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はてなキーワード: 生憎とは

2012-11-18

http://anond.hatelabo.jp/20121118154548

言いたい事は分かるけど、それだと議論の舞台が「じゃあ何を以て人間に近いとするの」って所に移るだけだよ。

人間とどれだけ慣れ親しんでるか? それなら犬や猫が真っ先に挙がるだろう。

遺伝子的に人間に近い物? それだとチンパンジーを始めとした類人猿だね。

意思の疎通が出来るような知能がある物? そうなると、イルカや一部の鳥類なんかも候補になるかもしれない。

でも元増田が本来したい議論は、きっとそんな事じゃあないよね。

 

次のレスも同じ元増田意見だと思ったからここに書くが、私はそもそも

>なんで人間だというだけで人権が与えられるかといったら

>上記の二つの理由からでしょ。

人間なら法律を守れるから自分の行動に責任を取れるから、勤労納税して社会に貢献することができるから

この仮定に賛成していない。

 

話が分かろうが分かるまいが(むしろ世界的に見れば分かり合える事の方が珍しいのだし)、最低限人として扱うと言うのはこういうことだ、というラインが基本的人権なんじゃないの?

それとも、どこかに元増田の言うような理由が明確に挙げられている? もしそうだったら、私が完全に間違っているので謝ります

生憎社会学には疎いので、基本的人権という概念の成立がどういう経緯で起こったものか、あまりよく知らないんだ。すまない。

 

しかし「人間にだけ付与される特別な権利」という発想は、人間中心主義的ではあるよね。元増田の拘っているのはその点?

個人的には私もそういうのは好きじゃない。他の生物だって敬愛を持って接するべきだと思う。

でも、基本的人権として考えられるような事全てを、他の生物にも適応するのは無理がある。だからどこかで線は引かなきゃいけない。

それが人間とその他の生物の間、というのは、まあ妥当なんじゃないかな。

 

それとも元増田が問題にしたいのは、話の通じない人間を人として扱うべきか、という点だろうか。

これも難しい話ではある。過去に同様の議論が何万回と繰り返されてるのは疑いないね

そしてその度に、このツリーで他の人が挙げているような点(小さな子どもは? 回復するか分からない植物状態の人は? 難しい法律は分からなくても日常生活を送れる程度の知能障害は?)について、意見が交わされている筈だ。

その結果として、「人間であれば全て人として扱うべきだろう、やっぱり」というところに落ち着いているんだと思う。

一か所でも穴を作れば、エクスキューズを付けて気に食わない奴を締め上げるのは、簡単になってしまうから

 

それに、そういう人達基本的人権は尊重されるべきだが、話の分かる大人と全て同じ権利が認められている訳じゃあない。

例えば選挙権自己決定権なんかは、日本では子供に認められてない。

子供にとっての保護者に当たる物を、意思決定に問題のある大人につけるような、成年後見制度なんてのもある。

 

しかしまあ、何度でもこういう議論は起こっていいものだろう。何も考えなくなる方がよほど拙い。

この議論はどう決着するのか、見守ってみるのも面白いかもしれないね

 

 

追記:

遺伝子操作による新生物の話を飛ばしてたよ、すまん。

もし本当にそういう事が起きたら、人権概念、いや人間概念をもう一度ゼロから再構築する必要があるだろうね。

喧々諤々の議論が何十年も続けられるに違いない。戦争だって起きるかもしれない。

恐らく、多くの人はそれが何となく分かっているから、人間材料とした実験には非常に慎重になるんだろう。

だが、今の所その話は現実世界の事ではない。だから基本的人権概念には、キメラ人間の事は含まれていない。

架空の話を元に、現実人間の扱いについての定義を左右するのは、良くないだろう。

2011-09-07

もう駄目かもしれない

機能不全家庭に生まれて、親が憎い。周りの人間が憎い。嫉妬が止まらない。成す術の無かった自分を呪う。

自力で情報をあさっても、カウンセラー相談をしても「忘れるしかない」「気にならないように没頭できる何かを探すしかない」という応えしか返って来ない。

忘れられない。没頭できる何かなんてない。

自分は一生憎み続けるだろうし、それで頭のリソースを費やしているから何かに没頭できるはずもない。

このまま何もできずに時間だけ浪費して死ぬしかないのだろうか。

自分落ち着ける場所が欲しかった。安定した生活が欲しかった。心を許せる人間がいてくれればそれでよかった。

大事な時期を非情な奴らによって潰された。今癒されても間に合わない。

いっその事、今すぐ楽になった方がマシなのかもしれないと今日はずっと考えていた。

気分が安定しない。自殺するかもしれない。

最後に、こんな所だけど吐き出させてくれてありがとう

2011-09-03

結婚したいけどできない高齢独身と出かけた

要するに「恩師」になるんだろうなぁ、という人と出かけた話。私の2周り上。

とても乗り気じゃなかったんだけど、まぁお世話になった人だし・・・と誘いを断れなかった。

久しぶりに最悪な一日だったのでここにはき出してみる。


何度か連絡取っていたんだけど、先日ちょっとしたことからまた連絡を取るようになった。

事務的連絡が主だったはずなのに、だんだん日常の話が混ざってくる。

しかしとても一方的で、句読点や読点があまりない。とても読みづらいメール

こちらが返信しなくても続々来る。少し恐怖を感じた。

  • 日時の決め方

「○月×日はどう?」→「その日はちょっと・・・。予定を調整しないとモゴモゴ」→「○月△日□時、A駅B口で会いましょう」→面倒なのでそれでOKした

  • 当日

私は駅の改札の少しずれたところにいたんだけど、相手は改札真っ正面にいた。

おはようございます」と挨拶すると、「ヤッハーーーーー!!!増田さん!!!」とハイテンション

それはまるで田舎に行った時のじーちゃんの反応。死んだじーちゃんを思い出した。

展示会場まで歩く。展示はとてもよくて、まるまる2時間かかってしまった。

まり興味はなかったけれど、仕事柄行っておいて損はなかった。

  • 展示見終わった後

「ご飯でもしようか」ということになり、「そうですね~」と、とりあえず歩くことに。

しかし古い町並みを歩くだけで、ご飯の場所を探しているのか心配になる。

15分ほど歩き、古びた喫茶店のようなところで「一休みしよう!」ということに。

ご飯あるんだし、と思い、飲み物だけにするが、相手はがっつりセットもの注文。

前に「仕事する上で参考になる本を教えて欲しい」とチラッと言ったことがあったが

(「悩みがあるの?アドバイス欲しい?」とうるさかったので)

お薦めの本だけど」と話す内容は、仕事と無関係。それを延々熱弁。

そして家族の話や、仕事の話をする。しかし以前とほぼ同じ内容なのでつまらない。

お腹すいたなーと思った頃、「行こうか」と。

やっとご飯かー と思うもつかの間。「中途半端時間だね」ときた。え?何に中途半端?と思ったけれど、流す。

実はこの日、体調がよくなかった。なのであまり歩きたくなかった。靴だってパンプスだったし。なので既にフラフラ

その後1時間歩き回る。どうでもいい話と共に。

美術館、好き?」ときかれ、「美術館は興味がありません」とハッキリ言った。もう歩きたくない。

しかし、たどり着いた先は美術館。なぜ??しかヌード系もあった。

結局2時間歩き回った。もうぐったりだ。時間はいつの間にか夕方になっていた。

お腹空いたね」と、目に入ったお店に入る。もちろん飲み屋

ビール乾杯おしぼりで顔はモチロン禿げ上がった頭も拭き拭き。何かの人形みたいだ。

相手ぐびぐび飲む。私、体調悪くてあまり進まないのに、「なんで飲まないの?なんで??」とせかす。

なんとか1杯飲むと、「俺次これ飲む~♪」と上機嫌に追加オーダー。私にもしきりにお酒を勧めるので、仕方なく飲む。

料理はするのか、とか、休みは何しているのかとか、とにかくプライベートな話題が多かった。

適当に濁したが気分は良くなかった。一体なんでそんなことをきくのか理解できなかった。

食べ終わり、会計になった。生憎丁度良い札をお互い持っておらず、結果的に割り勘。5000円。

「次行かない?」と言われたので、疲れ切っていたこともありお断り。

すると、店の外で解散。駅は見えないし私は土地勘が全くない場所。それは相手も知っているはずなのに。

仕方がないので携帯GPSを使ってどうにか帰宅。駅まで30分近く歩いた。

余りにも勝手すぎる一日に腹が立ち、お礼のメールは送らなかった。

  • 後日

「先日は楽しかったね~~」みたいなメール。ああそうですか。

「次は映画行かない?おすすめある?」ときたので「映画館は苦手です。疎いのでおすすめもありません」と適当なことを返信。

すると「では調べるので一寸待ってね」とのこと。

「あーだこーだでしばらく会えません」と返信すると「了解」とたった一言の返信。

その後、メールが来ることはなくなった。


以前、「僕と付き合わない?アハハ」と言われ、冗談だと思っていたけれど、あれは冗談じゃなかったのか。

父親と大して変わらない年齢の人と付き合うなんて私にはありえないこと。

なんだかとてもガッカリした。恩師がこんな人とは思わなかった。

温泉行かない? とか、とにかく色々言われたけれど、冗談だろうな~と思っていたのに。



上手く言えないけれど、この人は一生独身だろうな、と思った。

恩師だけれど、これからの付き合いは少し考えることにする。

それにしても、恋愛経験が少ない(と思う)とか、女慣れしてない(ように思う)人って、

なんで予告なく長時間長距離歩かせるんだろうか。

最初から言ってくれれば体調や靴や服装を考えるのに。

2011-05-06

彼氏いない歴年齢処女 人間が嫌いなのかも

今までずっと彼氏ができないのは見た目の問題だと思ってたけど、性格的な問題のほうが大きいのではないか最近思っています。

ちなみに私は自分の評価だからわかんないけれど、顔は中の下~下の上くらい・胸でかくてそこそこ痩せてるからスタイルだけはいです

で、性格的な問題というのは

とにかく自分に興味なさそうな人を好きになる。(高値の花な感じがしていいのかも)

