はてなキーワード: 井戸端とは
久々に人と会って話す機会があったんだけど自分の話ばかりずるずるしてしまった感じが否めなくてあとから恥ずかしくなってる
性格とか人格の自己中さクソさもあると思うんだけど人と話す機会が少ないのも大いにあると思うんだ
パートのおばさんとかがパートにしか喋る相手がいないからおしゃべりになってしまいがちみたいな感じというか
他の交友・人間関係が色々あれば仕事の場所では静かに仕事、趣味の話は趣味友達と、家庭の愚痴は井戸端、バカ話は地元でつるんでた仲間とかそういうすみわけも出来たり
適度に喋りたい欲を発散できていればいらないこと喋り過ぎなくて済むしもっとうまく相手の話聞けると思うんだ
思い返すとなんだか自分の話ばっかりしてしまって相手の話聞こうとしても結局自分の話にもってっちゃう感じで本当にダメだ死にたい
今自分が聞き手に回れる数少ない相手の一人が最近恋バナばっかしてくる友人なんだけど
恋愛してないときはサバサバというかガハハ系?でお互いにバカ話とかネットの与太とか趣味や仕事の話とかするような関係で
でも恋愛してるときだけは恋愛トーク一色になるのはそればっかり考えちゃってそればっかり話したいんだと思うし
勝手に自分だけ積もる話があるような錯覚みたいな状態を解消しないといけない
相手にも積もる話があったのかもしれないのにな
声を出す機会がなさすぎて一人カラオケには時々行くようにしているんだけど、それでは解消できていない感じ
読解力というものが年々弱くなっている感じがしている。(感じがしているだけだと思ってる。そう信じたい)
というのは、先日あった話から始まる。
うちの会社は別の会社が同じフロアにあって、空調も同じものを使っている。
片方が寒くて、片方が暑く感じることも少なくないんだけど、
お隣の人と雑談する機会があって、たまたま空調の話になったので聞いてみると、最近寒いかなーって話だった。
そんな話があったから、空調を管理している所に時間帯によって変更ができるか問い合わせることにした。
メールでの問い合わせ対応だったので、メールは下記のように書いた。
うちの担当もそうなんですが、隣の部屋の方たちも寒そうな様子です。
指定した時間の間は、うちも寒いと言っているのがいるけど、隣の部屋の方が寒そう様子なので室温をあげられますか?
これだけの事なので当然回答は「上げられるか」「上げられないか」だけの回答になるのだけど、
その歪曲した理解の内容はこんな内容。
【隣の会社宛に送られた内容】
上の文は、原文そのまんま。
どこをどうするとここまで歪むのかがわからない。
これが読解力がないんだなと思った原因。
寒いという話については、そもそもクレームで出た話ではないし、そういう話題で雑談した程度なわけだけど、
当然、これは管理する側は知らない内容。そして管理する側は聞いてない内容。
なので、メールを読んだ人だけが知っている内容は【寒そうな様子】という言葉なんだけど、
ここで読解力が欠けているというのが、よくわかるのが【様子】という言葉の意味を理解できていないという所。
別に【様子】なんて書かなくたって「寒そうでした」って書いたとしても、クレームを言っているなんてところまで話は飛んだりしない。
どちらも相手が言ったのではなくて「そのように見えた」という意味なのだから、なぜクレームになったと考えるのだろうかと。
元々、空調管理側は以前から会話もろくに成立しないと思っていたが、ここまで酷いとは思わなかった。
まさかね、メールで文字に起こしても駄目だとは思わなかったわけなんだけど、
今回のような歪曲するだけの読解力の持ち主がいるというのは、今後も怖いし日常でも出会うのが怖い。
今回の件で一番大変だったのは、勝手にクレームと置き換えて相手の会社に特攻した空調管理担当が居て
事を大きくした上に、修復が難しい溝を作ってドヤ顔している所(本人はまるでわかってない)
