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2013-03-22

アニメ評論家には、そんなにアニメ作画は批評するに値しないものと思

われているのだろうか?(タイトル入りきらなかった)

http://toshinoukyouko.hatenablog.com/entry/2013/02/05/013220

 それにしても、と僕は思う

日本には、アニメに関する批評存在しない。批評家存在しないだけでなく、批評の場そのもの存在しない。

(「庵野秀明はいかにして八十年代日本アニメを終わらせたか東浩紀

 東浩紀が上のように記したのは1996年で、それから17年が経った今日におけるアニメ批評のややうんざりするくらいの百家争鳴、玉石混交を伴う興隆ぶりは周知の通りだが、然るに未だに日本には、アニメ作画に関する批評存在しない、という一抹の事実には素朴に驚かされる。とはいものの、作画について語るという文化自体が、せいぜいここ十年くらいの間に醸成されてきた、というこれまた意外に思われる史実と突き合わせてみれば、それほど驚くべきことでもないのかも知れない。

中略

 ゼロ年代アニメを含むサブカルチャー批評史と作画史は並行して進みつつも交わることはついになかった。大塚英志斎藤環東浩紀やその取り巻きアニメ作画を完全に無視したし、作画オタク東浩紀界隈を完全に、気持ちいいくらいに無視した。例えば伊藤剛は2005年に「テヅカ・イズ・デッド」を上梓して、漫画批評の側から手塚治虫神話の精算を図った。ところが一方で、アニメ作画の側ではほとんど同時期にウェブアニメーターを介して一種の手塚治虫への回帰が見られていた。

本当になんでだろうね。

作画系に強い氷川竜介ですら、作画マニア的な"紹介"に留めて批評の域には持って行こうとしない節がある。「20年目のザンボット3」でも、金田伊功だけで1章割いてかなり詳細にデータやら作画の個性やら文章を連ねても結局は「金田作画、たまんねえ」で終わる内容だったりする。それはそれで悪いことでは決して無いけど。

小黒祐一郎は?小黒は編集者であって評論家ではない、しかアニメ制作者にその辺を積極的に語らせようとはしている。

アニメスタイル第1号のロングインタビュー「庵野秀明アニメスタイル」はその結集だ。

アニメと作画の密集した関係性をあそこまで徹底的に語った記事は未だかつて存在しなかったしこれからも無いと思う。間違いなく論の域に達していた。

語ったのは庵野秀明本人だが、ここまで語らせたのは小黒祐一郎の手腕によるものだろう。これが竹熊健太郎とかその辺だったら絶対に聞き出せなかったと言い切ってもいい。

それでなくとも旧アニメスタイル1号、2号はアニメと作画の関係性をがっつり語ってみようぜ!!というエネルギーに満ちあふれていた本だった(アプローチには異論反論ある人もいるだろうけど)。

これは当時作画オタが絶滅しかかってた事を危惧して・・・というよりも、「昔みたいな作画おたくもいなくなっちゃったし、そろそろここらで語ってみるか!」みたいなノリだった、という気がするんだけど・・・

今は当時より作画オタ(というかニワカ含めて俺も作画をかじってみたいよ的な奴)が増えた状況なので、リニューアル後のアニメスタイルは作画オタ啓蒙寄りな本になっちゃったと思うな。

なんつーか。作画オタなんて下らねえ→したがって作画を論じる事も下らねえ→作画語りは作画オタだけでやってろ、その辺で「たまんね」ってホザいてろカス

という空気は形成されつつあると思う。

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■作画オタク界隈のジャーゴンについて

http://anond.hatelabo.jp/20130320200411

2012-01-03

[][][][][]

隠された被爆労働〜日本の原発労働者1

内部被ばくの“証拠”撮影 長崎大研究グループ - 47NEWS(よんななニュース)

ABCCは調査だけで治療はしないといわれてきました。なぜでしょう。

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プルトニウムファイル いま明かされる放射能人体実験の全貌 | アイリーン・ウェルサム, 渡辺 正 | 本 | Amazon.co.jp

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「ネズミの乳ガンは放射能が唯一知られている原因です」

3.11 乳がんの増加が示すもの - 高原千尋の暗中模索

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二本松の子ども達 福島 原発 ・放射線 の現場から: マンクーゾ報告

葬られた微量放射線の影響調査報告 (1/2)

ペトカウ効果 - Wikipedia

放射線安全研究センター

2011-06-27

BLと在日

注:加筆修正しました

最近商業BL作品ばっかり読んでるから、たまにはネット同人作品も読もうかなと思い立って、某ジャンルのサーチから二次創作サイト巡りをしていたときのこと。リンクを辿っていった先に、管理人韓国人であることを明記しているBL小説サイトがあった。日本語ネイティブじゃないとこれはムリだろと思わせる豊かな語彙の小説や日記・掲示板の内容から判断するに留学生やニューカマーなどではなくて、日本で生まれ育った在日韓国人の方であるようだった。

