「ライジングサン」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ライジングサンとは

2016-12-07

593

風呂に浸かりながら缶ビールを飲んでいたんだけど、壁についてる給湯のリモコン液晶表示がいろいろ教えてくれるのですよ。今月のガス代とか。

その中で『今月の節約は593円』みたいな表示があって、これは前年同月との差額を表示してくれてるんだけど、593という文字列に引っかかったのです。

593。ゴクミ。「あー、ジャン・アレジも懐かしい」思わず声が出る。

次の瞬間、表示されたのは『今月の光熱費は7188円』だと。

GO!GO!7188とはまた。ライジングサンで見たなあ」

扉を挟んだ脱衣所からは娘が髪を乾かすドライヤーの音。

ふと思ったのはうちの子どもたちは593とか7188とか見てもなんとも思わんだろうな、と。

そのつぎに表示された数字自分にはなんの印象にも残っていないけど、世界の誰かにとってはワオ!と思う文字列だったかもしれない。

状況を楽しめるかどうかは自分次第。

容疑者Xの献身』で四色問題の場面があったけど、ああいう感じかな。(あの時ダルマ石神が楽しかたかはさておき)

幸せはいつも自分の心が決める。みつを。」

うつぶやいて温くなったキリンラガーを飲み干す。

とうちゃんなにー?

脱衣所から娘の声が聞こえる。

「みつをだよ。知らないか。」

自分もみつをのことを碌にわかっておらず、ネタとしての知識しかないことを棚に上げる。

そういや、みつを、は320か。

「とうちゃんはまた一つ賢くなってしまった」脱衣所で体を拭きながら娘に話しかける。

なにー?おしえて?

「語呂合わせが……語呂合わせという概念からか……」

こりゃ説明してる間に寝ちゃうだろうなと思いながら、心の中のみつを(想像)に向けて、俺はさっき決めたぞミツヲォー!、とDIOモノマネで告げた。

2015-09-20

結局反米

戦争反対」のムーブメントが起きているわけだが(もう下火?出遅れてすいません)、なんだか重大な矛盾があるように見えるし指摘もされてる。アメリカにくっついちゃう戦争ちゃうよ(この70年でアメリカは何度か軍事同盟国を動員して戦争してる)、それはやだ、ってわけだけど、アメリカにくっつかないと中国戦争しかけられちゃうかもよ(この70年で中国自分より弱い国に何度か戦争しかけたり侵攻してる)、それいいの?ってとこがどうも無視されてる。

いや、無視してんじゃないと思う。そこ、本質じゃないと思うんだよね。

いろいろな考えを持ったいろいろな人が参加してる。それは当然だと思う。大きなムーブメントにおいてすべての人の意思統一されてる、なんてのはフィクションであり北朝鮮だ。いろいろな考えを持ってるのは当然。戦争ちゃうかもを最重要視してる人もいれば、違憲性を最重要視してる人もいるだろう(個人的には後者立場の人には共感する思いが強い)。

でも、そういう人たちを結びつける何かがないとムーブメントにはならない。それはなにか?このムーブメント本質とは?なんだか戦争反対平和主義っていうのは語感がいいからスローガン化してるように見えるが、冒頭に挙げたようにそれが本質であるように思えない。もちろん、単に騙されてる(あるいは暴走してる)人も多いだろうが、頭のいい人達もかなり動員されてるので、みんながみんなそうではない。

何が彼らを結びつけているのか?

結局、反米じゃね?

って思った。

証明手段はない。個人の感想。すまんね。しかし、過去日本ムーブメントを観察し、それで今のムーブメントについても同じ特徴をもつ蓋然性が高いだろう議論は可能だと思う。ちょっと言葉を変えると、尤度ベースで考えてみよう、みたいな感じのことだ。専門家からバカにされるだろけどね。だから増田に書いてるわけさ。

さて日本過去の大きなムーブメントを見てみる。

さてどうだろうか。戦争については、起こしたかったり起こしたくなかったりいろいろだ。護憲主義かどうかについては、冒頭の明治維新がすでに国体をひっくり返してる。しかしどれも明確に同じであるのは、反欧米姿勢じゃないですかね。過去の大きなムーブメントはどれも反欧米姿勢であって、それが過去の3つのムーブメントのどれにおいても起こっていることからベイズの定理によって反欧米姿勢があるために大きなムーブメントが起こったのだとする仮説の事後確率が高いのだと思えますね。問題点:観察したイベントが3つしかねぇ。超事前分布を置こう。めんどくさいからやんない。

他に日露戦争後の三国干渉への強い反発・日比谷焼き討ちだとか、湾岸戦争イラク戦争時のアメポチ批判とかは、強いか弱いかにかかわらずやはり反欧米姿勢に見える。太平洋戦争の本とかよむと、国際連盟脱退して帰国した時、松岡洋右は非常な非難覚悟したのに、大歓迎されて却ってとまどったとかいうのがあったが、それもこれかもだ。太平洋戦争時には他に、満州事変から日中戦争の時には日本国民はあきらかに戸惑っていたが、太平洋戦争戦時にはだれもが意気揚々として喜んだというのも読んだ。