逆に自分に興味を持ってくれる人のことは、すごくモテないのかなーとか残念な人に思えて気持ち悪くなってしまうところです

今まで好きになった人で私のことを後から気に入ってくれた人もいたけど、好かれる頃にはいろんなところが嫌になって

デートしたり深く付き合うことが気持ち悪くなってた。

私に告白してくれた人で私もその人をかっこいいと思えた唯一の人は、女癖がすごく悪くてすぐ浮気されるか捨てられるのが確実だった人でした

クラスで一番モテる的なすばらしいから好かれるのだったらきっと気持ちわるくなることもないんだろうけど、生憎私はそんなに美少女じゃない。

自分釣り合う人と付き合うしかないと思うんだけど、どうしても好かれると嫌いになっちゃう。

正確には自分より下に見るようになってしまから価値のないものに見えてしまうっていうのが正しいかも。

ちなみにこれは恋人だけに限らず、友人等の付き合いでも同じ現象が起きます

自分でも性格悪いと思うし、こんな性格じゃ幸せになれないと思うのだけど治しかたが分からないです

2011-02-27

http://anond.hatelabo.jp/20110227172835

からないことがあって相談しに行く→話しているうちに考えがまとまる→自己解決、みたいな効果を狙って話してる

それが目的人間ならば、相応の書き方をしているものだ。

生憎、彼のそれが相談の類ではないというのは、本人の発言からして明らかだよ。

2011-01-29

私はそのような相手に人生を滅茶苦茶にされて、一生憎み、恨んでいく

>彼はそのせいで、結構敵をつくったり信用を無くしたりしてる。


損な生き方ですね。もし敵がいたり、信用を無くしたしたとしても、フォローするのが大切だと思います。雑談したり、御飯を一緒に食べたりするのはどうでしょうか。

一時的なプレッシャーストレスでやさしくできない、つまり、攻撃的に相手に接したら、びっくりするでしょうね。

その攻撃が何度もあったら、一生憎まれ、恨まれるのかもしれません。

相手によっては鬱病になるのかもしれません。そして、一生憎まれ、恨まれるのかもしれません。


http://anond.hatelabo.jp/20110128123030

2011-01-20

ネットでも居場所をなくしつつある彼ら

プロフに食いついてきたらしいキモい絡み方をするオッサンがいてどうしようもなくなったかTwitterやめたというエントリーがあったが、書き方はともかく、あれに感情的な反応を返しているいい年をしているであろう人間がやけに目に付いた。

正直言って嘆息ものだと思う。

空気嫁」というのは最初ネタとして使われていた言葉だったかもしれないが、今では実際に空気を読むという行為がネット上でも当たり前のように求められる場面が多いことを理解していない。

ネットユーザーの実際の比率がどういったものかは生憎手元に資料が無いが、「一般人」とされるユーザーの率が高まり、SNSTwitterといった同一システム上で多数同居していることは想像に難くない。

ネットは「彼ら」だけのものではなくなっていることに対し、彼らも理解はしているもののその認識はまだ浅いのではないだろうか。

特定の思想・理念をもって当初構築されたネットという文化圏は一番大きな枠としてあるが、その思想・理念は法やプログラムされたシステム上の制約ではなく、現実世界における「平和」だとか「環境保全」といったスローガンに近しいものであり、実際のネットというのは多様性を許容した世界しかない。

中には細かく分かれた文化圏存在している。

それぞれの文化圏の中に更に細かい文化圏があるが、それらが利用しているシステム上で同居するため分かりにくい。

そして、その分かりにくさのために、あっさりとその枠を踏み越える事ができる。

ボーダーレスと言えば聞こえはいいし、確かに大きなメリットなのだが、踏み越えてほしくない人間たちもいるのだということを彼らは往々にして忘れている。

多様化し、様々な文化圏があることを理解はしていても、それを認識した上での行動ができない。

趣味、嗜好、年齢、性別、色々と要素はあるが、その文化圏が何の集まりなのか。

現実世界における領域の住み分けで考えればすぐに分かるであろうはずなのに。

多少なりとも共通するものがあれば、年齢や性別、下手をすると国家言語の枠すら越える事ができるが、彼らはその共通事項すら確認しない。

そのため相手の文化圏自分文化圏が重なる部分がないにもかかわらず、その「住み分け」ている領域を「踏み越えてしまう」

そして「踏み越えてしまった」彼らはそれを指摘されると、決まって「ネット理念ネットという文化圏)」を持ち出してくるのだ。

彼らが守りたいものはネット理念などではなく、文化圏の違いに気付けない、空気を読めない自分に対する免罪符しかないことに彼らは気付いていない。

空気を読む」という行為はネット上でも必要とされていることであり、それができない人間ネット上であっても疎まれ、排斥されるようになってきている傾向が現実世界により近くなっている。

ネット上に居場所を見つけ、ある種の自由を得ていた彼らが、既に現実世界同様に疎まれる場面をこのところ特に目にする場面が増えてきた。

彼らはまたいずれ片隅に引き篭もる事になるんだろうか。

2010-10-24

あなた洗脳度判別法(はてなユーザー限定)

リバースガール (新風舎文庫)』『魔王の復活 (新風舎文庫)』読了

ちょっとUNESCO機動部隊あたりが新風舎空爆してくれねえ?出版にかかわった連中全員殺したいんだが。

人類の知性に対する挑戦とでもいおうか、ここまで低レヴェルな、小説としての結構すら存在しない、生ゴミ、屑、カス、放射性廃棄物、糞尿、作家名乗る前に作者ちょっと10回くらい死んでこい、ああもう、怒りで指が震えてキーボード打てんわ!よくもこんな資源無駄遣いを一冊750円オーヴァで売ろうとしたものだ。どういう了見だ気は確かか精神科紹介しようか?その前に死んでほしいが。とにかくこんなものをだな、ライトノベルと銘打って売りつけようとしたってのは、読書人に対する犯罪行為に等しい。文化テロリズムだ。焚書坑儒言論弾圧、その他諸々の措置を講じたいのだが、生憎僕は無力なので、とりあえずネガティヴキャンペーンを張ることにする。

リバースガールは蛆虫以下。買ってはいけない

魔王の憂鬱魔王の復活は両生動物のクソ。買ってはいけない

新風舎人類に対する害悪。一刻も早い壊滅を。






















上の文章を読んだ後、下のリンクに飛んで

http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20070315/1173966258



















文章の印象が変わった奴

はてなヘッド有村洗脳されてるから脱洗脳した方がいいよ!!



まともなレビュー

http://d.hatena.ne.jp/iris6462/20060806/1154826469

2010-08-04

新卒者応援プロジェクトやってて思ったこと

前説明もほとんど受けられず、企業新卒者も制度を把握しないまま続いてるカオス制度

聞けば教えてくれるけど、聞かなければほとんど何も教えてくれない。

ほんとお笑い

 

二ヶ月間くらい肉体労働系の会社に行ってたけど、まるで駄目だったので、このまま続けても仕方がないかと思って辞めようと派遣会社に連絡したら、担当の人から「企業を変更することも可能なんですよ!」なんて素晴らしい台詞を頂いた。

今度は卒業した学校の関係でIT企業(Web系)を受けてみたのだけど、企業担当者と話すときに社員数や熱意とかを聞かなかったせいで中々酷い目にあった。

実際にこの企業研修が始まったら、まず社員が来ない。

後でわかったのだが、社長副社長しかいないらしい、そりゃこねーわwww

 

正直、ここのは社会研修でもなんでもなかった。

事務所は貸してあげるからウチの業務を好きに勉強してね☆ミって方針。

出来る子ならいいんだろうけど、生憎俺にそこまでの気力はなかった。

プログラミングとかデザインとかサッパリなんですけど!