なんかね、これちょっとびっくりしたんですよ。在日の人もBL書くんだなぁって。

いや、こんなにもアニメ漫画の氾濫する日本社会で生きている以上、日本人だろうが外国人だろうがオタク趣味に染まる人は染まるのが当然だろうし、中にはヤオイ二次創作に興味を持って腐女子腐男子になる在日コリアンがいるってのも理性では理解しているんだけど。実際目にしてみると、なんかこう、感慨深いものがありましてね。

そうかー、在日のBL好きってのもやっぱりいるもんなんだなー、っていうか他にもいるけど明かしてないんだろうなー、としみじみしてたんですが、途中でふと思い出した。あれ、ちょっと待てよ?よく考えてみれば、数少ないながら今までにも在日韓国人が登場するBLがあったりするし、在日朝鮮人のBL作家というのもいたりするんじゃないの?そういえば私、そういうの読んだことあったような……、と。

というわけで、今回はBLと在日と私というテーマで今まで読んだ作品を振り返ってみようと思う。長いよー。私が以下で言及している作品には18禁のものもありますのでお気をつけください。




倉科るり=金蓮花   在日のBL小説家

倉科るりというペンネームで、商業誌からBLを出版している小説家がいる。正確にはいた、と言うべきかもしれない。著作の中には絶版になっているものも多く、また1996年の『王様夏休み』を最後に10年以上発刊はしていないようだから公式サイトにも「倉科るりの商業活動は諸々の事情から不可能だと思います時間がないのです。」と書いてあるので、今後も商業誌でBL作品を発表する可能性は限りなく低いと思う。

けれど、在日とBLというテーマを語るなら、彼女を外すことはできない。

実はこの作家さんは、コバルト文庫金蓮花という名義で少女小説も書いている。むしろ金蓮花(きんれんか)というペンネームの方が世間的には通りがいいだろう。私も残念ながら倉科るり名義の本は読んだことがないけれど、金蓮花名義の本は小中学生の頃にわりと読んでいる。『銀葉亭茶話』、『水の都物語』、『月の系譜』は何度も読み返すくらい好きだった。私が金蓮花=倉科るりというのを知ったのは大学生になってからだったけれど、BL読者やコバルト読者には結構有名な情報だったようで、ネット検索するとペンネームを使い分けるようになった経緯や、その他もろもろの噂が出てくる。それらの噂がどこまで本当かわからないのでここでは紹介しない。

さて、金蓮花は1962年生まれの在日朝鮮人3世である東京に生まれ育ち、大学も都内の小平市にある朝鮮大学師範教育学部美術科を卒業した。作家デビューは1994年、『銀葉亭茶話-金剛山綺譚-』で集英社の第23回コバルトノベル大賞を受賞したのがきっかけだった。この『銀葉亭茶話』シリーズは、朝鮮半島舞台仙人精霊、竜や虎、人間たちが織り成す恋愛を描いた朝鮮ファンタジー小説で、仙境にある一軒の茶屋銀葉亭にさまざまな客が訪れ、店主の李月流(り・うぉるりゅ)に身の上話を打ち明ける、という趣向になっている。

金剛山綺譚』の金剛山は、もちろん朝鮮半島に実在する景勝地金剛山をさす。韓国人外国人北朝鮮国内金剛山観光地区に観光をしに行くニュースを見たことのある人は多いはずだ。『銀葉亭茶話』シリーズ物語に登場する実在の固有名詞は地名だけではない。例えば『蕾姫綺譚』では重要なキャラクターとして李氏朝鮮建国の王李成桂が登場するし、『舞姫打鈴』のヒーロー新羅英雄金庚信である

ところで、学校で歴史を習う前に本シリーズを読んだ影響で、私は現在でも「新羅」という単語を見ると反射的に「しらぎ」ではなく「しるら」と読んでしまうし、「李成桂」を見ると「りせいけい」ではなく「りそんげ」と読んでしまう。私にとって、このシリーズこそが生まれて初めて触れた‘朝鮮文化’なのだった。馬鹿子供だったので現役読者だった小学生の頃は朝鮮半島というのがどこにあるのか知らなかったし(私は当時本気で外国=アメリカであり、世界には日本アメリカの二国しかないのだと思っていた)、儒教文化だとか在日朝鮮人だとかさっぱり理解できない上に興味もなかったので読み飛ばしていたけれど、雪華(そら)や明蘭(みょんらん)という美しい漢字と不思議な響きの名前、美味しそうなチヂミ、ふわりとチョゴリを広げて鞦韆をこぐ明朗な少女、霊山の天辺に位置する天池(ちょんじ)の聖水……どこか好奇心を刺激する異国のイメージの数々を私は大いに楽しんだのだった。特に金剛山の壮大な瀑布や峰々が鮮やかに染まる絢爛豪華な秋の描写などは、幼心にうっとりするような綺麗な文章だなぁとドキドキしながら読んでいた。金蓮花という作家のおかげで、私は隣国と幸福な出会い方をしたのではないかと思っている。そういう意味で、『銀葉亭茶話』は私にとって印象深いお話なのだった。

