はてなキーワード: 猿の手とは
ついこないだまで残暑が厳しいざんしょなんてギャグを言って笑っていたはずなのに、初冬の気温になってしまった。
衣替えもままならない。もう半袖出さないよ、と季節に向かって叫ぶ。
寒暖差アレルギーで鼻のムズムズも止まらない。本当に嫌な時期になった。
やっぱり冬という季節が好きじゃない。
スキー、こたつ、重ね着、雪の積もった風景などは好きだし、お雑煮が理由もなく食べられるのは最高だ。
ただこの寒さ。暖冬と言われつつも寒いのは様々な面で堪える。活動的になれない。
そして日照時間の短さ。室内で仕事をする身としてはメンタルに影響しやすい。
ちっとも暖まらない暖房が嫌だ。冬の冷たい布団に入るのが嫌だ。風呂上がりの脱衣所の寒さが嫌だ。真っ暗な帰り道を、どこかの家の夕飯の匂いを感じて歩くのが、さびしくて嫌だ。一年の終わりに今年も自分は何も達成できなかったと考えてしまうのが嫌だ。
終わりに向けた焦燥感を、冬の匂いで思い出すのがつらい。ジワジワと自分を追い詰めてくる。
寒くなるというのはそういう時期がくることだと自分で何となく分かっているから、嫌だという気持ちが強くなるのだろうと思う。
暑いのが好きというわけじゃないがまだ気持ち的に前向きでいられた。少し涼しくしてくれたら良かったのにまさかこんな猿の手みたいな形で叶うとは思わなかったよ。
現在の技術を用いれば軽く着心地がよく、それでいて破ることが極めて困難な貞操帯を作ることが出来るはずだ。
それを履いていれば、芸能人からの「ホテルでの飲み会」の誘いに危険を感じないご婦人方も安心というものだ。
しかし、このような考え方はなぜか女性の性被害を訴え続ける団体からの受けは悪い。
その猿の脳みそに後付で「理性的な脳」がひっついているだけである。
普段は理性的な脳が猿の手綱を握っているが、しかし原初の強烈な欲求はその手綱を引きちぎる。
食欲、性欲、睡眠欲。
この3つは人間の理性だけではコントロールしきれないのは、ダイエットに苦しむ女性方にも理解してもらえるだろう。
であるならば何らかの手段を用いなければ、これからも性被害がなくなることはないことも理解してもらえるはずだ。
男の性衝動は、ダイエット中の女性が甘いお菓子を食べたくなる衝動の比ではないことは言うまでもないのだからだ。
性暴力において攻撃側に自らの攻撃を抑制することを求めるよりも、防御側が防御力を高めるほうが実効性が高い。
そして昨今の性同意問題なども、その貞操帯を女性が自ら外すという行為によって代替できる。
高校生のころ、初めてアルバイトをした飲食店がクソみたいな店で、初出勤3日目で適当に理由をつけて辞めた。
潰れちまえこんな店、と思っていたら2ヶ月後に本当に潰れた。
次にやってみたのがコンビニの店員だったが脱サラフランチャイズの家族経営店舗で、特有のネチョネチョした空気が気持ち悪くて2日目で辞めた。
ここも気づいたら潰れていた。
大学時代のバイト先は自分にあっていたようで、在学中ずっと世話になったが、恋人に振られてメンタルを病んで飛んだ。申し訳なかった。
就職してアラサーになったころ、コソコソ隠れて訪れてみたら、大学時代に一緒に働いていたメンツがそのまま働いていた。
驚いた。というか引いた。
自分は人生のステータスを数ステップ登ったのにこの人達は何も変わっていない。
こんな小さなバイト先で、フリーターとして、何をやってるんだろう。
いっそこんな店潰れてしまえば目が覚めるのにな、と思ったら翌月に破産、従業員は全員即日解雇をしたと報道されていた。
祖父母の死もだ。
成人したころは祖父母は4人とも健在だったが、後期高齢者になるにつれ問題行動や親との不和が目立つようになってきた。
自分の中に祖父母ランキングみたいなのがあって、下から順に早う死ねと常日頃思っていた。
現在、残り1人となったが、驚くことに本当にランキング下位から死んでいっている。
極めつけはコロナだ。
普段はこのドロドロとした感情は心の奥底にしまっているし、この感情の横暴さや理不尽さも理解している。
でもふとした瞬間に全員死なねえかな、と願っていた。
そっか、じゃあ高齢者だけが死んで若者はノーダメージな、肺炎みたいな病気が流行るといいな。
結果として我々若者世代も大ダメージを受けた訳だが、死亡者は高齢者に偏っていてなんだかいい仕事したなという気持ちもある。
他に寝坊したらそ電車が人身事故で動かなくなってたりいろいろあるんだけど。
そう言われるとものすごく納得してしまいそうなんだけど、違ぇんだよ。その言い方は詐術じみてるんだよ。
「自分を変えたい」「何者かになりたい」って思う人間に、「これを買ったら変われるよ」って言って何かを売るのはまあいいよ。好ましくないと思う人もいるかもだけど。
問題は「売る時にそれを説明したのか?」って事なんだよ。「バズって大炎上するかもしれないけど、何者かにはなれるよ」とか、最初っから説明したうえで、この人が納得して買って、それでこの状態になってるならしょうがねえんだよ。
でも実際は本人もnoteに書いてる通り「思ってもない方向で炎上した」訳だろ?あなたや、あなたの二段上の人の言うことはもっともなんだよ。「今、この機会を活かせないのはダメ」ではあるんだよ。
でも80プペルの結果は、この人が思ってもない方向でバズってるだろ?意図してない結果を生んでる訳だろ?なんでサロンの連中はそれを認めねえんだよ。なんで「ほら、何者かになれたでしょう?」とか言うんだよ。猿の手様かよ。悪魔の取引じゃねえか。なんで本人が望んでいない状態を作り出してんのに「これはお前が望んだことなんだ」って吹き込むんだよ。
西野サロンにいるやつらとかは皆そうやって吹き込んで一見それっぽく励ましてる感じだけど、この人じゃ炎上を糧にのし上がって行けないのは十分わかっただろ?「挑戦」「経験」「チャンス」とかの言葉で追い込むのはやめろよ。この人じゃ次に80プペル使っても何もできねえよ。「残念だけど、この方向じゃ何者かにはなれないから、別の方向に行こうよ」って言ってあげるべきだろ。俺は仲間じゃねえけど、この人の仲間ならそう言ってあげるべきだろ。なんで焚きつけるんだよ。地獄かよ。
神社等でお祈りするときに、神頼みするのがなんとなく嫌だった。下品というか、おこがましいというか、神様にお願いする前にもっと努力をできないかって思ってた。
母親が新興宗教にすがって、色んなものを完全に壊してしまったことを間近で見ていた。だから神様、占い等の非現実的なものに寄りかかりたくないのだ。
神社で参拝するときは抽象的なお願いをする。叶っても叶わなくても、結果がわかりにくいものだ。アウターゾーンの猿の手のエピソードに影響されていると思う。
ずっとそんな感じだったのだけれど、最近変わった。
嫁さんのお腹に新しい命が宿っていたのだ。これからずっと、母子ともにどうか無事でいて欲しい。そんな気持ちで毎日何かに祈っている。
今まで足りなかったのは、がむしゃらに守りたいものだったのかもしれない。