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2014-10-07

違いの分かる男シリーズ その1 

自然 シゼン   そのまんまのこと。

本然 ホンゼン  人の手が加わっていないこと。もともとの姿であること。ほんねん。

未然 ミゼン   まだ起こってないこと。

已然 イゼン   既に起こってしまったこと。またそのさま。

果然 カゼン   結果が予期どおりであるさま。

必然 ヒツゼン  必ずそうなること。それよりほかになりようのないこと。また、そのさま。

当然 トウゼン  そうなるのがあたりまえであること、道理にかなっていること。また、そのさま。

蓋然 ガイゼン  たぶんそうであろうと考えられること。ある程度確実であること。

偶然 グウゼン  何の因果関係もなく、予期しないことが起こること。また、そのさま

同然 ドウゼン  同じであること。また、そのさま

宛然 エンゼン  そっくりそのままであるさま

靡然 ビゼン   なびき従うさま。特に,多くの者が同じ傾向をもったり,同じ行動をとったりするさま。

純然 ジュンゼン まじりけのないさま。

粋然 スイゼン  まじりけのないさま

渾然 コンゼン  すべてがとけ合って区別がないさま。 性質が円満で欠点のないさま。

糅然 ジュウゼン 種々のものがまじっているさま。

雑然 ザツゼン  雑多に入りまじっているさま。

全然 ゼンゼン  余すところのないさま。まったくそであるさま。

判然 ハンゼン  はっきりとわかること。

確然 カクゼン  たしかで、はっきりしたさま。

朗然 ロウゼン  明るくはっきりとしているさま

亮然 リョウゼン 明らかなさま。はっきりしているさま。

昭然 ショウゼン 明らかなさま

画然 カクゼン  区別がはっきりとしているさま。

截然 セツゼン  事柄が、他との対比において曖昧(あいまい)なところがなく、はっきりとしているさま

歴然 レキゼン  まぎれもなくはっきりしているさま。

的然 テキゼン  はっきりとしたさま。明白なさま。

現然 ゲンゼン  はっきりとしているさま。あらわ。

瞭然 リョウゼン はっきりしていて疑いのないさま。明白であるさま

顕然 ケンゼン  はっきりと現れるさま。明らかなさま

隠然 インゼン  表面ではわからないが、陰で強い力を持っているさま

燦然 リンゼン  きらきらと光り輝くさま。また、はっきりしているさま。鮮やかなさま

爛然 ランゼン  あざやかに光り輝くさま

燦然 サンゼン  鮮やかに輝くさま。明らかなさま

楚然 ソゼン   あざやかに見えるさま。

灼然 シャクゼン 輝くさま。 あきらかなさま。明確なさま。

赫然 カクゼン  かがやくさま

皎然 コウゼン  明るく輝くさま。白く光るさま。

耿然 コウゼン  明るく光るさま

炯然 ケイゼン  光り輝くさま。明るいさま

煥然 カンゼン  光り輝くさま

炳然 ヘイゼン  光り輝いているさま。また、明らかなさま。

俄然 ガゼン   にわかなさま 突然ある状態が生じるさま

倏然 シュクゼン にわかなさま。急なさま

突然 トツゼン  予期しないことが急に起こるさま。だしぬけであるさま。突如

驀然 バクゼン  まっしぐらに進むさま。また,にわかに起こるさま。

遽然 キョゼン  急なさま。あわてるさま。

忽然 コツゼン  物事の出現・消失が急なさま。忽如(こつじょ)。こつねん

卒然 ソツゼン  事が急に起こるさま。だしぬけ。

驟然 シュウゼン 雨などが急にふるさま

依然 イゼン   もとのままであるさま。前のとおりであるさま

公然 コウゼン  世間一般に知れ渡っているさま。また、他人に隠さずおおっぴらにするさま

油然 ユウゼン  盛んにわき起こるさま。また、心に浮かぶさま。

湧然 ユウゼン  水や声・感情などが盛んにわき起こるさま。

鬱然 ウツゼン  草木こんもりと茂っているさま。 物事の勢いよく盛んなさま。

森然 シンゼン  樹木こんもり茂っているさま。並び立つさま。きびしくおごそかなさま。するどいさま。

旺然 オウゼン  物事の盛んなさま。

凛然 リンゼン  寒さの厳しいさま りりしく勇ましいさま

凄然 セイゼン  非常にもの寂しい感じがするさま。 寒いさま

蕭然 ショウゼン もの寂しいさま

沈然 チンゼン  静かなさま。落ち着いたさま。

闃然 ゲキゼン  ひっそりとして静かなさま。人気がなくさびしいさま。

寂然 セキゼン  ひっそりとして静かなさま。寂しいさま。

粛然 シュクゼン なんの物音も聞こえず静かなさま。また、静かで行儀正しいさま。

端然 タンゼン  きちんと整っているさま。礼儀にかなっているさま。たんねん。

整然 セイゼン  秩序正しく整っているさま。

秩然 チツゼン  物事が秩序正しくあるさま。

昂然 コウゼン  意気の盛んなさま。自信に満ちて誇らしげなさま

断然 ダンゼン  態度のきっぱりとしているさま。また、最後まで押しきって物事をやり遂げるさま

決然 ケツゼン  固く心をきめたさま。きっぱりと思い切ったさま。

敢然 カンゼン  困難や危険を伴うことは覚悟のうえで、思い切って行うさま。

欣然 キンゼン  よろこんで物事をするさま

蹶然 ケツゼン  勢いよく立ち上がるさま。跳ね起きるさま。また、勢いよく行動を起こすさま。

奮然 フンゼン  ふるい立つさま。勇気・気力などをふるい起こすさま。

慨然 ガイゼン  憤り嘆くさま。憂い嘆くさま。 心をふるい立たせるさま。

泰然 タイゼン  落ち着いていて物事に驚かないさま。

毅然 キゼン   意志が強くしっかりしていて、物事に動じないさま

凝然 ギョウゼン じっと動かずにいるさま。

居然 キョゼン  じっとしているさま。座って動かないさま。 することがなく退屈なさま。つれづれ。

飄然 ヒョウゼン 世事を気にせずのんきなさま ふらりとやって来たり去ったりするさま

超然 チョウゼン 世俗に関与しないさま。

洒然 シャゼン  さっぱりして物事にこだわらぬさま。

