はてなキーワード: 内定式とは
僕は自分のことをいわゆる準ひきこもりってやつだと思っていて、学生時代は学校に行くこと以外で外に出かけることはありませんでした。
学生時代(2年前くらい)、就活に対して本当にやる気が起きなくて、周りがやっているからとりあえずよさそうな会社を調べてみるものの、
実際に説明会にいったり、面接を受けたりはほとんどしませんでした。
最近の就活事情はすぐに変化しているので、今はどうだか知りませんが、当時(2、3年前くらい)の就活は大学3年の12月に一斉に募集が始まるルールで、
一般的な意識の持ち主は大学4年の4月には内々定・内定を持っているのが普通で、このときまでに決まってないと焦るくらいの雰囲気でした。
もちろん中には決まらない人もいて、そういう人は内定式までに決めようと夏休み返上でいろいろ頑張ってましたが。
僕は大学3年のときに一生懸命会社をネットで検索して会社概要や面接要項を眺めたりはしたのですが、いざ面接となると気後れしてしまって、
説明会も面接も受けず、ネットや求人票を眺めるばかりで、実際に行動に移すことはしませんでした。
僕は人と話の苦手だし、極度の恥ずかしがり屋(チキンハート)なので、とにかく知らないことをやりたくないし、
一度も入ったことないローカルのお店とか1人で行けないし、銀行・郵便局・市役所みたいな受付のあるところも苦手です。
何かを振り込むときに(学費だったかな…?)銀行に行ったことはあって、そのときは使命があったので行きましたが、
そういう理由がない限りできるだけ未知なるものは避けたいと思ってしまうのです。
そんな僕ですが、大学4年の4月に、みんなが内定をもらっているころに、ようやく教授にとにかく一社は受けてみろと言われて、一社受けました(まぢ褒めて欲しい)。
見事に一次面接で落ちましたが。
割りと高望みだったのと、技術試験がボロボロで自分でもあきれるところがあったので、落ちたことに対してショックは少なかったです。
むしろ、また面接しないと行けないのか、また東京行かないといけないのかというので、だいぶ憂鬱でした。
教授に落ちたことを伝えたら、だいぶ励まされました。
次に受けたのが内定式の過ぎた大学4年の10月ごろでした(半年後…)。
この時点でまわりはみんな内定を持っていました。
教室での友達の内定・会社の話には入れないし、逆に話をしないようにと気を使わせてしまっているのがありありとわかって、
で、この会社は筆記試験、面接4回(最終面接含む)受けて、採用担当から口頭で内々定もらったけど、やっぱゴメンって言われて、また就職活動することに。
並行して面接を受けていなかったのと、この時点で大学生活残り3ヶ月なのに受けた会社はたった2つという、就職に対して低すぎる意識で自業自得ですが、
内々定もらったと両親・教授・親戚に伝えてしまったのが痛かったです。
もうこの頃になるともう卒研やらなんやらで就活から逃げて、来年はプーしたいなと思っていたのですが、
そうは問屋や親が許さず、なんでもいいから来年やることを見つけろと言われました。
(ここでようやく両親登場。まあ僕は春休みに春休みをこじらせて卒業が危ぶまれていたのを持ち直したので、いろいろ多めに見てくれていたのですが…)
で、卒研終わったあとにまた教授に促されて就活を始めたのですが、とある御仁に就職エージェントなるものを教えてもらって、これに登録しました。
就職エージェントは学生の希望する業種の会社を紹介してくれて、学生を採用する会社からの紹介料でお金儲けするビジネスです。
で、この就職エージェントへの登録が功を奏して、大学4年の2月末に登録して、3月中旬には内定をもらえました。
自分の場合の簡単な流れを説明すると、就職エージェントに登録した次の日に「貴様のスペックとどんな会社がいいかを今すぐ教えろ」という電話がかかってきて、
次の日には希望に近い会社を20社くらい紹介してもらい、その中から希望に近い会社を2社選んで、面接をすることに。
紹介された会社は玉石混交で、保守・運用だったり、開発だったり、一部営業だったりとバラバラで、2社しか選べなかったともいえる…。
面接日程等の段取りはほとんどエージェントがやってくれました。
