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2016-06-16

障害者施設で働いていた

初めてここに書く。

以前、障害者施設で働いていた。何年か前にやめ、今は別の仕事をしている。

身の回り介護施設で働いている、いたという人はそれなりにいるのではと思うが、「障害者施設」となるとなかなかいないのではと思う。

障害者施設とは

施設には色々種類があるのだが、私がいたのはいわゆる授産施設である正規雇用で働けない、働きたくても働けないという障害者に向け、内職仕事などを行う場を提供し、工賃を得てもらう、という場所である。月々の工賃額は、全国平均で見れば2万円行けば御の字というところである障害者が月2万でどう生活するのかと思うかもしれないが、ここに来る人はほとんどが生活保護障害年金を受け取っており、そこから差っ引かれる税金等はほとんどないので贅沢さえしなければそれなりに生活はできるのである

そして利用者が通所することで、障害者福祉サービスを与える対価として行政から施設収入が入る。1人の利用者が1ヶ月休まず通所(平日のみ)すると、施設形態地域によっても差はあるが概ね10万円程度は施設収入となる。つまりここの職員賃金税金から支払われており、立場としては半官半民、みなし公務員というのが一番近い。

なお関連する資格として「社会福祉士」や「介護福祉士」などがあるが、なくても業務可能である。あると待遇採用時に優遇はされる。

仕事内容

9割方は作業をしに来る利用者支援である支援とは何か、であるが、例えば作業のやり方を教えたり、何か困っていたら手を貸してあげたり相談に乗ったり、送迎を行ったりという具合だ。とりあえず利用者から要請があれば、すぐに駆けつけできる範囲対応を行うと考えてもらえればと思う。要請がなくても、利用者の小さなサインを見逃さず、こちらから声をかけることも必要である

支援を怠ったり支援を行う中で職員に落ち度があったりすると利用者家族)が管轄する役所に苦情を入れたりして、最悪施設行政処分を受けることもある。利用者不快にさせないように常に気を揉むところから始まる。

何が大変か

作業支援

ただ作業を教えるだけであれば楽に見えるかもしれないが、そもそも利用者作業が「できない」人たちである。何度話してもやり方を覚えられないこともあるが、視力障害があれば製品に傷をつけてもわからない、精神障害があれば突然取り乱してしまうこともある、知的障害であれば作業を行うように促しても何も行えない、と言った具合に、ここの「できない」は単純に技能習得が遅いこととは限らない。そういった彼らをサポートしなければならない。

その上で、製品には当然納期がある。納期を守りつつ、製品不良品が混じらないように検品し、納品して次の作業を持ってくるところまで職員は行う。なお利用者とは労働契約を結んでいるわけではないので、ノルマ等はない。ミスってもズル休みしてもまずお咎めはない。利用者の欠席が続出したり大量に不良品を作られるなど、トラブルが重なると作業管理するはずの職員作業を行わなければならないこともあり、こういうときは肉体的に疲れる。

対人関係支援

福祉現場はどこもだが、職員が少ない。1人で多くの利用者の面倒をみなければならない。利用者たちだが、年齢層は様々、持っている障害も様々、意思疎通が難しかったり拘りが強かったりとキャラクターも様々、障害の他に持病を抱えいつ倒れるかわからない、etc...作業の以前にそういった人達相手をするのである。そんな個性派同士が狭い空間で過ごすのだから職員いくら配慮しても喧嘩トラブルの類は絶えない。こういった時職員解決仲裁に向けてもちろん支援しなければいけない。他にも突然利用者職員に食って掛かったり、延々と不満をぶつけてきたりすることもしばしばだ。くどいがとにかく気を揉む。精神的に疲れる。もはや参る。

事務処理

事務仕事だが、まずはトラブルが起こったら事の顛末をすべて書面に残す必要がある。先ほど書いたとおり、まず何かトラブルがあるので必然的に書く量は多い。その他、利用者の通所管理支援プラン作成、工賃の計算作業に関わる伝票の作成など、細々とした書類を上げるとキリがない。一つ一つで見るとそれほど作業量は多くないのだが、種類が多岐に渡るので管理できないと間違いなく混乱する。それはどこの会社でも組織でも同じかもしれないが、支援ストレスを抱えた上で行うので単純比較はできないかもしれない。

