はてなキーワード: パビリオンとは
クルマもガソリンエンジンがいつまで優位に立てるかわからないこの日本という国で、今最も誇るべきはマンガやアニメなどのコンテンツ
例え手持ちのスマホも服も何もかも中国やアジア製でも、未だ日本以外どの国も ワンピースやナルトや鬼滅の刃を作れない
手塚治虫は日本にしか生まれなかったし、宮崎駿も日本にしか居ない
マンガやアニメなどのコンテンツの成長を邪魔する要素は厳に排除すべき
なのに
もう今更なにを言っても遅いのでしょうが
自国の現状一番の武器を、わざわざ自ら弱める可能性が高いインボイス制度
馬鹿だよ
ほんっと〜〜に馬鹿だよ
パリのジャパンエキスポでもアングレーム国際マンガ祭でもルッカコミックスでも、出展者は韓国や中国のパビリオンや業者ばかり
と思っていたら、支援どころか追い討ちをかけるとは
いくつかの他国は大喜びだろうよ
今、インボイス程度でやっていけなくなるなら、廃業すれば〜??笑 みたいにマウント取って良い気になってる人達、その時まだ笑ってられるかしらね
逆に見ものだわ
https://togetter.com/li/2061250
これ読んでてさ、こないだ大阪の万博記念公園に行った時のこと思い出したのよ。
あの場所は子どものころに何度も行ったことあるけど、あくまで「太陽の塔があるだだっ広い公園」くらいのイメージだったのね。でもこないだ久しぶりに遊びにいったら、いつの間にか「EXPO’70 パビリオン」って施設ができてたんよ。見覚えがない施設だけど、2010年に開館したらしいのでたしかに子どもの頃にはなかったわ。
入ってみたらさ、当時の1970大阪万博に関する解説展示が書かれてるのね。世界中の国が集まってパビリオンを用意するとかさ、電気自動車だのリニアモーターカーだの、当時の最先端の技術が一堂に集結して未来の希望とかバンバン語ってるわけよ。来場者6000万人超えてるんだぜ? 単純計算で日本人の2人に1人が参加してる(実際は1人で何回も入場した人が多いんだろうけど)。
もうさ、そこには「未来」があったのよ。世界が良くなっていくという希望があった。
もちろん当時が今より良かったなんてことはないと思うんだわ。少なくとも差別やジェンダー問題は大概ヤバかったはずじゃん。でもさ、それでも漠然とした「これから世界は良くなっていく」という希望があったと思うんだよ。
今ってそういう希望なくない? 俺が30代になったからなのかもしれないけど。
本題に戻るけど、みんなにとっての「良かった時代」っていつ?
https://togetter.com/li/2061250
これ読んでてさ、こないだ大阪の万博記念公園に行った時のこと思い出したのよ。
あの場所は子どものころに何度も行ったことあるけど、あくまで「太陽の塔があるだだっ広い公園」くらいのイメージだったのね。でもこないだ久しぶりに遊びにいったら、いつの間にか「EXPO’70 パビリオン」って施設ができてたんよ。見覚えがない施設だけど、2010年に開館したらしいのでたしかに子どもの頃にはなかったわ。
入ってみたらさ、当時の1970大阪万博に関する解説展示が書かれてるのね。世界中の国が集まってパビリオンを用意するとかさ、電気自動車だのリニアモーターカーだの、当時の最先端の技術が一堂に集結して未来の希望とかバンバン語ってるわけよ。来場者6000万人超えてるんだぜ? 単純計算で日本人の2人に1人が参加してる(実際は1人で何回も入場した人が多いんだろうけど)。
もうさ、そこには「未来」があったのよ。世界が良くなっていくという希望があった。
もちろん当時が今より良かったなんてことはないと思うんだわ。少なくとも差別やジェンダー問題は大概ヤバかったはずじゃん。でもさ、それでも漠然とした「これから世界は良くなっていく」という希望があったと思うんだよ。
今ってそういう希望なくない? 俺が30代になったからなのかもしれないけど。
本題に戻るけど、みんなにとっての「良かった時代」っていつ?
