はてなキーワード: カラムーチョとは
大学の隣にある寮で、かなりオンボロで照明の暗い監獄のような部屋にみんな押し込められるように住んでいた。
基本同じ階には同じ学部の友達しか住んでないし、誰も泥棒なんかしないだろうといつも鍵をかけてなかった。
ある夏の深夜、ベッドに寝転んでケータイいじってたら勢いよくドアが開いた。
ドアを開けたのは知らない女の子だ。
彼女は「あれ〜〜〜???〇〇先輩(知らない人)?なんでわたしのベッドで寝てるんですか〜もーーーーー」っと寝ぼけた声で呟いて床に伏せて寝てしまった。
私はきついアルコール臭を纏った体を持ち上げてベッドに転がした。
一連の流れが意味不明すぎて混乱した私は何故かカラムーチョの袋とアイスを抱えて部屋を出てドアの前でもりもり食べた。
食べても何が起こってんのかよく分からなかったのでとりあえず部屋に戻って椅子に座って2時間ぐらい起きるのを待っていた。
「えっここ私の部屋えっえっ あっ」「ああああああああああ!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュ」と言った具合に大層驚いて私にヘコヘコ詫びてきた。
6階のホールで酒盛りしてベロベロに酔って何故か自分の部屋を階ごと間違えて私の部屋に入ってきたらしい。
「〇〇学部か〜 〇〇技師になりたいんだね 今実習とかしてるの?」
「へーこっわ キモくない?」
「キモいっすよ」
…
「お酒気をつけなよ〜 またね」
○朝食:なし
○調子
はややー。
イライラする原因は取り除けないものの、なんとか対処はできた。
まだ二転三転する可能性があるが、とりあえず今の所は大丈夫になったので、ようやく心が落ち着いた。
ちょっと久々に被害妄想も出るなど、しんどかったけど、なんとかなってよかった。
●3DS
○VC金銀
箱付きを購入。
一応、通信環境も作りたかったので、DLカードも銀を一枚だけ購入してサブ本体にも入れておいた。
この営みをしていてふと思ったけど、ポケモン本編出るなら、スイッチ二台買わないといけないんだよなあ。
XboxOneXも国内販売確定したし、パソコンの調子が悪いから買い換えたいしで、色々お金がかかる。
地道に頑張って貯めよう。
○ポケとる
・アンノーンサファリ攻略中(残るはNのみだけど、難しい。スパボ投げようかな)
○黒の令達
イライラの原因がひと段落ついたからか、ホッとしてのんびりネットサーフィンをするなどしてしまったせいで、全くプレイできていない。
あれは俺が20歳ごろだろうか、あの頃の俺はカラムーチョとかカラプルコとか味が濃い系のスナック菓子が大好きだった。
そしてたどり着いたのがスナイダーズ(ピザ味)。しかし、ピザ味は数年後販売終了となり、記憶の彼方にある味は薄れてしまい、ここで書き表すことは出来ない。
そして、40歳となった俺はカラムーチョ(細切り)の大袋を一袋食うと軽い吐き気が催す程に老化し、スナック菓子許容量もわずかなものとなってしまった。
そんな俺に残された最後の駄菓子大陸はスナイダーズ(チーズ味)だ。
チーズパウダーをギュウギュウ詰めにして、砕いた硬いクッキーにめり込ませてあるアイツ。指で食べるとヌルヌルのパウダーが粘土のように指にまとわりつく。小袋を一袋食べると、歯間ブラシを使わないと翌日までチーズ味を堪能(ドルツで磨いて飛ばすけど)させてくれる。400g入りの大袋を買って数日楽しませてくれる最後の砦だった。(ちょっと前まで大箱だったが、何故か大袋に変わってた)
