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2011-03-31

忘れる前に君に伝えたい2011年3月11日金曜日に起こったこと

君にはどうか、忘れないでいて欲しいんだ。

2011年3月11日金曜日に起こったこと。

そしてその後に起こったことたちについて。

君はちょうど小学校下駄箱にいて、下校する直前だったらしいね。

ママはその時、会社会議室にいたよ。

揺れ始まってまず見たのは、時計だった。君が学校にいる時間なのか確かめたかたから。

だけど運悪くそれはちょうど君が下校するくらいの時間だったね。ママ不安不安で、揺れの恐怖よりも君のことばかり考えていた。

幸いにも君は学校を出る前だったみたいだけど。本当に、君が一人で道路の真ん中で怯えていなくて良かったよ。

揺れは、長かった。

建物はきしみ、壁にかかっていたものが落ち始め、天井プロジェクターは私の頭上で振り子のように揺れていた。

そして最後蛍光灯がジジジと不気味な音を立てて消え、とうとう揺れは収まった。

とにかく、長かったよ。

ママはこりゃ大ごとだなと思ってね。だって電気が消えちゃったんだもの。

ライフラインが断ち切られるなんて、初めての体験だったから。

揺れたこと自体はママはそんなに恐怖じゃ無かったよ。ずっと、見てた。

どんな風にどれくらい揺れるのか。

「いいから机の下にもぐれ」って、隣の先輩に怒られたんだけどね。

でも、見たかったんだ。世界を確かめなくちゃって思った。くっきりとそう考えたことを覚えてる。

目をこじ開けて、全部を、見たかった。

会議室にはその時職場の人全員がいて、誰からともなくみんなが声を出していたよ。

「まだ揺れてるから、動かないで」「上注意だよ。プロジェクターが危ない」「揺れ強いよ。まだまだしっかり」「続いてるよ。まだみんな隠れて」「みんな、大丈夫?怪我してる人はいないよね?」って

あちこちで声が上がっていた。ママは一番下っ端だから、じっと黙っているだけだったけれどね。

良い職場だな、と思ったよ。世の中の人たちはどんな感じであの揺れを耐えたんだろう。

君はお友達と一緒だったんだよね。良かった、一人じゃなくて。

お友達が「バスたい!」って喜んだそうだね。良かったよ、頼もしいお友達を持って。

あんなこと、きっと君が生きている間にはもう二度と起きないと思う。と、信じたい

から、覚えていて欲しいよ。大事な記憶になるはずだから

ママ会社から退社の許可が出て、一番最初会社を飛び出したんだよ。

ママ会社って何百人もの人が働いている工場なんだけど、一等賞だったんだよ。すごいでしょう?

だって、君が心配だったからね。

車に飛び乗って、車のナビでNHKチャンネルを回したんだ。どんな状態なんだろう、と思って。

その時に見たのは、街が海に飲み込まれていく映像だった。ハリウッド映画じゃないよ。生中継だ。

大津波警報って、なんだ?大津波?この映像は?現実なの?一体、どこなの?どこの海で津波が起こってるの?