希望したうちの1社に受かって、無事に入社して、今に至っています。
ええと長くなりましたが、何が言いたいかというと、僕のようなものぐさ・恥ずかしがり屋で就活したくないという人は、
お尻をひっぱたかれでもしないと動かない人だと思うので、そういう人はエージェントサイトを使ってみたらいいのではということです。
会社を探して、エントリーシートを送って、面接日程を決めて…。
しかし、エージェントサイトの中の人は、内定による紹介料(結構高額)で自分の給料をもらっています。
金がかかっていて必死ですので、恥ずかしがり屋でメンドーなことが嫌いな僕のお尻をひっぱたいてくれます(電話もかかってきます)。
幸いにも僕は今の会社に満足していますが、自分の希望しない会社を紹介される人もいるでしょう。
せっかくの新卒という切り札をエージェントの金儲けに使わせていいものだろうかと考える人もいるでしょう。
でも僕は何もせずに就職できないよりも、エージェント使ってでも就職してよかったと思っています。
(というかたぶん本当に電話かけてもらって催促でもされない限り気後れして何もできなかったと思う…)
親戚同士の集まりであいつはいま無職なんだみたいな目で見られることもないので、使ってよかったと思っています。
ちなみに自慢ですが、内定をもらったときにエージェントの人に聞いたのですが、3月はじめの時点で登録者が90人くらいいて、
僕が内定をもらった3月中旬までに(つまり2週間で)内定をもらったのが僕を含めて2名のみということで、つまり門はそれほど広くないようです。
(こんなことバラしてよかったのだろうか、エージェントさん…)。
さて、推己してないし、書きっぱなしのまとまりのない文章ですが、最後に。
10月1日でございました。
はっきり言って内定式に出ずに来年の4月入社するのは厳しいです。
万一滑り込んで入社しても、同期はもう内定式の時からコミュニケーションをとり
飲み会をし、連絡先を交換し、入社式までの緊張を共有していますので
そもそもこの時期に無い内定ということは、自らに何か欠陥があると思ったほうがよいでしょう。
大した実力もないくせに、根拠のない自信で
「私は他の人より秀でた才能がある」と思っていませんか?
身内に少し褒められたくらいで勘違いをしていませんか?
履歴書に記載できるような賞を獲ったわけでもないのに
自分は他の人より優れていると思い込んでませんか?
残念ながらすべて幻想です。
あなたは優れていないのです。
しかしもう手遅れなのです。
しかし少し考えてみてください。優良企業がそんな時期に採用試験なんてしますか?
もう良い職場は残っていません。あなた方を待っているのはブラック企業です。
そしてあなた方は言うのです。
「会社が悪かった」
そんなわけありません。内定式までに真面目に就活しなかった自分たちが悪いのです。
自分の身の丈に合った会社を選んでこなかった自分が悪いのです。
自分に才能があるなんて妄想をやめなかった自分に責任があるのです。
自分に自惚れていることに気づいたほうがいいです。
周りの人から見るとただただ滑稽です。
あなたがどんなに気丈に振舞おうと、周りから見れば「内定の無い人」です。
マジうけます。内定もないのにTwitterに自作ポエム()書いてんじゃねーよ。
残念な人生です。ご愁傷様。
http://anond.hatelabo.jp/20130930230143
社会人の第一歩を踏み出す場面を思うと緊張する。
スタートラインに立つことができてうれしい反面、これからの人生に不安も覚える。
来春には「御社」から「弊社」になる会社は、グローバル企業でもなければ先行き明るい会社でもない。
そういうところで、自分の目標をぶちあげて成し遂げることができるのかどうか。
語弊があるかもしれないけれど、大事な試合や試験の前のような気持ち。
「世界でグローバルに活躍する弊社に内定された皆様、おめでとうございます。いや、ご愁傷様でございます。
我々は、なぜ世界へ羽ばたくのか。なぜ世界へ出る必要があるのか。その答えは非常に簡単です。
日本国内には、もう、我々の仕事がないから、我々は日本国内から逃げ出さざるを得なかったのです。