さて、まともな議論のような皮を被った確証バイアスだらけのようにも思われる話はここまでで終わり。みんな批判的思考を持ちましょう。

あとは完全に個人の感想

逆に親欧米にはどういうのがあるかっていうと、

日英同盟とその後の日露戦争第一次世界大戦国際連盟

戦後高度経済成長

中曽根とき

小泉とき

ってとこでしょうか。

さて単純にどう思うかって話なのだ

私がどう思ったかは、もうわかっていただけたと思うけど、日本国民感情的に動かしてムーブメントを作りやすいのは反欧米姿勢だけど、日本国繁栄させてるのは常にアングロサクソンにくっついてる時じゃないのってことです。明治維新なんて説明するまでもなく、ムーブメント自体尊皇攘夷運動だったはずが、最終的に親欧米政権つくって西郷さんと大久保死んじゃったみたいな話なわけで。

さてこういう話をするとき明治維新ときから続く歴史の長いレッテル貼りがあって、それは今で言う「アメポチ」ってやつだ。言ってみれば、アメポチ初号機は井伊直弼であったともいえよう。戦時中には、鬼畜米英とか言ってる人を非難するような人は「非国民」とか言われていた。もちろん逆方面に対してはチョンとかなんとか言ってたわけで、究極的には自分最高って思ってるだけだろうけど。

で、アメポチ。アメポチ悪いの?ってこと。ていうか犬バカにしてね?まあそれはいい。

「情けない」とか帝国軍人みたいなこという人もあろう。でもさ。国家がアメポチであってそれが情けないなら、個人でアメリカいって勝負すればいいだけじゃないか。本当にアメポチにならなくて済むような有能な人は、当然アメリカで全くやっていけるし、あの国人種国籍にかかわらず、能力だけで天下を取れる、そういう国だ。ヨーロッパ人だってそうしてるよ。われわれ極東日本人が「あれはアメリカ人」と思ってる人たちの中の相当数に、元ヨーロッパ人が相当隠れてる。ドイツオーストリア系とか特にね。敗戦国ですし。日本もだよ。

それだけの能力がない人は?そうやって能力もないのにこの冷酷な世界の中で平和を望む・・・そんならアメポチになれってことなわけ。自分一人で世界の中でアメポチにならずに立ち回れる能力がないくせに、日本国家に守られてアメポチではない立場になりたい、でも日本国家は嫌いだ、とかそんな都合の良い話はあるめえよ。

この世の中はローマ帝国漢王朝時代からまったく変わっていないと僕は思うコーカソイド東アジアに2つの帝国が出現するところまで変わらない(たぶん、20世紀のある一時期には日本がそれになりうる可能性を考えられていたかもしれないが、今は誰もそう思ってないっちゃ、ライジングサン)。

戦争法案反対」論者の中には一定数、「すぐに中国世界最強になるから敵にするのはまずい」と思ってる人がいるかもしれない。こういう人とは酒は飲める。まあわたしはそんなの数十年先以降なんじゃねーのって思うけど(だって科学力が違うからね〜)。

2015-01-19

仕様書に書いていない事を作らなかったら不具合

なぜライジングサンコーポレーションSEってのはプログラマーに対して、仕様書に書いていない事をやらせるのか?

仕様書に記載していなかった事を作りこんでいなかったら、不具合扱いされた。

いや、書いてある事を実現出来なかったらそれは不具合と認めるよ。

「書いていない」というと「常識だろ」と言われる。あんたらの製品常識かもしれないが、こっちには常識では無い。

ましてや、全てを底辺プログラマーのせいにして、なんとかという精神的追い詰め会議に呼び出すのはどういう事か???

それでも、「書いてくれ」と言い続けると、「全てを網羅出来ない」と開き直る精神がすごい。

なら「こちらも全てのエラー処理例外処理等を網羅出来ない」と言い返すのはタブーである。ここまで言うと、ライジングサンコーポレーションエライ人達はキレる。

全てをプログラマー責任押し付けるのはやめてくれないか。

品質向上プロジェクトとかあるようだが、プログラマーをいびる事で品質が上がると思っていたら大間違いだ。

君たちのその開き直りを直す方が先ではないかね?

2014-10-25

こんばんは土曜日の夜

ビール飲みながら、BSスカパー無料放送ライジングサン放送見てる。妻と子どもは、実家に帰ってる。明日迎えにいかなければならないが。

今、この毎日幸せなのか。あらためて考えてみたのは、川上みえこのきみは赤ちゃんを読んだからか。確かに子どもかわいいわ。うるさくて、わがままで、アンパンマンのびっくらたまご3つやるし、YouTube動画の影。イライラさせられることがおおいけど。それでも、毎日仕事行くのは、子どもいなかったら気持ちが萎えてるよ。別にたいした人生じゃないけど。転職したいし、辞めたいし、でもしないのは。今の生活に少しは満足してるからか。長男釣りに行って、これが求めてたものかな。娘が大きくなったら。

ビールがなくなり。焼酎のお湯割りを。今日も14時まで仕事帰宅してはから仕事して。

公務員中途採用。最終面接。平日で行けなかった。4年目のときも、第二新卒転職活動して、最終面接仕事の所要で受けれなかった。なんのために今、生きるか。仕事は嫌だ。あいつ。ああ、あのあいつね。消えて。とか思うけど。まあ、これから転職サイトを久しぶりに覗いて寝る。明日はまた、仕事の所用だし。