平然 ヘイゼン  何事もなかったように落ち着きはらっているさま。

冷然 レイゼン  少しも心を動かさずひややかな態度でいるさま。

恬然 テンゼン  物事にこだわらず落ち着いているさま

悠然 ユウゼン  物事に動ぜず、ゆったりと落ち着いているさま

浩然 コウゼン  心などが広くゆったりとしているさま。

藹然 アイゼン  気分などが穏やかでやわらいださま

優然 ユウゼン  落ち着いてゆとりのあるさま。

綽然 シャクゼン ゆったりとして余裕のあるさま

晏然 アンゼン  安らかで落ち着いているさま

淡然 タンゼン  あっさりしているさま。また、静かなさま

厳然 ゲンゼン  おごそかで近寄り難いさま。動かし難いさま

塊然 カイゼン  孤立しているさま。また、不動であるさま。

孑然 ケツゼン  孤立しているさま

介然 カイゼン  気持ちが堅固であるさま。断固としているさま。 孤立したさま。孤独なさま。気にかけるさま。

煢然 ケイゼン  孤独なさま。たよりないさま。

怡然 イゼン   喜び、楽しむさま

歓然 カンゼン  喜ぶさま。

赧然 タンゼン  恥じ入って赤面するさま

徒然 トゼン   何もすることがなく、手持ちぶさたなこと。また、そのさま。つれづれ。無聊

喟然 イゼン   ため息をつくさま。嘆息するさま。

索然 サクゼン  おもしろみのなくなるさま。興味のうせるさま。

愕然 ガクゼン  非常に驚くさま

瞿然 クゼン   驚いて見るさま。驚いて顔色を変えるさま。

唖然 アゼン   思いがけない出来事に驚きあきれて声も出ないさま。あっけにとられるさま。

呆然 ボウゼン  あっけにとられているさま。

爽然 ソウゼン  心身のさわやかなさま。爽快なさま。 がっかりするさま。ぼんやりするさま。

蹴然 シュクゼン おそれ慎むさま。

慄然 リツゼン  恐れおののくさま

恟然 キョウゼン 恐れさわぐさま。恟恟

慴然 ショウゼン 恐れおののくさま

竦然 ショウゼン 恐れて立ちすくむさま

憫然 ビンゼン  あわれむべきさま。

愁然 シュウゼン うれいにしずんでいるさま

暗然 アンゼン  悲しみ、絶望などで心がふさぐさま。気落ちするさま

悵然 チョウゼン 悲しみ嘆くさま。がっかりしてうちひしがれるさま。

戚然 セキゼン  憂え悲しむさま。

悄然 ショウゼン 元気がなく、うちしおれているさま。しょんぼり

憮然 ブゼン   失望・落胆してどうすることもできないでいるさま

潸然 サンゼン  涙を流して泣くさま。

汪然 オウゼン  水が深く広いさま。涙が盛んに流れるさま。

色然 ショクゼン 驚きや怒りで顔色を変えるさま。

勃然 ボツゼン  突然におこり立つさま。急に激しくおき現れるさま。怒りの表情を表すさま。むっとするさま。

怫然 フツゼン  怒りが顔に出るさま。むっとするさま

憤然 フンゼン  激しく怒るさま

傲然 ゴウゼン  おごり高ぶって尊大振る舞うさま。

頑然 ガンゼン  強情で頑固なさま。

豪然 ゴウゼン  力強いさま。また、尊大なさま

間然 カンゼン  欠点をついてあれこれと批判非難すること。

靦然 テンゼン  恥じる顔つきのないさま。

融然 ユウゼン  気分のやわらぐさま。

頽然 タイゼン  物のくずれるさま。酔いつぶれるさま。

醺然 クンゼン  酒に酔って気持ちのよいさま。

陶然 トウゼン  酒に酔ってよい気持ちになるさま。

輾然 テンゼン  大いに笑うさま。

哄然 コウゼン  声をあげてどっと笑うさま。

莞然 カンゼン  にっこり笑うさま。

艶然 エンゼン  にっこりほほえむさま。美人が笑うさまについていう

婉然 エンゼン  しとやかで美しいさま

恍然 コウゼン  心を奪われてうっとりするさま

颯然 サツゼン  風がさっと吹くさま。また、風を切るさま

翻然 ホンゼン  ひるがえるさま。また、ひるがえすさま

漫然 マンゼン  とりとめのないさま。ぼんやりとして心にとめないさま。

漠然 バクゼン  ぼんやりとして、はっきりしないさま。広くてはてしのないさま

茫然 ボウゼン  つかみどころのないさま。 呆然に同じ

曠然 コウゼン  広々としたさま

廓然 カクゼン  心が広くわだかまりのないさま。

豁然 カツゼン  視野が大きく開けるさま。 心の迷いや疑いが消えるさま。

釈然 シャクゼン 疑いや迷いが解けてすっきりするさま。

渙然 カンゼン  解けるさま

戛然 カツゼン  堅い物が触れ合って音を発するさま

跫然 キョウゼン 足音のするさま

鏗然 コウゼン  金属・石などがあたって、かん高い音のあるさま。

鏘然 ショウゼン 玉・鈴などの鳴るさま。 水がさらさらと流れるさま。

鏘然 ソウゼン  玉や金属が打ち合って澄んだ音を発するさま。

錚然 ソウゼン  金属が打ち合ったり楽器が鳴ったりして音を出すさま。

兀然 コツゼン  山などが高くつき出ているさま。ごつぜん。 じっとしているさま。動かないさま

隆然 リュウゼン  高く隆起しているさま。 強くもりあがるさま。

嶄然 ザンゼン  一段高くぬきんでているさま。ひときわ目立つさま

卓然 タクゼン  高くぬきんでているさま。

挺然 テイゼン  ぬきんでているさま

脱然 ダツゼン  超脱しているさま

屹然 キツゼン  山などが高くそびえ立つさま。 孤高を保ち周囲に屈しないさま。

巍然 ギゼン   山などが高くそびえたっているさま。また、ぬきんでて偉大なさま。

猛然 モウゼン  勢いの激しいさま

殷然 インゼン  勢いが盛んなさま。音がとどろきわたるさま。

沛然 ハイゼン  雨が盛んに降るさま。盛大なさま。

悍然 カンゼン  あらあらしくたけだけしいさま

喧然 ケンゼン  やかましいさま。そうぞうしいさま

囂然 ゴウゼン  人の声などが騒がしいさま

騒然 ソウゼン  ざわざわとさわがしいさま

轟然 ゴウゼン  大きな音がとどろき響くさま

爆然 バクゼン  大きな音で爆発するさま。

杳然 ヨウゼン  はるかに遠いさま。また、深くかすかなさま。

窈然 ヨウゼン  奥深くかすかなさま。