日本を拠点に世界中で活躍している、そう言うと聞こえはいいでしょう。
しかし、日本で仕事がなくなった負け犬が、発展途上国の都市部に出稼ぎに出ている。それが実態なのです。
そして、その出稼ぎも、いつまで続くかは分かりません。
今、我々が仕事を受注している都市は、急速に発展し、急速に日本に近づいています。
すなわち、再び我々の仕事がなくなる日は、急速に迫って来ているのです。
たとえその国や都市で仕事がなくなっても、次は他の国、他の都市が発展し、そこでまた活躍できる。
東アジアの次は、東南アジアや南アジア、その次はアフリカと推測できます。
だんだんと、距離が遠くなっていることに。
残念ながら、民間交通用の航空機が革新的に速くなる兆候は全くありませんし、
Eメールより革新的に、時差を越えてコミュニケーションを取る方法は現れる見込みはありません。
我々が日本にいながら、アフリカで仕事ができるなんて、考えるべきではありません。
そして、世界で仕事をするにあたり、ひとつ、考えなければならないことがあります。
なぜその仕事を、日本で、日本人が、日本の給与水準で、しなければならないのか、ということです。
日本には優れた技術がたくさんあり、優れた技術者がたくさんいるから。それは、ひとつの答えでしょう。
我々のような高度な技術を持った中国企業はなく、我々のような高度な技術を持った中国人もいない。
だから、日本で、日本人が、日本の給与水準で、その仕事をしなければならない。
ところが、考えてみてください。
技術は、日本人にも中国人にも、等しく、教えることができます。
そして、本日、内定されたみなさんは、そこらへんの中国人と同じく、我々のような高度な技術を持っていません。
既に何年も実務経験を積み、技術を身につけた我々には、我々にしかできない仕事ができますが、
皆様は、日本にしかない技術を持っておらず、中国人と比べ、これといったアドバンテージはありません。
あなたたちのライバルは、日本人でも、優秀な中国人でもありません。
あなたたちの給料よりもずっと安い給料で働く、並の中国人です。
あなたたちは、並の中国人が数人かかってやっとできる仕事を、一人でしなければならないのです。
だって、あなたたちの給料は、並の中国人の給料の数倍なのですから。
これまでにも労働者たちは、機械やコンピュータに仕事を奪われてきました。
機械やコンピュータでもできる仕事をしていた人たちは、職を失ったのです。
それでも、機械やコンピュータには苦手なことをしていた人たちは、職を失わずに済みました。
中国人にできなくて、日本人にできること。そんなものがあるのでしょうか。
どちらも同じ人間同士です。体の構造、脳の構造、どちらも同じです。
くそったれ。
いつもいつも最終選考で落ちて、きたのが追加内定者へのメール?
これで「わかりました」って一言言えば何もかも丸く収まることはわかっている。
ちっぽけなプライドも200社祈られたくらいでなくなってると思ってた。
ほかの人はちゃんとしたルートで、段階踏んで、こんな風にあわてることも無い内定もちが多い。
自分だけこのざまなど、やってられないよ。
くやしい。
なんでダメなんだろう。
まるで青い鳥みたいだね。
就職活動なんかやりたくない。
周りみたいに、卒業旅行の計画を立ててどうでもいいことに一喜一憂していたい。
数社から、追加の誘いがきたけれど、「よろしくおねがいします」といって自分がちゃんとそこで働ける自信がない。
超絶怖いじゃないかっ。
どうしたらいいんだろう、どうしようもないよね。
追加だって人数制限がある。
そんなこと、わかりきっている
一番どうしようもないのは自分だなあ。
どうしたらいいかな。
今は内定ない、夢もない。
そして社長はというと、ここ1、2ヶ月の間こんな事をおほざきあそばされてたり。この頃って確実に現場は火を噴いてたはずなんだけど、何を思ってこんなTweetぶちかましてたのかを思うと胸にこみ上げてくる物がある。
高給取りのベテランを切り捨ててそれだけ新人に置き換えれば、そりゃあ問題の大部分を占める「人件費」はがっつり浮くでしょうよ。
http://twitter.com/yoichiw/status/26332150051
