2021-06-25

書いたな!僕の前で和姦官能小説の話を!

↑一度言ってみたかった

https://anond.hatelabo.jp/20210625070958

こちらに官能小説の作者の方が書かれているので、読者側として最近思っている事を書き捨てる。男性向けから見えてる話です。

何が言いたいかというと、

伝統的「官能小説」が和姦中心になっている

親愛なる増田に集う諸君官能小説といってまず思い浮かべるのは、恐らくこれでしょ

https://www.france.jp/

リンク先は当然アダルトサイトなので注意。以下同)

言わずと知れた天下の三笠書房がやっている官能小説ブランド。ここは昔はほぼ全てが陵辱モノだったのだが(※1)今ではラインナップの半分程度は安定的に和姦である刊行月によれば、7割8割が和姦である時もある。(和姦じゃ無くて「誘惑もの」なんて言い方もされたりするけど)和姦以外は、昔からフランス書院文庫を支えてきた大御所作品手あることが多い気がするので、新人はほぼ和姦ではないかと思われる。

(※1 やんちゃだった頃のフランス書院文庫は、別荘に拉致監禁の上最後四肢切断に至るやつとか、旦那人質にとって一家まるごと陥れるやつ、違法薬物を使って云々とか、ダイレクト痴漢を題材にして気持ちよくさせて女性を屈服させる、とかそういうのがほとんどだった)

もう一つ、現在も生き残っている伝統官能小説ブランドとしてのもう一つマドンナメイト

https://madonna.futami.co.jp/

こちらは割とフランス書院より転換が遅かったが(※2)今だと、陵辱モノの固定ファンが付いている大御所を除き、ほとんどが和姦ものという状況である

ただ、和姦であってもいわゆる「男の夢」でファンタジーなのだけれど、これに象徴されるように、どうも最近官能小説も和姦が売れ筋のようである

(※2 2010年代のつい最近まで、ランドセルを背負う描写のあるヒロインを実質だまくらかして教師主人公が云々、みたいなのが結構あった。っていうか、一時期やたらとロリータ系がやたらと多かったよね)

そのほかの官能小説レーベルほとんどが和姦前提

たとえば、双葉文庫などは、一般小説官能小説も両方同じレーベルで出しているけど、ここの官能小説、ここ10年の作品100% 和姦。青春小説風味みたいなのが多い。

どうやらレーベル規制があるようで、登場人物は基本18歳以上、若くても大学生であるアラフォーが中心の奴とかもたまにはある(※3)

やってることはそりゃ男性向けなので、不倫テーマにした作品はあるし、コンドームをつけるというような描写は直接は登場しないけれど、元増田作家の方が書かれているような内容は概ね網羅している。

(※3 仕事疲れた主人公独身で生きていこうと山奥の家を買ったら、何故かそこに美女がやってきてハーレム状態、とか、これ異世界転生ものだよね?スローライフラノベじゃん)

一方で、ジュブナイルポルノレーベルから発達した方は?

ジュブナイルポルノなどから発達した官能小説レーベルがある。例えば代表格がこれ。リアルドリーム文庫

https://ktcom.jp/rdb/

これのラインナップ見ると、最盛期のフランス書院文庫のようなヤバい奴はないとはいえ寝取られに陵辱がメインになっていることがわかる。

次に、エロゲノベライズからスタートしているパラダイム出版のオトナ文庫

http://parabook.co.jp/novels/otonabunko.php

これも陵辱ものや、催眠脅迫系がメインになっている。

なんでこんな事になっているかというと、

と言う事じゃ無いかと思われる。

結論:みんな読んでみて

官能小説というと時代遅れのようなイメージになっているけれど、ちゃん時代によって変化しているので、もし気になるのがあったら一度手に取ってみてほしい。

過激表現をしたエログロ漫画広告があふれている。おなかいっぱいというか、胸焼けするような表現で、全く股間に響かないと言う人も多いだろう。

そんな人でも、官能小説はわりとそこに至るまでの心理描写というかをそれなりにやっていて、シチュエーションを描いている事が多いので、こちらの方が合うかも知れない。

一度手に取ってみてほしい。とりあえず、エロゲ系に少しでもなじみがある人は、高橋由高作品から青春小説のものがお好きな場合は、橘真児作品からおすすします。

おまけ:女性向けは?