蒼然 ソウゼン  あおあおとしているさま

洞然 トウゼン  ぽっかり大穴あいたさま。うつろなさま

翼然 ヨクゼン  つばさのように左右にひろがっているさま。

尨然 ボウゼン  豊かで大きなさま。むっくりと大きなさま。

眇然 ビョウゼン こまかいさま。小さいさま。とるに足りないさま。

矗然 チクゼン  まっすぐなさま。

冪然 ベキゼン  おおいかぶさるさま

2014-09-09

あたしはアナウンサーになりたかった。

あたしはアナウンサーになりたかった。

いや。ちょっとちがう。


あたしは町を出たかった。町にいたくなかった。でも都会に行きたいわけじゃなかった。あたしは空にぽっかり浮かぶ、あの月に行きたかった。そして月にいくそ方法アナウンサーなんだって思ってた。あの頃は。


あたしの住んでた町は海沿いの辺鄙なところで、今ならわかるけどよそとはちがうちょっとだけ変わったしきたりがあった。

海につながる砂浜から防風林を抜けると町を横切る唯一の県道がある。県道をわたると森があって、森の入口から奥に狭い石段が続く。50段くらい上ったところで森はいきなりひらけて、こんもりとした小山がありその上に小さな祠があった。

観音扉の格子の隙間からは幅1メートル、高さ20センチくらいのたいらな石が見えた。下のほうは地面に埋まっていて、石のまんなかあたりにへんな文字が彫ってある。あたしにはどうみても数字の「710」って読めるんだけど、大人の人たちはそんなわけないって言ってた。


それでへんなしきたりっていうのが、町の子供たちが交代でコップ一杯の海の水を汲んできて祠にお供えするっていうやつ。よその子たちはめんどくさがってやらないこともあったんだけど、あたしは毎日水をお供えしてた。

普通お供えなら水道の水だと思うんだけど、ここの祠はなぜか海の水ってことになってた。あの頃は疑いもしなかったけど、今考えるとだいぶ変だと思う。


あたしは家にいたくなかったか毎日お供えしてた。学校の帰り道に海にいって水筒に水を汲む。石段をのぼって祠につくとなぜかいつもコップはからっぽで水筒から水を注ぐとお供えは終わり。あとはずっと祠のそばに座って、宿題したりぼーっとしたりしてた。日が暮れると決まって月がのぼっててあたしはそれをいつも眺めてた。月が見えなくなってさすがに遅くなるとしょうがなく家に帰った。


あたしは家で殴られてた。ずっと前にお父さんは仕事がなくなってて、お母さんがパートに行ってた。お父さんはあたしのことが気に入らないみたいで、なにかしら理由をつけては殴ってた。お母さんの前では殴らなかったからお母さん気づいてなかったのかな。よくわからない。

とにかくいつも殴られてたからあたしは家にいたくなかった。どこでもいいからこの町の誰も知らないところに行きたいって思うようになってた。でもどこに行ってもいやな人や殴る人がいるかもしれない。そんなふうに考えたら、いつも祠で見上げてるあの月に行きたいって思うようになった。たぶん知ってる人は誰もいない。誰も殴ってこない。ここよりずっと静かな場所で、だからあたしは月に行きたいって強く思った。


ある日のニュースだった。

この国ではじめて宇宙に行くっていう人がテレビに映ってた。ジャーナリストの男の人で外国ロケットに乗って宇宙に行くって言ってた。ジャーナリストっていうのがわからなくってお父さんに聞いたらアナウンサーみたいなもんだって言いながらあたしを殴った。

あたしは、だからアナウンサーになりたいって思った。アナウンサーになれば、ロケットに乗れて宇宙に行ったりもしかしたら月に行けるんじゃないかって思った。次の日、お母さんにこっそりアナウンサーになりたいって言った。お母さんは喜んでくれてた。あたしはうれしくなってこっそり祠に行って月を眺めてた。すごくすごくうれしかった。


アナウンサーってどうやってなればいいのかわからなかったけど、教科書のはしっこにアナウンサー落書きとかしてた。お父さんには毎日殴られてたけど、アナウンサーになって月に行けばお父さんはあたしを見上げるしかなくっていい気味だと思った。なんだか殴られても平気だって思えるようになった。毎日毎日祠にお供えしてアナウンサーのことばっかり考えてすごくうれしい気持ちになってある日の夜家に帰ったら、お父さんがお母さんを殴ってた。


お母さんは丸まったままやめてって叫んでた。でもお父さんは殴り続けた。あたしもとびついてやめてって叫んだ。そしたら今度はあたしを殴り始めた。でもお母さんが殴られないならそれでいいやって思って我慢してた。我慢して殴られ続けた。

お父さんが言った。

「おまえなんかアナウンサーにはなれねえよ」



頭が真っ白になった。ふざけんなって言いながらお父さんに殴りかかった。なんどもなんども殴りかかった。でも一発も当たんなくって逆に殴られた。くやしくってくやしくって腕を振り回したけどでもダメであたしは泣きながら玄関を飛び出した。


行く場所は祠しかなかった。他に行くあてなんかなかった。あたしは祠でずっと泣いた。泣いてるうちにいつのまにか眠っちゃったんだと思う。もう空が白みはじめてて、これからどうしようかって考えた。


祠を見るとコップの水がなくなってた。とりあえずお供えしよう。あたしはコップをもって海に行き、水を汲んできてお供えした。あんなに悲しかったのにいつものクセでお供えちゃうんだなってなんだかおかしくなってフフって笑った。

そのときだった。

ゴゴゴゴって大きな音がしたかと思うと地面が大きく揺れた。立ってられない。頭をかかえてしゃがみこむ。

どうしよう。地震だ。たぶん大地震だ。怖い。お父さんとお母さんは大丈夫かな。そんなふうに思ったつぎの瞬間には地震ピタリとやんだ。


おそるおそる目をあける。森の木が何本も傾いてる。祠が壊れていた。祠の中にあったたいらな石がむき出しだ。まわりの土がみんな崩れて地面の下に隠れていた部分もあらわになってる。


「710」

「NOOW]





710の下にも文字が続いてる。どういう意味だろう。でも今は町がどうなってるかのほうが心配だった。

「<採取対象物閾値クリア>」

え?石が……しゃべった?