そして、昨日ドンキで、いつもは100円オーバーのスナイダーズ(チーズ味)が90何円だったから買ったわけよ。
で、今日食べたわけさ。
ひとくち食べて違和感を感じたね。なーんか、味が薄い。何かが足りない。食べ進むに連れ違和感は膨らんで行く。
従来は舶来物の輸入菓子によくある、英語+日本語のシールのパッケージだったのが、ALL日本語でそして「明治 国産」の文字。
そして食えば食うほどに俺は理解した。
俺の好きなスナイダーズ(チーズ味)は死んだ。ここにあるのは、しょっぱいだけのチーズパウダーがかかったただのクッキーであると。(小袋を一袋食い終わる頃には舌がしょっぱくて、サラダ煎餅食った後みたいになった。)あの、濃厚なチーズパウダーは無く、魂を抜かれたチーズ風味の何かでしかない。
けれど今回、前略プロフィールは、死去の2ヶ月前に「9月30日をもってサービスを終了します」と、言うなれば「死亡予告」とでも呼ぶべき知らせをくれた。
心の準備をする時間をくれた前略プロフィールには、感謝すべきなのだろう。
前略プロフィールは……いや、こんな形式ばった呼び方はよそう。私や周りのみんなはいつも君を「前略」と呼んでいた。私たち平成1ケタ台生まれは、「前略」と聞けば「草々」ではなく「プロフ」を思った。ちなみに「道の上より」を思うのはオッサンかオバサンだ。
前略、君は単なるプロフィールサイトではなかった。現在ではツイッターが「バカ発見器」の名を欲しいままにしているけれども、元祖バカ発見器とまではいかなくとも、バカ判別機の役割を担っていたのは君だった。
私たちは【性別】の欄に「パコられる方??ワラ」、【嗜好品】の欄に「↑何て読むか分からン??」と書いてあるのを見て、関わってはいけないレベルのバカを判別していた。
【兎に角主張したいこと】の欄に「ゲスブ荒らすな〓怒」と書いてあるのを見て、「ゲストブックを荒らしているのは明らかに機械的な存在なのに(当時botなどという言葉は知らなかった)、荒らすなと書いたくらいで収まるわけがないだろう」と呆れていた。
【住んでいるところ】の欄に
「一商/二工/三高/右商/左工/中高/東商/西工/南高/北高……」
なんてずらりと近隣の学校名を記し、少しでも多くプロフ検索に引っかかろうという意思(当時SEOなどという言葉は知らなかった)を見せていた出会い厨も、
【ここだけの話】の欄に「ぅちが悪いんですヵ??笑」と書き、「恋愛面で何かしらのトラブルがあり、納得できずやや立腹している」ことを遠回しに伝えていたギャルも、みんな君の死を悲しんでいるに違いない。
みんなお菓子の「カラムーチョ」を食べる度に、【絡むーちょ】という微妙にスベっていた項目名を思い出して切なくなるはず。
君の仲間たちも駆けつけてくれたよ。@peps!、モバスペ、decooリアル、CROOZブログ、デコログ……。みんな、突然の報せに驚き悲しんでいる。
フォレストページさん、mixiさん、GREEさん、モバゲーさんからは弔電が送られてきたよ。
ちなみにモバゲーさんの会社の上司は今とても多忙で来られないと言われていますが、落ち着いたら出どころ不明な長い文章を書いて寄こしてくれるそうです。いかがでしたか?