さっぱり訳が分からなかったよ。だって、信じられるかい?街が海に浸かるなんてことを。

そしてそこは、君も知っている場所なんだよ。

一旦車を家に置き、自転車立ちこぎで猛スピード小学校に着いた。

最初ママも顔見知りの君の友だちに会ったんだけど、その子は顔を真っ赤にして泣いていたよ。当然だね。不安だっただろう。

でも君は不思議と泣いていなかったね。

硬い顔で

「さむさが限界だよ」

とぽつりと言った。ワンワンと泣いたのはママの方だった。

帰り道には冷たい雪が降ってきて、街がどんどん暗くなってきた。

街は不安に包まれていた。

あの時、不安は形になって、色になって、私たちの住む街に降りていていたと思うよ。少なくとも、ママにはそう見えた。

君の手を、痛くなるくらいぎゅうっと何度も握り返したよ。

これは大ごとだ、って。確かめるように何回も考えた。

かに大ごとだったんだよ。

ママテレビも見れず、知らない間に、津波宮城県の全ての沿岸部を根こそぎ持っていってしまった。

岩手も、福島も、青森も、茨城も海に浸かった。

でもママはそれを知る手段がなかったんだよね。

唯一手元にあったのはラジオだけで、でもラジオでは津波がどれだけの陸地を飲み込んだのかは想像できなかった。

君と一緒に何度も行った公園も、なくなったよ。

君と一緒に飛行機を見た空港も、ぐちゃぐちゃになったよ。

君と一緒に行ったことのあるショッピングモールも、水に浸かったそうだよ。

君と一緒に遊んだサイクリングできるあの場所も、なくなったよ。

君と一緒に船に乗ったあの港も、君と一緒に買い物をした市場も、みんな、みんな、波が持っていってしまった。

私がそれを知ることができたのは、それから何日も経って家に電気が来てからだったけど。

本当はね、3月12日土曜日には

君を仙台空港の近くの海のそばにある公園に連れて行くつもりだったんだ。

からもしもあの地震が一日ずれていたら、私たちは死んでいたかもしれないね

だってあの場所に、あん津波が来るなんて全く想像つかないよ。正直、今でも信じられない。

そしてその場所に私たちがいる可能だって大いにある。

そこは確かに、私たちの日常だった。

それが、一瞬でなくなってしまうなんて。

どうやって信じたらいいのだろう。

もう、あそこにはすべり台はないの?って君は訊いたね。

ないよ、ってママは答えた。

もう、あそこには公園作らないの?って君は訊いたね。

どうかな、ってママは答えた。

あの公園お気に入りだったのにって君は言ったね。

ママお気に入りだったんだよ。

でも、誰も悪くないんだ。あの公園がなくなったことも、何もかも、全部。

どうか、君には忘れないでしい

あの日あの時、起こったこと。

そしてこれから起こるであろう全てのこと。

ママたちは津波の影響がなかったから、家を片付けて、ライフラインが復旧すれば

とりあえず身近な日常に帰ることができる予定だった。はずだった。

でもそれを壊したのは、あの原発ニュースだった。

真っ暗な家の中で、唯一の情報源ラジオだった。

掌に収まるほどの小さなラジオが、大事な大事な全ての情報源だったんだ。

いや、新聞もあったか

こうやって考えると皮肉なものだね。

ママは普段からパソコンだの携帯だのって、デジタル漬けになって生きていたのに

結局あんな時に頼ることができたのはアナログだけだったんだものね。

ラジオから貰える情報は限定的だった。音声のみのデータでは、余りにも物足りなかった。

でもNHKアナウンサーは繰り返し、福島原発が良くないということを伝えていた。

最初は、電源が使えなくなって冷却ができない状態に陥ったこと。

次は、核燃料が溶けているかもしれないこと。

そして、爆発したこと。

ママ新聞ラジオしか、知ることができなかった。

情報が圧倒的に不足していた。

から、とにかく怖かった。不安だった。

からないっていうことは、不安ということなんだと、今回とくと思い知ったよ。

情報と知識があれば、何事にもそれほど恐れずにすむことを。

からやっぱり君にはしっかりと勉強することを勧めるよ。

知識は人を強くするから

知らないってことは怖いことなだって、気付いた時には遅いこともたくさんあるだろうから