「<コレヨリ帰投プログラムハイル>」

え?え?

「<オジョウサン、サキホドノオイル取得感謝シマス。アナタノオカゲデ任務完了デス>」

意味がわからない。

「<アナタサキホド設置シタオイルデ採取目的量ヲクリアシタノデス。任務開始カラ長イ年月ヲヘテヤットオワル>」

……あなた、いったい何なの?

「<ゴ存知ナイ?ワタシハ第18期月資源採掘船デス」

月?今、月って言わなかった?

「<ソウデス。月資源ムーンオイル』採取ノタメ、現在カラ約600標準年前ニコノ静カノ海ニ到達シタモノノ事故発生シ緊急着陸シタノデス>」

600……年?

「<オジョウサン、アナタハ当船乗組員ノ子孫デスネ。当船ハ事故ニアイホトンドノ機能ヲウシナイマシタ。当初目標デアル『ムーンオイル』採取完了ニヨッテ起動スル帰投プログラムデシカ月面カラノ脱出ハフカノウ>」

ちょっとまってちょっとまって。いろいろわからないけど聞いていい?

「<ナンデショウカ?>」

ここが月なの?じゃあ、あのあたしたちが月って呼んでるあれは何?

「<地球デス>」

あたしが行きたかったのは月じゃなくて……地球

「<事故後ノ乗組員タチガ地球ヲ月ト呼ブコトニシタ理由類推デキマス。地球ヘノ帰還ガ困難トナッタタメコノ月ヲ地球トヨブコトニシタノデショウ>」

「<ソシテ子孫ヲ残シ、町ヲ築キ、コツコツト『ムーンオイル』採取ヲ続ケタ>」

「<ソレヨリ、今オジョウサンハ月……デハナク地球ニ行キタイトオッシャイマシタネ>」

え?そ、それは。確かにそうだけど。でも町が……。

「<町ハ心配リマセン。先ノ揺レハ当船ノ起動ニヨルモノ。ソレヨリ、オジョウサンハ地球ニ行キタイト?>」

……う、うん。……行きたい……。行きたい!

「<ゼヒ乗船クダサイ。本船ハ地球ニ向カイ成果報告ヲセネバナリマセン>」

「<乗組員ノ子孫ノクチカラ、600年ブリノ成果を地球ニイル人類ニアナウンスイタダキタイ>」

……アナウンス……する……?

「<ハッチヒラキマス。乗船クダサイ>」

……うん……わかった。行く。


地面がせりあがり階段が現れる。あたしが乗り込むと扉は閉まり、大きな音を立てて地面の下から船が現れる。祠の部分につきだしていた平らな石は採油口だ。船が空中で180度旋回し機首を空へ向けると、採油口に刻まれた文字が見える。


MOON

「OIL]




あたしを乗せた船が発進する。

月へ。

いや、地球へ。

2014-08-04

30年前の夏休みに、幽霊出会ったと思った話。

30年ぐらい前の夏休みの思い出。幽霊に会ったのかも、と思った話し。

怖くは無い。あれはなんだったのか? みたいな。



俺が小学生低学年だったから、1984年前後かな。

金持ちの子の家にはファミコンが入り始めていた頃だったと思う。けど、俺の周りのガキどもは持ってない組で、相変わらず外遊び派。

それにふさわしく、ここはド田舎。周りは田んぼと山ばっかり。西日本、とだけ言っておく。

で、その時のグループに、タカヒロ(仮)というのがいた。俺と特に仲が良かったヤツ。

このタカヒロがある日、「ザリガニエビがたくさん捕れる場所知ってる!」とか言い出した。聞いてみると、少し遠い池らしい。俺はそんな池は知らなかった。とは言え、「おおいいね〜!」なんて言いながら、ちょっと遠征してみることに。なんせ夏休みですから

今だからわかるんだけど、あれは多分古墳だわ。こんもりとしたちいさな山があって、その周りが掘?みたいになっているところ。タカヒロは池って呼んだけど、あれは堀。

教科書に載っている「○○天皇陵」みたいなきちんとしたやつではない。宮内庁管理しているのかどうかよくわかんないけど、何か古びた看板があったのは覚えている。いい天気なのに木が茂ってそこだけ暗くなってて。その中に古びた木の板が立っていて、説明書きが書いてあったような記憶曖昧だけど、そんな光景だけアタマに浮かんでくる。

ま、そんなことは気にせず、俺達はその堀でザリガニ釣りをしたりカエルを探したりして遊んだ

その最中ものすごい大きい魚を見たりね。記憶では、自分より大きかった。多分脳がねつ造しているけど。コイかな。緑色ちょっとトロっとした感じの水の中に、黒々としたシルエットが悠然と泳いでた。ヒザまで水につかった俺たちのすぐヨコを通り過ぎていって、思わず俺もタカヒロも怖くなって後ずさったりして。まああり得ないぐらい大きかった。

堀の角では、船の残骸を見つけた。木で作った、小さな船。ほとんど水の中に埋もれている。公園の手こぎキコキコボートより少し大きいイメージ。今だったらアマゾン漁民が使っていそうな、木で組んだ船。興奮してふたりでその周りを攻めた。……網を突っ込んだりザリガニ釣りしたり、ってことだけど。そういう障害物があるところって、ザリガニとかエビとかが多いんだよな。



そんなことをしていたら、いつの間にか知らないオジイがすぐ後ろにいた。それまで俺たちだけで、人と言えば遠くに陽炎でゆがんだ軽トラが見えるぐらいだったのに。

なんか汚い服を着て、こっちを見てた。とがめる感じでもなく、ただ立っていた。田舎の大人は、子供がいたら声を掛けるよね。でもなんも言わない。うんでもすんでもない。

とは言え、ほら、子どもって、知らない大人のことって気にしなかったりするじゃん。誰かいても、自分が気になっているものしか見えないというか。そんな感じで、急に現れたときちょっとビクっとしたけど、すぐに遊びに戻った。