金蓮花自身にとっても、作家として第一歩を踏み出したシリーズであると同時に、祖国を舞台にしたロマンスであることを考えれば、『銀葉亭茶話』はやはり特別思い入れの深い作品なんじゃないだろうか。

彼女の著作のあとがきでは、自らのルーツを意識した話題が多い。北朝鮮に観光に行って金剛山の絶景に感動した話、伯母が北朝鮮に帰国した話、親戚が日本北朝鮮と中国に住んでいるという話、子どもたちの通う朝鮮学校お祭りのためPTAとして準備に奔走する話など。

そんな彼女がBL小説を書くときは、金蓮花ではなく倉科るりというペンネームを用いた。倉科るり名義の本では特に朝鮮半島と関連のある物語を書いたりはしていないようだ。少女小説コバルト作家としての自分とをきっちり分けたかったのかもしれないし、儒教を尊ぶ在日コミュニティ価値観からするとさすがにBLを在日朝鮮人と明かしている金蓮花名義で出すのは難しかったのかもしれない。少女小説家としてデビューする際も家族からかなり強硬に反対されたと聞く。少女小説を書いているのがバレて家族会議土下座までしたそうな。ましてやBLをや。

まぁ、BLを書くときと少女小説ラノベや一般漫画を書くときでペンネームを変えるのはbasso秋月こお榎田尤利もやっていることで、金蓮花に限った話ではないけれど、少女小説では在日ネタをふんだんに出していた人がBLではそれを一切出さないというのも興味深い話ではある。

ちなみに金蓮花名義の本に一切男性同士の恋愛や性愛が出てこないか、というとそういうわけでもない。

ここでちょっと萌え語りをさせてもらうと、『銀葉亭茶話』シリーズで私が一番好きなキャラクターは長白君(ちゃんべつくん)だった。彼は、朝鮮半島の付け根、北朝鮮と中国の国境にまたがる山(朝鮮語では白頭山中国語では長白山)の守護仙人精霊だったかもしれない)で、シリーズ通してのキーパーソンである李氏(注:男性)に想いを寄せている男性である。李氏に冷たく拒絶されたり、周囲の神仙たちに揶揄されたりしつつも、変わらず李氏に暖かい真心を捧げ続けている好漢なのだ。李氏には他に想い人がいるのでまず間違いなく長白君の恋が成就することはないのだろうが、私は彼の男らしい包容力にときめいたのでぜひ幸せになってもらいたいと思っている。別に相手は李氏じゃなくてもいいから。というか長白君には楓英とか緋鯉の精みたいな豪胆で誠実な男性とか似合うと思うんだよね。




高城響、鷹匠早紀    在日の攻め

studio may-beを結成して仕事をしている高城響と鷹匠早紀は、BLゲーム乙女ゲームシナリオライターとして活動している他に、連名でBL小説を書いて出版したり、漫画原作をしたりしている。音楽業界を舞台にしたBL小説『たぶん、きみが好き』『いつか、翼を広げて』『きっと、空も飛べる』という3冊がマイクロマガジン社から発行されたのは2004年のことだった。この3作は天才指揮者と男性アイドルカップルを描いたお話なのだが、実は高城響と鷹匠早紀がやっているサイトに長年連載していた大長編小説『KT』を手直しして発表したものだという。

そのサイト大長編(まだ完結していないらしい)には、脇役として若手の指揮者同士のカップルが登場する。彼らを主人公にした話もサイトには掲載されており、出会い恋人になるまでを描く『'O sole mio』、体の関係を持つまでに至る続編『hard day's night』、いちゃいちゃらぶらぶしてる『jealous guy』などがある。珍しいことにこのカップルの攻めは在日コリアンである

『'O sole mio』と『jealous guy』では、攻めが在日であることはストーリーの主軸にはほとんど絡んでこない。民族が違うということよりも同じ夢を抱く音楽家同士であることの方が、この物語の中では圧倒的に比重が大きいのだ。

