はてなキーワード: 空想上のとは
お買い物の練習と称して、小学生の娘らとともに、地元でいちばんデカいTSUTAYAに行った。子供を口実にして、私自身が少女漫画コーナーをうろつきたいだけだったのだが。
先週だかもっと前だかに、増田に恋愛をしていない少女漫画ってある? 的な事を書いてたエントリがあったじゃん。それを見て、現実にはどうなんだろうと思って見に行った次第。
どうだったか? ほぼ恋愛ものやね。パッと見で恋愛がメインテーマではないと分かるものは『ちはやふる』と『群青にサイレン』と『東京ミュウミュウ』だけだった。
出版社関係なく、どれもこれも恋愛してるし、あと結婚する話が多いみたいだなーという印象。ラノベで嫁入りものが流行った影響だろうか。
恋愛をする女の子がメインの話というより、主人公に絡んでくるイケメンがメインみたいな話が多いのか、それとも単にイケメン特集だか推し特集だかっていうコンセプトで本が陳列されているだけなのか……。『蝶か犯か』がその特集の本棚に陳列されていた。うちの上の娘が好きなやつ。本にイケメンのプロフィールが同梱されている。
『蝶か犯か』もだけどヤクザ物も人気があるらしい。タイトルは忘れたけどヤクザのお嬢さんと付き人の話とか……それは組長にバレたら付き人は小指を詰めるどころじゃ済まないやつではw
現実にあったらヤバそうなものといえば『弁護士と17歳』というタイトルを見かけた。イリーガルラブ……ものは言い様だ。
ヤンキーものも人気。極道やらヤンキーやら、裏社会の人間や裏社会に片足突っ込んでるような人間はもはや空想上の珍獣のようなものなのかな。
少女漫画領域がうっすらBLに侵食されている。『消えた初恋』はシーモアかどこかで1巻無料の時に読んだがすごく面白かったんだけど、娘にこれ超おもしろいよって勧めたら男だらけの表紙がウケず「いらなーい」と一蹴された。KADOKAWAの出してるBL(ボーイズライフ)漫画が少女漫画の棚に。
ガチのBL棚もちょっと見てきた(一人で)。おすすめ本のコーナーに『春と夏となっちゃんと秋と冬と僕』がある! それは名作なのでいいけど、発売からけっこう年数経っているような。4コマ漫画で、確か修正の入るほどのやつではないが、ガッツリとBL文化の作品なので、取っ付きはよくないだろう。それより『じじいの恋――命短し恋せよ老人』はないのか……面白いのに。
少女漫画・レディコミ・TL・BLとは別に大人女子向けというコーナーが一列ぶんくらいあった。『異国日記』『さんかく窓の外側は夜』が目立つ感じに平積みされていた。
あとタイトルは忘れたけど捜一の刑事が主人公っぽいグロそうなやつが、けっこうなスペースを占有していた。よほど人気があるのかな。他に目に留まったのは、ウサギを飼育する漫画と、猫と暮らす人の漫画。癒されそうー。昔『ぴくぴく仙太郎』が好きだったなぁ、と思い出に浸るなど。
各自買いたい本を手に取り、会計に向かう途中に漫画コーナーの手前のところに『ときめきトゥナイト』が陳列されているのが見えたんだが、新装版でも出たのか?