尖閣諸島だの日本パッシングだの。僕は社長交代が激しい会社とは付き合いません。会社間の信用は貸借勘定の歴史。実際には当事者間で成立している事がほとんどで一般には周知しないしその必要もないが、継続性を担保するものがなければ付き合えません。
今回の件で開発スタッフがだいぶ入れ替わったよね。パッケージ発売から僅か数ヶ月。継続性(笑)。
http://twitter.com/yoichiw/status/7079775151587328
就活デモのニュース。勿体無さすぎる。解決は至極簡単です。正社員終身雇用教を全企業に強要しなきゃいいだけ。こう言われて事情も分からず感情的に反発する国民が多い間は、解決は絶望的ですね。
じゃあ終身雇用を保障しないと名言した上で、こんな状態の開発現場を立て直せる人材を集めてごらんなさいな。
http://lodestone.finalfantasyxiv.com/pl/topics/detail?id=f30a257488841111d51f9c0900950c64df4df838
もしこの人が人として真っ当な感覚を持っているのなら、しばらくの間はゲーム屋として、あるいは一企業の経営者として偉そうな事は言わなくなるはず。まあ、それでも言うんだろうけどさ。
2年前に開発が本格的に始まった頃から「これちょっとやばいよ絶対後で破綻するよ」という声が内からも外からも出てたのを無視して強行したツケを支払ってるわけで、正直同業者ながら同情する気が1ミリも起こらん。
挙げ句、これからの採用は即戦力メインだから新人研修予算は段階的に縮小していくとか関係者から聞いたときは頭がクラクラしたわ。こんな企業の社長がCESA(コンピュータエンターテインメント協会)の会長とかやってるんだぜ。業界引っ張る気全っ然ねえだろ。
10代の頃、なんであんなくそみたいにありきたりな曲ばかりうたう凡庸なミュージシャンばかり世に出てくるのかまったく理解できなかった。80年代のパンクロックを聞きながら、あれだったら俺でも有名になれるんじゃね、と本気で思ったりもした。(僕の高校があった)西川口付近で、どうしてあんな綺麗な若い女性と平凡なおじさんが手をつないで歩いているのかという疑問と並んで、高校時代のマイ7不思議の1つだった。
そんな長年の謎に、ようやく納得のいく説明がつけられるようになった。
きっかけは、この140文字の短いツイート。
http://twitter.com/otsune/status/27414854245
サイバーエージェント内定式の写真をみると、やはり日本でゼニを集めるにはヤンキーDQNスイーツ精神が重要なんだと思った。藤田社長は正しい。
これは同社内定式で繰り広げられた、サークルのテニス部みたいに軽薄なありさまに対するクリエイター・大常正文氏の指摘だが、まさにこの視点こそがポイントだった。
例えば、ミュージシャンがヒットするために重要なのは、最も上手く、深淵な歌詞を書くことではなくて、日本の「ボリュームゾーン」である連中の心をいかに捉えるか、ということになる。大塚愛なんか、見た目も、歌唱力も、どう考えても突出したところは何一つないが、それだからこそ歌いやすい彼女の曲はカラオケでヘビーチューンされた。
「AKBのメンバーは個々で見たらそうでもない」というのは島田紳助の言だが、これも逆説的だがまさにその点にこそ、AKB48が人々の心を掴み、話題を呼ぶ核心部分があるともいえる。
だって、いったいどれだけの女性が職場で学校で「AKB(ちょっと昔ならばモー娘。)の誰々に似てるよね」と噂されたか、想像するだけで恐ろしい。僕の職場にいる若い女性はわずか10人弱だが、それでも「前田敦子」と「渡辺麻友」がいる。そして平凡な彼女たちはこの瞬間に確実に”想起される”。これが決定的に重要な点だ。100万人に一人しかいない超絶美人ならこうはいかない。
全身全霊を込めて鋭いボールを投げるのではなくて、あえて女性でも打てるようなスローボールを投げること。
日本の技術者達が夜も寝ないで開発したこだわりの差別化機能を省いた家電製品。
あえてこだわりを否定するというこだわり方。
それがボリュームゾーンという発想。