(なんで、その企業を受けたの?って話ですけど、甘い考えですけど、僕はてっきりある程度までは教えてくれるんだと思ってたんですよ。)

つーか、前からいたインターン生の一人が何やら仕切っているのだが、大してわかってないくせに妙に仕切ってるからなんだかムカつくし…。

言動とかも妙に癪に障るし。

しかも、あと少ししたら気味にも実務を担当してもらうから必死に勉強してね!とかそのインターン生が言うもんなんで挫折した。

もうここではやっていけないっていう確信を持った。

プレッシャーが凄い。やるかやらないか、やれないなら出て行けって感じ。

確かにその通りなんだけど、その通り過ぎて出ていくしかないっていう。

 

正直、前の企業にいた方が随分とましだった(役には立てなくても籍だけは置けたから)

このIT企業で唯一学べたことはベンチャーは糞だってことだった。

丁度最近GIGAZINEとかみてもそうだし、全部が全部ではないとはいえ、第一印象は糞だった。

取り敢えずはWeb系=ベンチャーってことにしておこう。少なくとも地雷

 

取り敢えず、今日でこのIT企業は辞めようと思うのだが、記憶が確かならもう企業は選べないらしい。

親元を離れて単身の僕はこれからどうするべきだろうか?

精神的に親元には帰りたくないし、実質帰れない。

実家に帰ると精神障害者がいるので自分まで池沼になりそうだし、

また実家地方なので、そもそも求人がほとんどない

今住んでるところを出ると契約の関係で高額の違約金を払わないといけないので)

 

選択肢としてはアルバイトくらいだろうが、生まれてこの方やったことがないというね。

このあいだネカフェバイトネットから応募して面接受けに入ったら、店の人から「いやいや、そんなのしらないし、聞いてませんよ」とか白い目で見られたし。意味不明だし。

俺が間違ってたのかと思って、家に帰って求人情報見たら面接日時も場所も合ってたし、マジ意味不明

勿論、次のバイト先も探して応募するけど、果たして雇ってもらえるのか?という疑念はある。

早くしないとお金もないから辛いし。

まぁ、雇ってもらえるかどうか気にしてたら埒が明かないから、応募しまくるしかないんだけど。

落とされなかったら可能性があるってことだろう多分!って信じてる。

若いうちは何でもやった方がいい気がするんだ。挑戦だ!

 

一番は、新卒者応援プロジェクトで別の企業の斡旋を受けられることなんだけど、多分無理だからね。

新卒者応援プロジェクトを続けられれば就活スムーズにできるんだけど(今まではやってなかった)

それが無理ならバイトしながら就活するしかない…となると結構厳しそうではある

バイト先に就職とかもしてみたいけど、バイト募集してるのって将来性がなさそうな場所ばっかなんだよね

ぶっちゃけフランチャイズライン工場は絶望的だろうしね

 

果たして僕はどこへ進んでいけばいいのだろうか…。

因みに学生時代就活は40社程度受けました。全部落ちました。

警備・食品廃棄物・清掃・小売・営業・流通・IT・飲食他にも色々受けました。

選り好みしなさすぎですね。介護だけは受けませんでしたが。

まぁこれが就活に失敗した要因の一つであることは間違いがないんですが。

 

漠然と持っているのは、事務職なら勤まりそうっていうのと、ネットワークとかサーバー運用管理に興味があるってことくらい。

(具体的に企業名は挙げませんが、興味のある鯖屋一社だけあります。もとい、その企業のせいで興味が芽生えたに近い。)

プログラマーとかシステムエンジニアは向いてない気がする。

趣味はこういう感じで長文をグダグダ書いたり、ラノベを読んだり、ひたすらネット上の情報を読んだり、漫画を読んだり、RPGやったり、ネトゲしたり、オタショップ渡り歩いたり、買い物することです。

一番好きなラノベキノの旅です。

長く続けていることは自己サイトの運営、もう9年目です。老舗とかそういう部類に入ってる頃ですね。

コンテンツは昔っから日記しかないんですがw

ここ数年では時代の波(笑)にのってブログ形態に移行してます。

PC歴は年齢-3年。そこらの餓鬼絵本読んでた頃にはブロック崩しとかインベーダーやってました。PC-9801で。MS-DOS3.2だったかなぁ?

専門学生になるまでインベーダーゲームはパソゲーだと思ってました。まさかゲーセンゲームだったとはw

 

基本的スペックとしては、平凡なオタクって感じですね。

でも別にコアゲーマーでもないし、アニメもそこまで見てません(1クール1,2作)

変態ベクトル大分逝ってると思います。そんじょそこら変態に負けない自信はあります(キリッ

ピザではなくガリの部類です

特技は特にありませんし、得意科目と言えるものもないです

「高校の情報」なら学年トップだった気はします

英語の成績が一番よかった気がします。基本文系

大したもんでもないですが、情報活用二級程度は何もせず取れました。

基本情報技術者は問題の1割くらいしか解けません。

だけど何故か有識者から結構解ってる人と誤解される事があります。

 

まぁ、ぶっちゃけ何もできないただの新卒です。

能力普通科高校卒レベルかそれ以下くらいじゃないですかね?

なんかどうでもいい御託をつらつら並べましたけど、誰か僕みたいな人間ほしいトコありませんか?

2010-05-10

チョコレートよりも、ガムを叩け。

2chお菓子板の板チョコスレに、ロッテチョコレート植物油脂が使われていることを執拗に叩く、荒らしさんの書き込みがよく見られる。ええ加減にしろと書きたいのだが、生憎規制で書けない。

私も板チョコ植物油脂を使うこと自体は言語道断チョコレート後進国でしか認められない粗悪品だと考えているのだが、カカオからココアバターを絞った後のココアケーキ(ココアパウダーの砕く前の状態)を絞りかすと表現しており、その後の文脈でも余って迷惑するもののように書いているのが気に入らない。

ココアパウダーに何てことをいうのだ。

ところで、ロッテが嫌いならなんでガムを叩かないのか。

ガムの材料に必ず書いてある「ガムベース」は実は木工用ボンドのことで、実は味付けした木工用ボンドを噛まされている、というのはそれなりにインパクトがあると思うのだが、あんまりこのことを指摘する人はいない。

2010-04-09

こころ鬱屈たまに綺躁曲

《にゃあ》

 紀行もだいぶ暖かくなり、そろそろ潮干狩り風景を書く日も近い。125ccバイク三番瀬密漁潮干狩りに出かける方も多くなるだろう。

 潮干狩り風景をみていると、水筒に入れた麦茶や冷たいペットボトル飲料で喉を潤すヒトもいるみたいだ。

 潮干狩り最中はまわりに水が溢れているのだから、その水を飲めば宜しかろうとおもうのだが、生憎日本人には高血圧のヒトも多いことだからそうもいかないのだろう。自動販売機などで冷えた飲み物を買ってのどを潤す人が多いようだ。

 今日の夕飯を確保しようと鬼のような形相になっているヒトタチなのだから、財布の紐は堅くしばりそうなものなのだが、暑さには敵わないらしい。

 だが、私は海水も飲まなければ、自動販売機ジュースを買うこともない。財布をもってあるく習慣すらないのである。夏でも喉が渇いたら、樹液をすするとか、穴を掘りバケツを埋めてその上にレジャーシートを貼り、真ん中に石で軽く重しをし、たまった水を飲むようにしているのである。

 これは私自身の経験であるが、マテガイを採るのに夢中になり、トイレに行くのを我慢していたら、トイレまでの距離を我慢できない程になってしまったことがある。なにせ、周りには潮干狩りの客が満ちあふれているのであるから、前門の虎ならぬ、肛門のオオカミである。まぁ、私ほどの達人ともなれば、そう謂う場面でも実に堂々としたものであるが・・・

 その有様を身近で見たヒトは、ソレ以来、直ぐにトイレに行く事を心にきめたそうだ。よく分からない話であるが。

 ところで、冷たい飲み物を飲むか、一週間ぐらい放置した鮪の刺身をたべると、なぜピーピー、ジャージャーになる事があるのか、誰でも何となく感づいているけれど、どういう魔力が働いているのか、ご存知の方がおられたらこそっと呟いて欲しい。

 私の妄想では、これは好転反応だと考えている。

 好転反応とは、なんだかよく分からないが、褒め者のレメディとか毒だし茶を飲んだ後に、一時的に却って具合が悪くなる反応=仕組みである。

 例えば、猛烈に熱い毒だし茶を飲んだ後に、舌を火傷したとして、その後舌は腫れ上がり、見るも無惨な状態になる。そうなると、体は治療モードに入り、いつの間にかモトの状態に戻るのである。その猛烈に苦しむ間に、モトの病気は治ってしまう事があるというものである。

 猛烈に苦しんでいる間はおそらく、しばらく身動きができなくなるとかんがえる。つまり、運動はできなくなる。安静にせざるを得ないのだ(と思う)。

 ようするに、大事の前には小事など取るに足らぬということである。

 だから、普段の懸念などいったん放棄して、猛烈に苦しませ、そちらのほうに精神を集中させてしまうのではなかろうか。

 ついつい、好転反応について熱く語ってしまったようだ。モトの話に戻そう。というか、肝心の話すらしていなかったようである。冷たい水は体に悪いという事だ。

 よく謂われる「夏ばて」は、カラダを冷房で冷やしすぎたり、冷たい飲み物を一杯飲んだりして消化管を冷やして負担をかけることにより、消化酵素の分泌が悪くなって、食欲不振になる事などにより発生する物だ。暑さそのもので参るばかりではない。

