はてなキーワード: 中島らもとは
職場の後輩について書いてみる。仕事熱心で愛想も良く、しかも礼儀正しい。客観的に見て、可愛い女性だと思う。年齢は私と10歳以上離れているが、席が隣同士ということもあって話をする機会は多い。プライベートで20代の女性と話すことなど皆無(泣)だが、職場だと自然と会話ができるのが不思議なところだ。仕事に関しても、偉そうに教えているつもりはないのだが、彼女はいつも明るく「ありがとうございました。また教えてくださいね。」と応えてくれるので、こちらも気分がいい。そんな、ふつうの(業務上良好な)先輩後輩の間柄だったところに、ちょっとした事件が起きた。
ある日、彼女の仕事に関係するクレームが発生した。受付が騒がしいので何かと思ったら、年配の男性が大きな声で叫んでいる。後輩が呼ばれて対応に向かったが、どうやら沈静に失敗したようだ。私の方に駆け寄ってきて、「増田先輩、どうしたら良いですか」と助けを求めてくる。「知らんがな」とも言えないので、とりあえず一緒に話を聞いてみることに。色々聞いてみると、どうやら理屈上は当社に非は無いが、感情のこじれがクレームにつながったタイプのようだ。まあ、よくある話。
別室に案内して小一時間、話を聞いているうちに先方も落ち着いてきたようで、最後は、ほぼ円満にお引き取りいただけた(実際に私がしたことは、単に隣に座って小難しそうな表情を浮かべたまま、微笑んだりうなづいたりしていただだけなのだが)。お客様を見送る後輩の背中に「いやー、大変だったね。」と小声で話しかけたところ、そっと扉を閉めてから彼女は振り向いた。「本当にすみませんでした!」と言う彼女の目に涙が浮かんでいる。あらら、そんなに気を張り詰めていたのかなと思い、「いや、ほら、後輩さんも頑張ったよね。お疲れ様。」と言うと、彼女が近づいてきて「増田先輩、ありがとうございました!私、いつも本当に助けてもらってばかりで・・・」と言いながら、私の右腕のスーツの袖口あたりを両手でぎゅっと掴んだ。
・・・ん?あれ、何かいつもと違う、と狼狽える私。掴まれた右手をどうしたらよいのか分からないので、自由に動かせる左手を使って彼女の肩をポンと叩き、「よかったよかった。ね、もう大丈夫」と何が大丈夫なのか分からなかったがとにかく会話を続ける。部屋には私と後輩のふたりだけで、私はなんとなく沈黙を避けたかったのだ。しかし、彼女は私の右手を掴む力を弱めることなく、むしろ近づいて私の手を引っ張り、私の肘のあたりを脇に軽く挟みこみ、結果として私の右手は彼女を抱きかかえるような位置になってしまった。しかも、近い。彼女の潤んだ眼が、私をじっと見つめている。息遣いまで聞こえるほどだ。
後輩「先輩・・・」
私「おっつけだよね。」
後輩「えっ?」
私「右の肘が完全に極まっているし、このまま土俵際まで押し出せると思うよ。」
後輩「増田先輩、何言ってるんですか!これでも、私、勇気を出して・・・」
私「いや、かなりの高スキル。三代目若乃花ばりのおっつけだね」
後輩「話をそらさないでください。私、好きなんです。」
私「俺も、おっつけが得意な力士が好きなんだ。おっつけは相撲の基本技術にして奥義でもあるわけで。」
後輩「もう、何なんですか。さっきから。相撲は関係ないじゃないですか。」
私「でも、よどみない一連の動きに感心したからさ。」
後輩「ひどい。馬鹿にしてるんですか。私、相撲とか知らないし。それに、そんなに太ってないし。」
私「違うよ。若乃花は小兵だけど、おっつけがあったから横綱にまで上り詰めたんだよ。」
後輩「もういいです。増田先輩のばか!」
後輩「第66代横綱に似てるって言われたって、セクハラで人事部に訴えます!」
そういうことで、皆さんもおっつけを練習してみてはいかがだろうか。
(追記)
元増田です。ようやく仕事から帰ってきてPCつけたらすごいことに・・・。初のホッテントリ入りがまさかの500overとなり、ダグワドルジも大変喜んでいると思います。コメントは全て拝読しました。ブックマークしていただいた全ての皆様に感謝です。以下、敬称略。
・tamtam3 残った残った→→普通にふたりで職場に戻って、定時まで仕事しました(そのあと滅茶苦茶〇〇した)。
・valinst この増田は伸びる→→第1号ブコメありがとうございます(ブコメ頂いた後に改変してしまいました。サーセンw)。砂粒のような増田投稿群からの目利き、この人すごいです。