長女は『千紘くんは、あたし中毒』(伊藤里)、次女は『新婚だけど片想い』(雪森さくら)、私は『山口くんはワルくない』(斉木優)を購入――☆
https://comic.pixiv.net/works/6558
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1923651
「ラブジョイの法則」に関して「子供のことを考えるな」という意味だと勘違いして見当違いのキレ方をしている人がいたので補足しておきますね。
より具体的に言うと
・討論の中で「子供たちのことを考えろ」と訴えることは、理性の問題を感情の問題にすり替える行為である
・子供の話を持ち出すと論理的な思考、なかんずくモラルをめぐる議論を阻害する効果がある
・子供をこのように幼児扱いし、保護してあげなくてはならない無垢なるものとみなすことは、「純粋さ」という概念への妄執が取る一つの形だ
などが指摘されている。
要するに、子供の話を持ち出すと論理的思考力や知性が低下しやすいので気をつけろってことである。
そこに気を付けた上で、子供のことを水戸黄門の印籠のように言い出さなければ別にいうこと自体は構わないのだ。
まさにその通り。ラブジョイの法則を勘違いしないように気を付けてほしい。
homarara んー? そうは言っても子供の事も考えるべきでは? 「世間が許さない」というのも、単に「自分も許さない」を省略しているだけで、非難する観点としては普通というか、それがダメなら「三方良し」も変だろう。
その通り。子供のことを考えてもいいんですよ。というよりも考えるべきなのです。より丁寧に。
でも実際は子供のことを言い出すととたんに議論が雑になるのは気を付けようね、という話です。
restroom たしかに詭弁かもしれませんが、これを「法則」と言ってしまうのも間違いでしょう。全然法則ではありませんから。
はい。Wikipediaを読めば「ヘレン・ラブジョイ抗弁」、「ヘレン・ラブジョイ症候群」、「子供たちのことを考えろイズム」と書かれてますね。
gwmp0000 「ラブジョイの原則」 シュナムル氏はどうかしてるが ここで批判してる連中は幼児に何見せてもいいと思ってんのかな それもどうかしてる
はい。結局「モラルパニック」が起きたとき、自分の意見を言うのを避けてまず子供を持ち出して自分の感覚を正当化しがちなのもこの法則の通り。
sukekyo “子どもという弱者を盾に自分の要求を押し通そうとする態度はどこに行っても醜く見えるものです”→これだけ出生率の低さが取り沙汰されてるときに子供を出汁にするのなんか手の込んだ皮肉のように思えますわ。
この人はいっつもいうことがふにゃふにゃしてる印象がありますね……。
よくわからないとか関心がないなら黙ってればいいのにこの手の話題だといちいちいっちょかみしたがるのやめない?
はてなの中でも最年長クラスなのだから、年長者としてもう少しまともな発言をしてほしいです。
hatsumoto 嘘の子供を盾にするのは良くないが、いい歳した成人が子供への影響を全く考えないのも問題あるのはわかるよな?
誰もそういうことは言ってない上に藁人形で誰かをたたくという2重の誤謬。
確実に知性が低下していると思います。
ラブジョイの法則という言葉はあなたのような方にこそ必要なのですが
「必要な人ほどその言葉が図星だからこそ否定したがる」という現象にも名前がついてほしいですね。
zheyang 最後の章(見出し)、ブコメの何が悪いのかを説明せずに誹謗してるだけ。匿名なくせに上から目線のあなたがワーストだよ
はい。「説明が不足してる」ならともかく説明してないと主張するのはいかがなものでしょう。
匿名とか上から目線というのもお前の中でな。でしかないし私のほうがまだあなたよりは説明してますし誹謗してませんね。
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801093013
最後の章のどこが説明してるのかイミフすぎてワロタこの法則のとおり!ふにゃふにゃ!言ってないから言ってなァァァァァい!これが説明だと思い込んでるなら生まれつき論理的思考力や知性が欠けてるので感情的に喚くアホと常に同等ってことっすね。感情的になってるのに気づけないアホが他人が感情的になった瞬間だけ発狂するのめちゃくちゃおもしろいなあとはてな最年長みたいなくっさい言い回しするのはインターネットの中でも加齢臭がひどいおじさんにしか見えないからいい加減卒業しようね
んで、上の記事に対するトラバがこれ。上のトラバからわずか20分後。
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801095003
匿名は普通に匿名という事実だと思うんだが、お前の中ではな!ってそうとう頭悪いよな他人に厳しく自分に甘く他人にはさんざん人の話を聞けとか議論やコミュニケーションが大事だとか説教かましまくっといて、ブコメ非公開のブログ書いてるカスを思い出すわ
わずか20分後に増田だけでは絶対に読み取れない文脈を理解してる自分以外の他人が都合よく通りかかるというのは無理があるということすら考えられないらしい。