 

 昔は子どもにも、真夏にはあまり冷たい物は飲ませなかった。自分子どもの頃にはそんなぜーたくなマネは出来なかったからだ。オレが辛い目にあったのだからオマエもくるしめという事だ。

 だからスポーツでも、練習中や試合中は水を飲ませなかった。根性論だからである。

 近年はやたらと、水分補給ばかりしているが、それは本当は夏ばて予防でもなく、熱中症予防のため仕方ないのである。少子化新弟子が少なくなってきてしまったから、わが流派でも子どもに優しくしないと入門してくれないのである。実際の処は後継者不足に参っているのである。

 運動中にしきりに水分補給をしなければならないのは、単に人間の体という物はそういう風に出来ているからである。恨むのなら人間に生まれたことを恨むが良い。どうしても水をのみたく無ければ、点滴をすればよい。とにかく水分補給は大事なのである。

 冬に「冬バテ」はないが、外気が乾燥することにより、ウイルス感染症流行しやすくなるのである。結局は四季それぞれに併せて体調管理に気をつけなければならないのである。それが宇宙からの意思に素直に従う事とも通じるのである。

 

 よく謂われる事だが、サウナに入ってから、生ビールをぐーっと、一気飲みするのは気分は爽快になるが、水分補給としては最悪である。ビールを飲めばトイレに行きたくなってしまうではないか。折角飲んだというのになんて勿体ない話であろうか。だから私は何時も我慢しようとするのだが、いつも後悔に襲われてしまうのである。

 いや、それ以前にサウナに入ること自体が好転反応を期待するモノではなかろうか?

 だから私はサウナに入らないし、お風呂に入った後はバケツにたまった水を啜るのである。

 それが宇宙からの意思であるからしょうがないのである。

2010-03-29

ニュースサイトの国:キチの旅 ~ねっと いず びゅうてふる

「入国希望者か?」

「はい」

「どんな噂をきいてきたか知らんが、ニュースサイトの国はすでに飽和状態だ。うまい汁を吸うつもりで来たならば引き返したほうがいいぞ」

「はあ、そうですか」

「……引き返す気はないようだな。ではこの国の滞在期間をきこうか」

「追い出されるまで」

「あ?」

「この国の人に追い出されるまでいたいと思います」

「……変わったやつだな。よかろうニュースサイトの国は来るものを拒まない。ようこそ最新情報の飛び交う世界へ!」

そう言ってガリガリに痩せたみすぼらしい男は芝居がかった姿で両手を広げた。

どう見ても入国管理官とは思えないその哀れな姿に、キチはありのままの疑問をぶつけた。

「あなたは入国管理官かなにかですか?」

「ん? 違うよ。私はネット評論家だ。主にニュースサイト論を取り扱う権威さ。あくまでボランティアとしてニュースサイトの国に訪れる人間忠告審査をしてい――」

セリフを言い終える前に、銃声が鳴り響き、自称ネット評論家ニュースサイト論の大家の頭に大きな穴が開いた。

即死である。

「また沸いてやがったかこのアクセス乞食め! 大丈夫かい旅人さん? こいつはニュースサイトを知らない一般人たくみに擦り寄って権威ぶる物乞いだよ。なにか妙な言いがかりをつけられなかったかい?」

「いえ、べつに」

「まったく今週だけで3人目だぞっ どこから沸いてくるんだこのゴキブリどもは…?」

「えーと、それで入国してもかまいませんか?」

「ああ、もちろんだ。WWW概念に基き出入り自由だ。好きにやってくれ」

銃を肩にかついだ男はにやりと笑うと、乞食死体を引きずってどこかに行ってしまった。

「では行きましょうキチ」

「そうだねヘルペス


旅人アンドロイド(注:ここではHMXシリーズメイドロボを指す)におんぶされながら人の多い市街へと入っていった。

「キチ、重いので自分で歩いてくれませんか?」

「見た目が愛らしい女の子メイドであっても、アンドロイド人権はないよ」

「思いやりに欠けるマジキチですね」

そんないつものやり取りをする旅人たちに、ニュースサイトの国の住人が声をかけた。

こんにちわ。あんたたち外から来た旅人さんだね?」

「はい、さっき入国したばかりです。あなたはニュースサイターですか?」

「ああ、そうだよ。ねえ、旅人さん? さっそくで来たばかりで悪いんだけど、何かいい情報はないかい?」

「いい情報……ですか?」

「そうさ、なにか外の世界であった最新のできごとを知らないかい?」

「……えーっと、あなたはニュースサイターなんですよね?」

「うん、そうさ。ちなみにニュースサイト歴2年だからベテランだね」

ニュースサイターなのに最新の情報一般人の僕にきくんですか?」

キチがそう問いかけると見る間にニュースサイターの機嫌が悪くなった。

「なんだよ新参のくせに。ベテランの俺に文句でもあるのか?」

「そういう訳ではないです。ただ僕はニュースサイトの国に来れば最新の有意義な情報が手に入るとばかり思っていましたので」

「はっ! これだから新参はっ もらうことばっかり考えて何も提供しないんだからな!」

「おいおいどうしたんだ、そんな大きな声をだして」

ベテランニュースサイターの男をたしなめたのは、4~5人連れの屈強な男たちでした。

「あっ!? ギガジンさんににゅーす特報さんっ それにKKGとロケットニュースさんとZAKZAKさんと探偵ファイルさんと秒刊サンデーの湯川とえーとそれから…ま、ま、まんげ?さん!」

「だんげです」

屈強な男たちの後ろにいた小男は不機嫌そうに訂正した。

「そう怒るなlazy。それで? その旅人さんとお前は何を揉めてたんだ?」

lazyじゃなくてごーるです……じゃなかった。だんげです」

「は、はぁ、実はこの新参ベテランの俺を馬鹿にしやがるんです。ニュースサイターの癖に情報に疎いなんていちゃもんを…」

「ははっ、まあ中堅のお前はちょっと情報に疎いかもしれないな」

「孫ニュースはどうしても情報の速さが足りないよな」

「あっ! ひ、ひどいっすよにゅーす特報さんと探偵ファイルさん!」

「よし、じゃあこのニュースサイトの国を仕切る俺達が、ひとつ旅人さんに最新の情報を教えてやろうじゃないか」

屈強な男たちは張り切った様子で、それぞれのノートパソコンを開きました。

「えーと……おっ! これなんかすごいぞ! 痛いニュースからの情報だがなんと鳩山総理が――」

「それはテレビで見ました」

キチははっきりと言いました。

「ははは、君は古代の遺物であるテレビなんて見ているのかい? うーん、じゃあこれはどうだ? V俺からの情報だがアニメありがちなことで――」

アニメに興味ありません」

キチははっきりと言いました。

アニメに興味はない!? じゃあ君は今日もやられやくを見ないのか??」

「なんですかそれ」

「うーん、それは人生の半分は損をしているぞ。そんな変わり者の君には――」

「ねえ、キチ?」

「なんだいヘルペス?」

ニュースサイトの国ではアニメというものを見ることが常識なんですか?」

「さあ」

キチは興味なさそうにこたえました。

「おっ! これはなんかすごいぞ! 見ろよ猫の画像だ!!」

「わっ! 可愛いっ もふもふしたいっ!!!

別のニュースサイターが妙に高い声で歓声をあげました。

「興味ありません」

「猫が嫌いなのか!? じゃ、じゃあこれを見ろ!」

屈強な男の一人がノートパソコンの画面をキチに押し付けてきました。

ネタミシュ……いやネタタマという面白画像サイトだ! 君の興味があるタイトルクリックしたまえ!」

「すいません、僕は有意義な情報が欲しいのですが」

「有意義? あっ! わかった! そういうことか! 君は実用的なものを求めているんだな?」

屈強な男はにやりと笑うとパソコンを少し操作しました。

「これだな? 君が求めている情報はこれしかありえない」

そう言って見せられた画面には女の子強姦されている気味の悪い画像が表示されていました。

キラ速というサイトさ。なんならアドレスを教えてあげてもいい」

「……けっこうです」

「これもダメなのか!? じゃ、じゃあ後はもうハム速……いや、しかしあそこはいい加減ワンパターンにもほどがあるし…。あっ! アルファルファモザイク……は別にいいか」

「おう、引っ込めよ羅列ニュースサイト

「あっ なにをするー!?」

キチの前で一生懸命パソコンを操作していた男は首根っこを掴まれて吊るし上げられました。

2ちゃんねるネタばっか紹介しやがって。そんなもん最新の情報じゃねえ」

「そうさ。お前ら羅列は所詮お遊びニュースサイター。2ちゃんソースになるような記事を提供する俺達こそが真のニュースサイターなのさ」

「う、うわー!」

羅列系ニュースサイターはそのまま道端に放り投げられてしまいました。

そしてそのまま二度と起き上がってはきませんでした。

どうやら落ち方が悪くて、首の骨を折ったようです。

「さて、新参くん。俺達の情報はすこし刺激が強いが大丈夫かね?」

心臓が弱いならここで逃げ帰ってもいいんだぜ?」

キチはなんでもいいから早くしてくれ、と答えました。

「くっくっく…いい度胸じゃないか。では俺から。お前はおいしくなかったら代金を返してくれると宣伝されたハンバーガーを知っているか? 俺はあれが本当かどうかを試してだな――」