https://togetter.com/li/2061250
これ読んでてさ、こないだ大阪の万博記念公園に行った時のこと思い出したのよ。
あの場所は子どものころに何度も行ったことあるけど、あくまで「太陽の塔があるだだっ広い公園」くらいのイメージだったのね。でもこないだ久しぶりに遊びにいったら、いつの間にか「EXPO’70 パビリオン」って施設ができてたんよ。見覚えがない施設だけど、2010年に開館したらしいのでたしかに子どもの頃にはなかったわ。
入ってみたらさ、当時の1970大阪万博に関する解説展示が書かれてるのね。世界中の国が集まってパビリオンを用意するとかさ、電気自動車だのリニアモーターカーだの、当時の最先端の技術が一堂に集結して未来の希望とかバンバン語ってるわけよ。来場者6000万人超えてるんだぜ? 単純計算で日本人の2人に1人が参加してる(実際は1人で何回も入場した人が多いんだろうけど)。
もうさ、そこには「未来」があったのよ。世界が良くなっていくという希望があった。
もちろん当時が今より良かったなんてことはないと思うんだわ。少なくとも差別やジェンダー問題は大概ヤバかったはずじゃん。でもさ、それでも漠然とした「これから世界は良くなっていく」という希望があったと思うんだよ。
今ってそういう希望なくない? 俺が30代になったからなのかもしれないけど。
本題に戻るけど、みんなにとっての「良かった時代」っていつ?
id:mats3003です。
https://twitter.com/ncc170116/status/1507878946217504770
上記のツイートのブクマについて、ブコメでリンクは貼ったものの、今のブコメの仕様上、リンクをいくつも貼ってるブコメは人気コメに上がってこないので、こちらでもう少し詳しく書いておきます。
私は仕事がら少しだけ大阪万博の情報に接したことがあり、パビリオン招致の資料なんかも読んだことがあったので、えらく初耳な話題に驚いてググったのですが、このツイート、悪く言えばフェイク、フラットに見ても針小棒大と思われる話です。
ちなみに、これを言っておかないと勘違いするブクマカがあっさりとバッシングをしてくるので書いておきますが、私は大阪万博に対しては良い印象は全くありません。
招致には反対でしたし、来てしまったのなら中止はしなくてもいいけど、あまり予算をじゃぶじゃぶ使うのは賛成しないなと思ってます。
大阪万博は割と船頭多くして船山に上るな状態でして、多数の人材がプロデューサーとして参加しております。
https://www.expo2025.or.jp/overview/producer/
上記の記事を見ても、なんと11人もプロデューサーとして名乗りを上げております。
会場デザインプロデューサー 会場運営プロデューサーそれぞれ1人づつに、テーマ事業プロデューサーが8人、さらに催事企画プロデューサーが1人と。
すごいですね。
しかし、ここのどこにもアンジェス創業者の森下竜一氏の名前はありません。
ん? じゃあ、間違いなのでしょうか、もしくは上記9人の誰かが森下氏の変名なのでしょうか。でも、写真を見ても同じ顔の方はいらっしゃいません。
おおっ、出てきました。一番上の朝日新聞の記事を引きましょう。
https://www.asahi.com/articles/ASP2J6DWRP2JPTIL024.html
大阪府と大阪市などは16日、2025年大阪・関西万博に出展する「大阪パビリオン」の企画を担う推進委員会を立ち上げた。総合プロデューサーには健康医療分野に詳しい森下竜一・大阪大学大学院教授が就き、「健康・医療」「食」など分野別プロデューサーも置く。
大阪万博に限らず、博覧会では地元自治体がパビリオンを作るのは、今までもやってきております。
直近でいえば、愛・地球博では、長久手会場の日本ゾーンに関連パビリオンがあります。
愛知県も出してますし、名古屋市も出してますね。広域自治体も出していてけっこういっぱいですね。
http://www.expo2005.or.jp/jp/C0/C3/C3.6/index.html
とはいえ、吉村と維新のことだから、もっとド派手で権限のでかいことをお仲間にやらせようとしてるんだろ、えっ、そうなんだろと思われそうなので、もう少し見てみましょう。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/sanyokaigou/dai20/siryou2-9.pdf
