はてなキーワード: ファム・ファタールとは
最初に言っておくと、あれだけ話題になるマンガを作り上げた作者はすごい。そしてそのマンガのファンを責めたいわけではない。
ただ、俺には本当に合わないし、「だったらnot for meでしょ」とか言い出すしたり顔のクソはてなとケンカしたいからこの文章を書いている。
つまり、「マンガの好みなんて人それぞれ」という前提のもと、それでも「そんな絶賛されるマンガじゃねえだろ」という嫌悪感を言語化し、同士を求めることで救われたい。
俺はタコピーの1話を読んでキレたし、その後話題になる度に最新話を読んで、読む度にキレてる。
なんでキレてるかって、あのマンガで表現したいことが「おれが考えた最強の胸糞展開をお届け☆」だと思ったから。
「無知な宇宙人が人間の心を学ぶ」とか「不幸な主人公が異星人との交流で境遇を打開する」とかじゃないわけ。
キャラも設定も、全部胸糞悪い展開を作る装置なんだよ。いじめ描写も、家庭の虐待も、全部ただの装置。
ちょっと前に、不幸の描写にリアリティが無いなんて指摘のnote?が挙がってたけど、胸糞展開を作り出すためだけのご都合主義なんだからそりゃそうだよ。
言ってみりゃ、メンタルリョナ作品なんだよな。ジャンプ+の限界に挑みますってか。
で、それ自体はいいわけ。表現したいもの趣味が悪いなんてよくあることだし、お上品なコンテンツなんて十分すぎるほど溢れてるから。
ここまでならただのnot for me。沙村広明と一緒。
だけどさあ、それ見て絶賛してる読者がザコすぎて辛い。
作者がオブラートに包んで散りばめた趣味の悪い小ネタ拾ってキャッキャキャッキャと考察まつり。
なぁ~にが「ぞくぞくするほど圧倒的なファム・ファタールっピ!」だよ。キモすぎて逆に好きだわ。
上の褒め言葉探すためにブクマ漁ったけどどいつもこいつも褒め言葉すらセンスねえな。
毎週毎週いい年齢の大人が寄ってたかって虐待児眺めてバカ騒ぎしてるのが本当にダサくて無理。
そりゃまりなちゃんやしずかちゃんは非実在青少年なんで何してもいいですよ?表現の自由なんで。
だけどザコセンスのクソ読者くんたちさあ、その醜悪な精神性を本当に直視できてる?自分の体が巨大な虫になっていることに。
これが大体言いたいことだ。
本当はもっと解像度高く言語化してボコボコにしたかったんだが、結局俺も大したタマではないのでこんなもんだろう。
で、俺の主張を読んだ上で「趣味が悪いことは分かってるけどいいじゃん面白いんだから」って言う開き直った露悪趣味のバカはしょうがない。
自分の欲求に貪欲なのは俺は好きだね。お前と会うことがあったら笑顔で殴ってやるよ。
ただ、「増田の言ってることなんて最初から言われてるし、そういうの引っくるめて楽しむマンガでしょw」みたいな論点ずらしのクソ冷笑野郎だけは許さん。
まあ俺が許す許さないなんてないんだが。俺は「頭いいフリしてる馬鹿」が死ぬほど嫌いなんだ。つまり俺より頭が悪いお前が嫌い。
次にお前が何て言うか当ててやるよ
「ブーメランw」だ
ファック
富野作品って基本的に「大きな状況」にまつわるリアリティと、「メカを売る」という商業的な要請によって構成されている。
パトレイバーで言うなら、「企業の理屈をわかれ!」「労働者の権利はどうなる!」みたいなことをパイロットが叫びながら、レイバーがひたすら戦い続けるみたいな話になる。
一方で富野以外のガンダムの監督だと、ミリタリフェチ的な「戦闘」のリアリティを重視しがちで、パトレイバーの日常目線のリアリティからは乖離するだろうなと思う。
まあ「ポケ戦」はオススメだけど。
しかし閃ハサは「富野原作で監督は別人」という座組が良く作用したのか、あるいは原作の閃ハサが商業性に囚われずに作られたというのもあるのか、主要な人間関係にクローズアップするのがかなり上手くいってる。
テロリストの若きリーダー。対テロ部隊を率いるエリート軍人。二人のあいだで自由に飛び回るファム・ファタール。
戦闘シーンの狂気的な作り込みが話題になってるけど、あれもミリタリフェチのためではなく、物語のリアリティの底上げをするためだとわかる。