まあそんなこんなで、タカヒロが言うとおり、確かにエビザリガニ大漁だった。満足してみんなで引き上げた。

「次は池の真ん中の島上陸しよう」とか言いながら。……池じゃねえし堀だし。しかもあの島は墓だし(笑)



問題が起こったのは、次の日。

タカヒロが俺の家の勝手口に来て、暗い顔してる。

もう一回あの池に行こうという。でもなんでタカヒロは暗い顔してるのか。

どうやら親に怒られたらしい。あそこで遊んじゃいかん、もう一回行って謝ってこいって。

「え? なんで謝らなきゃいかんの? 誰に?」つー話しだよね。

タカヒロは、昨日の夜にあの堀のことを親に話したらしい。スゲーでかいコイを見た、自分と同じぐらいの大きさだった、なんて言ったんだろうと思う。

父親はその場所があの古墳だと判ると、血相を変えて怒り出したらしい。それであの池の中の島に謝ってこい、と言われたようだ。

で、そうは言わないけど、ひとりじゃ心細いから俺の所に来たんだと思う。

よくわかんないんだけど、まあ別に用事も無いし退屈してたし、ふたりでもう一度あの池に行った。

昨日の船のあたりに着くなり、タカヒロ神社にするみたいに手を合わせてブツブツと何か言ってる。で、俺に「お前も謝れ」とまあまあの剣幕で言うんだな。

俺もよくわかんないから理由を聞こうとするやん。

そうしたらタカヒロも段々ヒートアップしてきて「いいから謝れ!!」みたいな勢い。

俺もそれに押されて「お、おう……」って感じで謝った。手を合わせて、ごめんなさいごめんなさい、って心の中で言った。

で、タカヒロもそれで満足したらしくて、「帰るぞ」って素っ気なく言う。

「え、なんなん? なんだったん?」と聞いても、「もうあそこで遊んじゃいかん」としか言わない。俺もだんだん腹が立ってきて、タカヒロの服を掴んで問い詰めようとした時。

視界の隅に、何か写って。

ふと島の方を見ると、昨日のあのオジイが島のほとりに立っていた。50メートルは離れていたから、本当にあのオジイだったかわからん。けど、オジイ、と思った。こっちを向いている。

それで急に怖くなって、何も言わずに急いで帰った。

というのは、あの堀には、島に渡れるようなところはなかったハズなんだよね。昨日一周したから判ってる。ボートとか橋とか、無かった。有ったら俺たちも島に渡っていたと思うし。

「なのになんであそこに居るの? もしかしてユウレイ的な何か?」みたいなことを一瞬にして思ったんだど思う。それで、怖くなった。



ユウレイとは思いがたいし、別に何かあったわけでも無いし、その後も無い。謝りにいかなかったやつらにも何もなかったと思う。あるわけない。

あのオジイは何かの調査中(ローカル郷土史家とか、さ)だったのだろうと考えるのが普通だろう。

タカヒロのお父上が言ったことも、単に他人様の墓で遊ぶのはけしからん、ぐらいのことだったと想像する。

ただ、子どもの頃、もしかしたらユウレイ出会ったのかもと思った、というそれだけ話し。

程なく俺は引っ越ししまって、それ以来あそこへは行っていない。その後この事案についてタカヒロと詳しく話した覚えも無い。

この夏休みに、30年ぶりにあそこ行こうと思う。あの古墳がなんだったのか見てくる。今だったらあの看板も読めるだろう。

タカヒロ本人は、成人してから事故で亡くなったと聞いている。だからお父上がもし御健在だったら、なぜ謝りに行かせたのか聞いてみようと思う。もう、覚えてないかな。

2014-07-19

変態紳士処女SEX

私は22歳、いまだに処女です。

先日素敵な小父様と出会いました。そして今夜一夜をともにします…

「小父様!私を大人の女にしてください」

「そのようなことを女性から口にするものではない」

「でも小父様…」

「そうか。素直な子だ。よろしい。それではまずキスから始めようか」

目を閉じて唇を上向ける

「何をしている」

「え、だってキスだって…」

「私はそのようなキスはしない」

「まずお尻を突き出すんだ」

キスじゃないんですか」

「黙って言うことを聞きなさい」

「よし、いい子だ。そのまま自分の肛門を広げなさい。両手でね」

「小父様、恥ずかしいです」

「うむ、綺麗な肛門だ。まるで熟れた唇のように」

「さて、それでは私の方も脱ぐとするか」

小父様もパンツを脱ぎ尻を突き出した。

「小父様!?何をなさるのです!!」

「何ってキスではないか。さあ君ももっとお尻を突出しなさい」

「小父様~、小父様のお尻の穴が私のお尻の穴に!」

「それでいいんだよ。もっと激しく馬鍬ろうか」

「はうんッ、小父様!お尻が!お尻が熱いの!」

もっと激しくするぞ」ブリッ!!

「小父様!?何をなさるのです!」

「何とは?私はただ排便をしただけだが」

「君はそれを受け入れるんだ。自分のお尻でね」

「さあ、肛門をもっと広げて。もう一度いくよ」ブリッ!!ブリッ!!ブリッ!!

「あは~ん、うんこが小父様のうんこが私の中に入っていくの~~!!」

「気分はどうだい?これで私の一部が君の体の中に入ったわけだが」

「気持ちいいです」

「しばらくそうしていなさい」

1時間

「小父様!!もう!もう漏れそうです!!小父様のうんこが出そう…ウっ」プリッ!

「仕方のない奴だ。ではこの皿の上にしなさい」

「こんなところに…ナイフフォークがあるのはどうしてですか?」

「それはね、君が食べるためだよ」

ブリッ!!ブリッ!!ブリッ!!

「うむ、こんもりと山盛りになったな。ん?少し多くないか?」

「どうやら君は自分の分まで出したようだね。厭らしい女だ」

「私は厭らしい女です…」

「ではその厭らしいところをもっと見せてもらおうか。ほら、食べなさい」

「た、食べるんですか!?

「さっきも言ったろう。何を聞いていたのかね。ほら、口を開けなさい」

ムシャムシャ

「おいしいです。小父様」

「それではもう一度しようか」

「今度は1時間程度では許さない。1週間は我慢しなさい」

「1週間!?病気なっちゃますよ~」

「嫌なら私との関係はこれまでだな」

「待って下さい!私受けます。小父様のうんこを私の体で受け止めさせて下さい」

また同じことを繰り返す。ブリブリブリ!!