就職活動の心構えとか就職面接、転職時の面接での受け答えは日本とあんま変わんないね
と思ったのだけど、ほんとうに基礎から判っていない人がブクマ上でちらほら。
就職面接で「何か質問はありませんか」と聞かれたら--OK/NGガイド - CNET Japan
http://japan.cnet.com/sp/businesslife/story/0,3800105598,20421453,00.htm
ブクマ:http://b.hatena.ne.jp/entry/japan.cnet.com/sp/businesslife/story/0,3800105598,20421453,00.htm
例えば上の記事を読んで「福利厚生や給与とか大事だろ」とかいう感想を持つ人はちょっとそそっかしい。
良く読もう。
ね、大いに関連があるけど最初の面接では避けるべき質問なのだ。
ここまでで「なるほどね」と思ったあなたは賢い。以下のリストで勘所が掴めるだろう。
OKリストを見て「そういうポイントもあったか」と思った人はここまでで十分。
風邪など引かないよう頑張って欲しい。
「『質問はないが、と前置きしての雑談系』ってなんだよ!質問じゃんか!」と思った人は、是非ガイドを読んで欲しい。
次のポストに続くよ。
多くの学生が大学4年の4~6月に就活を終える。そして数ヶ月後の10月、それも10月1日に大体どこの会社でも内定式なるイベントを行う。
もう決まったように一斉に10月1日で、おそらく土日にあたるとずれるのだろうけど、平日ならほぼ10月1日にやる。もはやバカの一つ覚え状態。
思う事は企業の大学軽視が甚だしいなと。30秒でも考えれば10月1日はどの大学だって夏休み終わってる事に気づくはずだ。
それなのにガン無視でやるというのは、大学の勉強は役に立たないと決め込んでて、内定者がその日に授業があるとかそんなのどうでもいいってことだ。
この傾向は就職活動全般に及んでいて、4月から始まる日系企業の面接等は「大学の授業を休むこと前提」でスケジュールを組んでいる。
こんな感じで大学の勉強は役に立たないと決め込んでる癖に、学歴フィルターがあったりするダブルスタンダードもなかなかやるよね。
なんか社会というところの汚さを教えてくれてる。
この大学の授業軽視、何とかならんのかね。自分は文系だからいいけど、理系の院生とか可哀相だったよ。
時間つくれねーのにインターンに来ざるを得なかったりさ。あと何度も東京に来なきゃいけない地方の子とかも可哀相だったわ。
メリケンじゃ一日5回くらい面接して最後に夕飯食って内定貰ったりするんだろ?日本でもこういう形にできんのかね?
これだと学生側にとってすげー楽なんだわ。たぶん企業側にとっても楽なんじゃないの?
今の就活の制度、つまり夏、冬、初春とだらだら説明会だのイベントこなしたりして、4月も2週間以上かけて面接するってどうなのよ。
江副の作った会社に踊らされてるようにしか見えないよ。
さる会社の人事が「結局第一印象が覆ることはない」とか言ってたけど、これってだらだら長く学生見たって意味ないって言ってるようなもんじゃん。
ババッと終わらせちゃってよ。
さっき一度書いたけどもうちょっと書きなおしてみた。
久しぶりに好きな人ができた。会社の同期だ。
内定式の時からかわいい子がいるな、とは思っていたんだけど、入社式ではもっときれいになっていた。でもその時は特に何も思わなかった。自分よりいい大学出てるし、頭も切れそうだし、なんというか別世界の人のような感じで。
そもそも自分はもてる方ではない。いじめられることはないし、普通なのになんで彼女できないの?と女の子に言われたりもするが(じゃぁおまえがなれよと思ったりするんだけど)、彼女がいたことは今のところない。女性と話すのは別に苦ではない。でも彼女はできない。好きな人はできるけどなかなか進展させられなくて、そうしてるうちに彼氏ができちゃったりとかね。
さて、彼女の話に戻る。