・mozz1207 つかみで随筆と思わせて突如戯曲に変容し、作品の虚構性を自ら明かすのは武田泰淳「ひかりごけ」(1954)以来の実験小説の手法。→→的確な分析、恐縮&感謝です。
・NORITA 人気が出そうなブコメをタイトルで先取りするスタイル→→図星ww見破られたww
・anmin7 別室から部屋に表現が途中で変わったが、まさか相撲部屋の意味とは、この海のリハクの目をもってしても→→突然の海のリハクw物語の展開上何の役にも立っていない男w
・ayumun 『右手の裾』って袖口の事で良いの?→→ご指摘ありがとうございます。分かりにくかったので修正しました。
・doycuesalgoza 調子よかった時の中島らものギャグ系エッセイにちょっと似てる。→→意識して書いたわけではありませんが、らもさんファンにとっては最高の誉め言葉です。
・ienaikotobakari 後輩「ふざけたこと言ってるとリモコンで殴りますよ」なのも欲しい→→そうですね、落ちが雑でした。
・kawa106 文才あるなあ。ブクマのツッコミや解説も花を添えてる→→ありがとうございます。投稿に面白いブコメが付いたからこそブコメが伸びるという共同作業的現象ですね。
うおー詳しい増田だ!そうそう、ゾロリ以外にズッコケがあったはずなんだけど読んでないので思い出せなかった
自身に照らし合わせて思い出してみれば
小学校のころはルパン(ポプラ社のアレ)、海外SF、ノンフィクションを主に読んでた
祖父の家にあった辞書みたいな少年少女文学大全の青い鳥やくるみ割り人形の幻想的な描写、
秘密の花園や小公子のハッピーで優しい物語に感動したものだった
江戸川乱歩の少年探偵団は何冊か読んだが全部犯人が二十面相なのでガッカリした
逆に大人向けな読み物じだわ。二十歳過ぎてから面白さが分かった
中二の時に図書室にあった美しい表紙絵に惹かれて
スニーカー文庫の某ギャグファンタジー小説を読んで大変にショックだった
面白くて楽しいというのを第一に物語を書いていいんだ!みたいな…
そういや小-中学校のころにコバルト文庫の少女小説読んでたくせにな
これも大変ショックを受けた
そっからは筒井康隆、山田風太郎、大槻ケンヂ、平山夢明と分かりやすい路線まっしぐらじゃよフォフォフォ…
今年の春、水出し緑茶となめろうの大ブームが来た私に、新たなブームが到来した。あたたかい緑茶だ。
お茶を舐めていた。飯の添え物でしょ?と思っていた。蕎麦や牛丼を食べた後、口の中をリセットするためのものだと思っていた。
しかし、今や私は緑茶を中心にした食生活を送っている。これは緑茶に合うだろうか、合わないだろうかと考えながら、スーパーでカートを押している。
ステレオタイプ的な、いかにも緑茶に合いそうですね、と思いがちな「和菓子」は意外と飽きてしまう。予想外の出会いがない。ああ、緑茶とせんべい、おかき、お饅頭?そりゃそうだよね、って感じ。口の中が。こんなのはつまらない。
だから私は日々挑戦を繰り返す。いや、正確には、これから挑戦の日々が始まると行った感じだ。
そもそも、なぜ緑茶にハマったのかというと、おいしい緑茶を飲むとおばあちゃんの家に遊びに行ったときのことを思い出すからだ。
成城石井で買ったそれなりに高い緑茶をなんとなく買って飲んだ時、おばあちゃんの家でのいろんな出来事を一気に思い出した。これが「失われた時を求めて」か!何かを飲んでなにかに目覚めたのは、ウイスキーを飲んで「おお、お腹が温かい!中島らもが言ってたのはこれか!」以来だったので感動した。
しかし、おばあちゃんが亡くなってもう3年以上経つのだから、自己流の緑茶の記憶をこれから作っていかないといけない。40年後に緑茶を飲んだ時、あの20代の頃、キムチ、松前漬け、筋子、チキンラーメン、エビチリなどを食べながら、何が緑茶にふさわしい食べ物なのかを研究していたときのことを、思い出したいのだ。
いろいろと研究を続けた結果、なめろうに合うのは日本酒じゃなくて緑茶だよね、という結論担ってしまった場合、2018年は忘れられない年になる気がする。
昔はたとえば『従姉妹とイチャイチャしてたら何か噂立てられて疎遠になってしばらく合わないうちに寝取られた挙げ句に死んでて泣きたくなった』といっただいぶ現実的な話も沢山あったしそういった物が評価されていたじゃん。
