はてなキーワード: 猫背とは
久しぶりの晴天からの激しい雷雨、みたいな気圧の乱高下するような日には、来客が少ないのにやってくるのは嫌な客ばかり、というのがコンビニバイトあるある。昨日もそんな客に当たって嫌な気分になった。
そういう悪天候の最中に来る嫌な客の多くが50歳前後の女性。なんか更年期障害かなんかで仕方ないのかもしれないが、だからって許容できるかっていったら残念ながらかなり無理だ。そして、ああいうのが十年後くらいの自分の姿かもしれないと思うと余計に気が滅入る。二十年ほど前にもはや狂人としか思えないほどの有様だった母に振り回されお陰で人生を歪められたことも思い出してしまうし。ま、今の生活に不満があるかといえば別に無いのだが、だからといってあの頃の母を許せるかどうかは別問題だしね。今の暮らしを楽しめるのは自分自身と母以外の人達のお陰であるので。
いいですか、未来の自分よ。その頃にはもう頭ん中が辛い苦しい私だけが世界一不幸誰か助けてよ! っていう気持ちで一杯かもしれないけれど、一時の気の迷いでも壊してしまった信頼が綺麗に元通りになることはないのです。自分の機嫌は自分で取れ。例えそれがどんなに苦しくても。行き付けのコンビニですら若いバイトから「また来たよあのババア」と思われるのは嫌じゃない? しかも他人にそこまで思われる時、身内には大概早く死ねって思われてるよ。
はぁ……。それは果たして努力でなんとか回避できるものなのだろうか。
Aさんとのシフトのはずが、何故かAさんが強制的にお休みを取らされており、オーナーがシフトに入っていた。理由は、新人の高専5年生に仕事を教えたいからだったそう。まさかとは思うが、Aさん、高専5年生からNG(一緒にシフト入りたくない)出されたんじゃないだろうな。
先週の火水木でAさんは高専5年生を完璧に仕上げると鼻息荒くしていたのだが、実際それで何をしたのかというと、高専5年生をずっと棒立ちにさせておいてひたすら説明をして聴かせていた。覚えて貰うべきは皿洗い的な単純作業がほとんどなのにそれは酷いので、見かねて私が高専5年生にちゃんと作業をやらせてくれと口を出したところ、今度は高専5年生が作業をする側から手直しをするわ遅いといって作業を中断させて自分でやってしまうわで、積極的に新人の心を折りにいってんのかお前はという有様だった。
そんな地獄の三日間を過ごしても高専5年生はちゃんと出勤してきた。正直、無言でブッチしてそのまま飛んでも不思議じゃないなと思っていたので、高専5年生のタフさに感動した。
オーナーは、まるで先週の三日間などなかったかのように高専5年生に一から仕事を教えていた。高専5年生は「それもう習いました」みたいな言い返しをせず、オーナーの言う事を真面目に聞いている。高専5年生……できる子!