「それが有意義な情報ですか? あとあなたは人として恥ずかしくないのですか?」

キチの正直な感想に真のニュースサイターは怒り狂いました。

「な、なんだとキサマ!」

「はは、たしかに人として恥ずかしいよな。じゃあ次はまっとうな俺の情報だ。実は中国女子中学生でな――」

「それのどこが有意義なんですか? あとあなたは人として恥ずかしくないのですか?」

「な、なんだとキサマ!」

「ふふ、まったくだな。ここで真打の登場だ。まずはこの写真を見てくれ」

「……この写真の右下にあなたの所持するサイト名とは違うロゴがありますが無断転載ではありませんよね?」

「な、なんだとキサマ!」


それからニュースサイター達は次から次へと情報を教えてくれましたが、どれも下品で役に立たないものばかりでした。

中には真っ赤な嘘すら多くありました。

「……もう一度ききますが、あなたたちはニュースサイターなのですよね? 本当に?」

キチは静かに問いかけました。

「……荒らし!!!! こいつは荒らし!!!!」

「そうかこいつは荒らしだったのか!!!! どうりで俺達にいちゃもんばっかりつける訳だ!」

「あー! いるよな最近、こういうキチガイ野郎が! 頭おかしい奴が増えたっていうかさあ!!」

「せっかく俺達がネットを盛り上げてるのにこういうキチガイが沸いてくるとだいなしになるんだよ!!」

「出て行けよ!!! ニュースサイトの国は誰でも出入り自由だけど、荒らしは許さない!!」

いきりたつニュースサイター達は口々にキチを罵ります。

「皆さん、落ち着いてください。僕は荒らしではありません」

「じゃ、じゃあ釣り!!!

「そうか釣りだったのか!!! ど、どおりで低レベル煽りばかりしてきたわけだ!!」

生憎だったな釣り野郎! 俺達はその程度の煽りじゃちっともイラつかない!!!

「はは、お、俺なんて途中から釣りだと分かってたから笑いをこらえるのに必死だったよ!!」

「お、俺も俺も!! お、俺もわかってた!!!

だんげはぴょんぴょん飛び跳ねながら存在をアピールしました。

「あー、面白かったよ旅人さん。じゃあな。もういいだろ?」

「……分かりました。残念ですがこの国を出ることにします」

キチはヘルペスの尻を叩いて出口に向かうよう促しました。

「おい待てよ!! ちゃんと釣り宣言しろよ!」

釣りなんてしていませんが」

「ったく、これだから新参は…! 引き際をわきまえない釣りなんて見苦しいよ」

その後もニュースサイター達は延々と何かを言っていましたが、キチはとりあわずに来た道を引き返していきました。


「う……うぅ…頭撃たれたなう…っと。もうすぐ死ぬなう…っと」

ニュースサイトの国の国境付近に、最初に出会った乞食が打ち捨てられていました。

驚いたことに頭を撃ちぬかれているのに、まだ生きています。

「あ、あれ…? き、君はさっきの……?」

「どうも。ニュースサイターたちに追い出されてしまったので他の国に行くことにしました」

「そ、そうなの…? あ、そうだ。じゃあ君、その追い出された経緯をまとめて記事にしてくれない? そしたら僕がコメント付きで記事を紹介してあげるから」

「……いえ、けっこうです」

キチはきっぱりと断ると、ニュースサイトの国を去っていきました。

「ふ、ふふ、良いネタだ。新たに国を訪れた旅人が…一日と経たずに国外追…放…なう…」

乞食は最後の力を振り絞ってツイートすると、今度こそ本当に息絶えました。

「ねえ、キチ?」

ヘルペスは死んだ物乞いの死体を振り返りながら尋ねました。

「なんだいヘルペス

「どうしてあの国の人たちはニュースサイターと名乗っているんでしょう?」

「さあ…僕にはわからない。ただひとつ言えることは――」

「言えることは?」

「どんな肩書きを名乗ろうが本人達の自由だよ。本人が恥ずかしくない限りは、ね」

「単にリンクを貼るだけの人でもですか?」

「ああ。単にリンクを貼るだけの人でもだよ」

「くだらない記事や嘘丸出しの話ばかりするはた迷惑な人でもですか?」

「ああ。くだらない記事や嘘丸出しの話ばかりするはた迷惑な人でもだよ」

ヘルペスはあきれ果てた顔でため息をつきました。

キチガイじみてますね」

「そうかもしれない。だけど僕の名前だってキチさ」

「みんなキチみたいに分かりやすい名前を名乗ればいいと思うのですが」

「そうだね。少し分かりにくい名前や肩書きの人が多いかもね。でもキチガイって本来はそういうものさ」

「だからキチなんですね」

「うん。名前や肩書きに関係なくキチはキチなのさ」

そうごちるとキチは微笑みました。

ヘルペス背中に寒気を覚えながら、キチを背負い直し、再び歩き出しました。


終わり

2010-02-26

http://anond.hatelabo.jp/20090126134618

みてて思ったことをぼちぼち。自分元増田寄り。

米してる増田は皆周りの人そんなに若い頃に亡くなってるのかという。

親戚が亡くなり火葬場体験は18だったが珍しい方かと。

今30近いが、友達知り合い周りはまだ親戚が亡くなったりはしていないので葬式体験なし。

18でも御骨拾いは衝撃だった。勿論歳だけにPTSDにはならんが。

長寿社会になりあまり葬式体験も遠ざかっていると思うのだが、そんなに現実で死を見ることは身近か?

次。

元増田の娘の悲劇は「焼かれて骨になったことを把握できる」小学1年生であり、

更には「説明無しに見せられた」事か。

ネットやって初めてブラクラ死体写真見た位軽いトラウマにはなると思うが・・・)

死体が焼かれて骨になるという現実を小1の割りに酷く身近に自覚認識したんでは?

うちの子は平気だっていってる人は、運よく子供認識が「死体」を「ただの物体」としてしか、

それを「死んで焼かれた生きた者」とまで認識していない幼さのせいだと気が付かないのかね。

大半の小1はそうだろうけど、生憎増田の従姉娘は現実をクッションもなく見せ付けられ瞬時に認識してしまっただけ。

大人だって、例えばゴミ捨てにいったら切断遺体があったらトラウマになる人もいるだろうに

「この程度で何言ってるんだ」的な米には元増田のように同意できない。

2010-02-15

http://anond.hatelabo.jp/20100212061531

「告白するとかしないとか以前にいい雰囲気まで持っていくことを考えるべき」と信じてやってきて、まるで実りがないことに気も狂わんばかりになったのが二十代中盤で、それ以降は玉砕覚悟で告白してきて案の定全て玉砕してきて魔法使い目前に至った時、ふと「告白なんてするからいけないんだ、しなければどうにでもなるよ」なんて記事が賛同を大いに集めていて絶望したでござる。

要するに、俺はどうやっても彼女なんてできるわけがないってことですね、わかります

ああいや、説教は結構。どうせ「まずは物欲しそうな顔をするな、友人を作ることから考えろ」というんだろ?お生憎様、友人にだけは男女を問わず恵まれまくってますよ!数が多いわけではないけど皆いい人だ。俺が唯一自慢できるのが素晴らしい友人達だと思っているぐらいなんだが。