虐待

今まで話してきたとおり、障害者相手はとにかくストレスが溜まる。そしてその捌け口として職員虐待に走ってしまう、という事例はニュースでも時々報道されている。私の施設新聞沙汰になるような問題はなかったが、第三者が見れば虐待にあたるかも…ということは(ストレスが原因と断定はしないが)ゼロではなかった。人間は必ずミスをするということから考えると、こういったことは頻度の差はあれどこの施設でもあると思う。施設職員虐待について常に留意しなければならないのは当然にしても、実はこれが結構ストレスになる。

断言するが、こういった職場に勤めるなら合法的ストレスの捌け口を何か用意しないと精神的に壊れる。

待遇

介護業界給料が安いとはよく言われるが、そもそも福祉業界給料基本的に安い。どの都道府県にも大卒なら月〜十万円から、といっただいたいの基準があると思うが、それよりは明らかに下であるパートだと時給800円も行けばいい方ではないだろうか。賞与については、年間で2ヶ月分も出れば良いのではないかと思う。そもそもない所も多いと聞いた。

国は給料をあげようと手当などを拡充しているが、せいぜい1万円程度でありその手当を受け取るにしても一定の条件を満たさなければならない。全部が全部とは言わないが、施設側が給与を出し渋っているフシは強く感じる。

福利厚生はあってないようなものである。例えば外食チェーンでちょっと安く食べられるサービスがあったが、巷で手に入る各種クーポンを使ったほうが特だった、というオチであった。当然、使わなかった。なお、独身寮とか保険に安く入れるとかわかりやすものほとんどなかった。

年間休日では、取引先の年間暦に合わせる事が多いのでだいたいは土日や盆、年末休みである。このパターンであれば年間で110日程度はあるのではないかと思う。なお利用者が通所ではなく寮等を併設している場合になると、当然24時間365日休みなく業務が続くので、シフト制になる。

やりがい

対人関係を築く商売としては福祉以外にも教育医療があるが、それらは「子供の成長する様子が見られる」「患者治療を通じて笑顔になっていく」といったところから、いろいろ大変でもやりがいが生まれてくるのではないかと思う。

ここには、反論覚悟で言うが、まずない。トラブルの処理に追われ、利用者にいつ怒鳴られるか気を揉む毎日やりがいはあるか?どれだけ利用者支援しても作業の正確性や能率が上がらず、不良品を処理する毎日に充実を感じるか?毎日製品検査に追われる毎日に楽しさはあるか?とにかく仕事の中で楽しいと思えることがないのだ。それで薄給である

働きやす

これについてはトップ施設長、理事長)の一存ですべて決まるフシがあるので、なんとも言えない。いいかいかは運次第。拘束時間については事務処理をすんなり終わらせることができれば、早く帰れることが多い。けど早く帰れたところでストレスが溜まりに溜まっている以上、余暇を楽しむ余裕は一切なかった


こういった具合である

福祉施設もいろいろあるので、私の書いてあることに疑問を感じる人もいると思うが、あくまで一例として読んでもらえればと思う。

2013-08-15

低学歴の世界」は親で決まる

嫁はそれなりの高校を出て国立大学を出て就職し、今は某財団法人で働いているみなし公務員だ。

大学時代に知りあって結婚して5年が経つが、たまに喧嘩をする。

喧嘩の大まかなパターン

何かわからないこと、できないことがあると嫁が「習ってない」「教えて」の一点張り

教えてあげると「教え方が悪いからわからない」と言う。

自分が「自分で調べたら?」「自分でやってみたら?」と返す。

嫁は「自分自分でばかり言わないで。あなたが言ったんだからあなた最後まで教えるべき」と言う。

対象によって少しずつ違うのだが、結局このパターンにはまる。

よくよく考えてみると、嫁の父親がこれと同じ考え方だったことに気がついた。

嫁の父親は自分範疇しか考えられず行動できない人であった。

結局そういう世界大学卒業まで22年間生きてきた嫁は、

自分で調べて行動することが一切できない人間になってしまったのだ。

結婚してからはなるべく自分でできるように色々と教えているので少しは良くなったのだが、

22年間、染み付いているものを変えるのは容易ではない。

最近出ている「低学歴の世界」ってのも育ちで決まっているように思う。

いくら高学歴であっても、育ってきた環境の影響は大きい。

2013-03-07

就活から三年目くらいの総括とか

【追伸:沢山ブクマしてもらったので、週末にちゃんと書きます。そしたらこっち消します。】

僕がそうだったように、元増田以外にも就活で心身が耗弱するほど悩んでいる人がたくさんいると思うので、社会人を2年目の視点から就活の話をしてみたい。少しでもあなたの役に立てれば、とっても嬉しいです。