2013-11-18

テクノロジィの速さはどれくらい

‐ 2020年12月、トーキョー ‐

テクノロジィとネットワーク進歩国籍人種の壁を乗り越え

より便利により早くより安価に物が動き人が動くことが可能になったものの、

民族思想といった文化がまだ消失していない近い未来

私、**は学生時代から使用しているログインIDを使い

今はすっかり人々の生活に定着したタブレット端末によりAamazonのサイト

クリスマスの準備のために購入するワインを物色していた。

パソコンというものはすでに一部のエンジニアが使う

 いわば職人道具と化していた)

パートナーとは恵比寿代官山に食事に行こうかとも提案したが、

お気に入りイタリアンレストランアリエッティア」がなくなったこともあり

家でテレビでも見ながら食事をして過ごそうということになっていた。

24日のクリスマスイブは贔屓にしているコメディアンバラエティ番組が放送されるので

外に食事をするより家でのんびりするほうが私は気に入っている。

40歳になっても動画サイト二次元ヒロインクリスマスを過ごす、

という内容のタグを漁る習慣は抜けないでいる。

クリスマスのシーズンに聴く音楽は大抵iTuneストアで購入する。

ビートルズの【ラスト・クリスマス】、ジョンレノンの【イマジン

ドリームカムトゥルーの【WINTER SONG】、山下達郎の【クリスマス・イブ】は

毎年欠かさず聴くようにしている。

今年はそのプレイリスト流行りのアイドルソング今季で一番お気に入り

アニメソングを入れようかと思っている。

大学時代からの熱心な趣味(と言って差し支えないだろう)であるアニメ鑑賞は

この歳になっていても続いている。むしろその病的な情熱はより強くなったと言っていい。

1週間地上波番組を全て録画することができるHDDコーダ**(ソニー製)には

ほとんどがアニメ番組でうめつくされている。

パートナーが呆れるのも無理はない。

週末はたいてい道場に行くか図書館に行くことを日課にしている。

気が向けば隣町のラーメン屋までドライブに行ったり、都心まで足を伸ばして

お気に入りカフェ美容院に行くのが気に入っている。

外出するのが億劫場合ネットワークゲーム(すでに7年もやっている)

に興じて一日を過ごすこともある。

本は主に日本文学ミステリーSF技術書ビジネス書自己啓発書などを中心に

読んでいる。東野圭吾が未だに現役なのには驚きを禁じ得ない。

自分創作した小説まがいのものWEBにアップすることもたまにあるが本格的な長編

完成させたことは一度もない。いつかしっかりとした長編SF小説を買いてみたいがそれは

まだずっと先のことのようだ。その夢が叶うのはあるいは老後かもしれない。

ライブなどもたまにいく。

ロックフェスの数もだいぶ少なくなってきたが

それでもライジングサンフェスロックインジャパンフェスサマーソニック

フジロックフェスティバルなどの主要なフェスには根強い音楽ファンが毎年何万人も

参加している。初音ミクなどのVOCALOIDDJもだいぶ定着してきたようで

アニメ色がより強くなったのは2000年代では考えられないことだ。

相変わらず邦楽ロックが中心にミュージックステーションとかに出演するようなアーティスト

好んで聴いている。ジャズクラシックにも挑戦したいと思っているが

なにから聴いたらいいものやらと悩んでいるところだ。

若いころに比べるとだいぶ腹も出てきたのでなるべく運動はしようと考えている。

日課としているランニングに加え登山スノボーテニスなどは

年に1度はするようにしている。

スキューバサーフィンなんかもためにやることもある。

なんでも手を出してすぐに飽きる癖はなかなか抜けないようだ。

月に一度は料理をする。

簡単なサンドイッチオムライスなどを作るのがメインだが

タイ料理メキシコ料理を作ることもある。

コストコにいけばどんな香辛料も購入できるのは便利なことだ。

得意料理豆腐サラダちょっとした自慢だ。

(ちなみにオニオンフライ下品にならない程度に散らすのが美味しさのコツだ)

酒は相変わらずビールを中心に飲んでいるが

バーボン日本酒焼酎ウィスキーワインなども好んで飲むようになった。

たまに燻製を作ったりすることもある。

行きつけのバーも随分増えてきた。

新宿ゴールデン街池袋ショットバー中野立ち飲み屋などに

行くのが週末のささやかな楽しみだ。

焼き鳥屋や蕎麦屋晩酌するのが好きだが家庭的なイタリアンレストランだったり

本格的なソーセージを食べさせてくれるドイツ料理泡盛が飲める沖縄料理

ナン食べ放題インド料理に行くこともある。

夜景を見たいとき新宿フランス料理の店に行くことが多い。

銀座では映画を見たり、老舗のスイーツを買いにいったりするのが好きだ。

みんなそれなりに年をとり良くも悪くも変化していった。

インターネットの高速通信網は日本中に貼り巡り(それは私に生物の毛細血管を連想させる)、

かつて”スマホ”と呼ばれるものを肉体に移植するのが普通になったが、

脳の情報デジタル情報に置き換えて肉体を必要としなくなる時代が到来するのはまだ先のようだ。

証券取引システムのダウンや大手銀行誤発注問題など

人類テクノロジィに踊らされているという状況はいつの時代も変わることはない。

願わくばテクノロジィが戦争の為でなく人類平和のために使われることを

祈りながら今日オフィスコーディングをしている。

ひどく薄いインスタントコーヒーとともに。

2013-09-10

ceroLIQUIDROOM Ebisu

2020年東京オリンピックが決定した9月8日早朝。その日、我々日本人否が応でも7年後の日本想像せざるを得なかったわけだが、日本未来を予感させる出来事は同日夜の恵比寿リキッドルームでも起きていた。