今は席が近いから、毎朝、他愛もないちょっかいを出して話しかけている。結構無茶ぶりをしてもきちんとボールを投げ返してくるし、勉強だけでなく頭のいい人だと思う。頭がいいけど、そのことを特に鼻にかけるわけでもなく、こっちの言ってることを頭から切り捨てることもなく、気付いたらいろいろと話している。別に面白い話でもないだろうに、彼女は驚いたり納得したりしながら聞いてくれている。たぶん聞き上手なんだろう。なんだかいつも自分がすごくしゃべるのがうまくなったような気になってしまう。自分の一風変わった趣味にも驚いた顔をしてあれやこれや聞いてくれたりしたのもなんだか新鮮だった。たいてい僕の趣味を女の子は「女の子みたいな趣味だね」とひとこと言うだけでそれ以上聞いてはくれないものだったから。
断っておくと、別に僕は頭のいい女の子じゃなきゃいやだ、というわけではないし、かわいい子がいいというわけでもない。むしろ失礼かもしれないけれども、僕の話を面白がって聞いてくれる程度の頭のよさがあれば十分だと思っていた。かわいければいいなとは思うけれど、自分の顔のレベルなんてよく分かっているから、たかのぞみもしてなかった。でも、彼女と話していて、頭がいい人がいいとかかわいい子がいいという人の気持ちが少しわかったような気がする。
関係としては良好だと思う。毎日少しずつ会話の時間が長くなっているし、いつも楽しそうに笑ってくれるから。ときどき行動が妙に可愛かったりして、いつもの冷静で理知的なちょっと怖いくらいの態度とのギャップに吹き出してしまうと、ちょっと拗ねた顔をして何を笑っているんだという。いいながら彼女も笑いだす。
友達からこんな話を聞いたら、どうせ話を合わせて付き合ってくれてるだけなんだよ身の程を知れよって言っていたと思う。自分でもそう言い聞かせようとしてる。でも、彼女と話していると、本当に楽しくて、「付き合ってくれてるんだから」と思う瞬間がない。まるで、彼女がいつも自分のことを気にかけてくれていて、少なからずの好意を寄せてくれているような、そんな錯覚をする。
でも、それは錯覚だ。彼女の右手の薬指には指輪が光っている。素っ気ない指輪だし、明らかにペアリングだ。話をしながらいつも目に入る。話をしていない時も彼女の方を見ると、それが目に入る。そのたびに思い知らされる。浮足立った気持ちがどーんと地に落ちてしまう。わかってるんだ。錯覚だってわかってるのに、でも不思議なことにどんどん好きになっていってしまう。彼女は僕と同じ気持ちでいるわけではなくて、ただ楽しく話せる相手がいるってくらいにしか思ってないんだろう(義理で付き合ってくれているとは思いたくない)。あまりプライベートのことは話さないけど、彼氏と行ってるんだろうなという話が出てくることがあるから、彼氏との関係もきっと悪くなくて、楽しんでるんだろうなと思う。そういうのが伝わってくる。
そういう幸せな彼女を邪魔したいとは思わないし、もし僕と浮気するようなことがあったらそれはそれで幻滅しそうだ。幸せでいてほしい。僕のことを好きになんてならないでほしい。
でも、好きになってほしい。こっちを振り向いて欲しい。笑ってほしい、楽しかったって言ってほしい。もっと近くに行きたい、そして彼女にもそう思っていてほしい。そう思っているんだと錯覚してしまう。我ながらかなり気持ちが悪いと思う。どんだけ自信過剰なんだ、彼氏持ちの女の子に好意を寄せられてると勘違いするなんて、と冷静には思うんだけど、彼女がいるとすっかりその気になってしまっている。
彼女が、先週スピッツのCDを借りたと言っていたから、さっきツタヤでかりてきてみた。さっきからHolidayばっかり繰り返し聴いてる。
もしも君に会わなければ もう少しまともだったのに
もしも好きにならなければ 幸せに過ごせたのに
朝焼けの風に吹かれて あてもないのに
君を探そう このまま夕暮れまで
Holiday Holiday Holiday
いつか こんな気持ち悪い人 やめようと思う僕でも
なぜか険しくなるほどに すごく元気になるのです
僕のことか、と思った。草野正宗はほんとよっぽどもてないやつなんだろうな。いちいちぐさぐさくる。
今聞きたくても聞けないケータイのメルアドのことを思ってる。踏み込みたい。踏み込みたくない。好きになりたくない、なってほしくない、でも好きになってしまう。もう少し彼女のことが好きになったら、僕は強引になるんだろうか。それとも何事もなかったように身を引いてしまうんだろうか。辛い。でも楽しい。