この件に関しての誤解と本来送っていたメール内容を見せて、事は一応治まったが一度嫌な思いをすれば、それを割り切れるかっていうとなかなか割り切れない人もいる。
今後は、小学生並の文章にして何度も何度も言い聞かせないといけないのかと考えると、
増田でも見かけるが理解しないままで歪曲して批判している増田も見かける。
そういう増田がいるくらいだから、日常でも今回の空調管理側ぐらいの残念な人もいるのは当たり前といえば当たり前なのだろうな。
長期政権を成立させるには、部下の反抗を防ぐことが大切です。どんな官僚も人間で、多くは家族を持っています。高い志も生活がかかれば保つのは困難。人事権を握れば、あなたの鶴の一声で高級官僚の人生を滅茶苦茶にできます。あなたに逆らおうとする官僚は激減します。
それでも気に入らない行動をする官僚は、見せしめに懲罰人事をすることができます。あまり不満を貯めると暴発するので、やり過ぎは禁物。空いたポストには、あなたの意のままになるイエスマンを据えましょう。
公文書はあなたの政敵に攻撃の材料を与えるだけの物です。どうしても隠せない部分以外はとにかく隠しましょう。「ない」と言えば相手はそれ以上の追及はできません。例えそれが重要な、すぐに破棄することなど考えられない文書でも、ないものはないんです。
万一文書が見つかってしまった場合は、担当省庁の不始末としましょう。
中にはどう頑張っても隠すのが困難な文書もあります。そういった文書は公開前に中身を都合よく書き換えましょう。バレなければどうということもありません。
書き換えて無難な内容になった文書を国民に見せることで、あなたを追及しようとする政敵の評価を下げることもできます。
国民の目を逸らすには、外患を大きく見せることが重要です。大国の指導者とゴルフでもして、同時に、仮想敵国に対しては厳しい対処をしていくことを大々的に報じさせましょう。落としどころを探る必要はありません。笑いながら写真に写っておけば外交はうまく行っていると誤認させることもできるでしょう。
まず、野党に票を入れた人間は自国民ではないという認識を持ちましょう。したがって、野党の意見を聞く必要はありません。あ、でも都合のいい野党は別です。野党内与党は便利なのでいっぱい使ってあげましょう。
野党がいい意見を出したときは、取り込んで自分の手柄にするのも大事です。これによって、野党には政策がないという印象を強めることもできます。
どうしても野党が言うことを聞かないときは数に物を言わせて強行採決しましょう。民主的に多数の議席を占めたあなたの党の権利です。強行採決に反抗する野党が欠席パフォーマンスをやったらチャンス! 野党は仕事をしていないと大々的に宣伝しましょう。
ネットに匿名で何を言っても、発言主が特定されることはほぼありません。あなたや閣僚が関わる組織の下部を利用したり、アルバイトを募ったりして、ネット世論を誘導しましょう。あなたに都合のいいことを言ってくれる人を徹底的に褒め倒すのも有効。うまく行けば勝手にあなたの思想を広めてくれます。
逆に、あなたに都合の悪いことを言う人は外国のスパイのレッテルを貼りましょう。もちろん、誰の指令か分からないよう匿名サイトや匿名アカウントを利用して。
何でも「伝統」と付けば、変えるのは容易ならざることであると認識付けられます。例えそれが100年にも満たない伝統だとしても、そのことを公言する必要はありません。過去の記録は曖昧で諸説あるものも多いですから、多少吹かしてもいいでしょう。
内閣の顔ぶれが変わらずとも、選挙に勝つと一時的に支持率が高くなります。ここなら勝てるというタイミングで解散総選挙に打って出るべきです。理由は適当にでっち上げましょう。どうしても思いつかない場合は「国難突破」みたいなふわっとした理由でもいいでしょう。
日教組は徹底的に潰さないといけません。少しでも日教組と関わりのある人間が質問に立ったら、とりあえず「ニッキョーソどうすんだニッキョーソ!」と野次っておきましょう。