でもいつの間にか 宮部みゆき や 村上春樹 や 中島らも のような半分SF小説になっているような作品を書く連中がチヤホヤされだして、それに引きずられるように現実を舞台にした作品までどこか荒唐無稽な物語展開をしたもので溢れかえるようになってしまった。
現実には起こりえない嘘を描けるというのは確かに文学の強みであろうよ、しかしその力に振り回されそれ無しでは居られないと言わんばかりの状態はどうなのかと。
大学入学後、すぐに中島らもにハマった。本はほとんど読んだ。リーマン時代の話は何度読んでも面白い。
今はほとんど処分してしまったけど、最も心に残っているのは「労働とは人生のうちの3分の1を売って金をもらうこと」(大意)という考え方だった。
なるほど、売りたくないなと思って大学を辞め、芸術系の大学で2度目の入学式、はじめての卒業式を終えた。
文系大学院生という地獄の道を歩むことを自ら選択し、もう就職への道はほとんど消えてしまった。
社会不適合者としてはいい道を歩んでいると思う。もし研究者になれなければ野垂れ死ぬだけだ。
もともと真面目な性格ではなく、研究が楽しいという理由だけで大学院進学を決めたので、破綻の予感はある。
それでも、毎日のように死にたいと思う人生にはならなさそうだから、仮にダメでも納得はできる。
中島らもには感謝している。辛くなったらまたエッセイを読むよ。
■追記
そろそろ恋愛が許されない年齢になってきてしまった。どれほど気を使っても、むしろ気を使うほど「必死過ぎる、気持ち悪い」と言われてしまう世代。同世代なら微笑ましく思ってもらえるんだろうけど、恋に落ちる対象はいつだって年下なのだ。本能が若い異性を求めてしまうのだろう。
10年くらい前、全く好みではない人を、身近に居たという理由だけで好きになってしまい、あまり良くない振られ方をした。余波で何人かの友人と疎遠になった。それ以来、恋愛を回避するようになった。
中島らもが書いていたけど、恋に落ちるのは交通事故みたいなもの。避けられるなら避けた方が良いと。らもの文脈だと「避けようがないもの」扱いだったかもしれないが。私は、気をつければ回避できるものと学んでしまった。
実際「あ、やばいな、好きになりかけてる」と思ってから回避すれば、辛くないわけではないが、傷は浅く済む。鼻がムズッとしたらすぐに耳鼻科に駆け込めば花粉症は軽く済ませることができるようなもの。
ただ... 楽しくないんだよなぁ。本当は恋をしたい。人を想うことはとても楽しい。
もうほとんど報われることがないのはわかってる。若くて、美しく、同世代にとっても魅力的な人が私を選ぶわけがない。友達としてたまに遊んでくれるくらいでも十分すぎるほどに幸福な状況だ。恋をしたくない。恋はしんどい。もう恋をしてしまっている。
さてさて。さてさてさて。
句点が「。」だそうです。
一日中布団の中にいたら毛布が汗で冷たくなっていました。
悲しいことです。
ままならないなあという感じです。
ただ生きているだけで何でこんなにも雑事が発生してしまうんだとため息をつきたいです。
たいやき食いたい。
あんこはそんなに好きじゃないので中身がチョコレートのたいやきがいいです。
ぼくごのみの文章を書く人には稲垣足穂好きの人が多いのですが僕は稲垣足穂が読めません。
あと彼らが稲垣足穂のどこに影響を受けたのかもよくわかりません。
読んでないので当然です。
それを知りたいので今一度稲垣足穂に挑戦してみようという気持ちです。
最近ダンボールで本棚を作ったのですがすぐにへたってしまいます。
ダンボールを重ねてみたりもするのですが本の重みで上の棚がどんどん前傾してきます。
朝起きると本が床に散乱していたりします。
ユカに産卵です。
意味がわかりません。
野菜ジュースが好きなのですがペットボトルを洗うのは苦手なので部屋中に野菜ジュースのペットボトルが散乱しています。
いろんなことを後回しにするからこういうことになるんです。
ぼくはいつもそうでした。
トイレが面倒だからとペットボトルに尿を排出するような人間になってはおしまいです。
みなさんも気をつけてください。
やる気は行動しないと起きないといいますが行動したからといってやる気が出るとは限らないわけです。
諦めて寝ましょう。
やる気は行動しないと出ないとかいう寝言を言っている人のことを信じてはいけません。
しかし僕はまだ眠くないので寝ることすらかなわないのです。