しかし、『hard day's night』の中ではそれらしいエピソードが挿入されている。演奏会の予定が突如キャンセルされてしまった攻め。晴れがましい仕事を一つ失った原因を、受けに問われた攻めはしぶしぶこう語るのだった。「オレ、在日やん」。BLで、差別に直面する在日の姿が描かれているのは大変珍しい。そもそも在日としてのアイデンティティを持ったキャラクターが登場するBL自体ほとんど見かけないんだけどね。

ところで、この物語の攻めは、大阪出身関西弁を喋る陽気な男性だ。大らかで人懐っこい。阪神タイガースファン。長身ガタイが良くて、美男子ではないけれど、受けから見れば十分に魅力的な容貌をしている。そして新進気鋭の指揮者である。実際、読んでいて、彼は魅力的な人物として描かれているように思った。なんとなく関東生まれ関東育ちな自分からすると良い意味で典型的関西人という印象を受けた。

神経質で繊細、あまり感情表現が得意ではない日本人の受けは、自分と正反対の気質の攻めに惹かれていく。自分にないものを持っている相手を反発心を抱きながらも愛してしまパターンというのはわりと恋愛物の王道だが、受けが攻めの才能に嫉妬をして苦悩したり、振り切ってもついてくる攻めに苛立ったり、励まされたりと感情をぶつけ合ううちに自分の恋心を認めざるを得ない展開になるというのは微笑ましくて良かった。




檜原まり子   日韓ハーフの受け

BL小説家檜原まり子の作品の一つに『マリンブルーは密やかに』という小説がある。2008年、講談社X文庫ホワイトハートから発行された。舞台アジアオセアニアクルーズ中の豪華客船。そこに乗り込んだ保険会社から委託を受けた調査員の受けと、元自衛官の攻めのラブストーリーだ。

正直なところ、この物語の一番興味深いところは、ストーリーなどよりも受けの両親だと思う。

受けの母親日本人医師だった。そして父親は在日韓国人の寿司職人。両親が渡米して、一家がカリフォルニアにいたとき受けは生まれた。医師免許が認められなかった母親は畑違いの仕事をして受けを育ててくれたらしい。後に離婚したようだが、受けの両親の話こそ読んでみたいと思った。寿司職人と女医さん夫婦米国滞在記なんていろいろ波乱万丈なドラマがあって面白そうじゃん。

というわけで、本作の受けは間違いなく在日韓国人の血をひいているのだが、特に在日とか韓国に関するエピソードは出てこない。受けが韓国語を喋ったりキムチを食べるシーンがあるわけでもない。彼が民族的なコミュニティ朝鮮半島に思いを巡らすシーンがあるわけでもない。冒頭、地の文でさらりと受けの生い立ちが説明されているだけで、その後はとくに彼が韓国系であることには触れないまま物語は終わるのだ。

なら別に受けが在日の血を引くキャラクターである意味ってないのでは?と思わないでもないけれど、まぁ深い意味がなきゃ在日がBLに出てはいけないってこともないし、これはこれでいいのかもしれない。なんと言ってもこの作品の舞台はいろいろな国籍のクルーが働く豪華客船なのだから。南太平洋を悠々と航海する船上のキャラクターにちょっとしたマージナルな要素を付与したいと作者が思うのもわかる気がする。船長の喜屋武も、受けと同様にマージナルな人物である米軍勤務の軍人を父に持つ沖縄出身の男性で、金髪碧眼という日本人離れした容姿だが自らを日本人だと主張する。とても珍しい韓国系の受けや、沖縄と米軍というデリケートバックグラウンドを持つキャラクターが登場するという点において、このお話はなかなか印象深かった。




タカヒサ亨 渡来人カップル

『うつしみの花』は、幻冬舎リンクスロマンスから2008年に出版された全2巻のBL漫画である。作者はタカヒサ亨。舞台飛鳥時代日本で、有名どころでは葛城皇子中大兄皇子)、皇極天皇、間人皇女などが登場する歴史ロマンBLである。ちなみに中大兄皇子と受けがキスする場面もあったりする。

主人公(受け)は、百済から渡来人で金工職人である実父を持つ美少年。攻めは、受けの父親の弟弟子で、乃楽山(ならやま)の麓に住む百済系渡来人であり以前は都随一と呼ばれた腕を持つ金工職人だった。受けが攻めの弟子となるので職人師弟ものBLであると同時に、渡来人渡来人の子孫が出会って恋に落ちる物語なのである

職人の村で修行をする受けは、師匠であり恋人である攻め以外の渡来系の職人たちとも交流を持つようになり、技術を磨いていく。いつか攻めの故郷である百済に帰還することを夢見るようになるし、自分たちの存在は発展させ続けていく技術に拠って立つのだという強い自負心を持つに至る。彼らのアイデンティティは明確に百済系渡来人であることにあり、ヤマトにはないんだなーと読んでいて思った。