結論。真理はこの一文字である。

2010-02-06

劇場版 涼宮ハルヒの消失 ネタバレ感想

劇場版 涼宮ハルヒの消失 ネタバレ感想

ネタバレといっても原作読んだ人間に対してネタバレになるようなことは殆どない。

演出は強化されているが、基本的には原作に忠実な映像化である。

原作を読んで映像化を今の今まで待ち望んでいた人たちはきっと満足出来るはず。

印象に残った演出は二点。

キョンの選択が可視化されているところと、屋上での約束のシーン。

キョン長門理想ではなく現実ハルヒSOS団を選びとったことが、栞と入部届と言う形で可視化されている。

思えば、どちらも長門から与えられた紙切れ一枚である。

キョンの自問自答の精神世界の中ではスポットライトが照らされてわかりやすく対比されているし、

入部届を消失長門に返すときに、ポケットから滑り落ちた栞を掴み直すシーンにも現れている。

力を込めて握ったのでシワが付いた栞と、綺麗に折りたたまれた入部届というのも対照的だった。

キョンがただの巻き込まれた一般人から、世界を自発的に守るメンバージョブチェンジした瞬間が視覚的に描写されている。

ラスト、屋上でキョン長門に何かあってもお前を取り戻すと約束するシーン。

原作でもそこだけ切り取れば愛の告白にも聞こえるシーンだったが、演出が強化されたせいで余計そう感じた。

長門の手をとり跪いて約束し、多分寒さなんて何でもない長門に対してコートをかけ自分病院パジャマ一枚になり、

挙句の果てには「ゆき…」と下の名前を言う(嘘)。

コレが恋愛映画なら間違いなく二人はくっついて終わるのだろうが、生憎これはSFっぽい何かだった。

キョンがえらんだのは長門本人ではなく、あくまで長門がいるSOS団である。

おそらくは長門もそれで満足したのだろうが、見ているこっちとしてはひたすらに悲しい。

最後の選択を委ねたキョンは、長門理想を選んでくれなかった。

見た目は告白だが、その実意味的には振られたも同然である。

あと、杉田は本当にお疲れ様。長門キョン物語なのに長門はさっぱり喋らないため、案の定2時間モノローグ込で喋りっぱなしである。

エンドレスエイトのガッカリ感を吹き飛ばしてくれる素晴らしい映画だったが、原作があんな調子では涼宮ハルヒシリーズ映像化はこれで最後かもしれないと言う予感もする。

京アニさん、ここは一つ一応キリよく終わっている学校を出よう!アニメ化(ry

2010-01-18

http://anond.hatelabo.jp/20100118234732

私が明日準備出来る保険商品は生憎非合法の物です。悪しからず。

それでも宜しければ明日2500万円をご準備下さい。お待ちしております。

というか、いい加減にしろ(笑)

2009-11-06

Ba(/u)llet。

で、『ベヨネッタ』辺りが召還されそうなものだけど、生憎PS3は飼っていないので、今回は溺愛させて頂く(笑)

                             〜T.H.

2009-10-29

その踏み切りは山の入り口にあって、その線路を越えると生い茂る木々の間を進む坂道に道は繋がっていた。辺りに家や建物は見当たらなく、人気のない細い道を進んだ末に、山と裾野をとを分断するようにして無機質に佇んでいた。

一体何の理由があってここまで来なくてはならなかったのか、廃線と紛う線路を目にした瞬間に忘れてしまったのだけれど、私はその踏切の真ん中に一頭の羊を見つけていた。

羊は、例えば山羊とか鹿みたいにほっそりしていたり、大きく悪魔的に曲がった角を持っていたわけではなく、もこもことした乳白色の毛並みや、じっと私の顔を凝視しつつも咀嚼することを止めない泰然たる様にしてみてもまさしく羊そのものであって、いやいや待てよ、どうして東北の人気もなければ人家もなく、ましてや畜舎があるわけでもない山間に羊なんぞがいるのだ、という疑問すら吹き飛ばしてしまうほどに、間違いなく羊そのものであった。

私はしばらくの間羊と睨み合っていたのだと思う。最中、辺りには誰こなかったし、風ひとつ吹きはしなかった。ただもぐもぐと続く咀嚼と、固まったままの私の眼球とが対峙しているだけだった。

やがて、つうっと羊が前を向いた。そして、そのまま線路を歩き出す。足取りは思いのほかしっかりしていて、とてもこの地に馴染んでいるように見えた。そんなことはありえないと思うのだけれど、どうやら羊はこの辺りに長らく住んでいるようだった。

私は麓の高校に通っているけれど、三階の窓からいつでも見ることのできるこの山間に羊が住み着いているだなんて話は一度も聞いたことがなかった。おそらく、噂にすらなっていないのだろう。羊は誰にも知られることなく、それでいて確かにこの地に根を下ろしているようだった。

呆然と歩き始めた羊を見つめていた私を、ふいに立ち止まったもこもことした乳白色の塊は振り返る。じいっと見つめられる眼差しには何かしらの意図が含まれているような気がしたけれども、生憎私は気が狂うほどに動物が好きと言う訳でも、羊の言葉が分かる隠し能力を持っているわけでもなかったので、一体全体羊がなにを思って、どうして私に伝えようとしているのかが分からなかった。

けれども、何となくだけれど、ついていけばいいような気はした。きゅぴんと電撃が迸るようにして脳内言葉が、煌々とネオンを灯し始めたのだ。

羊は、私をどこかに導こうとしている。

予兆めいた直感は、けれど一度頭の中で腰を吸えると、俄然とそれらしい輝きを放つようになり、他の候補、例えば羊がさっさと私に消えて欲しいと思っているとか、私にでんぐり返しをして欲しいと思っているなどということをことごとく眩ましてしまった。

ごくりと生唾を飲み込んでから、私は一歩その場から踏み出してみる。踏み切りの真ん中で進路を羊の方へと定めて、ショルダーバッグの帯をぎゅっと握り締めた。

様子をじっくりと観察していた羊は、私が背後に立ち止まったことを確認すると再び歩き出した。ざくざくと、石を刻む音が再開する。一度大きく息を吸い込んでから前を向いた私は、意を決して足音を重ねることにした。

羊はもそもそと、遅くもなく早くもない歩調でずんずん線路を進んでいった。まるで、私の歩調に合わせているみたいだった。どれだけ歩いても羊との距離は縮まらず、また決定的に離れることもなかった。

沈黙以上に冷たく張り詰めた静寂が線路の上を覆っていた。そこで許されている音は足音だけで、ぎりぎり呼吸をする音が認められているぐらいだった。呼び起こされたへんてこな緊張感に、私はいつの間にか歩くという行為だけに没頭せざるを余儀なくされていた。

ざくざくと石を刻みながら、私は段々とどうしてこの線路の前にやって来たのかを思い出し始めていた。

帰り道。友達を分かれた後歩いていた住宅路の角に、するりと移動した後姿を見たような気がしたせいだった。消え去る影が、一週間前忽然と姿を消した家猫の背中に非常に似通っていたのだ。名前を呼びながら、いつの間にか私はその後姿を追い始めていた。

角を折れるたびに、小さな後姿はもうひとつ先の角を曲がっていた。右に左に。途中から肩で息をして、私は懸命に後を追っていた。待って、まださよならも言えてないのに、急にいなくなるなんて酷いよ、といろいろなことを考えながら。

そして、あの線路のぶつかったのだった。そこに、目の前の羊がいた。

ふと辺りを見渡す。知らない間に景色が一変していた。左手に見えていたはずの町並みは消え去り、左手にあったはずの藪もなくなっていた。

私はどこまでも続く杉林の中を歩いていた。しっとりと霧が立ち込めていて、先を行く羊の姿はおぼろげに曖昧になっていた。

更にもう少し歩いていると、やがて見知らぬ無人駅に辿り着いた。立ち止まり、呆然と見上げる私の背後から、プオープオーと汽笛の音がし始める。慌てて線路から無人駅へとよじ登った私は、滑り込んできたSLを前にして口に出すべき言葉が見つからなかった。

車窓から、様々な動物達の姿が見えた。例えばそれはイヌであり、ニワトリであり、リスであって、ワニでもあった。あるいはゾウであり、キリンであり、ライオンであり、クジラでもあった。サルも、キンギョも、ヘビもいたのかもしれない。ありとあらゆる動物が乗り込んだSLは、けれどもその形状を変容させることなく、全ての動物を受け入れていた。

というのも、動物達は一様にして似たような大きさにまとまっていたのだった。人間で言うところの大人ぐらいの大きさ。また、ある動物眼鏡をかけて新聞を読んでいて、ある動物煙草をふかしていて、ある動物ウォークマンを聞いていた。人が動物になっただけで、車内の様子は一般的な汽車のそれと寸分の変わりがないように見えた。

「えー、米田ー、米田ー。停まりました駅は、米田でございます。まもなく出発いたしますのでー、お乗りのお客様は乗り遅れないようお願いいたします」

らしい抑揚をつけたアナウンスが構内に谺する。見れば、青い制服を着込み頭には帽子を被った羊が、拡声器を使って無人駅を歩いていた。

様子から、羊が駅長なのらしいことが分かった。代わる代わるやってくる乗客から切符を受け取り、ひとつひとつ丁寧に切ってはSLに乗せていく姿は、なるほど、結構様になっているように見えた。

いまだ呆然と、なにをどうしたらいいのかすら分からないまま、私は一連の出来事を見守り続けていた。これは、一体なんなのだろう。純粋な混乱の最中にあった私は、その瞬間に一気に神経を一点に集中させた。

SLに乗り込む乗客の中に、いなくなった家猫の姿を確認してしまったのだ。

「ミーコ!」

思わず叫んでいた。駅長の羊から切符を返してもらったミーコは、そっと困ったような表情で私のことを見返してきた。

眼差しは、多分の物事を語ってきていて。

そっと視線が外れ、静かにSLに乗り込んだミーコの姿に、私はもうかける言葉を見失ってしまっていた。

汽笛が高らかに蒸気を吹き上げる。

「えー、間もなく、間もなく、新町行き米田発の汽車が発車いたします。危険ですので、白線の内にてお見送りください」

アナウンスが終了すると、SLはごとん、ごとんと動き始めた。私は駆け出して、窓からミーコの姿を探し始めた。けれど、座席一杯にひしめきあった動物の中からミーコの姿を探すことは容易なことではなかった。まだ速度の出ていないうちに、ひとつでの多くの窓から探そうと、私の足は駆けていく。