今はえらいやる気がない状態なんですがこういう状態で楽しめることといったらオナニーくらいしかありません。
勉強なんてできませんしアニメを見るのもしんどいですし本を読むなど無理です。
しかし今日は既に二発発射してしまったのでオナニーもしんどいです。
もう何もすることができません。
仕方がないので布団の上に仰向けになって何も考えずに体を横たえます。
しかし明日のためといってもいったい明日にぼくは何をしたらいいのでしょうか。
わからないのでとりあえずエビオスと亜鉛を摂取して明日のオナニーに備えることにします。
あとの欲求は残り滓みたいなもんです。
なんという。
前半を読んで、中島らも「永遠も半ばを過ぎて」をちょっと思い出した
元気溌剌で、単純明快。
小さい子を可愛がるのがかわいい。
前向きに努力する姿がかっこいい。
悪いことを悪いと言えるのが素敵。
個性を打ち消し合わないよう、
プリキュアで育まれた価値観のもとに子育てをするのかと想像すると、
子供向けの番組は、キラキラ、シャピシャピ、憧れだけではなく、
ハナデカチャラ男社会学者が言うところの感染動機で落とし込んでいく。
月曜になれば、幼稚園や保育園でプリキュアごっこをするのだろう。
あるいは小学生であれば、ロールプレイでキュアショコラをイタコし、
人格を同期することもあるかもしれない。
息を吐くように自分語りすると、幼い頃は仮面ライダーブラックやターボレンジャーの相関図で社会を見、
成長とともに感染源を替え、脱ぎ捨てた殻を粉々にしたり宝箱にしまったりして社会に溶け込んでいく。
アンパンマン、トーマス、プリキュア、仮面ライダー、トッキュウジャー、
こうやって頭と体が発達していき文化が移り変わっていくのかと思うとゾクゾクする。
かっこいいものに触れてかっこつけるのを、
いつから忘れてたんだろう。
深酒して寝過ごしてプリキュア見れなかった。
星野リゾート絡みで新今宮ってどんなとこなんやと話題になってるので、自分もひとつだけ強烈に印象に残ってることを書いてみる。
たしか7、8年前。滅多に利用しない新今宮駅構内を、環状線から南海に乗り換えようと歩いていた。
そしたら、自販機の前でしゃがみ込んで「あれっ?あれっ?」とか言ってるおじさんがいた。
その「あれっ?あれっ?」が妙に芝居がかって嘘くさいのでつい見てしまった。
顔は見えないけどたぶん50代から60代。ヨレヨレのスーツの、肛門のあたりだけ破けて穴が開いている。
「あれっ?あれっ?」と言いつつ、落とした小銭を探している体なのだが、明らかにお尻を突き出して何かをアピールしていた。
見てはいけないものを見てしまったと思い、目をそらした。隣にいる旦那に確認することすらできなかった(いまだに確認していない)。
あれはいったい何だったのだろう?最近も新今宮駅を通ったが、おじさんはもとより、自販機もなかった。
そういえばさらに昔にも、「尻をアピールするおじさん」に遭遇したことがある。
家賃3万円台の、もちろんオートロックなどない「○○ハイツ」に一人暮らしをしていたころの話。
夜、友人との飲み会帰り、ひとり「○○ハイツ」の階段をのぼっていたら、背後からハァハァ言う声が聞こえる。
振り向くと、階段の下で丸出しの尻をこちらに突き出し、私を見ながらハァハァしてるおじさんがいる。
実はこの数分前にも、背後から胸を揉み逃げされるという、痴漢にすら滅多にあわない私にとっては実に稀な日だったのだけど、そこは話がぶれるので省くことにする。
(怖かったことと、その後警察に連絡したことだけは書いておこう)
話を元に戻すと、こんなに「尻をアピールするおじさん」にばかり遭遇するのは、私の頭がおかしいか、「尻をアピールするおじさん」の霊に取り付かれているせいではないかと思うことがある。
痴漢にあわない体質の私が、同じ日に2度もこんな目にあっていることだっておかしい。創作だと疑われてもおかしくない。これ読み返しても、我ながら頭おかしいと思われかねないなと思う。
(だけど中島らものエッセイとか読んだことのある人なら、実在する世界なのはなんとなくわかってもらえるのではないかと)
文章にするのすら禍々しくてどこにも吐き出せなかったのだけど、この勢いで書いてみた。
新今宮どころか大阪ヤバいという風評被害を振り撒いてたらごめんなさい。
新今宮で同じおじさん見た方いらっしゃったらどうぞご一報ください。