「増田さん、フライヤーの籠って一回に一個しか洗えないんだっけ?」
と聞いてきたので、
「いえ、四個一緒に洗えます」
と答えたら、オーナーがじゃあ高専5年生君に食洗機のかけ方教えてやってくれというので、そこだけ私が教えることになった。
フライヤー掃除は前半と後半に分けられていて、前半はフライヤー付属の籠と抑え網と籠をかける棚などを洗うのが仕事で、それは夕勤の領分なのだが、夕勤が忙しくて手が回らない事もよくあるので、夜勤の人も一応覚えなくてはならない。後半はフライヤーから油を抜いて入れ換えたり、フライヤー本体をきれいに拭き上げるのが仕事で、夜勤しか作業手順を知らないのだ。
私がオーナーから教えてやれと言われたのはフライヤー掃除前半のやり方の一部なんだけれど、オーナーはそれを知らないって訳では勿論ない。でも私に代われっていうのは、どうやら高専5年生が自信満々にやったら完全に間違えていたからであるらしい。高専5年生は「Aさんがこうやれって言いました」とでもつい反論してしまったのだろうか。オーナーは久しぶりに入った夜勤人材と無駄な衝突をしたくなかったのかもしれない。オーナーはけっこう口が悪いのを自覚しているが治せないらしく、従業員と口争いになりそうになると、他の女性従業員に代わって揉め事を回避しようとすることがよくある。
私が食洗機に籠四つを一度に詰め込む方法を高専5年生に教えて彼に実践させたら、彼は素直に言った通りにやってくれた。よかったよかった。しかしこれ、Aさんが初日に長々と説明していた事の一部なんだけど。やっぱり単純作業は実際にやらせてみた方が早いよなあ……。
高専5年生は、オーナーから全部の作業を初めて教えられるかのように教えられて、私と同じ時間に上がった。この間よりは猫背じゃないし表情もよくなっていた。彼は一通りの仕事を覚えたあとすぐに学校がテスト期間に入るようで、そしたら次にバイトに来るのはお盆過ぎだというから、なかなか大変そうだ。
やっと夜勤に人が増えた。女子フリーターアルバイトさんが、その人が面接にやって来たときに丁度シフトに入っていて、その人を見てたそうで「高校生くらいの男の子」だったと言っていたが、実際は高専の五年生だった。女子フリーターアルバイトさんにかかると35才以下の男はみんな「高校生くらいの若い男の子」になってしまう。自分とほぼ同くらい見分けてくれ……。
女子フリーターアルバイトさんは「高専」というものをそもそも知らなかったらしく、「それって高校と専門学校のどっちなんですか?」というから、「中学を卒業した後に入る、もっぱら理系ばっかりの専門的なことを勉強する学校」とざっくり説明したら、
「なんだぁー専門学校かぁー。よかったぁ」
と何がいいのかよくわかんないなと思いつつ、
「高専っていったら、理系のすごく頭がいい奴が行くところだよ、少なくとも私の地元では」
と言ったら、女子フリーターアルバイトさんはすごくショックをうけていた。
「えぇー。うちすごい馬鹿だから、そんなに頭のいい人とは話が合わないかもしれない。どうしよう……」
と深刻な顔で言う。まあ、大概の男は女子の頭の中身がいかほどであるかなんてきにしてないから大丈夫じゃね? しらんけど。
私の地元では高専=天才の行くところだが、こっちでもそうであるかは知らないと言った事により、女子フリーターアルバイトさんは初めて私が地元民ではないことを知ったらしい。あんまり気にした事がなかったが、私、女子フリーターアルバイトさんの前で自分の事を何一つ話した事がないんだそうだ。そういえば、以前に女子フリーターアルバイトさんから年齢と子供の数とその年齢を聞かれて答えたくらいしか話した事がなかったかもしれない。実家は何県のどこなのかとか、学生時代何部だったのかとか、事細かにプロフィールを聞かれた。
新人の高専五年生が出勤してくるのは20時30分で、女子フリーターアルバイトさんの上がりの時間は20時なので、女子フリーターアルバイトさんは残念がっていた。棲む世界の違ってそうな人でも、同い年の男なんて日常生活でお目にかかる機会が今や滅多にないから貴重で、やっぱり会えるもんなら会いたいんだとか。
高専五年生は火曜日が初出勤だったのだが、いつもは新人の初日には必ず居るオーナーがその日は休みだった。オーナーは新人教育をAさんに丸投げした。
新人はたいてい入って二週間はトレーニング期間で、その間の働きで本採用かどうかが決まる。だがオーナーは何を思ったのか、高専五年生を今週3日連続でシフトに入れて、来週に「見極める」とAさんに電話で言ったそうだ。雑用の類いを教えるのはAさん任せにして、重要な仕事はオーナーが自ら教えるのだが、来週はその仕事を教えて大丈夫かどうか「見極める」っぽい。
だがAさんはこの三日間で高専五年生を仕上げないと本採用にならないと頭から決めてかかっていて、短期決戦で全部完璧にするという。目の色が変わってるぜ。