日本舞台なのにあえて渡来人カップルを描くなんて随分通好み(?)だなと思う。こういうのは珍しくて面白い試みだ。同時に、ちょっと私の中の日本人としての感覚が一抹の寂しさというか疎外感を感じなくもなかったような……。この記事のテーマである在日と古代日本渡来人はちょっと違う存在なのでこの作品には簡単に触れるだけにとどめるけれど、思いがけずヤオイを読んでいて自らのナショナリズムが浮上したという点で本作は印象深い作品だった。私が気にしすぎなだけだけなんだろうけれどさ。

もちろん、健気で頑張り屋な受けとクールで格好良い攻めは萌えたし楽しめた。

ところで、作者のタカヒサ亨は、角髪(みずら)に萌えてこのお話を描いたらしい。わかるわー私もみずら萌えです。特に青年の下げみずら姿は可愛くて良い。不評でなかなか描かせてもらえなかったとのことだが、残念だ。もっと見たかったよー。






コメント返し

ハテブやツイッター増田2ちゃんねるコメント下さった方ありがとう。せっかくだし嬉しかったので、いくつかのコメントにお返事します。


興味深い記事/勉強になった。/ほう。/おもしろい。

恐縮です。ありがとう

なんでこんな興味深い記事が増田なんかで書かれるんだ……いやまぁ理由は明確に推測できるんだけど。

自分のブログではこういう記事を出したことがないのでうまく書けるかわからなかったし、書いたとしてもこの記事だけ場違い感がぷんぷんして浮き上がってしまうだろうと考え増田しました。悲しいことですが、BLも在日も荒れやすい話題ですから

金蓮花くらいしか思いつかなかった。/金蓮花さんは有名だよね。/ 金蓮花は私がコバルトを熟読してた時代の後の人で懐かしい。/金蓮花の作品なら子供の頃読んだことあるな。/金蓮花さんなつかしい

私は金蓮花の初期の作品が好きでここ7~8年の著作は読んでないのですが、作品だけじゃなくて作家自身も本当に興味深いなと思ってその動向は注目していますラノベ界でも稀な在日外国人であることを明かしている作家さんですよね。まして日本と関係が良好でない国を祖国に持つ人ですから日本社会で生きる彼女自身、悲しみや自負心を含め複雑な感情はあったんじゃないかなと想像しています。日朝首脳会談が開かれ拉致問題が発覚した2002年、この年に発売された『伽椰琴打鈴』を最後に、彼女の著作の中で一番‘朝鮮’を押し出している銀葉亭茶話シリーズが発行されていないというのは、偶然かもしれないけれどなんとなく象徴的に見えたり……。

違う文化がベースから、私から見たらよく分からないのかもねと当時は思ってた。アメリカ人日本とか中国に感じてるオリエントな感じってこういうのを言うのかなーと中学生の私には興味深かった。/舞台設定もそうだけど、登場人物たちの価値観や倫理観が自分の知っているものと異なる面もあって、それはそれで興味深かった。

確かに文化が違う、価値観や倫理観が異なっている、と強く感じる点はいくつかありましたね。面白いなと好ましく思う相違もあれば、モヤモヤする思いを抱える相違もありました。私の場合女性の描かれ方や女性の置かれた立場というのが結構気になりました。『蝶々姫綺譚』で、女性が子を成さずに死ぬのは罪である、罰として死後の世界で償わなければならないという設定には、儒教ベースにしたファンタジーだとこうなっちゃうのか、とびっくりしたなぁ。日本日本よりフェミニズムの強い欧米発のファンタジーじゃそういう設定ってないでしょう。まぁ、当時の価値観を反映させた設定であることが良いという考えもあるとは思いますが、現代女性としてはファンタジーとはいえその世界の女性は生き辛そうだなという感じたのも事実でした。

「オレ、在日やん」。か。読んでみたい。/記事中の作品をどれも読んでみたい。

ネットで読める作品もるし書店図書館に置いてある作品もあります。個人的に、興味や関心の度合いが在日>BLという人よりは、BL>在日の人の方が楽しめるとは思いますが。

日本では掛け算、欧米では×ではなく/(スラッシュ)なので割り算。

全然関係ないけど、最近アメリカスラッシュ翻訳されて日本書店の店頭に並び始めましたよね。日本語海外スラッシュが読める日が来ようとは思わなかった。嬉しい。

「「新羅」という単語を見ると反射的に「しらぎ」ではなく「しるら」と読んでしまうし、「李成桂」を見ると「りせいけい」ではなく「りそんげ」」あるあるwww

お仲間発見。やっぱり他にも同じ経験のある方がいるんですね。

この語り口、既視感が。/この特徴的な文体Twitterのどこかでみたような?