それからTwitterとfacebookも弔文を送りたかったみたいだけど、断っておいたから。だって前略がこうなってしまったのは、あいつらの責任でも……、やめよう、こんな話。ごめん……。
前略が遠くへ行ってしまったことは、2ヶ月経った今もまだ受け入れられない。でも、しょうがないんだよね。永遠なんてないと分かっているはずなのに、インターネット上のコンテンツにはつい永遠を求めてしまう。
君のことは一生忘れない。「前略」と言えば「プロフ」を思い出す世代がオッサンやオバサンと呼ばれるようになっても。老人になって、カラムーチョが食べられなくなっても。
息を引き取るその瞬間は、「人生の中で、“兎に角主張したいこと”って何だったかなあ……」と考えながら君の待つあの世へ向かおう。
前略で始まる文章は世の中にたくさんたくさんあるけれど、前略で終わるのは君に宛てた文章だけだね。
さようなら、前略。
<終>
ラー油をつくろう。
簡単で、達成感が得られて、奥が深くて、日持ちする。
以下で書くのはラー油というよりは香味油の作り方なのかもしれません。
ラー油とはなんぞやということはよく知らないのでそのへんは勘弁してください。
でも個人的には「ラー油」と呼んでいるので以下もラー油とします。
・サラダ油
・唐辛子
・にんにく
・生姜
・山椒
です。
油はなんでもいいと思います。ごま油でもいいし、オリーブオイルでもいいし、好みの油で。
ただ、加熱するので油が持つ香りはある程度飛んでしまうかもしれません。
それでも使う油によって仕上がりは違うだろうし、このへんは趣味の問題です。
というかここで記すラー油作りは完全に趣味の話なので、好きにやってください。
そういうスタンスです。
それで唐辛子、にんにく、生姜、山椒ですが、これはどれも食欲を増進させる香りを持っているので自分は入れます。
唐辛子、にんにく、生姜は三種の神器であって、これが合わさるとカラムーチョみたいな匂いがしてきて香りを嗅ぐだけで胃がダイレクトに反応します。
唐辛子は基本的には挽いたものを使ってます。一味とかでいいでしょう。見た目のテンション的にまるの唐辛子も入れてます。好みです。
辛味が苦手ななら韓国の唐辛子でもいいし、別に入れなくてもいいと思います。香味油づくりとして割り切ればいい。
自分はにんにくは刻んでます。少し粗めにしてフライドガーリック的な食感を楽しめるようにすることが多いかも。
油につけてたらずっとサクサクなのでいい感じです。
でもガンガン細かく刻んでもいいし、逆にそのまま皮付きでもいい。好みです。
小分けのパックでスーパーの中国食材コーナーにあると思います。なけりゃないでいいです。
日本の山椒はすごく細かく挽いてる、うなぎにかけるようなやつしか見かけてたことがないので今のところ使っていません。
というのも後でも言いますが、加熱しながら油に材料の香りを移す以上、細かすぎるとすぐに焦げてしまうので難しいのです。
自分は花椒をミルで荒く挽いて入れてます。ホールでもいいと思う。実山椒とかでも作ってみたいですね。
それで作り方ですが、自分の方法は低温の油で材料を煮て、ジワジワと材料の香りを油に移すようにしています。
高温で一気に作る方法もあるようですが、自分は焦げが怖いので低温でやってます。好みです。
一番の弱火でダラダラ煮ます。自分は100℃以下をキープしてます。
めんどくさいと思われるかもしれませんが、できるだけ火を小さくして放置でいいと思います。
10分でも20分でもいいです。香りが移ったかなと思ったら自分のタイミングで火から離しましょう。
つくっている際は笑えるほどいい匂いがします。旨い匂いがします。
あとはある程度冷めてから保存瓶やらジャムの空き瓶やら、なんでもいいですが容器に移せば完成です。
以上が基本です。簡単です。
それでもなんの材料をどの程度の割合で使うか、どういうふうに下ごしらえするか、どのくらい煮るかなど「あそび」の部分が大きいです。
自分の最新作では上記の基本材料のほかに八角、カルダモン、ネギを入れてます。