国民が政治に与える一番大きな影響は投票ですが、なるべく行使させてはいけません。投票なんて無駄、面倒だという空気を作りましょう。無党派層が投票をボイコットしたらしめたもの、組織票で議席を取ることができます。
国民の権利は投票行動だけではありません。情報公開請求、デモ、井戸端政談だって政治を動かす原動力の一つです。こうした行為をすることを「ダサい」と国民に認識させましょう。極端な思想の持ち主を大きく取り上げて「政治の話をする奴は碌でもない」という空気を作り上げるのが大切です。
国民一人ひとりの政治に対する興味が低くなれば、より世論を誘導しやすくなります。
反政府メディアはその取材力をあなたの揚げ足取りに傾けてきます。そういうメディアにはフェイクのレッテルを貼りましょう。メディアならどこも飛ばしを書いています。そういった不祥事を利用して、信用ならないメディアだと印象づけましょう。
メディア不信に陥った国民は、あなたが仕掛けた政権側ネットメディアを愛読するようになるでしょう。
万一あなたの工作が発覚した場合は、徹底的に逃げを打ちましょう。大々的な調査は絶対にさせてはいけません。自分で調査すると言いながら時間を稼ぎましょう。
不正の実行犯はあなたではありませんから、尻尾切りも考える必要があるでしょう。尻尾を切る位置は気をつけなければいけません。切りすぎればあなたも危険に晒されます。長く残っていればまた掴まれてしまいます。
後は時間との勝負です。とにかくしがみつくしかありません。うまく行けば何か有事があって有耶無耶にできるかもしれません。祈りましょう。
ベッキーとの不倫騒動の時は何も反応してなかった人も、ここまで罪が重なれば叩いた方が得だと判断したのか「川谷絵音はウツボカズラみたい」と突然ダメ出しを始める。
完全に叩いていい状態、そいつを叩いても自分は絶対に安全で、ブーメランも火の粉も返ってこない状態になってから叩き始める人、本当にカッコ悪いよ。
そういう井戸端陰口オバサンを、仕事柄たくさん見てきた。その手の人達には共通した狙いがある。
それは「仲間を作ること」だ。
他人の悪口を言い合うことで、敵か味方かを確認し、連帯する。共犯関係を半ば強制的に作る。
4月に一新したブログで現在3ユーザー以上の記事が21記事!昨日バズって200ユーザー以上獲得!
ID | ブクマ数 | お気に入り | お気に入られ | 開始日 |
b:id:waganahamegumin | 547 | 0 | 2 | 4/4 |
そのうちこのアカウントが21記事中11記事、1~3ユーザー目にブクマしている!
その後に最近できたピカピカのアカウントも少しだけブクマして新着入りしている! http://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http%3A%2F%2Fmatomerry.com%2F
サイト管理人なら別にいいけど、はてなのプロフィールにそういう記載もないからわからない!
まだ疑惑の段階だからスパムブログとはいえないけど、今後の動向を要チェックだね!
例:
はてなブックマーク - 保険証にある番号の意味、職業ランクの判別が可能 ←こういうところに新しめのアカウントがまとまってブクマしているのはなぜだろう。
ID | ブクマ数 | お気に入り | お気に入られ | 開始日 |
b:id:hatyo1 | 66 | 0 | 0 | 4/21 |
b:id:hatyo2 | 63 | 0 | 0 | 4/21 |
b:id:hatyo3 | 54 | 0 | 0 | 5/7 |
b:id:hatyo4 | 54 | 0 | 0 | 5/7 |
b:id:hatyo5 | 42 | 0 | 0 | 5/11 |
b:id:hatyo6 | 17 | 0 | 0 | 5/13 |
ほとんどまとめブログをブクマしている。(もいちど速報、だらだら速報、ドラゴン速報、とうき社、Matomerry、井戸端マッハ@生活系2chまとめ、まとめらばーetc...)