うーん、やっぱり、一個のパビリオンですね。まあ、そこそこでかそうではありますが。
もう少し、ググってみても、大阪万博全体に彼が関与してる(うまい汁を吸ってる)という資料はでてきません。
ただ、森下氏が大阪万博の意義についての講演などをしてるのは検索結果などからも、いくつか見て取れます。
ここでは、吉村知事や松井市長と一緒に登壇してますので、まあ、お仲間ではあります。
とはいえ、万博全体のコンセプトに森下氏が全くかかわっていないかどうかはわかりません。
で、なぜ、森下氏が大阪万博の宣伝を講演会でしてるのかといえば、それは大坂パビリオンのプロデューサーだからにほかなりません。
大阪パビリオンの運営にあたっては、めいっぱいお金が必要なので協賛企業が求められます。
https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/40279/00000000/iinmeibo_220324.pdf
この辺の企業からのお金を集めるために講演活動をせっせとやってるということではないでしょうか。
ということで、
・アンジェス創業者が大阪万博のプロデューサー → ×(少なくても公的情報では確認できない)
・アンジェス創業者が大阪万博の大阪パビリオンのプロデューサー → ○
という結論です。
以上。
11:22追記:上記ではあえて記しておりませんが、私の手元には企業向けのパビリオン招致・協賛の資料もありますが、そこを読んでも森下氏の名前は出てきません。
贔屓の選手やチームがある訳ではなく、スポーツ観戦が好きで面白い試合を見るのが好き。
当然オリンピックも好きで、色んな競技の世界大会が短い期間でたくさん見れるのが好きだし、時差があって放送時間が深夜でも起きて見てるくらい。
開会式や閉会式の、開催国が自国の文化を紹介する演出が好きだ。どんどん演出に色んな技術が使われていって、わくわくしながら見ていた。
だからオリンピックが自国開催になった時、嬉しかった。今までテレビでしか見れてなかった競技がもしかしたら現地に見に行けるかもしれない。見たい競技が深夜のめちゃめちゃ見辛い時間にやらずに見れるかもしれない。
ボランティアにも興味があった。愛・地球博でもパビリオンスタッフのボランティアを経験したことがあった。その時の楽しさが今でも忘れられないので、こんな体験そうそうできないし自分でもやれることがあるならやりたいと思うこともあった。
でも今は、こんな情勢で強行開催することに対してどんどん嫌気が差してきている。
たくさんのお金やたくさんの人が動いてるのは分かるし、やりたい気持ちもわかるけれど、こんなに国民のひんしゅくを買いながらやるべきものなのか?と思ってしまう。
もっとワクチンが広まって、日本も他の国のようにマスク無しで生活が送れるようになってからでもいいんじゃないのか。オリンピック以外のイベントも普通に開催が出来るようになってからでもいいんじゃないのか。
前の東京オリンピックの時は自分は生まれていないし、どんないざこざや利権問題があったのかもわからない。調べたらきっと出てくるんだろうけど、あまり興味はない。
今更かと言われるとぐうの音も出ないし、別に利権で動く人間がいることにおかしさを感じてるわけではないんだけど、ここまで汚いのかと思うと記憶を消してしまいたくなる。
一昨年のラグビーW杯に現地観戦に静岡に行ったとき、入口でたくさんのボランティアスタッフがようこそ!と笑顔で出迎えてくれた。ハイタッチをしながら進んでいくと、試合前にスタジアム周辺でやっていたラグビー体験コーナーがあって、大人だけどはしゃいでしまった。観客席には色んな国の人がいて、ラグビーが好きな人・対戦国が好きな人・対戦国出身の人が、各々声を出して応援していた。
あんな体験をオリンピックでもしたかった。でもこの情勢ではそんなことも出来ないし、静かに試合を観戦するだけになるんだろう。とてもとてももったいない。
オリンピックを嫌いになりたくない。
大阪万博会場3Dと、当時の写真が見れるサイトみつけて、ノスタルジックエモおしゃすぎて死にそうなのと、