皆さんがどなたをイメージしているのか興味あるなー。私は弱小ブログを書いてますが、Twitterはやっていないんですよ。

韓国人って恋愛もの入れ込むよね。日本人もだけど、なんかより情熱的っていうか

韓国人日本人よりも情熱的、確かにそういうイメージありますよね。こんな記事書いといて言うのもなんですが、家族友人知人に韓国人や在日の人っていないんで実際そうなのかはよく知らないけれど。

しかし、作者や登場人物が在日だろうとハーフだろうと、作品に影響なければ関係ないのでは?/BLを前にしたら作者が在日とかどうでもいいんだけど、気になる人もいるんだ

確かに作品が面白ければ作家は関係ないというのは仰る通り。私も普段は書き手には興味がないんですが、今回は冒頭で書いた某サイトにはなんだか妙に感慨深くなってしまいまして。

在日コリアンに限らずこういう風に創作の中に登場するマイノリティを振り返ってみるというのは興味深いよね。/こういう考察もあるのだねー。/いわゆる『キャラ属性』のフレーバー要素として、在日コリアン・その他を入れるか等。ただ、ふらっと使おうにも"実はよく知らない"事が多いのも、また事実。/彼も特にエスニシティ面で特筆されるような描写はないが、魅力的。

創作の中のマイノリティ、本当に興味深いですよね。読み専なので創作の苦しみは知らないのですが、創作物にマイノリティを登場させる際書き手さんはやっぱり慎重になるんだろうなぁ。セクシュアル・マイノリティが登場するBLは殊にそういう姿勢を求められているジャンルですし。常に政治的に正しいお行儀のよいBLである必要はないと思うけれど、読者が引くような差別的な描写が垂れ流しにされてるBLは読みたくないと思います。私はまだガチでがっつり民族問題を盛り込んだBLというのは読んだことがありません。今後もそんな作品は出ないんじゃないかなと思うし、たとえ出版されたとしても読みたいとは思わないかも、と考えています。娯楽作品には悲惨な差別とか貧困とかの要素は求めていない性質で、どちらかというとイチャイチャ、ドキドキ、ワクワク、エロエロアマアマラブラブって感じのノリの方が好きなんですよ。なのでフレーバー的な登場のさせ方や特筆されるような描写がなくても私はOKなんですが、作家がまったくその問題の背景に無知ではキャラクターの魅力的な属性にはできないわけですしね。作家は10調べたことのうち1を書く(100調べたことのうち1を書く、だったかもしれない)と聞いたことがあります。BLを愛する者の一人として、そういうBL作家さんが今まで以上にたくさん出てくれるといいなぁと願っています

2010-02-12

切込隊長のすさまじい経歴2

1を投稿した人とは何の関係もありません⇒http://anond.hatelabo.jp/20100205133048

今回ご紹介するのは切込隊長最近自称してる経歴のごく一部です。他の場所でもいろいろ面白い経歴を語ってますが全部一気に紹介すると大変なので割愛します。


自著で自称した経歴

山本一郎[ヤマモトイチロウ]

1973年、東京生まれ。1996年、慶應義塾大学法学部政治学科卒。

2000年、IT技術関連のコンサルティング知的財産権管理コンテンツの企画・制作を行うイレギュラーズアンドパートナー株式会社を設立。

ベンチャービジネスの設立や技術企業財務・資金調達など技術動向と金融市場精通

2007年より、予算100億円超のプロジェクトでの資金調達法人向け増資対応を専門とするホワイトヒルズLLCを設立、

外資系ファンドの対日投資アドバイザーなどを兼務

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4569771785.html


コラムで自称した経歴

プロジェクトの立ち上げの中でも開発期間の比較的短い(15か月以内)ゲームなどのインタラクティブ性のある軽量級コンテンツを対象として,

企画立案から計画の策定エンジンの開発カスタマイズと提供,プロトタイプ制作ぐらいまでが守備範囲になっております。

 中でも,最近相談が多いのは据え置き機と携帯電話3キャリア以外で伸びている分野

――すなわちiPhone向けやブラウザゲーム向けの企画相談と,

OpenSocial向けのアプリケーションを含めた軽量級アプリの企画,それと上流の相談では,

プロジェクト向けに必要な資金調達とか東欧北欧などの安価海外開発外注会社斡旋・運用の相談などです。

どうも暴言ばかり吐いてる変な奴と思われがちのようだが,ちゃんと仕事はしているんですよー。

http://www.4gamer.net/games/000/G000000/20100202054/


全部自称どおりだったら相当凄い人です!!!