今回のライブは、ceroとして久しぶりのワンマンライブだった。タイコクラブに始まりライジングサンに至るまで、全国津々浦々と様々な夏フェスに出演してきた彼らは、一回りも二回りも成長した姿を見せてくれた。ボーカル高城は自ら今回のライブを「文化祭」と形容したが、オープニングアクト表現(Hyogen)や、サポートメンバーの面々と力を合わせて作り上げられたステージには文化祭のごとく熱いエネルギーが集約されていたと言えるだろう。

満員のリキッドルームで観客たちが開演を待ちわびる中、開幕したステージに現れた高城ZAZEN BOYSよろしく「死ぬほど練習をして、マツリスタジオで練習をぶちあげてきたので」と観客から笑いをとる。そして、告知されていなかったオープニングアクトである表現を紹介するとさっと身を引き、表現演奏が始まる。

アコーディオンバイオリン一曲目のみ)、アコースティックギターウッドベースの4人組からなる表現ceroと関わりの深いバンドだ。ギター古川高城高校の頃からの知人であり、その後もcero表現で互いに切磋琢磨してきた仲だ。お互い尊敬しあえるバンドとして成長を遂げた両者が集い、久しぶりの対バンとして出演する彼らを見て高城舞台袖で涙を流していたそうだ。

さて、表現演奏はというと、全員がコーラスを務めているのが特徴的だ。セリフのような歌詞メンバー全員が声を張って歌いあげる様はまるでミュージカルのようであるスキャットハミングを多用し、途中ポエトリーリーディングのようなシーンも挟まれることによって、声の持つ魔力を改めて感じさせられた。もちろん楽器演奏も素晴らしく、アンプラグド楽器アンサンブルによるオーガニックなサウンドは、その名に恥じぬオリジナルな「表現」となっていた。ceroコンテンポラリーエキゾチックロックオーケストラであるのと同様に、彼らもまた名前通りに素晴らしいバンドであった。

ceroを見に来た観客も大満足のオープニングアクトであったが、ceroの開演までは20分ほどの転換があった。幕の裏から聞こえてくる様々な曲の断片は、これから始まる演奏への期待を高めるには十分だった。

いざ幕が上がり、「セロセロセーロ」と叫び続ける入場曲と入れ替わりで始まった一曲目は“水平線のバラード”。ステージには点滅する6本の蛍光灯を背景に、メンバーが立っており、イントロスタジオ版にないトランペットから始まった。しっとりとした雰囲気で始まったステージだが、ノルウェイの森風のイントロから入り軽快なラップが冴える二曲目“ワールドレコード”でフロアテンションは急激に引き上げられる。続く三曲目“マウンテンマウンテン”の4つ打ち部分では後ろの方までほぼ全員が音に身を委ね踊っていた。

盛り上がった後一息つくかのように挟まれたMCで、高城cero表現の辿ってきた道を振り返る。そして「世界で唯一表現の全員とデュオを組んだことがある人」と名乗る荒内を「音楽ビッチ」呼ばわりするなどしてステージが暖かな笑いに包まれたところで次の演奏へ。

つの間にかステージから消えて戻ってきた高城。傘を片手にレインコート羽織った高城が歌うのは“21世紀の日照りの都に雨が降る”だ。続く“エキゾチックペンギンナイト”では「パーパパパー」と全員が高らかに叫びフロアをより一層祝祭的空間へと引き込む。少し落ち着いて始まった“クラウドナイン”も結局はcero特有の「祭」感へと収束していくのだった。

二度目のMCサポートメンバーの紹介から始まる。今までになく多くのサポートメンバーを迎えた今回は、ceroメンバー3人+サポート5人の8人編成だ。トランペットスティール・パンをこなすマルチプレイヤーMC sirafuのみならず、サックスタンバリン担当したあだち麗三郎表現での演奏とは変わってパーカッション古川麦ドラムの光永渉、ベースの厚海義朗という5人のサポートメンバーがそれぞれ紹介される。

ひと通りメンバー紹介が終わると、スタジオ版に比べて遅く重厚な“大洪水時代”のイントロが始まる。この曲から始まったVIDEO TAPE MUSICによるVJは、フェイザーのかけられたノイズギターと相まって、我々を水中へと誘う。そして、ノイズの海の中へと一筋の光が射すかのように響き渡るのは、高城によるフルート音色だ。最後には全員がしゃがみ、背景であったスクリーンが前景化される。水中の映像、そして流水音のSEと水の映像しか受け取ることの出来ない状況はまさに大洪水時代といったところか。そして、海つながりで次に演奏されたのは“船上パーティー”。VJには男女の横顔が交互に映り、高城一人二役セリフを言い合う。スタジオ版でも印象的な「ちょっと待った!」のセリフの後はじれったいほどのタメにより、聴衆をより一層演奏へと引き付ける。そうして引き付けられた我々観客が次に耳にするのは新曲、“我が名はスカラベ”。メルヘンチックな歌詞VJは、初めて聞く我々も十分楽しめるものであり、聴衆はみなceroのニューリリースへの待ち遠しさを煽られたに違いない。

