はてなキーワード: ジュブナイルポルノとは
百科事典で井原西鶴の作品の解決を見ると、封建制に対する人間性の回復を主張した文学だみたいにもっともらしく書いてあるけどさ。
封建制はともかく「人間性の回復」だから文学っていうならフランス書院だってジュブナイルポルノ(ノクターンとか)だって別に文学でよくね?
ようはエロいこと書きゃ全部野生への回帰であり人間性の回復っていえるでしょ。そこにいえるとかいえないとかいうのは恣意的で、自分のひいきするジャンルの箔を上げたりするための策略としか思えない。
俺はむしろ自分が娯楽に読んでるエロの箔ををあげたいとか思ってなくて、そんなのは性欲ドリブンでしかないのわかってるわけで、むしろ今まで文学扱いされてるのに対して「そんな箔つける必要ある?」ともっと整理した方がいいんじゃないのかなと思える。
ひと、いやふた昔前の「思想家なる」学力的な意味での賢い人間やその言が偉く権威のある主張とされてた構造と近いものを感じるよ。勉強した人の言の「勉強した事実」だけで箔をつけるのやめてほしいわ。
凌辱系ってもともとファンタジーだから、ジュブナイルポルノと相性良いのがあるんだろうな。
マジカルチンポだの催眠アプリだの淫紋魔法だの、無理なくそういう設定を入れれるほうがやりやすいし、需要にあっている。
俺は完全にファンタジーが欲しいタイプなので、この年になってもまだジュブナイルポルノのレーベルを好んで読むわ。
けっこう住み分けられてると思う。
↑一度言ってみたかった
https://anond.hatelabo.jp/20210625070958
こちらに官能小説の作者の方が書かれているので、読者側として最近思っている事を書き捨てる。男性向けから見えてる話です。
何が言いたいかというと、
親愛なる増田に集う諸君が官能小説といってまず思い浮かべるのは、恐らくこれでしょ
言わずと知れた天下の三笠書房がやっている官能小説ブランド。ここは昔はほぼ全てが陵辱モノだったのだが(※1)今ではラインナップの半分程度は安定的に和姦である。刊行月によれば、7割8割が和姦である時もある。(和姦じゃ無くて「誘惑もの」なんて言い方もされたりするけど)和姦以外は、昔からフランス書院文庫を支えてきた大御所の作品手あることが多い気がするので、新人はほぼ和姦ではないかと思われる。
(※1 やんちゃだった頃のフランス書院文庫は、別荘に拉致監禁の上最後は四肢切断に至るやつとか、旦那を人質にとって一家まるごと陥れるやつ、違法薬物を使って云々とか、ダイレクトに痴漢を題材にして気持ちよくさせて女性を屈服させる、とかそういうのがほとんどだった)
もう一つ、現在も生き残っている伝統的官能小説ブランドとしてのもう一つマドンナメイト
こちらは割とフランス書院より転換が遅かったが(※2)今だと、陵辱モノの固定ファンが付いている大御所を除き、ほとんどが和姦ものという状況である。
ただ、和姦であってもいわゆる「男の夢」でファンタジーなのだけれど、これに象徴されるように、どうも最近は官能小説も和姦が売れ筋のようである。
(※2 2010年代のつい最近まで、ランドセルを背負う描写のあるヒロインを実質だまくらかして教師の主人公が云々、みたいなのが結構あった。っていうか、一時期やたらとロリータ系がやたらと多かったよね)
たとえば、双葉文庫などは、一般小説も官能小説も両方同じレーベルで出しているけど、ここの官能小説、ここ10年の作品は100% 和姦。青春小説風味みたいなのが多い。
どうやらレーベル規制があるようで、登場人物は基本18歳以上、若くても大学生である。アラフォーが中心の奴とかもたまにはある(※3)
やってることはそりゃ男性向けなので、不倫をテーマにした作品はあるし、コンドームをつけるというような描写は直接は登場しないけれど、元増田の作家の方が書かれているような内容は概ね網羅している。
(※3 仕事に疲れた主人公が独身で生きていこうと山奥の家を買ったら、何故かそこに美女がやってきてハーレム状態、とか、これ異世界転生ものだよね?スローライフラノベじゃん)