でもなぜ、切込隊長の文章はイレギュラーズアンドパートナーズ以外は「某」で書かれるのでしょうか。

「某会議」「某会合」で切込隊長は忙しいらしい

ブログによると、切込隊長は某会議などで忙しいようだ。

具体的な会社記述は一切ないので実態はよく分からないが。

http://fusoshatokiri.seesaa.net/article/12051871.html

レギュラーズアンドパートナーズ社内写真

http://f.hatena.ne.jp/tsubomi_ugetsu/20090930103606


http://b.hatena.ne.jp/articles/200910/532

早速ご自宅兼事務所にお邪魔してきました

2009-12-04

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009120400827

オバマ政権伝家の宝刀に手=沖縄負担軽減「人質」に-米軍再編

 【ワシントン時事】米ホワイトハウス高官が在沖縄海兵隊グアム移転撤回を警告したのは、地元負担を大きく軽減させる移転事業を「人質」に、日米合意に沿った普天間飛行場移設の履行を鳩山政権に迫ったものだ。

 2006年5月の在日米軍再編最終報告は、沖縄の負担軽減策として海兵隊員8000人とその家族9000人のグアム移転や、嘉手納飛行場以南の6基地返還を明記。基地返還の成否は「グアム移転完了」が、グアム移転は普天間移設の「具体的な進展」がそれぞれの前提条件と位置付けた。

 こうしたリンクは、1996年の日米特別行動委員会(SACO)合意以降、相次いだ代替施設建設計画の行き詰まりに業を煮やした米国と当時の小泉政権が、グアム移転などを普天間県内移設推進のてこに使う狙いから決まった。その意味で、今回のホワイトハウス高官の発言は、米政府がついに「伝家の宝刀」に手を掛けたと言える。

 ただ、この警告は単なる脅しにとどまらない可能性もある。政治主導のグアム移転に対しては、海兵隊を中心に「好んで移るわけではない」との抵抗感が根強く、米議会予算を認めず、移設期限の14年が近づけば「実際に計画見直しに発展する場合もあり得る」(日米関係筋)からだ。

 政権発足から2カ月半余り。時には現行計画実施に傾き、オバマ政権に期待を持たせた鳩山由紀夫首相は、そのツケを払う時期に来ている。(2009/12/04-18:00)

アメちゃんをここまで怒らせるとか、よほどのバカじゃないと出来ない事だと思う。

2008-11-13

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200811130009.html

>カブール(CNN)

>アフガニスタン南部カンダハルで12日午前8時頃、

>登校中の女学生の集団がバイクで接近してきた男2人に水鉄砲で酸をかけられ、

>少なくとも2人が失明した。軍報道官が明らかにした。

>米軍関係者アフガン軍の情報として語ったところによると、

>事件では女学生4人が負傷し、病院で手当てを受けた。うち2人は既に退院し、

>失明した残り2人は現在入院中。

>男2人は現場から逃走した。

>今のところ犯行声明は出ていないが、カタール衛星放送アルジャジーラは、

>イスラム原理主義勢力タリバーンの戦闘員による犯行の可能性を伝えた。

>カンダハル当局者は負傷者数を6人、うち1人が重傷と述べる一方、

>容疑者らを「教育の敵」と非難した。

>旧タリバーン政権時代(1996─2001年)には、女子の通学が禁止されていた。

>アルジャジーラによると、犯行に使用された酸は電池由来で、負傷者には姉妹も含まれていた。

>カンダハルでは女学生制服で判別できるという。

通学どころか教育すら禁じていただろうというニュースへのツッコミは別にして、

こんな機会でないと書けない思い出話。

アフガニスタン中部パルワン州で今月6日、民間ラジオ局女性ディレクターが殺害された事件に対し 、

>ローラ・ブッシュ大統領夫人は10日、犯行を非難する異例の声明を出した。

>殺されたのは、ラジオピースのザキア・ザキさん(35)。

>AP通信によると、アフガン警察はこの事件に 関連して、

>同日までにイスラム原理主義勢力タリバーン系の武装勢力関係者6人を逮捕した。

>ザキさんはラジオ局での仕事のほか、女子学校経営地方政治にも取り組んでいた。

アフガンでは今月1日にも、女性ニュースキャスター首都カブールの自宅で殺害されており、

>相次ぐ女性ジャーナリストへの攻撃に、国内外の報道関係者も危機感を募らせている。

>2007.06.11  Web posted at: 15:31 JST  - CNN

当時、某×××Aのアフガニスタン支部で働いていた知人が、語ってくれたこと。

実はこの時期、アフガニスタン教育問題への取り組みで、

何名かのアフガニスタン人を日本に招待する企画があった。

その招待リストの中に、当初はザキさんの名前もあったのだという。

ところが、日程直前になって、ザキさんの父親が×××A支部を訪ね、

娘の招待を取り消してくれと申し入れてきた。

その理由は「娘を日本にやったら、留守居の家族を殺すと脅迫を受けた」と言う。

どのような検討がされたか知らないが、結果として

ザキさんの名前リストから外された。

そして

…………

…………

…………

なるほど、家族は殺さなれはしなかった。

イスラム教って、カルト認定していいんじゃねーのと思う今日この頃

2008-11-07

http://anond.hatelabo.jp/20081107091132

それは大阪府勝手にやった事だと思うけど。いかにもお役所仕事だとは思うが。

そこで、実際にありもしない「女性団体の抗議」と言う話を持ち出すのは何故?