明日は朝一で大事会議があるので、さっさと寝たい。よって推敲できないことをご容赦いただきたい。久しぶりだからはてな記法も忘れちゃった。

(ところで、僕は就活内定がとれたわけですが、就職先は東証一部上場とか、超有名外資とかではなく、っていうか、みなし公務員です。なので、就活力はとても低めだとは思います。でもそういうのも役に立つでしょ?一応大学生のころは就活サークルとかやっていたので、そういうとこで仕入れた覚えている限りのテクニックも織り込んでいきます面接では落ちたことはありません。グループディスカッションではおちまくりました。なにあのムリゲー)

かいってたらもうすでに若干眠いので僕が大事だなと思う/思ったことことから箇条書き的な感じで書いていきたいと思います

就活あなたという人間を否定する場ではない。どれだけルールを理解しているか見る場である

就活で祈られまくると、まるで自己否定されたかのように落ち込むでしょう?社会に、「お前はいらん。うんこ以下の存在から、早く死んでくれるように祈っています」と言われたように思うでしょう?それは、まじでほんとに圧倒的に疑う余地なくabsolutely違います。なぜ祈られるのか?それはあなた価値がないからではなく、就活ルールが理解できていないからです。例は悪いけど、サッカーで相手選手を殴ったらレッドカード一発退場。それと同じです。就活とは、「面接官が期待しているルールを理解しているか行動で示せば示すほど得点が入るスポーツ」だと思ってください。

ではそのルールとは何か?

ルール①:「大人の常識

意味不明だと思います。僕の就活中にも先輩から言われていて、「は?こいつ何言ってんの?」と思っていましたが、2年くらい社会人やってきて、なんか納得しました。これが記述できれば苦労しないんですが、ページの余白が足りません。即効性のある解決法としては、「就活をするに、大人のルールを学びたいんです!」と言ったうえで、親と先生以外の、現役で働いている30歳くらいの大人と話したり、沢山メールをすることだと思いますもっとも基本的なところではメールの書き方とか、言語化不能なところでいうと会話の駆け引きとか。

ルール②:「納得させる能力があることを示す~アピールの書き方」

ぶっちゃけエピソードパンチ力はあんま関係ないです。面接だって1を100にも1000にもにふくらまして入社しただろうに、エピソードパンチ力を重視するわけなかろうよ。それに、学生が嘘ついてきうることは予測済みなわけだし。っていうか、大人は学生にそんな期待していませんよ。だって、相手はお金稼いで社会に影響を与えてるんだぜ?学生NPOとか、生半可なもんで対抗できるわけないじゃん。(あと、大人がいいねと思うポイントって明らかに学生とは違う)勿論、倍率の高いところを目指しているならエピソードは光らせないとだめです。そこで、以下のことが大切なわけです。

a)エピソードはなるべく入社動機につながるものしろ。そして、「aした」ではなく、「(なぜaをしようと思ったか)(どうやってaをしたか)(どう問題を乗り越えてaを達成したか)(その結果こういう成果が得られた)」と書くべし。

b)「お前だけの物語」を盛り込め

a)を守っるとそれっぽくなりますが、まだまだ光り方が足りません。そこで、そのエピソードを聞いた面接官が「一言で」あなたを思い出せるような物語必要なのです。例えば、僕の大学友達女子にもかかわらず趣味サバゲでした。ESサバゲって書くと「はああ!?」となって盛り上がったそうです。面接官がその場で通過者に悩んだ際に、「あのサバゲの子良かったじゃん、サバゲの子にしようよ」と思い出してもらえればしめたものです。

c)否定できない話をかけ

試すような面接官だと、「それは君の段取りが悪かったせいで、成長したといえるのかな?」などとエピソードのあらに突っ込みを入れてくるかもしれません。なので、否定できない話を書くべきでしょう。すごく下種な話ですが、この点不幸ネタあなたに明確な非がない分強いです。病気で、親が交通事故で亡くなって、小さいころに離婚して、などなど。「それは死んだ両親を責めるべきじゃないのかな?」なんてどう考えても言えませんよね。

これらを総合すると、こういうエピソードが出来上がるわけです。

「早くに親を亡くして施設で育った僕にとって、月に一度、御社ボランティアの方が持ってきてくれる御社お菓子が唯一の楽しみでした。その頃の経験からお菓子幸せな人を増やしたいと思ったので、御社を志望しました」

Q:パティシエはだめなの?