けれども、やがてSLはスピードを増して、徐々に私が遅れていってしまう。

「ミーコ。ミーコ!」

呼び声だけが、虚しく響くばかりだった。SLは駅を走り去っていく。後姿を、私は込み上げる悲しみと共にいつまでも見続けていた。

その後、どうやってあの米田駅から帰ってきたのかは分からないのだけれど、私はいつの間にか線路を戻ってきていて、再びあの踏み切りの場所にまで辿り着いていた。

夜は更けていて、辺りは真っ暗だった。風は冷たくて、全身が氷付けになったみたいに寒かった。早くお風呂に入りたい。それからミーコの写真を抱いて、ぐっすりと眠りたかった。泥のように、あるいは死人のように。睡眠は死界に一番近づける状態なのだ、夢の中でならミーコに会えるのだと信じていたかった。

踏み切りから細い道へと進路を変える。町へと降りていく道をしばらく歩いてから、そうっと背後を振り返ってみた。

りんりんと鈴虫が鳴く闇夜に、月光だけが照らし出す踏み切りは少しだけ幻想的に映っていた。

再び踏み切りから視線を前に向けた瞬間、私は確かに踏み切りの中央に羊の姿を見ていた。

プオープオーと響いた汽笛は、微かに夜風を震わせていた。

2009-10-25

静かなる一家

小学校の頃、2,3ブロックごとに「分団」というのがあって、

そのグループごとに登校していた。

団長は6年生がやって、下の学年の面倒をみつつ、

二列を保持して学校まで登校する。

私は面倒見がいいわけでもなかったけど、生憎6年生が私しかいなかったから

分団の分団長をやっていた。

思い返せば、「長」なんてつく役柄があったのは、その時だけだった気がする。

そこには、4年生のA子ちゃんと、2年生になる私の妹。

そして、同じ場所に集まる男の子の分団にはAちゃんの弟で3年生のB君がいた。

ある日、A子ちゃんと、同じ学年のC子ちゃんが喧嘩になった。

喧嘩といっても、C子ちゃんが一方的に怒ってて、泣いていて、あまり喧嘩らしい喧嘩にはなってない。

4年生は人数が多くて、C子ちゃん以外はみんなA子ちゃんの味方、という感じだった。

A子ちゃんは静かで、言葉は少なかったけど、理論整然と話す子だった。

怒り心頭!という感じのC子ちゃんとでは収まりがつかない。

その日はC子ちゃんを先頭の私の隣に、A子ちゃん達を列の最後尾に並ばせて登校した。

C子ちゃんが不満そうに腕をさすっていたので

「どうしたの?」

と聞いたら、

「A子ちゃんがつねった」

と腕を見せてくれた。

小さな傷だったけど、赤く爪の跡が食い込んで、皮がめくれていた。

C子ちゃんはそれっきり、A子ちゃんや他の子と距離を置いていたので、喧嘩が起る事もなかったので、しばらく忘れていたのだけど、今度は私の妹がB君にいじめられた、と泣きついてきた。

薄情かもしれないけど、前は2つしか歳の違わない同性の話で、今度は自分の小さな妹だし、相手は(年下とはいえ)男だし、これはイカンと思って、B君に抗議した。

しかも、妹の手にはC子ちゃんと同じつねった跡がくっきり残っていた。

姉のA子ちゃんと違い、B君は本当に何も話せない子だった。

その時もウンともスンとも言わないまま、登校時間になって結局有耶無耶に終わってしまった。

ところが、数日後、家に帰るとB君がうちに一人で妹と遊びに来てた。

うちの妹はあまり女の子らしくなくて、兄の玩具なんかもあったからかもしれない。(実際男の子の友達が多かった)

気がよいのかすっかり忘れたか、妹は普通にB君と遊んでいた。

少し遊んだ後、B君が急に妹をいじめた事を詫び始めた。

その時に聞いた話が

・姉のA子にいつもいじめられている

・姉と母親は虐める時や怒る時に、いつも何も言わず自分をつねる

・姉は勉強運動もできて、自分はかなわないし、やりかえせない。怖くて、やりかえすなんて考えれな

・妹は姉のA子に似ている

どうやら鬱憤晴らしに私の妹をいじめて、つねったらしかった。

B君はその話を私と妹の前で悪びれもせずにした。

流石に妹もその話に嫌な気がしたらしく、(今でも覚えてるらしい)

その後も何度かB君はうちに遊びに来たけど

近づけないように避けたようだった。

それから、数年たって、母が子供会か、婦人会かなにかの役員になって、

近所の催し物の手伝いに駆り出された。

私は中学2年生になってた。

講堂を飾り付ける飾りを作る係の中に、A子ちゃんのお母さんがいた。

A子ちゃんのお母さんの顔は知っていたけど、話すのはそれが初めてだった。

飾りを作りながら、お母さんからA子ちゃんが小学校で何かの代表に選ばれた、と聞いた。

A子ちゃんしっかりしてますからね、と言ったら(正直お世辞だ)ものすごくうれしそうに、

静かに、A子ちゃんを延々ほめ始めた。

「あなたも大きな声で笑ったりしないで品性を持った方がいい」

「A子はお花をやっているから、品がある。あなたもやればいい」

ちょっとなぁ、と思い始めたらこんなことまで言いだした。

「A子が代表になれたのは、親がちゃんとしてるからよ?

あなたのお母さん、先生にご挨拶も持っていかないでしょ?

それじゃあ、ねぇ…」

「徳がないと、だめ。

あなたは毎日お勤めしてる?ご先祖様をうやまう気持ちがないと、自分の身に降りかかるんだから」

新興宗教らしい)

子供心に逃げ出したい!と思い、何か話題を変えるきっかけがないかと思っていたら、

A子ちゃんのお母さんが飾りを間違えて作ってることに気付いた。

「あ、それ、間違ってますよ~」

と、言った時A子ちゃんのお母さんは

「あら、いやだわ」

と、明るく言った。

けど、目が笑ってなかった。

そして、言うのと同時に、私の腕を思いっきりつねりあげていた。

「いたい!!!」

免疫のない私は、いきなりつねられて、絶叫してしまった。

頭が「????」となっている私に、A子ちゃんのお母さんはにっこり笑った。

子供が大人に口答えするもんじゃないのよ」



急にそんな事を思い出したのは、つい先日、子供を連れて実家に帰った時、

同じように子供を連れているA子ちゃんを見かけたからだ。

母に聞いたら、A子ちゃんはまだそこに住んでいるという。

子供自分子供と同じくらいの年齢に見えた。

喧しい我が家と違い、相変わらずA子ちゃん一家は静かだった。

A子ちゃんが、自分がされたのと同じように、子供をつねっているかは知らない。

静かに笑いながら友達や、年下の子供や、わが子をつねっている一家は

不気味に心に深く残った。

A子ちゃんの子供と一緒の学校にならなくて良かった。

思わずそう考えてしまった。

2009-10-06

即興駄文

愛することは最大最悪の愚行だと彼女は言った。

等身大自分というものを確立できてないからそう言うことを口にするのよ」、と。

正直なところ、ぼくにはその言葉真実なのかどうかが分からない。彼女の中では間違いなく真実なのだろうけれど、だからと言って全人類共通の答えにはならないだろうと思ったのだ。

そのようなことを口にしたら、今度は嘲笑を浮かべて馬鹿にされた。

「当たり前じゃない。全人類共通の答だなんて存在し得ないわよ。それともなに、あなたはその全人類共通の答ってものにあって欲しく、それに則って生きていたいわけ?」

どうしたいのか分からず黙っていると、

「呆れちゃうわね。自分のことも分からないなんて」

そう言って、彼女はぼくの部屋を出て行った。後腐れを残す間もないくらいにすっきりとした別れ方だった。

彼女と交わった湿気が残るベッドを尻目に、ぼくはベランダに出て煙草に火をつけた。開け始めた夜に、立ち昇る紫煙はよく似合う。これで朝日を拝めたのならば、少なくとも半年近く冷蔵庫の中で忘れ去られていた人参ほどに萎れた気持ちが洗われたはずだったのだけれど、生憎今日は雨だった。

青灰色に染まった雨雲は、しとしとと染み込むかのような小雨を落とし続けている。服はもちろんのこと、肌にも髪の毛にも、湿気が纏わり付いているような天気だった。

遠くの空では早起きの烏が朝を告げている。都市では、一番早起きなのが烏なのだ。他の生き物はまだ眠りについているか、あるいは夜更かしをした奴らしか残っていない。

ふぅ、と、勢いよく煙を空に吐き出してやった。当然のことながら空にまで届くはずもなく、煙はぼくの目の前で霧消していく。

「あなたは愛することが幸せだと思っている。自分が愛してやればその人は幸せなんだと信じきっている」

目尻に涙を浮かべながら彼女は言った。

「蜜を与えていればいつまでも懐いているだろうだなんて思わないで」

ぼくは間違えたのだろうか。彼女が望むことは何でも叶えてきたつもりだったのに。彼女が嫌な思いをしないよう、どんな時でも、どんなことにでも対応できるように準備を怠らなかったのに。