スゲー現実認識能力だな

トイレの赤スカート女性団体とやらの定番の抗議内容だぞ

ランドセルの廃止とかもね

今回のニュースのせいで検索には引っかかりにくくなっているが

男女統一のトイレマークは、1996年に県の女性総合センター(ウィルあいち)が、男女とも文字だけの表示を採用したのをきっかけに広がった

まぁ、「それは大阪府勝手にやった事だと思うけど。」と言うか

女性総合センターだけにコチコチの主義者担当役人がやったんじゃない?

フェミ団体はサヨクと同根で役所勤めは多いからな。

2008-08-17

http://anond.hatelabo.jp/20080817065347

おれはちょうど30歳だが18歳で止まった。完全に止まった。永遠に18歳を1996年を生きてる感じ。

2007-07-14

宮崎駿ル=グウィンについて語る 1996

宮崎 -今みんなで共通の話題になっている本は、何かないの?

中村 -この前の合宿で『ゲド戦記』の第4巻について、ずいぶん議論したんですが・・・

宮崎 -聞いただけで寒気がするよ(笑)。『ゲド戦記』の4巻目は読んでないんですよ。4巻目が出たと聞いた瞬間に、絶対読まないって決めてた。友人が読んだというから、「バカだなお前」って言ったら、「やっぱりバカだった」って(笑)

久保 -それは何故ですか?(笑)

宮崎 -だって、3巻目までは物語だったはずでしょ。多分その後書こうとすると、物語じゃなくなるよね。違う?ル=グウィンフェミニズム運動でいつも槍玉にあがっている人だから、多分罪ほろぼしに書いたんだろう、という気がした。

拓弥 -まさに、ル=グウィンは後書きでそんなこと言っていました。

宮崎 -そうですか。だから、なんでそんなことして書くんだろう、ってね。僕は4巻目はくだらないと思うんですよ。読んでないのに言ってるけどね。3巻目まで終わってるのになんで書く必要があるんだろうと思いました。「白い手のテナー」で、いいじゃないねぇ。

中村 -そうですね。(笑)

宮崎 -それがババアになろうが何になろうが、そんな事は当たり前のことでね。亭主がくだらなくなろうが、そんなこと知ったこっちゃない。まぁそんな話はどうでもいいや。

拓弥 -宮崎さんはル=グウィンがお好きだと聞いていたんですが・・・

宮崎 -ル=グウィンは、断片はいいものを持っている人だと思うけれど、まぁ『闇の左手』なんかでも、本当の事を言うと、もういいよ、という感じですね。しんどいです、読むのが。アースシー魔法使いをやってるほうがいいんじゃないのかな。僕はそう思います。あと、短編でときどき面白いものにぶつかることがあるんだけど、特に好きな話かといったら、そうでもない。面白い話もあるんだけれど、僕自身は、やっぱりアースシー魔法使いの話が一番面白いな。がっかりする人もいるかもしれないけど。

中村 -平山君、言っといたほうがいいよ(笑)

平山 -ああ、がっかりしてます(一同笑)。

宮崎 -彼はル=グウィンのファンなの?そうだね、ハシバミの実の殻に蟻が字を書いているのを解読するという話があったでしょ。

平山 -はい、ありました。

宮崎 -あそこら編なんかは、どきっとして、すげえなと思うんだけど、そのあと続かないんだよね(笑)。その後読んでくと全然違う話で、もういいや、っていう感じで。

平山 -『コンパスローズ』の冒頭のところですね。

宮崎 -冒頭のその瞬間だけ、ものすごく興奮したんですけど、その後が続かないんですよね。

宮崎駿インタビュー , Juvenilia 32 東京大学児童文学を読む会1996駒場祭号別冊

ダンボール箱の中から発掘されたので、ル=グウィンに言及している部分だけ貼っときます。

学生の前で、ル=グウィンを素直に褒めらない宮崎駿(笑)

世界一早い「ゲド戦記インタビュー(完全版)

http://www.ghibli.jp/000283.html

もどうぞ。

2007-03-11

献血で思い出した。

俺はHIV患者より差別されているかもしれない。

平成8年(1996年)までで

英国フランスに1日以上滞在した方からの献血を当面の間ご遠慮いただくと考えられています。

この規定にむかついてます。

私は狂牛病かもしれません。

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