何が起こっているか、分からないこと。これから先、どうなるか分からないこと。

それらがママをどんどん蝕んでいった。

不安は日を追うごとにどんどん大きくなった。

ラジオから枝野さんの声が流れてくるのが、怖かった。

彼が出てきて話すことといえば、やれ爆発しただの、やれ退避しろだの、やれ念のため家の中にいろだの、

そもそも原発事故ってだけでもとてつもなく恐ろしいことなのに、

その内容たるや、時間が経てば経つほどに悪化して行っている。

ママはね、自分が生きてる間に戦争が起こることって想像したことがなくて、

でもこれは、戦争だと思ったね。

その時はちょうど電気も無くて、買い物するにも屋外に商品をとりあえず並べたものを何時間も並んでちょっと買うしかなくて、

そして津波で被災した地域はそれはまるで焼け野原の様で、

ラジオからは日に日に悪くなる原発の様子を聴かされる。

ママは思ったよ。

これは戦争だ。ここは戦中なんだ、と。

そして、まだそれは続いている。

うちに電気がきて、ママはいつも通りにインターネットを使えるようになって、

スーパーも徐々に開いてきて、でも、

まだ何も解決はしていない。

日本は、混沌不安に覆われたままだ。

もうね、原発の悪いニュースが続いてばかりで

ママはある日泣いてしまったのだよ。

ラジオから二号機の核燃料棒が全て露出して、炉心が溶けたかもしれないってニュースが流れた時に

限界が来て泣いてしまった。

その時は、ママには君を守ることができないかもしれないって、本気でそう思ったんだ。

何があっても、ママは君を守り抜くって思って生きてきていたんだけれど、

うちにはパパって人がいないから、絶対に絶対にママが君をどうやったって守ろうって思っていたのだけれど、

どうも、ママにでもどうすることもできないのかもしれないって

その瞬間、身体の奥底から本気で絶望したんだ。

うちから原発まではたったの80キロほどしか離れていないからね。

原発に重大な何事かがあったら、多分我々も駄目になるだろうからね。チェルノブイリのようなことがあったらね。

すぐには死なないかもしれない。

でも、身体に影響はあるかもしれない。

君は子どもが産めない身体になるかもしれない。

いや、産めないわけじゃないかもしれないけれど

でも宮城県出身からっていう理由で差別されて結婚できなくなるかもしれない。

それ以前に病気になってしまうかもしれない。

病気で死んでしまうかもしれない。

君はたったの7年しか生きていなくてこれから先何十年も生きて幸せになるはずで、

ママ今日まで君に全ての愛情を注いで育ててきて、

でもその全てを原発に奪われるのかもしれない。

2011年3月11日まで、当たり前のようにこの先ずっと生きていくんだと思ってた。

ママ毎日会社に行って、君は学校に行って、

そうしてどんどん君は大きくなって、運動して勉強して、そのうち反抗期になったり恋したりして、

当たり前のように大人になるんだと思ってた。

でもそれは簡単に手に入るものじゃなくなった。

訳の分からないうちに。

福島原発の一連の事故に対して最初に抱いた感情は、絶望だった。悲しみだった。

次に浮かんだのは怒りだった。そして不信感だった。

ラジオ新聞情報のみの電気が無い状態では、自ら調べることはできない。焦燥感が募った。

そして、憎かった。原発が。東電が。政府が。そして、東京の人すら。

君はさ、まだ7歳で

今ここで何が起こっているかなんてことは、到底理解できないと思うんだ。

でもママには君に対して責任がある。

君の未来を守るという、責任があるんだよ。

多分君の未来には、日本未来も含まれているんだろうと思う。ひょっとした外国に永住するかもしれなけどさ。でも故郷は必要だろう?

からママ日本未来について考えなくてはいけないと思ったんだ。

調べたよ。たくさん。原発ことなんて、今まで気にも留めてなかったからね。

放射能放射線の違いすら知らなかったし、同位体って何のことだかもすっかり忘れていたくらいだったけれど、とりあえずいっぱい調べた。

ああ、余談だけど、やっぱり勉強は大事だよ。ママも昔、ちょっとはしたんだよ。化学物理もやった。そのベースがなかったら、ちょっとしんどかったかもしれない。まあそれはいいんだけど。