どうしてぼくは彼女を泣かせてしまったのだろうか。追い詰めてしまったのだろうか。

紫煙を肺の中一杯に吸い込む。短くなった煙草は赤く燃え上がりながら灰を長くさせていく。

彼女は無事、家に着けただろうか。夜道をひとりで帰って危険ではなかっただろうか。嫌がられたとしても、追いかけるべきだったのだろうか。

ぼくは何をしたらよかったのだろう。

答が見つからないまま、煙草だけが短くなっていく。心なしか青色に染まった街並みは静かで、ぼく以外に誰も息をしていないように思えた。




以下問題点考察

テーマ性の欠如

・結論が不透明

・その他諸々でいろいろと駄目

結論

駄文

2009-10-02

彼氏のほかに好きな人ができた・・・かもしれない

今度、その人と二人で映画に行く。

もし、好きな人が男性だったら、けじめをつけるため彼氏がいるのに映画なんか行かないだろうし、その気持ちをきちんと見極めて、場合によっては彼氏と別れ話をすることになっただろう。

だが、生憎と好きになったかもしれない相手は友達の女の子だった。

その友達とは、一番の親友とか、長年の付き合いとか、そういうのでは全然ない。

彼女は、2年ほど前に私のバイト先にやってきた。

だから、彼女にもおそらく他にもっと仲のいい友達はいるし、私にももっと付き合いの長い友達はいる。

ただ、キツめの性格の子が多いバイト仲間の中で、人当たりの柔らかい彼女と一緒にいるのはとても居心地がよくて、その人間性に惹かれた。

大学での専門分野が近いこともあって、最近はよく二人でバイト上がりにご飯を食べに行って、色々話し込む。

一緒に映画を見に行くことになったときは、思わず声が震えた。ついさっきも、彼女のことを考えていたら思わず涙が出て、ああこれは困ったな、と自覚するに至った。

実は、今までも何度か、女性に好意のような感情を持ったことはある。

そもそも、初めて「好きかも」と思ったのは、女子校運動部の先輩だ。

けれど、思春期に同性に対して恋愛にも似た感情を抱くことはよくあると聞くし、周りにも「○○先輩格好いい」などときゃあきゃあ言っていた女の子は多かった。

また、それ以降の「好意」も、恋愛関係の愚痴を言う友人や、振られて泣いている友人を見て、「守ってあげたい」「私が彼氏だったら泣かせたりしないのに」などと考えて友人の隣に立つ自分をちょっと妄想したりするくらいの軽いものだった。

だから自分でも、いわゆる「なんちゃってレズビアン」みたいなもの、或いは友情の意味での「好き」を取り違えているのだろう、と分析して、それ以上深くは考えなかった。

考えないようにしていた、と言った方が正しいかもしれない。

とにかく、自分異性愛者だということに疑いを持ったりすることなんてなかった。

そもそも、人と比べて私はそう惚れっぽい方ではない、と思っている。

彼氏とはもう3年を越える付き合いになっているけれど、彼氏の前にも後にも恋愛感情を抱けるような男性は現れなかった。

今は付き合いも長くなっているので、恋愛のドキドキ感よりは家族親友にも近い安心感がある。

そんな相手を失いたくないからといって、彼氏とはこれまでの付き合いを続けつつ、好きな人デートしてドキドキ感を楽しむ、なんていうことは不誠実なのではないか、と悩んでいる。

仮に好きになったのが男性だったら、それは世間的にも非難されることだろうし、私の価値観としてもどうも許せそうにない。

これが好きになったのが女性だから許される、というのも何か変な話だ。

かといって、新しく好きになった女の子とどうこうなろうという気は全くない。

好きになった女の子にもやっぱり彼氏がいるし、話を聞いているととてもいい人そうなので、彼女には是非その彼と幸せになってほしいと思う。

とは思いつつも、彼女恋人デートした話や、彼女が他の女の子と仲良くしているという話なんかを聞くと、どこか胸が痛むし、嫉妬のような感情すら覚える。

これは表に出してはいけないものだと割り切って、ニコニコしているように努めているけれど。

好きになった彼女との付き合い方にも悩むけれど、「もしかしたら女性恋愛対象になりうるのかもしれない自分」を発見して、自己認識が揺らいでいる。

これからどうしたらいいのだろう。

2009-07-31

エンドレスエイトは終わらない

「私が当選した暁には、全放送局エンドレスエイトエンドレスに流すことを約束します!」

沸き起こる拍手。狂ってやがる――。

 

エンドレスエイト涼宮ハルヒの憂鬱の一エピソードして2009年から放映されたその話は、徐々にその枠を広げていった。

初めは本当に小さなものだった。一部のU局での30分枠。

ごくごく当たり前のアニメ枠。視聴者もごく普通に、当たり前に楽しんでいた。

ところが、京都アニメーションのとった戦略というのは当たり前ではなかった。

 

「実際にエンドレスエイトが終わらなかったらどうする?」

オタクたちがしばしば使う冗談でしかなかった。

ところが放映が3ヶ月、6ヶ月と続き、2009年は終わった。

最早タチの悪い冗談ですらなくなった……。

エンドレスエイトは終わらなかった。

そう、京都アニメーションの取った戦略というのはエンドレスエイトエンドレス放映だったのだ。

 

30分の枠だった涼宮ハルヒの憂鬱はその枠を1時間と伸ばし、2時間、24:00以降の枠全部……。

テレビ埼玉はいとも簡単に崩落した。

そして東京MX千葉テレビ関東はこれらU局の陥落から、悲劇が始まった。

 

そこまでで4年。

じわじわと侵略の手を伸ばす京都アニメーションのやり口に、黙ってられない人間もいた。

宮崎駿。いわずとしれた日本を代表するアニメ監督だ。

彼がインタビュー京都アニメーションに反感を示した翌日、失踪した。

 

冨野由悠季。彼ははっきりと、明確な敵意を向けて京都アニメーションを批判した。

そんな彼は、両手両足が縛られた状態で溺死していた。

正確には溺死ではない――窒息死。

彼の首には縄できつく縛られた痕が残っていたらしい。

しかし自殺と判断された。

 

次第に京都アニメーションに口出しするものは減った。

そして2012年、ついにやらかした。

政党エンドレスエイ党」が発足した。

木上益治を党首、脇には堀口、石立、山田名前が並ぶ。

エンドレスエイトテレビジャックするというキチガイみたいな公約を掲げ、民衆の支持を仰ぎはじめた。

これがつい先日のことだ。

 

もはや狂気の沙汰とは思えなかった。

「――木上師匠もこれまでか」

えっ? 師匠

京都を叩く」

紛れもない、山本寛の姿がそこにあった。

京都を叩くですって?」

「ああ――内部から腐ってきてやがる。今やらねば、日本は崩壊する」

「しかし、今京都に単身飛び込むのはあまりに危険では!?」

「そう、その通りだな……。ひとり、ならね」

「えっ?」

 

「待たせたな、山本

その声。聞き覚えがある。以前NHKで……。

「平川、待たせやがって。俺たちに残された時間はあまりに少ない」

「ひ、平川監督……!?」

「ふふ、俺を知ってるなんて嬉しいね。生憎話している時間はないが……せめて僕らを応援してくれると嬉しいな」

「申し訳ないがわれわれは行くよ。君もせめて、心をやられないようにね」

あっけにとられている僕を尻目に、彼らは足早に去っていった。

 

 

2018年山本、平川の二氏は偉大な革命家として世界史教科書ラストページを飾っている。

2009-06-28

今日新人バイトかいないのか

今日生憎の雨だ

ということはスーパー絵の客足も少なくなる

そうなれば、惣菜の売上も減るので、自然割り引きを早くせざるを得ない

割り引きシールを貼るタイミングは非常に重要で、下手すりゃほとんど売れのこりなんてことになりかねない

さらに、今日は雨と言うことで客足が遠退いてる。

と言うことはどういう事か。

つまり早めに割り引きして早めに売り捌かないと、大量の不良在庫がでると言うことだ。

なのに、今日いつも半額割り引きしてる時間帯に行っても未だに2割り引き

一体どうなってるんだ。今日担当者が不在なのか?

それとも無能なバイトくんしかいないのか?

2009-06-17

ホッテントリに入るには

ホッテントリに入るにはどうしたらいいのか。

役に立つ情報を書かなくてはいけないのだろうか。

長文を書かなくてはいけないのだろうか。

それとも運か。

ホッテントリに入って沢山ブックマークしてもらって、っていうのは気持ちいいのかな。

そういうことを体験してみたいな。

生憎俺には役にたつ情報は持ち合わせていない。

何の価値もない人間だ。

恋愛情報も持ち合わせていない。

おもしろい考えももっていない。

仕事も休んでいる。

将来不安で堪らない人間だ。

こんな人間エントリーでもホッテントリに入る方法があるのだろうか。

入ったらうれしく思う。

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