新曲披露後のMCでは、大洪水時代から加わったVIDEO TAPE MUSICの紹介。そして最近高城のハマっている「文化祭」というキーワードに関連してTwitterにおける高校生つぶやきや、ceroメンバーそれぞれの思い出などと話が弾む。

再びメンバー紹介から入った曲は“Contemporary Tokyo Cruise”。本ワンマンライブ表題曲とでもいうべきこの曲ではミラーボールきらめき、最も「祭」感のある曲だったかもしれない。そして音は途切れることなく、思わせぶりな長い間奏から始まったのは“マイ・ロスト・シティ”。2ndアルバム表題曲でもあるこの曲では「ダンスをとめるな」という歌詞、その通り踊り続ける客、ダンスをする人々を映すVJが一体となっていた。

短めのMCを挟んだ後、演奏されたのはまたもや新曲、“yellow mangus”。ムーディーなサックスからまり展開されるのはceroお得意のディスコビート。そしてこれまた長めの間奏からはじまるのは“わたしのすがた”。途中挟まれる8ビートの部分では赤い照明が似合うほど激しい展開で、普段とは違った一面を見せてくれた。

最後の曲の前には今後の活動を仄めかすようなMCを挟み、演奏されたのは“さん!”。観客と共に「いち!に!さん!」と高らかに叫んだ高城は29歳の文化祭最後の盛り上がりを演出した。

しかし、我々の文化祭はまだ終わらない。アンコールを期待する拍手に応えて登場したのは高城橋本。残りのメンバーも続々と登場し、最後最後演奏されたのは“大停電の夜に”。ゆったりとしたメロディーはまるで蛍の光のように、我々を切なくも満たされた気分へと導き、文化祭は幕を閉じた。

実は、最後MCおいてなんとも頼もしい言葉があった。高城は、表現やVIDEO TAPEMUSICのような仲間たちを見ている中で「日本音楽がこれからまたちょっと変わっていくんじゃないかな」という実感を述べた後に、「俺達が変えるぞみたいな気概を感じている」と宣言したのだ。変わりゆく東京風景、そして変わりゆく日本音楽シーン。7年後、東京オリンピック開催を前に我々はこの日をどのように思い出すだろうか。29歳の文化祭には「ここから何かが変わっていきそう」な予感、そして希望に満ちあふれていた。あの晩、もしかしたら我々は時代目撃者となったのかもしれない。

2011-09-24

年収200万円以下1000万人超

年収200万円以下の給与所得者、5年連続で1000万人超 小泉構造改革で「ワーキングプア」増大が社会問題

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-09-20/2011092001_02_1.html

かいニュースが。

確かに、給与は上がらない、転職しても給与は下がる。

ワーキングプアの問題も、それはそれであるが、プログラマとしての実感は

小泉構造改革で「プログラマーの質が全体的(平均値)に下がった」

であるプログラマーだけでなく、IT関連全体に言えるかもしれないが。

ついでに格差問題で言えば、以前からIT関連の技術格差レンジが広いと言われていたが、小泉構造改革でさらに広がったと感じる。

何のことはない、プログラマー派遣が多すぎるという事。

ひとくくりにプログラマー特定派遣が質が悪い、とは言わないが、いい人に滅多に巡り会わなくなった。

金の切れ目が縁の切れ目、という事で、製品知識の継承が出来なくなった点。

プログラミングは、今、コンピュータの中がどうなっているか、通信がどういう状況か、などのイマジネーション力が無いといい物が作れない。もちろん、最終的に製品がどう使われるかにもよってプログラミングの仕方も変わる。それが分かっていない。だから、単価が安いからといって派遣や小さなソフトハウスに一時的に請け負いででも出すと、技術継承が全く出来ない。

まぁ、現に、うちの会社では、今まで丸投げしていた結果、ソフトハウスが来なくなって、技術空洞化製品メンテナンスが出来ないというお馬鹿な状況になっているわけだが。

メーカーの某ライジングサンコーポレーションでは、正社員はほぼプログラミングしない。動作原理や周りの環境がどうなっているかを知らないまま、上流工程に行ってしまう。そして、プログラミングという下流工程経験しない。非常に嫌な感じがするのは、この会社でよく使われる「上流」「下流」という言葉。本来、技術者レベルで見れば、単にウォーターフォールモデル名前しかないにもかかわらず、この会社管理職経営者から見ると「上流」が偉い、「下流」が下っ端、ととっているようだ。似た言葉で「上層(レイヤー)」「下層(レイヤー)」「高レベル」「低レベル」もあるが、我々技術者から見れば、アプリケーション層が上層、物理に近づくにつれ下層という意味しかないが、会社管理職経営者からみると「上層」が偉い、「下層」が下っ端、と取られる。

話がずれた。

ワーキングプアも問題だが、技術格差も問題になっているよ、と言いたいのよ。

(あとは分かるよね。不具合納期遅延発生→出来る奴に仕事集中→鬱→退社・自殺→まじめそうな奴に仕事集中→鬱→退社・自殺必然的に出来ない奴が生き残る)

2010-03-23

GO!FESは大成功だった!!