ジュブナイルポルノなどから発達した官能小説レーベルがある。例えば代表格がこれ。リアルドリーム文庫
これのラインナップ見ると、最盛期のフランス書院文庫のようなヤバい奴はないとはいえ、寝取られに陵辱がメインになっていることがわかる。
次に、エロゲのノベライズからスタートしているパラダイム出版のオトナ文庫
http://parabook.co.jp/novels/otonabunko.php
なんでこんな事になっているかというと、
と言う事じゃ無いかと思われる。
官能小説というと時代遅れのようなイメージになっているけれど、ちゃんと時代によって変化しているので、もし気になるのがあったら一度手に取ってみてほしい。
過激な表現をしたエログロ漫画の広告があふれている。おなかいっぱいというか、胸焼けするような表現で、全く股間に響かないと言う人も多いだろう。
そんな人でも、官能小説はわりとそこに至るまでの心理描写というかをそれなりにやっていて、シチュエーションを描いている事が多いので、こちらの方が合うかも知れない。
一度手に取ってみてほしい。とりあえず、エロゲ系に少しでもなじみがある人は、高橋由高作品から、青春小説系のものがお好きな場合は、橘真児作品からおすすします。
おっさんなので専門外だが
https://tiara.l-ecrin.jp/c/index.html
ティアラ文庫、オパール文庫は抑えておくとよい。男性向けより心理描写なんかが丁寧だし、元増田のやっちゃいけない原則は(ほぼ)守られている。
コンドームをつける描写が、胸キュン(死語)ポイント的にきちんとあるのもよい。
一方で戦闘中の描写が非常に淡泊ではあるけど、それをもってあまりあると思う。
そのほか、探すキーワードとしては
なんかがよいとグーグル先生が教えてくれた。ティーンズラブって言われた文化を引き付いているほうですね。
よく女性はシチュエーションを大切するが、男性は即物的な表現でないと売れない、と言うのが定説だと思うのだけど、少なくとも、官能小説に限ってはそれは違うんじゃ無いのかなと思っている。
「うーん。露出は問題ないけど、扇情的なポーズや表情も気になる」
「そのあたり難しいな。駅乃みちかみたいな炎上事例もあるしね。じゃあ個別に議論しよっか」
「おけ」
「じゃあさっそくだけどなんでこのキャラはこういうポーズしてるの?それには必然性あるの?」
「このキャラはこういうキャラでな。このキャラは特に作中とは関係ないかな」
「それならこっちのキャラはいいわ。でもこのキャラはそうする必要もないのにやらせてるからダメ」
「確かにそうやな。ちょっと安易にそういう表情にしちゃったかも。じゃあこっちはやめとく」
「うんそうして。
キャラの内面によらずに表紙だけ見て無差別にエッチなのはダメなんていうと行き過ぎなのはわかってる。
でも売るためだけにエロくしておけみたいなのをやめてほしいだけだよ」
「わかってるわかってる。というかスマホでエロ動画やエロ漫画見放題の時代に微エロ要素なんて大して効果ないから」
「冗談で言ってるのはわかるけど、そういう問題じゃないだろ。ふざけてる場合じゃないぞ。
実際にソシャゲーだったら、自分の好きなキャラが水着になっただけで喜んで大金払うやついるんだから。
作品のキャラクターに売上目的で目的でエロい格好させてるって話は全然ありえるでしょ」
「失言だったわ。ごめん。でも本当にソーシャルゲームだとファンユーザーしかいないからあんまり問題にならないんだよな。
本って相変わらず書店に並べないといけないからなにかとチェックが厳しいってのは意識しないとな」
「電子書籍化も進んでるけどまだまだだしね。」
「というよりネット広告やネットマンガの方は自由にやってるよなぁ。広告とかも結構際どいもの平気で流してくる。
あれのせいで、読んでもいないのにライトノベルとかマンガにすごい偏見持ってる人生み出してる気がするんだよな。