「さあ、この状態で1週間我慢して、お腹の中で熟成させるんだ」

「そして今度は一緒に食べよう。もちろん君の分と混ぜてね」

はい…楽しみにしています…」

今日私は処女を失いました。お尻の方の処女です。しかも殿方のうんこで。

もう私には普通SEXはできません。好きな男性の一部を体の中に入れておくことができるなんて。

あ~、毎日が愛おしい…早く熟成されないかな。そしてあの方ともう一度…

2013-10-03

http://anond.hatelabo.jp/20131003174410

俺なんか逆に何もしなくてもこんもりちゃうからぴっちりしたズボンはけない。はずい。

2011-11-11

http://anond.hatelabo.jp/20111111220829

昔、似たようなのをみたことある

総武線とある駅。

朝、女性がホームに倒れてたから良く見るとパンツの後ろ側がこんもりと...

漏らしたから倒れたのか、倒れたから漏らしたのか解らんけど。

2010-05-19

紅しょうが

牛丼屋なんかで紅しょうがを大量にいれる奴はなんなんだ。

溢れそうなくらいに器にこんもりと盛りやがって。

それでも足りないとばかりに、食う端から次々と紅しょうが補充しやがって・・・。

だったら紅しょうがだけを盛った紅しょうが丼でも作って食べてろよ。

2009-10-29

http://anond.hatelabo.jp/20091029173359

昔の軍艦ってのは砲弾とその破片を受け止める前提で作ってあって、装甲が厚い。

するとフネは大きく重くなるが、大砲をぶっ放すときに反動を受け止めるためにもある程度図体の大きさと重さが必要なので、そういう事情もあって船体は大きく重く堅い造りだった。


でも今の軍艦にはそんなに分厚い装甲はないよ。ロシアキーロフ級なんて特別な例はあるけれど、まぁあれは化け物だから。

艦上にレーダーアンテナなどの脆弱ハイテク装備がこんもり載っていて、攻撃も防御もそれに頼っている現代では

・まずは敵に見つからないことを目指す

・撃たれたら科学の力で敵弾を逸らす

・それでも敵弾がこっちに向かってきたら撃ち落とす

という方法で身を守っている。装甲を厚くしたところで敵弾が命中すればハイテク装備は壊れるし、図体が重く大きくなると隠密性や回避能力の点でかえって不利になるからあまり丈夫なつくりはしてない。


ま、最近テロリスト体当たり攻撃とかあるご時勢なので構造を強固にしなくちゃいけないのかもしれないけど、それでもなお側面は難しいだろうね。正面は衝角とかドリルとかつければ強化できると思うけど。

2009-10-24

耳クソ問題

ちょっと爪で引っ掻くだけでぽっろぽろ。

風呂でふやけたところに全力で掻くと、爪の間にこんもり大量。が二、三回はいける。

脂性なのとトリートメントが原因じゃないかとは思ってる。

もう毎日の耳掻きじゃ追いつかない。

助けて。ホント助けて。

2009-09-18

ここしばらくの女子力に関する話題を見ていて、一分のスキもなく完璧にセットされて男からの評価を得ることに特化した女性って、文字通り『武装』(これは所謂スイーツ的な人であるか、それともヲタ受けしそうなタイプか、は問わない)してる感じがするよなーってのをとりとめもなく思った(この人なんかレオパルト2っぽいなー、的な。)

そういえば、そういう人と身近に接すると、なんか射爆場で戦車砲の標的にされてるような気分になる。すんげえ速度で機動して、車体がめっちゃ揺れて見えても、砲身は完璧にスタビライジング。一ミリのブレなく、秒速1700mの熱視線で、あなた如きはいつ何時でも赤子の手を捻るみたいに殺せるんだよ、という本気が伝わってきて。

なんていうか、装甲系女子?

てか、俺、死ぬの?みたいな。ええ。死ぬんですけど。精神的に。

もちろん、そう感じるのは、受け手側たる自分の貧しい女性経験・アワレな心象が大いに投影されてるだけなんで、真面目に我が身を振り返ると割と虚しいんだけど、まあそこに両目をつぶってぼーっと見ていると、その手の「女子力」を理解し(意識する・せざるは問わない)使いこなして男どもを蹂躙していく人って、なんか「戦争」っぽいなーと思う。恋は戦争(笑)とか手垢つきまくったワードだなーとか思うけど、特に「宣戦布告」「交戦対象」がなくても、そういう人達からは無言の存在感・プレゼンスみたいなもんが感じられるのだよな。簡単に蔑ろには出来ない何か。そう考えると、女子力というのは一種の武力・暴力抑止力類推で考えるとしっくり来るというか、自分の中で妄想がもりあがってくる音が!音が!モリモリと!するわけです!!!

所謂「女子力の高い人」が火力・装甲・機動力の三位一体でどっか遠くの男を蹂躙・突破・包囲殲滅していくのは小気味よいし、面白い。けど、自分の近くでドンパチが始まったり、お隣さんが急激に女子力を高めたりすると、なんかバランスオブパワー的な意味自分軍拡を求められる感じの圧力を感じて、すげーやだなー、みたいな。ウチの近所で戦争やらないでください!みたいな。だいたいどう俺を強化しても真正面からレオ2A6みたいな気合入った異性とがっぷり四つに組んで戦うような戦闘力はねーよ!!みたいな。どう頑張ってもソマリア民兵レベルブラックホークダウンよりも悲惨なことに!!!みたいな。早く増田を和平に導く政治的枠組みを整えるべくはてな首脳会談開催しろ!!!!はやくしろーッ!間に合わなくなってもしらんぞーッ!!!みたいな。おお!いいじゃないか!!!(何が)

収拾付かなくなってきたんでその話は捨て置くけど、そういう「女子力の高い理想の女」像を冒頭のような「戦車部隊の理想」像っぽいアナロジーとして考えると、そういう理想像常識みたいに求められるのは、完璧超人になれない多くの女性にとっては、確かに頭が痛い問題だろうなーってこともぼんやり実感出来て楽しい。ボヤいてた増田の人は、そういう『近代的な機械化部隊の存続・維持』に求められるコスト微妙に重荷なんだけど、だからって非武装にはなれねえし、コスタリカとかスイスとか持ち出したりして中立・非武装・軍縮を称揚してる人は何なの?死ぬの?防衛力の議論の歪な状況マジつらいんですけど!自衛官だって人間なんだぞ!!!的な状況に追い込まれてるのかな、という。『女子力の高い女』でいようとすることのランニングコストの高さと、それにまつわる議論の渦中で色々と心をすり減らしているんだね!という理解になり、意味もなく共感した(たぶんただの妄想)。

そんなことを考えていたら、そこはかとなく女子力の話題が楽しくなってきて困るなあと思いました。なんだかきょうも俺の脳内はてなウォーズはさいこうに盛り上がっているぜ、こんもりとな!(CV:堀川りょう)という心境になってきて凄く幸せ

増田のみんなも、しあわせになろうよ!!!!!!!!!