とりあえず今週はレジ打ちは教えなくていいというオーナー命令により、Aさんが高専五年生を教えている間、私はレジ打ちや細々とした事をすることになった。そしたらAさんは本当に高専五年生につきっきりになってしまったので、夜ももうたいがい遅いというのに、レジに長蛇の列が出来てしまう。
やっとお客様がみんな帰っていった後、Aさんが高専五年生に教えているのを盗み聞きしたが、そんなに説明することってあるかというくらい延々と講釈を垂れており、高専五年生は真面目にメモを取り続けていた。大丈夫だろうか。メモを取らせるのはいいとして……、やってることは家事と変わらない。バットを食洗機にかけるとか、フライヤーから油を抜いて掃除するとか、大概の人間は見て実践すれば覚えるのではなかろうか。
米飯とサンドイッチとパンの検品・品出し作業は、私が米飯とパン(アイテム数がとても多いから)を担当し、高専五年生とAさんがサンドイッチを担当した。私は自分の作業に集中しているふりをして、二人の様子をチラ見していたのだが、Aさんはまたしてもずっと説明をしている。高専五年生はずっとメモを取っている。作業はAさんが説明をしながらやっていて、高専五年生はそれを立って見ている。検品作業は専用の機械の使い方を覚えなきゃいけないけれど、品出しは手を動かすだけの作業で、覚えることといったら古い商品を前に出して新しい商品を奥につめこむことくらいしかない。そこまで説明することってあるのだろうか。
私は仕事の合間にAさんに何度か言ったのだが、Aさんは、
「来週にオーナーの見極めがあるから、この三日間で全部の仕事を出来るようになってもらわないと」
と繰り返すばかりだ。ただでさえ募集しても人の来ない夜勤の貴重な新人なので、そう容易くクビは切られないだろうし、むしろ普通の新人よりもずっと大切にされると思うのだが。
そんな火曜日だった。
水曜日は私は休み。でも水曜はDさんもシフトに入るので、Aさんがなんかやり過ぎたりしていたら、私よりもよほど直球に文句を言うから大丈夫だったんじゃないかなと思いたい。
そして木曜日。高専五年生は初日のような生彩がなくてしかも猫背になっていた。Aさんは、
「昨日で全作業を教えて彼もよく覚えたように見えたから、今日で仕上がると思います」
と言いながら、なんでかフライヤー棚のバットを自分で片付けているので、
「……で、それで何でAさんがそれを全部やっちゃうんですか? 時間が許す限り彼にやらせて下さい。いくら頭に知識として入っていても、オーナーの前で再現できずにまごまごしたら、何も覚えていなかったのと同じですからね」
と私は言った。こんなに強い口調でAさんにものを言ったのは初めてだったが、Aさんも私がイラッと感を顕にするとこなんか見たことがないのでビビったらしく、「あ、はい」と反論してこなかった。
オーナーがどういうつもりで「見極める」という言葉を使ったのかは、本人に聞かない限り真意はわからないけれど、いつものパターンだと言うほど大した事じゃないので、この三日間で本採用にするかしないか決まるって事はないというか、よっぽど最悪のやらかしをしなければ、高専五年生はずるずるといつの間にか本採用になっているだろうなと思う。ので、オーナーのお気持ちなんかけっこうどうでもよくて、一方、どうでもよくないのは高専五年生当人の気持ちだ。この三日間で、難しいなとかやっていけなさそう、割に合わなさそう……なんて思われたら採用を辞退されてしまう。そうならないで欲しいんだけど、この三日間の詰め込み学習っぷりに高専五年生は何を思ったのだろうか。作業に手を出せば最後までやらせて貰えず、しかもやったそばから手直しをされることでフラストレーション溜まってないかなあ。
上がりの時に挨拶がてら高専五年生と話す。なんか女の子大好きそうなので、夕勤に高専五年生と同い年の女の子がいて、何れシフトが一緒になると思うよと言ったら案の定食いついてきたのだが、
そこなの? と思いつつ、
「うん? フリーターだよ」
と答えたら、「そうですか……」と高専五年生はあからさまテンションが下がった。大概の男は女子の頭の中身がいかほどであるかなんてきにしてないから大丈夫じゃね? と想ったらだいじょばなかったかもしれない。しらんけど。まあ、高専男子なんて今を逃したら一生付き合えないと思うので、女子フリーターアルバイトさんがんばれって思った。
それなんて傷だらけのローラ?って思うんだけど、
全く心当たりがなくて、
痛みもないのよね十三ばりに。
ふと腕を見たら赤く切れてて、
私切れさせたらたいしたもんだよ!って
いや切れてないから!って
もう久しぶりにジョギングしようとしてジャージの下をはいたら、
ちょっと恥ずかしいので、
こないだもお友だちと飲みに行った翌朝目覚めて左手の甲にアザが出来ていて、
はて?どこかでぶつけたのかしら?って
全く記憶が無いのよね。
手の甲をどこかでぶつけたっけ?って言う記憶が無いのよ。
アザはともかくとして、
そうかも知れないし、
ここはMMRのな、なんだってー!シリーズに投稿できるかも知れないわ。
私が言いたいわよ!