調べたからって正答を得られるわけじゃないんだよ、勿論。

考えなくてはいけない。どんなに困難でも、逃げるという選択肢はない。自分たちの問題だからね。

どこかで誰かが解決してくれるだろう、ってわけにはいかないんだよ。

から考えなくてはいけないよ。諦めずに、信念を持って、考える必要があるんだ。

でも一つだけ、ママには確かに分かったことがある。

人の命よりも大事なことなんてないんだってこと。

ましてや人の命よりも大事な電力なんてものもないんだってこと。

原発がなくなったら、確かにしんどいことが起こるだろうと思うよ。

とんでもなく不便で、そして貧乏になる。私が貧乏なのはまあ、いいけど、日本という国の全てが貧乏になるだろうね。

不便もどれくらい我慢できるんだろうね。今まで無尽蔵に電気を使ってきたからね。

とてもとても、想像つかないけど、どうにかできないこともないはずだと思うよ。

でも、仕方ないよ。

だって変わり始めはしんどいもんだよ。当たり前だよ。

ママ離婚したての頃はしんどかった。する前は不安だった。でも、どうにかなったよ。どうにか、したんだ。

でもこれは日本という国全ての話だからね。ママ離婚比較するのはおかしいだろうね。

国の全てがしんどくなるって分かってる方向に向かって、舵を切るのが困難だってことも分かる。

勇気がいる。痛みも伴う。そして、犠牲も。変化は怖いものだよ。いつだって、どんなことだって、そうだ。

だけど私たちは、ずっと先のことを見なくちゃいけない。これから先の、未来のことを。

今この瞬間が辛くてもいいんじゃないかな。十年後、二十年後、五十年後、百年後、いやそれよりもっと先でもいい。未来幸せになれるんなら、いいと思うんだ。

でも、原発を使い続けて、明るい未来はやってくるのかな。何百年後かの君の子ども子ども子どもだって、困るんじゃないのかな。

人間はさ、失敗するもんだよね。

でも失敗は成功のもとだよね。君にもいつも教えてるよね。

今回の失敗はさ、繰り返してはいけないことなんだよ。絶対に。

勿論、国だって馬鹿じゃないから、津波対策とかはするだろうよ。

だけど永久に絶対に安全な原発って作れるのかな。

多分、無理だよね。だって人間は失敗するんだもの。いつかは必ず、何かが起きるよね。

ママは何かが起こったときに、誰かが命張ってじゃないと止められない仕組みなんてあっちゃいけないと思うんだよね。

今もどこかの誰かが命掛けで、どうにもなんない原発をなだめようと頑張ってる。

どこかの誰かにそれを押し付けてる。

でもそれが、家族だったら?君だったら?

日本は変わるよ。変わらなくてはいけないんだ。ママにはそれがはっきりと分かったよ。

こんなこと考えたのは生まれて初めてだよ。でも必ずどうにかしなくてはいけない。

強く強く、そう思ってる。ママはなにができるのかな。きっと、何にもできないとは思うよ。

だってママ東北の片隅の工場でチマチマ働いてるだけの人だからね。政治家でも学者でもないからね。

だけど考えることはできる。そんなに賢くはなちゃらんぽらんで頼りないママだけど、君のためなら必死に考えるよ。

どうしたら、日本は良くなるのかってことをね。

2011年3月11日は、日本にとって重大な日になるはずだと思う。

君もママもこの瞬間に立ち会えたこと、そしてその渦中にいたこと、これはとてもとても貴重な経験だと思うよ。

人によっては運が悪かったって思うかもしれない。

でも、違うんだよ。

私たちはね、歴史の変わり目に立ち会えたんだよ。

2011年3月11日に始まった悪夢を、一つも無駄にしてはいけない。

私たちはそれを見てしまった。知ってしまった。

これを二度と繰り返さないために、未来に伝えていかなくてはいけないんだ。

私は君に伝えたいと思うよ。

から、どうか忘れないで

この全てのことを、忘れないで

フクシマはレベル8になろうとしている

全て直感で判断した。以下のとおり。

まず、フクシマはチェルノブイリを越える。レベル8だ。いや9だ。10だ。

放射能放出量と周りへの影響力の点から考えると、そんだけのEXPになる。

メルトダウンは初期に起こっており5重の容器は一部破損していた。

が、東電はなんとか途中で進行を止めて隠しとおせると思っていたのだ。

現在はそれよりも更に悪い状況になり、完全に制御が出来なくなっている。

そうするとどうなるか。その中の1号だけでも暴走し始めたら、

他の熔炉も全て防ぐ事が出来なくなる。4匹の怒れる怪物+2匹の寝起きのライオンだ。

さよなライオンどころじゃない。5号機と6号機という原発ライオンだ。

そしてそのうち1つに水蒸気爆発が起こり、辺りに飛散する。悲惨だ。

ソ連たいに80万人を動員することなどできるわけもなく、

NHKのカッコいい望遠カメラ映像を、我々はただ指をくわえて眺めることしかできない。

1ヶ月間か?いや、それは10単位だ。

10年後によくなるかもしれないし20年後によくなるかもしれない。

しかすると、ミレニアムベイビィがおじいさんになるころに解決するかもしれない。

それまでにロボットが開発されて、うまく封じ込める作成が出来たら万歳だ。

スーパー原発アシモだ。燃料棒を咥えてごっくん。遠隔ボタンムーンサルトも出来る。

そうなったら、被害は10年で済むかもしれない。

それまでに、福島の山のウサギ生殖DNAが傷つき、

グレートありがとウサギになっているかもしれない。

全て直感だから、信憑性はない。

東電対応海外メディア報道、そして原発の様子、より。

2011-03-30

原発って放射能汚染するの?

2011-03-28

(♪デデデデッデッデ デデデデッデッデ)

ただちには体に害はないけど、一年後だとチト判らねェなあ

融けそうな燃料棒だって?ここにゃ沢山あるからねェ

ワルイなァ 自主避難してくれよ

(♪デデッデッデッデッデデン)

あンた 枝野の何なのさ?