2009-07-13

俺の毛根はもうだめかもと思ったせいで4時間監禁された話

俺はハゲない、って思ってるやつに読んでほしい。

ある日突然その恐怖はやってくる。

あと、無料発毛体験行こうとしてる人もぜったい読んでくれ。

少し前の話。

俺25歳ね。

最近、部屋によく髪の毛が落ちていることに気がついた。

ちょっと手箒をするだけでこんもりと髪の毛が固まる。

最近掃除してなかったなーと思いながら毛の塊を捨てたのだがその夜気がついた。

シャンプーしただけで尋常じゃなく髪の毛が手に付いている。

おまけに一年前にはまったくたまる様子がなかった排水溝が抜け毛だらけだった。

ベッドシーツが紺色だったので気がつかなかったが枕周辺にも大量の抜け毛が。

当時そこそこ髪の毛が長かったせいで、抜け毛は確実に自分の頭から抜け落ちたものだった。

一気に血の気が引いた。

学生時代ツイストパーマしたり、ブリーチしたり、ストパーやったりと確かに頭皮にいいことはほとんどしていなかったが、親父もじいさんもハゲてなかったし、むしろ毛が多すぎると周りから言われてたため、ハゲに対する心の準備が全くできていなかったから、急に目の前にハゲるという現実差し迫ったとき本当に心臓がドキドキ言い出した。

ちょっと頭を抱えるとハラリと髪の毛が2本ぐらい落ちてきた。

その髪の毛の毛根はもうあるんだかないんんだかわからない、むしろどっちに毛根がついていたのか肉眼では判別できない。

言いようのない絶望にも近い感情。

慌てて、「抜け毛 毛根 細い」なんかで検索してみる。

検索結果をいろいろ漁った結果はおまえはハゲますという事実

体験談なんか読んでいても、20代半ばで急に来たなんて人もいていっそう絶望

彼女に正直に最近抜け毛が多いと打ち明けたら、あっさり

「確かに、頭皮が透けて見えそうだね」と

客観的事実を頂いた。

それから、どうというわけでもないけど、一日中ハゲについて考えるようになった。

暇があれば、ハゲと発毛などについて調べる日々。

処方箋でもらえる薬は頭頂部にはあまり聞かず、体毛が濃くなるのか。

日本リアップ海外よりも発毛成分が薄いから個人輸入した方がいいのか。

宮迫がやっているシャンプーレビューに業者があふれていて信憑性が低いけども効きそうだ。

水道橋博士はこのシャンプーで発毛したのか。

このブログの人は毎日の抜け毛を数えている。

一日200本ぐらい抜けているけど、俺もそれぐらい抜けているかも。

シャンプーの度に排水溝にネットを貼って抜け毛の量を確かめたりもした。

最終的にはテレビで温水やブラマヨ小杉を見てもさっぱり笑えなくなった。

もう限界だ。

とりあえず原因だけでもわかれば対策ができる、そう思うようになった。

仕事が忙しく病院には行けなかったので、某育毛会社を調べると、抜け毛を送るといろいろ分析をしてくれるらしい、ということがわかったので資料請求をしてみた。

すぐに資料は届いたのだが、やっぱり面倒で、そしてなにより送る抜け毛の条件に「毛根がついているもの」という毛根があるのかないのかもわからない俺にとってはハードルが高すぎる条件のため放置していた。

それからしばらくして、しらない番号から電話がかかってきた。

その育毛会社からだった。

資料は届きましたか?一度無料お試し体験をやっているので来ませんか?というお誘い。

無料で試せるなら、たしかにこの頭皮にとってもいいことだろうし、行ってみるか、ハゲで頭がいっぱいな俺は貴重な年末年始会社休みタイミングに予約をいれた。

予約すると、なんだか光明がさした気がしてすこし気が軽くなった。

正直、わくわくしてた。

で、当日。

普段行かない駅まで行って無料お試し体験をするために。

ところがどっこい。

俺は4時間以上監禁されることになる。

まず、通されるのは応接室。

そして、なんちゃら部長が登場。

開口一言、「で、調子はどう?」

一応客(無料だけど)の俺に普通ため口で話しかけてくる時点でどうかと思ったが勢いに負けて、いつぐらいから抜け毛が始まって、一日どれぐらい抜けて、学生時代にはパーマをかけたとかポロポロ話してみた。

すると

「そりゃこのまま行ったらハゲね、間違いなく」

と宣告された。

抜け毛を見せてごらんと言われたので見せると

「これはまずいね。」

もう焦る俺。どうすればいいですか?と教えを請うと奴は顕微鏡みたいなので健康な毛根のサンプルを見せてきた。俺がネットで調べたときにも掲載されていたプックリとした毛根だ。