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801140425
え、私の知ってる特定の誰かだと妄想で決めつけてるの?これ、論理的思考力がある人とはとても思えないんだが…笑結局、反論もなにもないしなw
んで、上に対するトラバがこれ。
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801161720
感情的だよなぁ。常日頃、自分がさんざん他人に言葉のレッテルで圧をかけといて、自分が同じことを見かけたら発狂するみたいな、ダブスタ丸出しのやり口はやめた方がいいよなぁ
わずか2分後にすぐ「常日頃」という感じで、増田だけでは絶対に読み取れない文脈を理解してる自分以外の他人が湧くというのは無理があるということすら考えられないらしい。
https://anond.hatelabo.jp/20220801172212
サラダ油とやらが特定できるなら、常日頃と言われるレベルでおまえも特定されてもおかしくないわな
ま、俺はそんな脇の甘い発言しないしそもそもそのうち一つしか書いてないんだが、マジで糖質を疑うレベルだから病院行ったほうがいいぞ
これはサラダ油さんですね。何度も言うけどごまかすつもりないよね。語彙と論理展開が完全に同一人物なんですよ。
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801172421
1分後
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801172504
ごめん、俺サラダ油なんだけど、どれも書いてないぞ…
1分後
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801172652
いや!俺こそがサラダ油だ!
1分後
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801172959
じゃあ私です!
3分後
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801173248
https://anond.hatelabo.jp/20220801095614
イライラしてて草
さwくwじょwとwうwぼwうw
顔真っ赤すぎるでしょwww
それにしても、どうせこのあと自分が書いたやつ消すのになんでこのセリフを真顔で書けるんだろう。
それとも今回は消さないつもり?
https://anond.hatelabo.jp/20220801174344
17分後。
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801180039
https://anond.hatelabo.jp/20220801184550
いろんなブクマカを殴りまくっといて、 自分を批判するのは一人だけだ! ってめちゃくちゃ論理的思考ですね
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801184635
オーサラダ油
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801184707
サラダ油ぬるぬるで草
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801184922
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801185424
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801185706
これで論理的思考とか言ってるんだから、もはや存在がネタ 偉そうにブクマカに説教たれといて、客観的に見たら完全にアレにしか見えない、って自覚できないとこがすごいよね
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801185508
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801200939
なんで削除逃亡したほうの魚拓取らなかったんだ
1つは「本人は一生懸命火をつけてるつもりだけど燃えない」という意味があります。自分が一生懸命騒いでるだけで火が燃え広がらないんですよね
”アリアハンではありえへん”との一致はありません。
https://www.nicovideo.jp › tag › アリエヘン
「アリエヘン」動画 11本「ドラクエⅢ 冒険の旅」「ドラクエ3 アリアハンで ... 現代音楽 マリオのピクロスみたい ありえへんww なんだよこれw 棺桶型の袋とかこれもう ...
https://game10.5ch.net › test › read.cgi
アリアハンなんてありえへん. 1 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/01/03(火) 19:13:09 ID:qa58ZdUI0: 幻の大陸やないであんなん空想上のもんや ...