A:御社お菓子はたくさんの人に愛されています。また、パティシエお菓子は値段が高く、当時の僕のような子には手が届きません。

みたいなね。しかし、このエピソードには大事最後ポイントが抜けています

d)なるべく使いまわせるエピソードにしとけ

ES書きまくるのに、いちいちエピソードを考えるのは非効率すぎるので、なるべくエピソードを使いまわす工夫が必要でしょう。

これらのポイントを守りつついいアピールを書くために、「そんなネタない」とか言ってないで知恵を絞ることが就活の第一段階です。吐くまでエピソードを絞れ、なけりゃネタをふくらませろ。でもエヴィデンスは用意しろ。それが就活で最も大事な基礎だと思います

やべえ、時間なくなった。全然かけなかった。ってか読み返したらなんかやっぱよく分かんないこと書いてるわ。反響があったらちゃんとかく。

http://anond.hatelabo.jp/20130306163244

2010-10-20

シンガポールの「すごい」官僚制度について

という記事が、ブクマを集めてる。

肯定否定は、半々といったところだろうか。

自分は、10年くらい前に、ほんの少しのあいだ、

シンガポール政府ではたらいたことがある。

末端の官庁で、元記事にあるようなスーパー官僚に会ったのか会ってないのか、

よくわからなかった。気になってしらべてみたんだけど↓、

http://countrystudies.us/singapore/48.htm

http://sunzi.lib.hku.hk/hkjo/view/50/5000233.pdf

30年前の数字しか見つからないが、人口が250万人のところ、

官庁の公務員が8万人弱、

公団とか各種団体のみなし公務員が5万人。

公務員は4つのランクにわかれていて、

トップのDivision 1が公務員の10%から15%。

さらにそのうちの、Administrative Serviceに属するのが、

別名"supergrade"で、これが実数500人以下。

日本でいうと局長クラスらしいが、、、

これが、20代前半の若僧が、入省してすぐになれるのか、

それとも、数千人はいるはずのDivision 1から、

年功と業績で適宜選抜されるのか、そこが大事だと思うんだけれど、

どうもよくわからない。

で、くりかえしになるけど、自分がいたのは大した役所じゃなかったんだが、

最高学府国立大出が何人かいた。たぶん、Division 1だったんだろう。

若い人たちは素直で優秀。四六時中ニコニコしていて、なんだか頼りない感じ。草食系

中年以上は、英語は下手になるけれど、精悍な仕事のできる人が多かった。

だからね、元記事にあるように、公務員試験で厳選して給料バンバンやれば、

国がうまくいきますよ、というのは、ちょっと違うような気がする。

シンガポールシンガポールなりに、太平洋戦争中は犠牲者も相応に出して、

マレーシアとも半分戦争のようになったりして、ずいぶん苦労してる。

日本もそうだけど、地道な努力の結果に、経済発展があったわけで、

官僚制度がよかったからです、で片付けたら、普通シンガポール人は怒るんじゃないか。

とりとめもなく書いていくと、シンガポール公務員天国だったね。

役所にもよるだろうが、仕事は楽だった。あの国での成功者の証のひとつは、

車を持つことなんだ。狭い国だから、いろいろ規制があって、

どんな小さな車でも一千万円くらいかかっちゃう。部下を自家用車に乗せてランチにいくのが、

管理職醍醐味なわけです。もちろん毎日じゃないけどさ、日本じゃありえないでしょう?