「これが僕の毛根」

自信満々に奴は言い放った。

確かに言われてみれば奴の髪の毛は佐藤浩一レベルだ。

そして、

「ハゲってのはいろいろ原因があるけど、頭皮が突っ張ることでハゲるの。突っ張るから毛根が抜けやすくなんの。」

ともっともなことを言い放ち、

「僕の頭皮柔らかいでしょ?」

と確かに柔らかい奴の頭皮を触らされた。

そのころには俺はこいつは髪の毛の神だと勘違いしそうなレベルに話をすべて信じていた。

いろいろ俺の毛根に駄目だしをされた後は、じゃあ無料体験やってみようか、という流れに。

カケテ美穂もいなければ、エミリもいない、普通のねーちゃんが俺の無料体験を施してくれた。

ちょっと気持ちのいいやつもあれば、頭皮が痛くなるようなものもあった。なんか雑談をした気もするが、覚えているのは

最近、若い人も多いんすよねー」

というため口ぐらいだ。

で、洗面台を見たら相変わらずごっそり俺の髪の毛が抜けていた。

「これは多いっすねー」

といういろんなハゲを見てきたねーちゃんの言葉は予想以上に俺の心に刺さった。

無料体験が終わるとまた、さっきのおっさんがいた。

「どうだった?」

と聞かれたのでまあ気持ちよかったですと答えておいた。

こっからがやつの本番だった。

うちはこれを繰り返しやって頭皮を正常にして、特別な薬で発毛を促進させるんだといった類の話を始めた。

始めて速攻

「月々、いくらまでなら出せる?」

思考停止の俺はとっさに「一万なら…」と答える。

「一万か…、ボーナスは出るんだよね…、じゃあ…」

電卓をぱちぱちしながら奴は

「3年後にはフサフサだね」

と言い放った。

そっからは営業、営業で、このコースは月々4回までいつでも好きな時に来れるし、都度払いだから辞めたいタイミングで止められる、3年で生える。延々と聞かされた。

さらには、日々のケアとしてマイナスイオンの出るブラシ(なんか電源いれるとイオンで髪の毛が開いて薬品の吸収がよくなるらしい、そのあと違うスイッチを入れて髪をとくと髪の毛を閉じて薬品を閉じ込めるらしい)となんか頭皮をやわらかくする機材、シャンプーを込こみでやってみようみたいな話もしだした。

俺がちょっと冷静になってしぶってみると

今日、こんな日にここに来た君は髪の毛をはやしたいんだ、間違いない」

「ハゲたらこの先の人生悲惨だぜ?」

「この製品はすべて俺だって試している、試して効果があると思うから君に勧めている」

「俺の髪の毛はこのブラシのおかげでまっすぐツヤツヤなんだ。」

今日ここに来たのは運命なんだ」

「君が一歩動きだしたんだから、あとは走るしかない」

「君ぐらいの年でフリーターの人には勧めない、キミは勧めるだけの価値がある男だ」

と手を変え品を変えて勧めてくる。

なんつーか、もう洗脳された感じ。

最後には

「これからいっしょに生やして行こう」

ガッチリ握手までしてしまった。

結局手持ちがなかったので、頭金として1000円納めて、ローンの審査があるとかで、変なとこに電話させられてめでたく契約となった。

よく覚えていないけど総額80万ぐらいの契約だったはず。

時計を見れば2時半に予約したのにもう7時を過ぎていた。

次回の訪問時間を決めて、帰りに、ラーメン食いながら、このラーメン何杯食えるんだろう…なんて考えてた。

家に帰り、さすがに冷静になり、このあたりの無料体験について調べてみると、いわゆる大手みたいなところの発毛自体がほとんど効果がねー!!!!という口コミにあふれていた。

俺は速攻でクーリングオフの方法を調べて、彼女には「ハゲても好きでいてくれ!!」と言って書留でクーリングオフの手続きをした。

一週間後、小汚い封筒に千円とコピークーリングオフ受け付けましたという書面に印鑑が押された紙が届いた。

往復の交通費と書留費用、そしてなんだかわからない4時間程度の時間授業料だったんだと思う。


そして、俺は仕事の異動をきっかけにか、博士シャンプーのおかげかわからんが、3ヶ月後には抜け毛もおさまり今では再びボサボサになった。

今だからこうやってネタにできるけど、当時は本当に必死だった。友人にもそれとなく最近抜け毛が多いんだーなんて話して、俺も多いんだとかもさもさな奴に同調されてムキーとなったり、いろいろ心にも余裕がなかったと思う。

とにかく、みんな、昔の人はよく言ったもので

タダより高いものはないぜ、ということでこの話はお開き。

長いな俺の文章。。。スマン。

■追記(はてブで言われてること)

クーリングオフについて。

よくわかんなかったけど、一緒に買わされた機材だとか、シャンプーは次の初回のときに全部もらえるって話になっていたし、次からが料金発生ってことでまだなにもサービスが発生していなかったから普通にできたんじゃないかなぁと思う。

というか、申込書の控えの裏にクーリングオフについて超小さく書いてあったから一応OKだったんだと思う。

あとどうでもいいけど、ここの勧誘以来変なうさんくさいいろんな会社から不動産とかFXの売り込みの電話がくるようにもなった。これは関係があるのかわかんないけど。

※冒頭もちょっと追加した。

2008-08-02

どーでもいんだけど

会社の隣の席のヤツが、鬱で1か月有給休職して先日復帰した。

が、1日出社してから2週間以上出てこない。

なんつーかどーすりゃいいんだ。そいつがやる分の仕事こんもりたまってる。

ヤツがやめるとか、やめないとかいう意思表示はない。

今はとにかく会社に行けないと。

辞められたら辞められたで困る。

が、辞めるまではそいつの分まで仕事量がこっちは増えてるわけで

でも当人は精神状態として、他人に迷惑かけてるとか実際どーすべきかどかは判断できない状態なんだろう。

なんつーかなー。

そいつの心理を無視して窓際チームに一時的に割り振るとかすればいいのかもしれないと思うが、

そいつの復帰を阻む行動になりかねないので、上もどーにも判断しかねている。

そもそも、そいつにどーしたいのかをゆっくり聞いている余裕もない。

あー、どーしたもんかな、ほんと。

迷惑なのは確かだが、無情に切り捨てるほどの勇気も権利もなく。

2007-05-18

のだめの怖さ

オタらしく、ドラマはチェックしていなかったのだが、アニメ版のだめカンタービレを視聴している。少女漫画、というか、女性向け漫画原作らしく、妄想こんもりと詰まっている。俺愛用のリュックのように、だ。

多分、最終的には、主人公のだめとくっつくであろう、千秋という男のスーパーマンさというのはほとんど究極に近い(と思う)。より厳密に言えば、キャラクター造詣から、行動パターンにいたるまで、ギリギリまで女性の心の琴線に触れるような作りになっているというか。30代独身女が求める王子様はこういうタイプなのか、と納得したり。

なんというか、見てはいけないものを見てしまった気分だ。逆に、美少女ゲームが持つ歪みは、女性にこういう気分にさせるのかもしれないなあとと思ってみたり。所詮、作り物のキャラクターであるといえばそれまでだが、やはり、彼ら/彼女らは人間ではない。現代の生み出した化け物なのだと思う。

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