ちなみに、もいちど速報、だらだら速報、ドラゴン速報、とうき社、Matomerry、井戸端マッハ@生活系2chまとめなどがはてブの新着に登ってくるようになったのは、今年の4月5月に入ってからのようだ。
注意が必要かもしれない。
ID | ブクマ数 | お気に入り | お気に入られ | 開始日 |
b:id:moitido44 | 17 | 3 | 0 | 3/31 |
『はつものライブ速報改』というTwitterアカウントと連携し無名まとめブログをブクマしている https://twitter.com/hatumonolivekai
こちらも①と同じように、もいちど速報、だらだら速報、ドラゴン速報、Matomerry、井戸端マッハ@生活系2chまとめなどをブクマしている。
ID | ブクマ数 | お気に入り | お気に入られ | ブクマ開始日 |
b:id:amarakup | 106195 | 0 | 0 | 2016-4-26 |
106000以上ブクマがあるのにお気に入りお気に入られともに0。
『Amazonを見やすく検索する便利サイト』『楽天を広告なしで見やすく検索する便利サイト』の両サイトの検索ワードを延々とブクマしている。
ネットデブリ感がある。
私は食料品スーパーでレジのアルバイトをしている。アルバイトを始めて1年以上が経ち、パートのおばちゃんたちともすっかり仲良くなった。休憩時間には気さくに喋りかけてくれるし、私もくだらない話をしたりする。
最近、よく「彼氏はいないの?」と聞かれる。その行為に不快感を全く抱かないと言ったら嘘になるが、狭いコミュニティの中で他人の恋愛事情を井戸端のネタにしようというのはわからんでもないのでまぁそれはいい。「いないです」と言うことに苦を感じることもないので私もあまり気にしていない。おばちゃんたちは「若いしすぐに彼氏できるわよ~」くらいの軽いノリで彼氏いないことを咎めたりはしない。私は別に彼氏がほしいわけじゃないけど、「出会いがないんですよ~」と笑う。
一人、レジの社員に40歳前後と思われる女性がいる。パートのおばちゃんたちの情報では独身らしい。おばちゃんたちはその社員のことを「仕事もイマイチできないしその歳で一度も結婚したことがないなんて、絶対何かあったんだわ」と言う。大阪弁なのでこんな綺麗な言葉じゃなくて、もっと下世話な口調で。確かに、少し不器用なところがある人ではあると思う。前任の社員に比べたら仕事も遅い。でも、その『仕事ができない』っていう現実と『結婚してない』っていう現実って、果たして関係あるのだろうか。私もパートのおばちゃんたちも、その社員が今までどういう人生を送ってきたかなんて知らない。もしかしたら劇的な恋愛を経験してるかもしれないし、好きな人と一緒になれない理由があったのかもしれない。もちろん、本当に人間性に問題があって結婚できないのかもしれないけど、でもその人を簡単に『結婚できなかった側の人』として私と一線を引いてしまっていいのだろうか。
私には今のところ結婚願望はないけれど、もし40歳になって結婚していなかったら、『結婚できなかった側の人』と思われてしまうのだろうか。結婚しないという選択をしたとしても、世間一般から見たら私は蔑んでみられるのだろうか。他人と未来を誓い合うことができなかった、社会の敗者とされるのだろうか。
そもそも、結婚するってなんなんだろう。この間、メッセンジャーの黒田が、「恋人と3年付き合ったら長いな~って言われるけど、結婚して3年やとまだまだやな~って言われる。せやけど、大体3年以上他人と一緒に生活したことがないのに、そっから先10年も20年も一緒に暮らせるか?」ということを言っていた。確かにと思った。異性とお付き合いもできない私が、結婚なんてできるわけがないと思った。でも、結婚できなかったらその理由を他人に勝手に詮索されて、いろんなことを決め付けられる。それってすごく最悪な社会だ。
もっと、『結婚しない』という選択がメジャーになればいいのになぁと思う。もちろん、同性愛者が結婚できるようになったりとか、そういう結婚という形式の範囲を広げることには大賛成だ。でも、私みたいに、劣等感だらけで結婚しても戸籍にバツがつく未来しか予想できないような人たちでも、『結婚しない』っていう選択をしたんだよって、自信を持って言える社会になればいいのになって、思った。結局は喪女は生きづらいって話でした。チャンチャン。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/takayukifukatsu/20150907-00049112/