にちゃんねるや、そのまとめサイトではGO!FESの客入りが酷いと話題になっている。

- 幕張メッセ邦楽フェスGO!FES」の客入りが凄いことになってるとネットで話題に

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1443350.html

これらのサイトをみると、ガラガラの客席の写真やレポなどが見られる。

しかし、私は二日通しで会場に行っていたが、これらの写真は正直なところ、"悪意の塊"で、

事態を面白がるために撮られた写真であると断言できる。

もちろん写真ウソをつかないし、これが捏造だと言う気はない。

ただ、1ステージしかない会場で、演奏中に飲食ブースがガラガラになるのは当然だし、

導線の都合上、中央の道を歩くことなど私自身、ほとんど無かった。

そう言った「酷そうに見える写真」だけを集めて、失敗だ!失敗だ!と言うのは

あまりにも短絡的すぎるのではないだろうか。

ここでは、このフェスを最大級に過大評価し、成功だったと言い切ってみたい。


それらの写真では、まったくもって人がいないように見えるが、

実際はと言うと、そこに写ってるよりは"もう少し"客入りはあった(ように見えた)。

初日はPerfumeやら、ファンモン、スキマなどの集客力のあるアーティストのおかげで

キャパの7割程度は居たのではなかろうかと思う。

正直結構埋まっていて逆にビックリした。

ただし、写真の取られた二日目はこの半分強が良いところだろう。

なのでキャパの4割程度という所か。

これがどの程度かと言うことは、皆様の想像力におまかせする。

写真の印象そのままだよ!と言われても、想像力なので否定は出来ない。

当たり前ながら4割の客入りではどう考えても「大成功!」とはならない。

「4割の客入り」と言う言葉だけであれば、それが意味するものは「失敗」だ。

だが、ビジネスと言うのはそんな直接的に結び付けられるものではない。

では、「4割の客入り」で成功となるためには、客入り以外の何かと言うことが問題になる。


==それは、グッズ売り上げか!?==

答えはNO。

他のフェスの時には恐ろしい程の行列をしてグッズが買われていき、

人気のあるデザインなどは午前中のうちに売り切れる事が頻繁にあるが、

今回のフェスでは「1つのグッズも、1つのサイズも売り切れていなかった」。

これではグッズの売り上げも期待できない。

==ならば、スポンサー収入か!?==

これもおそらくはNO。

サマソニなどを見ているとスポンサーブースが大量にあるが、

今回、企業ブースらしきものは「豆しばブース」のみ。

もう一度言う。「豆しば」と言う、なんとも珍妙なコンテンツブースのみだ。

豆しばとは何かと言うと、電通の仕掛けたキャラ

つまり、スポンサー電通、つまり主催者。

要するに、ここではまったく金が動いていないのだ。

それが唯一の企業ブースであって、他に企業ブースが見受けられない事から、

大口企業スポンサーはほとんど無いと言っても問題ないと思う。

なお、出演者の事務所からそう言った金銭的なやり取りがある可能性はあるが、

それはどうしても実証できないので、ここでは不問とする。



さて、そろそろ本題に移る。

GO!FESはいったい何のために実施されたイベントなのかという点。


それは、壮大な「マーケティング実験」だ。


今回のGO!FESマーケティングのために行われたものであり、

沢山の調査結果が取れたので、成功なのである!

赤字ではない、それは調査結果に払った金額なのだ!!



では、なぜそんな金のかかる実験をしたのか!?

そもそも、フェスに行く人間と言うのは限られている。

フジロックを代表とする自然フェスに行く人々や、

ロックインジャパンを代表とする邦楽ロックフェスに行く人々など、

フェスに行く人間たちは様々いるが、彼らは総じて、GO!FESに出演しているような

商業音楽には興味を持たないのが普通である。

そう言った人々をここでは「フェス選民」と呼ぶが、彼らが今回のフェスに集まるとは、

例えどんなに電通がバカだとしても思っていないはずだ。

フェスバブルの昨今、フェスはもう飽和状態であり、新たなフェスを立ち上げたところで、

よほどの魅力が無い限り、フェス選民は集まらないだろう。

(それはJAPAN JAMROCKS TOKYOがそのうち証明してくれるはずだ)