♪港のヨウ素・フクシマ・ダイイチ

2011-03-27

夢の高速増殖炉もんじゅ」が福島第一原発よりヤバい状態になりそうで責任者自殺してたんだけど知ってた?

http://2r.ldblog.jp/archives/4367597.html

みんなのヒーローもんじゅちゃん(物理板より転載

2010年8月26日、炉内中継装置(直径46cm、長さ12m、重さ3.3トン)がつり上げ作業中に落下する事故が起きた

原子炉に鉄クズ(交換装置)3.3トンが落下し、回収が不能であることがわかった

燃料棒の交換方法断たれる

休止不能で制御棒なんとか突っ込んで冷やし続けている状態

燃料が高濃度のプルトニウム福島よりずっと臨界しやすい

(略)

福島でやっているほぼ全ての冷却方法が今のままでは通じない、逆に爆発的火災になる

2011年2月21日装置現場担当する燃料環境課長敦賀市山中自殺

今までに2兆4000億円以上つぎ込んで年間維持費だけで500億円掛かり、これまでの発電量は0

燃料の質と量から、チェリノブイリや広島長崎なんか目じゃない人類史上最強の事になる

半径300kmは…

こいつってホントなの?

安全厨、安心させて。

原発反対/撤廃とかの前に安全に廃炉すること可能

原子力容認派だったけど、さすがに無理だ。怖すぎる。

福島じゃ29億ベクレルヨウ素たまりとかも見つかってるんでしょ。

代替案はとりあえず稼働している原子炉はそのまま。

火力発電所で補いつつ、節電。アンド電気料金値上げ。

これぐらいしかないだろう。

僕はヒキニート。自分の部屋に開いた小さな窓から外の世界を眺めている。

一応、第一次氷河期ブラック企業とは気がつかずにかろうじて就職して、ココロ病気扱いになって、退職。今は親の蓄えで何とか生きている。

前向きの可能性が縮小し続ける中、僕のエンディングに向けて、静かな日々を送っていた。

西暦2011年3月11日、揺れた。僕の2階の部屋も揺れた。「3.11」この日付は忘れないでおこう。

テレビネットラジオ震災報道で染まった。

たくさんの人が亡くなった。

時間が経つにつれて、原発事故報道に切り替わった。

この先、さらにたくさんの人が亡くなりそうな勢いだ。

僕はロクな死に方をしないだろうなと思っていたけど、まだ、生きている。

突然の死の宣告は無情だ。人を選ばない。

同じ世界の空の下にいるはずの大学の同期のやつらのことを思い出した

結婚式マンションを買うとか僕とは違う次元イベント経験していた彼らの状況はどうなんだろう。

僕は、淡々と両親の介護し、その死を受け入れて、最後に静かに自分自然死を受け入れるだけの存在だ。

これといって失うものはない。

嫁と子供と家と失いたくないものを全部持ってしまった人は今どんな気持ちなんだろう。

失いたくないよね。きっと。

原発はまた使えるように止めようして、取り返しがつかなくなった。

辛うじて街は生きているけど、ピーク時に電力が3割足りなくなる予想が出ている。

足りない分を集めて何とかしようと動いているけれども、電力が足りない分だけ取り返しがつかないことになるかもしれない。

東京という繁栄を失いたくない人が多いことは間違いがない。

集積による繁栄を是としてきた建前、分散化や冗長化、少しでも繁栄を手放す議論は許されないだろう。

たとえば、畑にまく水が必要量の7割しかないのなら、すべてに水をまくのをあきらめて、7割を生かすようにするだろう。

それが予想できるならば、3割は別の畑で育てるように作物を移す選択肢が現れる。

ここまで、電力の流れで「東京」って言葉で説明してきたけど、それを「日本」に置き換えることもできる。

縮小均衡への道は、すでに既定事実だったけれども、魔法燃料棒が繁栄の源でそれを覆い隠していた。

魔法燃料棒に頼ることはこの先あまりできないかもしれないし、封印されるかもしれない。

急に明日から死んでくださいと言われるのならば、6ヶ月後に死にそうなので別の選択肢を考えていただけませんかと言われたほうが余程ましだ。

手遅れになる前に「分散」「冗長」「縮小」を言い出せる政治家はいないもんかと。

最小不幸社会

たくさんの人のハッピーエンドがみたいよ。たぶん。

エンディングが近くなったヒキニートのたわごとした

2011-03-21

http://anond.hatelabo.jp/20110321223225

炉を冷やす設備があると燃料棒を冷やす設備を作るのが不可能になると思ってるの?