http://b.hatena.ne.jp/entry/bylines.news.yahoo.co.jp/takayukifukatsu/20150907-00049112/
実はこれは、「劇場のロゴのパクリではない」と言っているだけだ。上手にていねいに解説しているが、話の趣旨そのものは組織委の見解と同じだ。その点は、増田が指摘したとおり。
しかしながら、組織委の見解はピントがずれているし、その意味では、深津貴之 氏の見解もピントがずれている。そのことを解説しよう。
劇場ロゴのパクリはもともと争点となっていない。これを話題にしたのは一部の人だけ(もしくは初期だけ)だ。
前者は、著作権の問題だ。これは、パクったかどうかに関係なく、単に似ているということで、著作権上の問題が生じる。このことは、劇場側の弁護士が主張したことだ。
後者は、サントリーのバッグや、五輪の展開例や、多摩美のポスターなどで、画像の盗用があったことだ。これを「パクリ」と指摘した。
要するに、「劇場ロゴとの類似性」もあったし、「パクリ」もあったのだが、「劇場ロゴのパクリ」は、もともと争点になっていないのだ。
その意味で、深津貴之 氏の見解そのものが意味を持たない。ありもしない仮想敵を攻撃しているだけだ。藁人形論法であるにすぎない。
「劇場ロゴのパクリ」というものを、彼がいくら否定しようが、それは、ありもしない怪物を攻撃するドン・キホーテと同様であり、もともと存在していない対象を否定しているだけにすぎない。
「劇場ロゴのパクリ」はなくとも、チヒョルト展のパクリはあったと認定できる。なぜなら原案では、右下に余計な赤丸があったからだ。
このような赤丸は、文字とは無関係の装飾要素であり、まったく不要なものだ。実際、他の文字では、このような余分な要素はない。
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/b/bunbuntokuhoh/20150828/20150828225213.jpg
なのに、T という文字でだけ、余分な赤丸の要素が追加されている。この文字だけにある特異な現象だ。
このことからしても、これがチヒョルト展のパクリであることは明白だろう。
(仮にパクリでなければ、赤丸は中央上または中央下にあるはずだ。それが佐野デザインの9分割のポリシーだからだ。)
さらに、状況証拠もある。「そんなことは覚えていない」と弁解したことだ。素人じゃあるまいし、プロならば、これほどのデザインをあっさり忘れるはずがない。
とすれば、「覚えていない」と言った時点で、嘘をついている。あるいは、ジョブズ並みの「現実歪曲空間」に入っていることになる。そのいずれだとしても、パクリはあったことになる。(ただし本人が正直に申告していないだけだ。)
3.専門家に任せるか?
深津貴之 氏の見解の主要な点は、「専門家に任せるべきだ」ということだ。
しかしながら、今回の最終案を決めたのは、専門家である審査員ではなく、素人である武藤事務総長だった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150904-OYT1T50016.html
ゆえに、「(決定を)専門家に任せるべきだ」という主張は成立しない。現実には専門家には任せられず、素人が勝手に決めてしまったからだ。(そして佐野最終案に決まった。)
また、今回の主要な争点は、デザインの良し悪し(デザインのジャッジ)ではなくて、五輪エンブレムとして採用するか否かだった。
デザイン的に良し悪しを判断する(ジャッジする)のならば、専門家が決めてもいいだろう。しかし人々が批判したのは、デザインの良し悪しではなくて、五輪エンブレムとして採用するか否かだった。そこでは、次の諸点が問題となった。
・ その法的争点は、類似性の有無であって、パクリの有無ではない。
・ トートバッグではパクリが判明した。(彼は犯罪者だと判明した。)