なんだってー!って
でもさ、
そんなこんなで
腰パワー異常ステータスやっと解消よ!
寝起きしたとき腹筋で起きれたので、
そう言う動作をすると緊張感は知って腰にまだ激痛が走る大牧場は緑!って歌い出しそうな勢いだったんだけど、
ギクっ!ってならないので、
太鼓判を押して腰パワー異常ステータスは解消ってことにしたわ。
やっと腰パワーも定着して不自由なくなった感じだわ。
腰パワー王の許可が出たので、
私もやっとこさ全快ってところかしらね。
ホッとしたわ。
腰パワー王がせっかく腰を治してくれたので大事に使わないとって
労ってつかってかないとーって感じよ。
前にかがむときは直角にしてかがまないで、
あんがいこれが心がけていると
腰が楽チンな気がして、
でも忘れた頃にやって来るって言うから、
もうこれは教訓として忘れないように
腰パワー王のところに通っていた時の診察券は
逆張りでお守り代わりにお財布に入れて
見返すたびに腰を大切に!って教訓として私はこれから守っていかなくてはならないのよ。
腰には気を付けるわ。
あの診察券、
前回もうお世話になりませんように!って願掛けて捨てちゃったのよね。
バチが当たっちゃったので、
今回は大事に腰のお守りとして
腰パワー王から授かったパワーを日々感じながら過ごすことにしたわ。
腰は本当に要潤よね。
うふふ。
美味しいわね。
美味しいサンドイッチにヒーコーがあればもう最高よ。
朝はね。
案外無くならない2リットル作ったルイボスティーウォーラー水出しがなくならなくて、
今朝もガブガブ飲んで出掛けたわよ。
水は飲む方がいいので、
もれなく暑くなってくるし、
しっかり飲むことをオススメする次第よ。
暑くなる前に飲む!