なんでもいいんです。スパイスって結構余ると思います。馴染みのないスパイスは特に。
そういうのを適当に入れましょう。もしかしたら素晴らしい組み合わせが生まれるかもしれません。
自分は割と何でもラー油かけちゃう方ですが、それでも消費量はそれほどでもないので、
いろいろ試したい人は少なめで作るといいかもしれません。でもその分焦げやすくなるので注意。
こちらからは以上です。
あたしはたぶん世界中の誰よりもうすしおのことを愛しているし、できることならうすしおになりたい。
それはたぶんうすしおの生き方、ちょっとカッコつけていうとうすしおの生存戦略にとてもあこがれているからなんだ。
うすしおっていうのはスタンダードになったがゆえにその存在がまさに絶対的なのだけれども、その絶対的存在になるためにとにかくあらゆる外的要因、たとえばコンソメとかカラムーチョとかチーズ味なんかに対して等距離を保つことにした。まわりにどんな味が現れても必ず他の味と比較して「うすいしお味」たろうとした。
絶対的存在になるためにあらゆる味から相対的であろうとしたんだ。それゆえその存在は他の味とカブることなくただただそこに「有る」ことができた。
武士の剣を受けても倒れないよう樹木はより巨木になろうとする。
だが何度も剣を受ければいつかは巨木も倒れる。しかし風に舞うはなびらは振り下ろされる剣のまわりをかわし続け無傷で空を舞うのだ。
うすしおはしなやかに生きるのだ。
あたしはそういううすしおになりたい。
二酸化炭素は無色無臭の気体で、その密度は空気の1.5倍程度。この気体は水に少し溶け、微弱な酸性を賛成の反対。気体の生成過程は、大気中のうっかり八兵衛を混合リレーに酸化したマスオさんが発見し、ナイフのようなもので酒を飲んでいたところへご隠居が現れて「金を返せ。返さなければお前を生かしておけない。いかしておかなければ金を返してはおけない。おけないでおけなければこちらにも考えがある。」と脅したうえ、ガムテープでロープをぐるぐる巻きにし、近くにあった毛布でぐるぐる巻きにしたロープをガムテープで縛ってぐるぐる巻きにしてロープで結んで近くにあった毛布でくるんでガムテープで固定した。これを見ていたマスオさんは怖くなり、慌てて警察に通報し、使った電話機を近くにあったロープでぐるぐる巻きにしてロープで結んでご隠居が持っていたガムテープを奪い取り、近くにあった毛布でぐるぐる巻きにしたロープをガムテープで縛ってぐるぐる巻きにしてロープで結んで近くにあった毛布でぐるぐる巻きにしてさらにその上からガムテープで固定している。
二酸化炭素は、生物の呼吸によっても発生する。これは生物の呼吸器官で吸収されたガムテープが、酸素と反応することによってぐるぐる巻きにされ、鈍器のようなものを持った弥七が自ら頭を殴って、「レジを開けて金を出せ。警察に通報したら命はない。もちろん通報を警察してもレジがない。だからいますぐ警察を開けて、ありったけのレジを出せ。さもなくば、この鈍器のようなものでお前の頭を開けて金を出せ。こっちにも考えがある。その考えはレジの中にあるから、警察を読んで考えて考えてからレジを出せ。金がなければ鈍器もない。」と証言した。
二酸化炭素は実際にはいろいろなものに利用されている。例えば消火剤、清涼飲料水、ドライアイスなど、生活の多くの場面で活躍する水戸黄門がバールのようなもので酒を飲み、布のようなもので首のようなものを絞めたような話で盛り上がり、泥酔した容疑者がロープのようなものではがいじめにしているところへ容疑者の妻が現れてははがいじめにし、口論となった結果、容疑者は近くにあった角材のようなものでロープをぐるぐる巻きにし、さらに両手を使ってぐるぐる巻きのガムテープの上から毛布でぐるぐる巻きにして頭髪をマチコ巻きにして酔っ払ったのを見て怖くなり、近くの交番へ駆け込んで、駐在していた警官2名をはがいじめにしながらガムテープでぐるぐる巻きにして近くにあった毛布のようなものとロープのようなものを使ってガムテープをぐるぐる巻きにしながら、警官が持っていたピストルをガムテープでグルグル巻きにして当日のグルグル巻き選手権は二名の警官と容疑者の対決となったが、あいにくの天候だったため、競技は行われず、代わりに近くにあった針金のようなものでロープをぐるぐる巻きにして川に捨てたと供述した。