恋愛をしないまま、仕事ばかりしているとこの歳になってしまった。
三十代にもなると、地方ということもあり結婚の流れが早いのだろう、脚色抜きで自分以外の同年代はみな結婚をしている。
職場での人間関係は良好だと思うが、周囲から度々「最近ソッチはどうなのよ?」というピンク色を帯びたジャブをもらうこともあり、未だに独身を貫いている俺が奇異の視線で見られていることは明らかだ。
もはや俺は彼らにとって、空想上の生物と言って差し支えないだろう。
ヒトは三十にもなって女性器に自らの男根を挿入し腰を振る儀式を終えていないホモサピエンスをヒトだと認識できない。仕方の無いことだ。俺には性欲がない。これも仕方の無いことだ。
全く以て、どうしようもない。
自分には性欲がないのだと打ち明けると、周囲からはよく「俺には感情が無い」と額に手を当て嘯く中学生のようだと笑われたが、事実ないのだからどうしようもない。うんこは臭くて厄介だが、かと言って「明日からはフローラルに頑張ります」とはならないのと同じである。先天的に性欲がないのか、あるいは非モテとして過ごしてきた惨めな三十年間を説明するため、無意識のうちに「無かった」ことにしたのかは明らかではない。ただ、少なくとも今の俺に性欲がない以上、恋愛も結婚も何処までも遠くままならない。誰かが言った。すべての恋愛はセックスに通ずる。そうかもしれない。専らのトレンドは不純異性交遊だ。性器結合主義を信奉する若者にとって、セックスとは性器を通した精神交流である。
コンニチワ、とちんこが言う。
これでfinishだ。あとは腰を振るだけでいい。俺は童貞なので分からないが、きっと挿入とは麻雀で立直をした感覚に近いのだろう。責任や思考を放棄して快楽を待ち続ける時間はさぞかし幸福に違いない。もっとも、放銃による快楽の機会均等の観点からすると、セックスの方が麻雀よりよっぽど平等に思えるが。
ともかく、俺はそのいずれにも参加できない。俺のちんこはコンニチワが言えない。挨拶をしないちんこは非常識だ。それが分かっているので俺はちんこを表に出さないし、これまで鍵っ子のように下着のなかに閉じ込めていた。
けれども、そうこう言えない状況になってきている。地方は恐ろしい。結婚していることが出世の条件だとは思いもよらなかった。少なくとも俺の職場では、婚姻がその人の信頼性を担保しているようだった。そろそろしっかりしたらどうだと上司に言われ、同じ文脈で家庭の話になる。守りたい人がいるから仕事にも一層気持ちが入るのだと精神論が語られる。恐らく正しいのだろう、大多数の人々にとっては。しかし俺はそうではない。俺のちんこはあなたのちんこと違ってコンニチワが言えない。挨拶する相手もいないし、いても挨拶ができない。俺には性欲がないからだ。
おい、このフレーズ何回目だ? この問答を繰り返すことに何の意味がある?
俺は選択を迫られている。婚姻か転職かの二択だ。どちらを選んでも環境は変わるし、どちらも選ばないのもまた選択の一つだ。なかなか難しい状況だと思う。あなたにはきっと理解できない。俺にも理解できないのだから。
あるいは、俺たちの断絶はこういう風にも表せる。
あなたは左折を提案する。それが最短距離だからだ。俺は曲がらない。あなたは次の角で左折を指示する。俺は曲がらない。あなたは徐々に苛立ち、声を荒げる。俺は曲がらない。あなたは呆れて「理解できません」と言う。俺もまったくの同意見だ。こっちが曲がれないと言っているのに、曲がれと指示するカーナビが何処にある?