これが決めてね。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
腰パワーがなかなか完全復活しない完全版がディレクターズカットなんだけど、
一昨年に腰パワーゼロになった時と
今腰パワーゼロになった時の自然治癒力の差の違いなのかしら?って思うけど、
前回のパターンならもうすでに直ってもおかしくない状況下におけるこのまだ腰パワーに違和感のある中、
まあ元通りには歩けるようになって結構長い時間毎日のウォーキングの日課の課題の報告をしていいころで、
あの頃に戻れたぐらいの少し遅いペースだけど、
まあ快調に歩けるようになったのよ。
仰向けになって寝ていると少し腰が浮くじゃない、
そうして寝返りを打つと激痛が走るのは相変わらずで、
たしかに
多少はその激痛は直っているのか
だんだんと小さくなっていってる感じはするのよね。
腰パワーの完全復活までには及ばないのよね。
なかなか完全治癒までの道のりは
食は万里の長城を越えるわけない今注文した餃子はどこ?って言ってる場合じゃないのよ。
言い得て妙な感じもするけど、
腰には違和感があって
腰が重い感じがするわ。
明日また腰パワー王のところに
十字キーの上を押したままでいけるように安直な真っ直ぐな道のりで王様の元へいけそうなものの、
いやあれやっぱりバスで腰パワー王のところに通っているとなると
時間が読めなかったので、
やっぱり車で行くに限るわ。
楽チンだしね。
よくよく思ったんだけど、
あれって猫背のアーチ型は腰に直撃の負担を与えないアーチで重さが分散されている発見をしたの。
腰を90度に直角の角度にすると、
腰に直撃する重みの痛みの感じるみがするのよね。
腰に優しい背骨がアーチになっていて、
そこで重さが拡散されていて
大谷翔平選手がこないだ満塁アーチをお見舞いしたのとはまた違う負担だと思うのよね。
あれはあれでスゴかったけど、
直角に曲げずに
よく分からないけど全集中!猫の呼吸!って言いたいだけだから特に深い意味はないので、
ここはサラッと笹舟にでも乗せて川に流してよ!って思うわ。
日頃さ
から揚げ店舗が全店舗何かしらの金賞を受賞しているかのように、
あれはあれでもしかして、
洋服の青山閉店セールって閉店セールって含めるところが正式な店名だったりして!って
そういうカラクリだったのね!
あれはきっとモンドセレクションとか
モンドセレクションって言うと
でもアーって言うのが木の実って意味で、
なかなかそっかアーモンドなのねって木の実なのよ。
木の実ナナさんがあんたもナナって言うんだ!って言いたいぐらいな冒頭のシーンを彷彿させると思わない?
だから、
イコール何かしらのから揚げ協会か何かの参加賞なのかも知れないわ。
金賞ってそしたらどの店舗でも謳えるでしょ?
なかなか考えたわね!
あのからあげクンは
あれはあれで金賞を受賞していないのよ。
それがエビデンスよ。
海老天丼の美味さのエビデンスを求めたら皆海老天丼のプロはどう答えるのかしら?
そう思ったら天丼屋さんは何も金賞とか受賞していないわよね。
世の中何かを謳ったもの勝ちなのかも知れないわね。
世の中の真理に気付いてしまって気付かないふりをしているわ。
うふふ。
美味しいコーヒーにはやっぱり美味しい牛乳を入れなくちゃって思うわ!
今日実感したのよ。
格別だわ。
つぎ再現出来ないのが残念なところでもあるけどね。
そうそう!
人気なのかしら?
並んだらすぐ売り切れているみたいね。
今度見かけたらちょっと多めに買っておこうっかしら。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
その子を連れている両親はというと、どちらもブラックフォーマルに、父親は白ネクタイ、母親は白いコサージュで、娘さんの豪勢さと比べてだいぶ質素だった。
約30年前、私が小学生だった頃の、子供の卒業式といえばここぞとばかりにド派手に着飾っていた母親達って、過去のものなんだなあ(なお父親は普通、子供の卒業式になんか来なかった)。
で、和装で着飾った女の子の母親はスーパーの品出し係の人と顔見知りみたいで呼び止めて世間話を始めた。
「あら素敵ね。今は卒業式にこういうのを着れるんだぁ。うちの子の時は中学の制服だったのに~」