1970年に生まれていなかったことを激しく悔やんだので、HPの感想と、私のEXPO70の呪縛について語る。
https://www.asahi.com/special/expo70/#3d
(朝日新聞の回し者ではありません。政治思想とかもないので、あしからず)
こんなにエモちらかしたイベント、今やっても大盛況になるに決まってるじゃない。
むしろ、今の日本の経済状況で、こんな大規模に各国のパビリオンを作れるとは思えない。それが悲しい。そして1970年代の、生き生きとした日本をノスタルジックに語るかつての日本人たちと同じテンションで話せないのが悔しい。1970大阪万博をテーマにした作品は数多くある。20世紀少年にしろ、クレヨンしんちゃんのオトナ帝国にしろ、万博世代でなくてもノスタルジックに浸れるが、当時を経験している人々と同じ熱を持てるわけがなく、見聞きした情報で脳内補完するしかないのだ。
これはクリエイターの作風にも影響すると思う。共通言語で語れる何かは、その世代の時を生きる人たちに対して、何らかの影響を人生に及ぼしたるものであり、共感を与える。語らずとも全国民が共有して認識している事柄、そして気持ちを揺さぶる何かに、1970年があることが、とても羨ましいのだ。
翻って、我々の世代での共通言語とは何か。私が物心ついた時からの記憶では、地下鉄サリン、阪神・淡路大震災、9.11、3.11、そしてコロナだ。これらは、世界レベルでの共通言語かもしれないが、ちっとも、たのしくない。わくわくしない。ノスタルジックを感じさせるものではない。なんなんだろう。
大阪万博のに関連したキーワードは、とっても心が踊る。「エキスポ」「パビリオン」「人類の進歩と調和」どれもなんか楽しそうで、なんかかっこいい。インターネットもなく、情報が少ない時代に、情報がとんでもなく詰まった、夢のテーマパークが、現れたらそりゃ楽しいよね。現代は逆で、情報過多な社会と言われている。取捨選択しないと自殺まで追い込まれるくらいに情報が多い。
楽しい自由は、ある程度の不自由の上に成り立つと思っていて、制限がある中でその隙間をぬって自由を見つけるから達成感があるのかなと思う。授業中にマンガ読み放題だったら、多分読まない。今は情報が多過ぎるがゆえに、しんどいニュースがいっぱい拾い上げられやすいのかなと思う。誰かを叩いたり、妬んだりのほうが視聴率やアクセス数が稼げて、キラキラした未来の裏を暴露して足引っ張ったり、前向きなことやるより後ろ向きなことを世に出したほうが短期的にお金稼げるのかなと思う。
あとは勢いが出なくなってる。でけーイベントやろうと思うと、ある程度頭空っぽにして、イケイケドンドンで進めていく人がいないと、周りの意見ぜーんぶきいてたら企画倒れすると思う。岡本太郎の太陽の塔、当時だって反対する人が沢山いたというのだから、今だったらできてないかも。後世から見て賞賛されることも、現世で叩き潰されたら、なんも残らんなと。保守的に立ち振る舞うのが今のSNS社会の処世術だけど、破天荒なやばい人が拾い上げられなくなってる気がして、なんでも世論に問いかけて同意を得るのは違うんじゃねーか、と、渋谷駅の岡本太郎の絵を眺めながら、思った次第であります。
楽器しまっておく倉庫みたいな準備室のオルガンの向こうが男子の領域になってた。
そこで休憩したり、漫画を持ち寄って交換したり。
んで、男子には当たり前のエロ本じゃなくて、アニオタだから成人漫画ももってくる。
ペギミンクラブから始まって、レモンピープルからハーフリータ。
女子にバレると先生にチクられるし、中学生は「エッチは犯罪扱い」だったので、
見えないようにはしてたけど、女子はそこにはこないから隠してもなかった。
中学生男子。午後からの部活の時、午前中に先乗りして、音楽室でオナニーしよう!
と夏の冒険ときめき大作戦考えて、職員室に鍵を取りに行ったら、無かった。
誰か先にいるのかー。と音楽室に行くと、誰かいる時は開けっぱのドアが閉めてあって、
上履きを脱いで入るカーペット敷きの音楽室、手前の下駄箱に一足の上履きがあって、
話しを略そう。Kさんは夏休みの宿題を学校でやろうと来ていて、
エロ本はなんとなく知ってるけど、エロ漫画は絵だけど表現が直接的で、
まあ読んでたの。あ、おなにーなんかしてないよ。
そのあと話すんだけど、こっちが弱みを握ると思いきや、
あなたも読んでたやんけ!