・ さらに、続々とパクリが判明した。(彼は大犯罪者だと判明した。)
・ 原案と最終案がまったく違うと判明した。(組織委は嘘をついた。)
・ 原案では、最終案にある大きな円がなかったと判明した。
(大きな円を選考理由とした初期の説明は嘘だったと判明した。)
・ 最終案を決定したのは審査員たちでなく事務総長だと判明した。
これらの問題が続々と判明した。このことから「五輪エンブレムとして採用するには適切ではない」という民意が生じたのだ。こういう民意を無視して、「専門家の判断に任せよ」というのは、問題をデザインの面だけに限定しており、きわめて視野が狭い。まったく、問題の所在を理解していないと言える。
自分の専門領域のことしか理解できない人を「専門馬鹿」と呼ぶ。
今回の問題は、「劇場ロゴをパクったかどうか」というデザイン界だけの問題ではないのだ、と理解するべきだ。そもそも、「劇場ロゴをパクったかどうか」というのは、もともと争点になっていなかったと言える。(劇場側だって、そのことを争点としない旨を主張している。商標法違反ではなくて、著作権法による類似を争点とすると主張している。)
今回の問題は、上で列挙したようなさまざまな問題が絡み合っている。ここで「劇場ロゴとのパクリではない」なんていうどうでもいいことを持ち出して、「専門家の言うことを聞け」と述べるような主張は妥当ではない。むしろ専門家こそ、民衆の声を聞くべきだ。
最後に一つ。
深津貴之 氏はデザインのことは専門家に任せるべきだと主張する。しかし今回のエンブレムは、エンブレムのデザインとしての良し悪しで決まったのではない。展開力で決まったのだ。つまり、布地の柄物のパターンの出来映えのような見方によって決まったのだ。
そもそも、(原案の)丸と三角と四角というデザインは、あまりにも単純で凡庸であり、これを「美しい」「見事だ」と思うようなデザイナーはいないだろう。なのに、心の底では「くだらん」と思いながら、はっきりと口に出せない。「展開力が優れている」と言われると、「なるほど」と言って承諾するだけで、「エンブレムとしてはあまりにも凡庸な図形だ」という本音を口にできない。
自分の(デザイナーとしての)内心の声を聞くことができず、説明された「展開力」なんていう言葉を信じてしまうようでは、デザイナーたちの良心というものを信用できないのである。
専門家は、民衆の声を聞くべきだ。そしてまた、自分の心の声を聞くべきだ。「あの原案はあまりにも凡庸だ」と、自分の心の声が訴えているはずだ。
追記。
id:sisya 参照元のエントリを全然読解できていないように見える。単に似ているだけでは盗用にならず、依拠しているかどうかが重要。もう少し元記事を読み返すことをお勧めする。
本項の話を全然読解できていないように思える。「(劇場ロゴと)似ているか、依拠しているか」というような話題は、争点にはなっていないというのが、本項の趣旨だ。そんなことはどうでもいいから関係ない、という趣旨。
だいたい、そんなことは、たいていの人は話題にしていない。著作権を争点にしているのは、ベルギーの弁護士だけだ。日本人のほとんどは、そんなことに関心を持っていない。関心を持っているのは、id:sisya さんや id:allezvous さんぐらいだ。
この事件の問題点は、ベルギーの裁判で勝つかどうかじゃない。そんなことを話題にしている人は、ほとんどいない。(そもそも裁判が成立するかどうかもはっきりとしない。訴えの利益がないので、却下されるかもしれない。そうなったら、著作権を争点にするのは、すべて空論になる。)
もちろん、本項でも、著作権を問題にしていない。そもそもベルギーロゴとの関係も問題にしていない。(ベルギーロゴとの関係などはどうでもいい、という趣旨。)
依拠性によらず類似性だけで著作権法違反を問える、と主張しているのは、私ではなくて、ベルギーの弁護士 http://bit.ly/1VMxON2 です。詳細は、このリンク先にある週刊新潮の記事に書いてあるので、そちらを読んでください。
一般に、ロゴのような単純な図形では、依拠性というものは(証明のしようがないので)問われず、類似性だけが問題となります。たとえば、ミッキーマウスの著作権では、単に似ているだけで問題視されます。いくら「真似したわけじゃない」と主張しても、「似ている」だけで問題視されます。