改変コピペ作ってみた

福島原発ヤバイ」

ヤバイ。福島原発ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。

福島原発ヤバイ。

まず安全。もう安全なんてもんじゃない。超安全。

安全とかっても

「結局放射能漏れてんじゃん?」

とかもうそういうレベルじゃない。

なにしろ福島原発設計されたときの想定最大地震規模はM8.2。

なのにM9.0に地震に耐えた。(http://bravenewclimate.files.wordpress.com/2011/03/fukushim_explained_japanese_translation.pdf)

スゲェ!

なんか単位見るとすごくなさそうなの。

「M8.2とM9.0だから10%くらい強い地震に耐えたの?」

とかもうそういうレベルじゃない。

実際のM8.2とM9.0の差は16倍。スゲェ!なんか耐えちゃったの。

安全率とかバッファーとか超越しちゃってる。日本工学スゲェ!

しか放射性物質ほとんど漏れてない。ヤバイよ。想定以上の地震に耐えた上にほとんど漏れてないんだよ。

だって普通チェルノブイリたい放射性物質ダダ漏れしちゃうじゃん。

だって炉自体が吹っ飛んで炉心の燃料棒が見えたりするじゃん。

10分間で50Svの放射線観測とかになるっしょ。(http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51656435.html)

もうどうしようもなくなって事故自体無かったことにされて避難勧告すらされないとかで泣くっしょ。

から結局チェルノブイリ原発施設自体をコンクリート石棺で覆った後、さらに鋼鉄の覆いでふさごうとかする。(http://wiredvision.jp/blog/wiredscience/200711/20071127132023.html)

手間のかかるヤツだ。

けど福島原発はヤバイ。そんなの気にしない。放射性物質をがっちり閉じ込めまくり

事故直後3月15日に敷地内で放射線量を観測しても400mSv/hしかない。(http://www.nikkei.com/news/article/g=96958A9693819595E3E7E2E39B8DE3E7E2E1E0E2E3E39F9FE2E2E2E3?n_cid=DSANY001)

ヤバすぎ。

今はほとんど放射性物質を漏らしていないけど、もしかしたら今後は核兵器たいに爆発するかもしんないとか思われてる。

でも核爆発させるにはそもそも高純度のウラン235が必要で、約3%のウラン235濃度しかない原発燃料棒ウランでは核爆発を起こせない。((http://www.amazon.co.jp/%E4%BB%8A%E3%81%93%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%881%E3%80%89-%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB-%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%83%BC/dp/4903063453))

もし核爆発が起こったら「じゃあ、今までの核物理学ってナニよ?」ってことになるし、核爆発は起こらない。

ヤバイ。原理上、核爆発が起こらないなんて凄すぎる。

あと超現場ががんばってる。自衛隊消防隊、ハイパーレスキュー隊警察。ヤバイ。がんばりすぎ。総力結集しすぎ。すごい。

とにかく貴様ら、福島原発のヤバさをもっと知るべきだと思います。

そんなヤバイ福島原発つくった人と現場でがんばってる自衛隊消防隊とか超偉い。避難して耐えてる住民の人とか超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。

2011-03-20

燃料棒ブルース(訳詩風)

なあ、ベイビー 俺の燃料棒を冷やしてくれよ

なあ、ベイビー 俺の燃料棒を冷やしてくれよ

お前のジュースでひたひたに満たしてくれ

さもないと俺は崩れ落ちちまう



なあ、ベイビー 俺の燃料棒が火照ってるんだ

なあ、ベイビー 俺の燃料棒が火照ってるんだ

建屋の屋根をぶっ飛ばすほどに燃え上がろう

保安院のヤツなんか気にするな



Dr.ハヤノの講義もいいさ

Mr.オオマエもいかしてる

でもアエラの表紙には気をつけろ

イケダ・・・そいつは誰だい?



なあ、ベイビー 俺の燃料棒を冷やしてくれよ

なあ、ベイビー 俺の燃料棒を冷やしてくれよ

お前のジュースでひたひたに満たしてくれ

さもないと俺は崩れ落ちちまう

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