「ネット絡みでなにか縛り始めたら自分たちにも被害が及ぶかもしれないからあんまり文句言わないんじゃないの?知らんけど」
「さっきのFGOもそうだったけど結局自分が関心のないところだけ厳しいってだけかよ。」
「そういうもんだって。ananとかは表紙が全裸でも問題ないっていうような連中もいるんだし気にしたら負けだよ」
「話は変わるけど、売上目的のために不必要なエロってのがダメってのは分けるけど。
エロだから即ダメって考えはないからね。これからもエロ要素も頑張るからね」
「お、ご時世に逆らっていくのか?」
「ご時世も何も。辞める理由がない。
保守的な人は嫌がるかもしれないけど、そういうひとに合わせて性的な要素を完全に排除すようとすると
逆に、女性は保守的な人が認めるようなイメージしか許さないっていう抑圧になると思ってるんだ」
「ああ、性的消費とか性的搾取とか言ってる人がぜんぜん考えてないやつね。
女性を自分のイデオロギーのためにモノ扱いしてるのは誰だよって話だよね。」
「そう。ワンパターンなキャラしか出さずに望ましい女性像を固定することのほうが問題だと思ってるから。
性的な要素を匂わせるようなキャラクターは今後も登場させていくよ」
「その心がけはわかるけど、そういうのやりたいならR15とか指定つけて棚分けるようにしたりしたらいいんじゃないの?」
「そういうのはありかもしれないね。まぁ15歳にもなって胸がちらっと見えるくらいのことで大騒ぎするのもなんだから
そういうレーティングしたほうがレーティング守ってれば好きにできるからね。」
「そうだよ。ゾーニングしろって言ってる人、一部の過激な人除いたらそんな感じだよ。
過激な人は無視して普通の人の感覚には配慮するんだったら、そういう考えでいいんじゃない?」
各出版社の合意も要るし、それこそ行政との折衝もやってそのレーティングの正当性も認めてもらわないと。
そこまでやったところで、どれほど売上が変わるんだって話だし。
けものフレンズの製作委員会なんかよりはるかに大変なのに、どこが主導してやりたがるんだよって。」
「でもそれが嫌なら、やっぱりエロを自重するとか、ジュブナイルポルノみたいな方向で行くしかないんじゃない?」
「いやいやー。さすがにそれは極端すぎるでしょ。じかに性交に関するような生々しい話じゃなくて
青少年時代のほのかなエロスみたいなものを表現するのってそこまで規制されなきゃいけない話か?」
「内容についてじゃなくて表紙だけの話なんだから、面倒なら表紙だけ自重すればいいじゃん」
「あー、まぁそれはあるな。表紙だけの問題なわけだし。というかさ。
でも、全くエロくない表紙で中身エロい話ってのも、それはそれでどうなんだよ。今度は読者が怒るだろ。」
「まぁどうやっても文句言う人はいるからな。どっちを取るかって話になるな」
「そんなの読者をとるに決まってるじゃん。なんで本を買いもしない人にそこまで配慮しなきゃいけないんだって話だよ。
不買運動でも、書店に行かない運動でも勝手にしてくれって話だよ。書店にいったって普段ラノベコーナーなんか見もしないでしょどうせ」
「あれもうほとんど純血主義みたいな極端なこと言ってる人いるよね。
そもそも二次元の女性キャラが表紙になってる時点で何言っても怒る人いるからね」
「人工知能学会の話は嫌な事件だったね……もうあれから4年経つんだな」
「そういえば、批判された次の号はそれに答えるような上手な表紙やったんだけど、
批判してた人はとっくにそのこと忘れててろくに反応なかったんだってさ」
「まじかよ。あいつら本当に無責任に騒ぐだけ騒いで後始末もせずに去っていくよな。イナゴかよ」
基本的に知性のないイナゴを相手にしてるつもりで、イナゴにどう対処するか考えないとね」
「あいつらの行動特性がランダムで目についたものについて騒ぐってことを考えたら
最終的にはこっちにくるなーってお祈りするしかないんじゃない?」
「ははは。なんだか文明のレベルが原始時代にまでさかのぼってるな」
続きます