模様でも生理でもなくて。いまなら「ショーツ濡れてるよ」みたいな口調だけど、
ジャングルの王者ターちゃんから「パンツにシミが見えたよ」とか言ったわけ。ワイすごかったなあ。
Kさんさいしょ意味がわからなくて、「シミ?…今日生理じゃないし」と。
トイレに確認しに行って「透明なおりものかな」って、言い訳みたいに報告してくれた。
ワイはまだ精通する前、エロ漫画を読んでおちんちんがずっとびんびんで、
読み終わっておちんちんが小さくなった時、おちんちんの先とかブリーフがぬるぬるなのを、
精液だと思ってたよ。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32591700U8A700C1LX0000/ とそのブコメ http://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkei.com/article/DGXMZO32591700U8A700C1LX0000/
これは日本のやり方が良いとか悪いとか、飯として豚骨が受け入れられるとか受け入れられないとか、ホテルの予約手法がいいとか悪いとかそういうことではないのだ。本当に身も蓋もないがそのとおりなのだ。
ここでは外国人=欧米の旅行者として話をする。同じ海外でも東アジアとか東南アジアとかそういったところは習慣が違うし、単なる観光旅行でアフリカとか南アメリカとかから日本に人が来ることも多くない。ちなみにこれから言う「旅行地としてのアジア」だけど自分の行ったところのある範囲に限るからそういう留保はしておいてほしい。
で、アジアに外国人が来る理由だが、特にあいつら食べ物を食べたいとか現地の人と触れ合いたいとかそういう目的でアジアに来てないのだ。いやもちろん現地のものだって食べるしエキゾチックな風俗嬢と遊びたい、って目的がないとも言えないのだがどちらも「体験してもいいかな」レベルの話なのだ。
だからホステルの食パンとジャムとシリアルとミルクとコーヒーしかない朝食に全く文句を言わない。要するにこれでコンチネンタルブレックファストとしては十分だからそれ以上求めてないのだ。海外旅行サイトで「〇〇でぜひやるべき100のこと」とかあるけれどあそこの食べ物を常食としたいのではなく「得難い体験イベントとしてちょっとやってみたい」だけなのだ。ちなみにアメリカンブレックファストが食いたいやつはホステルじゃなくて少しランクが上のホテルに行く。そっちなら卵の焼き方にこだわりの注文を付けられるコックがいるからだ。
台湾人はおそらく世界で一番外食としての朝食にこだわる人だと思うが、パンとコーヒーしかないホテルの朝食会場は欧米人で埋まっていた。もちろんこだわりの朝食を探しに出かけている人もいるだろうが(でなければ近所の豆乳屋の英語がスラスラ通じるはずがない)、コンチネンタルブレックファストが欧米人の旅行スタイルなのだからしょうがないのだ。
振り返ってみれば日本人だってそうだ。大した大きさでなくてもバスルームに湯船があればお湯を入れて浸かりたがる。シャワーで十分汗が流せるから良いじゃないかと言われても意識外のレベルで否定してしまうのだ。
アクティビティだってそうだ。みんなアジアに行ったら何をしたいか。寺を周るか、そこでしか食べられない美味いものを食べるか、絶景を見るか。欧米人がなんとか理解できるのは「絶景を見る」だけだ。寺も食いもんも「体験してもいいイベント」の1つでしかない。食べログが信用できないこれからはgoogle mapsだなんて話があるが非英語圏アジアの英語レビューにろくなものはない。なんで東南アジアでピザ頼んで不味いって言うんだ。なぜそこでイタリアンを食べたいと思ったんだ。理解不能だが仕方がないそういう習性の生き物なんだ。
話が逸れた。アクティビティだ。欧米人がしたいアクティビティったらトレッキングにサイクリングだ。奥地じゃチュービングにジップロープ、ちょっとイケるところならシュノーケリングにパラグライダー、どれもこれも欧米基準のアウトドアアクティビティだ。エクスペディアあたりのサイトはこういうアクティビティをやりたい人間が集まっているサイトだから、失われた王国が作った「新しい街」という名の古都とか、ベトナム戦争の滑走路が通常の道路として今でも使われる景勝地とか、4千の島が集まる滝の際とかどこもかしこも同じようなアクティビティで溢れていて、しかも外国人は楽しそうに遊んでいる。彼らにとって旅というのはそういうものだから仕方がないのだ。言い換えれば、旅行先というものがそもそもあいつらにとっては劣化ディズニーリゾートなのだ。バンコクの町中を走るトゥクトゥクはちょっとスリルを楽しめるカート、古いお寺は雰囲気を増すパビリオン。だから「予約の仕方が違う」とか「出てきた飯が自分の思ってたのと違う」で文句をいうんであって、それはもうそりゃすいませんでしたねと改善方法を考えるのもありなのだ。
ただ、ブコメで社長の目線が変だ、といわれているのもそのとおりで、どこもかしこもこういうやり方で集客しようとするのは「レッドオーシャン戦略」だということを我々は既に学んでいるはずなのだ。日本だって登りやすい山が多いところか、綺麗な水の海があるところか、新雪が山ほど降るところとか、数ヶ所で同じことをするならまだそういった他の目的地に飽きた人たちが来てくれるかもしれない。一斉にやる必要はない。先にやりだしたところが飽きられ始めた時に「隠された名所」として知られる手法だってある。ちなみに欧米人のアクティビティと違い、アジア人のアクティビティは自撮りだ。トレッキングスポットの整備よりインスタ映えする看板のほうが安く作れる。海外事例(この場合の海外は欧米ではなく東南アジアと台湾だ)を参考に作ってみたらいい。ついでに看板の端っこに南京錠かけるところ作っておけばカップルが南京錠買ってくれるよ。