屋を見回しても、いつもの熊しかいない。よく見てみると、竹はかなり計算されて組まれていた。台所の蛇口から繋がれたホースが、勢い良く水を運んでいる。
奴は”流しそうめん”を素手でやっていたのだ。流れてくる素麺を鮭に見立てているのだろう。真剣な目つきで、必要以上の力で、素麺を真上にしゃくり上げる。飛び散る水。引き千切れる素麺。水浸しの部屋。アパートに響く雄叫び。私はゆっくりとドアを閉め、近いうちに来るであろう、奴との別れを想った。
その夜、生まれて初めて酒で記憶を失った。路上で目を覚ました私を取り囲むように、清掃員によるゴミの収集が行われていた。
「ご苦労様です……」
私の声が、虚しく収集車のなかに消えていく。
部屋に戻ると、そこに奴の姿は無かった。
私が脱ぎ捨ててあった服はちゃんと洗濯され、ご丁寧にアイロンまで掛けてあった。乱雑に置いてあった物は整理整頓。テーブルの上には花が飾られ、台所には鍋にカレーまで作ってあった。
キチンと片付けられた部屋。何もない部屋。私は一抹の寂しさ覚えた。
「こんなに広かったけ?」
小さく息を吸う。肺に空気が入る。小さく。もう獣の臭いはしない。
物凄く寂しいけど、やがて、この寂しさに私は慣れてしまうのだろう。人間という生き物は、そういうものである。
淡い期待を込めて買った婚約用の首輪を、静かにテーブルの上に置く。
なんだか泣けた。そして、笑えた。