おっさんなので専門外だが

https://tiara.l-ecrin.jp/c/index.html

ティアラ文庫オパール文庫は抑えておくとよい。男性向けより心理描写なんかが丁寧だし、元増田のやっちゃいけない原則は(ほぼ)守られている。

コンドームをつける描写が、胸キュン死語ポイント的にきちんとあるのもよい。

一方で戦闘中描写が非常に淡泊ではあるけど、それをもってあまりあると思う。

そのほか、探すキーワードとしては

なんかがよいとグーグル先生が教えてくれた。ティーンズラブって言われた文化を引き付いているほうですね。

よく女性シチュエーションを大切するが、男性即物的表現でないと売れない、と言うのが定説だと思うのだけど、少なくとも、官能小説に限ってはそれは違うんじゃ無いのかなと思っている。

おっさん特定作家を好きだとか言ってもキモいだけなので具体的な作家名は挙げないけれど、手に取ってみてほしい。

記事への反応 -
  • 私は官能小説を書いている。 きっかけはとても些細なことだ。 web広告で出てくる、おじさんが小学生を強姦したとか、そういうアダルト向けの漫画広告がやたらとサジェストされるよう...

    • ↑一度言ってみたかった https://anond.hatelabo.jp/20210625070958 こちらに官能小説の作者の方が書かれているので、読者側として最近思っている事を書き捨てる。男性向けから見えてる話です。...

      • 官能小説を毎月数冊は購読してたけど一時期から痴漢もの、凌辱ものの発行数が劇的に減った。 むしろ昔はそっちがメインだった。 で、ほぼほぼ時を同じくして、DMMみたいな「表の」エ...

        • 黒本系の官能小説、それらの規制は言うほど関係ないと思う。と言うか、規制のターゲットから外されている感じがする。 ずいぶん勢力は減ったが、今でも一部ではあるけど残ってはい...

      • 凌辱系ってもともとファンタジーだから、ジュブナイルポルノと相性良いのがあるんだろうな。  マジカルチンポだの催眠アプリだの淫紋魔法だの、むしろなくそういう設定を入れれる...

      • ノクターンノベルズからの書籍化まわりの話はないのか

    • こだわりを捨てること。

    • いいね! ほんとに有害な幻想を植え付けるのはやめてほしい。実際のセックスっていうのはもっとこう…あれだよね。あれ。

    • その倫理観、官能小説家よりもなろう作家に持って欲しい。 アニメ化されて世間に出て行ったりする作品で主人公が奴隷を買うことを肯定しちゃってるの無法地帯過ぎんか。 そういうの...

      • お前は相当にアホだな。   なろうが欲望の現れだと知ったうえで、なぜまだそんなことが考えられる。 お前が吐き気を感じているのは、人間という存在に対してだよ。 お前が直視した...

      • なろうで奴隷を安易に否定するとコメント欄で「主人公の自己満足」「異世界の社会構造を破壊して責任が取れるのか」とバッシングを食らうんだぞ。

        • 奴隷制廃止前の南部のアメリカ人もそんな感じのこと言ってたんやろなあ

        • 「安易」に否定してるからじゃね?

          • 奴隷が解放されて、職にあぶれることもなく、真っ当に暮らせるようになるまでの社会変革をガチで描くならええけど、それやと作品のテーマが完全に変わってしまうやろ。 だから結局...

            • いっそ異世界を救って一時は英雄になった転生者が奴隷解放運動に巻き込まれて現地人に打倒される話が読みたい

    • いいことだ てかポルノって当たり前に幸せに楽しく双方が積極的に楽しむってことが蔑ろにされすぎ それが一番難しくて一番興奮して一番幸せになるのに

    • つまり「読者に漫画のセックスを実践させたい」ってこと? フィクションと現実の区別はつけてくれ……頼むから……。

    • AVも、最近は男女が対等で仲がいい設定のもののほうが興奮するようになってきた。 そういうのは殆ど無いので素人カップル配信モノを見るようになった。

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