今まで通りのフェスをやっていたのでは、人は集まらない。

これからはフェスに来ない人種フェスに取り込むことにより、

人が集まり、大きなビジネスチャンスが生まれる。

実際、日本最大のフェスと言われているフジロックが3日間で13万人前後を動員するが、

例えばGLAYなどは、1日で20万人以上を動員した実績があったりする。

他にも商業音楽的なアーティストライブの動員数を調べれば、

フェス選民の人口など、音楽業界全体から見ればちっぽけであり、

それらを一気に切り捨てると言う決断は難しくはないと言う事が分かる。

そもそもフェス選民は、JAY-Zやらスマパン、場合によってはMUSEのような世界アーティストを呼んでも

自分好みでなければ貶すようなワガママな人たちであるから電通としては良い客ではない。

特に電通は、所謂スイーツ(笑)DQNと呼ばれる様な、広告によって扇動されやすい層を

メインターゲットにしているのだから、今回のフェスも同様だと考えられる。



つまり、GO!FESとは、今までのフェス選民以外をターゲットとしたと言う所で、

"まったく新しい"フェスなのである。

そして、今回のGO!FESは、そのための足がかり。

初回マーケティングだったと言える。

そこで取得された客数や客層などの沢山のデータ

その結果を踏まえ、秋までに適切なメンツや適切な宣伝などの戦略を練ってくることだろう。

秋がダメでもその次、それがダメでもその次と、かならずいつか「成功」するフェスとなるはずだ。

考えてみれば、初回から成功しているフェスなど、ほとんどありはしない。

フジロックも初回は台風で中止になるような酷い事態であったが、

日本フェス文化は根付かないと言われていたのをひっくり返したし、

北海道フェスなんて誰が行くんだよと言われていたライジングサン

10年かけて、あの広大な場所で満員御礼を掲げるまでとなった。

そしてGO!FESも同様、数年後にはそれまではフェスなんてものに行った事のなかった

数万人の"イマドキの若者たち"が大終結するイベントとなり、主催者は"商業的"成功を収めることになるだろう。

そしてその時の大成功とともにこう叫ぶのです。

「完全勝利!!!



あとがき

これは完全に推論で書かれた記事です。

もしこれが間違っていても、「失敗プギャー!メシウマ!!」と叫ぶだけ。

2009-07-23

1999年のライジングサンロックフェスミッシェルは神だった

今年はもうほんとびっくりする訃報が多いけど、はてブ開いただけで泣けたのははじめてです。


はてなブックマーク - ナタリー - アベフトシ、急性硬膜外血腫のため43歳で逝去

http://b.hatena.ne.jp/entry/natalie.mu/news/show/id/18966


THEE MICHELLE GUN ELEPHANTギタリストアベフトシさんがお亡くなりに!

え、あ、ちょ…まじですか?

まだマイケル追悼終わってないんですけど! いまもモニター入力変換すれば一時停止したDVD映像が稼働してるんですけど!


わたしが高校大学時代に最もお金をつぎこんだとおもわれるバンドのコアメンバーがお亡くなりになりました。

忌野清志郎マイケル・ジャクソン若杉弘指揮者)と続き、ミッシェルって…今年の音楽界どうしちゃったの……


さっきニコニコ動画で、わたしの行ったライジングサンロックフェスティバルライブを見つけました。

1999年のこのライブは、北海道海辺の特設会場でオールナイトスタンドライブを行うという過酷な野外フェスの第一回です。

特にこの99年のフェスは最初にして最も過酷な回といわれ、日中気温が40度を超える炎天下のなか倒れる人続出というあるいみ伝説ライブです。わたしはこれをミッシェルのためだけに、大学の友達と2人で朝イチのエアドゥ(まだ買収前)に乗って海を渡り、一晩中踊り狂い、夜明けと共に会場を後にしたあと一切観光をせずまたエアドゥに乗って東京に帰るという無茶ぶりを発揮したのでした。

このとき、ミッシェルの出番は真夜中。歌は「世界の終わり」。

歌詞に「赤みのかかった 月がのぼるとき これで最後だと 僕は聞かされる」という部分があるのですが、爆音の中、ちょうどこのときにボーカルのチバがすっと指を上に上げました。

つられて上を見ると、本当に真っ赤な月がのぼってました。



この「世界の終わり」は、わたしがミッシェルにはまったきっかけであり、この曲がアルバムから流れた瞬間にもうこのバンドについていこうと思ったものです。

そしていっしょにゼロ泊2日でオールナイトライブに同行した友人は、わたしの家ではじめてこれを聴いたとき、聴き終わったあとしばらく身動きしませんでした。

しばらくしてやっと彼女は、呆然としながら「すごいね、この人たち」って言いました。


今日皆既日食でした。

アベさん、死ぬタイミングまでかっこいいなんてサギだよなー…

http://www.nicovideo.jp/watch/sm190693

2008-06-29

元増田です。恋人のお母さんとの食事会は、まあつつがなく終了しました。ちょっと緊張してビールを飲みすぎてしまったのですが、大変ざっくばらんで明るいお母さんで、気難しいことを何も言われなくてよかった。横浜に住んでいらっしゃるお姉さん夫婦も来てくれて、総勢5人のにぎやかな会になりました。別に深刻な話をするでもない、単なる挨拶会だったのだけれど、軽く酔っ払ったお姉さんが「もうすぐ同棲するんやろー?」とか茶化してきて、何も知らない母親絶句、みたいなシーンがあって、ひー、となった。そのあと、「いや、今すぐということじゃないんです」「だらしない気持ちじゃなくて真面目に考えてるんです」とかなり必死で弁明しました。今はまだお客さん気分でご飯食べただけだけど、結婚するとなったらこの人達家族になるということなんだな、ということをなんとなく思った。べ、別に結婚したいわけじゃないんだからね…!

