言いたい事は分かるけど、それだと議論の舞台が「じゃあ何を以て人間に近いとするの」って所に移るだけだよ。
人間とどれだけ慣れ親しんでるか? それなら犬や猫が真っ先に挙がるだろう。
遺伝子的に人間に近い物? それだとチンパンジーを始めとした類人猿だね。
意思の疎通が出来るような知能がある物? そうなると、イルカや一部の鳥類なんかも候補になるかもしれない。
でも元増田が本来したい議論は、きっとそんな事じゃあないよね。
次のレスも同じ元増田の意見だと思ったからここに書くが、私はそもそも
>人間なら法律を守れるから、自分の行動に責任を取れるから、勤労納税して社会に貢献することができるから
この仮定に賛成していない。
話が分かろうが分かるまいが(むしろ世界的に見れば分かり合える事の方が珍しいのだし)、最低限人として扱うと言うのはこういうことだ、というラインが基本的人権なんじゃないの?
それとも、どこかに元増田の言うような理由が明確に挙げられている? もしそうだったら、私が完全に間違っているので謝ります。
生憎と社会学には疎いので、基本的人権という概念の成立がどういう経緯で起こったものか、あまりよく知らないんだ。すまない。
しかし「人間にだけ付与される特別な権利」という発想は、人間中心主義的ではあるよね。元増田の拘っているのはその点?
個人的には私もそういうのは好きじゃない。他の生物だって敬愛を持って接するべきだと思う。
でも、基本的人権として考えられるような事全てを、他の生物にも適応するのは無理がある。だからどこかで線は引かなきゃいけない。
それが人間とその他の生物の間、というのは、まあ妥当なんじゃないかな。
それとも元増田が問題にしたいのは、話の通じない人間を人として扱うべきか、という点だろうか。
これも難しい話ではある。過去に同様の議論が何万回と繰り返されてるのは疑いないね。
そしてその度に、このツリーで他の人が挙げているような点(小さな子どもは? 回復するか分からない植物状態の人は? 難しい法律は分からなくても日常生活を送れる程度の知能障害は?)について、意見が交わされている筈だ。
その結果として、「人間であれば全て人として扱うべきだろう、やっぱり」というところに落ち着いているんだと思う。
一か所でも穴を作れば、エクスキューズを付けて気に食わない奴を締め上げるのは、簡単になってしまうから。
それに、そういう人達の基本的人権は尊重されるべきだが、話の分かる大人と全て同じ権利が認められている訳じゃあない。
例えば選挙権や自己決定権なんかは、日本では子供に認められてない。
子供にとっての保護者に当たる物を、意思決定に問題のある大人につけるような、成年後見人制度なんてのもある。
しかしまあ、何度でもこういう議論は起こっていいものだろう。何も考えなくなる方がよほど拙い。
この議論はどう決着するのか、見守ってみるのも面白いかもしれないね。
追記:
もし本当にそういう事が起きたら、人権の概念、いや人間の概念をもう一度ゼロから再構築する必要があるだろうね。
喧々諤々の議論が何十年も続けられるに違いない。戦争だって起きるかもしれない。
恐らく、多くの人はそれが何となく分かっているから、人間を材料とした実験には非常に慎重になるんだろう。
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人間独自のDNAを持っていることで人間と定義されるのだから、 人間との遺伝学的な距離が基準になるだろう。 それはすなわち肉体と精神のあり方の距離になる。 だから類人猿に始...
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なんで人間だというだけで人権が与えられるかといったら 上記の二つの理由からでしょ。 人間なら法律を守れるから、自分の行動に責任を取れるから、勤労納税して社会に貢献すること...
なんで人間だというだけで人権が与えられるかといったら この二つの理由からでしょ。 人間なら法律を守って自分の行動に責任を取れるから、勤労納税して社会に貢献することができる...
となると知的障碍者や植物状態の「人間」の人権はどうなるんだ、という話になってしまうんですよね
それ以前に生まれたばかりの赤ん坊にも(以下略
だからそういう人間には人権を与えないのが筋だろう。 法律を守る能力がない、法律に背いても償う義務を負わされない人間は猛獣と同じだと思うのだが。 ライオンに人を食い殺すなと...
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