二酸化炭素は、生物の呼吸により体外に放出され、同化作用により植物体内に取りこまれてはがいじめにされたという。一方当日未明から監禁されていた妻の所へ犯人が押しかけ、「俺は人を殺してきたばかりの殺人犯だ。言う事を聞かなければ命はない」と脅し、「まずはカラムーチョとドクターペッパー買って来い。あと10万持って来い」と金と食料を強要し、近くにあった空きビン46本を鋭い刃物のようなものと梱包用テープを使ってぐるぐる巻きにし、近くにあった毛布のようなもので残りの現金24万円をぐるぐる巻きにし、それらを太いロープのようなもので突き刺して逃走した。無事に助け出されたβさんは、「とても怖かった。ロープを取り出すシーンはまともには見ていられないほど。彼女を誘って、もう一度見てみたい映画です。」と封切り直後の様子を語ったという。(完)
こんな時間に起きてしまい、とても暇だ。
することもないし寝ることもできないので、タッチタイピングの練習を兼ねて増田で日記を書いてみる。
学生なので1年を振り返るには結構良い時期だから、お題は、今年度の総括と新年度の目標。
今年度も相も変わらずのキリンさんで始まった。まぁ、もう諦めていたのでそんなことは気にしていなかった。今年度も昨年度と変わらない日々が続くのだろうと、然して特別に意識することもなく、ぼんやりと感じていた。本読んで、テレビ見て、そんなに多くない友人と時々遊んで、緊張しながら美容院で髪切って、吐きそうな値段見ながら服買って、成績落とさないようにそれなりに頑張って。
事実最初の半年くらいはその通りに進んでいった。そんな状況に変化がもたらされたのが夏休みも終盤のことだ。
確か、ジュンク堂だったか三省堂だったか……もしかするとアニメイトとかとらのあなだったかもしれないが、どこかの書店で本を買って帰ろうとしているときに電話がかかってきた。相手は、知り合いの中では恋愛の経験とかがある方の友人。「今から飲もう」との誘いだった。女性もいるということだった。いつもなら断るような急な誘い+知らない女性の参加だったのに、何か良い本にでも巡り合えて気分が向上していたのか、なぜか誘いにのっていた。一旦、自分の家に帰り、買った物を置いて友人の家に歩いて行った。
行ってみると、友人3人ともちろん見知らぬ女性2人もがいた。すぐにそこに行ったことを激しく後悔し帰りたくなっていた。「3、2の男3の現場にもう1人男が入る必要ないよな。うん。帰らないと」とか意味のわからないことを考えたりもしたが、そんなこと出来るわけもく、苦笑いを浮かべながら必死に対応していたように思う。お酒を飲んでも酔えずテンションが上がらないのでいつまで経ってもその状況に慣れることが出来ない。
「あ~帰りたい。あ~帰りたい」そんなことを思っていると、友人2人が酒を買い足しに出かけた。そこで残ったのは、私と同じく女性が苦手な友人と見知らぬ女性2人。その時の気まずさと言ったら。買い出しに出かけた友人たちが帰ってくるまでの途中で、残った友人は耐えきれなくなったのか「ちょっと部屋帰る」とか言って同じマンションの自分の部屋になぜか戻るし、1人の女性はトイレに行くしで、私の見知らぬ女性のの2人きりになってしまった。その時間は時計上ではほんの短い時間だったのだろうが、私の中では果てしなく長い時間だった。
その女性とその後付き合うことになるのだが、その時話したことは全く覚えていない。覚えていることといえば必死にスティックカラムーチョを食べていたことぐらいだ。このことを付き合ってから彼女に言うと、「そんなに緊張しているようには見えなかった」と笑いながら言われた。緊張が顔に出やすいとよく言われるのだが、どうやら私は極度に緊張し限界を超えると人にはわからなくなるらしい。