http://anond.hatelabo.jp/20080629163517

別れた理由は、いろいろ。学生時代はずっと一緒にいたのだけれど、働き始めてから片道3時間ぐらいの遠距離恋愛になってしまって、私も土日が休みでない不規則な仕事についてしまい、あんまり会えなくなってしまった。やっぱり、遠距離恋愛はお互いが努力しないと続かない。私はバタバタしてるが華やかな仕事に就いて、毎日忙しいなりに仕事が楽しかったんだけど、比較的大企業就職した恋人(元)は、地方支社に配属になって毎日ルーティンの窓口業務をやらされて、「毎日つまんない」「東京に戻りたい」ってずっと言っていた。「おまえは仕事楽しそうでいいよな」みたいなことをいつも言われるので、仕事愚痴も言えなくなった。全然会えなくて、会えばケンカばっかりして、いつまでこんな日が続くのだろう、とうんざりすることが増えた。ケンカした時に泣きながら「今のままだと不安だし、付き合ってる意味が分からない。いますぐじゃなくても結婚したい」と言ったりもした。けれど向こうの答えはいつも「俺もいつかはしたいけど、あと2・3年は考えられない」みたいに少々薄ぼんやりとしていて、北海道から親が遊びに来てもご飯食べようと言ってくれるわけでもない(自分から親に会いたいと言い出すのは、ライジングサンの一件以来、控えていた)。「結婚」とかいう確かな保証があるわけでもなく、この状態で2・3年待つのはできないわと思っている時に、私に都合よく別に好きな人が出来た。会社の同期であるその男の子は、仕事もすごい楽しそうにするし、同じ会社だから仕事の話もできるし、何よりも家が近かった。よく2人で飲んだりしているうちに、「この子といた方が楽しいわー」「てかこの子のことが多分好きだわ」と思うことが増えた。その後えいやと彼氏と別れて、今に至ります。

だから自分は、1/距離、2/仕事に関するディスコミュニケーション、3/結婚に関する意識の違い、がきっかけで別れたような感じです。増田の人も、ずっと好きでいたい人がいるなら、努力を怠らずがんばってー

2008-06-27

恋人母親今日ご飯を食べる予定です

明日(というかもう今日)、恋人母親と一緒にご飯を食べることになっている。ちょっと緊張している。無駄に眠れない。

私は今24歳で、相手は会社の同期なのだが、一浪一留しているから今26歳だという。きちんと付き合い始めてからまだ2ヶ月ほどしか経っていないのだけれど、明日相手の母親東京に遊びに来るというので、それに合わせて晩ご飯でも一緒に食べようということになった。付き合っている相手の親に会うとか、そういうことは初めてなので、大変緊張しているのだが、まあその場の流れで多分なんとかなるだろうと信じている(というか、なんとかならないと私が困る)。それで今回相手の親とご飯を食べることが決まって、「一度あんた(福岡出身恋人は私のことをこう呼ぶ)の実家にも挨拶しておいたほうがいいけん」とかなんとか向こうが言うので、今年のお盆休みには私の実家である秋田に一緒に行くことになった。土日が休みでない仕事をしている私と、帰宅時間がやたらに遅い恋人は、普通にしているとなかなか会う時間が作れない。だからというわけではないのだが、お盆休み秋田で簡単な挨拶をすませたら、彼とは一緒に暮らす予定でいる。いついつまでに結婚するとか、そこまで具体的な話をしているわけではないのだけど、多分このまま何事もなかったら、来年か再来年あたりの遠くない将来に、結婚することになるのではないかと思う。いや、まだよくわかんないけどね。親に挨拶しにいっても、結婚するかどうかはまた別の話だし。結婚式の日取りまで決まっても、前日にドタキャンされるかもしれないし。でも今は、話がとんとん拍子に進みすぎて、ちょっと怖いぐらいです。

前に付き合っていた北海道出身恋人とは、学生の頃から5年近く付き合っていた。付き合いが長かったこともあって、いつか結婚するだろうとなんとなく思っていたし、実際に2人でそういう話もしていたんだけど、不思議と親に挨拶に行くとかそういう話にはならなかった。一度、付き合って3年くらい経った時だったと思うが、ライジングサンロックフェスティバル北海道で夏に行われる野外音楽フェスのことです)に2人で行ったことがあった。私は相手の実家に行く気満々で、両親に紹介してもらう気も満々だったのだが、相手がなんとなくの感じでそれを嫌がった。結局夜通し行われるフェスが終わった朝、眠い目を擦りながら私は飛行機に乗って大学のある東京に帰り、恋人(元)は私が初めて聞くようなローカル線に乗って実家に帰っていった。その後もなんとか2年近く付き合ったのだけれど、いろいろあって別れた。

その恋人(元)とはもはや連絡を取っていないので、今元気なのかどうか、付き合っている人がいるのかどうか、全く分からない。何の気なしにメールでもしてみればいいのだろうが、私はおそらくそれをしない。ただ、私は、その元恋人と、ちょう結婚したかったのだ。今の恋人結婚したくないとか、そういうことではなくて。理由とか抜きで、ただずっと一緒にいたかったのだ。「ずっと一緒にいたい」なんていう薄ぼんやりした言葉は、別れてしまった今となっては、単なる冗談でしかない。

ただ今、まだ付き合って2ヶ月とかなのに親とご飯を食べに行くことになり、緊張して眠れる夜を過ごしながら、5年間付き合ったのに一度もお互いの親族と会うことがなかった元恋人のことを思い出すと、現恋人と元恋人を隔てたものは一体なんだったのかと思う。

よく分からないけど、「ずっと一緒」みたいな空虚な言葉が、今の恋人といつまでも続いていけばいいと思う。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん