はてなキーワード: 天皇家とは
色んな世代の人と話す機会があるんだけど、特に若い人はかなり高い確率で眞子さまの結婚を祝福している。
もちろん観測範囲内の話なので、これは「男の子が恐竜が好き」みたいな話だと思ってほしい。恐竜が好きでない男の子もいるし、恐竜が好きな女の子もいる。
若者は「さとり」なんて言われるように、政治的な事にあまり熱心ではない。
関心がないというよりは、大人、特に政治を主導するような中高年の事をそもそもあまり信用しておらず、旧時代的な野蛮人だとでも思っている節があるのだろうか。
政治がなにかおかしなことになっていたり、ベテランの人が炎上したときの態度は、「まあ、大人が言うようなことなんて全部変でしょ」みたいな感じだ。
今の偉い人たちが死ぬまでじっと待つ必要があってそれからが自分たちの社会だ、という様子にも見える。
対して、烈火の如く怒りだすのが40代以上のおじさん・おばさんである。
特に今の40歳周辺の人物は、なまじネットの使い方にも長けていたり、氷河期時代の犠牲者でもあるので、とにかく政治不信が強い。
50代以上になるとパソコンやスマートフォンは少しとっつきにくい若者の機械として認識する人が徐々に増えるが(特に働いていない専業主婦)、3、40代ぐらいだとむしろネット黎明期に詳しいような人も多く、仕事で当たり前に使ってもいる。
若者と同様に大人(高齢者)を信じてはいないのだが、若者が他人事としてある程度距離を置こうとするのに対して、この世代は直接的な行動を伴う。
どっちがいいという話ではないのだが、このような態度の違いと言うのは確実にある。
表題の眞子さまの結婚の件に戻るが、これに反対しているのは自身の観測範囲では殆どおばさんであった。
若者のほとんどは、やはりこういった上の出来事をあまり自分事には捉えない傾向にある。
何人かと話したが、「1億円支払われるっていっても別に1人1円でしょ?1億円の税金とかちょっと道路工事したらなくなりそう」という1億円の価値がいかに低いかについて語る者もいれば、
結婚そのものの価値観が自由であるべきと考えていて、本人たちが望んでいるならどのような結婚でも祝福されるべきとか、他人に咎められる必要はないという発想の者もいた。これは昨今の同性婚の流れなどに敏感というのもあるのだろう。
払った税金の総額が積み重なっている事や、またその殆どが既婚者であることから結婚というものの障害も肌にしみて気になるのだろう。
また「皇室の品格」や「血税」というワードを良く使用するのもこの年代だ。他人の結婚に対して熱烈な興味があるというのもこの年代の特徴なのかもしれない。
ちなみにではおばさんではなくおじさんたちは何をしているかというと、この話自体にあんまり関心がなさそうに見える。
誰が結婚した、離婚したみたいなニュース自体にあまり興味が無いのかもしれない。「はじめは関心があったがもうさっさとこの話終わりにしてくれ、いい加減うざったいな」みたいな態度の人が多かった。
小室氏が天皇家に加わる訳でもなければ一時金も辞退しそうなので、もう他人事というかどうでもいいのだろう。
あとは男性視点から見た時に、皇族との結婚は少しばかり夢のある話なのかもしれないと感じるシーンも多かった。
男性としてわずかにある小室氏への親近感や共感のようなものが、この話に積極的に批判を浴びせたがらない原因なのかもしれない。
もちろん観測範囲内の話なので、これは「男の子が恐竜が好き」みたいな話だと思ってほしい。恐竜が好きでない男の子もいるし、恐竜が好きな女の子もいる。
「Y遺伝子がどうだこうだ」みたいな疑似科学まで持ち出して、天皇家を特別にしてるのは男系家系としての歴史的継続性で、女系には意味がないから女系天皇はNGだ、ってのが彼らの理屈でしょうに。ただの平民が勝手に天皇家に同一化して、自分が持ってるわけでもない「高貴な血」にについての選民意識を披露すんの、すげえバカっぽい。
男はYX、女はXXの染色体の組み合わせを持つ。分からない人は染色体=遺伝子と思ってもらっていい。
子供は各親から1つずつ染色体をもらい、組み合わせがどうなるかで性別が決まる。
つまり、男親を辿り続ける限り、男子が持つY染色体はずっと同じものである。一方、女親を辿ってしまうと、Yが存在せず、かつXは混ざり続けていくため同一の遺伝子を持つ子女はいなくなっていく。
女性天皇というのは持統天皇のように天皇である女性のことで、男性天皇は今の天皇陛下や上皇様のような場合。
ところで、男系天皇とは必ずしも男性でなくていい。(詳しいことは知らないが)持統天皇は男系天皇だったはずである。
これはなぜかというと、女系天皇の意味は母親が天皇家の血を継いでいるということだからである。
イギリス王室で例えてみると、今はエリザベス女王がいて、陛下は男系女性王と言える。しかし息子のチャールズ皇太子が王になると、チャールズ王は女系男性王になる。こんな感じ。
上皇様がYX、美智子様がxxとすると、今の天皇陛下はYxである。
(xがたくさん出てきて面倒なので、以降abc...を使う)
愛子様は女性なので、天皇のxと雅子様のaをもらってxaである。
xは確かに天皇由来なのだが、天皇がxをもらったのは美智子様なので、すでに愛子様に上皇様の遺伝子は無いと言える。
そのため愛子様がB男(yb)という男性と結婚して男児B仁を産んでも、その子の遺伝子はyaになり、天皇陛下の遺伝子すら持たない子になる。
ここでB仁が天皇になると、B仁は女系男性天皇という扱いになる。
文仁様もYxとする。文仁様の奥さん、紀子様はbbという遺伝子である。
末っ子悠仁様は男性なので、文仁様のYと紀子様のbでYbを持つ。まだ上皇様の遺伝子が残っているのが分かる。
さらに悠仁様がC子(cc)と結婚して男児C仁ができると、C仁の持つ遺伝子はYcになる。まだ上皇様の遺伝子が残っているのが分かるだろう。
以上から、古代より続く天皇家の血を遺伝子レベルで引き継ぐのであれば、男系男性天皇でなければならない。
男系女性天皇OKにすると、愛子様は古代からの遺伝子は持たないが、先代の天皇の遺伝子は引き継がれる。また愛子朝は1代限りなので、次は悠仁様が天皇になることが考えられ、以降の天皇は稀に1代限りの脱線を挟みつつ古代の遺伝子を受け継いでいく。
女系天皇OKにすると、愛子様も愛子様の子供も天皇になることができる。こうなると、完全に古代の遺伝子は断たれる。
ちなみに女系天皇OKの場合で愛子様が子供を産まないと、順番的に次は眞子様が天皇になるはずである。するとさらに次の天皇は眞子様と小室さんの子供になる。
加えてここまで同一の遺伝子を引き継いでいる国は日本だけであり、圧倒的に最長である。
そもそも王室が無くなった国もあれば、女系王にしたことで途絶えている国、そもそも王家が処刑されて新たな血筋が王家になった国……
日本は征夷大将軍という賢い制度と男系天皇制のおかげで、ここまで生き残っている唯一の王室である。
この伝統は果たして女性差別の上に成り立ってきた伝統なのか、男女平等のために廃止していい伝統なのか、今一度考えてみてほしい。
増田は遺伝子存続ガチ勢だが、昨今の男女平等を鑑みて男系女性天皇派である。
もちろん、女性天皇の子が天皇になれないというのは、それだけ聞けば差別に感じられる。
しかし残念ながら生命の不思議がゆえに、遺伝子の確実な引き継ぎは男児にしか認められない。
また差別とは、根拠のない理由から与えられるべき機会が剥奪されることである。
この科学的根拠と長い伝統は、差別を乗り越えるのに不十分な理由なのだろうか?
よく考えてみてほしい。
幕末期、公武合体すなわち朝廷の伝統的権威と現実の統治者の結合による統治者の権威付けが図られたが、その具体的手段は和宮親子内親王の徳川家茂への降嫁であった。
翻って主権在民が謳われる日本国憲法下において天皇家が君主として権威を持つとすれば、民主主義精神の不足と言わざるを得ない。現実に先の東京五輪でも、選挙で選ばれた議会が選んだ首相を差し置いて、天皇に五輪への苦言を言わせようとする王政主義(反民主主義)を公言する者も少なく無かった。嘆かわしい限りである。
我が国が真の民主国家たらんと欲すならば、あたかも天皇が首相の上に立つかの如き思想を抱かないよう、その権威を剥奪しなければならない。
これを公武合体に準えるならば公民合体とでも言おうか。その具体的手段は、公武合体に準えるならば、皇族の一般人への降嫁となる。
この合体は、民の側が皇族の歴史をも伝承・吸収してこそ成る。伝統が皇統に専属せられたままでは、伝統に基づく権威もまた皇族に残置されるためである。
したがって、逆説的ではあるが、降嫁を受ける者においても皇族の伝統を体現する必要がある。それは例えば装いであり、髪型である。
つまり、「令和の公武合体」を体現するためには朝廷の伝統的髪型である鬟を結える必要があり、それには髪を伸ばす必要があったのである。