「それが、和装で来たのはうちだけだったんです……」
そう話す母親から数メートルの距離を取って、女の子は無表情・猫背でジーッと母親を見ていた。どういう経緯で和装で式に臨んだのかは知らんが、やらかしたと思っていそうだった。
私は養子だ。
実祖父母や実両親は既に他界しているため、一番近い血族は新幹線の距離に住む伯父ひとりになる。
数年前に養父が亡くなった際に初めて会ったその人は、小柄で少し猫背でとても優しい声をしていた。
その場で『いつかご飯でも』と約束しながら連絡先を交換するも、養母があまり良い顔をしなかったので連絡も取らずそのままになっていた。
お正月に養母になんとなく、伯父さんと会って良いか訊いたら許してくれたので、電話しよう電話しようと思いながら今日になった。
『○○ちゃん?』
って声を聞いた途端に涙が出た。
やっぱり優しい声だった。
病気になったり破談になったり転職したり…心配させることしか話せない姪でごめんなさい。
コロナが落ち着いたら会いに行きたい。
・ちょっと胸板が厚くなった
胸トレ頑張った
・ちょっと肩幅が広くなった
肩トレ頑張った
背中トレ頑張った
・巻き肩が結構治った
背中トレ頑張った
それらを総合してみると、半年前に比べて明らかにスタイルがよくなった。
以前の自分は首を前に垂らして縮こまった薄暗いヒョロガリだったが、
今の自分はぱっと鏡を見るとなんか人間っぽいフォルムになっていると感じる。
嬉しい。
まぁ筋トレしてもコミュ障は治らないので「アッス...」としか返せないんだが。
1か月前には挙げられなかった重さが扱えるようになったという小さな成功体験が
なんとなく自己肯定感を高めてくれているようにも感じる。
とりあえずやってみるかという前向きになれることが増えた。
最初に脚トレ頑張りすぎて膝がガバになってしまったという失敗もあったけど、
今後も続けていきたい。
そんな彼は、神戸大学の工学部に一浪して入学した。それが、いまやゲイで東京にて年収300万で、貯蓄ゼロのホモバー通いの凶人となってしまった。ついには、金持ちの資産を没収してばら撒くべきなどとのたまう。公務員試験に惨敗し、いや正確には面接で落ちまくり、好青年だった彼の見る影もない。三十路になって、自分はイケメンだと主張する。禿げて、色白のノッポが、俺はイケメンだからという。俺は太ってしまい、もう高校の頃の見る影もない。そんな彼が言う、どうしてこうなったんだろう?とね。... もうお前は負けたんだ、俺たちがバカにした kko になったんだ、あとは若者の反面教師となるべく生きていく他ないとね。そう言うと、ハッとした顔を彼はする。それで、どうしてこの品行方正なオレが公務員にすら受かんないのか?というので、おっさんになって採用に関わるようになった自分が言ってやった。確かにお前はペーパーテストでは優秀かもしれないが、どんなに高得点をとっても、俺だったら不合格にすると。何故なら、お前を組織に入れると破壊工作をするからだ。なぁ、中高で学校を出席日数ギリギリを攻め、部活すら入らず、一切の学校行事の依頼を「権利」を翳して拒否した人間が公僕になれると思うのか?と。自分は潔癖症だから清潔だというけど、日々ハッテン場に入る人間がキレイなわけがないだろ。そもそも、イケダハヤトの生き写しのようなお前が、誠実に見えることはない。身長が高くても、BMI が 17 とかいうヒョロガリが体力のいる仕事ができると思うか?というか、身長が高いなんて、公僕ではデメリットだ。威圧感しかないぞ。それに、お前のようなコミュ障が就活の良い土木科を二留して推薦を拒否し、あまつさえフルタイムの公務員試験予備校に行って高得点をとっても、文系な「行政」枠で入ろうとしても面接官が納得する受け答えができるわけ無いだろ。制限のある 26歳を超えて経験枠で入ろうとしても、派遣社員の事務なんてカウントされるわけが無いだろ。どこの会社に入っても、女性に嫌われ、男性には無視されるお前が公務をできるわけないだろ。仕事しないのを美徳とするお前みたいなのを弾くために、わざわざ面接点を増やしているのだ。だいたい、自分のスペックで地方公務員の行政パン職に応募するなんて烏滸がましいだろ。