大臣クラスだっていう組織のトップの家にも、招待された。ジャングルのなかの一軒家で、

もちろんフィリピン人のメイドさんもいて、アメリカとかヨーロッパ金持ちほどではなくても、

いい暮らしぶりだった。

シンガポール官僚制度がいいのかわるいのか、あるいはそれなしに経済発展は無理だったのか、

自分はちょっと居ただけだし、経済専門家でもないし、よくわからない。

ただ、いいことづくめではないよね。ガラガラの箱モノとか、計画の失敗らしい痕跡もずいぶんあった。

首相世襲したでしょ? 役所のなかでもね、あいつはXXさんの息子だからとか、あったようですよ。

官僚が完全に能力ベースで選抜されてるか、自分はかなり疑問に思う。給料GDPと連動しようが、

人事はどんな組織だって、試験なんかである程度足きりをしたあとは、主観的な評価で決まっちゃう。

どの国もそうだが、富裕層とか指導者層がだんだん固定化して、一種の貴族制度ができている。

シンガポールの町並みは、立派なところは立派だけれど、貧困を感じさせるようなエリア、人々を見る機会は

少なくとも10年前は、東京なんかよりずっと多かった。日本格差社会といわれてるけど、

シンガポールで中流以下の「はじかれ具合」は、気分のいいもんじゃないですよ。官僚天国とは無縁の世界

意味のない選挙とか、政府批判できないとかは置くとして、英語の発音聞いて姿格好みただけで、

どの程度の人間か、inなのかoutなのか、一目瞭然なわけだから。

官僚も庶民も、同じユニクロ着て同じアクセント言葉しゃべってる日本という国は、

まあ貧相だし、どんどん沈んでるけど、それなりに価値はあるわけですよ。

それをね、もうちょっとなんとかしたいから、スーパーエリートに任せちゃおう! ってのは、

やっぱり、安易な考えじゃないだろうか? 人間の質は、どの国の官僚政治家も、そう変わらないと思いますよ。

200人だかの優秀な人間ナントカできるもんなら、アメリカでもどこでも、

今みたいなアホな世の中にしてるわけないし。安定的で迅速な政策決定ができる政治体制選挙制度の構築とか、

起業家を増やすとか、今の日本に見合った方法が、なんかあるんじゃないでしょうかね。すごく地味だけれど。

自分はあまり、わけのわからないエリート様にゲタを預けたくない。

2008-09-03

http://anond.hatelabo.jp/20080903123038

路上喫煙監視員みたいなの創設すればいい。

路上駐車監視員みたいにみなし公務員

失業者も減ってホームレス図書館にたむろしなくなる。

図書館が対策打ち出したり、福祉政策を拡充するよりは監視員に給料出す方がコスト低いんじゃね?

2008-08-11

「公務員は破産会社の社員だ」って言うけれど

国と地方の借金は累計920兆円で、国民一人当たり770万円の借金を抱えてるってことになる。

こりゃたしかに破産会社だわな。

でも、国民は合計1,283兆円、一人当たりにして1,000万円の金融資産を持ってるという現実がある。

実感に合わないかもしれないけど、実は年寄りは金持ってる。

金融資産1,283兆円のうち、60歳以上の年寄りだけでなんと800兆円以上持ってる。

これでも本当に「公務員破産会社社員」だなんて言えるんだろか。

ただ単に「政府国民に金を貸してるだけ」っていう解釈は間違ってるかな?

現に外国から借金してるわけじゃないから、実際に破産した韓国アルゼンチンとは違う。

日本って本当は「大きな政府」なんかじゃない。

政府支出の規模の対GDP比は、OECD諸国では下から数えたほうが早いぐらい。

http://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je05/05-2-1-01z.html

人口当たりの公務員の数だって、あのアメリカの半分だ。

軍人を除いて、特殊法人職員みたいな「みなし公務員」を入れた数字であっても。

http://www.soumu.go.jp/gyoukan/kanri/pdf/satei_02_05.pdf

http://www.mizuho-ri.co.jp/research/economics/pdf/research/r051101keyword.pdf

日本医療費OECD諸国でも低いほうなのに、なぜ減らそうとするのか」

日本教育予算OECD諸国でも少ないから、増やすべきだ」

日本科学技術への公的支出はOECD諸国でも(以下略

といった、すべての議論はこれ一つで説明がつく。

日本政府はあらゆる分野において金を使っていない」
  

それではなんでこんなに政府借金を抱えているのか。

これを見れば一目瞭然だと思うが、どうだろ?

http://www.mri.co.jp/REPORT/CLUB/2007/12/20071201_club10.pdf

http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/238.htm

公務員破産会社社員だ」って言うけれど、

おっしゃるとおり赤字続きの会社経営株主(=国民)の批判が厳しいのは仕方ない。

配当(=年金生活保護補助金)くれくれって迫られるのも仕方ない。

でも、まともな株主だったら、こう言って怒るんじゃないかな。

「いつまでサービスの安売り続けてるんだ。客から費用に見合った料金(=税金)取れよ!」

「920兆円も金貸してるんだったら、さっさと回収(=増税)しろよ!」

やっぱり政府市場原理にさらされてないから、こんなおかしな状態が続くんだな、たぶん。

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