そうして車内は静かになり、俺は助手席に誰も乗せていない気楽な軽を走らせて、どこまでも真っ直ぐ走り抜けていく。
恐らくもうブレーキは利かないのだろう。壁は目の前に迫っている。
これまでAVを一万本以上は見てきたと思う。
成人を跨いだ男性には珍しいことじゃないと思うが、これまでの人生で多分一万本から十万本の間くらいは、AVを、つまりはアダルトビデオを見てきたことと思う。
初めてAVに触れたのは高校生の時分で……などと書いていると些か気分が滅入ってくる。何故か惨めな気持ちになってくる。
ともかく、高校生の頃にいわゆるサンプル動画を見たのが最初だった。
何で俺はこんなことを話しているのかよく分からなくなってくる。ともかく、痩せてはいるものの張りのある肉体に男の身体が鈍くぶつかる。そこまで激しくぶつかっているわけではないが、肉と肉が強く優しくぶつかる音がして、女は声を上げるのではなく息を呑んでいた。今にして思えば中々質の良いサンプル動画だったようにも思う。
当時の高校生がアクセスできるような、つまりは大通りに面したネットの界隈に看板のように掲載されていたサンプル動画だったから、それなりに選り抜きだったのかもしれない。
ともかくも、それが俺のAVとの出会いであり、それ以降はそんな感じで動画を求めてネットを散策するようになった。
◇
つまり何を話したいのかと言うと、イマジナリー子宮の話である。
男には当たり前だけれど子宮は無い。だから、その存在ついて想像することはできても、実際の感覚として認識することは恐らく不可能である。
当たり前の話過ぎて何を言ってるんだと言われかねないだろうけれど、俺が言いたいのはAVの話であり、そこに子宮やら産道やらというものが大きく関わっているという話である。つまり、AV鑑賞をしている限りで、男は女性特有の器官について考えざるを得ないし、そこから逃れることはできないのである。
(いやそりゃAVに限らず現実の性的接触においても同じことが言えるだろう、と言われればその通りなのだが、俺は人生においてそこまでたくさん性的接触の機会を持つことが無かったので、どっちかと言うと俺の性的接触の本場は現実ではなくAVの中の仮想空間になってしまったのだ。)
AVをより楽しむ方法があるとすれば、それは女性の感覚について理解することだと思う。
要するに、AVを鑑賞している際に視覚的に認識できるのは棒の出入り以外の何物でもないわけで、その出入りを視覚的に認識するだけではつまらないのである。よりAVを楽しみたいのであれば、映像を通してまぐわっている人間の感覚を追体験し、両者の感覚をよりリアルに体感するべきなのだ。
無論、男優の感覚に関しては概ね追体験が可能である。性別という共通項が存在しているからだ。
俺は数千時間という時間を掛けて、AVをより楽しみ、より大きな快楽を得るべく、男女の感覚の追体験という作業に没頭していった。
◇
つまり、ある程度女性の認識や感覚を、少なくとも映像を通して認識できるようになったのである。
想像の中に存在する、女性特有の感覚を追体験し、想像するための仮想の女性器官。それがイマジナリー子宮だ。
そう、俺がAVを鑑賞する時には、常に女性の下腹部にはイマジナリー子宮が存在している。映像において直接現れているわけではないが、想像力によって成立したイマジナリー子宮が、女性の下腹部に存在させられている。
その際に生じる女性の感覚は、本来ならば男性に想像できるはずのないものである。
しかし、疑似的な追体験、近似値的な予想については不可能ではないと思う。少なくとも、俺は経験と想像の集積として存在している、イマジナリー子宮を通して、ある程度正確に女性の感覚を認識できるようになったと自負している。
無論それは疑似的な感覚に過ぎず、完全なトレースにはなっていないだろう。
とは言え、その精度が低いかというとそうでもない気がする。女性が何をすれば嫌がるのか、何をすれば愉しめるのか、それを、女性の視点に立って想像することは、時間さえ掛ければ決して不可能なことではないのである。イマジナリー子宮を生み出した今、改めてそう断言することができる。
女性の表情やその他の情報を参照することで、一体女性においてどんな感覚が走っているのかをある程度トレースすることはできるようになった。更には、空想上の、女性の体験を追体験的に理解しようとした結果、あくまで想像上の存在ではあるものの、俺の脳内には女性の中に存在しているであろうところの仮想の子宮が生み出されたのである。それを俺は数々の鑑賞体験を経ることで、生み出してしまったのであった。
(勿論、本来このようなトレース作業・想像作業は性行為を通じて行うべきなのだが、俺の場合は間違った方法において実践されてしまったのである。)
これを異常な作業だと思われるだろうか。
俺は決してこのような追体験や想像作業が異常な作業であるとは思わない。つまり、より性行為を理解し楽しみ、パートナーにも楽しんでもらうためには、パートナーの感覚の理解が欠かせないからである。