男で、名門大学で、非専攻の学科、しかも地方公務員パン職を遠く離れた地から入ろうなんてするやつは、まともに就活をしたことがないアホだよ。... などと言うと、彼は顔を真っ赤にし、オレを指して反抗してくる。あぁ、そうだな、高校の時もそうだったな。普通は、そういうのはいじめられたりして修正されるのだが、相変わらず斜めがけのショルダーバッグを肩かけて、猫背でシャツをズボンにインするのがクールという破滅的なファッションセンスが、あぁ採用面接って大事だな~、と思わせるのだった。彼の持説を聴き流しながら、 ... 自分の子どもたちにはサッカーか野球をさせて、中受でマーチにでも入れてあげるぐらいの所得を得よう、と私立医大に親の金で入った自分は思うのであった。
アラフォーにもなって、小学生以下のいじり倒しをされるだなんて。
小学生時代に容姿をいじられることはよくあったが、その時は「ブス」とか「ブスの癖に」だった。それはそれで辛かったけれど、知らないふりをしていればいつか過ぎ去る嵐でしかなかった。
今は「美人だ」といじられる。別に美人ではない。オシャレでもない。むしろ常によれたTシャツとジーンズを着ていて、しかも素っぴんである。白髪も放置している。数年前は意味もなく化粧をして出歩いていたけれど、今はもう顔のことを言及して欲しくない一心で、服飾のセルフネグレクト状態になっている。
見た目に構わなくなってボサボサのおばさんと化し、あまりにも何もしていないせいで、同年代の女性よりもだいぶ老けて見えると思う。
そんな格好で出歩いて、何か改善したかといえば、全く何も変わっていない。相変わらず、
「実は自分のこと美人だと思ってるよね? 思ってるでしょ? ねえねえ、思ってるんだよね!?」
と、執拗に絡まれる。うんと言わなきゃ許されないのだろうか、黙っていると肩パンされたり突き飛ばされたりするのだ。まるでコントでも演じているかのようなノリで、人前で。
ほどほど身綺麗にしていれば、「美人だからねー」で、ボサボサにしていれば「美人だって自覚があるから何もせずに出歩ける」と囃される。
実のところ、私の顔はいいのかといえば、正直褒め処のない顔だと思う。褒め処がないので「美人」といえばサザエさんの如くに大喜びをすると思われているんじゃないかと思う。
顔の美醜は同性の反応よりも異性の反応を見た方が分かりやすいが、男性の視界には私はまるで存在しないかのような無視のされっぷりなので、本当に箸にも棒にも引っ掛からないのは明らかだ。
こういういじり……いや、いじりというかこれはもはやイジメだと思うのだが、イジメなだけに、「美人だと思ってるでしょ?」「美人だって認めなよ」とか面と向かって言ってくる実行犯は少数で、私がそう言われて肩パンされているのを多数の人たちが「やめなよー」「リアクションに困ってんじゃん」とか言って笑いながら遠巻きに見ているという構図となっている。
もう四十路になるっていうのに、公衆の面前でこんな目に遭うなんて嫌すぎる。
ところで、私は子供の頃に教師もグルのイジメに遭ったことがある。その頃は主犯の担任教師に「姿勢が悪い!」と言われてイジメ女子集団の前で、背中を定規でひっぱたかれていた。女子集団は面白がって私の猫背を矯正しようとした。
そんなことがあってから、私は姿勢よく歩くように気を付けて、中学に上がってからは剣道部に入って正しい姿勢の指導を受けたり筋力を着けたりしたおかげで、姿勢がよくなった。小学生時代のイジメ主犯の担任のシゴキは、私のためというよりは嫌がらせで姿勢を直せと言っていただけだったが、姿勢がよくなると実際前ほどイジメられにくくなったのは確かだった。
以来、私は姿勢だけはいい。けれども、今では姿勢よく歩いているだけで、これがまた「美人だという自信が満々だからあんな風に歩く」という中傷に繋がるのではないかと思い、やるせない。
でも、顔のことでイジメを受けたからといって、もう昔みたいに項垂れて足をずるずる引きずるようにして歩くのは嫌だ。「遠目に見ても誰だかすぐわかるほどの怪獣の歩み」とか、昔言われてショックだったし。
うるせぇな、そんなら美人ですが何か? っておすましして、褒め処のない顔面で素っぴん白髪放置よれた服のまま堂々と胸張って歩いてやらぁ、くそが。(だらだら書いているうちに腹立ってきた)