なお、本項では、著作権についての「分析」なんかしていません。著作権は本項では話題になっていません。ついでの形で、1行か2行、ちょっと引用ふうに言及しただけです。
id:bros_tama あの記事は“五輪エンブレムのデザインで何が問題であったのか”について書かれているんです.本来どうすべきであったか,解決のためにはどうする,とかはこれを踏まえて考えなくちゃいけないんだよね,という話です
それを前提とした上で、“五輪エンブレムのデザインで何が問題であったのか”ということは、今回の騒動ではほとんど意味がないことだ、というふうに評価しています。五輪エンブレムのデザインなんか、あまり重要ではないんですよ。デザインじゃなくて、これを採用するかどうかが問題なんです。
端的に言えば、「パクリデザイナーの作品を五輪に正式採用することの倫理的な是非」です。ここでは倫理的な問題があるだけで、美術的な問題はありません。美術的なことをいくら論じても、今回の騒動には何の関係もない、というのが、本項の趣旨です。
本質とは関係のないことをいくら解説しても、そんなことはどうでもいいことだ、という趣旨です。
誤解があるかもしれないので解説しておくと、私は別に、深津貴之 氏の見解を否定しているわけではない。素人向けに専門家が詳しくデザインのことを解説しよう、という努力は立派なものだと思うし、有益でもある。
ただしそれは、あくまで今回の騒動のオマケふうのエピソードとか裏話であるにすぎない。楽屋裏の話。こっそり井戸端や酒場でおしゃべりするための話題。
今回の騒動は、佐野デザインを五輪エンブレムに正式採用するかどうか、ということだ。それは、「採用しない」という形で、一挙に解決した。これだけが問題であったからだ。
一方、劇場ロゴとの類似性とかパクリとかは、ほとんど話題になっていない。だから、こんなことはどうでもいいことだ、というふうに評価している。
深津貴之 氏の見解を(間違っているとして)否定しているのではなく、(本質とは関係ないものとして)軽視しているだけだ。勘違いしないでほしい。
その後、状況が少し変化したようです。次の質問に答えようとして、気づきました。
id:Eizo0000 何と戦ってるんだ。
この問題を専門家(つまりデザイナー)に委ねるべきで、大衆がこの問題に口出しするべきではない、という発想を問題視しています。そのことは、本文中で引用した箇所で、下記のことです。
しかしながら、この箇所は、今では次のように書き直されました。
深津貴之 氏が、元の文章を書き改めたので、本項において問題視したことは、かなり色褪せてきたとも言えます。
「大衆はデザインには無知なんだから口出しするな」というような方針が、少しは改まったのだとすれば、本項は一定の役割があったと言えるでしょう。
※ 「集約されていまう」というタイポは、原文のままです。
id:honma200 結論とかまとめを書かないから散らかりすぎてて良く分からん。
まとめ:
この問題の本質は、最終案が劇場ロゴのパクリであるかどうかではなくて、考案者があちこちで画像の盗用をしたという問題である。つまり、デザインの問題ではなく、法律違反をした作者のデザインを五輪に採用するかどうかというという倫理面の問題である。したがって、この問題をデザインの専門家に任せておけば済むというわけには行かない。「デザインの専門家に任せよ」という主張は、今回の問題の本質からは外れている。
「ステマだ!」
最近のインターネットは広告を出すとすぐにこんなことが言われる。
商品紹介
体験レビュー
ユーチューバーなんて商品を実際に買った(と思われる)場合でも「ステマだ!」なんて言われる。
だけど、「ネットってそもそも百科事典なの?」ということを考えてみるとどうか。
近所の奥さんたちと会話するとき、「この前これ買って使ってみたの!肌の調子が良くってね!」なんて言われて「ステマだ!」とか思うのか。
(そこから「あなたも買わない?私から買うと安いわよ!」みたいにゴリ押しされたらウザいけど。)
ネット(という多くの個人が自由に情報を発信出来る場所)で情報の信ぴょう性うんぬんを語る自体がちょっとアレなんじゃないだろうか。