果てしなく長かった時間は、もう1人の女性のトイレが終わるのと同じくらいに、買い出しに出かけた友人たちが帰ってくることで幕が閉じられた。友人たちが救いの神に見えたのは言うまでもない。もし、友人たちの帰りが遅ければ、2人の見知らぬ女性と自分1人でいなければならなかったのだ。それを考えるとぞっとする。
それからは、女性のことは友人2人にまかせて、私は部屋から戻ってきた同類の友人ともっぱら話していた。そして、この日は女性たちを家まで送りとどけ、その後また男だけで飲んだ。この時に先ほど救いの神に見えた友人達や同類でありかつ裏切り者でもある友人に愚痴を言ったことも言うまでもない。
次の日からまたいつも通りの日常が続いた。だが、それは学校が始まるまでの1週間ほどしか続かなかった。学校が始まると、なぜか2人きりにされた女性と授業が被ることがあったのである。しかも、友人達とではなく1人で受けている授業で、である。彼女を見たときは、声をかければ良いのか何もしない方が良いのか一瞬迷ったが、すぐに何もしない方を選択した。しかし、彼女の方が私に気付き声をかけ、さらに隣の席に座り一緒に授業を受ける状況を作り出してしまった。そこからは正直地獄であった。彼女は楽しそうに話しているが、こちらは相槌を打つのに精一杯だった。いや、たぶん相槌さえもしっかりと出来ていなかったであろう。「あ……ぅん……そ、だね……」
なぜ、彼女が楽しそうなのかわからなかった。私は異常なほどに緊張しているのに。こんなに緊張している奴と話しても楽しいはずがないのに。なぜか彼女は楽しそうだった。彼女は誰に対しても笑顔でいられる人なんだろう。そんな事はわかっていたが、その笑顔を見るたびに私は彼女を好きになっていた。笑顔が見たくて必死で彼女の顔を見ようとした。もっと見たくて彼女の目と自分の目を合わせようとした。挙動不審な男だったろう。彼女も不思議そうな笑顔を浮かべていたように思う。可愛かった。
それから、彼女との授業が緊張して苦痛でもあったのだが、待ち遠しくもあった。回数をこなせばこんな自分でも慣れるようで彼女と会話が出来るようになった。会話が出来るようになるともっと彼女を好きになった。でも、もちろん告白なんてしない。考えはした。「振られる。このままでいたい。そもそもなんで好きになったの。自分なんかと笑顔で話してくれたから好きになったんじゃ。他の女性でも話してくれたら好きになるんじゃ。それは失礼」こんなことは考えていたように思う。
そんな風に過ごしていると、唐突に彼女から告白された。
私は唐突だと感じたのだが、周りの人間から言わせるとそれは私が超の付く鈍感野郎だかららしい。しかし、それは間違っている。鈍感なのではない。私に対する恋愛感情としての好きというものが存在すると考えていないだけだ。
その告白に対して緊張しすぎて頭がおかしくなったのか「時間をください」と答えてしまった。即答で。そんな私に彼女はいつもの笑顔で「わかった。でも、期間を決めて欲しいな」と言ってくれた。期間を聞かれているにも関わらず、おかしくなった私の頭は「付き合うってどういうこと。なぜ付き合うの。どうなったら付き合うの」というおかしな質問を発することを決定してしまった。それに、彼女はまた笑顔で彼女の答えを教えてくれた。その後も色々質問していたと思うが、思い出せない。とても恥ずかしい質問だっと思う。だが、そんな質問に彼女は全て答えてくれた。
「付き合って下さい」と私は言っていた。
まだまだ短い期間だが、その日から今まで彼女と大きな喧嘩もしながら付き合ってきた。彼女の笑顔がもっと見たくて頑張った時もあった。彼女のことを見たくなくなった時もあった。今、彼女が横で寝ている。寝言を言いながら。
今、私は幸せだ。
慣れないタッチタイピングで思い出しながら書いていたら予想以上に時間を使ってしまい、時間が無くなってしまった。今年度の総括は上の1点でもう充分なのだが、新年度の目標は書いておきたかった。ちょっとだけ書いておこう。
朝早く起きてしまって暇だったらまた増田をよごしに来るかもしれない。